JP2001026503A - 農薬、およびそれを用いた作物の栽培方法 - Google Patents

農薬、およびそれを用いた作物の栽培方法

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JP2001026503A JP11196006A JP19600699A JP2001026503A JP 2001026503 A JP2001026503 A JP 2001026503A JP 11196006 A JP11196006 A JP 11196006A JP 19600699 A JP19600699 A JP 19600699A JP 2001026503 A JP2001026503 A JP 2001026503A
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Shigetoshi Kimoto
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 農薬の施用効率を向上させ、かつ施用作業
の省力化を達成する農薬、およびそれを用いた作物の栽
培方法を提供する。 【解決手段】 1種以上の農薬成分からなる農薬であっ
て、該農薬成分の最大放出日が、栽培地における農薬施
用時期と一致ないし近似してなる農薬、およびそれを用
いた作物の栽培方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は農薬とそれを用いた
作物の栽培方法に関する。更に詳しくは、1種以上の農
薬成分からなる農薬であって、農薬成分の最大放出日
が、栽培地における農薬施用時期と一致ないし近似して
なることを特徴とする農薬に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、農薬の過剰施用による環境破壊問
題がクローズアップされ、農薬の施用においては薬効の
効率化が求められている。過剰施用は、農薬成分の河
川、地下水、土壌等の環境への流出および残留などの環
境負荷を増大させる。また、植物体に必要以上に吸収さ
れた農薬成分は、植物体内の可食部等に残留し、この残
留農薬成分による人畜やその他の生物へ悪影響が懸念さ
れている。
【0003】更に、例えば殺虫剤の過剰施用は、上記問
題点のほかに生態系の単純化をもたらす。生態系の単純
化は害虫密度を増大させ、害虫の殺虫剤抵抗性の向上を
招く。その結果、更なる過剰施用を誘発することから、
殺虫剤の過剰施用は、効果的な虫害防除の障害となって
いる。
【0004】農薬の過剰施用回避を目的として、各地の
農業試験機関は各栽培条件における、有害動物、有害微
生物および有害植物の防除に必要な農薬成分、該農薬成
分を必要とする時期、その必要十分な量に関する情報の
集約を行い、防除暦を作成し、施用する農薬の施用効率
を上げるため、この暦に沿い、必要な農薬成分の必要十
分量を、該農薬成分が必要な時期にその都度施用するよ
う農家を指導している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、就農人
口が減少し、就農者が高齢化している近年の農業環境に
おいては、前述のような防除暦に沿ったきめ細かな農薬
施用を行うことは、農家にとって大きな負担となってい
る。この負担を軽減するために、農薬施用が必要な時期
以前に過剰に農薬を施用することが広く行われている。
【0006】以上述べたように、農薬の過剰施用により
引き起こされる環境破壊、および近年の農業環境変化の
面から、施用効率が高く且つ農家にとって負担にならな
い農薬の開発が求められていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、農薬施用作
業の省力化、且つ農薬の施用効率向上を目的とし、過去
数年間にわたる各地の気象データや病害虫発生予察、各
地の防除暦のデータを収集し解析したところ、各農薬の
放出・薬効特性と各地の環境適応性に一定の規則性があ
ることを見いだした。
【0008】更に、1種以上の農薬成分からなる農薬で
あって、該農薬成分の最大放出日が、栽培地における農
薬施用時期と一致ないし近似してなる農薬を用いて作物
を栽培することにより、農薬の施用効率が向上し、かつ
施用作業の省力化が達成されることを知見し、この知見
に基づいて本発明を完成させた。
【0009】本発明は下記の(1)〜(6)の構成を有
する。 (1)1種以上の農薬成分からなる農薬であって、農薬
成分の最大放出日が、栽培地における農薬施用時期と一
致ないし近似してなることを特徴とする農薬。 (2)被覆農薬粒剤の1種以上含有することを特徴とす
る前記第1項に記載の農薬。 (3)被覆農薬粒剤が時限放出型の徐放機能を有する被
覆農薬粒剤であることを特徴とする前記第2項に記載の
農薬。 (4)農薬施用時期が水稲の最高分げつ期または出穂期
であることを特徴とする前記第1〜3項の何れか1項に
記載の農薬。 (5)前記第1項〜第3項の何れか1項に記載の農薬を
用いることを特徴とする作物の栽培方法。 (6)前記第4項に記載の農薬を用いることを特徴とす
る水稲の栽培方法。
【0010】以下、本発明を詳細に説明する。本発明の
最大放出日とは、水や土壌等へ農薬を施用した後、1日
毎の農薬成分の放出量を測定し、該放出量が最大となる
日のことである。
【0011】一般的に、作物栽培は苗の移植後、或いは
直播き栽培における播種後における各種農薬施用は、農
薬成分の濃度勾配による薬害低減や効果の安定性確保を
目的として、粉剤や水和剤等使用時の大きさが小さい製
剤を用いる場合が多い。粉剤や水和剤は施用後速やかに
効果がでるため速効性農薬と位置づけられている。本発
明でいう栽培地における農薬施用時期とは、栽培地にお
ける速効性農薬の施用時期であり、防除法、防除指針が
記載されている防除暦や栽培暦等でその時期を予め知る
ことができる。該農薬施用時期は、作物の品種、栽培地
域、栽培方法、対象病害虫、農薬の種類によっても異な
るが、1日から3週間程度の幅がある。
【0012】本発明において、農薬成分の最大放出日
が、栽培地における農薬施用時期と一致するとは、該最
大放出日が該農薬施用時期に入っていることである。一
方、近似するとは、放出開始日から含有農薬成分の90
%を放出する日までの、1日毎の農薬成分放出量のばら
つきをみる指標として標準偏差σとすると、該最大放出
日(X)を除くX±2σの期間と該農薬施用時期が重な
っている場合を意味する。
【0013】本発明において使用する農薬の徐放機能や
形状は特に限定されるものではないが、使用する作物、
品種、栽培方法、対象病害虫により、栽培地における農
薬施用時期が異なり、場合によっては該農薬施用時期が
栽培期間の後期になることもあることから、施用後長期
に亘り農薬成分を放出する徐放機能を有する農薬、若し
くは施用後一定期間農薬成分の放出を抑制し、一定期間
後放出を開始する時限放出機能を有する農薬であること
が好ましい。
【0014】徐放機能、若しくは時限放出機能を有する
農薬としては、粒剤、錠剤、マイクロカプセル化剤、高
分子化剤等が挙げられるが、放出制御の安定性の点か
ら、1種以上の農薬成分を含む農薬粒子(以下「芯材」
と記載する)の表面を、樹脂を有効成分として含有する
被膜材料で被覆した被覆農薬粒剤が好ましい。特に、該
被覆農薬粒剤のなかでも、時限放出機能を有する被覆農
薬粒剤は、本発明に好ましく用いることができる。
【0015】時限放出機能を有する被覆農薬粒剤は、放
出開始日から含有農薬成分の90%を放出する日まで
の、1日毎の農薬成分放出量の標準偏差σが小さく、極
短期間のうちに含有する農薬成分の大部分を被膜の外に
放出することが可能である。時限放出機能を有する被覆
農薬粒剤を本発明に用いた場合には、少量の農薬成分量
で所定の防除効果を得ることが可能である。時限放出機
能を有する被覆農薬粒剤における1日毎の農薬成分放出
量の標準偏差σは、1〜15日の範囲であることが好ま
しい。
【0016】前述の時限放出機能とは、施用後一定期間
放出が抑制される放出抑制期間と一定期間経過後速やか
な放出を開始する放出期間を有し、具体的には、施用後
から芯材中の農薬成分が10重量%放出するまでの期間
を放出抑制期間とし、10重量%放出日から90重量%
放出日までの期間を放出期間とした場合、放出抑制期間
/放出期間の比率が0.2以上である農薬成分の放出機
能を云う。
【0017】農薬成分の最大放出日と、栽培地における
農薬施用時期とを一致ないし近似させるには、使用する
農薬からの農薬成分の放出特性を把握し、施用後の農薬
成分の最大放出(溶出)日を予測する必要がある。特
に、前述の被覆農薬粒剤における、農薬成分の放出速度
や放出抑制期間の主要な変動要因は温度であり、該被覆
農薬粒剤であれば、栽培全期間に亘る栽培地における地
中の温度変化が把握できれば、農薬成分の最大溶出日を
予測することが容易である。
【0018】栽培地における地中の温度変化は、前年度
のデータを用いればよく、該データは圃場毎に計測した
ものであっても良く、各地域の農業試験場や農業改良普
及所で測定したものを用いてもよい。また、地中の温度
とは地表下(深さ)5cmの温度であり、気温とほぼ同
じであるので、栽培地の気温を代用してもよい。
【0019】前述のように、栽培地における地中若しく
は気温から、本発明に使用し得る複数農薬の最大放出日
を予測し、これらの中から、本発明農薬の施用後、農薬
成分の最大放出日に至るまでの日数が、該農薬の施用日
から農薬施用時期の開始日に至るまでの日数以上、且つ
該農薬の施用日から農薬施用時期の終了日に至るまでの
日数以下である農薬を選択することによって、農薬成分
の最大放出日と、栽培地における農薬施用時期とを一致
ないし近似させることができる。
【0020】また、農薬成分の最大放出日と、栽培地に
おける農薬施用時期とを一致ないし近似させることを目
的として、複数銘柄の農薬を配合してもよい。実際に農
薬の配合割合を決定するに際しては、前述の方法に従い
その量的比率を決定すればよい。その際に使用する農薬
は被覆農薬粒剤のみであってもよく、被覆農薬粒剤と被
覆されていない農薬との組合せであってもよい。
【0021】栽培地における農薬施用時期は、対象病害
虫の種類や栽培方法、品種により様々であるが、作物が
水稲である場合、農薬成分の最大放出日を一致させるべ
き該農薬施用時期は、最高分げつ期および/または出穂
期であれば、より高い防除効果が得られ好ましい。
【0022】更に、本発明においては、対象とする病虫
害は1種類であってもよいが、複数の病虫害を対象とし
てもよく、従って、本発明に使用する農薬成分は複数で
あってもよい。
【0023】本発明が対象とする病害虫の種類は特に限
定されるものではないが、例えば水稲栽培においては、
その主要な防除対象である、葉いもち、穂いもち、紋枯
病、コブノメイガ、ウンカ類、カメムシ等に対し特に有
効である。
【0024】本発明で用いられる農薬成分は、特に限定
されるものではないが、浸透移行性のものが好ましい。
浸透移行性とは保護すべき植物、或いは家畜の体内に農
薬成分を浸透、移行させておき、植物、或いは家畜に加
害する有害生物体内に、該農薬成分を経口若しくは接触
により摂取させる機能である。浸透移行性の農薬成分で
あれば、加害しない生物に対しては直接影響を与えない
ことから、選択性が大きく、環境への負荷も少なく好ま
しい。
【0025】殺虫剤として具体的には、(E)−N1
〔(6−クロロ−3−ピリジル)メチル〕−N2−シア
ノ−N1−メチルアセトアミジン(一般名:アセタミプ
リド)、1−(6−クロロ−3−ピリジルメチル)−N
−ニトロイミダゾリジン−2−イリデンアミン(一般
名:イミダクロプリド)、O,O−ジエチル−S−2−
(エチルチオ)エチルホスホロジチオエート(一般名:
エチルチオメトン)、2,3−ジヒドロ−2,2−ジメ
チル−7−ベンゾ〔b〕フラニル=N−ジブチルアミノ
チオ−N−メチルカルバマート(一般名:カルボスルフ
ァン)、(E)−N−(6−クロロ−3−ピリジルメチ
ル)−N−エチル−N´−メチル−2−ニトロビニリデ
ンジアミン(一般名:ニテンピラム)、
【0026】(±)−5−アミノ−(2,6−ジクロロ
−α,α,α−トリフルオロ−p−トルイル)−4−ト
リフルオロメチルスルフィニルピラゾール−3−カルボ
ニトリル(一般名:フィプロニル)、ブチル=2,3−
ジヒドロ−2,2−ジメチルベンゾフラン−7−イル=
N,N´−ジメチル− N,N´−チオジカルバマート
(一般名:フラチオカルブ)、エチル=N−〔2,3−
ジヒドロ−2,2−ジメチルベンゾフラン−7−イルオ
キシカルボニル(メチル)アミノチオ〕−N−イソプロ
ピル−β−アラニナート(一般名:ベンフラカルブ)、
および1−ナフチル−N−メチルカーバメート(一般
名:NAC)などを挙げることができる。
【0027】殺菌剤としては(1RS,3SR)−2,
2−ジクロロ−N−[1−(4−クロロフェニル)エチ
ル]−1−エチル−3−メチルシクロプロパンカルボキ
サミド(一般名:カルプロパミド)、5−メチル−1,
2,4−トリアゾロ〔3,4−b〕ベンゾチアゾール
(一般名:トリシクラゾール)、1,2,5,6−テト
ラヒドロピロロ〔3,2,1−ij〕キノリン−4−オ
ン(一般名:ピロキロン)、(RS)−5−クロロ−N
−(1,3−ジヒドロ−1,1,3−トリメチルイソベ
ンゾフラン−4−イル)−1,3−ジメチルピラゾール
−4−カルボキサミド(一般名:フラメトピル)、およ
び3−アリルオキシ−1,2−ベンゾイソチアゾール−
1,1−ジオキシド(一般名:プロベナゾール)などを
挙げることができる。
【0028】本発明に用いる被覆農薬粒剤は、樹脂を含
む被膜材料で芯材の表面を被覆する事によって得ること
ができる。芯材を構成する材料としては1種以上の農薬
成分と担体、結合剤、崩壊剤・分散剤、吸収剤、および
潤滑剤等が挙げられる。担体としては、クレー、カオリ
ン、セリサイト、タルク、ベントナイト、酸性白土、軽
石、珪砂・珪石、炭酸カルシウム、ゼオライト、パーラ
イト、およびバーミキュライト等が挙げられ、結合剤と
しては、澱粉類、ポリビニルアルコール、ポリエチレン
グリコール、リグニンスルホン酸塩等の親水性結合剤、
および流動パラフィン等の疎水性結合剤が挙げられ、崩
壊剤・分散剤としてはリグニンスルホン酸塩やアルキル
ベンゼンスルホネート等のアニオン系界面活性剤、ポリ
オキシエチレンアルキルエーテル等のノニオン系界面活
性剤が挙げられ、吸収剤としてはホワイトカーボン等が
挙げられ、潤滑剤としてはトール油、界面活性剤等が挙
げられる。用いる農薬成分によっては各種安定剤を添加
することができる。
【0029】芯材の造粒方法としては、押し出し造粒
法、農薬成分を粒状担体に被覆する表面被覆法、吸収法
等を挙げることができ、その中でも押し出し造粒法が一
般的である。芯材は0.3〜3.0mmの粒径であるこ
とが使用上好ましい。
【0030】被膜材料としては樹脂を使用することが望
ましく、その際の樹脂としては熱可塑性樹脂、熱硬化性
樹脂のいずれでもよく、このほかに補助成分を添加して
もよい。本発明に使用する被覆農薬粒剤においては、好
ましくは熱可塑性樹脂であり、さらに好ましくはポリエ
チレン、ポリプロピレン等のオレフィン系樹脂である。
【0031】補助成分としては0.1〜100μmの微
粉が好ましく、タルク、雲母等の鉱物質微粉、澱粉等の
糖重合体粉、イオウ、アセチルアセトン鉄、ジブチルジ
チオカルバメートニッケル等の金属錯体等が挙げられ、
被覆農薬粒剤に様々な機能を付加することができる。
【0032】被覆方法としては流動層被覆法、噴流層被
覆法、転動被覆法等が挙げられるが、これらのいずれで
もよいが、好ましくは噴流層を用いて流動中の芯材に対
し、被膜材料を溶剤に溶解させた被覆液を芯材表面にス
プレーコーティングする噴流層被覆法が好ましい。
【0033】時限放出型の徐放機能を達成するには、例
えば特開平10−212205号公報に開示の少なくと
も1種以上の農薬成分を含む芯材の表面に水不溶性及び
水難溶性粉体から選ばれた選ばれた1種以上の粉体5〜
98%と熱可塑性樹脂を含む被膜材料で被覆したり、特
開平6−9303号公報の農薬成分を含む芯材を高吸水
膨潤物質層とオレフィン系重合体層からなる多層被膜で
被覆することによって得ることができる。
【0034】本発明の栽培方法は、本発明の農薬を用い
た作物の栽培方法である。該農薬の施用時期は限定され
るものではなく、播種時ないし育苗開始時に育苗箱や育
苗ポットなどの育苗容器に施用してもよく、苗若しくは
種子を本圃へ移植若しくは播種すると同時に施用しても
よい。また、本発明の農薬は、市販の移植時施用型農薬
粒剤(例えばビームプリンス粒剤(商品名、ダウケミカ
ル日本社製)と配合して、側条施用してもよい。本発明
の作物の栽培方法であれば、農薬の施用作業を省くこと
が可能となり、さらに、施用した農薬成分の薬効が向上
するため、少量で高い防除効果を得ることができる。本
発明の農薬は如何なる作物に用いても、本発明の効果を
得ることができる。作物の中でも水稲に用いた場合には
特に著しい効果を得ることができ、本発明の用途として
好ましい。以下、実施例および参考例をもって本発明を
説明するが、本発明はこれら実施例および参考例により
限定されるものではない。尚、以下の実施例における
「%」は特に断りがない限り「重量%」である。
【0035】
【実施例】1.被覆農薬粒剤(農薬A)の製造 芯材の造粒 農薬成分としてα,α,α−トリフルオロ−3´−イソ
プロポキシ―ο―トルアニリドを50%含む原料粉末2
5重量部、ベントナイト70重量部、スターチ4重量
部、およびリグニンスルホン酸マグネシウム1重量部を
ミキサーで均一に混合し、ニーダーで20重量部加水し
混練した。次いで、この混練物をスクリュー押し出し式
造粒機(スクリーン径0.8mmφ)で押し出し造粒
し、円柱状の農薬成形体を得た。更に、該農薬を回転円
盤式整粒機(不二パウダル社製、QJ400)で整粒
し、農薬粒子を製造した。整粒後、熱風循環乾燥機を用
い80℃の条件下で乾燥後、振動篩で分級し0.8〜
1.4mmの芯材を得た。
【0036】(2)芯材の被覆 図1に示される噴流層被覆装置(塔径250mm、高さ
3000mm)を用いて、前述の(1)芯材の造粒で得
られた芯材の表面を低密度ポリエチレン(MFR6.6
〜7.4g/10min)34%、アセチルアセトン第
2鉄0.5%、タルク(平均粒径5μm)65.5%の
組成からなる被膜材料で、所定の被覆率になるまで被覆
し被覆農薬粒剤(農薬A)を得た。製造条件は下記の通
り。また、被覆率は、農薬粒子の重量(a)と被膜の重
量(b)との和を100%とした被覆農薬粒剤に対する
被膜の重量(b)の比率であり、算式[b×100/
(a+b)]で求めた値である。被覆は前述の被膜材料
をテトラクロロエチレンに溶解させ、2.5%の均一な
被膜材溶解液を用いた。 一流体ノズル:開口0.4mmフルコーン型 未被覆の農薬粒剤:3kg 熱風温度:100±2℃ 熱風風量:4m3/min スプレー流速:0.2kg/min 被覆率:20% 被覆工程は流動中の農薬粒子温度が70℃に達した時点
から開始した。
【0037】2.被覆農薬粒剤放出結果の推定 (1)水中放出試験 キャップ付試験管(12mm×72mm)に、被覆農薬
粒剤(農薬A)1粒と水1.5mlを入れ封印した。こ
れを20℃、25℃、30℃の各水温の水槽に、それぞ
れ100管(粒)ずつ浸し、その直後から毎日、該被覆
農薬粒剤の被膜崩壊の有無を観察し、崩壊した数を計測
した。その結果を図2に示した。図中、積算放出率は供
試した被覆農薬粒剤(農薬A)の累積崩壊数である。こ
れら観察結果を縦軸に累積放出率、横軸に経過日数(図
中、施与後日数)をとり、それぞれのデータをプロット
して図2のグラフを作成した。
【0038】(2)土中放出試験 被覆農薬粒剤(農薬A)10gを、ポリプロピレン製不
織布の袋(5cm×5cm)に入れたものを、水稲の催
芽種籾(品種:森のくまさん)の播種と同時期に育苗箱
内(内寸が縦58cm、横28cm、深さ3cm)の床
土(商品名:くみあい黒粒培土、(株)くみあい協友社
製)に育苗箱一箱当たり50袋埋め込み、十分潅水した
後地温25℃一定の育苗条件で静置した。潅水は随時行
い、苗床表面が乾燥しないようにした。移植当日の3週
間後、農薬A入りのポリプロピレン製不織布袋を育苗箱
より取り出して栽培地である水田の地表下(深さ)5c
mの地点に埋め込んだ。育苗箱に埋め込んだ時点から5
日ごとに1袋取り出して表面を水洗し、その時点で被覆
農薬粒剤(農薬A)に残留している農薬成分を測定し、
計算式:{1−(残存農薬成分量/施用した農薬成分
量)}×100 によって農薬成分放出率(%)を測定
するとともに、埋め込み地点の地温を計測した。地温の
測定結果を図3に示した。
【0039】図4には水田の農薬成分放出(累積放出
率)の推移と、(3)水中放出試験から得られたデータ
および図3に示す地温の測定結果を用いて求めた被覆農
薬粒剤(農薬A)の放出推定結果を示した。推定方法は
平均地温に近似する水温25℃のデータを基準にして、
25℃からの偏差に対して地温が25℃より高いときは
25℃〜30℃、25℃より低いときは20℃〜25℃
の温度係数を求めて25℃の放出量を増減させている。
地温は図3のように推移し、平均地温25.1℃、標準
偏差1.94となり、変動係数は7.7%であった。
【0040】以上の結果から、実際の水田における被覆
農薬粒剤の農薬成分放出結果は、室内での農薬成分放出
結果とよく一致することを確認した。その栽培地の平均
地温があれば、農薬成分の溶出結果を予想することが可
能であり、本発明に使用する農薬を適切に選択すること
が可能であることは、以上の結果からも明らかである。
【0041】3.農薬B、農薬Cの製造 (1)芯材の造粒 下記組成の芯材原料を使用し、前述の被覆農薬粒剤(農
薬A)の製造に準じて芯材の造粒を行った。 農薬B:2−(4−エトキシフェニル)−2−メチルプ
ロピル=3−フェノキシベンジル=エーテルを20%含
む原料粉末10%、ベントナイト70%、クレー15
%、タルク5% 農薬C:2−(4−エトキシフェニル)−2−メチルプ
ロピル=3−フェノキシベンジル=エーテルを20%含
む原料粉末10%、ベントナイト70%、クレー15
%、タルク5%
【0042】(2)芯材の被覆 下記組成の被膜材料を使用し、被覆農薬粒剤(農薬A)
の製造に準じて芯材の被覆を行った。 農薬B:低密度ポリエチレン(MFR6.6〜7.4g
/10min)32%、タルク(平均粒径5μm)68
% 農薬C:低密度ポリエチレン(MFR6.6〜7.4g
/10min)36%、タルク(平均粒径5μm)64
【0043】水中放出試験 参考例の水中放出試験に準じて、農薬A、BおよびCの
水中放出試験を行った。該試験の結果、農薬Aは水温2
5℃の条件下、育苗期間に相当する20日間は農薬成分
を放出せず、農薬成分の最大放出日は試験開始から60
日目(1500日℃)であり、同じく農薬Bは育苗期間
に相当する20日は農薬成分を放出せず、農薬成分の最
大放出日は試験開始から60日目(積算温度1500日
℃)であり、同じく農薬Cは育苗期間に相当する20日
は農薬成分を放出せず、農薬成分の最大放出日は試験開
始から90日目(積算温度2250日℃)であった。
【0044】2.実施例1〜4および比較例 本実施例および比較例においては、稲の栽培を熊本県芦
北地方の水田で行った。従って、本発明に使用する農薬
の選択に関しては、該地方の地温(気温)データを用い
て行った。 実施例1 熊本県芦北地方の平成10年度稲作栽培基準(あしきた
農業協同組合、田浦農業協同組合、芦北農業改良普及セ
ンター)によると播種が6月上旬(1〜10日)で、紋
枯病の防除は7月中下旬(11〜31日)に殺菌粉剤を
施用することになっており、栽培地の農薬施用時期とな
っている。よって、育苗開始時(6月1日)に本発明の
水稲用農薬を育苗箱に施用する場合には、農薬施用時期
(播種から50〜60日目の農薬成分施用時期にあたる
7月21〜31日)と、紋枯病防除成分の期間最大放出
日が一致ないし近似する農薬が必要である。
【0045】育苗期間中の地温は23℃で管理するもの
とし、苗の本田への移植後はアメダス気温(1979〜
1990年の平均値)を地温として用いた。栽培期間中
の同地におけるを地温の推移を図5に示した。尚、播種
日(0日)から7月31日(60日)までの平均地温は
24.0℃であった。なお、このときの地温の標準偏差
は1.57であり、変動係数は6.6%であった。この
地温と前述の農薬A、BおよびCの放出試験の結果か
ら、農薬Aであれば育苗開始と同時に育苗箱に施用し、
農薬成分の最大放出日が紋枯病用の農薬施用時期である
7月20〜31日の間に一致すると予測した。
【0046】農薬Aの放出は、放出開始日の平均値6
0.4日で標準偏差が6.21の値を得た。また、図6
より期間最大放出日が60日であり、該時期は栽培地の
農薬施用時期と一致している。種籾の播種時に本発明品
を施用すると栽培地の紋枯病防除成分施用時期に該成分
の大部分が植物体の根本から放出されることが推察さ
れ、紋枯病の防除に有効であることがわかる。
【0047】実施例2 実施例1と同様に、熊本県芦北地方の平成10年度稲作
栽培基準(あしきた農業協同組合、田浦農業協同組合、
芦北農業改良普及センター)によると、ウンカ類の防除
は7月下旬(21〜31日)、8月下旬(21〜31
日)、9月中旬(11〜20日)に殺虫粉剤を施用する
ことになっており、該栽培地における農薬成分施用時期
になっている。なお、残効性のある農薬成分であれば施
用頻度を減らしても良いとされている。よって、育苗開
始時(6月1日)に本発明の水稲用農薬を育苗箱に施用
する場合には、上記3回の農薬施用時期と、ウンカ類防
除成分の期間最大放出日が一致ないし近似する農薬が必
要である。
【0048】実施例1と同様に、育苗期間中の地温は2
3℃で管理するものとし、苗の本田への移植後はアメダ
ス気温(1979〜1990年の平均値)を地温として
用いた。播種日(0日)から9月20日(112日)ま
での平均地温は25.3℃であった。なお、このときの
地温の標準偏差は1.61であり、変動係数は6.4%
であった。この地温と前述の農薬A、BおよびCの放出
試験の結果から、農薬Bと農薬Cとを1:1の重量比で
混合した混合農薬であれば播種と同時に育苗箱に施用
し、ウンカ類防除用の農薬施用期間中に持続的に放出さ
れ、かつ農薬成分の最大放出日が該施用時期に一致ない
し近似すると予測した。該混合農薬の放出予測図を図
7に示した。
【0049】混合農薬の放出は放出開始日の平均値
が、農薬Bで60.3日で標準偏差が6.74、農薬C
で86.7日で標準偏差が11.64であった。また、
図7からも明らかなように、2種の農薬を配合すること
で播種後60日〜100日間に継続的に放出させること
が可能となった。従って、この混合農薬の期間最大放
出日が栽培地の農薬施用時期と一致ないし近似してい
る。なお、実施例2においては、収穫物への農薬成分残
留を考慮して期間最大放出日が播種後90日目になるよ
うにしている。種籾の播種時に本発明品を施用すると実
施例1と同様にウンカ類の防除適期に農薬成分の大部分
が植物体の根本から放出されることが推察され、ウンカ
類の防除に有効であることがわかる。
【0050】実施例3(栽培試験) 農薬Aと混合農薬を1:3の重量比で均一に配合し混
合農薬を得た。実施例1および2の結果からも明らか
なように、この混合農薬は播種と同時期に施用でき、
且つ紋枯病とウンカ類の防除に適した水稲用農薬であ
る。
【0051】床土として、くみあい黒粒培土((株)く
みあい協友社製)3000gを内寸が縦58cm、横2
8cm、深さ3cmの水稲用育苗箱に入れ、その表面を
平らにし、混合農薬200gと、水稲の催芽種籾(品
種:森のくまさん)150gとを均一かつ層状に播種、
施用した。この上に、床土と同じ培土1000gを用い
て覆土して本発明の苗床を作成した。苗床は6月1日に
作成した。該育苗箱をグロースキャビネット中に設置
し、明期12時間暗期12時間、気温23℃、相対湿度
80〜90%の一定温度条件下で20日間苗を育成し
た。光源には蛍光灯を用い、光源から育苗箱表層までの
距離は30cmであった。培土表層が乾燥しないように
適宜潅水を行った以外は、慣行法に準じて育苗管理を行
った。得られた苗を熊本県水俣市の水田に移植し、紋枯
病およびウンカ類防除用の農薬を施用しないこと以外は
慣行法に準じて栽培を行った。
【0052】比較例(栽培試験) 比較例においては本発明の農薬を用ず、農薬の施用は前
述の稲作栽培基準に準じて行った。また、農薬の施用以
外の肥培管理は実施例3同様、慣行法に準じて行った。
【0053】実施例3および比較例の栽培試験の結果、
混合農薬を用いた実施例3の試験区は、育苗期間中薬
害を発生することなく育苗することができた。栽培は実
施例3の試験区、比較例の試験区ともに同等の防除効果
を示した。特に実施例3の試験区においては、ウンカ類
防除用の粉剤施用を1回分省いたのにも関わらず同等の
効果を示した。これは、植物体の根本に農薬成分が残存
し、農薬成分の利用効率が向上したためと考えられる。
【0054】
【発明の効果】1種以上の農薬成分からなる農薬であっ
て、各農薬成分の最大放出日が、栽培地における農薬施
用時期と一致ないし近似してなる本発明の農薬を用いて
作物を栽培することにより、農薬の施用効率を改善し、
かつ施用作業の省力化が達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】噴流層被覆装置
【図2】農薬の温度別農薬成分放出特性図
【図3】水田地温(地表下5cm、平均値)の推移
【図4】実験室放出と水田放出実測値との関係
【図5】栽培期間中における地温の推移
【図6】農薬Aの農薬成分期間放出率と施用後日数との
関係(水中25℃)
【図7】配合農薬(農薬B:農薬C=1:1)の農薬成
分期間放出率と施用後日数との関係(水中25℃)
【符号の説明】
1. 噴流塔 2. スプレーノズル 3. 粒状物 4. 熱風送気管 5. 被膜材料導入管 6. ガイド管

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1種以上の農薬成分からなる農薬であっ
    て、農薬成分の最大放出日が、栽培地における農薬施用
    時期と一致ないし近似してなることを特徴とする農薬。
  2. 【請求項2】 被覆農薬粒剤を1種以上含有することを
    特徴とする請求項1記載の農薬。
  3. 【請求項3】 被覆農薬粒剤が時限放出型の徐放機能を
    有する被覆農薬粒剤であることを特徴とする請求項2に
    記載の農薬。
  4. 【請求項4】 農薬施用時期が水稲の最高分げつ期また
    は出穂期であることを特徴とする請求項1〜3の何れか
    1項記載の農薬。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3の何れか1項記載の農薬を
    用いることを特徴とする作物の栽培方法。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載の農薬を用いることを特
    徴とする水稲の栽培方法。
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