JP2001025945A - 定置タンデムテーブル形ロータリ研削盤 - Google Patents

定置タンデムテーブル形ロータリ研削盤

Info

Publication number
JP2001025945A
JP2001025945A JP11197277A JP19727799A JP2001025945A JP 2001025945 A JP2001025945 A JP 2001025945A JP 11197277 A JP11197277 A JP 11197277A JP 19727799 A JP19727799 A JP 19727799A JP 2001025945 A JP2001025945 A JP 2001025945A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
column
rotary
grinding
cover
head
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11197277A
Other languages
English (en)
Inventor
Fujio Moriyasu
富士男 守安
Shogo Saito
正吾 斎藤
Keizo Ishino
敬三 石野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Heavy Industries Ltd filed Critical Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority to JP11197277A priority Critical patent/JP2001025945A/ja
Publication of JP2001025945A publication Critical patent/JP2001025945A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】パレット交換式ロータリ研削盤やロータリテー
ブルが左右移動するタンデムテーブル式ロータリ研削盤
の不具合をなくし、生産性の向上および省スペース化を
図った構造簡素な定置タンデムテーブル形ロータリ研削
盤を提供する。 【構成】本体ベッド1上に左右に並んで定置された2体
のロータリテーブル2,3と、本体ベッド1の後部に配
置されたコラム4と、このコラムに連結される砥石頭1
0と、ロータリテーブル2,3の少なくとも一方の周囲
全体を覆いかつ砥石頭10とともに一方のロータリテー
ブルから他方のロータリテーブルの位置まで左右移動す
る飛沫除け構造体とを有し、本体ベッド1に対してコラ
ム4を左右移動させるか、あるいはコラム4を固定設置
して砥石頭サドル37をコラム4に対して左右移動させ
る構造とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明はロータリ研削盤に
関し、特に2体のロータリテーブルを本体ベッド上に固
定設置し、前記ロータリテーブル上の一方の被加工物の
加工中に他方のロータリテーブルの被加工物の段取りを
行い得るようにした定置タンデムテーブル形ロータリ研
削盤に関する。
【0002】
【従来の技術】複数の被加工物(ワーク)を1個づつ順
次加工位置へ送り、1つのワークの加工が終り次第、加
工位置で次ワークとの入れ替えを自動的に行う研削盤と
して、例えば特開昭54−128895号公報に示され
る立型2頭平面研削盤、あるいはワークを載置するパレ
ットテーブルを複数準備し、各パレットテーブルにワー
ククランプ装置を設けるとともに本体ベッド上の加工ス
テーションと段取りステーションとの間で該パレットテ
ーブルを循環させるようにしたパレットチェンジャ式の
立軸円テーブル形平面研削盤が知られている。
【0003】また1つの研削盤上にワークテーブルを2
体備え、一方のテーブル上の被加工物の加工中に別の被
加工物の段取りや取り出しを行うものとして、コラム前
面に上下動可能に設けられた砥石頭と、本体ベッドに左
右移動可能に設けられた2体の移動テーブルと、前記移
動テーブルの駆動装置を含む左右移動機構と、前記移動
テーブル上に設けられた2体の回転テーブルと、前記回
転テーブルの駆動装置を含む回転機構と、前記本体ベッ
ド上の加工位置に設けられ、かつ、前記砥石頭の砥石車
および前記回転テーブル上のワークを囲包する飛沫徐け
とを有するタンデムテーブル式ロータリ研削盤が提案さ
れている(特願平11−39300号明細書)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したパレットチェ
ンジャ式のロータリ研削盤はパレットの交換時間がかか
る上、パレット交換スペースを必要とすることから研削
盤全体が大形となる。また大形のワークの場合、パレッ
トを前記ワークの外形や重量に耐えるように大形かつ高
強度の支持構造とする必要があり、パレットの順送り機
構も複雑になり、メンテナンス性が良くなかった。
【0005】また上述した2体のロータリテーブルを本
体ベッド上に有するタンデムテーブル式ロータリ研削盤
は、テーブルの移動機構が簡単で、稼動中の無駄な空き
時間が省かれ、生産性の向上の点ではきわめて有用でメ
ンテナンス性も向上させているが、2体のロータリテー
ブルが砥石頭直下の加工位置の両側へ交互に移動し、該
加工位置の両側を段取りのためのスペースとするため、
本体ベッドが左右に長くなり、全体として大形でスペー
ス効率の上で問題があった。
【0006】本発明は従来のパレット交換式ロータリ研
削盤や前述のタンデムテーブル式ロータリ研削盤の不具
合をなくし、生産性の向上および省スペース化を図った
構造簡素な定置タンデムテーブル形ロータリ研削盤を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による定置タンデ
ムテーブル形ロータリ研削盤は、本体ベッド上に左右に
並んで定置された2体のロータリテーブルと、本体ベッ
ド後部のコラムベッド上にコラムサドルを介して左右移
動可能に設けられたコラムと、該コラムの前面に設けら
れた砥石頭と、前記ロータリテーブルの少なくとも一方
の周囲全体を覆いかつ前記コラムとともに左右移動する
ように該コラムまたは前記コラムサドルに連結された飛
沫除け構造体とを有している。
【0008】また本発明の他の形態による定置タンデム
テーブル形ロータリ研削盤は、本体ベッド上に左右に並
んで定置された2体のロータリテーブルと、本体ベッド
後部に設置されたコラムと、該コラムの前面に設けられ
たクロスレールに砥石頭サドルを介して左右移動可能に
設けられた砥石頭と、前記ロータリテーブルの少なくと
も一方の周囲全体を覆いかつ前記砥石頭サドルとともに
左右移動するように該砥石頭サドルに連結された飛沫除
け構造体とを有している。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明を好適な実施形態に
ついて図面を参照して説明する。図1は本発明の1実施
例に係る定置タンデムテーブル形ロータリ研削盤の平面
図であり、図2は図1に示すロータリ研削盤の正面図で
ある。また図3は飛沫除け構造体を一部省略した図2の
側面図である。本体ベッド1の後部に、該本体ベッドの
左右長さと大略同じ横長さのコラムベース11が設置さ
れ、このコラムベース11上にコラムサドル5が研削盤
正面からみて左右移動可能に載置されている(図1,図
3)。コラムサドル5上にはコラム4が搭載され、さら
にコラム4の前面に砥石頭10が上下動可能に設けられ
ている。またコラムベース11とコラムサドル5との間
にコラムサドル5を左右に移動させる駆動装置14が設
けられている。駆動装置としてはコラムベースに装着さ
れた油圧シリンダおよびコラムサドル5に連結されるピ
ストンロッドから成るシリンダ装置、あるいはコラムベ
ース11に軸支された送りねじ軸および該送りねじ軸に
螺合しかつコラムサドル5に装着されるナットおよびコ
ラムベースの端部に保持されかつ送りねじ軸を回転駆動
する駆動モータから成るねじ送り装置等が採用される。
コラムサドル5にはコラムベース11にコラムサドル5
を固定するクランプ装置12が4箇所設けられている。
クランプ装置12としては例えばばねの押圧力でコラム
サドル5をコラムベース11に押し付けて固定し、油圧
力で前記ばねの押圧力を解除して固定を解く所謂バネク
ランプ・油圧解除タイプのものが有用に採用されるが、
本発明ではクランプ装置として特に限定されるものでは
ない。
【0010】砥石頭10は、回転可能に軸支された砥石
軸の下端に鉛直な軸線をもつ砥石車6が取り付けられ、
砥石頭10の上部に内蔵された砥石駆動モータ(図示省
略)により砥石車6が鉛直軸線まわりに回転する。また
コラム4には上下に延在する送りねじが軸支されてお
り、砥石頭後部に装着されたナットが該送りねじと螺合
し、コラム側部に設けられた駆動モータによる送りねじ
の回転駆動により砥石頭10がコラム前面の摺動面に沿
って上下動するようになっている。
【0011】本体ベッド1の上面に一対の左右方向に離
隔したロータリテーブル2,3が設けられ、これらのロ
ータリテーブル2,3の上面は電磁チャックによるワー
ク吸着面、あるいはワーク固定治具を取り付ける逆T字
形溝が形成されたワーククランプ面となっており、この
ロータリテーブル2,3の上面に被加工物たるワークが
脱着可能に載置される。各々のロータリテーブル2,3
は本体ベッド1の左右端部に取り付けたテーブル回転駆
動モータ8により歯車機構を介して回転駆動される。こ
の歯車機構は特に限定されないが、1例を挙げると、例
えば特願平11−39300号に示されるように、ロー
タリテーブル2,3は本体ベッド1に固定設置されるテ
ーブル本体に回転自在に保持されており、このロータリ
テーブル2,3の下面内側に内歯車が固着され、この内
歯車と噛み合うピニオンが前記テーブル本体に軸支さ
れ、ピニオン軸の下端に被動傘歯車が固着され、さらに
前記テーブル回転駆動モータ8の出力軸に取り付けた駆
動傘歯車が前記被動傘歯車と噛み合う構造ものが採用さ
れる。ロータリテーブル2,3の前記ワーク吸着面ある
いは前記ワーククランプ面に載せられて該テーブル2,
3にクランプされたワーク15,16は砥石車6の下端
面で平面研削がなされる。
【0012】コラム前面の加工位置の周囲には、片側の
ロータリテーブル2または3を囲包するカバー構造の飛
沫除け構造体が設けられ、研削動作時の研削液の飛散を
防止する構造となっている。飛沫除け構造体は加工位置
の前面(操作側)で手前に両開きする前面カバー17A
と、コラム4と砥石頭10との間で該砥石頭10の昇降
に伴なって上下動する後部カバー17Bと、ロータリテ
ーブル2または3を挟んでその左右両側部に配置される
側面カバー17Cと、砥石頭10の上部を囲包する天井
カバー17Dとから構成される。この飛沫除け構造体は
コラム4がコラムベース11上を左右に移動するときに
は、コラム4とともに左右に移動する。
【0013】後部カバー17Bは砥石頭10と連動して
伸長,重合動作する複数枚のカバー板から成る。具体的
には図6に示すように、最上部のカバー板40が砥石頭
10の後部に連結され、最下部のカバー板41は、後述
する両縦支柱19の下方部に横架された横板19Aに連
結されている。最上部カバー板40と最下部カバー板4
1との間に可動中間カバー板42が該最上部カバー板4
0に吊り下げられるように配置されている。この吊下機
構は図示のように最上部カバー板40の下端に形成され
た係合片40aと中間カバー板42の上部に形成された
係合突起42aとの係合構造が採用される。中間カバー
板42の下端と最下部カバー板41との間には砥石頭1
0の上昇時に該中間カバー板42が上方へ抜け出るのを
防止するストッパ片42b,41bがそれぞれ中間カバ
ー板42および最下部カバー板41に形成されている。
図6(A)は砥石頭10が上昇位置にある状態で、この
ときは前記後部カバーは伸び切った状態となっている。
この状態から砥石頭10が下降すると、最上部カバー板
40に吊られた中間カバー板42も下降して最下部カバ
ー板41に重なり(図6(B))、中間カバー板42の
最下降位置で最上部カバー板41のみが砥石頭10とと
もに下降し、砥石頭10の最下降位置でカバー板全体が
重なり(図6(C))、このようにして砥石頭10が上
下に移動しても常時遮蔽状態が維持される。
【0014】図4は本発明に係る飛沫除け構造体の側面
カバー17Cの一部および前面カバー17Aを示した概
略的な平面断面図、図5は側面カバー17Cを除去した
状態のカバー保持機構の概略的な側面図である。図1,
図2および図4,図5を参照して本実施例に係る飛沫除
け構造体を説明すれば、コラムサドル5の前面部にブラ
ケット18を介して左右2本のコラム側縦支柱19が固
着され、各縦支柱19の上端に前方(操作側)へ伸長す
る横桁20が連結されている。各横桁20の前端にはコ
ラム側縦支柱19と略同様の前側縦支柱21が下方へ垂
下するように連結されている。これら4本の縦支柱1
9,21の下端にはそれぞれ車輪22が軸支されてお
り、本体ベッド1の上面に設置された左右に伸びるレー
ル23上をコラムサドル5の左右移動に伴なって走行で
きるようになっている。
【0015】図4に示すように、角管材から成る前側縦
支柱21の前面にL形材から成るガイド部材24が該縦
支柱21に沿って伸びるように固着されている。また前
記飛沫除け構造体の前面カバー17Aが両側の前側縦支
柱21の内側にそれぞれ上下2箇所で蝶番25を介して
連結されている。さらに前記横桁20および前記ガイド
部材24の外側で前記側面カバー17Cと平行に伸びる
シリンダ保持部材26がコラム側縦支柱19に固着さ
れ、該保持部材26の略中央に側面カバー昇降用エアシ
リンダ27が装着されている。
【0016】側面カバー17Cはこの実施例では上方の
固定側面カバー29と、該固定側面カバー29に一部分
重なって上下動可能な下方の可動側面カバー30とから
成り、この可動側面カバー30の上端が前記エアシリン
ダ27のピストンロッドに連結されている。可動側面カ
バー30の側部は前記のL形ガイド部材24と縦支柱2
1に固着された内側ガイド部材31とに挟まれて前記エ
アシリンダ27の前記ピストンロッドの上下動作によ
り、可動側面カバー30の下端が本体ベッド1の上面に
近接あるいは接当する下降位置から前記ワーク15,1
6の最大高さ位置を若干越える上昇位置の間で上下動す
るようになっている。なお、図4の状態は前側の可動側
面カバー端部を示しているが、後側即ちコラム側縦支柱
19(図5)にも同様のガイド装置が設けられ、これに
よって可動側面カバー30の両側部が上下方向にガイド
されるようになっている。
【0017】なお、図2に示されるように、各々のロー
タリテーブル2,3の両側方に最下降位置の砥石車6よ
り背の低い遮蔽板32が本体ベッド1上面に固着されて
もよい。この場合、遮蔽板32は可動側面カバー30が
下降したときに該カバー30と重なるような位置関係に
配置されることにより、可動側面カバー30は遮蔽板3
2と協働して研削液の飛散防止機能を果たすので、この
ような遮蔽板32が設けられるときは、可動側面カバー
30はベッド上面の近接位置まで下降する必要はない。
側面カバー昇降用エアシリンダ27は図示しない検出器
のテーブル位置検出信号により作動され、片側のロータ
リテーブルで研削動作に入るときには該エアシリンダ2
7の作動で可動側面カバー30が下降し、加工完了時に
は前記検出器の信号で前記エアシリンダ27が作動して
可動側面カバー30は上昇するようになっている。
【0018】固定側面カバー29の上端は横桁20に固
定され、さらに両側の横桁20を連結するように、該横
桁20上に天井カバーが固着されている。天井カバー1
7Dは横桁20に固着される固定天井カバー33と、砥
石頭10の周囲を囲包しかつ前記固定天井カバー33に
対して一部重なり状態で上下動する可動天井カバー35
から成る。可動天井カバー35は、角筒形の形状を成
し、その上部が砥石頭10の上側部に連結され、該砥石
頭10の上下動に伴なって固定天井カバー33に対して
上下動するようになっている。砥石頭10が少なくとも
研削動作可能な下降位置にあるときは、可動天井カバー
35の下端は固定天井カバー33と重なって砥石頭10
周囲の研削盤天井部分を遮蔽するようになっている。
【0019】上述の構成において、ワーク16をセット
した一方のロータリテーブル3の位置にコラムサドル5
を介してコラム4を移動させて位置決めし、クランプ装
置12によってコラムベース11にクランプし、前面カ
バー17Aを閉じ、可動側面カバー30を下降させてロ
ータリテーブル3の周囲を遮蔽し、砥石頭10の下降に
より砥石軸下端の砥石車6でワーク16の研削加工を行
う。この研削動作中に他方のロータリテーブル2上に次
ワーク15をセットしておく。
【0020】片側のロータリテーブル3でワーク16の
研削終了後、砥石頭10および可動側面カバー30を上
昇させ、コラム4のクランプを解いて該コラム4を他方
のロータリテーブル2側へ移動させる。コラム4と一体
で砥石頭10も次ワーク15上へ移動するとともに前
面,側面,後面および天井の各カバー17A,17C,
17B,17Dから成る飛沫除け構造体も他方のロータ
リテーブル2側へ移動し、コラム4を再度クランプした
後、可動側面カバー30の下降でロータリテーブル2の
周囲を遮蔽し、ロータリテーブル2上のワーク15の研
削を行う。この研削動作中に前記一方のロータリテーブ
ル3上の研削済みワーク16の取出、次ワークのセット
などの段取りを行う。上述のように研削動作中のロータ
リテーブル2の周囲は飛沫除け構造体の各カバーで覆わ
れており、研削液等の飛沫を受けることなく、安全に片
側のロータリテーブル2または3上での段取り作業が行
える。
【0021】図7,図8および図9はそれぞれ本発明の
他の実施例を示した平面図,正面図および側面図であ
る。この実施例においても本体ベッド1上に一対のロー
タリテーブル2,3が左右に並んで固定設置されるが、
本体ベッド1の後部の左右位置に一対のコラム4が固定
されている。両側のコラム4を連結するように該コラム
4の上部にクロスレール36が取り付けられ、これによ
って門形のコラム構造が構成されている。クロスレール
36の前面には該クロスレール36の摺動面に沿って左
右に往復移動する砥石頭サドル37が設けられている。
この砥石頭サドル37は両側のロータリテーブル2,3
に対応する位置まで往復移動可能である。さらに砥石頭
サドル37には、上下にのびる摺動面を前面に備えたス
ライドベース38が固着されており、砥石頭10がスラ
イドベース38の前記摺動面に沿って上下動可能に該ス
ライドベース38に保持されている。クロスレール36
の片端部には、砥石頭左右送りモータ13が取り付けら
れ、該左右送りモータ13の出力軸に連結された左右送
りねじと砥石頭サドル37に取り付けられかつ前記左右
送りねじに螺合するナットとのねじ送り機構により砥石
頭サドル37、したがってスライドベース38および砥
石頭10が一方のロータリテーブル3または2から他方
のロータリテーブル2または3の位置までクロスレール
36に沿って移動する。
【0022】この実施例においても片側のロータリテー
ブル3または2を囲包する前面カバー17A、側面カバ
ー17C、後面カバー17Bおよび天井カバー17Dか
ら成る飛沫除けカバー構造体が設けられるが、この実施
例では飛沫除け構造体はスライドベース38に連結され
ており、砥石頭10の左右移動とともに飛沫除け構造体
も左右に移動する。前面カバー17Aの両開き構造、可
動側面カバー30の上下動構造および砥石頭10の上下
動に連動した後部カバー17Bの上下伸縮構造および天
井カバー17Dの構造は図1〜図6の実施例と略同様で
ある。砥石頭10が一方のロータリテーブル3上に位置
して研削動作を行っている間に他方のロータリテーブル
2のワーク段取り作業を行い、研削終了後砥石頭10を
他方のロータリテーブル2上へ移動させて次ワークの加
工を行うことも既に述べた図1〜図3の実施例と同様で
ある。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、1
台の研削盤でワークの研削と段取りを順次行って多数の
ワークを研削加工していく場合に、2体のロータリテー
ブルを本体ベッド上に並べて固定配置し、砥石頭を前記
本体ベッドに対して左右に移動させることにより、従来
のパレットチェンジャ方式のようなパレット交換時間が
削減でき、生産性が大幅に向上する。パレット交換スペ
ースが不要であり、また砥石頭を保持するコラムあるい
は砥石頭サドルを左右移動させるので、加工位置を中央
にしてその左右に段取りのためのスペースを設けるロー
タリテーブル移動式のものに比較して本体ヘッドの長さ
が短くてすみ、研削盤本体の周囲の省スペース化が図ら
れる。さらにロータリテーブルを定置構造とすることに
より構造が簡潔となるなどの効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る定置タンデムテー
ブル形ロータリ研削盤の平面図である。
【図2】図1の実施例に示すロータリ研削盤の正面図で
ある。
【図3】図1の実施例に示すロータリ研削盤の側面図で
ある。
【図4】本発明に係る飛沫除け構造体の側面カバーの一
部および前面カバーを示した概略的な平面断面図であ
る。
【図5】側面カバーを除去した状態のカバー保持機構の
概略的な側面図である。
【図6】後部カバーの上下伸縮動作を示す概略図であ
る。
【図7】本発明の第2の実施例に係る定置タンデムテー
ブル形ロータリ研削盤の平面図である。
【図8】図7の実施例に示すロータリ研削盤の正面図で
ある。
【図9】図7の実施例に示すロータリ研削盤の側面図で
ある。
【符号の説明】
1 本体ベッド 2,3 ロータリテーブル 4 コラム 5 コラムサドル 6 砥石車 8 テーブル回転駆動モータ 10 砥石頭 11 コラムベース 12 クランプ装置 15,16 ワーク 17A 前面カバー 17B 後部カバー 17C 側面カバー 17D 天井カバー 27 側面カバー昇降用エアシリンダ 30 可動側面カバー 33 固定天井カバー 35 可動天井カバー 36 クロスレール 37 砥石頭サドル 38 スライドベース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石野 敬三 岡山県倉敷市玉島乙島8230番地 住友重機 械工業株式会社岡山製造所内 Fターム(参考) 3C043 BA02 BA17 3C047 HH04

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体ベッド上に左右に並んで定置された2
    体のロータリテーブルと、本体ベッド後部のコラムベッ
    ド上にコラムサドルを介して左右移動可能に設けられた
    コラムと、該コラムの前面に設けられた砥石頭と、前記
    ロータリテーブルの少なくとも一方の周囲全体を覆いか
    つ前記コラムとともに左右移動するように該コラムまた
    は前記コラムサドルに連結された飛沫除け構造体とを有
    することを特徴とする定置タンデムテーブル形ロータリ
    研削盤。
  2. 【請求項2】本体ベッド上に左右に並んで定置された2
    体のロータリテーブルと、本体ベッド後部に設置された
    コラムと、該コラムの前面に設けられたクロスレールに
    砥石頭サドルを介して左右移動可能に設けられた砥石頭
    と、前記ロータリテーブルの少なくとも一方の周囲全体
    を覆いかつ前記砥石頭サドルとともに左右移動するよう
    に該砥石頭サドルに連結された飛沫除け構造体とを有す
    ることを特徴とする定置タンデムテーブル形ロータリ研
    削盤。
JP11197277A 1999-07-12 1999-07-12 定置タンデムテーブル形ロータリ研削盤 Pending JP2001025945A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11197277A JP2001025945A (ja) 1999-07-12 1999-07-12 定置タンデムテーブル形ロータリ研削盤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11197277A JP2001025945A (ja) 1999-07-12 1999-07-12 定置タンデムテーブル形ロータリ研削盤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001025945A true JP2001025945A (ja) 2001-01-30

Family

ID=16371797

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11197277A Pending JP2001025945A (ja) 1999-07-12 1999-07-12 定置タンデムテーブル形ロータリ研削盤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001025945A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107186571A (zh) * 2017-07-17 2017-09-22 赵晓磊 一种用于桌腿转动式加工设备
CN110405603A (zh) * 2019-08-19 2019-11-05 安吉圆磨机械科技有限公司 一种碳化硅晶体专用整形一体机

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107186571A (zh) * 2017-07-17 2017-09-22 赵晓磊 一种用于桌腿转动式加工设备
CN110405603A (zh) * 2019-08-19 2019-11-05 安吉圆磨机械科技有限公司 一种碳化硅晶体专用整形一体机

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6186144A (ja) マシニングセンタ
JP4342928B2 (ja) 工作機械の工具交換装置
CN108818102A (zh) 一种汽车零部件翻转工装
JP2000237939A (ja) タンデムテーブル式ロータリ研削盤
JPS63278738A (ja) パレット交換装置
CN115255052A (zh) 一种柔性料斗生产用板材折弯设备
JP5351541B2 (ja) 加工装置
JP2001025945A (ja) 定置タンデムテーブル形ロータリ研削盤
CN216544748U (zh) 半自动双工位自动翻面热熔机构
JP2001025944A (ja) 2頭式平面研削盤
CN210281677U (zh) 并联双台型磨头移动式卧轴圆台平面磨床
JP3925141B2 (ja) 工作機械のワーク位置決め方法およびワーク位置決め装置
CN112222962A (zh) 一种预应力锚具加工用打磨装置
JP4303077B2 (ja) センタレス研削盤のローディング装置
CN218366885U (zh) 一种购物纸袋生产用印刷装置
CN214443194U (zh) 一种便于搬运的摇臂钻床
CN214684740U (zh) 一种三卡盘自动上下料激光切管机
CN218136256U (zh) 一种数控钻切设备
CN213438921U (zh) 非标金属零件加工打磨装置
CN219075112U (zh) 一种磨削有色金属加工台
CN220718925U (zh) 一种五金板件抛光机
CN218396650U (zh) 夹具快速切换底座
CN211135671U (zh) 多功能铣床
CN219882194U (zh) 一种抛光辅助定位装置
CN219725511U (zh) 一种龙门加工中心产品偏移检测用激光定位装置