JP5136038B2 - 農薬微粒剤用組成物、微粒状農薬製剤及び微粒状農薬製剤の製造方法 - Google Patents

農薬微粒剤用組成物、微粒状農薬製剤及び微粒状農薬製剤の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、農薬微粒剤用組成物、微粒状農薬製剤及び微粒状農薬製剤の製造方法に関する。
従来、農薬製剤には種々の形態が存在し、使用場面に応じた形態の農薬製剤が供されている。その製剤形態として、直接散布を行う固体製剤の場合には例えば、粉剤や粒剤のほかに、微粒状の農薬製剤として微粒剤及び微粒剤Fが知られている。これらの微粒状農薬製剤は、粉剤と比較して、1)粒径が大きいため目的地域外へのドリフトが少ない、2)稲体などへの散布時にその株元への到達性がよい、3)吸入、付着等による安全性上の問題が少ない等の利点はあるものの、その製造効率及び製造後の剥離等の問題により必ずしも充分に満足できるものではなかった。
日本農薬学会 農薬製剤・施用法研究会編、"農薬製剤ガイド"、社団法人 日本植物防疫協会発行
本発明は、優れた微粒状農薬製剤を提供することを課題とする。
本発明者らは、優れた微粒状農薬製剤を提供すべく検討の結果、粒径が63〜212μmである吸水性多孔質担体、粒径が0.1〜20μmである微粉状農薬組成物、半合成もしくは合成高分子系水溶性結合剤、及び、水を含有する農薬微粒剤用組成物を用いることにより、優れた微粒状農薬製剤を提供できることを見出し、本発明に至った。
すなわち、本発明は以下の〔1〕〜〔10〕の通りである。
〔1〕 粒径が45〜212μmである吸水性多孔質担体、粒径が0.1〜20μmである微粉状農薬組成物、半合成若しくは合成高分子系水溶性結合剤及び水を含有する農薬微粒剤用組成物。
〔2〕 吸水性多孔質担体100重量部に対して、微粉状農薬組成物が0.01〜10重量部、半合成若しくは合成高分子系水溶性結合剤が0.1〜10重量部の含有割合である〔1〕記載の農薬微粒剤用組成物。
〔3〕 半合成若しくは合成高分子系水溶性結合剤が、リグニンスルホン酸塩又はポリビニルアルコールである〔1〕又は〔2〕記載の農薬微粒剤用組成物。
〔4〕 微粉状農薬組成物が、殺菌活性化合物、殺虫活性化合物及び微粉状固体担体を含有する組成物である〔1〕〜〔3〕いずれか一項記載の農薬微粒剤用組成物。
〔5〕 微粉状農薬組成物が、クロチアニジン及び微粉状固体担体を含有する組成物である〔1〕〜〔3〕いずれか一項記載の農薬微粒剤用組成物。
〔6〕 吸水性多孔質担体が、ゼオライトである〔1〕〜〔5〕いずれか一項記載の農薬微粒剤用組成物。
〔7〕 粒径が45〜212μmである吸水性多孔質担体及び粒径が0.1〜20μmである微粉状農薬組成物を含有する混合物に、半合成若しくは合成高分子系水溶性結合剤及び水を加えて、ナウターミキサーで撹拌混合する工程と、次いで乾燥する工程とを有してなる微粒状農薬製剤の製造方法。
〔8〕 粒径が45〜212μmである吸水性多孔質担体に半合成若しくは合成高分子系水溶性結合剤が含浸されてなる吸水性多孔質担体−結合剤複合体の表層部に粒径が0.1〜20μmの微粉状農薬組成物が付着されてなる農薬微粒子からなる微粒状農薬製剤。
〔9〕 農薬微粒子が、粒径が45〜212μmである吸水性多孔質担体に半合成若しくは合成高分子系水溶性結合剤が含浸されてなる吸水性多孔質担体−結合剤複合体の表層部に、粒径が0.1〜20μmである微粉状農薬組成物が付着されてなる農薬微粒子である請求項8記載の微粒状農薬製剤。
〔10〕 粒径が63〜212μmである農薬微粒子の含有割合が90〜100重量パーセントである〔8〕又は〔9〕記載の微粒状農薬製剤。
本発明の農薬微粒剤用組成物を用いることにより、優れた微粒状農薬製剤を提供することができる。
本発明の農薬微粒剤用組成物は、粒径が45〜212μmである吸水性多孔質担体、粒径が0.1〜20μmである微粉状農薬組成物、半合成若しくは合成高分子系水溶性結合剤、及び、水を含有するものである。
本発明において、吸水性多孔質担体としては、日本工業規格(JIS)K−5101試験におけるアマニ油の吸油量が、担体100gあたり20〜200ml程度となる多孔質担体が用いられる。かかる吸水性多孔質担体としては、例えばゼオライト、ラジオライト、ベントナイト、酸性白土、セピオライト、アタパルジャイト、パーライト、フィライト及び軽石等の吸水性鉱物質担体が挙げられる。本発明には、実質的に粒径が45〜212μm、好ましくは63〜212μmの吸水性多孔質担体、詳しくは本発明に用いられる吸水性多孔質担体全量の95重量%以上が前記した粒径を有する吸水性多孔質担体が用いられる。かかる吸水性多孔質担体としてさらに好ましくは、例えば63〜150μmの粒径の吸水性多孔質担体が本発明に用いられる吸水性多孔質担体全量の60重量パーセント以上であるもの等、粒径の分散が少ないものが挙げられる。
本発明に用いられる微粉状農薬組成物は、微粉状の農薬有効成分を単独で用いることができ、また1種の微粉状の農薬有効成分と微粉状の固体担体及び/又は他の1種以上の微粉状の農薬有効成分との混合物を用いることもできる。さらに、1種の農薬有効成分と固体担体及び/又は他の1種以上の農薬有効成分との混合物を、ジェットミル等により粉砕して得られる粉砕混合物を用いることもできる。かかる微粉状農薬組成物としては、実質的にその粒径が通常0.1〜20μm、好ましくは0.1〜10μm程度で微粉状物質、詳しくは本発明に用いられる微粉状農薬組成物全量の95重量%以上が前記した粒径を有する微粉状物質であるものが用いられる。かかる微粉状農薬組成物に含有される微粉状の固体担体としては、例えば、カオリン、ベントナイト、酸性白土、クレー、タルク等の鉱物質担体、ホワイトカーボン、炭酸カルシウム、炭酸水素ナトリウム、硫酸ナトリウム、硫安、塩化カリウム等の無機物質粉末、ラクトース(乳糖)、グルコース、ショ糖等の糖類、並びに尿素が挙げられる。
本発明に用いられる微粉状農薬組成物に含有される農薬有効成分としては、水への溶解度が低い水難溶性の農薬活性物質であることが好ましく、具体的には例えば以下の農薬有効成分が挙げられる。
ジメチルビンフォス、ベンタイオカルブ、NAC、MIPC、ベンスルタップ、ジフルベンズフロン、テフルベンズフロン、クロルフルアズロン、ブプロフェジン、フェノキシカルブ、ピリダベン、クロフェンテジン、ヘキシチアゾクス、フィプロニル、エチプロール、クロチアニジン、イミダクロプリド、チアクロプリド及びベンスルタップ等の水難溶性の殺虫活性有効成分;
チラウム、テクロフタラム、カルプロパミド、ジクロシメット、トリシクラゾール、フサライド、クレソキシムメチル、トリフロキシストロビン、メトミノストロビン、ベノミル、トリアジン、フェリムゾン、フルスルファミド、プロベナゾール、キャプタン、ジエトフェンカルブ、ジクロメジン、TPN、イプロジオン、トリアジメホン、ヘキサコナゾール、フラメトピル、フルトラニル、メプロニル、オキソリニック酸、ピリメタニル及びメパニピリム等の殺菌活性有効成分。
本発明には結合剤として、半合成若しくは合成高分子水溶性結合剤が用いられる。かかる半合成若しくは合成高分子水溶性結合剤としては、例えば、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース等の合成セルロース、リグニンスルホン酸塩(ナトリウム塩など)の半合成高分子系水溶性結合剤、並びに、例えばポリビニルアルコール、ポリアクリル酸塩、ポリビニルピロリドン等の合成高分子系水溶性結合剤が挙げられる。
本発明の農薬微粒剤用組成物には、粒径が45〜212μmである吸水性多孔質担体、粒径が0.1〜20μmである微粉状農薬組成物、半合成若しくは合成高分子系水溶性結合剤及び水のほかに、さらに他の成分を含有することができる。かかる他の含有成分としては、水易溶性農薬有効成分、界面活性剤、溶剤、安定剤、防腐剤、着色料、香料等が挙げられる。
本発明に任意に用いられる水易溶性農薬有効成分としては、20℃で水1リットル当り10g以上の水溶解度を有する農薬有効成分が挙げられ、具体的には例えばカルタップ塩酸塩、バリダマイシンA、ニテンピラム、ジノテフラン及びアセフェートが挙げられる。
本発明に任意に用いられる界面活性剤としては、通常の非イオン性界面活性剤、陽イオン性界面活性剤、陰イオン性界面活性剤及び両性界面活性剤が挙げられ、これらの1種又は2種類以上が用いられる。
かかる界面活性剤のうち、非イオン性界面活性剤の具体例としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルアリルエーテル、ポリオキシエチレンラノリンアルコール、ポリオキシエチレンアルキルフェノールホルマリン縮合物、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシングリセリルモノ脂肪酸エステル、ポリオキシプロピレングリコールモノ脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンヒマシ油誘導体、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、高級脂肪酸グリセリンエステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマー、ポリオキシエチレン脂肪酸アミド、アルキロールアミド及びポリオキシエチレンアルキルアミンが挙げられ、
陽イオン性界面活性剤の具体例としては、ドデシルアミン塩酸塩等のアルキルアミン塩酸塩;アルキル四級アンモニウム塩、ドデシルトリメチルアンモニウム塩等のアルキルトリメチル四級アンモニウム塩;アルキルジメチルベンジルアンモニウム塩、アルキルピリミジニウム塩、アルキルイソキノリニウム塩、ジアルキルモルホリニウム塩、塩化ベンゼトニウム、ポリアルキルビニルピリジニウム塩が挙げられ、
陰イオン性界面活性剤の具体例としては、パルミチン酸ナトリウム等の脂肪酸ナトリウム;ポリオキシエチレンラウリルエーテルカルボン酸ナトリウム等のエーテルカルボン酸ナトリウム;ラウロイルサルコシンナトリウム、N−ラウロイルグルタミン酸ナトリウム等の高級脂肪酸のアミノ酸縮合物;高級アルキルスルホン酸塩;ラウリン酸エステルスルホン酸塩等の高級脂肪酸エステルスルホン酸塩;ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム等のジアルキルスルホサクシネート塩;オレイン酸アミドスルホン酸塩等の高級脂肪酸アミドスルホン酸塩;ドデシルベンゼンスルホン酸塩;ジイソプロピルナフタレンスルホン酸塩;アルキルアリルスルホン酸塩ホルマリン縮合物;アルケニルスルホン酸塩;ペンタデカン−2−スルフェート塩等の高級アルコール硫酸エステル塩;ポリオキシエチレンドデシルエーテル硫酸ナトリウム等のポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩;ジポリオキシエチレンドデシルエーテルリン酸エステル塩等のポリオキシエチレンアルキルリン酸エステル塩;スチレン−マレイン酸共重合体の塩;アルキルビニルエーテル−マレイン酸共重合体の塩が挙げられ、
両性界面活性剤の具体例としては、N−ラウリルアラニン、N、N、N−トリメチルアミノプロピオン酸、N、N、N−トリヒドロキシエチルアミノプロピオン酸、N−ヘキシル−N、N−ジメチルアミノ酢酸、1−(2−カルボキシエチル)ピリジニウムベタインが挙げられる。
本発明に任意に用いられる安定化剤としては、例えば、エポキシ基を有する化合物又は抗酸化剤、リン酸、PAP(イソプロピルアシッドフォスフェート)助剤等が挙げられる。
エポキシ基を有する化合物としては、例えばエポキシ化植物油が挙げられ、より具体的には例えば、エポキシ化アマニ油、エポキシ化キリ油、エポキシ化エノ油等のエポキシ化乾性油;エポキシ化大豆油、エポキシ化綿実油、エポキシ化ゴマ油、エポキシ化ナタネ油等のエポキシ化半乾性油;エポキシ化ヒマシ油、エポキシ化オリーブ油、エポキシ化ツバキ油、エポキシ化ラッカセイ油、エポキシ化ヤシ油等のエポキシ化不乾性油が挙げられる。
抗酸化剤としては、例えば、ジブチルヒドロキシトルエン(BHT)、ブチルヒドロキシアニソール(BHA)、テトラキス〔3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニルオキシメチル〕メタン(Irganox 1010)、2,4,6−トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)メシチレン(Ionox 330)、エリソルビン酸、エリソルビン酸ナトリウム、クエン酸イソプロピルが挙げられる。
防腐剤としては、例えば、ブチルパラベン、ソルビン酸、ソルビン酸カリが挙げられる。
増量剤としては、例えば、滑石粉、ロウ石等のタルク類、珪藻土粉、雲母粉等のシリカ類及びクレー類などの鉱物性粉末、炭酸カルシウム、硫黄粉末、並びに、尿素粉末のほか、農薬製剤に用いられる通常の増量剤が挙げられ、これらの増量剤は単独で、または2種以上の混合物で用いることができる。
着色料としては、シアニングリーン、ブリリアントブルー、黄色1号等が挙げられる。
香料としては、d−リモネン等が挙げられる。
本発明の微粒状農薬製剤は、吸水性多孔質担体に半合成若しくは合成高分子系結合剤が含浸されてなる吸水性多孔質担体−結合剤複合体の表層部に、微粉状農薬組成物が付着されてなる農薬微粒子の性状のものである。かかる微粒状農薬製剤は、ナウターミキサーを用いて吸水性多孔質担体と微粉状農薬組成物とを撹拌混合し、次いで該混合物に半合成若しくは合成高分子系水溶性結合剤及び水、並びに他の含有成分を各々単独で又は予め混合した混合液とした上で加えて、さらに前記ナウターミキサーで撹拌混合することにより得られる本発明の農薬微粒剤用組成物を、そのまま乾燥機で乾燥する工程に付すことにより製造することができる。半合成若しくは合成高分子水溶性結合剤の添加方法としては、水に溶解若しくは分散した混合液として添加するのが好ましく、該混合液の粘度としては、100mPa・s未満(粘度測定機器:B型粘度計、粘度測定条件:ローターNo.1、60rpm、25℃、測定時間2分)であるものが好ましい。かかる乾燥工程に用いられる乾燥機としては、例えば、流動層乾燥機及び気流乾燥機等が挙げられ、乾燥温度及び乾燥時間は適宜設定されるものであるが、通常は乾燥温度が40〜100℃、乾燥時間が10分間〜2時間の範囲である。
前記の操作により得られる本発明の微粒状農薬製剤は、粒径が63〜212μmである農薬微粒子の含有割合が高く、粉粒剤、特に微粒剤Fに適したものである。本発明の微粒状農薬製剤はさらに整粒、篩分け等により、例えば粒径が63〜212μmである農薬微粒子の含有割合が90〜100重量パーセント等の所望の粒度分布を有する微粒状農薬製剤とすることもできる。
本発明に用いられる微粉状農薬組成物は、吸水性多孔質担体100重量部に対して、通常0.01〜10重量部、好ましくは0.1〜10重量部の割合であり、半合成若しくは合成高分子系水溶性結合剤は、吸水性多孔質担体100重量部に対して、通常0.1〜10重量部、好ましくは0.1〜5重量部の割合である。また本発明に用いられる水の量は特に限定されるものではなく、本発明の微粒状農薬製剤の製造条件に応じて、適宜設定されるものであるが、通常は本発明の農薬微粒剤用組成物全量のうち、5〜20重量パーセント程度の含有割合である。
本発明の微粒状農薬製剤は、含有する農薬有効成分や使用目的に応じて、例えば水田、乾田、育苗箱、畑地、果樹園、桑畑、温室、露地等の農耕地、森林、芝生、ゴルフ場、街路樹、道路、路肩、湿地などの非農耕地、池、貯水池、川、水路、下水道などの水系等で使用することができ、例えば、イネ、トウモロコシ、甜菜、綿、野菜(例えば、キャベツ、ハクサイ、ダイコン、キュウリ、ジャガイモ、ナス)、果樹(例えば、ミカン、ナシ、モモ)、茶及びタバコ等の対象作物において、病害虫が発生した時期に施用することにより該病害虫を防除することができる。また、対象作物に予め施用することにより、長期間にわたり病害虫の発生を防ぐこともできる。
本発明の微粒状農薬製剤の使用にあたっては、本発明の微粒状農薬製剤を単独で用いることができるが、適宜その用途により他の剤、例えば、農薬粒剤、粒状肥料、粒状培土、粒状植物栄養剤、粒状植物調整制御剤、粒状ホルモン剤、種子等の粒状農業資材等を混合して用いることもできる。
本発明の微粒状農薬製剤は、微粒状農薬製剤が一般的に施用される方法によって施用することができ、例えば、手で直接散布する方法や、背負い式散粒機、パイプ散粒機、空中散粒機、動力散粒機、育苗箱用散粒機、トラクター搭載型散粒機、多口ホース散粒機、散粒機を搭載した田植機等による方法を挙げることができる。
本発明の微粒状農薬組成物が水田や畑地において使用される場合には、その施用量は1000m2あたり、通常0.1〜10kg、好ましくは0.25〜5kgである。
本発明の微粒状農薬製剤の施用には、通常の農薬粉剤及び農薬粒剤と同様の形態が適用可能であり、例えば、茎葉散布、水面施用、育苗箱施用、田植時施用、育苗期施用、播種期施用、発芽時施用等が挙げられる。本発明の微粒状農薬製剤が育苗箱施用(イネが発芽し生育している育苗箱に農薬粒剤を散粒する方法をさす)される場合には、その施用量は育苗箱(通常、面積0.16m2程度)1枚あたり、通常5〜300g、好ましくは25〜100gであり、その際の施用方法としては、例えば手で直接施用する方法、及び育苗箱用散粒機を用いて施用する方法が挙げられる。
また、本発明の微粒状農薬製剤が播種期に施用される場合には、例えば苗床を作成する際に床土と覆土の間に種子と本発明の微粒状農薬製剤との層を形成するように本発明の微粒状農薬製剤が施用される。かかる苗床は通常育苗箱に作成されるものであり、その施用量は育苗箱(通常、面積0.16m2程度)1枚あたり、通常5〜300g、好ましくは25〜100gである。その際の施用方法としては、例えば手で直接施用する方法、ホッパー付き播種機により施用する方法が挙げられる。
以下、本発明を製造例、試験例等の実施例により詳しく説明するが、本発明はこれらの例のみに限定されるものではない。
まず本発明の微粒状農薬製剤の製剤例を示す。なお、部とは重量部を示す。
製剤例1
フェリムゾンと粒剤用クレー(商品名:勝光山クレーS、勝光山鉱業所株式会社製)との重量比1:1の混合物のジェットミル乾式粉砕物(平均粒子径5μm、以下、フェリムゾン/クレー粉砕混合物と記す。)2.10部、フサライドのジェットミル乾式粉砕物(平均粒子径4μm、以下、フサライド粉砕物と記す。)1.53部、クロチアニジンと粒剤用クレー(商品名:勝光山クレーS、勝光山鉱業所株式会社製)との重量比7:3の混合物のターボミル乾式粉砕物(平均粒子径15μm、以下、クロチアニジン/クレー粉砕混合物と記す。)0.51部及びゼオライト(商品名:サン・ゼオライトMGF、サン・ゼオライト工業株式会社製)93.86部をナウターミキサーに入れて10分間撹拌混合した。次いで、該混合物にリグニンスルホン酸ナトリウム(商品名:REAX85A、Westvaco社製)2部を水10部に溶解した水溶液(B型粘度計、ローターNo.1、60rpm、25℃、測定時間2分における粘度:10mPa・s未満)を加え、ナウターミキサーで30分間撹拌混合し、農薬微粒剤用組成物を得た。
得られた農薬微粒剤用組成物を流動層乾燥機(熱風温度 70℃、1時間)にて乾燥し、微粒状農薬製剤を得た。
製剤例2
フェリムゾン/クレー粉砕混合物2.10部、フサライド粉砕物1.53部、クロチアニジン/クレー粉砕混合物0.51部及びゼオライト(商品名:サン・ゼオライトMGF、サン・ゼオライト工業株式会社製)94.86部をナウターミキサーに入れて10分間撹拌混合した。次いで、該混合物にリグニンスルホン酸ナトリウム(商品名:REAX85A、Westvaco社製)1部を水10部に溶解した水溶液(B型粘度計、ローターNo.1、60rpm、25℃、測定時間2分における粘度:10mPa・s未満)を加え、ナウターミキサーで30分間撹拌混合し、農薬微粒剤用組成物を得た。
得られた農薬微粒剤用組成物を流動層乾燥機(熱風温度 70℃、1時間)にて乾燥し、微粒状農薬製剤を得た。
製剤例3
フサライド粉砕物1.53部、フェリムゾンのジェットミル乾式粉砕物(平均粒子径4μm、以下、フェリムゾン粉砕物と記す。)2.10部、クロチアニジンのジェットミル乾式粉砕物(平均粒子径4μm、以下、クロチアニジン粉砕物と記す。)0.51部及びゼオライト(商品名:サン・ゼオライトMGF、サン・ゼオライト工業株式会社製)94.36部をナウターミキサーに入れて10分間撹拌混合した。次いで、該混合物にリグニンスルホン酸ナトリウム(商品名:REAX85A、Westvaco社製)1.5部を水10部に溶解した水溶液(B型粘度計、ローターNo.1、60rpm、25℃、測定時間2分における粘度:10mPa・s未満)を加え、ナウターミキサーで30分間撹拌混合し、農薬微粒剤用組成物を得た。
得られた農薬微粒剤用組成物を流動層乾燥機(熱風温度 70℃、1時間)にて乾燥し、微粒状農薬製剤を得た。
製剤例4
フェリムゾン/クレー粉砕混合物2.10部、フサライド粉砕物1.53部、クロチアニジン/クレー粉砕混合物0.51部及びゼオライト(商品名:サン・ゼオライトMGF、サン・ゼオライト工業株式会社製)95.36部をナウターミキサーに入れて10分間撹拌混合した。次いで、該混合物にリグニンスルホン酸ナトリウム(商品名:REAX85A、Westvaco社製)0.5部を水10部に溶解した水溶液(B型粘度計、ローターNo.1、60rpm、25℃、測定時間2分における粘度:10mPa・s未満)を加え、ナウターミキサーで30分間撹拌混合し、農薬微粒剤用組成物を得た。
得られた農薬微粒剤用組成物を流動層乾燥機(熱風温度 70℃、1時間)にて乾燥し、微粒状農薬製剤を得た。
製剤例5
フサライド粉砕物1.53部、フェリムゾン2.10部、クロチアニジン0.51部及びゼオライト(商品名:サン・ゼオライトMGF、サン・ゼオライト工業株式会社製)94.86部をナウターミキサーに入れて10分間撹拌混合した。次いで、該混合物にリグニンスルホン酸ナトリウム(商品名:REAX85A、Westvaco社製)1部を水10部に溶解した水溶液(B型粘度計、ローターNo.1、60rpm、25℃、測定時間2分における粘度:10mPa・s未満)を加え、ナウターミキサーで30分間撹拌混合し、農薬微粒剤用組成物を得た。
得られた農薬微粒剤用組成物を流動層乾燥機(熱風温度 70℃、1時間)にて乾燥し、微粒状農薬製剤を得た。
製剤例6
フェリムゾン粉砕物2.10部、クロチアニジン粉砕物0.51部、トリシクラゾールのジェットミル乾式粉砕物(平均粒子径4μm、以下、トリシクラゾール粉砕物と記す。)0.51部及びゼオライト(商品名:サン・ゼオライトMGF、サン・ゼオライト工業株式会社製)95.78部をナウターミキサーに入れて10分間撹拌混合した。次いで、該混合物にリグニンスルホン酸ナトリウム(商品名:REAX85A、Westvaco社製)1部及びジオクチルスルホコハク酸ナトリウム(商品名:ニューカルゲンEP−60P、竹本油脂株式会社製)0.10部を水11部に溶解・分散した水分散液(B型粘度計、ローターNo.1、60rpm、25℃、測定時間2分における粘度:10mPa・s未満)を加え、ナウターミキサーで30分間撹拌混合し、農薬微粒剤用組成物を得た。
得られた農薬微粒剤用組成物を流動層乾燥機(熱風温度 70℃、1時間)にて乾燥し、微粒状農薬製剤を得た。
製剤例7
フサライド粉砕物1.53部、フェリムゾン粉砕物2.10部、クロチアニジン粉砕物0.51部及びゼオライト(商品名:サン・ゼオライトMGF、サン・ゼオライト工業株式会社製)94.53部をナウターミキサーに入れて10分間撹拌混合した。次いで、該混合物にリグニンスルホン酸ナトリウム(商品名:REAX85A、Westvaco社製)1部及びバリダマイシン0.33部を水10部に溶解した水溶液(B型粘度計、ローターNo.1、60rpm、25℃、測定時間2分における粘度:10mPa・s未満)を加え、ナウターミキサーで30分間撹拌混合し、農薬微粒剤用組成物を得た。
得られた農薬微粒剤用組成物を流動層乾燥機(熱風温度 70℃、1時間)にて乾燥し、微粒状農薬製剤を得た。
製剤例8
フェリムゾン粉砕物2.10部、クロチアニジン粉砕物0.51部、トリシクラゾール粉砕物0.51部及びゼオライト(商品名:サン・ゼオライトMGF、サン・ゼオライト工業株式会社製)95.55部をナウターミキサーに入れて10分間撹拌混合した。次いで、該混合物にリグニンスルホン酸ナトリウム(商品名:REAX85A、Westvaco社製)1部及びバリダマイシン0.33部を水10部に溶解した水溶液(B型粘度計、ローターNo.1、60rpm、25℃、測定時間2分における粘度:10mPa・s未満)を加え、ナウターミキサーで30分間撹拌混合し、農薬微粒剤用組成物を得た。
得られた農薬微粒剤用組成物を流動層乾燥機(熱風温度 70℃、1時間)にて乾燥し、微粒状農薬製剤を得た。
製剤例9
フェリムゾン粉砕物2.10部、クロチアニジン粉砕物0.51部、トリシクラゾール粉砕物0.51部及びゼオライト(商品名:サン・ゼオライトMGF、サン・ゼオライト工業株式会社製)95.88部をナウターミキサーに入れて10分間撹拌混合した。次いで、該混合物にポリビニルアルコール(商品名:ゴーセノールGL−05、日本合成化学工業株式会社製)1部を水11部(B型粘度計、ローターNo.1、60rpm、25℃、測定時間2分における粘度:33.7mPa・s)に溶解した水溶液を加え、ナウターミキサーで30分間撹拌混合し、農薬微粒剤用組成物を得た。
得られた農薬微粒剤用組成物を流動層乾燥機(熱風温度 70℃、1時間)にて乾燥し、微粒状農薬製剤を得た。
製剤例10
フェリムゾン/クレー粉砕混合物2.10部、フサライド粉砕物1.53部、クロチアニジン/クレー粉砕混合物0.51部及びゼオライト(商品名:サン・ゼオライトMGF、サン・ゼオライト工業株式会社製)95.36部をナウターミキサーに入れて10分間撹拌混合した。次いで、該混合物にリグニンスルホン酸ナトリウム(商品名:REAX85A、Westvaco社製)1部及びジオクチルスルホコハク酸ナトリウム(商品名:ニューカルゲンEP−60P、竹本油脂株式会社製)0.10部を水10部に溶解・分散した水分散液(B型粘度計、ローターNo.1、60rpm、25℃、測定時間2分における粘度:10mPa・s未満)を加え、ナウターミキサーで30分間撹拌混合し、農薬微粒剤用組成物を得た。
得られた農薬微粒剤用組成物を流動層乾燥機(熱風温度 70℃、1時間)にて乾燥し、微粒状農薬製剤を得た。
次に比較用の微粒状農薬製剤の参考製剤例を示す。
参考製剤例1
フェリムゾン/クレー粉砕混合物2.10部、フサライド粉砕物1.53部、クロチアニジン/クレー粉砕混合物0.51部及び炭酸カルシウム(寒水#65150−K、日東粉化工業株式会社製)94.86部をナウターミキサーに入れて10分間撹拌混合した。次いで、該混合物にリグニンスルホン酸ナトリウム(商品名:REAX85A、Westvaco社製)1部を水3部に溶解した水溶液(B型粘度計、ローターNo.1、60rpm、25℃、測定時間2分における粘度:10mPa・s未満)を加え、ナウターミキサーで30分間撹拌混合し、農薬微粒剤用組成物を得た。
得られた農薬微粒剤用組成物を流動層乾燥機(熱風温度 70℃、1時間)にて乾燥し、微粒状農薬製剤を得た。
参考製剤例2
フェリムゾン/クレー粉砕混合物2.10部、フサライド粉砕物1.53部、クロチアニジン/クレー粉砕混合物0.51部及び硅砂(ネオライト興産株式会社製)94.86部をナウターミキサーに入れて10分間撹拌混合した。次いで、該混合物にリグニンスルホン酸ナトリウム(商品名:REAX85A、Westvaco社製)1部を水3部に溶解した水溶液(B型粘度計、ローターNo.1、60rpm、25℃、測定時間2分における粘度:10mPa・s未満)を加え、ナウターミキサーで30分間撹拌混合し、農薬微粒剤用組成物を得た。
得られた農薬微粒剤用組成物を流動層乾燥機(熱風温度 70℃、1時間)にて乾燥し、微粒状農薬製剤を得た。
製剤例及び参考製剤例に用いた固体担体の粒度分布(単位:重量パーセント)及び吸油能は、それぞれ〔表1〕の通りである。
Figure 0005136038
次に試験例を示す。
試験例1
各製剤例及び各参考製剤例で得られた微粒状農薬製剤の各々を目開き212μm及び63μmの篩で篩別した。供試した微粒状農薬製剤のうち、目開き212μmの篩を通過しない微粒状農薬製剤の含有割合(重量比)を測定し、造粒時の農薬微粒子の製造効率を下記の通り6段階評価した。

製造効率評価 評価基準
(目開き212μmの篩を不通過の農薬微粒子の含有割合)
+++ : 10重量%未満
++ : 10〜20重量%
+ : 20〜40重量%
− : 40〜60重量%
−− : 60〜80重量%
−−− : 80重量%超

その結果を〔表2〕に示す。
Figure 0005136038
試験例2
試験例1と同様に篩別して目開き212μmの篩を通過しかつ63μmの篩を不通過であった供試微粒状農薬製剤10gを、予め農薬有効成分含量を測定した後、微粒状農薬製剤10gを内蔵されているフィルター(直径 40mm)が水平になるように設置されたグラスフィルター(11G−2)のフィルター上に平らになるように載置し、グラスフィルターの下部より風量30リットル/分で2分間通気した。その後、グラスフィルター内の供試微粒状農薬製剤を回収して農薬有効成分含量を測定し、下式(A)により剥離率を求めた。
Figure 0005136038

1:供試前の農薬有効成分含量(重量%)
2:供試後の農薬有効成分含量(重量%)

その結果を、〔表3〕に示す。
Figure 0005136038
試験例1及び試験例2の結果から明らかな通り、本発明の微粒状農薬製剤の製造方法により製造された本発明の微粒状農薬製剤は、微粒剤に適した粒度分布、具体的には63μm〜212μmの粒径の農薬微粒子を多く含むものであり、また製造後の剥離も各農薬有効成分の剥離率が10パーセント未満に抑制された良好な性状を有するものであることが確認できる。

Claims (10)

  1. 粒径が45〜212μmである吸水性多孔質担体、粒径が0.1〜20μmである微粉状農薬組成物、半合成若しくは合成高分子系水溶性結合剤及び水を含有する農薬微粒剤用組成物であって、前記吸水性多孔質担体は、日本工業規格(JIS)K−5101試験におけるアマニ油の吸油量が担体100gあたり20〜200mlとなる多孔質担体である農薬微粒剤用組成物
  2. 吸水性多孔質担体100重量部に対して、微粉状農薬組成物が0.01〜10重量部、半合成若しくは合成高分子系水溶性結合剤が0.1〜10重量部の含有割合である請求項1記載の農薬微粒剤用組成物。
  3. 半合成若しくは合成高分子系水溶性結合剤が、リグニンスルホン酸塩又はポリビニルアルコールである請求項1又は2記載の農薬微粒剤用組成物。
  4. 微粉状農薬組成物が、殺菌活性化合物、殺虫活性化合物及び微粉状固体担体を含有する組成物である請求項1〜3いずれか一項記載の農薬微粒剤用組成物。
  5. 微粉状農薬組成物が、クロチアニジン及び微粉状固体担体を含有する組成物である請求項1〜3いずれか一項記載の農薬微粒剤用組成物。
  6. 粒径が45〜212μmである吸水性多孔質担体及び粒径が0.1〜20μmである微粉状農薬組成物を含有する混合物に、半合成若しくは合成高分子系水溶性結合剤及び水を加えて、ナウターミキサーで撹拌混合する工程と、次いで乾燥する工程とを有してなる微粒状農薬製剤の製造方法であって、前記吸水性多孔質担体は、日本工業規格(JIS)K−5101試験におけるアマニ油の吸油量が担体100gあたり20〜200mlとなる多孔質担体である微粒状農薬製剤の製造方法。
  7. 粒径が45〜212μmである吸水性多孔質担体に半合成若しくは合成高分子系水溶性結合剤が含浸されてなる吸水性多孔質担体−結合剤複合体の表層部に粒径が0.1〜20μm微粉状農薬組成物が付着されてなる農薬微粒子からなる微粒状農薬製剤であって、前記吸水性多孔質担体は、日本工業規格(JIS)K−5101試験におけるアマニ油の吸油量が担体100gあたり20〜200mlとなる多孔質担体である微粒状農薬製剤
  8. 粒径が63〜212μmである農薬微粒子の含有割合が90〜100重量パーセントである請求項7記載の微粒状農薬製剤。
  9. 径が45〜212μmである吸水性多孔質担体、粒径が0.1〜20μmである微粉状農薬組成物、半合成若しくは合成高分子系水溶性結合剤及び水を含有する農薬微粒剤用組成物であって、前記吸水性多孔質担体が、ゼオライト、ラジオライト、ベントナイト、酸性白土、セピオライト、アタパルジャイト、パーライト、フィライト及び軽石からなる群より選ばれる1種以上の吸水性多孔質担体である農薬微粒剤用組成物。
  10. 粒径が45〜212μmである吸水性多孔質担体、粒径が0.1〜20μmである微粉状農薬組成物、半合成若しくは合成高分子系水溶性結合剤及び水を含有する農薬微粒剤用組成物であって、前記吸水性多孔質担体が、ゼオライトである農薬微粒剤用組成物。
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