JP2001022865A - 画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、及び記憶媒体 - Google Patents

画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、及び記憶媒体

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JP2001022865A JP19227699A JP19227699A JP2001022865A JP 2001022865 A JP2001022865 A JP 2001022865A JP 19227699 A JP19227699 A JP 19227699A JP 19227699 A JP19227699 A JP 19227699A JP 2001022865 A JP2001022865 A JP 2001022865A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 膨大な数の画像情報であっても、効率的に且
つ容易に管理可能な画像処理装を提供する。 【解決手段】 入力手段201は、被写体を識別するた
めの被写体識別情報を入力する。管理手段116は、被
写体に関する情報を管理する。取得手段202,203
は、入力手段201で入力された被写体識別情報に該当
する情報を管理手段116から取得する。撮影手段20
4は、取得手段202,203で取得された情報に基づ
いて、被写体の撮影を行って該被写体の画像情報を得
る。保存手段205は、撮影手段204で得られた画像
情報に所定の画像処理を行った該画像情報を、取得手段
202,203により取得された情報と共に保存する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、X線撮影
して得られた画像情報に所定の画像処理を行って保持す
る画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、及
びそれを実施するための処理ステップをコンピュータが
読出可能に格納した記憶媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、医療診断を目的とするX線撮影
では、増感紙とX線写真フィルムを組み合わせたフィル
ムスクリーンシステムがよく用いられている。このシス
テムでは、被写体を透過したX線、すなわち被写体の内
部の情報を含むX線を、増感紙によってX線の強度に比
例した可視光に変換して、X線写真フィルム(以下、単
に「フィルム」と言う)を感光させることで、被写体の
X線画像をフィルム上に形成するようになされている。
また、近年では、X線を蛍光体によってX線の強度に比
例した可視光に変換し、それを複数の画素で構成される
平面センサを用いて電気信号に変換し、それをA/D
(アナログ/ディジタル)変換器でデジタル化するよう
になされた、X線ディジタル撮影装置も用いられてよう
になってきた。
【0003】ところで、集団検診業務でX線撮影を、フ
イルムスクリーンシステムにより行う場合、フイルムの
右上等に受診者のIDや氏名が記された文字を焼き込む
ことを行っていた。或いは、フイルム上にユニークな番
号を焼き込むことを行っていた。したがって、技師が、
フィルム上のIDや氏名、或いはユニークな番号と、受
診者とを、照射録上に記録することで、受診者とそのフ
ィルムが管理されることになる。このような方法は、特
開平8−160557号等に従来技術として記載されて
いる。また、集団検診業務、特に、X線ディジタル撮影
装置を搭載したバスによる検診においては、バスが検診
センターを出発して、検診センターに帰ることなく、複
数の会社や事業所を回ってX線撮影を行うことがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たようなX線ディジタル撮影装置では、被写体のX線画
像情報がディジタル化されて管理される為、後の工程で
ある画像管理を行う上で、フィルム上のユニークな番号
だけでは、非常に不都合であった。例えば、多くの会社
を巡回して、各会社の社員をX線撮影する場合には、そ
れにより得られたフィルム数は膨大な数となり、これら
のフィルムを、それに焼き付けられたユニークな番号の
みで管理することは、多くの人手を要し、その作業も非
常に煩雑となる。このような問題は、X線撮影に限定さ
れるものではなく、他の撮影、例えば、可視光を用いた
撮影でも生じるものである。
【0005】そこで、本発明は、上記の欠点を除去する
ために成されたもので、膨大な数の画像情報であって
も、効率的に且つ容易に管理可能な、画像処理装置、画
像処理システム、画像処理方法、及びそれを実施するた
めの処理ステップをコンピュータが読出可能に格納した
記憶媒体を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】斯かる目的下において、
第1の発明は、対象画像を撮影して得られた画像情報に
所定の画像処理を行って保存する画像処理装置であっ
て、上記対象画像を識別するための対象画像識別情報を
入力する入力手段と、上記対象画像に関する情報を管理
する管理手段と、上記入力手段により入力された対象画
像識別情報に基づいて、それに該当する情報を上記管理
手段から取得する取得手段と、上記入力手段により入力
された情報及び上記取得手段により取得された情報の少
なくとも何れかの情報に基づいて、上記対象画像の撮影
を行って該対象画像の画像情報を得る撮影手段と、上記
撮影手段により得られた画像情報画像情報を、上記入力
手段により入力された情報及び上記取得手段により取得
された情報の少なくとも何れかの情報と共に保存する保
存手段とを備えることを特徴とする。
【0007】第2の発明は、上記第1の発明において、
上記管理手段は、撮影対象となる対象画像が所属するグ
ループ単位で、上記対象画像に関する情報を管理し、上
記入力手段は、撮影対象となる対象画像が所属するグル
ープを識別するためのグループ識別情報を入力し、上記
取得手段は、上記入力手段で入力された情報がグループ
識別情報であった場合には、それに該当するグループの
情報を上記管理手段から取得する第1の取得手段と、上
記入力手段で入力された情報が対象画像識別情報であっ
た場合には、それに該当する情報を上記第1の取得手段
により取得されたグループの情報から取得する第2の取
得手段とを含むことを特徴とする。
【0008】第3の発明は、上記第1の発明において、
上記入力手段は、予め情報が記録された記録媒体上の該
情報を読み取って入力することを特徴とする。
【0009】第4の発明は、上記第1の発明において、
上記管理手段は、上記取得手段にて上記対象画像識別情
報を認識して取得するための認識情報をも管理すること
を特徴とする。
【0010】第5の発明は、上記第4の発明において、
上記管理手段は、上記認識情報により上記対象画像識別
情報が該当する情報でないと認識された場合、該対象画
像識別情報を除外することを特徴とする。
【0011】第6の発明は、上記第1の発明において、
上記撮影手段は、上記対象画像を放射線により撮影して
得られた画像情報をディジタル画像情報として得ること
を特徴とする。
【0012】第7の発明は、複数の機器が通信可能に接
続されてなる画像処理システムであって、上記複数の機
器は、請求項1〜6の何れかに記載の画像処理装置を含
むことを特徴とする。
【0013】第8の発明は、上記第7の発明において、
上記複数の機器は、ネットワークを介して接続されてい
ることを特徴とする。
【0014】第9の発明は、対象画像を撮影して得られ
た画像情報を保存するための画像処理方法であって、上
記対象画像を識別するための対象画像識別情報を入力す
る入力ステップと、上記対象画像に関する情報をデータ
ベースとして管理する管理ステップと、上記入力ステッ
プにより入力された対象画像識別情報に基づいて、それ
に該当する情報を上記データベースから取得する取得ス
テップと、上記入力ステップにより入力された情報及び
上記取得ステップにより取得された情報の少なくとも何
れかの情報に基づいて、上記対象画像の撮影を行って該
対象画像の画像情報を得る撮影ステップと、上記撮影ス
テップにより得られた画像情報画像情報を、上記入力ス
テップにより入力された情報及び上記取得ステップによ
り取得された情報の少なくとも何れかの情報と共に保存
する保存ステップとを含むことを特徴とする。
【0015】第10の発明は、上記第9の発明におい
て、上記管理ステップは、撮影対象となる対象画像が所
属するグループ単位で、上記対象画像に関する情報をデ
ータベースとして管理するステップを含み、上記入力ス
テップは、撮影対象となる対象画像が所属するグループ
を識別するためのグループ識別情報を入力するステップ
を含み、上記取得ステップは、上記入力ステップにより
入力された情報がグループ識別情報であった場合には、
それに該当するグループのデータベースを選択するステ
ップと、上記入力ステップにより入力された情報が対象
画像識別情報であった場合には、それに該当する情報を
上記選択されたデータベースから取得するステップとを
含むことを特徴とする。
【0016】第11の発明は、上記第9の発明におい
て、上記入力ステップは、予め情報が記録された記録媒
体上の該情報を読み取って入力するステップを含むこと
を特徴とする。
【0017】第12の発明は、上記第9の発明におい
て、上記管理ステップは、上記取得ステップにて上記対
象画像識別情報を認識して取得するための解釈方法を示
す認識情報をも管理するステップを含むことを特徴とす
る。
【0018】第13の発明は、上記第12の発明におい
て、上記管理ステップは、上記認識情報により上記対象
画像識別情報が適切な情報であるか否かを認識した結
果、エラーが発生した場合、上記対象画像識別情報を不
適切な情報として除外するエラー処理ステップを含むこ
とを特徴とする。
【0019】第14の発明は、上記第9の発明におい
て、上記撮影ステップは、上記対象画像を放射線により
撮影して得られた画像情報をディジタル画像情報として
得るステップを含むことを特徴とする。
【0020】第15の発明は、請求項9〜14の何れか
に記載の画像処理方法の処理ステップを、コンピュータ
が読み出し可能に格納した記憶媒体であることを特徴と
する。
【0021】具体的には例えば、複数のグループに分か
れている複数の被撮影物(対象画像)を、X線撮影し
て、それにより得られたX線ディジタル画像情報を保存
する装置では、先ず、対象画像が所属するグループを示
すグループID情報(グループ識別情報)が記録されて
いるグループID記憶メディアから該グループID情報
を読み込んで入力する。このグループ識別情報に該当す
るデータベースを、各グループ毎に管理されているデー
タベースから選択する。次に、対象画像の対象画像ID
情報(対象画像識別情報)が記録されいる対象画像ID
記憶メディアの該対象画像ID情報を読み込んで入力す
る。この対象画像ID情報に該当する情報(対象画像情
報)、上記選択したデータベースから検索して抽出す
る。この抽出した対象画像情報を用いて、対象画像の撮
影を行い、これにより得られた画像情報を、それに対応
する該対象画像情報と共に保存する記録する。また、I
D記憶メディアから読み取った情報が、グループID情
報であるか、対象画像ID情報であるかを判別して、こ
の判別結果に基づいて、データベースの選択、又は、対
象画像情報の抽出を行うようにする。また、対象画像I
D記憶メディアから対象画像ID情報を読み込んで撮影
を行うことを、単数もしくは複数回実行した後、グルー
プID記憶メディアからグループID情報を再び読み込
む。これにより、異なるデータベースが選択できる。す
なわち、データベースの選択、それにより選択されたデ
ータベースの中からの対象画像情報を抽出、そして、再
び異なる(もしくは同じ)データベースの選択、という
処理を繰り返すことが可能となる。また、管理するデー
タベースにて、対象画像ID記憶メディアに記録されて
いるデータを解釈し、対象画像ID情報のみを抽出する
解釈方法を示すデータ(認識情報)をも管理する。この
データは、データベースの選択後に、対象画像ID記憶
メディアから対象画像ID情報を読み取って抽出する際
に用いる。これは、各データベースから対象画像情報を
取得する際には、対象画像ID記憶メディアとして社員
カード等が使われると想定され、そのフォーマットは会
社によりまちまちであるため、このような場合にも対応
できるようにした。このとき、上記の認識情報により、
入力された対象画像ID記憶メディアの情報が適切な情
報であるか否かを認識した結果、エラーが発生した場合
(他の社員カードが使用されたこと等による不適切な情
報であった場合)、その入力情報を不適切な情報として
除外するようにしてもよい。上記の構成を、検診バスに
搭載されたX線ディジタル撮影装置に適用した場合、バ
スが検診センターを出発する前に、予め予定されている
会社や事業所等のそれぞれのグループ毎のデータベース
を、予めX線ディジタル撮影装置内に保存しておく。そ
して、特定の会社に着いたら、その会社に該当するデー
タベースを選択する為に、予め検診センターで用意して
あるデータベース選択カード(グループID記憶メディ
ア)の情報を、メディア読取部に読み込ませる。これに
より、データベースが選択される。その後、受診者が所
有しているカード(対象画像ID記憶メディア)の情報
を、上記のメディア読取部に読み込ませる。これによ
り、受診者に該当する情報が、上記のデータベースから
抽出される。この抽出された対象画像情報に基づいて、
受診者のX線撮影が行われ、これにより得られたX線画
像情報は、受診者の上記対象画像情報と共に保存され
る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて説明する。
【0023】本発明は、例えば、図1に示すようなX線
画像撮影装置100に適用される。このX線画像撮影装
置100は、X線を発生するX線管球101と、X線管
球101のX線絞り102と、X線管球101からのX
線が入射する個体撮像素子107と、X線管球101と
個体撮像素子107の間に設けられたグリッド104及
びシンチレータ107と、グリッド104とシンチレー
タ107の間に設けられたフォトタイマ105と、個体
撮像素子107の出力をディジタル画像信号として出力
するA/D変換器108と、A/D変換器108からの
ディジタル画像信号に対して所定の処理を行って画面表
示出力等を行う画像読取部109と、X線管球101で
のX線の発生を制御するX線発生制御部126とを備え
ている。画像読取部109は、個体撮像素子107やX
線発生制御部126等を制御する画像読取制御部110
と、種々のデータ等が記憶され作業用としても用いられ
るRAM111と、本装置で実行される種々の処理プロ
グラム等が格納されるROM112と、外部ネットワーク
(ここでは「LAN」とする)とのインターフェース部
であるLAN/IF113と、外部可搬媒体記録装置と
のインターフェース部であるDISK/IF114と、
不揮発性RAMであるNVRAM115と、ハードディ
スク等の不揮発性記憶部116と、ユーザインターフェ
ース(IF)部117と、ROM112の処理プログラム
を実行する等して装置全体の動作制御を司るCPU11
8とが、バス119を介して接続され、互いにデータ授
受する構成としている。また、画像読取部109には、
曝射ボタン125が設けられており、この曝射ボタン1
25の出力は、画像読取制御部110が曝射許可スイッ
チ124を切り替え制御することでX線発生制御部12
6に供給されるようになされている。また、ユーザIF
部117には、CRT等のディスプレイ120、キーボ
ード及びマウス等の操作部121、磁気カード読取部1
22、及びバーコード読取部123が接続されている。
【0024】[X線画像撮影装置100の一連の動作に
ついて]先ず、操作者は、撮影対象画像(以下、「被写
体」と言う)103を固体撮像素子107とX線管球1
01の間に配置する。次に、操作者は、撮影する為の準
備をユーザインターフェース117を用いて行う。操作
者による上記の準備が終了すると、画像読取制御部11
0は、固体撮像素子駆動制御信号を用いて固体撮像素子
107に電圧を加えることで、固体撮像素子107に対
して被写体103の画像入力がいつ有っても良い状態
(X線管球102からのX線を画像化できる状態)とな
るように準備する。
【0025】次に、画像読取制御部110は、操作部1
21による操作者からの絞り量の調節指示(絞り指示部
からの指示)に基づいた絞り信号2を、X線発生制御部
126に供給する。X線発生制御部126は、画像読取
制御部110からの絞り信号2に基づいた絞り信号3を
X線絞り102に供給することで、撮影対象の被写体1
03の属性に応じて、X線絞り102での絞り量を適切
値に自動設定する。このとき、操作者が万一、絞り量の
自動設定に対して不満があった場合、操作者は、さらに
上記の絞り指示部にて絞り量の調整を指示して、被写体
103の撮影したい目的の部位が入るよう調整すること
も可能である。このような操作者からの絞り量の調節指
示、すなわちユーザIF部117から画像読取制御部1
10に対する指示信号(絞り信号1)は、画像読取制御
部110からX線発生制御部126に対する絞り信号
2、X線発生制御部126からX線絞り102に対する
絞り信号3へと伝達され、したがって、X線絞り102
は、該絞り信号3に従って開閉することになる。尚、X
線絞り102は、矩形であり、上下方向及び左右方向の
両者をそれぞれ開閉量を調節することが可能なようにな
されている。また、X線絞り102が所定の部位を適切
に照射しているか否かは、ランプ光を用いて調整するこ
とができるようになされている。
【0026】次に、操作者は、曝射ボタン125を操作
する。この曝射ボタン125は、X線管球101でX線
を発生させるトリガとなるものであり、操作者から操作
(ボタン押下)されることで曝射信号1を発生する。曝
射ボタン125から発生した曝射信号1は、画像読取部
109内の画像読取制御部110へ一旦供給される。こ
れを受けた画像読取制御部110は、固体撮像素子10
7がX線管球101からのX線を受けると画像化できる
状態となっているか否かを、個体撮像素子107から発
生する駆動通知信号の状態で確認した後、曝射許可信号
を曝射許可スイッチ124に対して発生する。この曝射
許可信号は、曝射許可スイッチ124をオンにして、曝
射ボタン125から発生された曝射信号1を、X線発生
制御部126に対する曝射信号2に導通させる。尚、曝
射信号は、曝射ボタン125のセカンドスイッチと呼ば
れるスイッチを用いることとする。
【0027】X線発生制御部126は、上述のようにし
て発生された曝射信号2に従って、X線管球101のX
線発生の準備が整い次第、曝射信号3をX線管球101
に対して発生する。これにより、X線管球101からX
線が発生する。このときのX線の量は、フォトタイマ1
05を通じて、X線量信号としてX線発生制御部126
へと渡される。X線発生制御部126は、フォトタイマ
105からのX線量信号により、X線発生によるX線量
が予め決められた一定量になったとき、X線管球101
でのX線発生を遮断する。
【0028】一方、上述のような曝射を受けた後、X線
管球101のX線は、被写体103、グリッド104、
及びシンチレータ106を順次透過して、被写体103
の透過光像として固体撮像素子107に結像される。そ
して、個体撮像素子107での光電変換により、画像信
号として出力される。この画像信号は、A/D変換器1
08にてディジタル化され、ディジタル画像信号として
画像読取部109に供給される。画像読取部109は、
A/D変換器108からのディジタル画像信号を一旦R
AM111上に展開し、CPU118により様々な処理
を施して、それをディスプレイ120にて画面表示す
る。或いは、フィルム上に出力する。
【0029】[X線画像撮影装置100を検診バスに搭
載して使用する場合について]例えば、上述したX線画
像撮影装置100を搭載した検診バスが、3つの会社1
〜3(以下、「グループ1〜3」とも言う)を順次訪問
して、それぞれの会社の受診者(社員)のX線撮影を行
うものとする。
【0030】まず、図2に示すように、予め不揮発性記
憶部116(上記図1参照)に、X線撮影を行うグルー
プ別にデータベースを格納しておく。すなわち、予め検
診が行われると予定されている会社1〜3の社員データ
をデータベースとして格納しておく。このときの各デー
タが有するレコードとしては、 ・受診者1D ・受診者名 ・受診者生年月日 ・受診者性別 ・身長(cm) ・体重(kg) を含むものとする。また、このデータベースには、その
会社の社員カード(磁気カード)もしくは検診票上のバ
ーコード内に記録されている社員IDを読み込む為の解
釈方法、すなわち磁気カード読取部122もしくはバー
コード読取部123(上記図1参照)での社員IDの読
取方法の情報(認識情報)が同時に記憶されている。こ
の情報としては、例えば、 ・会社コード開始バイト数 ・会社コード終了バイト数 ・会社コード ・社員IDの開始バイト数 ・社員IDの終了バイト数 を含むものとする。
【0031】尚、社員IDを読み込む際に、バーコード
を用いるか磁気カードを用いるかは、検診を行おうとす
る会社でどちらでもありえるが、ここでは磁気カード読
取部122及びバーコード読取部123の何れの入力装
置も接続された構成としているため、何れも利用可能と
なっている。また、会社コードを含まないような磁気カ
ードを用いている会社に関しては、会社コード開始バイ
ト数及び会社コード終了バイト数が”0”に設定されて
いるものとする。
【0032】そこで、装置全体の動作制御を司るCPU
118は、上記図2に示すように、メディア読取/解釈
部201、データベース選択部202、データベース検
索抽出部203、撮影部204、及び画像記録部205
という処理機能部を有し、図3に示すフローチャートに
従った処理プログラムをROM112から読み出して実
行することで、次のような動作制御を行う。
【0033】ステップS301:先ず、検診バスが、検
診を行う会社に到着すると、操作者は、上述したように
して不揮発性記憶部116に格納したデータベースから
該当するデータベースを特定する必要がある。このた
め、例えば、ディスプレイ120には上記図3中の”3
10”に示すような、データベース選択用のデータ入力
を促す画面が表示される。そこで、操作者は、予め検診
センターにて作成された会社選択用のバーコード311
を、バーコード読取部123に挿入する。バーコード読
取部123は、挿入されたバーコード311に記録され
ているデータを読み取り、それをメディア読取/解釈部
201へ供給する。メディア読取/解釈部201は、バ
ーコード読取部123からのデータが、データベース選
択用のデータであるか否かを判断する。この判断方法と
しては、データの先頭に特殊な文字列(”C?#!”の
4文字等)で始まっているものを、データベース選択用
のデータと予め定めておき、この特殊な文字列の存在を
検出する方法を用いる。したがって、メディア読取/解
釈部201は、データベース選択用の特殊な文字列を検
出し、データベース選択用のデータであると判断した場
合に、これに続く会社名コ一ド(検診地コード)のデー
タをデータベース選択部202に供給する。尚、データ
ベース選択用のデータを得るための方法としては、例え
ば、ディスプレイ120に登録されている会社一覧を表
示させ、その会社一覧の中から該当する会社を操作者に
より選択させるようにしてもよい。この場合、操作者
が、操作部121(マウス等)を用いて上記の会社一覧
の中の該当する会社を選択すると、この選択結果が、ユ
ーザIF部(U/I)117を介して、データベース選
択部202へと伝えられる。
【0034】ステップS302:データベース選択部2
02は、メディア読取/解釈部201からの会社名コー
ド(検診地データ)に対応するデータベースを、不揮発
性記憶部116から読み出して主記憶部へ読み込む。例
えば、RAM111を作業用メモリとして用いてここに
読み込む。該当するデータベースの選択が終了すると、
ディスプレイ120には、上記図3中の”312”に示
すように、その”検診地”及び”コード”を含む画面が
表示される。
【0035】ステップS303:CPU118は、検査
IDを発生する。ここで、”検査ID”は、検診をユニ
ークに識別するためのものであり、この数値も後述する
画像保存と同時に、画像の付帯情報として保存される。
また、この値は、X線画像撮影装置100が撮影を始め
たときに、”1”から振られ始め、撮影ごとにシーケン
シャルに増加していき、異なる撮影で同じ番号が振られ
ることは起こらないようになされている。
【0036】ステップS304:次に、ディスプレイ1
20には、上記図3中の”313”に示すような、社員
カードの挿入を促す画面が表示される。そこで、ある社
員が検診バスに検診を行いにくると、操作者は、その社
員の社員カード314を受け取り、それを磁気カード読
込部122に挿入する。磁気カード読込部122は、挿
入された社員カード314に記録されている社員ID
(受診者ID)を読み取り、そのデータをメディア読取
/解釈部201へ供給する。メディア解釈/読取部20
1は、磁気カード読込部122からのデータが、特殊な
文字列(データベース選択用のデータであることを示
す”C?#!”の4文字等)が先頭に存在しないことを
検出することで、社員カードのデータであることを認識
する。そして、上述した社員IDの開始バイト数、及び
終了バイト数に従って、その間の文字列を取り出し、そ
れをデータベース検索抽出部203へ供給する。尚、一
般に社員カード内の情報には、そのカードがその会社の
社員カードであることを示す識別子(会社コード)が含
まれていることが大半である。この場合、会社コードの
開始バイト数及び会社コードの終了バイト数の値が異な
る。そして、その間のコードが会社コードとマッチする
かで、読み込まれた情報が、その会社のコードか否かを
判定する。仮に、社員カード以外のカードが読み込まれ
た場合には、操作者にディスプレイ部を介して通知し、
読まれた情報は捨てられる。
【0037】ステップS305:データベース検索抽出
部203は、メディア解釈/読取部201からの文字列
(社員ID)に対応するレコードを、ステップS302
にて読み出されたデータベースから検索抽出して、それ
を撮影部204へ供給する。これにより、ディスプレイ
120には、上記図3中の”315”に示すように、上
記の検索抽出により得られたレコードの内容、すなわち
受診者ID、コード(受診者名)、生年月日(受診者生
年月日)、性別(受診者性別)、身長、及び体重を含む
画面が表示される。
【0038】ステップS306、ステップS307:撮
影部204は、上述したようなX線撮影動作を行うため
の処理を実行する。画像記憶部205は、撮影部204
により得られたX線画像情報を、不揮発性記憶部116
に保存する。このとき、上述した検査IDも、該X線画
像情報の付帯情報として保存する。
【0039】ステップS308:ステップS303〜ス
テップS307による、ある社員のX線撮影が終了する
と、CPU118は、検査IDの値を”1”増加させ
る。その後、ステップS303に戻り、次の社員へのX
線撮影のための処理が実行されることになる。
【0040】[X線画像撮影装置100での画像処理に
ついて]上述のようなX撮影が適切に行われるか否か
は、X線管球101から発生するX線量で決定される。
一般にX線発生装置にはフォトタイマが設けられている
が、X線画像撮影装置100では、フォトタイマ105
を図4に示すような構成としている。すなわち、フォト
タイマ105として、3つのフォトタイマ1〜3を設け
た構成としている。そして、撮影対象となる部位毎に、
このフォトタイマ1〜3によるX線量の受信のオン/オ
フが指定できるようになされている。例えば、胸部PA
の撮影においては、フォトタイマ1及び3のみがオンと
なり、フォトタイマ2はオフとなるようにする。これ
は、フォトタイマは一般に、医師の関心領域を最適な濃
度に調整する為のものであるため、胸部PAの撮影にお
いては、左右の肺野内に相当するフォトタイマ1及び3
のみを有効にすることで、適切なX線量での撮影が可能
となるからである。
【0041】ここで、一般のフォトタイマでは、胸部P
Aの撮影を行うと、フォトタイマの位置がハードウェア
で固定されている為に、受診者の体格の大小によって、
フォトタイマの位置が胸部肺野の適切な位置からずれる
ことがある。例えば、体の太い人は、フォトタイマの位
置が相対的に本来あると好ましい位置より内側が計測さ
れることになり、逆に体の細い人は、フォトタイマの位
置が相対的に本来あると好ましい位置より外側が計測さ
れることになる。このため、X撮影後に収集したディジ
タル画像情報に対して、一律の濃度変換を行っただけで
は、出力される画像は、被写体の体格により肺野領域が
微妙に露出オーバになったりアンダーになったりする。
【0042】そこで、X線画像撮影装置100では、上
述のような3つのフォトタイマ1〜3を設ける構成に加
えて、X撮影に用いる装置、撮影部位、及び受診者の身
長や体重を元に、フォトタイマの位置とは異なる領域を
特徴量領域として設け、X撮影により得られたディジタ
ル画像情報に対して行う画像処理において、その特徴量
領域のピクセル値を元に、濃度変換等の画像処理を施す
ようになされている。
【0043】図5は、X線画像撮影装置100を、43
cm×43cm四方のセンサエリア(個体撮像素子10
7の撮像面)を有する立位センサを用いた装置とし、撮
影部位を胸部PAとしてX線撮影する場合の、受診者の
身長及び体重に依存する特徴量領域の位置をテーブルで
示したものである。受診者の身長及び体重は、上記図2
での説明で述べた通り、データベースから収集できるた
め、これにより取得した身長及び体重に対応する特徴量
位置を、該テーブルから取得して、画像処理に用いるよ
うにする。尚、上記の特徴量領域の位置は、例えば、胸
部LATのX線撮影では、中央に1つとなり、使用する
センサによっても、受診者の体格の配置方法によって
も、テーブルが異なるため、使用するセンサ及び撮影部
位に対応した分のテーブルを用意するものとする。上記
図5では、それらのテーブルのうち、立体センサによる
胸部PAのX撮影で用いるテーブルを示している。
【0044】図6(a)〜(c)は、受診者の様々な体
格により、特徴量領域が変わる状態の一例を示したもの
である。これらの図6(a)〜(c)に示すように、画
像処理(濃度変換)で用いる特徴量領域を、上記図5に
示したテーブルに従って、被写体の大きさによって微妙
に変動させ、被写体に対して最適な特徴量領域を設定す
ることで、ディジタル画像情報をより最適な濃度で安定
した状態で出力することができる。
【0045】上述のような画像処理を実施するために、
装置全体の動作制御を司るCPU118は、図7に示す
ように、設定部401、特徴量領域指定部402、照射
野絞り値決定部403、特徴量算出部404、及び画像
処理部405という処理機能部を有し、このような構成
により、次のような動作制御を行う。尚、上記図7の照
射野絞り値決定部403についての詳細は後述する。
【0046】先ず、X線画像撮影装置100にて用いる
センサ及び撮影部位については、設定部401に対し
て、予め操作者から操作部121により指示される。一
方、受診者の身長及び体重については、設定部401
は、上述したようにしてデータベースから取得する。そ
して、設定部401は、操作者から指示されたセンサ及
び撮影部位についての指示情報と、データベースから取
得した受診者の身長及び体重についての情報とを特徴量
領域指定部402へ供給すると共に、それらの情報のう
ちのセンサ及び撮影部位の情報を画像処理部405へも
供給する。尚、このとき、設定部401は、上記の情報
を後述する照射野絞り値決定部403へも供給する。
【0047】特徴量領域指定部402は、設定部401
からの情報に該当するテーブルを、センサ及び撮影部位
毎に用意されているテーブルから選択する。ここでは、
立位センサによるの胸部PAのX線撮影としているた
め、上記図5に示したようなテーブルが選択されること
になる。そして、特徴量領域指定部402は、上記の選
択したテーブルから、設定部401からの身長及び体重
に該当する特徴量領域を決定する。
【0048】特徴量算出部404は、撮像部(画像読取
制御部110及びX線発生制御部126)によるX線撮
影で得られたディジタル画像情報から、特徴量領域指定
部402にて決定された特徴量領域の特徴量(画素値の
最大値、最小値、平均値、中央値、最頻値等)を算出す
る。
【0049】画像処理部405は、特徴量算出部404
にて算出された特徴量を用いて、撮像部(画像読取制御
部110及びX線発生制御部126)によるX線撮影で
得られたディジタル画像情報に対して、濃度変換や階調
変換等の画像処理を行って、処理後画像情報を生成す
る。例えば、画像処理部405は、特徴量算出部404
からの特徴量(ここでは、特徴量領域内の画素値の平均
値とする)が、最終的に出力されるディスプレイ120
或いはフィルム(図示せず)上で最適な濃度値となるよ
うな濃度変換特性を有する濃度変換カーブに基づいた濃
度変換処理を、撮像部からのディジタル画像情報に対し
て施す。具体的には、先ず、画像処理部405は、濃度
変換処理の基準となる濃度変換カーブを示すデータを撮
影部位毎に複数種記憶したルックアップテーブル(以
下、単に「LUT」と言う)を備えており、このLUT
から、設定部401からの撮影部位の情報に対応した濃
度変換カーブをLUTから読み出す。次に、画像処理部
405は、特徴量算出部404からの特徴量(特徴量領
域内の画素値の平均値)が上述したような最適な濃度値
となるように、LUTから読み出した濃度変換カーブを
平行移動して、濃度変換処理で実際に使用する濃度変換
カーブを生成する。そして、画像処理部405は、生成
した濃度変換カーブに従って、撮影部からのディジタル
画像情報に対して濃度変換処理を行い、それを処理後画
像情報とする。
【0050】上述のような画像処理により得られた処理
後画像情報は、一旦不揮発性記憶部116に保存され、
ディスプレイ120やフィルム上に出力されたり、或い
は外部ネットワークや外部可搬媒体記録装置にへと送ら
れる。
【0051】[X線画像撮影装置100での絞り量制御
について]X線画像撮影装置100は、上述したよう
に、撮影する被写体の属性に応じて、絞り指示部により
X線絞り102での絞り量を、適切値に自動設定するこ
とが可能になされている。このときの絞り量の設定は、
上記図7に示した照射野絞り値決定部403により、次
のようにして実施される。
【0052】図8は、X線画像撮影装置100を、43
cm×43cm四方のセンサエリア(個体撮像素子10
7の撮像面)を有する立位センサを用いた装置とし、撮
影部位を胸部PAとしてX撮影する場合の、受診者の身
長及び体重に依存する照射野絞り値(サイズ)をテーブ
ルで示したものである。このようなテーブルは、センサ
及び撮影部位毎に予め用意されており、照射野絞り値決
定部403は、それらのテーブルの中から、設定部40
1からのセンサ及び撮影部位の情報に該当するテーブル
を選択し、さらに該選択したテーブルから、設定部40
1からの受診者の身長及び体重の情報に該当する照射野
絞り値を取得し、それを照射野絞り制御部(X線発生制
御部126)へ供給する。したがって、照射野絞り制御
部(X線発生制御部126)は、照射野絞り値決定部4
03からの照射野絞り値に基づいて、X線絞り102の
絞り量を調節する。このように構成することで、照射野
が自動的に決定できるため、操作者は、より高速且つ正
確に照射野を合わせることが可能となる。また、最小限
且つ十分な照射野を得ることが可能となり、受診者のX
線による健康上の被害を抑えることができる。
【0053】[X線画像撮影装置100で収集されるデ
ィジタル画像情報の保存について]X線撮影で得られた
ディジタル画像情報には、上述した検査ID(上記図3
参照)と呼ばれる情報が付加されて保存される。すなわ
ち、検査IDは、検診をユニークに識別する為に、X線
画像撮影装置100が内部で発生するものであり、画像
保存と同時にディジタル画像情報の付帯情報として保存
される。したがって、検査IDは、装置電源を絶った場
合においても、同じ番号が発番されること無く、検査毎
に1づつ増加していく必要があるため、不揮発性記憶部
116に保存されることになる。このとき、例えば、不
揮発性記憶部116が何らかの理由で故障したことによ
り、交換された場合、検査IDを再設定しなければなら
ない。
【0054】そこで、X線画像撮影装置100では、不
揮発性記憶部116(ここでは、ハードディスクとす
る)と、NVRAM115との両者を利用して、不揮発
性記憶部116を第1の記憶媒体とし、NVRAM11
5をバックアップ用の第2の記憶媒体として、現在の検
査IDの値を保存するようにする。
【0055】また、不揮発性記憶部116とNVRAM
115の何れかが壊れた場合には、装置交換が発生する
が、その時にはバックアップされている検査IDの値が
自動的に利用されるように配慮されている。
【0056】さらに、現在バックアップされている検査
IDの値を用いたくない場合、例えば、不揮発性記憶部
116(ハードディスク:HD)を他の装置から新たに
流用してインストールした場合、NVRAM115に保
存されている今までの検査IDの値を自動的に利用して
はいけないため、この場合には、操作者に対してユーザ
I/F117を経由して、この旨を問い合わせるように
する。これによる操作者の指示に従って、現在バックア
ップされている検査IDの値を自動的に利用する、或い
は利用しない。このとき、操作者からの指示が、バック
アップされている検査IDの値を自動的に利用しない指
示であった場合、それに従うようにするが、操作者の指
示が誤りである場合に備えて、そのバックアップされて
いる検査IDの値を別途保存する。ここでは、このとき
の保存先をNVRAM115とする。すなわち、NVR
AM115は、上記図1に示すように、2つの記憶領域
(以下、「NVRAM115a」、「NVRAM115
b」で示す)を含む構成としている。これらの記憶領域
(115a、115b)は、情報を個別に記憶できる独
立した構成となっており、NVRAM115aが上述し
た第2の記憶媒体に対応し、NVRAM115bが上記
別途保存用の第3の記憶媒体に対応する。このような構
成により、その後操作者が操作の誤りに気がついたとき
に、第3の記憶媒体であるNVRAM115bの情報に
よって即復旧できる。尚、ここでは同一のNVRAM1
15を分離した2つのNVRAM115a及び115b
を第2及び第3の記憶媒体として用いるが、NVRAM
115全体を第2の記憶媒体として用い、それとは別の
不揮発性記憶媒体(不揮発性RAMやHD等)を第3の
記憶媒体として用いるようにしてもよい。また、第1の
記憶媒体としてHDを用い、第2の記憶媒体としてNV
RAMを用いるようにしているが、これに限られること
はない。例えば、逆に第1の記憶媒体としてNVRAM
を用い、第2の記憶媒体としてHDを用いるようにして
もよい。或いは、第1及び第2の記憶媒体の両方にHD
又はNVRAMを用いるようにしてもよい。
【0057】また、本装置が動作しているときは、その
ときの検査IDの値は、主記憶(RAM111)上に保
持し、このRAM111上の検査IDの値を、撮影のた
びに更新する。そして、ある1つの撮影終了時に、RA
M111上の検査IDの現在の値を、HD116及びN
VRAM115aへと保存する。これにより、装置がい
つパワーオフした場合であっても、現在の検査IDの値
が保持されることになる。
【0058】図9は、検査IDの値が保存されたファイ
ルを、バックアップとしてNVRAM115a及び11
5bへ書き込む場合のフォーマットを示したものであ
る。例えば、”System.ini”と名付けられた
ファイルをNVRAM115aへ書き込む場合、先ず、
最初のアドレス0x00〜0x40(64バイト)にフ
ァイル名”System.ini”を書き込み、余白に
は”0x00”を書き込む。これに続いて、アドレス0
x40から0x44にかけて、ファイルの長さ(LE
N)を書き込み、以降、該ファイルの長さ分のデータを
書き込む。また、NVRAM115bについても同様
に、例えば、”System.in1”と名付けられた
ファイルをNVRAM115bへ書き込む場合、先ず、
最初のアドレス0x2000〜0x2040(64バイ
ト)にファイル名”System.in1”を書き込
み、余白には”0x00”を書き込む。これに続いて、
アドレス0x2040から0x2044にかけて、ファ
イルの長さ(LEN)を書き込み、以降、該ファイルの
長さ分のデータを書き込む。尚、メモリの余白部分に
は、”0x00”を書き込むようにするが、これは、後
述する初期化処理の中で行われる。また、上記図9中の
アドレス0x1FF8から0x1FFFにかけての”チ
ェックサム領域”には、後述するチェックサム処理での
チェックサム計算により得られた値を書き込む。
【0059】上述のような処理(情報リカバー処理)を
実施するために、装置全体の動作制御を司るCPU11
8は、例えば、図10に示すフローチャートに従った処
理プログラムをROM112から読み出して実行するこ
とで、次のような動作制御を行う。尚、ここでは、検査
IDの値が保存されたファイルを、上記図9に示したよ
うな”System.ini”とする。
【0060】(1)HD116(第1の記憶媒体)とN
VRAM115a(第2の記憶媒体)の両者に情報が記
憶されている場合。 ステップS501:先ず、NVRAM115aのチェッ
クサムを計算する。 ステップS502:次に、ステップS501で得られた
チェックサムが、NVRAM115a上のチェックサム
と同じであるか否かを判別する。このとき、NVRAM
115aには正しくバックアップ情報が記憶されている
ため、ここでは、チェックサムがNVRAM115a上
のチェックサムと等しい、と判別され、次のステップS
503に進む。 ステップS503:本ステップでは、HD116に、検
査IDの値が保存されたファイル”System.in
i”が存在するか否かを判別する。このとき、HD11
6にはファイル”System.ini”が存在するた
め、次のステップS510に進む。 ステップS510:したがって、本ステップにて、HD
116内に保存されている内容(”System.in
i”の内容)を主記憶(RAM111)に転送して、こ
の主記憶内の情報(検査IDを含む)を元に、撮影動作
が行われる。
【0061】(2)HD116(第1の記憶媒体)に情
報が記憶されており、NVRAM115a(第2の記憶
媒体)に情報が記憶されていない場合。 ステップS501:先ず、NVRAM115aのチェッ
クサムを計算する。 ステップS502:次に、ステップS501で得られた
チェックサムが、NVRAM115a上のチェックサム
と同じであるか否かを判別する。ここでは、NVRAM
115aが新品と交換された、或いはNVRAM115
aが情報を記憶が出来なくなった(バッテリーエラー
等)等の場合であるため、チェックサムがNVRAM1
15a上のチェックサムと等しくない、と判別され、次
のステップS511に進む。 ステップS511:本ステップでは、HD116に、検
査IDの値が保存されたファイル”System.in
i”が存在するか否かを判別する。このとき、HD11
6にはファイル”System.ini”が存在するた
め、次のステップS512からの処理に進む。 ステップS512〜ステップS516:したがって、本
ステップにて、HD116内に保存されている内容(”
System.ini”の内容)を主記憶(RAM11
1)に転送し(ステップS512)、NVRAM115
aの内容を”0x00”でクリアして(ステップS51
3)、主記憶(RAM111)内の情報をNVRAM1
15aに保存する(ステップS514)。そして、NV
RAM115aのチェックサムを計算し、それをNVR
AM115aへ保存する(ステップS515)。このN
VRAM115aへの情報の保存作業は、NVRAM1
15aが情報を記憶が出来なくなった場合以外に実行す
る。例えば、新品に交換されたNVRAM115aの場
合は、HD116内の情報をコピーしていることになる
ため、重要な作業である。その後、ユーザI/F部11
7を介して、「NVRAMバッテリーエラーもしくは新
規NVRAMです。起動のたびにこのメッセージが出る
場合はサービスコールして下さい。」等のようなメッセ
ージを、ディスプレイ120上に画面表示して(ステッ
プS516)、そのまま本処理終了となる。これによ
り、NVRAM115aが情報を記憶が出来なくなった
場合(NVRAM115aのバッテリーエラー等)等で
は、起動の度にステップS516が実行されることにな
り、HD116内の情報がNVRAM115aに正しく
コピーされなかった旨を操作者に知らせることができ
る。尚、ここでの場合、後述するシステム終了処理は行
われずにシステムが再起動される。このため、撮影処理
が行われてIDが変化してしまうようなことは起きな
い。
【0062】(3)HD116(第1の記憶媒体)には
情報が記憶されておらず、NVRAM115a(第2の
記憶媒体)には情報が記憶されている場合。 ステップS501:先ず、NVRAM115aのチェッ
クサムを計算する。 ステップS502:次に、ステップS501で得られた
チェックサムが、NVRAM115a上のチェックサム
と同じであるか否かを判別する。ここでは、HD116
が新品と交換された、或いはHD116情報を記憶が出
来なくなった(ディスク面の破損等で壊れた場合等)等
の場合であるが、NVRAM115aには正しくバック
アップ情報が記憶されているため、チェックサムがNV
RAM115a上のチェックサムと等しい、と判別さ
れ、次のステップS503に進む。 ステップS503:本ステップでは、HD116に、検
査IDの値が保存されたファイル”System.in
i”が存在するか否かを判別する。このとき、HD11
6にはファイル”System.ini”が存在しない
ため、次のステップS504に進む。 ステップS504:本ステップでは、ユーザI/F部1
17を介して、「HDバッテリーエラーもしくは新規H
Dです。起動のたびにこのメッセージが出る場合はサー
ビスコールして下さい。」等のようなメッセージを、デ
ィスプレイ120上に画面表示する。これにより、HD
116が情報を記憶できない場合等には、起動の度にス
テップS516が実行され、その旨を操作者に知らせる
ことができる。 ステップS505:ユーザI/F部117を介して、
「HDにバックアップ情報をリトリーブして良いか?」
等のようなメッセージを、ディスプレイ120上に画面
表示する。そして、このメッセージに対する操作者の指
示を判別する。この判別の結果、「OK」(HD116
にNVRAM115aのバックアップ情報をリトリーブ
する)であるならばステップS506に進み、そうでな
い場合にはステップS507からの処理に進む。 ステップS506:「OK」(HD116にNVRAM
115aのバックアップ情報をリトリーブする)という
操作者からの指示があった場合、NVRAM115a内
の”System.ini”の情報を、主記億(RAM
111)に転送(情報復帰)して、後述するシステム終
了処理を実行して、本処理終了となる。尚、詳細は後述
するが、システム終了処理内部で、RAM111の情報
をHD116へ書き込む処理が行われる。これにより、
NVRAM115aのバックアップ情報がHD116へ
記憶されることになる。 ステップS507〜ステップS509:「NO」(HD
116にNVRAM115aのバックアップ情報をリト
リーブしない)という操作者からの指示があった場合、
NVRAM115a内の情報は捨てられ、且つHD11
6内には情報は存在しないので、NVRAM115aと
HD116ともに、システムのデフォルト初期化データ
で情報保持することになる。ところが、万一、操作者が
「NO」を選択したことが誤りであった場合は、重要な
検査IDの値が紛失してしまうことになる。そこで、こ
の「NO」選択時には、NVRAM115aの情報を一
旦主記憶(RAM111)に転送した後(ステップS5
07)、このデータを、別ファイル名(ここでは、”S
ystem.in1”とする)でNVRAM115b
(第3の記憶媒体)に記憶し(ステップS508)、主
記憶(RAM111)の”System.ini”ファ
イルの持つ情報をデフォルトで初期化する(ステップS
509)。そして、後述するシステム終了処理を実行し
て、本処理終了となる。尚、次のシステム立ち上げで操
作者が選択ミスに気がついた場合、NVRAM115b
(第3の記憶媒体)に記憶されている”System.
in1”の情報から復帰できる。例えば、ユーザI/F
部117を介して、「前回のバックアップ情報を復帰す
る」という処理が、操作者から選択された場合、NVR
AM115b(第3の記憶媒体)の”System.i
n1”なるファイルのデータ情報を”System.i
ni”ファイルとなるようにして主記憶(RAM11
1)に呼び出し、後述するシステム終了処理を実行す
る。これにより、”System.ini”がNVRA
M115aとHD116に記憶されることになり、よっ
て情報復帰が実現できる。
【0063】(4)HD116(第1の記憶媒体)には
情報が記憶されておらず、NVRAM115a(第2の
記憶媒体)にも情報が記憶されていない場合。 ステップS501:先ず、NVRAM115aのチェッ
クサムを計算する。 ステップS502:次に、ステップS501で得られた
チェックサムが、NVRAM115a上のチェックサム
と同じであるか否かを判別する。ここでは、NVRAM
115aが新品と交換された、或いはNVRAM115
aが情報を記憶が出来なくなった(バッテリーエラー
等)等の場合であるため、チェックサムがNVRAM1
15a上のチェックサムと等しくない、と判別され、次
のステップS511に進む。 ステップS511:本ステップでは、HD116に、検
査IDの値が保存されたファイル”System.in
i”が存在するか否かを判別する。ここでは、HD11
6が新品と交換された、或いはHD116情報を記憶が
出来なくなった(バッテリーエラー等)等の場合である
ため、HD116にはファイル”System.in
i”が存在しないと判別され、次のステップS517か
らの処理に進む。 ステップS517〜ステップS521:先ず、NVRA
M115aを”0x00”でクリアして(ステップS5
17)、主記憶(RAM111)の情報をデフォルトで
初期化する(ステップS518)。そして、主記憶(R
AM111)の内容(初期化された”System.i
ni”の内容)を、NVRAM115aヘ保存する(ス
テップS519)。また、主記憶(RAM111)の内
容(初期化された”System.ini”の内容)
を、HD116にも保存する(ステップS520)。そ
の後、ユーザI/F部117を介して、「NVRAM及
びHDが共に新規、もしくは同時にエラーです。起動の
たびにこのメッセージが出る場合はサービスコールして
下さい。」等のようなメッセージを、ディスプレイ12
0上に画面表示して、そのまま本処理終了となる。尚、
ここでの場合、後述するシステム終了処理は行わない。
【0064】図11は、上述した情報リカバー処理での
システム終了処理を示したフローチャートである。 ステップS601:装置システム終了時に、主記憶部
(RAM111)のファイル”System.ini”
を、HD116(第1の記憶媒体)に記憶する。 ステップS602:また、主記憶部(RAM111)の
ファイル”System.ini”を、NVRAM11
5a(第2の記憶媒体)にも記憶する。 ステップS603:そして、NVRAM115aのチェ
ックサムを計算し、その値をNVRAM115aへと保
存する。ただし、チェックサムの計算を行う元となった
領域に、チェックサムの計算結果を書いてしまうと、後
のチエックサム照合の際に値が合わないことになるた
め、NVRAM115aのチェックサム保持領域は、チ
ェックサム計算の対象とはしないこととなっている。
【0065】尚、本実施の形態では、実施をより容易に
するため、及び説明をより簡便にするために、ソフトウ
ェアでの実現を示したが、これに限らずハードウェアに
て実現することも可能である。この場合、より高速に処
理を実行することができる。
【0066】また、本実施の形態では、本発明をX線撮
影に適用したが、これに限らず、他の撮影、例えば、可
視光を用いた撮影等に適用することも可能である。
【0067】また、本発明の目的は、上述した実施の形
態のホスト及び端末の機能を実現するソフトウェアのプ
ログラムコードを記憶した記憶媒体を、システム或いは
装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ
(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログ
ラムコードを読みだして実行することによっても、達成
されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体から
読み出されたプログラムコード自体が実施の形態の機能
を実現することとなり、そのプログラムコードを記憶し
た記憶媒体は本発明を構成することとなる。プログラム
コードを供給するための記憶媒体としては、ROM、フ
ロッピーディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁
気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不
揮発性のメモリカード等を用いることができる。また、
コンピュータが読みだしたプログラムコードを実行する
ことにより、実施の形態の機能が実現されるだけでな
く、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュー
タ上で稼動しているOS等が実際の処理の一部又は全部
を行い、その処理によって実施の形態の機能が実現され
る場合も含まれることは言うまでもない。さらに、記憶
媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュー
タに挿入された拡張機能ボードやコンピュータに接続さ
れた機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた
後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡
張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際
の処理の一部又は全部を行い、その処理によって実施の
形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまで
もない。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように本発明よれば、予め
撮影対象となる被写体の情報を登録することで、該被写
体に関する多くの情報を、該被写体の撮影画像情報に自
動的に付帯して保存することができる。これにより、効
率的に且つ容易に、多くの撮影画像情報を管理すること
ができる。例えば、グループに分かれた複数の被写体、
というような多数の被写体を撮影する場合であっても、
グループに対応してデータベースを予め登録すること
で、あるグループの撮影を行う際に、前もってデータベ
ースを特定でき、そのデータベース内で、撮影対象の被
写体に該当する情報の検索を自動的に行える。また、デ
ータベースがあることで、個々の被写体にに関するより
多くの情報を、個々の被写体の撮影画像情報にそれぞれ
自動的に付帯して保存することができる。また、データ
ベースに、被写体識別情報を認識して入力(抽出)する
ための情報(データ解釈方法等の認識情報)を記憶させ
るように構成すれば、多様なフォーマットで被写体識別
情報が記録された記録媒体から該被写体識別情報を読み
取る場合であっても、その読み取り方法を自動的に変更
することが出来る。したがって、被写体識別情報を入力
するための記憶媒体は限定されず、種々のものを利用す
ることができる。例えば、社員カードのように、既に社
内では広く配布されている記憶媒体でも利用することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したX線画像撮影装置の構成を示
すブロック図である。
【図2】上記X線画像撮影装置を検診バスに搭載して、
複数グループの撮影を行う場合の、各グループのデータ
ベースについて説明するための図である。
【図3】上記データベースを用いての撮影を説明するた
めの図である。
【図4】上記X線画像撮影装置のフォトタイマの構成を
説明するための図である。
【図5】上記X線画像撮影装置での特徴量領域の値を用
いた画像処理を説明するための図である。
【図6】複数の体格により、上記特徴量領域の位置が変
動することを説明するための図である。
【図7】上記画像処理を実施するための構成を説明する
ためのブロック図である。
【図8】上記X線画像撮影装置での絞り量の自動設定を
説明するための図である。
【図9】上記X線画像撮影装置でのリカバー処理での情
報保存のフォーマットを説明するための図である。
【図10】上記リカバー処理を説明するためのフローチ
ャートである。
【図11】上記リカバー処理のシステム終了処理を説明
するためのフローチャートである。
【符号の説明】
100 X画像撮影装置 116 不揮発性記憶部(データベース管理部) 118 CPU 121 キーボード及びマウス 122 磁気カード読取部 123 バーコード読取部 201 メディア読取/解釈部 202 データベース選択部 203 データベース検出抽出部 204 撮像部 205 画像記録部

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対象画像を撮影して得られた画像情報に
    所定の画像処理を行って保存する画像処理装置であっ
    て、 上記対象画像を識別するための対象画像識別情報を入力
    する入力手段と、 上記対象画像に関する情報を管理する管理手段と、 上記入力手段により入力された対象画像識別情報に基づ
    いて、それに該当する情報を上記管理手段から取得する
    取得手段と、 上記入力手段により入力された情報及び上記取得手段に
    より取得された情報の少なくとも何れかの情報に基づい
    て、上記対象画像の撮影を行って該対象画像の画像情報
    を得る撮影手段と、 上記撮影手段により得られた画像情報画像情報を、上記
    入力手段により入力された情報及び上記取得手段により
    取得された情報の少なくとも何れかの情報と共に保存す
    る保存手段とを備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 上記管理手段は、撮影対象となる対象画
    像が所属するグループ単位で、上記対象画像に関する情
    報を管理し、 上記入力手段は、撮影対象となる対象画像が所属するグ
    ループを識別するためのグループ識別情報を入力し、 上記取得手段は、上記入力手段で入力された情報がグル
    ープ識別情報であった場合には、それに該当するグルー
    プの情報を上記管理手段から取得する第1の取得手段
    と、上記入力手段で入力された情報が対象画像識別情報
    であった場合には、それに該当する情報を上記第1の取
    得手段により取得されたグループの情報から取得する第
    2の取得手段とを含むことを特徴とする請求項1記載の
    画像処理装置。
  3. 【請求項3】 上記入力手段は、予め情報が記録された
    記録媒体上の該情報を読み取って入力することを特徴と
    する請求項1記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 上記管理手段は、上記取得手段にて上記
    対象画像識別情報を認識して取得するための認識情報を
    も管理することを特徴とする請求項1記載の画像処理装
    置。
  5. 【請求項5】 上記管理手段は、上記認識情報により上
    記対象画像識別情報が該当する情報でないと認識された
    場合、該対象画像識別情報を除外することを特徴とする
    請求項4記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 上記撮影手段は、上記対象画像を放射線
    により撮影して得られた画像情報をディジタル画像情報
    として得ることを特徴とする請求項1記載の画像処理装
    置。
  7. 【請求項7】 複数の機器が通信可能に接続されてなる
    画像処理システムであって、 上記複数の機器は、請求
    項1〜6の何れかに記載の画像処理装置を含むことを特
    徴とする画像処理システム。
  8. 【請求項8】 上記複数の機器は、ネットワークを介し
    て接続されていることを特徴とする請求項7記載の画像
    処理システム。
  9. 【請求項9】 対象画像を撮影して得られた画像情報を
    保存するための画像処理方法であって、 上記対象画像を識別するための対象画像識別情報を入力
    する入力ステップと、 上記対象画像に関する情報をデータベースとして管理す
    る管理ステップと、 上記入力ステップにより入力された対象画像識別情報に
    基づいて、それに該当する情報を上記データベースから
    取得する取得ステップと、 上記入力ステップにより入力された情報及び上記取得ス
    テップにより取得された情報の少なくとも何れかの情報
    に基づいて、上記対象画像の撮影を行って該対象画像の
    画像情報を得る撮影ステップと、 上記撮影ステップにより得られた画像情報画像情報を、
    上記入力ステップにより入力された情報及び上記取得ス
    テップにより取得された情報の少なくとも何れかの情報
    と共に保存する保存ステップとを含むことを特徴とする
    画像処理方法。
  10. 【請求項10】 上記管理ステップは、撮影対象となる
    対象画像が所属するグループ単位で、上記対象画像に関
    する情報をデータベースとして管理するステップを含
    み、 上記入力ステップは、撮影対象となる対象画像が所属す
    るグループを識別するためのグループ識別情報を入力す
    るステップを含み、 上記取得ステップは、上記入力ステップにより入力され
    た情報がグループ識別情報であった場合には、それに該
    当するグループのデータベースを選択するステップと、
    上記入力ステップにより入力された情報が対象画像識別
    情報であった場合には、それに該当する情報を上記選択
    されたデータベースから取得するステップとを含むこと
    を特徴とする請求項9記載の画像処理方法。
  11. 【請求項11】 上記入力ステップは、予め情報が記録
    された記録媒体上の該情報を読み取って入力するステッ
    プを含むことを特徴とする請求項9記載の画像処理方
    法。
  12. 【請求項12】 上記管理ステップは、上記取得ステッ
    プにて上記対象画像識別情報を認識して取得するための
    解釈方法を示す認識情報をも管理するステップを含むこ
    とを特徴とする請求項9記載の画像処理方法。
  13. 【請求項13】 上記管理ステップは、上記認識情報に
    より上記対象画像識別情報が適切な情報であるか否かを
    認識した結果、エラーが発生した場合、上記対象画像識
    別情報を不適切な情報として除外するエラー処理ステッ
    プを含むことを特徴とする請求項12記載の画像処理ス
    テップ。
  14. 【請求項14】 上記撮影ステップは、上記対象画像を
    放射線により撮影して得られた画像情報をディジタル画
    像情報として得るステップを含むことを特徴とする請求
    項9記載の画像処理方法。
  15. 【請求項15】 請求項9〜14の何れかに記載の画像
    処理方法の処理ステップを、コンピュータが読み出し可
    能に格納したことを特徴とする記憶媒体。
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