JP2001027006A - 組立屋根 - Google Patents

組立屋根

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JP2001027006A
JP2001027006A JP11200731A JP20073199A JP2001027006A JP 2001027006 A JP2001027006 A JP 2001027006A JP 11200731 A JP11200731 A JP 11200731A JP 20073199 A JP20073199 A JP 20073199A JP 2001027006 A JP2001027006 A JP 2001027006A
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JP
Japan
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roof
frame
panel body
gutter
grid
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Application number
JP11200731A
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English (en)
Inventor
Haruo Hamashita
下 治 男 浜
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Sankyo Aluminium Industry Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Aluminium Industry Co Ltd
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
  • Building Awnings And Sunshades (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 雨避け機能だけでなく、ニーズに応じてアウ
トドアライフ願望がかなえられるようにする。 【解決手段】 溝11aを有する枠材11を井桁状に組
み立てた屋根フレーム12の升部12aに対して、パネ
ル体13を被せてかつ周縁部13aを枠材11の溝11
a内に突出させて取り付け可能とすると共に、格子体1
4をはめ込んで取り付け可能とし、屋根フレーム12の
升部12aに、パネル体13および格子体14のいずれ
かを取り付けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、テラスやカーポー
トなどの組立建物に用いられる組立屋根に関するもので
ある。
【従来の技術】従来における組立屋根としては、例え
ば、枠組みされた屋根フレームと、この屋根フレームを
覆うパネル体と、屋根フレームにパネル体を固定するパ
ネル押えを備えたものがある。
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の組立
屋根において、例えば、テラスに用いた場合には、雨水
を避ける機能しか有していないので、テラスに居ながら
にしてアウトドアライフを楽しみたい、すなわち、テラ
スに居ながらにして自然光を受けたり植栽をはわせて自
然を享受したりしたいという消費者のニーズに対応する
ことができないという問題があり、この問題を解決する
ことが従来の課題であった。
【発明の目的】本発明は、上記した従来の課題に着目し
てなされたもので、例えば、テラスに用いた場合におい
て、雨避け機能を持たせることができるのは勿論のこ
と、必要に応じて消費者のアウトドアライフ願望を少な
からず満足させることが可能である組立屋根を提供する
ことを目的としている。
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係わ
る組立屋根は、上方開口の溝を有する枠材を井桁状に組
み立ててなる屋根フレームを備え、屋根フレームの枠材
間に位置する升部には、パネル体を被せてかつ周縁部を
枠材の溝内に突出させて装着することができるパネル体
取付自在部と、格子体をはめ込んで装着することができ
る格子体取付自在部とを設け、屋根フレームの升部に対
して、パネル体および格子体のいずれかを取り付けてあ
る構成としており、この組立屋根の構成を前述した従来
の課題を解決するための手段としている。本発明の請求
項2に係わる組立屋根において、パネル体取付自在部は
パネル体を載置するパネル体載置部を備え、格子体取付
自在部は升部内に突出して格子体を載置する格子体載置
部を備えている構成とし、本発明の請求項3に係わる組
立屋根は、枠材における溝の溝壁上端をパネル体載置部
とし、屋根フレームの互いに交わる枠材同士を連結する
連結具を格子体載置部とした構成としている。本発明の
請求項4に係わる組立屋根において、連結具は、パネル
体の固定および格子体の固定の双方に兼用可能な固定部
を具備している構成としている。本発明の請求項5に係
わる組立屋根は、屋根フレームを形成する枠材の溝に樋
を設けると共に互いに交わる樋同士を連結樋により連結
して井桁状の樋体を形成し、樋体と屋根フレームを支え
る支柱に内蔵した竪樋とを連通させた構成としている。
本発明に係わる組立屋根のパネル体には、消費者のニー
ズに応じて、日除け機能を有するものや、採光機能を有
するもの、あるいは、意匠性向上を図るための寄棟形状
をなすものを適宜採用することが可能である。また、本
発明に係わる組立屋根の格子体には、縦横の固定桟を備
えた意匠格子体のほか、桟の角度を可変としたがらりタ
イプの格子体を適宜用いることが可能である。
【発明の作用】本発明の請求項1に係わる組立屋根で
は、パネル体取付自在部によって屋根フレームの升部に
パネル体を取り付けると、パネル体はその周縁部を屋根
フレームの枠材の溝内に突出させた状態で屋根フレーム
の升部を覆うことから、屋根フレームの升部とパネル体
との間から雨水が滴り落ちることが阻止されることとな
って、雨避け機能が確保されることとなり、一方、屋根
フレームの升部に格子体をはめ込んで取り付けると、格
子体の素通し部分を通して自然光が下方に注がれること
となるうえ、格子体に植栽をはわせ得るので、テラスに
用いた場合には、テラスに居ながらにして自然を楽しみ
得ることとなる。つまり、パネル体および格子体を適宜
選択して取り付けて、パネル体および格子体の装着比率
を変えることで、様々なニーズに対応し得ることとな
る。本発明の請求項2に係わる組立屋根では、上記した
構成としていることから、屋根フレームの升部に対する
パネル体および格子体の取り付けに際して、パネル体の
取り付け作業はパネル体取付自在部のパネル体載置部に
載せながらなされると共に、格子体の取り付け作業も格
子体取付自在部の格子体載置部に載せながらなされるこ
ととなって、いずれの場合も取り付け作業が容易なもの
となり、その結果、施工性の向上が図られることとな
る。本発明の請求項3に係わる組立屋根では、枠材にお
ける溝の溝壁上端がパネル体載置部を兼ね、連結具が格
子体載置部を兼ねることから、別部品を必要としない分
だけ組み立てコストの低減が図られることとなり、本発
明の請求項4に係わる組立屋根では、パネル体および格
子体個々の固定金具がいらなくなり、その分だけ、組み
立てコストの低減が図られることとなる。本発明の請求
項5に係わる組立屋根では、パネル体を装着した部分に
落ちた雨水は樋体および竪樋を通して排水されるので、
組立屋根を傾斜させる必要がなくなり、すなわち、組立
屋根を水平にし得ることとなり、住宅外観を損なうこと
が回避されることとなる。
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。図
1〜図4は本発明に係わる組立屋根の一実施例を示して
おり、この実施例では、本発明に係わる組立屋根がテラ
スの屋根である場合を示す。図2に簡略的に示すよう
に、このテラス1は、支柱2と、室内側端部(図示左上
端部)が躯体Sに固定されると共に室外側端部(図示右
下端部)が支柱2の上端に支持された屋根10を備えて
いる。この屋根10は、図1に示すように、上方開口の
溝11aを有する複数本の枠材11を井桁状に組み立て
てなる屋根フレーム12と、パネル体13と、格子体1
4を備えており、この実施例において、井桁状をなす屋
根フレーム12の6個の升部12aはいずれも同じ大き
さの正方形状をなしていて、5個の升部12aにパネル
体13を取り付けていると共に、1個の升部12aに格
子体14を取り付けている。屋根フレーム12の互いに
交わる枠材11,11同士は、図3および図4にも示す
ように、平面略直角二等辺三角形状をなす連結具20の
直交片21,21を枠材11,11にねじ30,30を
介してそれぞれ固定することによって連結してある。ま
た、屋根フレーム12を形成する複数本の枠材11の各
溝11aには、樋16がそれぞれはめ込んであって、互
いに交わる樋16同士を十字形連結樋17A,T字形連
結樋17BおよびL字形連結樋17Cを介して連結する
ことにより井桁状の樋体18を形成するようにしてあ
り、この樋体18の角部に位置する樋16,16の各開
放端部16a,16aを支柱2に内蔵した竪樋19上に
位置させることにより、樋体18と竪樋19とを連通さ
せるようにしている。パネル体13は、屋根フレーム1
2の升部12aを覆いかつその周縁部を13aを枠材1
1の溝11aに位置する樋16内に突出させた状態で装
着されるようになっており、すなわち、溝11aの溝壁
(パネル体取付自在部のパネル体載置部)11bの上端
に載置した状態で装着されるようになっており、一方、
格子体14は、屋根フレーム12の升部12aにはめ込
んで装着されるようになっている。この場合、屋根フレ
ーム12の互いに交わる枠材11,11同士を連結する
連結具20は、升部12aにはめ込んで装着される格子
体14を載置する格子体取付自在部の格子体載置部を兼
ねていると共に、パネル体13の固定および格子体14
の固定の双方に兼用可能なタッピングホール(固定部)
23を具備している。このタッピングホール23は、平
面略直角二等辺三角形状をなす連結具20の斜辺22に
上下方向に形成してあり、パネル体13および格子体1
4は、いずれも各々の隅部を貫通するねじ31をこのタ
ッピングホール23にねじ込むことにより、屋根フレー
ム12に固定されるようになっている。なお、図2にお
ける符号15はパネル押えであり、符号13bはスペー
サである。このテラス1の屋根10において、パネル体
13を屋根フレーム12に取り付けると、パネル体13
はその周縁部13aを枠材11の溝11a内の樋16に
突出させた状態で屋根フレーム12の升部12aを覆う
ので、屋根フレーム12の升部12aとパネル体13と
の間からは、雨水が滴り落ちることが一切なく、したが
って、雨避け機能が確保されることとなる。一方、格子
体14を屋根フレーム12の升部12aにはめ込んで取
り付けると、格子体14の素通し部分14bを通して自
然光が下方に注がれることとなり、加えて、格子体14
に植栽をはわせ得ることとなり、その結果、テラス1に
居ながらにして自然を享受し得ることとなる。すなわ
ち、このテラス1の屋根10では、屋根フレーム12の
すべての升部12aにパネル体13を取り付ければ、従
来通りの屋根となり、屋根フレーム12のすべての升部
12aに格子体14を取り付ければ、パーゴラとなり、
パネル体13および格子体14をこの実施例とは異なる
比率で取り付ければ、例えば、図5に簡略的に示すよう
に、躯体S側の3個の升部12aにパネル体13を取り
付けると共に先端側の3個の升部12aに格子体14を
取り付ければ、必要最低限の雨避け機能を保持しかつ自
然を享受し得る屋根となるので、消費者の様々なニーズ
に対応し得ることとなる。また、このテラス1の屋根1
0では、屋根フレーム12の升部12aに対するパネル
体13および格子体14の取り付けに際して、パネル体
13の取り付け作業がその周縁部13aを枠材11にお
ける溝11aの溝壁11bの上端に載せながらなされる
と共に、格子体14の取り付け作業が連結具20に載せ
ながらなされることから、パネル体13および格子体1
4の取り付け作業がいずれも簡単になされることとな
り、その結果、施工性の向上が図られることとなる。さ
らに、このテラス1の屋根10では、枠材11における
溝11aの溝壁11bの上端がパネル体取付自在部のパ
ネル体載置部を兼ねていると共に、連結具20が格子体
14を載置する格子体取付自在部の格子体載置部を兼ね
ており、加えて、この連結具20がパネル体13の固定
および格子体14の固定の双方に兼用可能なタッピング
ホール23を具備しているので、パネル体載置部や格子
体載置部としての別部品が不要になるうえ、パネル体1
3および格子体14個々の固定金具も必要でなくなり、
その分だけ、組み立てコストの低減が図られることとな
る。さらにまた、このテラス1の屋根10では、屋根フ
レーム12に、樋16,十字形連結樋17A,T字形連
結樋17BおよびL字形連結樋17Cからなる井桁状の
樋体18を内蔵していると共に、この樋体18と支柱2
に内蔵した竪樋19とを連通させているので、パネル体
13を装着した部分に落ちた雨水は樋体18および竪樋
19を通して排水されることとなる。つまり、屋根10
全体を傾斜させずに水平に設置し得ることとなり、その
結果、住宅外観を損なうことが回避されることとなる。
上記した実施例では、本発明に係わる組立屋根がテラス
の屋根である場合を示したが、本発明に係わる組立屋根
を例えばカーポートの屋根に適用することも可能であ
る。また、本発明に係わる組立屋根の詳細な構成は、上
記した実施例に限定されるものではなく、例えば、井桁
状をなす屋根フレームの複数の升部を同じ大きさの長方
形状としてもよい。
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に係わる組立屋根では、上記した構成としたため、パネ
ル体の取り付け時には、雨避け機能を確保することがで
き、一方、格子体の取り付け時には、自然を享受するこ
とが可能であり、したがって、パネル体および格子体の
装着比率を変えることで、消費者の様々なニーズに対応
することができるという非常に優れた効果がもたらされ
る。本発明の請求項2に係わる組立屋根では、上記した
構成としたから、施工性の向上をも実現することが可能
であり、本発明の請求項3および4に係わる組立屋根で
は、上記した構成としているので、組み立てコストの低
減化をも実現することができるという非常に優れた効果
がもたらされる。本発明の請求項5に係わる組立屋根で
は、上記した構成としていることから、雨水を流すため
に全体的に傾斜させる必要がなくなって、水平に設置す
ることができ、その結果、ほとんどの住宅に対して違和
感なくマッチさせることが可能になるという非常に優れ
た効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる組立屋根の一実施例を示す部分
平面説明図である。
【図2】図1の組立屋根を採用したテラスを簡略的に示
す全体斜視説明図である。
【図3】図1のA−A線位置での断面説明図である。
【図4】枠材連結部分の正面説明図である。
【図5】パネル体および格子体の装着比率を変えた組立
屋根を採用したテラスを簡略的に示す全体斜視説明図で
ある。
【符号の説明】
2 支柱 10 屋根 11 枠材 11a 溝 11b 溝壁(パネル体取付自在部のパネル体載置部) 12 屋根フレーム 12a 升部 13 パネル体 13a パネル体の周縁部 16 樋 17A 十字形連結樋 17B T字形連結樋 17C L字形連結樋 18 樋体 19 竪樋 20 連結具(格子体取付自在部の格子体載置部) 23 タッピングホール(固定部)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上方開口の溝を有する枠材を井桁状に組
    み立ててなる屋根フレームを備え、屋根フレームの枠材
    間に位置する升部には、パネル体を被せてかつ周縁部を
    枠材の溝内に突出させて装着することができるパネル体
    取付自在部と、格子体をはめ込んで装着することができ
    る格子体取付自在部とを設け、屋根フレームの升部に対
    して、パネル体および格子体のいずれかを取り付けてあ
    ることを特徴とする組立屋根。
  2. 【請求項2】 パネル体取付自在部はパネル体を載置す
    るパネル体載置部を備え、格子体取付自在部は升部内に
    突出して格子体を載置する格子体載置部を備えている請
    求項1に記載の組立屋根。
  3. 【請求項3】 枠材における溝の溝壁上端をパネル体載
    置部とし、屋根フレームの互いに交わる枠材同士を連結
    する連結具を格子体載置部とした請求項2に記載の組立
    屋根。
  4. 【請求項4】 連結具は、パネル体の固定および格子体
    の固定の双方に兼用可能な固定部を具備している請求項
    3に記載の組立屋根。
  5. 【請求項5】 屋根フレームを形成する枠材の溝に樋を
    設けると共に互いに交わる樋同士を連結樋により連結し
    て井桁状の樋体を形成し、樋体と屋根フレームを支える
    支柱に内蔵した竪樋とを連通させた請求項1〜4のいず
    れかに記載の組立屋根。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003239394A (ja) * 2002-02-08 2003-08-27 Uchiyama Kyoichi Design Studio:Kk 建築構造用梁
JP2006249679A (ja) * 2005-03-08 2006-09-21 Ykk Ap株式会社 屋外構造物
JP2012122325A (ja) * 2007-03-23 2012-06-28 Sankyo Tateyama Aluminium Inc 簡易建物

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