JP5136038B2 - 農薬微粒剤用組成物、微粒状農薬製剤及び微粒状農薬製剤の製造方法 - Google Patents
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〔1〕 粒径が45〜212μmである吸水性多孔質担体、粒径が0.1〜20μmである微粉状農薬組成物、半合成若しくは合成高分子系水溶性結合剤及び水を含有する農薬微粒剤用組成物。
〔2〕 吸水性多孔質担体100重量部に対して、微粉状農薬組成物が0.01〜10重量部、半合成若しくは合成高分子系水溶性結合剤が0.1〜10重量部の含有割合である〔1〕記載の農薬微粒剤用組成物。
〔3〕 半合成若しくは合成高分子系水溶性結合剤が、リグニンスルホン酸塩又はポリビニルアルコールである〔1〕又は〔2〕記載の農薬微粒剤用組成物。
〔4〕 微粉状農薬組成物が、殺菌活性化合物、殺虫活性化合物及び微粉状固体担体を含有する組成物である〔1〕〜〔3〕いずれか一項記載の農薬微粒剤用組成物。
〔5〕 微粉状農薬組成物が、クロチアニジン及び微粉状固体担体を含有する組成物である〔1〕〜〔3〕いずれか一項記載の農薬微粒剤用組成物。
〔6〕 吸水性多孔質担体が、ゼオライトである〔1〕〜〔5〕いずれか一項記載の農薬微粒剤用組成物。
〔7〕 粒径が45〜212μmである吸水性多孔質担体及び粒径が0.1〜20μmである微粉状農薬組成物を含有する混合物に、半合成若しくは合成高分子系水溶性結合剤及び水を加えて、ナウターミキサーで撹拌混合する工程と、次いで乾燥する工程とを有してなる微粒状農薬製剤の製造方法。
〔8〕 粒径が45〜212μmである吸水性多孔質担体に半合成若しくは合成高分子系水溶性結合剤が含浸されてなる吸水性多孔質担体−結合剤複合体の表層部に粒径が0.1〜20μmの微粉状農薬組成物が付着されてなる農薬微粒子からなる微粒状農薬製剤。
〔9〕 農薬微粒子が、粒径が45〜212μmである吸水性多孔質担体に半合成若しくは合成高分子系水溶性結合剤が含浸されてなる吸水性多孔質担体−結合剤複合体の表層部に、粒径が0.1〜20μmである微粉状農薬組成物が付着されてなる農薬微粒子である請求項8記載の微粒状農薬製剤。
〔10〕 粒径が63〜212μmである農薬微粒子の含有割合が90〜100重量パーセントである〔8〕又は〔9〕記載の微粒状農薬製剤。
かかる界面活性剤のうち、非イオン性界面活性剤の具体例としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルアリルエーテル、ポリオキシエチレンラノリンアルコール、ポリオキシエチレンアルキルフェノールホルマリン縮合物、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシングリセリルモノ脂肪酸エステル、ポリオキシプロピレングリコールモノ脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンヒマシ油誘導体、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、高級脂肪酸グリセリンエステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマー、ポリオキシエチレン脂肪酸アミド、アルキロールアミド及びポリオキシエチレンアルキルアミンが挙げられ、
陽イオン性界面活性剤の具体例としては、ドデシルアミン塩酸塩等のアルキルアミン塩酸塩;アルキル四級アンモニウム塩、ドデシルトリメチルアンモニウム塩等のアルキルトリメチル四級アンモニウム塩;アルキルジメチルベンジルアンモニウム塩、アルキルピリミジニウム塩、アルキルイソキノリニウム塩、ジアルキルモルホリニウム塩、塩化ベンゼトニウム、ポリアルキルビニルピリジニウム塩が挙げられ、
陰イオン性界面活性剤の具体例としては、パルミチン酸ナトリウム等の脂肪酸ナトリウム;ポリオキシエチレンラウリルエーテルカルボン酸ナトリウム等のエーテルカルボン酸ナトリウム;ラウロイルサルコシンナトリウム、N−ラウロイルグルタミン酸ナトリウム等の高級脂肪酸のアミノ酸縮合物;高級アルキルスルホン酸塩;ラウリン酸エステルスルホン酸塩等の高級脂肪酸エステルスルホン酸塩;ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム等のジアルキルスルホサクシネート塩;オレイン酸アミドスルホン酸塩等の高級脂肪酸アミドスルホン酸塩;ドデシルベンゼンスルホン酸塩;ジイソプロピルナフタレンスルホン酸塩;アルキルアリルスルホン酸塩ホルマリン縮合物;アルケニルスルホン酸塩;ペンタデカン−2−スルフェート塩等の高級アルコール硫酸エステル塩;ポリオキシエチレンドデシルエーテル硫酸ナトリウム等のポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩;ジポリオキシエチレンドデシルエーテルリン酸エステル塩等のポリオキシエチレンアルキルリン酸エステル塩;スチレン−マレイン酸共重合体の塩;アルキルビニルエーテル−マレイン酸共重合体の塩が挙げられ、
両性界面活性剤の具体例としては、N−ラウリルアラニン、N、N、N−トリメチルアミノプロピオン酸、N、N、N−トリヒドロキシエチルアミノプロピオン酸、N−ヘキシル−N、N−ジメチルアミノ酢酸、1−(2−カルボキシエチル)ピリジニウムベタインが挙げられる。
防腐剤としては、例えば、ブチルパラベン、ソルビン酸、ソルビン酸カリが挙げられる。
着色料としては、シアニングリーン、ブリリアントブルー、黄色1号等が挙げられる。
香料としては、d−リモネン等が挙げられる。
本発明の微粒状農薬製剤の使用にあたっては、本発明の微粒状農薬製剤を単独で用いることができるが、適宜その用途により他の剤、例えば、農薬粒剤、粒状肥料、粒状培土、粒状植物栄養剤、粒状植物調整制御剤、粒状ホルモン剤、種子等の粒状農業資材等を混合して用いることもできる。
本発明の微粒状農薬組成物が水田や畑地において使用される場合には、その施用量は1000m2あたり、通常0.1〜10kg、好ましくは0.25〜5kgである。
また、本発明の微粒状農薬製剤が播種期に施用される場合には、例えば苗床を作成する際に床土と覆土の間に種子と本発明の微粒状農薬製剤との層を形成するように本発明の微粒状農薬製剤が施用される。かかる苗床は通常育苗箱に作成されるものであり、その施用量は育苗箱(通常、面積0.16m2程度)1枚あたり、通常5〜300g、好ましくは25〜100gである。その際の施用方法としては、例えば手で直接施用する方法、ホッパー付き播種機により施用する方法が挙げられる。
フェリムゾンと粒剤用クレー(商品名:勝光山クレーS、勝光山鉱業所株式会社製)との重量比1:1の混合物のジェットミル乾式粉砕物(平均粒子径5μm、以下、フェリムゾン/クレー粉砕混合物と記す。)2.10部、フサライドのジェットミル乾式粉砕物(平均粒子径4μm、以下、フサライド粉砕物と記す。)1.53部、クロチアニジンと粒剤用クレー(商品名:勝光山クレーS、勝光山鉱業所株式会社製)との重量比7:3の混合物のターボミル乾式粉砕物(平均粒子径15μm、以下、クロチアニジン/クレー粉砕混合物と記す。)0.51部及びゼオライト(商品名:サン・ゼオライトMGF、サン・ゼオライト工業株式会社製)93.86部をナウターミキサーに入れて10分間撹拌混合した。次いで、該混合物にリグニンスルホン酸ナトリウム(商品名:REAX85A、Westvaco社製)2部を水10部に溶解した水溶液(B型粘度計、ローターNo.1、60rpm、25℃、測定時間2分における粘度:10mPa・s未満)を加え、ナウターミキサーで30分間撹拌混合し、農薬微粒剤用組成物を得た。
得られた農薬微粒剤用組成物を流動層乾燥機(熱風温度 70℃、1時間)にて乾燥し、微粒状農薬製剤を得た。
フェリムゾン/クレー粉砕混合物2.10部、フサライド粉砕物1.53部、クロチアニジン/クレー粉砕混合物0.51部及びゼオライト(商品名:サン・ゼオライトMGF、サン・ゼオライト工業株式会社製)94.86部をナウターミキサーに入れて10分間撹拌混合した。次いで、該混合物にリグニンスルホン酸ナトリウム(商品名:REAX85A、Westvaco社製)1部を水10部に溶解した水溶液(B型粘度計、ローターNo.1、60rpm、25℃、測定時間2分における粘度:10mPa・s未満)を加え、ナウターミキサーで30分間撹拌混合し、農薬微粒剤用組成物を得た。
得られた農薬微粒剤用組成物を流動層乾燥機(熱風温度 70℃、1時間)にて乾燥し、微粒状農薬製剤を得た。
フサライド粉砕物1.53部、フェリムゾンのジェットミル乾式粉砕物(平均粒子径4μm、以下、フェリムゾン粉砕物と記す。)2.10部、クロチアニジンのジェットミル乾式粉砕物(平均粒子径4μm、以下、クロチアニジン粉砕物と記す。)0.51部及びゼオライト(商品名:サン・ゼオライトMGF、サン・ゼオライト工業株式会社製)94.36部をナウターミキサーに入れて10分間撹拌混合した。次いで、該混合物にリグニンスルホン酸ナトリウム(商品名:REAX85A、Westvaco社製)1.5部を水10部に溶解した水溶液(B型粘度計、ローターNo.1、60rpm、25℃、測定時間2分における粘度:10mPa・s未満)を加え、ナウターミキサーで30分間撹拌混合し、農薬微粒剤用組成物を得た。
得られた農薬微粒剤用組成物を流動層乾燥機(熱風温度 70℃、1時間)にて乾燥し、微粒状農薬製剤を得た。
フェリムゾン/クレー粉砕混合物2.10部、フサライド粉砕物1.53部、クロチアニジン/クレー粉砕混合物0.51部及びゼオライト(商品名:サン・ゼオライトMGF、サン・ゼオライト工業株式会社製)95.36部をナウターミキサーに入れて10分間撹拌混合した。次いで、該混合物にリグニンスルホン酸ナトリウム(商品名:REAX85A、Westvaco社製)0.5部を水10部に溶解した水溶液(B型粘度計、ローターNo.1、60rpm、25℃、測定時間2分における粘度:10mPa・s未満)を加え、ナウターミキサーで30分間撹拌混合し、農薬微粒剤用組成物を得た。
得られた農薬微粒剤用組成物を流動層乾燥機(熱風温度 70℃、1時間)にて乾燥し、微粒状農薬製剤を得た。
フサライド粉砕物1.53部、フェリムゾン2.10部、クロチアニジン0.51部及びゼオライト(商品名:サン・ゼオライトMGF、サン・ゼオライト工業株式会社製)94.86部をナウターミキサーに入れて10分間撹拌混合した。次いで、該混合物にリグニンスルホン酸ナトリウム(商品名:REAX85A、Westvaco社製)1部を水10部に溶解した水溶液(B型粘度計、ローターNo.1、60rpm、25℃、測定時間2分における粘度:10mPa・s未満)を加え、ナウターミキサーで30分間撹拌混合し、農薬微粒剤用組成物を得た。
得られた農薬微粒剤用組成物を流動層乾燥機(熱風温度 70℃、1時間)にて乾燥し、微粒状農薬製剤を得た。
フェリムゾン粉砕物2.10部、クロチアニジン粉砕物0.51部、トリシクラゾールのジェットミル乾式粉砕物(平均粒子径4μm、以下、トリシクラゾール粉砕物と記す。)0.51部及びゼオライト(商品名:サン・ゼオライトMGF、サン・ゼオライト工業株式会社製)95.78部をナウターミキサーに入れて10分間撹拌混合した。次いで、該混合物にリグニンスルホン酸ナトリウム(商品名:REAX85A、Westvaco社製)1部及びジオクチルスルホコハク酸ナトリウム(商品名:ニューカルゲンEP−60P、竹本油脂株式会社製)0.10部を水11部に溶解・分散した水分散液(B型粘度計、ローターNo.1、60rpm、25℃、測定時間2分における粘度:10mPa・s未満)を加え、ナウターミキサーで30分間撹拌混合し、農薬微粒剤用組成物を得た。
得られた農薬微粒剤用組成物を流動層乾燥機(熱風温度 70℃、1時間)にて乾燥し、微粒状農薬製剤を得た。
フサライド粉砕物1.53部、フェリムゾン粉砕物2.10部、クロチアニジン粉砕物0.51部及びゼオライト(商品名:サン・ゼオライトMGF、サン・ゼオライト工業株式会社製)94.53部をナウターミキサーに入れて10分間撹拌混合した。次いで、該混合物にリグニンスルホン酸ナトリウム(商品名:REAX85A、Westvaco社製)1部及びバリダマイシン0.33部を水10部に溶解した水溶液(B型粘度計、ローターNo.1、60rpm、25℃、測定時間2分における粘度:10mPa・s未満)を加え、ナウターミキサーで30分間撹拌混合し、農薬微粒剤用組成物を得た。
得られた農薬微粒剤用組成物を流動層乾燥機(熱風温度 70℃、1時間)にて乾燥し、微粒状農薬製剤を得た。
フェリムゾン粉砕物2.10部、クロチアニジン粉砕物0.51部、トリシクラゾール粉砕物0.51部及びゼオライト(商品名:サン・ゼオライトMGF、サン・ゼオライト工業株式会社製)95.55部をナウターミキサーに入れて10分間撹拌混合した。次いで、該混合物にリグニンスルホン酸ナトリウム(商品名:REAX85A、Westvaco社製)1部及びバリダマイシン0.33部を水10部に溶解した水溶液(B型粘度計、ローターNo.1、60rpm、25℃、測定時間2分における粘度:10mPa・s未満)を加え、ナウターミキサーで30分間撹拌混合し、農薬微粒剤用組成物を得た。
得られた農薬微粒剤用組成物を流動層乾燥機(熱風温度 70℃、1時間)にて乾燥し、微粒状農薬製剤を得た。
フェリムゾン粉砕物2.10部、クロチアニジン粉砕物0.51部、トリシクラゾール粉砕物0.51部及びゼオライト(商品名:サン・ゼオライトMGF、サン・ゼオライト工業株式会社製)95.88部をナウターミキサーに入れて10分間撹拌混合した。次いで、該混合物にポリビニルアルコール(商品名:ゴーセノールGL−05、日本合成化学工業株式会社製)1部を水11部(B型粘度計、ローターNo.1、60rpm、25℃、測定時間2分における粘度:33.7mPa・s)に溶解した水溶液を加え、ナウターミキサーで30分間撹拌混合し、農薬微粒剤用組成物を得た。
得られた農薬微粒剤用組成物を流動層乾燥機(熱風温度 70℃、1時間)にて乾燥し、微粒状農薬製剤を得た。
フェリムゾン/クレー粉砕混合物2.10部、フサライド粉砕物1.53部、クロチアニジン/クレー粉砕混合物0.51部及びゼオライト(商品名:サン・ゼオライトMGF、サン・ゼオライト工業株式会社製)95.36部をナウターミキサーに入れて10分間撹拌混合した。次いで、該混合物にリグニンスルホン酸ナトリウム(商品名:REAX85A、Westvaco社製)1部及びジオクチルスルホコハク酸ナトリウム(商品名:ニューカルゲンEP−60P、竹本油脂株式会社製)0.10部を水10部に溶解・分散した水分散液(B型粘度計、ローターNo.1、60rpm、25℃、測定時間2分における粘度:10mPa・s未満)を加え、ナウターミキサーで30分間撹拌混合し、農薬微粒剤用組成物を得た。
得られた農薬微粒剤用組成物を流動層乾燥機(熱風温度 70℃、1時間)にて乾燥し、微粒状農薬製剤を得た。
フェリムゾン/クレー粉砕混合物2.10部、フサライド粉砕物1.53部、クロチアニジン/クレー粉砕混合物0.51部及び炭酸カルシウム(寒水#65150−K、日東粉化工業株式会社製)94.86部をナウターミキサーに入れて10分間撹拌混合した。次いで、該混合物にリグニンスルホン酸ナトリウム(商品名:REAX85A、Westvaco社製)1部を水3部に溶解した水溶液(B型粘度計、ローターNo.1、60rpm、25℃、測定時間2分における粘度:10mPa・s未満)を加え、ナウターミキサーで30分間撹拌混合し、農薬微粒剤用組成物を得た。
得られた農薬微粒剤用組成物を流動層乾燥機(熱風温度 70℃、1時間)にて乾燥し、微粒状農薬製剤を得た。
フェリムゾン/クレー粉砕混合物2.10部、フサライド粉砕物1.53部、クロチアニジン/クレー粉砕混合物0.51部及び硅砂(ネオライト興産株式会社製)94.86部をナウターミキサーに入れて10分間撹拌混合した。次いで、該混合物にリグニンスルホン酸ナトリウム(商品名:REAX85A、Westvaco社製)1部を水3部に溶解した水溶液(B型粘度計、ローターNo.1、60rpm、25℃、測定時間2分における粘度:10mPa・s未満)を加え、ナウターミキサーで30分間撹拌混合し、農薬微粒剤用組成物を得た。
得られた農薬微粒剤用組成物を流動層乾燥機(熱風温度 70℃、1時間)にて乾燥し、微粒状農薬製剤を得た。
各製剤例及び各参考製剤例で得られた微粒状農薬製剤の各々を目開き212μm及び63μmの篩で篩別した。供試した微粒状農薬製剤のうち、目開き212μmの篩を通過しない微粒状農薬製剤の含有割合(重量比)を測定し、造粒時の農薬微粒子の製造効率を下記の通り6段階評価した。
製造効率評価 評価基準
(目開き212μmの篩を不通過の農薬微粒子の含有割合)
+++ : 10重量%未満
++ : 10〜20重量%
+ : 20〜40重量%
− : 40〜60重量%
−− : 60〜80重量%
−−− : 80重量%超
その結果を〔表2〕に示す。
試験例1と同様に篩別して目開き212μmの篩を通過しかつ63μmの篩を不通過であった供試微粒状農薬製剤10gを、予め農薬有効成分含量を測定した後、微粒状農薬製剤10gを内蔵されているフィルター(直径 40mm)が水平になるように設置されたグラスフィルター(11G−2)のフィルター上に平らになるように載置し、グラスフィルターの下部より風量30リットル/分で2分間通気した。その後、グラスフィルター内の供試微粒状農薬製剤を回収して農薬有効成分含量を測定し、下式(A)により剥離率を求めた。
A1:供試前の農薬有効成分含量(重量%)
A2:供試後の農薬有効成分含量(重量%)
その結果を、〔表3〕に示す。
Claims (10)
- 粒径が45〜212μmである吸水性多孔質担体、粒径が0.1〜20μmである微粉状農薬組成物、半合成若しくは合成高分子系水溶性結合剤及び水を含有する農薬微粒剤用組成物であって、前記吸水性多孔質担体は、日本工業規格(JIS)K−5101試験におけるアマニ油の吸油量が担体100gあたり20〜200mlとなる多孔質担体である農薬微粒剤用組成物。
- 吸水性多孔質担体100重量部に対して、微粉状農薬組成物が0.01〜10重量部、半合成若しくは合成高分子系水溶性結合剤が0.1〜10重量部の含有割合である請求項1記載の農薬微粒剤用組成物。
- 半合成若しくは合成高分子系水溶性結合剤が、リグニンスルホン酸塩又はポリビニルアルコールである請求項1又は2記載の農薬微粒剤用組成物。
- 微粉状農薬組成物が、殺菌活性化合物、殺虫活性化合物及び微粉状固体担体を含有する組成物である請求項1〜3いずれか一項記載の農薬微粒剤用組成物。
- 微粉状農薬組成物が、クロチアニジン及び微粉状固体担体を含有する組成物である請求項1〜3いずれか一項記載の農薬微粒剤用組成物。
- 粒径が45〜212μmである吸水性多孔質担体及び粒径が0.1〜20μmである微粉状農薬組成物を含有する混合物に、半合成若しくは合成高分子系水溶性結合剤及び水を加えて、ナウターミキサーで撹拌混合する工程と、次いで乾燥する工程とを有してなる微粒状農薬製剤の製造方法であって、前記吸水性多孔質担体は、日本工業規格(JIS)K−5101試験におけるアマニ油の吸油量が担体100gあたり20〜200mlとなる多孔質担体である微粒状農薬製剤の製造方法。
- 粒径が45〜212μmである吸水性多孔質担体に半合成若しくは合成高分子系水溶性結合剤が含浸されてなる吸水性多孔質担体−結合剤複合体の表層部に粒径が0.1〜20μmの微粉状農薬組成物が付着されてなる農薬微粒子からなる微粒状農薬製剤であって、前記吸水性多孔質担体は、日本工業規格(JIS)K−5101試験におけるアマニ油の吸油量が担体100gあたり20〜200mlとなる多孔質担体である微粒状農薬製剤。
- 粒径が63〜212μmである農薬微粒子の含有割合が90〜100重量パーセントである請求項7記載の微粒状農薬製剤。
- 粒径が45〜212μmである吸水性多孔質担体、粒径が0.1〜20μmである微粉状農薬組成物、半合成若しくは合成高分子系水溶性結合剤及び水を含有する農薬微粒剤用組成物であって、前記吸水性多孔質担体が、ゼオライト、ラジオライト、ベントナイト、酸性白土、セピオライト、アタパルジャイト、パーライト、フィライト及び軽石からなる群より選ばれる1種以上の吸水性多孔質担体である農薬微粒剤用組成物。
- 粒径が45〜212μmである吸水性多孔質担体、粒径が0.1〜20μmである微粉状農薬組成物、半合成若しくは合成高分子系水溶性結合剤及び水を含有する農薬微粒剤用組成物であって、前記吸水性多孔質担体が、ゼオライトである農薬微粒剤用組成物。
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