JP2001023685A - 電解液およびそれを用いた二次電池 - Google Patents

電解液およびそれを用いた二次電池

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JP2001023685A
JP2001023685A JP11193653A JP19365399A JP2001023685A JP 2001023685 A JP2001023685 A JP 2001023685A JP 11193653 A JP11193653 A JP 11193653A JP 19365399 A JP19365399 A JP 19365399A JP 2001023685 A JP2001023685 A JP 2001023685A
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electrolyte
positive electrode
secondary battery
negative electrode
ions
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English (en)
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Akio Takahashi
昭夫 高橋
Tokuo Komaru
篤雄 小丸
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Sony Corp
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Abstract

(57)【要約】 【課題】 充放電サイクル特性を向上させることができ
る電解液およびそれを用いた二次電池を提供する。 【解決手段】 帯状の正極21と負極22とがセパレー
タ23を介して巻回された巻回電極体20を電池缶11
の内部に備える。セパレータ23には電解液が含浸され
ている。電解液はプロピレンカーボネートなどの有機溶
媒にリチウム塩が溶解されたものであり、更に、M
2+,Ca2+などのアルカリ土類金属イオンおよびFe
2+,Pb2+などの重金属イオンのうちの少なくとも1種
を含んでいる。アルカリ土類金属イオンおよび重金属イ
オンの濃度は、それらの合計で0.01mol/dm3
以上0.1mol/dm3 以下の範囲内が好ましい。ま
た、アルカリ土類金属イオンおよび重金属イオンに代え
て、塩素イオンを0.05mol/dm3 以下の範囲内
で含んでいてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、溶媒に電解質が溶
解された電解液およびそれを用いた二次電池に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子技術の進歩により、電子機器
の高性能化、小型化、およびポータブル化が進んでい
る。それに伴い、電子機器の電源として用いられる二次
電池に関し、高エネルギー密度化の要求が強まってい
る。従来、これらの電子機器には、鉛電池あるいはニッ
ケルカドミウム電池などの二次電池が用いられていた。
しかし、これらの二次電池は放電電圧が低いので、十分
に高いエネルギー密度を得ることができなかった。
【0003】そこで、最近では、炭素材料のようにリチ
ウムイオンの吸蔵および脱離が可能な物質を負極とし、
リチウムコバルト酸化物あるいはリチウムニッケル酸化
物などのリチウム複合酸化物を正極とするリチウムイオ
ン電池などの二次電池の研究・開発が盛んに行われてい
る。このリチウムイオン電池は、サイクル特性および安
全性に優れており、また、電池電圧が高いので高エネル
ギー密度を得ることができるという特徴を有している。
更に、このリチウムイオン電池は、自己放電がニッケル
カドミウム電池に比べて少なく、二次電池として非常に
優れている。このため、このリチウムイオン電池は、現
在、8mmVTR(ビデオテープレコーダ)、CDプレ
イヤー、ラップトップコンピュータなどの携帯用電子機
器の電源として多用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、最近で
は、携帯用電子機器の小型化が一層進んでおり、電源と
なる二次電池についても一層の小型化が要求されてい
る。それに伴い、二次電池では、小型化による電池容量
およびエネルギー密度の減少を少なくする必要があるば
かりでなく、携帯電話など毎日使用されるものに関して
は、より長い充放電サイクル寿命が要求されるという問
題があった。
【0005】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、充放電サイクル特性を向上させるこ
とができる電解液およびそれを用いた二次電池を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による電解液は、
溶媒に電解質が溶解されたものであって、アルカリ土類
金属イオンおよび重金属イオンのうちの少なくとも1種
を含むものである。
【0007】本発明による他の電解液は、溶媒に電解質
が溶解されたものであって、0.05mol/dm3
下の塩素イオンを含むものである。
【0008】本発明による二次電池は、正極および負極
と共に、溶媒に電解質が溶解された電解液を備えた二次
電池であって、電解液は、アルカリ土類金属イオンおよ
び重金属イオンのうちの少なくとも1種を含むものであ
る。
【0009】本発明による他の二次電池は、正極および
負極と共に、溶媒に電解質が溶解された電解液を備えた
ものであって、電解液は、0.05mol/dm3 以下
の塩素イオンを含むものである。
【0010】本発明による電解液では、アルカリ土類金
属イオンおよび重金属イオンのうちの少なくとも1種、
または0.05mol/dm3 以下の塩素イオンを含ん
でいるので、充放電サイクル特性の向上が可能となる。
【0011】本発明による二次電池では、本発明の電解
液を備えているので、優れたサイクル特性が得られる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0013】(第1の実施の形態)本発明の第1の実施
の形態に係る電解液は、溶媒に電解質として例えばリチ
ウム塩が溶解されたものである。溶媒としては、例え
ば、プロピレンカーボネート、エチレンカーボネート、
1,2−ジメトキシエタン、1,2−ジエトキシエタ
ン、ジエチルカーボネート、ジメチルカーボネート、メ
チルエチルカーボネート、γ−ブチルラクトン、テトラ
ヒドロフラン、1,3−ジオキソラン、4−メチル−
1,3−ジオキソラン、ジエチルエーテル、スルホラ
ン、メチルスルホラン、アセトニトリルあるいはプロピ
オニトリルなどの有機溶媒、すなわち非水溶媒が好まし
く、これらのうちのいずれか1種または2種以上が混合
して用いられている。
【0014】リチウム塩としては、例えば、LiClO
4 、LiAsF6 、LiPF6 、LiBF4 、LiB
(C6 5 4 、LiCl、LiBr、CH3 SO3
i、CF3 SO3 Liなどがあり、これらのうちのいず
れか1種または2種以上が混合して用いられている。中
でも、LiPF6 は難燃効果を得ることができるので好
ましい。なお、このリチウム塩は溶媒中において電離し
ており、この電解液にはリチウムイオンが溶存してい
る。リチウム塩の濃度(溶媒中における濃度)は、例え
ば、約1.0〜1.5mol/dm3 となっている。ち
なみに、上記非水溶媒における上記リチウム塩の電離度
は約0.6なので、リチウムイオンの濃度(溶媒中にお
ける濃度)は、例えば、約0.6〜0.9mol/dm
3 である。
【0015】この電解液は、また、アルカリ土類金属イ
オンおよび重金属イオンのうちの少なくとも1種を含ん
でいる。これにより、この電解液は、二次電池に用いら
れた場合に、充放電サイクル特性を向上させることがで
きるようになっている。例えば、アルカリ土類金属イオ
ンの中ではマグネシウムイオン(Mg2+)およびカルシ
ウムイオン(Ca2+)のうちの少なくとも1種が好まし
く、重金属イオンの中では鉄イオン(Fe2+)および鉛
イオン(Pb2+)のうちの少なくとも1種が好ましい。
これらアルカリ土類金属イオンおよび重金属イオンの濃
度(溶媒中における濃度)は、例えば、それらの合計で
0.01mol/dm3 以上0.1mol/dm3 以下
の範囲内であることが好ましい。これらの範囲におい
て、充放電サイクル特性をより向上させることができる
からである。
【0016】なお、ここでは、溶媒にアルカリ土類金属
塩および重金属塩の少なくとも1種が溶解されることに
より、電解液にアルカリ土類金属イオンおよび重金属イ
オンのうちの少なくとも1種を含むようになっている。
溶解させるアルカリ土類金属塩および重金属塩として
は、例えば、上記非水溶媒における電離度が大きい塩化
物などが好ましい。
【0017】このような構成を有する電解液は、例え
ば、次のようにして二次電池に用いられる。
【0018】図1は本実施の形態に係る電解液を用いた
二次電池の断面構造を表すものである。この二次電池
は、いわゆる円筒型といわれるものであり、ほぼ中空円
柱状の電池缶11の内部に、帯状の正極21と負極22
とがセパレータ23を介して巻回された巻回電極体20
を有している。電池缶11は、例えば、ニッケルの鍍金
がされた鉄により構成されており、一端部が閉鎖され他
端部が開放されている。電池缶11の大きさおよび巻回
電極体20の大きさは、巻回電極体20が電池缶11の
内部に適切に収まるようにそれぞれ調節されている。電
池缶11の内部には、巻回電極体20を挟むように巻回
周面に対して垂直に一対の絶縁板12,13がそれぞれ
配置されている。
【0019】電池缶11の開放端部には、電池蓋14
と、この電池蓋14の内側に設けられた安全弁機構15
およびPTC(Positive Temperature Coefficient)素
子16とが、ガスケット17を介してかしめられること
により取り付けられており、電池缶11の内部は密閉さ
れている。電池蓋14は、例えば、電池缶11と同様の
材料により構成されている。安全弁機構15は、PTC
素子16を介して電池蓋14と電気的に接続されてお
り、内部短絡あるいは外部からの加熱などにより電池の
内圧が一定以上となった場合にディスク板15aが反転
して電池蓋14と巻回電極体20との電気的接続を切断
し電池の破裂を防止するものである。PTC素子16
は、温度が上昇すると抵抗値の増大により電流を制限
し、外部短絡などにより大電流が流れて電池が異常に発
熱してしまうことを防止するものであり、例えば、チタ
ン酸バリウム系半導体セラミックスにより構成されてい
る。ガスケット17は、例えば、絶縁材料により構成さ
れており、表面にはアスファルトが塗布されている。
【0020】巻回電極体20は、例えば、ここでは負極
22を正極21よりも内側にしてセンターピン24を中
心に巻回されている。また、例えば、負極22の長さは
正極21よりも若干長くなっており、巻回電極体20の
最外周部も負極22とされている。なお、最内周部の負
極22とセンターピン24との間および最外周部の負極
22と電池缶11との間には、それぞれセパレータ23
が巻かれている。正極21の最内周部側にはアルミニウ
ム製などの正極リード25が接続されており、その先端
部は巻回電極体20から引き出され、安全弁機構15に
溶接されることにより電池蓋14と電気的に接続されて
いる。負極22の最外周部側にはニッケル製などの負極
リード26が接続されており、その先端部は巻回電極体
20から引き出され、電池缶11に溶接され電気的に接
続されている。
【0021】図2は図1に示した巻回電極体20の一部
を拡大して表すものである。正極21は、例えば、正極
集電体層21aの両面に正極合剤層21bがそれぞれ設
けられた構造を有している。但し、最内周部側の端部に
ついては、両面ではなく片面のみに正極合剤層21bが
設けられる場合もある。センターピン24を中心として
巻回する際に、巻きはじめの部分の段差を小さくするた
めである。正極集電体層21aは、例えば、アルミニウ
ム(Al)箔,ニッケル(Ni)箔あるいはステンレス
箔などの金属箔により構成されており、多孔性とされて
いることが好ましい。多孔性とすることにより正極合剤
層21bとの接着強度を高めることができるからであ
る。なお、正極リード25は正極集電体層21aに対し
て取り付けられている。
【0022】正極合剤層21bは、例えば、正極活物質
と、黒鉛などの導電剤と、ポリフッ化ビニリデンなどの
結着剤とを含有して構成されている。正極活物質として
は、硫化チタン(TiS2 ),セレン化モリブデン(M
oSe2 )あるいは酸化バナジウム(V2 5 )などの
リチウムを含有しない金属酸化物もしくは金属硫化物な
ど、またはリチウムを含有するリチウム複合酸化物もし
くはリチウム複合硫化物など、または特定の高分子材料
などがあり、これらのいずれか1種または2種以上が電
池の使用目的に応じて用いられる。
【0023】特に、正極活物質としてLix I 2
たはLiy II2 4 で表されるリチウム複合酸化物を
用いれば、高電圧を発生させることができ、エネルギー
密度を高くすることができるので好ましい。これらの組
成式においてMI は1種類以上の遷移金属を表してお
り、具体的にはコバルト(Co)およびニッケル(N
i)のうちの少なくとも1種が好ましい。MIIは1種類
以上の遷移金属を表しており、具体的にはマンガン(M
n)が好ましい。また、xおよびyの値は電池の充放電
状態によって異なり、通常、0.05以上1.10以下
の範囲内である。このようなリチウム複合酸化物の具体
例としては、LiCoO2 ,LiNiO2 ,LiNiz
Co1-z 2 (但し、0<z<1)あるいはLiMn2
4 などが挙げられる。
【0024】なお、これらリチウム複合酸化物は、例え
ば、リチウムの炭酸塩,硝酸塩,酸化物あるいは水酸化
物と、遷移金属の炭酸塩,硝酸塩,酸化物あるいは水酸
化物とを所望の組成になるように粉砕混合し、酸素含有
雰囲気中において600〜1000℃の範囲内の温度で
焼成することにより得られる。
【0025】負極22は、例えば、正極21と同様に、
負極集電体層22aの両面に負極合剤層22bがそれぞ
れ設けられた構造を有している。なお、正極21と同様
に、最内周部側の端部については、片面のみに負極合剤
層22bが設けられる場合もある。負極集電体層22a
は、例えば、銅(Cu)箔,ニッケル箔あるいはステン
レス箔などの金属箔により構成されており、正極集電体
層21aと同様に多孔性とされていることが好ましい。
負極合剤層22bとの接着強度を高めることができるか
らである。なお、負極リード26は負極集電体層22a
に対して取り付けられている。
【0026】負極合剤層22bは、例えば、リチウム金
属あるいはリチウム合金、またはリチウムイオンを吸蔵
および離脱することが可能な炭素材料,酸化物あるいは
高分子材料のいずれか1種または2種以上を含んで構成
されている。中でも炭素材料は、充放電時に生じる結晶
構造の変化が非常に少ないので好ましい。なお、炭素材
料としては、例えば、熱分解炭素類,コークス類,黒鉛
類,ガラス状炭素類,有機高分子化合物焼成体,炭素繊
維あるいは活性炭などが挙げられる。このうち、コーク
ス類には、ピッチコークス,ニードルコークスあるいは
石油コークスなどがあり、有機高分子化合物焼成体とい
うのは、フェノール樹脂やフラン樹脂などの高分子材料
を適当な温度で焼成して炭素化したものをいう。また、
酸化物としては酸化スズ(SnO2 )などが挙げられ、
高分子材料としてはポリアセチレンやポリピロールなど
が挙げられる。
【0027】セパレータ23は、正極21と負極22と
を隔離し、両極の接触による電流の短絡を防止しつつリ
チウムイオンを通過させるものである。このセパレータ
23は、例えば、ポリプロピレンあるいはポリエチレン
などのポリオレフィン系の材料よりなる多孔質膜、また
はセラミック性の不織布などの無機材料よりなる多孔質
膜により構成されており、これら2種以上の多孔質膜を
積層した構造とされていてもよい。なお、セパレータ2
3には本実施の形態に係る電解液が含浸されている。
【0028】この二次電池は、例えば、次のようにして
製造することができる。
【0029】まず、正極21を形成する。例えば、リチ
ウム複合酸化物などの正極活物質と、黒鉛などの導電剤
と、ポリフッ化ビニリデンなどの結着剤とを混合して正
極合剤を調整し、この正極合剤をN−メチルピロリドン
などの溶剤に分散してペースト状の正極合剤スラリーと
する。この正極合剤スラリーを金属箔よりなる正極集電
体層21aの両面に塗布し溶剤を乾燥させたのち、ロー
ラープレス機などにより圧縮成型して正極合剤層21b
を形成する。これにより、正極21が形成される。
【0030】次いで、負極22を形成する。例えば、炭
素材料と、ポリフッ化ビニリデンなどの結着剤とを混合
して負極合剤を調整し、この負極合剤をN−メチルピロ
リドンなどの溶剤に分散してペースト状の負極合剤スラ
リーとする。この負極合剤スラリーを金属箔よりなる負
極集電体層22aの両面に塗布し溶剤を乾燥させたの
ち、ローラープレス機などにより圧縮成型して負極合剤
層22bを形成する。これにより、負極22が形成され
る。
【0031】続いて、正極集電体層21aに正極リード
25を溶接などにより取り付けると共に、負極集電体層
22aに負極リード26を溶接などにより取り付ける。
そののち、正極21と負極22とをセパレータ23を介
して巻回し、負極リード26の先端部を電池缶11に溶
接すると共に、正極リード25の先端部を安全弁機構1
5に溶接して、巻回した正極21および負極22を一対
の絶縁板12,13で挟み電池缶11の内部に収納す
る。正極21および負極22を電池缶11の内部に収納
したのち、本実施の形態に係る電解液を電池缶11の内
部に注入し、セパレータ23に含浸させる。そののち、
電池缶11の開口端部に電池蓋14,安全弁機構15お
よびPTC素子16をガスケット17を介してかしめる
ことにより固定する。これにより、図1に示した二次電
池が形成される。
【0032】この二次電池は次のように作用する。
【0033】この二次電池では、充電を行うと、例え
ば、正極21からリチウムがイオンとなって脱離し、セ
パレータ23に含浸された電解液を介して負極22に吸
蔵される。放電を行うと、例えば、負極22からリチウ
ムがイオンとなって脱離し、セパレータ23に含浸され
た電解液を介して正極21に吸蔵される。ここでは、電
解液にアルカリ土類金属イオンおよび重金属イオンのう
ちの少なくとも1種を含んでいるので、充放電サイクル
特性が向上される。
【0034】このように、本実施の形態に係る電解液に
よれば、アルカリ土類金属イオンおよび重金属イオンの
うちの少なくとも1種を含んでいるので、充放電サイク
ル特性を向上させることができる。よって、この電解液
を用いて二次電池を構成すれば、優れた充放電サイクル
特性を得ることができ、寿命を延長することができる。
【0035】(第2の実施の形態)本発明の第2の実施
の形態に係る電解液は、アルカリ土類金属イオンおよび
重金属イオンに代えて、0.05mol/dm3 以下の
塩素イオン(Cl- )を含むことにより充放電サイクル
特性を向上させるようにしたことを除き、第1の実施の
形態と同一の構成および効果を有している。また、第1
の実施の形態と同様にして二次電池に用いられる。よっ
て、ここでは、同一部分についての詳細な説明は省略す
る。
【0036】この電解液は、例えば、溶媒に塩化リチウ
ムなどの塩化物が溶解されることにより、塩素イオンを
含むようになっている。塩素イオンを零よりも多く0.
05mol/dm3 以下の範囲内で含むようにされてい
るのは、この範囲内においてで塩素イオンを含む場合に
は塩素イオンを含まない場合よりも充放電サイクル特性
を向上させることができるのに対して、この範囲よりも
多く塩素イオンを含む場合には逆に充放電サイクル特性
が低下してしまうからである。
【0037】なお、第1の実施の形態においては、塩素
イオンを0.05mol/dm3 より多く含んでいて
も、アルカリ土類金属イオンおよび重金属イオンを含む
ことによる影響の方が大きく、充放電サイクル特性を向
上させることができる。
【0038】
【実施例】更に、本発明の具体的な実施例について詳細
に説明する。
【0039】(実施例1〜8)実施例1〜8として、ま
ず、プロピレンカーボネートとジエチルカーボネートと
を1:1の体積比で混合した溶媒にリチウム塩としてL
iPF6 を1mol/dm3 の割合で溶解し、更に塩化
マグネシウム(MgCl2 )または塩化鉄(FeC
2 )を表1に示した割合で変化させてそれぞれ添加し
て各電解液を得た。なお、プロピレンカーボネートとジ
エチルカーボネートとを混合した溶媒における塩化マグ
ネシウムおよび塩化鉄の電離度はほぼ1なので、各電解
液中におけるマグネシウムイオンまたは鉄イオンの濃度
は、添加した塩化マグネシウムまたは塩化鉄の濃度とほ
ぼ同一である。
【0040】
【表1】
【0041】次いで、これら各電解液について、図1に
示したものと同様の二次電池を次のようにしてそれぞれ
作製した。まず、炭酸リチウム(Li2 CO3 )0.0
5molと炭酸コバルト(CoCO3 )1molとを混
合し、空気中において900℃で5時間加熱してLiC
oO2 を得た。次いで、このLiCoO2 を正極活物質
として91重量部、導電剤として黒鉛を6重量部、結着
剤としてポリフッ化ビニリデンを3重量部の割合でそれ
ぞれ混合して正極合剤を調整し、この正極合剤を溶剤で
あるN−メチルピロリドンに分散して正極合剤スラリー
とした。
【0042】続いて、この正極合剤スラリーを厚さ20
μmの帯状のアルミニウム箔よりなる正極集電体層の片
面上に長さ210mmに渡って塗布し、乾燥させ、もう
片面上にも先に塗布した正極合剤スラリーと塗布開始の
位置を一致させて正極合剤スラリーを長さ205mmに
渡って塗布し、乾燥させた。これをローラープレス機に
より圧縮成型し、幅が39.5mm、正極集電体層の両
面に正極合剤層を形成した部分の長さが205mm、片
面に正極合剤層を形成した部分の長さが5mm、正極合
剤層の厚さが片面80μmの正極を作製した。そのの
ち、正極の一端部に正極リードを取り付けた。
【0043】また、石油ピッチを焼成して粗粒状のピッ
チコークスとし、これを粉砕して平均粒径40μmの粉
末としたのち、不活性ガス中において1000℃で焼成
して不純物を除去し、コークス粉末を得た。そののち、
このコークス粉末を90重量部、結着剤としてポリフッ
化ビニリデンを10重量部の割合でそれぞれ混合して負
極合剤を調整し、この負極合剤を溶剤であるN−メチル
ピロリドンに分散して負極合剤スラリーとした。負極合
剤スラリーを得たのち、この負極合剤スラリーを厚さ1
0μmの帯状の銅箔よりなる負極集電体層の両面に塗布
し、乾燥させ、ローラープレス機により圧縮成型して幅
が41.5mm、長さが248mm、負極合剤層の厚さ
が片面105μmの負極を作製した。そののち、負極の
一端部に負極リードを取り付けた。
【0044】このように正極および負極を得たのち、厚
さ25μm、幅44mmの微多孔性ポリプロピレンフィ
ルムよりなるセパレータを用意し、負極、セパレータ、
正極、セパレータの順に積層して正極の片面のみに正極
合剤層を形成した側を巻きはじめ側とし、最内周をセパ
レータとすると共に負極を正極よりも内側にして渦巻状
に多数巻回したのち、最外周のセパレータの最終端部を
テープで固定して巻回電極体とした。この巻回電極体の
外径は13.0mm、中心の中空部分の内径は3.5m
mであった。
【0045】そののち、巻回電極体を一対の絶縁板で挟
み、負極リードを電池缶に溶接し、正極リードを電池蓋
に溶接して、巻回電極体を電池缶の内部に収納した。巻
回電極体を電池缶の内部に収納したのち、この電池缶を
先に用意した各電解液に対応させてそれぞれ用意し、各
電解液を対応する各電池缶の内部に注入して収納されて
いる各セパレータにそれぞれ含浸させた。その際、電解
液の注入量はそれぞれ2.9gとした。そののち、電池
蓋をガスケットを介して電池缶にかしめることにより固
定した。これにより、各電解液について直径14mm、
高さ50mmの円筒型の二次電池をそれぞれ得た。
【0046】このようにして得られた各二次電池につい
て、充電電圧4.2V,充電電流100mAで8時間の
充電と、放電電流150mA,終止電圧2.5Vで5時
間の放電を繰り返し行い、充放電サイクル特性をそれぞ
れ調べた。表1に、1サイクル目および300サイクル
目のエネルギー密度と、1サイクル目に対する300サ
イクル目のエネルギー密度の維持率とをそれぞれ合わせ
て示す。このエネルギー密度の維持率は、300サイク
ル目のエネルギー密度を1サイクル目のエネルギー密度
で割り、100を掛けたものである。
【0047】また、これら実施例に対する比較例1とし
て、塩化マグネシウムおよび塩化鉄を添加しないことを
除き、実施例1〜8と同一の条件で電解液を作製し、こ
の電解液についても実施例1〜8と同様にして二次電池
を作製し、同様にして充放電サイクル特性を調べた。そ
の結果を表1に合わせて示す。
【0048】これらの結果から、マグネシウムイオンま
たは鉄イオンを含む場合は、これらを含まない場合に比
べて充放電サイクル特性が向上することが分かった。ま
た、マグネシウムイオンまたは鉄イオンの濃度が0.0
1mol/dm3 以上0.1mol/dm3 以下の範囲
内において顕著な効果が得られることも分かった。これ
は、それらの濃度が0.01mol/dm3 未満の場合
には微量のために顕著な効果を得ることができず、0.
1mol/dm3 を超える場合には高濃度のために正
極,負極または溶媒などとの電気的化学反応が大きく進
行することによるものと考えられる。
【0049】(実施例9〜11)実施例9〜11とし
て、塩化マグネシウムおよび塩化鉄に代えて、塩化リチ
ウムを表2に示した割合で変化させてそれぞれ添加した
ことを除き、実施例1〜8と同一の条件で各電解液をそ
れぞれ作製した。なお、プロピレンカーボネートとジエ
チルカーボネートとを混合した溶媒における塩化リチウ
ムの電離度はほぼ1なので、各電解液中における塩素イ
オンの濃度は、添加した塩化リチウムの濃度とほぼ同一
である。これらの各電解液についても実施例1〜8と同
様にして二次電池を作製し、同様にして充放電サイクル
特性を調べた。それらの結果を表2に合わせて示す。
【0050】
【表2】
【0051】また、これら実施例に対する比較例2とし
て、塩化リチウムの添加量を0.10mol/dm3
したことを除き、実施例1〜8と同一の条件で電解液を
作製し、この電解液についても実施例1〜8と同様にし
て二次電池を作製し、同様にして充放電サイクル特性を
調べた。その結果を先の比較例1と共に表2に合わせて
示す。
【0052】これらの結果から、塩素イオンを0.05
mol/dm3 以下の範囲内で含む場合には、塩素イオ
ンを含まない場合に比べて充放電サイクル特性が向上す
ることが分かった。また、実施例1〜8でも塩化物を用
いているのでそれらの電解液にも塩素イオンが含まれて
いるが、実施例1〜8において優れた効果が得られる範
囲の塩素イオン濃度は、実施例9〜11および比較例2
から導出される結果(0.05mol/dm3 以下)と
は異なっており、実施例1〜8における充放電サイクル
特性の向上はマグネシウムイオンまたは鉄イオンによる
ものであることが分かった。
【0053】なお、ここでは具体的には説明しないが、
塩化カルシウム(CaCl2 )を添加することによりカ
ルシウムイオン(Ca2+)を含むようにした場合、ある
いは塩化鉛(PbCl2 )を添加することにより鉛イオ
ン(Pb2+)を含むようにした場合についてもそれぞれ
同様の結果が得られ、それぞれ同様の濃度範囲内におい
て特に優れた効果が得られる。また、マグネシウム塩,
カルシウム塩,鉄塩および鉛塩のうちの2種以上を添加
し、マグネシウムイオン,カルシウムイオン,鉄イオン
および鉛イオンのうちの2種以上を含むようにした場合
についても同様の結果が得られ、それらの合計の濃度が
0.01mol/dm3 以上0.1mol/dm3 以下
の範囲内において特に優れた効果が得られる。
【0054】以上、実施の形態および実施例を挙げて本
発明を説明したが、本発明は上記実施の形態および実施
例に限定されるものではなく、種々変形可能である。例
えば、上記実施の形態および実施例においては、溶媒に
電解質としてリチウム塩が溶解された電解液について説
明したが、本発明は、ナトリウム塩あるいはカルシウム
塩などの他の電解質を溶解した電解液についても適用す
ることができる。
【0055】また、上記実施の形態および実施例におい
ては、巻回構造を有する円筒型の二次電池の構成につい
て一例を具体的に挙げて説明したが、本発明は他の構成
を有する円筒型の二次電池についても適用することがで
きる。更に、円筒型以外のコイン型,ボタン型あるいは
角型など他の形状を有する二次電池についても同様に適
用することができる。
【0056】加えて、本発明は、電解液を高分子化合物
に保持させたゲル状電解質およびこのゲル状電解質を用
いた二次電池についても適用することができる。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように請求項1ないし請求
項3のいずれか1項に記載の電解液によれば、アルカリ
土類金属イオンおよび重金属イオンのうちの少なくとも
1種を含むようにしたので、また、請求項4記載の電解
液によれば、0.05mol/dm3 以下の塩素イオン
を含むようにしたので、充放電サイクル特性を向上させ
ることができるという効果を奏する。
【0058】また、請求項5ないし請求項7のいずれか
1に記載の二次電池、または請求項8ないし請求項10
のいずれか1に記載の二次電池によれば、本発明の電解
液を用いるようにしたので、充放電サイクル特性を向上
させることができ、寿命を延長することができるという
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る電解液を用いた二次
電池の構成を表す断面図である。
【図2】図1に示した二次電池における巻回電極体の一
部を拡大して表す断面図である。
【符号の説明】
11…電池缶、12,13…絶縁板、14…電池蓋、1
5…安全弁機構、16…PTC素子、17…ガスケッ
ト、20…巻回電極体、21…正極、21a…正極集電
体層、21b…正極合剤層、22…負極、22a…負極
集電体層、22b…負極合剤層、23…セパレータ、2
4…センターピン、25…正極リード、26…負極リー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H029 AJ05 AK02 AK03 AK05 AK16 AL02 AL06 AL07 AL08 AL12 AL16 AM02 AM03 AM04 AM05 AM07 BJ02 BJ04 BJ12 BJ14 DJ09 EJ00 HJ10

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶媒に電解質が溶解された電解液であっ
    て、 アルカリ土類金属イオンおよび重金属イオンのうちの少
    なくとも1種を含むことを特徴とする電解液。
  2. 【請求項2】 アルカリ土類金属イオンであるマグネシ
    ウムイオン(Mg2+)およびカルシウムイオン(C
    2+)と、重金属イオンである鉄イオン(Fe2+)およ
    び鉛イオン(Pb2+)とからなる群のうちの少なくとも
    1種を含むことを特徴とする請求項1記載の電解液。
  3. 【請求項3】 前記アルカリ土類金属イオンおよび前記
    重金属イオンを0.01mol/dm3 以上0.1mo
    l/dm3 以下の範囲内で含むことを特徴とする請求項
    1記載の電解液。
  4. 【請求項4】 溶媒に電解質が溶解された電解液であっ
    て、 0.05mol/dm3 以下の塩素イオン(Cl- )を
    含むことを特徴とする電解液。
  5. 【請求項5】 正極および負極と共に、溶媒に電解質が
    溶解された電解液を備えた二次電池であって、 前記電解液は、アルカリ土類金属イオンおよび重金属イ
    オンのうちの少なくとも1種を含むことを特徴とする二
    次電池。
  6. 【請求項6】 前記正極は、リチウム遷移金属複合酸化
    物を含むことを特徴とする請求項5記載の二次電池。
  7. 【請求項7】 前記負極は、炭素材料を含むことを特徴
    とする請求項5記載の二次電池。
  8. 【請求項8】 正極および負極と共に、溶媒に電解質が
    溶解された電解液を備えた二次電池であって、 前記電解液は、0.05mol/dm3 以下の塩素イオ
    ン(Cl- )を含むことを特徴とする二次電池。
  9. 【請求項9】 前記正極は、リチウム遷移金属複合酸化
    物を含むことを特徴とする請求項8記載の二次電池。
  10. 【請求項10】 前記負極は、炭素材料を含むことを特
    徴とする請求項8記載の二次電池。
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