JP2001023444A - トランス巻線用線材とそれを用いたトランス - Google Patents

トランス巻線用線材とそれを用いたトランス

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JP2001023444A
JP2001023444A JP11195741A JP19574199A JP2001023444A JP 2001023444 A JP2001023444 A JP 2001023444A JP 11195741 A JP11195741 A JP 11195741A JP 19574199 A JP19574199 A JP 19574199A JP 2001023444 A JP2001023444 A JP 2001023444A
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JP
Japan
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wire
winding
transformer
core
coil
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JP11195741A
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Tetsushi Otake
徹志 大竹
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Toko Inc
Original Assignee
Toko Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 巻線間の結合を密にするとともに、特性の安
定したトランスを実現する。 【解決手段】 絶縁被覆した芯線を絶縁被覆された細線
を編んで形成された網状の導体で包んで一体化する。一
方を一次巻線とし、他方を二次巻線としてそれぞれ端子
に接続される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スイッチング電源
装置等に用いるトランス用線材とそれを用いたトランス
に関するものであり、バイファイラ巻線を構成するため
の構造を採用した線材を用いるものである。
【0002】
【従来の技術】一次側の入力を変圧して二次側から出力
を得る回路を実現するためには、一次巻線と二次巻線を
同じボビンまたはコアに巻き回して、それらの間の磁気
結合を利用する。その効率を上げるためには一次巻線と
二次巻線の磁気結合を大きくする必要がある。
【0003】一次巻線と二次巻線の磁気結合を密にする
ために、2つの巻線を組にして一緒に巻き回すいわゆる
バイファイラ巻線を採用することがある。一次巻線と二
次巻線が近接して配置されるので磁気結合を大きくする
ことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、2本の線材を
同時に交互に巻く作業が難しくなり、多くの工数を要す
る。また、線材が交差して特性が変化するすることもあ
り、巻線の表面が平坦でなくなって、更にその上に巻線
を施しにくくなる等の問題が生じることがある。
【0005】本発明は、作業性を改善でき、バイファイ
ラ巻線の磁気結合が密で高い効率を得られるトランスを
実現するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、同心状に一体
に成形された巻線材料を用いることによって、上記の課
題を解決するものである。
【0007】すなわち、一次巻線と二次巻線とを近接し
て巻き回してバイファイラ巻線を構成するトランス巻線
用線材において、絶縁被覆された芯線が絶縁被覆された
複数の編み線からなる線材で被覆されたことに特徴を有
するものである。
【0008】また、一次巻線と二次巻線とを近接して巻
き回してバイファイラ巻線を構成するトランスにおい
て、絶縁被覆された芯線が絶縁被覆された複数の編み線
からなる線材で被覆されて一体となった線材が巻き回さ
れ、芯線と編み線の一方を一次巻線、他方を二次巻線と
することに特徴を有するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】芯線と編み線とは近接して一定の
間隔を保って同心状に伸びている。一体に成形されてい
るので、その間隔は一定に保たれるので、それぞれトラ
ンスの巻線として用いると一定の結合状態を保持する。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例につ
いて説明する。
【0011】図1は、本発明の実施例を示す斜視図であ
る。一次巻線と二次巻線が一体に構成される線材10は、
ウレタン被覆された銅の芯線11と同じくウレタン被覆さ
れた細い銅線を編んで網状とした編み線12からなる。こ
の線材10が電源トランス用のコア等に巻き回され、一方
の導体(銅線)を一次巻線とし、他方の導体(銅線)を
二次巻線とされ、それぞれの両方の端部がベースに形成
された4つの端子電極に接続される。
【0012】線材のうち芯線は1本の銅線でよく、例え
ば0.35φの銅線を用いる。編み線としては、ウレタン被
覆された0.08φの細い銅線を96本を網状に編んだものを
用いる。芯線を編み線で包み込むようにして、周囲を網
状の導体で囲まれた導体線が得られる。
【0013】芯線の両端はそのまま所定の端子に絡げら
れるか、はんだ付けされる。編み線は端部を縒り合わせ
て一本にして同様に端子に接続される。コアに巻き回す
部分では単一の線材として取扱えるので、巻線を整列さ
せることが容易となる。
【0014】なお、芯線と編み線のどちらを一次巻線と
してもよく、他方を二次巻線とする。また、芯線には1
本の線材に代えて縒り線等を用いてもよい。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、一体にしかも同心状に
構成された線材を巻き回すことができるので、作業性が
大幅に改善されるとともに、一次巻線と二次巻線の交差
がなくなるので、特性の安定、重ね巻きが容易という効
果が得られる。
【0016】また、一次巻線と二次巻線が同軸状に近接
して配置されるので、それらの間の磁気結合が密とな
り、トランスの効率を大幅に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例を示す斜視図
【符号の説明】
11:芯線 12:編み線

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一次巻線と二次巻線とを近接して巻き回
    してバイファイラ巻線を構成するトランス巻線用線材に
    おいて、 絶縁被覆された芯線が絶縁被覆された複数の編み線から
    なる線材で被覆されたことを特徴とするトランス巻線用
    線材。
  2. 【請求項2】 芯線と編み線がウレタン被覆され、一体
    に成形された請求項1記載のトランス巻線用線材。
  3. 【請求項3】 一次巻線と二次巻線とを近接して巻き回
    してバイファイラ巻線を構成するトランスにおいて、 絶縁被覆された芯線が絶縁被覆された複数の編み線から
    なる線材で被覆されて一体となった線材が巻き回され、
    芯線と編み線の一方を一次巻線、他方を二次巻線とする
    ことを特徴とするトランス。
JP11195741A 1999-07-09 1999-07-09 トランス巻線用線材とそれを用いたトランス Pending JP2001023444A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020155538A (ja) * 2019-03-19 2020-09-24 Tdk株式会社 コイル装置、ワイヤレス送電装置、ワイヤレス受電装置、ワイヤレス電力伝送システム及び電気機器

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JP2020155538A (ja) * 2019-03-19 2020-09-24 Tdk株式会社 コイル装置、ワイヤレス送電装置、ワイヤレス受電装置、ワイヤレス電力伝送システム及び電気機器

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