JP2001024868A - ファクシミリ装置及びそのデータ送信方法ならびに記録媒体 - Google Patents

ファクシミリ装置及びそのデータ送信方法ならびに記録媒体

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JP2001024868A
JP2001024868A JP11194533A JP19453399A JP2001024868A JP 2001024868 A JP2001024868 A JP 2001024868A JP 11194533 A JP11194533 A JP 11194533A JP 19453399 A JP19453399 A JP 19453399A JP 2001024868 A JP2001024868 A JP 2001024868A
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Akihiro Yoshitani
明洋 吉谷
Yuji Kurosawa
雄治 黒澤
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 圧縮伸長処理がCPUにかける負荷が重い画
像圧縮形式を用いた圧縮画像データでも送信側ファクシ
ミリ装置のCPUに負担をかけず、受信側装置の処理能
力に合わせた形式で送信できるファクシミリ装置及び送
信方法ならびに記録媒体を提供する。 【解決手段】 S7の判別で、受信側がBFT通信に対
応していない場合またはS8の判別で、受信側にJPE
G受信能力がない場合は、S9において、メモリに格納
されている2種類の画像データのうち無圧縮RGB画像
データが選択され、そのG成分が二値化され且つMH圧
縮され、同時に従来のファクシミリ通信手順により送信
が行なわれる。一方、受信側がS7でBFT通信に対応
しており、且つS8でJPEGデータ処理能力があると
判別された場合は、S10でBFT送信プロトコルを用
いてメモリに格納されているJPEG画像データがファ
イルとして送信される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像をスキャンし
て画像電子データに変換し、電話回線等の通信路を介し
てその画像電子データを送受信するファクシミリ装置及
びそのデータ送信方法ならびに記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】ITU−T標準通信勧告手順T.434
において、ファクシミリ装置におけるBFT(Bina
ry File Transfer)通信方式が勧告化
されたため、通常のファクシミリ装置において、パソコ
ンなどで用いられるどのようなファイルでも通信可能に
なった。
【0003】このため、例えばJPEG(Joint Photog
raphic Coding Experts Group)等の圧縮アルゴリズム
を用いて圧縮されたカラー画像データを送受信すること
も可能になり、受信側に能力さえあれば、その送受信さ
れたカラー画像データを伸長してカラー印字することも
可能となった。
【0004】その一方で、市場にあるファクシミリ装置
のほとんどはまだBFT通信方式に未対応であり、送信
側がBFT通信方式に対応する場合であっても、受信側
が対応していなければ従来のファクシミリプロトコルで
画像データを送信できるようにするように構成すること
が必要である。
【0005】さて、従来のファクシミリ装置において画
像ファイルを送信する際は、送信側のファクシミリ装置
が無圧縮画像データをスキャンしながら、通信時にMH
(Modified Huffman code)やMR(modified READ cod
e),MMR(Medified modified READ code)等の画像
圧縮アルゴリズムを用いて圧縮し、その圧縮された画像
データを送信していた。これは、通信時に、受信側が送
信側に受信側のデコード能力を通知してから、その結果
によって送信側が圧縮アルゴリズムを選択するように構
成されているためである。たとえば、送信側がMMRの
エンコード・デコード能力を有している場合、画像デー
タを予めMMR圧縮した状態でメモリに保持した後に通
信を開始し、ファクシミリプロトコルに従って受信側か
らMHしかデコードできないと通知されてきた場合には
MMR圧縮されている画像データを一旦伸長し、MHで
圧縮しなおしてから、その圧縮画像データを送信してい
た。
【0006】しかし、従来のファクシミリ装置において
も、BFT通信方式を用いればどのようなデータでもフ
ァイルとして送信することができる。従って、JPEG
カラー画像のようなデータであっても、送受信側の両方
のファクシミリ装置がBFT通信方式に対応しており、
且つ受信側にJPEGカラー画像を印字する能力があれ
ば、カラー画像の通信を行うことができる。
【0007】しかしながら、送信側にとっては、たとえ
受信側がBFT通信方式に対応していたとしても、受信
側がJPEGデータを伸長して印字することができるか
否かまでは、少なくとも通信を実際に行うまでは判らな
い。このような場合に、MH等のような比較的軽い圧縮
方式では、上述した従来例のように通信を行って受信側
の伸長能力を判別してからそれに合わせた画像圧縮方式
を選択し、その方式で圧縮を行いつつ同時にその送信処
理を行うことが可能である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、通信時
に受信側のファクシミリ装置にJPEGデータの処理能
力がないことが送信側でわかったとしても、送信側にJ
PEGデータを伸長してモノクロ二値化及び圧縮処理を
行いながら送信するという処理を行うには、送信側のC
PUに対する負荷が大きくなりすぎてしまう。
【0009】このように、画像圧縮アルゴリズムが複雑
な場合は、相手の処理能力を判別してから、そのアルゴ
リズムによる変換処理を行い、同時に送信処理を行うと
いうことは困難であるため、送信前に予め受信側ファク
シミリ装置の処理能力を知っていなければ送信すること
ができないという問題点があった。
【0010】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたもので、圧縮伸長処理がCPUにかける負荷が重
い画像圧縮形式を用いて圧縮された画像データを送信す
る場合であっても、通信時に送信側ファクシミリ装置の
CPUに負担をかけることなく、受信側ファクシミリ装
置の処理能力に合わせた形式で画像データを送信するこ
とができるファクシミリ装置及びそのデータ送信方法な
らびに記録媒体を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1のファクシミリ装置は、送信する画像デー
タを入力する入力手段と、前記入力手段から入力された
画像データを、複数のフォーマットで記憶する記憶手段
と、ファクシミリ送信時に、受信側ファクシミリ装置の
処理能力に関する情報を取得する取得手段と、前記取得
手段により取得された情報に応じて、前記記憶手段に記
憶された複数のフォーマットの画像データのうちの1つ
を選択して送信する送信手段とを備えることを特徴とす
る。
【0012】請求項2のファクシミリ装置は、上記請求
項1のファクシミリ装置において、前記入力手段から入
力された画像データを、通信に使用されるデータフォー
マットにまたはそのデータフォーマットに変換可能な形
式に変換する変換手段を備え、前記記憶手段は、前記変
換手段により変換された画像データを前記入力された画
像データとともに記憶することを特徴とする。
【0013】請求項3のファクシミリ装置は、上記請求
項1または2のファクシミリ装置において、前記複数の
フォーマットは、圧縮アルゴリズムが互いに異なること
を特徴とする。
【0014】請求項4のファクシミリ装置は、上記請求
項1〜3のいずれか1項のファクシミリ装置において、
前記複数のフォーマットのうち少なくとも1つはカラー
画像を表現するフォーマットであることを特徴とする。
【0015】請求項5のファクシミリ装置は、上記請求
項1〜4のいずれか1項のファクシミリ装置において、
前記複数のフォーマットのうち少なくとも1つはJPE
G圧縮方式であることを特徴とする。
【0016】請求項6のファクシミリ装置は、上記請求
項1〜5のいずれか1項のファクシミリ装置において、
前記送信手段は、前記取得手段により取得された前記受
信側ファクシミリ装置の処理能力に関する情報に応じ
て、前記記憶手段に記憶された複数のフォーマットの画
像データのうちの1つを選択し、前記選択した画像デー
タに処理を施した後送信するように構成されることを特
徴とする。
【0017】請求項7のファクシミリ装置は、上記請求
項6のファクシミリ装置において、前記選択した画像デ
ータに施される処理は、カラー画像のモノクロ化である
ことを特徴とする。
【0018】請求項8のファクシミリ装置は、上記請求
項6のファクシミリ装置において、前記選択した画像デ
ータに施される処理は、カラー画像を二値化して且つ既
知のファクシミリで用いられる圧縮処理を行うことであ
ることを特徴とする。
【0019】請求項9のファクシミリ装置のデータ送信
方法は、送信する画像データを入力し、前記入力された
画像データを、複数のフォーマットで記憶し、ファクシ
ミリ送信時に、受信側ファクシミリ装置の処理能力に関
する情報を取得し、前記取得された情報に応じて、前記
記憶された複数のフォーマットの画像データのうちの1
つを選択して送信することを特徴とする。
【0020】請求項10のファクシミリ装置のデータ送
信方法は、上記請求項9のファクシミリ装置のデータ送
信方法において、前記入力された画像データを、通信に
使用されるデータフォーマットにまたはそのデータフォ
ーマットに変換可能な形式に変換し、前記変換された画
像データを前記入力された画像データとともに記憶する
ことを特徴とする。
【0021】請求項11のファクシミリ装置のデータ送
信方法は、上記請求項9または10のファクシミリ装置
のデータ送信方法において、前記複数のフォーマット
は、圧縮アルゴリズムが互いに異なることを特徴とす
る。
【0022】請求項12のファクシミリ装置のデータ送
信方法は、上記請求項9〜11のいずれか1項のファク
シミリ装置のデータ送信方法において、前記複数のフォ
ーマットのうち少なくとも1つはカラー画像を表現する
フォーマットであることを特徴とする。
【0023】請求項13のファクシミリ装置のデータ送
信方法は、上記請求項9〜12のいずれか1項のファク
シミリ装置のデータ送信方法において、前記複数のフォ
ーマットのうち少なくとも1つはJPEG圧縮方式であ
ることを特徴とする。
【0024】請求項14のファクシミリ装置のデータ送
信方法は、上記請求項9〜13のじるえか1項のファク
シミリ装置のデータ送信方法において、前記取得された
前記受信側ファクシミリ装置の処理能力に関する情報に
応じて、前記記憶手段に記憶された複数のフォーマット
の画像データのうちの1つを選択し、前記選択した画像
データに処理を施した後送信することを特徴とする。
【0025】請求項15のファクシミリ装置のデータ送
信方法は、上記請求項14のファクシミリ装置のデータ
送信方法において、前記選択した画像データに施される
処理は、カラー画像のモノクロ化であることを特徴とす
る。
【0026】請求項16のファクシミリ装置のデータ送
信方法は、上記請求項14のファクシミリ装置のデータ
送信方法において、前記選択した画像データに施される
処理は、カラー画像を二値化して且つ既知のファクシミ
リで用いられる圧縮処理を行うことであることを特徴と
する。
【0027】請求項17の記録媒体は、送信する画像デ
ータを入力する入力工程と、前記入力工程において入力
された画像データを、複数のフォーマットで記憶する記
憶工程と、ファクシミリ送信時に、受信側ファクシミリ
装置の処理能力に関する情報を取得する取得工程と、前
記取得工程において取得された情報に応じて、前記記憶
工程において記憶された複数のフォーマットの画像デー
タのうちの1つを選択して送信する送信工程とを含むデ
ータ送信プログラムをコンピュータにより読取可能な形
式で記録したことを特徴とする。
【0028】請求項18の記録媒体は、上記請求項17
の記録媒体において、前記データ送信プログラムは、前
記入力工程において入力された画像データを、通信に使
用されるデータフォーマットにまたはそのデータフォー
マットに変換可能な形式に変換する変換工程を含み、前
記記憶工程においては、前記変換工程において変換され
た画像データを前記入力された画像データとともに記憶
することを特徴とする。
【0029】請求項19の記録媒体は、上記請求項17
または18の記録媒体において、前記複数のフォーマッ
トは、圧縮アルゴリズムが互いに異なることを特徴とす
る。
【0030】請求項20の記録媒体は、上記請求項17
〜19のいずれか1項の記録媒体において、前記複数の
フォーマットのうち少なくとも1つはカラー画像を表現
するフォーマットであることを特徴とする。
【0031】請求項21の記録媒体は、上記請求項17
〜20のいずれか1項の記録媒体において、前記複数の
フォーマットのうち少なくとも1つはJPEG圧縮方式
であることを特徴とする。
【0032】請求項22の記録媒体は、上記請求項17
〜20のいずれか1項の記録媒体において、前記送信工
程においては、前記取得工程において取得された前記受
信側ファクシミリ装置の処理能力に関する情報に応じ
て、前記記憶工程において記憶された複数のフォーマッ
トの画像データのうちの1つを選択し、前記選択した画
像データに処理を施した後送信することを特徴とする。
【0033】請求項23の記録媒体は、上記請求項22
の記録媒体において、前記選択した画像データに施され
る処理は、カラー画像のモノクロ化であることを特徴と
する。
【0034】請求項24の記録媒体は、上記請求項22
の記録媒体において、前記選択した画像データに施され
る処理は、カラー画像を二値化して且つ既知のファクシ
ミリで用いられる圧縮処理を行うことであることを特徴
とする。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
一実施形態を説明する。
【0036】図1は、本実施形態に係るファクシミリ装
置の概略構成を示すブロック図である。
【0037】同図に示すように、本実施形態に係るファ
クシミリ装置は、原画像をCCD(charge coupled dev
ice)やCS(contact sensor)でスキャンしてアナロ
グRGB画像を得て、ラスタ順次のデジタルRGB画像
データに変換する画像読取部1と、通常の電話回線等に
接続されて他のファクシミリ装置端末等との間で画像デ
ータを送受信するモデム5と、画像読取部1により読み
取られた画像データまたはモデム5で受信された画像デ
ータを一時的に格納するメモリ2と、通信処理や画像デ
ータの圧縮・伸長処理等を行うとともにシステム全体を
統括制御するCPU3と、モデム5経由で受信された画
像データや画像読取部で読み取られた画像データをカラ
ーまたはモノクロで印字するプリンタ4とから主に構成
されている。
【0038】図2は、上記構成からなるファクシミリ装
置により行なわれるカラー画像データ送信手順を示すフ
ローチャートである。なお、本実施形態においては、I
TU―T勧告T.81等で標準化されているカラーファ
クシミリ動作が実行されるのではなく、独自モードプロ
トコル及びBFT送信プロトコルを用いてカラーJPE
G画像データを送信するものとする。また、ここに示す
フローチャートを実行する為のプログラムは、不図示の
ROMに予め格納され、または所定の外部記録媒体(不
図示)に記録されており、CPU3により実行される。
【0039】まず、ステップS1において、送信したい
画像が、すでにJPEGデータとして存在しているか否
かが判別される。例えばパーソナルコンピュータ等を経
由して入力される等の手法によりすでにJPEGデータ
として画像データが存在する場合には、ステップS4に
進み、まだ画像データは存在せず、これから紙面上の画
像を読み取る場合には、ステップS2に処理が進む。
【0040】ステップS2においては、送信したい画像
全体が画像読取部1で読み取られ、1画面分のデジタル
RGB無圧縮画像データ(A)としてメモリ2へ格納さ
れる。そして、ステップS3において、ステップS2で
得られた無圧縮RGB画像データ(A)がJPEG圧縮
され、その結果得られた画像データをJPEG画像デー
タ(B)としてメモリ2へ格納される。このとき、ステ
ップS1において格納された無圧縮RGB画像データ
(A)は消去せずにメモリ2上に残しておく。
【0041】一方、ステップS1の判別で、JPEGデ
ータがすでに存在する場合は、ステップS4において、
送信したいJPEG画像データ(B)が、パーソナルコ
ンピュータ等からインターフェース(不図示)を介して
取りこまれ、メモリ2に格納される。そして、ステップ
S5において、取りこまれたJPEG画像データ(B)
が、CPU3により伸長され、無圧縮RBG画像データ
(A)としてメモリ2に格納される。このとき、先に格
納されていたJPEG画像データ(B)は、消去せずに
メモリ2上に残しておく。
【0042】ステップS3またはステップS5の処理が
終わり、メモリ2上に無圧縮RGB画像データ(A)及
びJPEG画像データ(B)の両方が格納されると、ス
テップS6において、受信側ファクシミリ装置に対して
発呼が行なわれ、通信処理が開始される。
【0043】そして、ステップS7において、T.43
4通信プロトコルにより、受信側がBFT通信に対応し
ているか否かが判別され、対応している場合は、ステッ
プS8において、自社モードプロトコルにより、受信側
がJPEG画像データを受信する能力があるか否かが判
別される。ステップS7の判別で、受信側がBFT通信
に対応していない場合、またはステップS8の判別で、
受信側にJPEG受信能力がない場合は、ステップS9
において、メモリ2に格納されている2種類の画像デー
タのうち無圧縮RGB画像データ(A)が選択され、そ
のG成分が二値化され且つMH圧縮され、同時に従来の
ファクシミリ通信手順によりファクシミリ送信が行なわ
れる。これは、たとえ受信側がBFT送信プロトコルに
対応している場合であってもJPEGデータ処理能力が
なければJPEGデータとして送信されてきたデータを
受信しても印字することができず、この場合には従来の
ファクシミリ装置として扱わざるを得ないからである。
【0044】一方、ステップS7で受信側がBFT通信
に対応していると判別され、且つステップS8で受信側
にJPEGデータ処理能力があると判別された場合は、
ステップS10において、BFT送信プロトコルを用い
てメモリ2に格納されているJPEG画像データ(B)
がファイルとして送信される。
【0045】ステップS9またはステップS10におけ
る画像データの送信が完了すると、本手順は終了され
る。
【0046】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、通信に用いる可能性のある圧縮フォーマットで圧縮
された画像データ(JPEG圧縮された画像データ)と
無圧縮画像データとを予めメモリ2上に用意して、通信
処理が開始されてから、受信側の処理能力に応じて画像
データの送信プロトコルを選択して送信するようにした
ので、圧縮率の高い圧縮アルゴリズムを用いて圧縮され
た画像データでも、通信中に画像フォーマット変換処理
を行う必要がなくなるため、受信側の処理能力に合わせ
た形式で、CPU3に過大な負荷をかけることなくファ
クシミリ送信を行うことができる。
【0047】また、本実施形態では、受信側にJPEG
データの伸長・印字能力がない場合いは受信側を従来の
二値ファクシミリと同等のものとして取り扱い、無圧縮
画像データのRGBプレーンのうちGプレーンだけを二
値化し、MH等の圧縮方式で圧縮しながら送信するよう
にしたので、受信側がどのような機種のファクシミリ装
置であっても、少なくともモノクロでなら送信側の意図
した画像を送信することができる。
【0048】なお、本実施形態においては、JPEG圧
縮画像データと無圧縮画像データとをメモリ2上に用意
するように構成したが、通信に用いる可能性のある複数
種類のデータフォーマットを予め用意しておけば、通信
開始後であってもフォーマット変換処理を行なわずにそ
のデータを選択して送信することができるので、CPU
の負荷が過大に大きくなることはなく、正常に通信処理
を行うことができる。
【0049】また、画像の圧縮形式は、JPEG圧縮に
限られるものではない。例えば、MMR圧縮やJBIG
圧縮等のような、CPUの負荷がかかる圧縮アルゴリズ
ムを用いているために同一のCPUによる変換処理と通
信処理との両立が困難と思われる場合であっても、本発
明を適用することにより、画像データの通信処理を正常
に行うことができる。換言すれば、本発明を採用するこ
とにより、通信時はCPUは画像データ変換処理を行う
必要がなく、通信処理に専念できるため、CPUの能力
は従来のファクシミリ装置より低くてもよくなり、従っ
てシステム全体のコストダウンを図ることができる。
【0050】また、本発明の機能が実行されるのであれ
ば、単体の機器であっても、複数の機器から成るシステ
ムであっても、LAN等のネットワークを介して処理が
行われるシステムであっても本発明を適用できることは
いうまでもない。また、上述した実施形態の機能を実現
するソフトウエアのプログラムコードを記録した記憶媒
体をシステムあるいは装置に供給し、そのシステムある
いは装置のコンピュータ(またはCPU,MPU)が記
憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行す
ることによっても、本発明の目的が達成されることはい
うまでもない。
【0051】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が本発明の新規な機能を実現すること
になり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本
発明を構成することになる。プログラムコードを供給す
る為の記憶媒体としては、例えば、フロッピーディス
ク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、C
D−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリ
カード、ROM等を用いることができる。
【0052】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより上述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づいて、コンピュータ上で稼動しているOS等が実
際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前
述した実施形態の機能が実現される場合も含まれること
はいうまでもない。
【0053】さらにまた、記憶媒体から読み出されたプ
ログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張
ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに
備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコード
の指示に基づいて、その機能拡張ボードや機能拡張ユニ
ットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を
行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現
される場合も含まれることはいうまでもない。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1のファク
シミリ装置または請求項9のファクシミリ装置のデータ
送信方法によれば、送信する画像データを入力し、前記
入力された画像データを、複数のフォーマットで記憶
し、ファクシミリ送信時に、受信側ファクシミリ装置の
処理能力に関する情報を取得し、前記取得された情報に
応じて、前記記憶された複数のフォーマットの画像デー
タのうちの1つを選択して送信するようにしたので、圧
縮率の高い圧縮アルゴリズムを用いて圧縮された画像デ
ータでも、通信中に画像フォーマット変換処理を行う必
要がなくなるため、受信側の処理能力に合わせた形式
で、CPU3に過大な負荷をかけることなくファクシミ
リ送信を行うことができるという効果が得られる。
【0055】請求項2のファクシミリ装置または請求項
10のファクシミリ装置のデータ送信方法によれば、前
記入力された画像データを、通信に使用されるデータフ
ォーマットにまたはそのデータフォーマットに変換可能
な形式に変換し、前記変換された画像データを前記入力
された画像データとともに記憶するようにしたので、通
信に用いる可能性のある複数種類のデータフォーマット
を予め用意しておけば、通信開始後であってもフォーマ
ット変換処理を行なわずにそのデータを選択して送信す
ることができるのでCPUの負荷が過大に大きくなるこ
とはなく、正常に通信処理を行うことができるという効
果が得られる。
【0056】請求項6のファクシミリ装置または請求項
14のファクシミリ装置のデータ送信方法によれば、前
記取得された前記受信側ファクシミリ装置の処理能力に
関する情報に応じて、前記記憶手段に記憶された複数の
フォーマットの画像データのうちの1つを選択し、前記
選択した画像データに処理を施した後送信するようにし
たので、通信時はCPUは画像データ変換処理を行う必
要がなく、通信処理に専念できるため、CPUの能力は
従来のファクシミリ装置より低くてもよくなり、従って
システム全体のコストダウンを図ることができるという
効果が得られる。
【0057】請求項7もしくは請求項8のファクシミリ
装置または請求項15若しくは請求項16のファクシミ
リ装置のデータ送信方法によれば、選択した画像データ
に施される処理は、カラー画像のモノクロ化若しくはカ
ラー画像を二値化して且つ既知のファクシミリで用いら
れる圧縮処理を行うことであるから、受信側がどのよう
な機種のファクシミリ装置であっても、少なくともモノ
クロ・二値データであれば送信側の意図した画像を送信
することができるという効果が得られる。
【0058】請求項17〜24のいずれかの記録媒体に
よれば、送信する画像データを入力する入力工程と、前
記入力工程において入力された画像データを、複数のフ
ォーマットで記憶する記憶工程と、ファクシミリ送信時
に、受信側ファクシミリ装置の処理能力に関する情報を
取得する取得工程と、前記取得工程において取得された
情報に応じて、前記記憶工程において記憶された複数の
フォーマットの画像データのうちの1つを選択して送信
する送信工程とを含むデータ送信プログラムをコンピュ
ータにより読取可能な形式で記録したことにより、かか
る記録媒体に記録したデータ送信プログラムを従来のフ
ァクシミリ装置のコンピュータに読み取らせて実行させ
ることにより、上述した請求項1〜8のファクシミリ装
置と同等の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るファクシミリ装置の
概略構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示したファクシミリ装置により行なわれ
るカラー画像データ送信手順を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 画像読取部(入力手段) 2 メモリ(記憶手段) 3 CPU(取得手段、送信手段、変換手段) 4 プリンタ 5 モデム(入力手段)

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信する画像データを入力する入力手段
    と、 前記入力手段から入力された画像データを、複数のフォ
    ーマットで記憶する記憶手段と、 ファクシミリ送信時に、受信側ファクシミリ装置の処理
    能力に関する情報を取得する取得手段と、 前記取得手段により取得された情報に応じて、前記記憶
    手段に記憶された複数のフォーマットの画像データのう
    ちの1つを選択して送信する送信手段とを備えることを
    特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 前記入力手段から入力された画像データ
    を、通信に使用されるデータフォーマットにまたはその
    データフォーマットに変換可能な形式に変換する変換手
    段を備え、 前記記憶手段は、前記変換手段により変換された画像デ
    ータを前記入力された画像データとともに記憶すること
    を特徴とする請求項1記載のファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 前記複数のフォーマットは、圧縮アルゴ
    リズムが互いに異なることを特徴とする請求項1または
    2記載のファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】 前記複数のフォーマットのうち少なくと
    も1つはカラー画像を表現するフォーマットであること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載のファク
    シミリ装置。
  5. 【請求項5】 前記複数のフォーマットのうち少なくと
    も1つはJPEG圧縮方式であることを特徴とする請求
    項1〜4のいずれか1項記載のファクシミリ装置。
  6. 【請求項6】 前記送信手段は、前記取得手段により取
    得された前記受信側ファクシミリ装置の処理能力に関す
    る情報に応じて、前記記憶手段に記憶された複数のフォ
    ーマットの画像データのうちの1つを選択し、前記選択
    した画像データに処理を施した後送信するように構成さ
    れることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載
    のファクシミリ装置。
  7. 【請求項7】 前記選択した画像データに施される処理
    は、カラー画像のモノクロ化であることを特徴とする請
    求項6記載のファクシミリ装置。
  8. 【請求項8】 前記選択した画像データに施される処理
    は、カラー画像を二値化して且つ既知のファクシミリで
    用いられる圧縮処理を行うことであることを特徴とする
    請求項6記載のファクシミリ装置。
  9. 【請求項9】 送信する画像データを入力し、 前記入力された画像データを、複数のフォーマットで記
    憶し、 ファクシミリ送信時に、受信側ファクシミリ装置の処理
    能力に関する情報を取得し、 前記取得された情報に応じて、前記記憶された複数のフ
    ォーマットの画像データのうちの1つを選択して送信す
    ることを特徴とするファクシミリ装置のデータ送信方
    法。
  10. 【請求項10】 前記入力された画像データを、通信に
    使用されるデータフォーマットにまたはそのデータフォ
    ーマットに変換可能な形式に変換し、 前記変換された画像データを前記入力された画像データ
    とともに記憶することを特徴とする請求項9記載のファ
    クシミリ装置のデータ送信方法。
  11. 【請求項11】 前記複数のフォーマットは、圧縮アル
    ゴリズムが互いに異なることを特徴とする請求項9また
    は10記載のファクシミリ装置のデータ送信方法。
  12. 【請求項12】 前記複数のフォーマットのうち少なく
    とも1つはカラー画像を表現するフォーマットであるこ
    とを特徴とする請求項9〜11のいずれか1項記載のフ
    ァクシミリ装置のデータ送信方法。
  13. 【請求項13】 前記複数のフォーマットのうち少なく
    とも1つはJPEG圧縮方式であることを特徴とする請
    求項9〜12のいずれか1項記載のファクシミリ装置の
    データ送信方法。
  14. 【請求項14】 前記取得された前記受信側ファクシミ
    リ装置の処理能力に関する情報に応じて、前記記憶手段
    に記憶された複数のフォーマットの画像データのうちの
    1つを選択し、前記選択した画像データに処理を施した
    後送信することを特徴とする請求項9〜13のいずれか
    1項記載のファクシミリ装置のデータ送信方法。
  15. 【請求項15】 前記選択した画像データに施される処
    理は、カラー画像のモノクロ化であることを特徴とする
    請求項14記載のファクシミリ装置のデータ送信方法。
  16. 【請求項16】 前記選択した画像データに施される処
    理は、カラー画像を二値化して且つ既知のファクシミリ
    で用いられる圧縮処理を行うことであることを特徴とす
    る請求項14記載のファクシミリ装置のデータ送信方
    法。
  17. 【請求項17】 送信する画像データを入力する入力工
    程と、 前記入力工程において入力された画像データを、複数の
    フォーマットで記憶する記憶工程と、 ファクシミリ送信時に、受信側ファクシミリ装置の処理
    能力に関する情報を取得する取得工程と、 前記取得工程において取得された情報に応じて、前記記
    憶工程において記憶された複数のフォーマットの画像デ
    ータのうちの1つを選択して送信する送信工程とを含む
    データ送信プログラムをコンピュータにより読取可能な
    形式で記録したことを特徴とする記録媒体。
  18. 【請求項18】 前記データ送信プログラムは、前記入
    力工程において入力された画像データを、通信に使用さ
    れるデータフォーマットにまたはそのデータフォーマッ
    トに変換可能な形式に変換する変換工程を含み、前記記
    憶工程においては、前記変換工程において変換された画
    像データを前記入力された画像データとともに記憶する
    ことを特徴とする請求項17記載の記録媒体。
  19. 【請求項19】 前記複数のフォーマットは、圧縮アル
    ゴリズムが互いに異なることを特徴とする請求項17ま
    たは18記載の記録媒体。
  20. 【請求項20】 前記複数のフォーマットのうち少なく
    とも1つはカラー画像を表現するフォーマットであるこ
    とを特徴とする請求項17〜19のいずれか1項記載の
    記録媒体。
  21. 【請求項21】 前記複数のフォーマットのうち少なく
    とも1つはJPEG圧縮方式であることを特徴とする請
    求項17〜20のいずれか1項記載の記録媒体。
  22. 【請求項22】 前記送信工程においては、前記取得工
    程において取得された前記受信側ファクシミリ装置の処
    理能力に関する情報に応じて、前記記憶工程において記
    憶された複数のフォーマットの画像データのうちの1つ
    を選択し、前記選択した画像データに処理を施した後送
    信することを特徴とする請求項17〜21のいずれか1
    項記載の記録媒体。
  23. 【請求項23】 前記選択した画像データに施される処
    理は、カラー画像のモノクロ化であることを特徴とする
    請求項22記載の記録媒体。
  24. 【請求項24】 前記選択した画像データに施される処
    理は、カラー画像を二値化して且つ既知のファクシミリ
    で用いられる圧縮処理を行うことであることを特徴とす
    る請求項22記載の記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1265431A2 (en) * 2001-06-04 2002-12-11 Canon Kabushiki Kaisha Image communication method and apparatus
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