JP2001017416A - 撮影装置、撮影システム、撮影方法、及び記憶媒体 - Google Patents

撮影装置、撮影システム、撮影方法、及び記憶媒体

Info

Publication number
JP2001017416A
JP2001017416A JP11192278A JP19227899A JP2001017416A JP 2001017416 A JP2001017416 A JP 2001017416A JP 11192278 A JP11192278 A JP 11192278A JP 19227899 A JP19227899 A JP 19227899A JP 2001017416 A JP2001017416 A JP 2001017416A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
subject
information
unit
aperture
photographing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11192278A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3862447B2 (ja
Inventor
Tsukasa Sako
司 酒向
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP19227899A priority Critical patent/JP3862447B2/ja
Publication of JP2001017416A publication Critical patent/JP2001017416A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3862447B2 publication Critical patent/JP3862447B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
  • Image Input (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 最小限且つ十分な照射野領域としたX線撮影
を容易に行うことが可能な撮影装置を提供する。 【解決手段】 設定手段401は、被写体を放射線によ
り撮像して得られた画像情報の発生源の種類、被写体の
属性、及び被写体の撮影部位の情報を設定する。撮影条
件制御手段403は、設定手段401により設定された
情報に基づいて、放射線の絞り量を決定し、その絞り量
に基づいて、放射線の絞りを制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、X線等の
放射線撮影に用いられる撮影装置、撮影システム、撮影
方法、及びそれを実施するための処理ステップをコンピ
ュータが読出可能に格納した記憶媒体に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、医用分野でのX線撮影は、未露
出フイルムをカセッテに挿入し、該カセッテ上に被写体
を設置して、該被写体に対してX線管球からX線を曝射
して撮影することを指す。このようなX線撮影を行う装
置では、被写体へのX線の曝射量の低減を図る為に、手
元の指示部、もしくはカセッテサイズに合わせて、自動
的にX線管球に付随するX線絞りの絞り量を制御する機
能(オートコリメーション)が備わっている。これは、
被写体(被験者)に過剰なX線が当たることになり、健
康上の被害が心配されるためである。
【0003】また、近年では、固体撮像素子等を用いた
X線撮影装置が開発されてきており、X線画像において
も、コンピュータを用いたX線ディジタル撮影装置が徐
々に広まってきている。このX線ディジタル撮影装置で
は、センサのサイズが固定であるため、撮影して得られ
たディジタル画像には、照射野の部分(X線が照射され
た部分、以下、「照射野領域」と言う)のみに、必要な
情報が存在することになる。このようなディジタル画像
は、通常後段の手段としての、レーザイメーシャヘ送ら
れてフイルム化されたり、画像サーバ装置へ送られるこ
とになるが、いずれの場合にせよ、送信する情報量を減
少させる為に、照射野領域のみを、撮影直後に得られた
ディジタル画像より切り出して、より小さい画像を構築
して送信することになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ようなX線ディジタル撮影装置では、照射野領域は、カ
セッテサイズから来る制限よりも、撮影の目的に応じた
必要十分な領域にX線を照射する領域となるが、あまり
に照射野領域が広がりすぎると、被写体(被験者)に過
剰なX線が当たることになり、健康上の被害が心配され
る。したがって、最小限且つ十分な照射野領域としたX
線撮影を行うことが必要であるが、従来では、これを考
慮したX線ディジタル撮影装置が存在しなかった。
【0005】そこで、本発明は、上記の欠点を除去する
ために成されたもので、最小限且つ十分な照射野領域と
したX線撮影を容易に行うことが可能な、撮影装置、撮
影システム、撮影方法、及びそれを実施するための処理
ステップをコンピュータが読出可能に格納した記憶媒体
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】斯かる目的下において、
第1の発明は、被写体を放射線により撮影して該被写体
の画像情報を取得する撮影手段と、上記撮影手段により
得られた画像情報の発生源の種類、上記被写体の属性、
及び上記被写体の撮影部位の情報を設定する設定手段
と、上記設定手段により設定された情報に基づいて、上
記撮影手段での撮影条件を制御する撮影条件制御手段と
を備えることを特徴とする。
【0007】第2の発明は、上記第1の発明において、
上記撮影条件制御手段は、上記設定手段により設定され
た情報に基づいて、上記放射線の絞り量を決定する絞り
量決定手段と、上記絞り量決定手段により決定された絞
り量に基づいて、上記放射線の絞りを制御する絞り制御
手段とを含むることを特徴とする。
【0008】第3の発明は、上記第1の発明において、
上記撮影条件制御手段は、上記設定手段により設定され
た情報に基づいて、上記放射線の発生部の上記被写体の
撮影部に対する動作を制御する放射線発生制御手段を含
むことを特徴とする。
【0009】第4の発明は、上記第1の発明において、
上記撮影手段は、被写体を放射線により撮影して得られ
た画像情報をディジタル化したものを取得することを特
徴とする。
【0010】第5の発明は、上記第1の発明において、
上記被写体の属性は、少なくとも被写体の身長及び体重
の何れかを含むことを特徴とする。
【0011】第6の発明は、上記第1の発明において、
予め撮影対象となる被写体の属性情報を記憶する記憶手
段と、上記撮影手段での被写体を識別する情報を入力す
る入力手段とを更に備え、上記設定手段は、上記入力手
段により入力された情報に基づいて、上記記憶手段から
該当する被写体の属性情報を取得して設定することを特
徴とする。
【0012】第7の発明は、上記第2の発明において、
上記放射線の絞り量を指示する指示手段を更に備え、上
記絞り制御手段は、上記指示手段による絞り量に基づい
て、上記放射線の絞りを制御することを特徴とする。
【0013】第8の発明は、被写体を放射線により撮影
して該被写体の画像情報を取得する撮影装置と、上記撮
影装置により得られた画像情報に所定の画像処理を行う
画像処理装置と、上記画像処理装置により画像処理され
た画像情報を可視的に出力する出力装置とが接続されて
なる撮影システムであって、上記撮影装置は、請求項1
〜7の何れかに記載の撮影装置の機能を有することを特
徴とする。
【0014】第9の発明は、複数の機器がネットワーク
を介して接続されてなる撮影システムであって、上記複
数の機器は、請求項1〜7の何れかに記載の撮影装置を
含むことを特徴とする。
【0015】第10の発明は、被写体を放射線により撮
影して該被写体の画像情報を取得するための撮影方法で
あって、上記画像情報の発生源の種類、上記被写体の属
性、及び上記被写体の撮影部位の情報を設定する設定ス
テップと、上記設定ステップにより設定された情報に基
づいて、上記撮影の条件を制御する撮影条件制御ステッ
プとを含むことを特徴とする。
【0016】第11の発明は、上記第10の発明におい
て、上記撮影条件制御ステップは、上記設定ステップに
より設定された情報に基づいて、上記放射線の絞り量を
決定する絞り量決定ステップと、上記絞り量決定ステッ
プにより決定された絞り量に基づいて、上記放射線の絞
りを制御する絞り制御ステップとを含むことを特徴とす
る。
【0017】第12の発明は、上記第10の発明におい
て、上記撮影条件制御ステップは、上記設定ステップに
より設定された情報に基づいて、上記放射線が上記被写
体の所定の部位に照射されるように上記放射線の発生部
の駆動制御を行なう放射線発生制御ステップとを含むこ
とを特徴とする。
【0018】第13の発明は、上記第10の発明におい
て、ディジタル化した上記被写体の画像情報を取得する
ステップを更に含むことを特徴とする。
【0019】第14の発明は、上記第10の発明におい
て、上記被写体の属性は、少なくとも被写体の身長及び
体重の何れかを含むことを特徴とする。
【0020】第15の発明は、上記第10の発明におい
て、予め撮影対象となる被写体の属性情報をデータベー
スに記憶する記憶ステップと、撮影対象の被写体を識別
する情報を入力する入力ステップとを更に含み、上記設
定ステップは、上記入力ステップにより入力された情報
に基づいて、上記データベースから該当する被写体の属
性情報を検索して収集するステップを含むことを特徴と
する。
【0021】第16の発明は、上記第11の発明におい
て、上記放射線の絞り量を外部指示する指示ステップを
更に含み、上記絞り制御ステップは、上記指示ステップ
により外部から指示された絞り量に基づいて、上記放射
線の絞りを制御するステップを含むことを特徴とする。
【0022】第17の発明は、請求項10〜16の何れ
かに記載の撮影方法の処理ステップを、コンピュータが
読み出し可能に格納した記憶媒体であることを特徴とす
る。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて説明する。
【0024】(第1の実施の形態)本発明は、例えば、
図1に示すようなX線画像撮影装置100に適用され
る。このX線画像撮影装置100は、X線を発生するX
線管球101と、X線管球101のX線絞り102と、
X線管球101からのX線が入射する個体撮像素子10
7と、X線管球101と個体撮像素子107の間に設け
られたグリッド104及びシンチレータ107と、グリ
ッド104とシンチレータ107の間に設けられたフォ
トタイマ105と、個体撮像素子107の出力をディジ
タル画像信号として出力するA/D変換器108と、A
/D変換器108からのディジタル画像信号に対して所
定の処理を行って画面表示出力等を行う画像読取部10
9と、X線管球101でのX線の発生を制御するX線発
生制御部126とを備えている。画像読取部109は、
個体撮像素子107やX線発生制御部126等を制御す
る画像読取制御部110と、種々のデータ等が記憶され
作業用としても用いられるRAM111と、本装置で実
行される種々の処理プログラム等が格納されるROM11
2と、外部ネットワーク(ここでは「LAN」とする)
とのインターフェース部であるLAN/IF113と、
外部可搬媒体記録装置とのインターフェース部であるD
ISK/IF114と、不揮発性RAMであるNVRA
M115と、ハードディスク等の不揮発性記憶部116
と、ユーザインターフェース(IF)部117と、ROM
112の処理プログラムを実行する等して装置全体の動
作制御を司るCPU118とが、バス119を介して接
続され、互いにデータ授受する構成としている。また、
画像読取部109には、曝射ボタン125が設けられて
おり、この曝射ボタン125の出力は、画像読取制御部
110が曝射許可スイッチ124を切り替え制御するこ
とでX線発生制御部126に供給されるようになされて
いる。また、ユーザIF部117には、CRT等のディ
スプレイ120、キーボード及びマウス等の操作部12
1、磁気カード読取部122、及びバーコード読取部1
23が接続されている。
【0025】[X線画像撮影装置100の一連の動作に
ついて]先ず、操作者は、撮影する被写体103を固体
撮像素子107とX線管球101の間に配置する。次
に、操作者は、撮影する為の準備をユーザインターフェ
ース117を用いて行う。操作者による上記の準備が終
了すると、画像読取制御部110は、固体撮像素子駆動
制御信号を用いて固体撮像素子107に電圧を加えるこ
とで、固体撮像素子107に対して被写体103の画像
入力がいつ有っても良い状態(X線管球102からのX
線を画像化できる状態)となるように準備する。
【0026】次に、画像読取制御部110は、操作部1
21による操作者からの絞り量の調節指示(絞り指示部
からの指示)に基づいた絞り信号2を、X線発生制御部
126に供給する。X線発生制御部126は、画像読取
制御部110からの絞り信号2に基づいた絞り信号3を
X線絞り102に供給することで、撮影対象の被写体1
03の属性に応じて、X線絞り102での絞り量を適切
値に自動設定する。このとき、操作者が万一、絞り量の
自動設定に対して不満があった場合、操作者は、さらに
上記の絞り指示部にて絞り量の調整を指示して、被写体
103の撮影したい目的の部位が入るよう調整すること
も可能である。このような操作者からの絞り量の調節指
示、すなわちユーザIF部117から画像読取制御部1
10に対する指示信号(絞り信号1)は、画像読取制御
部110からX線発生制御部126に対する絞り信号
2、X線発生制御部126からX線絞り102に対する
絞り信号3へと伝達され、したがって、X線絞り102
は、該絞り信号3に従って開閉することになる。尚、X
線絞り102は、矩形であり、上下方向及び左右方向の
両者をそれぞれ開閉量を調節することが可能なようにな
されている。また、X線絞り102が所定の部位を適切
に照射しているか否かは、ランプ光を用いて調整するこ
とができるようになされている。
【0027】次に、操作者は、曝射ボタン125を操作
する。この曝射ボタン125は、X線管球101でX線
を発生させるトリガとなるものであり、操作者から操作
(ボタン押下)されることで曝射信号1を発生する。曝
射ボタン125から発生した曝射信号1は、画像読取部
109内の画像読取制御部110へ一旦供給される。こ
れを受けた画像読取制御部110は、固体撮像素子10
7がX線管球101からのX線を受けると画像化できる
状態となっているか否かを、個体撮像素子107から発
生する駆動通知信号の状態で確認した後、曝射許可信号
を曝射許可スイッチ124に対して発生する。この曝射
許可信号は、曝射許可スイッチ124をオンにして、曝
射ボタン125から発生された曝射信号1を、X線発生
制御部126に対する曝射信号2に導通させる。尚、曝
射信号は、曝射ボタン125のセカンドスイッチと呼ば
れるスイッチを用いることとする。
【0028】X線発生制御部126は、上述のようにし
て発生された曝射信号2に従って、X線管球101のX
線発生の準備が整い次第、曝射信号3をX線管球101
に対して発生する。これにより、X線管球101からX
線が発生する。このときのX線の量は、フォトタイマ1
05を通じて、X線量信号としてX線発生制御部126
へと渡される。X線発生制御部126は、フォトタイマ
105からのX線量信号により、X線発生によるX線量
が予め決められた一定量になったとき、X線管球101
でのX線発生を遮断する。
【0029】一方、上述のような曝射を受けた後、X線
管球101のX線は、被写体103、グリッド104、
及びシンチレータ106を順次透過して、被写体103
の透過光像として固体撮像素子107に結像される。そ
して、個体撮像素子107での光電変換により、画像信
号として出力される。この画像信号は、A/D変換器1
08にてディジタル化され、ディジタル画像信号として
画像読取部109に供給される。画像読取部109は、
A/D変換器108からのディジタル画像信号を一旦R
AM111上に展開し、CPU118により様々な処理
を施して、それをディスプレイ120にて画面表示す
る。或いは、フィルム上に出力する。
【0030】[X線画像撮影装置100を検診バスに搭
載して使用する場合について]例えば、上述したX線画
像撮影装置100を搭載した検診バスが、3つの会社1
〜3(以下、「グループ1〜3」とも言う)を順次訪問
して、それぞれの会社の受診者(社員)のX線撮影を行
うものとする。
【0031】まず、図2に示すように、予め不揮発性記
憶部116(上記図1参照)に、X線撮影を行うグルー
プ別にデータベースを格納しておく。すなわち、予め検
診が行われると予定されている会社1〜3の社員データ
をデータベースとして格納しておく。このときの各デー
タが有するレコードとしては、 ・受診者1D ・受診者名 ・受診者生年月日 ・受診者性別 ・身長(cm) ・体重(kg) を含むものとする。また、このデータベースには、その
会社の社員カード(磁気カード)もしくは検診票上のバ
ーコード内に記録されている社員IDを読み込む為の解
釈方法、すなわち磁気カード読取部122もしくはバー
コード読取部123(上記図1参照)での社員IDの読
取方法の情報が同時に記憶されている。この情報として
は、例えば、 ・会社コード開始バイト数 ・会社コード終了バイト数 ・会社コード ・社員IDの開始バイト数 ・社員IDの終了バイト数 を含むものとする。
【0032】尚、社員IDを読み込む際に、バーコード
を用いるか磁気カードを用いるかは、検診を行おうとす
る会社でどちらでもありえるが、ここでは磁気カード読
取部122及びバーコード読取部123の何れの入力装
置も接続された構成としているため、何れも利用可能と
なっている。また、会社コードを含まないような磁気カ
ードを用いている会社に関しては、会社コード開始バイ
ト数及び会社コード終了バイト数が”0”に設定されて
いるものとする。
【0033】そこで、装置全体の動作制御を司るCPU
118は、上記図2に示すように、メディア読取/解釈
部201、データベース選択部202、データベース検
索抽出部203、撮影部204、及び画像記録部205
という処理機能部を有し、図3に示すフローチャートに
従った処理プログラムをROM112から読み出して実行
することで、次のような動作制御を行う。
【0034】ステップS301:先ず、検診バスが、検
診を行う会社に到着すると、操作者は、上述したように
して不揮発性記憶部116に格納したデータベースから
該当するデータベースを特定する必要がある。このた
め、例えば、ディスプレイ120には上記図3中の”3
10”に示すような、データベース選択用のデータ入力
を促す画面が表示される。そこで、操作者は、予め検診
センターにて作成された会社選択用のバーコード311
を、バーコード読取部123に挿入する。バーコード読
取部123は、挿入されたバーコード311に記録され
ているデータを読み取り、それをメディア読取/解釈部
201へ供給する。メディア読取/解釈部201は、バ
ーコード読取部123からのデータが、データベース選
択用のデータであるか否かを判断する。この判断方法と
しては、データの先頭に特殊な文字列(”C?#!”の
4文字等)で始まっているものを、データベース選択用
のデータと予め定めておき、この特殊な文字列の存在を
検出する方法を用いる。したがって、メディア読取/解
釈部201は、データベース選択用の特殊な文字列を検
出し、データベース選択用のデータであると判断した場
合に、これに続く会社名コ一ド(検診地コード)のデー
タをデータベース選択部202に供給する。尚、データ
ベース選択用のデータを得るための方法としては、例え
ば、ディスプレイ120に登録されている会社一覧を表
示させ、その会社一覧の中から該当する会社を操作者に
より選択させるようにしてもよい。この場合、操作者
が、操作部121(マウス等)を用いて上記の会社一覧
の中の該当する会社を選択すると、この選択結果が、ユ
ーザIF部(U/I)117を介して、データベース選
択部202へと伝えられる。
【0035】ステップS302:データベース選択部2
02は、メディア読取/解釈部201からの会社名コー
ド(検診地データ)に対応するデータベースを、不揮発
性記憶部116から読み出して主記憶部へ読み込む。例
えば、RAM111を作業用メモリとして用いてここに
読み込む。該当するデータベースの選択が終了すると、
ディスプレイ120には、上記図3中の”312”に示
すように、その”検診地”及び”コード”を含む画面が
表示される。
【0036】ステップS303:CPU118は、検査
IDを発生する。ここで、”検査ID”は、検診をユニ
ークに識別するためのものであり、この数値も後述する
画像保存と同時に、画像の付帯情報として保存される。
また、この値は、X線画像撮影装置100が撮影を始め
たときに、”1”から振られ始め、撮影ごとにシーケン
シャルに増加していき、異なる撮影で同じ番号が振られ
ることは起こらないようになされている。
【0037】ステップS304:次に、ディスプレイ1
20には、上記図3中の”313”に示すような、社員
カードの挿入を促す画面が表示される。そこで、ある社
員が検診バスに検診を行いにくると、操作者は、その社
員の社員カード314を受け取り、それを磁気カード読
込部122に挿入する。磁気カード読込部122は、挿
入された社員カード314に記録されている社員ID
(受診者ID)を読み取り、そのデータをメディア読取
/解釈部201へ供給する。メディア解釈/読取部20
1は、磁気カード読込部122からのデータが、特殊な
文字列(データベース選択用のデータであることを示
す”C?#!”の4文字等)が先頭に存在しないことを
検出することで、社員カードのデータであることを認識
する。そして、上述した社員IDの開始バイト数、及び
終了バイト数に従って、その間の文字列を取り出し、そ
れをデータベース検索抽出部203へ供給する。尚、一
般に社員カード内の情報には、そのカードがその会社の
社員カードであることを示す識別子(会社コード)が含
まれていることが大半である。この場合、会社コードの
開始バイト数及び会社コードの終了バイト数の値が異な
る。そして、その間のコードが会社コードとマッチする
かで、読み込まれた情報が、その会社のコードか否かを
判定する。仮に、社員カード以外のカードが読み込まれ
た場合には、操作者にディスプレイ部を介して通知し、
読まれた情報は捨てられる。
【0038】ステップS305:データベース検索抽出
部203は、メディア解釈/読取部201からの文字列
(社員ID)に対応するレコードを、ステップS302
にて読み出されたデータベースから検索抽出して、それ
を撮影部204へ供給する。これにより、ディスプレイ
120には、上記図3中の”315”に示すように、上
記の検索抽出により得られたレコードの内容、すなわち
受診者ID、コード(受診者名)、生年月日(受診者生
年月日)、性別(受診者性別)、身長、及び体重を含む
画面が表示される。
【0039】ステップS306、ステップS307:撮
影部204は、上述したようなX線撮影動作を行うため
の処理を実行する。画像記憶部205は、撮影部204
により得られたX線画像情報を、不揮発性記憶部116
に保存する。このとき、上述した検査IDも、該X線画
像情報の付帯情報として保存する。
【0040】ステップS308:ステップS303〜ス
テップS307による、ある社員のX線撮影が終了する
と、CPU118は、検査IDの値を”1”増加させ
る。その後、ステップS303に戻り、次の社員へのX
線撮影のための処理が実行されることになる。
【0041】[X線画像撮影装置100での画像処理に
ついて]上述のようなX撮影が適切に行われるか否か
は、X線管球101から発生するX線量で決定される。
一般にX線発生装置にはフォトタイマが設けられている
が、X線画像撮影装置100では、フォトタイマ105
を図4に示すような構成としている。すなわち、フォト
タイマ105として、3つのフォトタイマ1〜3を設け
た構成としている。そして、撮影対象となる部位毎に、
このフォトタイマ1〜3によるX線量の受信のオン/オ
フが指定できるようになされている。例えば、胸部PA
の撮影においては、フォトタイマ1及び3のみがオンと
なり、フォトタイマ2はオフとなるようにする。これ
は、フォトタイマは一般に、医師の関心領域を最適な濃
度に調整する為のものであるため、胸部PAの撮影にお
いては、左右の肺野内に相当するフォトタイマ1及び3
のみを有効にすることで、適切なX線量での撮影が可能
となるからである。
【0042】ここで、一般のフォトタイマでは、胸部P
Aの撮影を行うと、フォトタイマの位置がハードウェア
で固定されている為に、受診者の体格の大小によって、
フォトタイマの位置が胸部肺野の適切な位置からずれる
ことがある。例えば、体の太い人は、フォトタイマの位
置が相対的に本来あると好ましい位置より内側が計測さ
れることになり、逆に体の細い人は、フォトタイマの位
置が相対的に本来あると好ましい位置より外側が計測さ
れることになる。このため、X撮影後に収集したディジ
タル画像情報に対して、一律の濃度変換を行っただけで
は、出力される画像は、被写体の体格により肺野領域が
微妙に露出オーバになったりアンダーになったりする。
【0043】そこで、X線画像撮影装置100では、上
述のような3つのフォトタイマ1〜3を設ける構成に加
えて、X撮影に用いる装置、撮影部位、及び受診者の身
長や体重を元に、フォトタイマの位置とは異なる領域を
特徴量領域として設け、X撮影により得られたディジタ
ル画像情報に対して行う画像処理において、その特徴量
領域のピクセル値を元に、濃度変換等の画像処理を施す
ようになされている。
【0044】図5は、X線画像撮影装置100を、43
cm×43cm四方のセンサエリア(個体撮像素子10
7の撮像面)を有する立位センサを用いた装置とし、撮
影部位を胸部PAとしてX線撮影する場合の、受診者の
身長及び体重に依存する特徴量領域の位置をテーブルで
示したものである。受診者の身長及び体重は、上記図2
での説明で述べた通り、データベースから収集できるた
め、これにより取得した身長及び体重に対応する特徴量
位置を、該テーブルから取得して、画像処理に用いるよ
うにする。尚、上記の特徴量領域の位置は、例えば、胸
部LATのX線撮影では、中央に1つとなり、使用する
センサによっても、受診者の体格の配置方法によって
も、テーブルが異なるため、使用するセンサ及び撮影部
位に対応した分のテーブルを用意するものとする。上記
図5では、それらのテーブルのうち、立体センサによる
胸部PAのX撮影で用いるテーブルを示している。
【0045】図6(a)〜(c)は、受診者の様々な体
格により、特徴量領域が変わる状態の一例を示したもの
である。これらの図6(a)〜(c)に示すように、画
像処理(濃度変換)で用いる特徴量領域を、上記図5に
示したテーブルに従って、被写体の大きさによって微妙
に変動させ、被写体に対して最適な特徴量領域を設定す
ることで、ディジタル画像情報をより最適な濃度で安定
した状態で出力することができる。
【0046】上述のような画像処理を実施するために、
装置全体の動作制御を司るCPU118は、図7に示す
ように、設定部401、特徴量領域指定部402、照射
野絞り値決定部403、特徴量算出部404、及び画像
処理部405という処理機能部を有し、このような構成
により、次のような動作制御を行う。尚、上記図7の照
射野絞り値決定部403についての詳細は後述する。
【0047】先ず、X線画像撮影装置100にて用いる
センサ及び撮影部位については、設定部401に対し
て、予め操作者から操作部121により指示される。一
方、受診者の身長及び体重については、設定部401
は、上述したようにしてデータベースから取得する。そ
して、設定部401は、操作者から指示されたセンサ及
び撮影部位についての指示情報と、データベースから取
得した受診者の身長及び体重についての情報とを特徴量
領域指定部402へ供給すると共に、それらの情報のう
ちのセンサ及び撮影部位の情報を画像処理部405へも
供給する。尚、このとき、設定部401は、上記の情報
を後述する照射野絞り値決定部403へも供給する。
【0048】特徴量領域指定部402は、設定部401
からの情報に該当するテーブルを、センサ及び撮影部位
毎に用意されているテーブルから選択する。ここでは、
立位センサによるの胸部PAのX線撮影としているた
め、上記図5に示したようなテーブルが選択されること
になる。そして、特徴量領域指定部402は、上記の選
択したテーブルから、設定部401からの身長及び体重
に該当する特徴量領域を決定する。
【0049】特徴量算出部404は、撮像部(画像読取
制御部110及びX線発生制御部126)によるX線撮
影で得られたディジタル画像情報から、特徴量領域指定
部402にて決定された特徴量領域の特徴量(画素値の
最大値、最小値、平均値、中央値、最頻値等)を算出す
る。
【0050】画像処理部405は、特徴量算出部404
にて算出された特徴量を用いて、撮像部(画像読取制御
部110及びX線発生制御部126)によるX線撮影で
得られたディジタル画像情報に対して、濃度変換や階調
変換等の画像処理を行って、処理後画像情報を生成す
る。例えば、画像処理部405は、特徴量算出部404
からの特徴量(ここでは、特徴量領域内の画素値の平均
値とする)が、最終的に出力されるディスプレイ120
或いはフィルム(図示せず)上で最適な濃度値となるよ
うな濃度変換特性を有する濃度変換カーブに基づいた濃
度変換処理を、撮像部からのディジタル画像情報に対し
て施す。具体的には、先ず、画像処理部405は、濃度
変換処理の基準となる濃度変換カーブを示すデータを撮
影部位毎に複数種記憶したルックアップテーブル(以
下、単に「LUT」と言う)を備えており、このLUT
から、設定部401からの撮影部位の情報に対応した濃
度変換カーブをLUTから読み出す。次に、画像処理部
405は、特徴量算出部404からの特徴量(特徴量領
域内の画素値の平均値)が上述したような最適な濃度値
となるように、LUTから読み出した濃度変換カーブを
平行移動して、濃度変換処理で実際に使用する濃度変換
カーブを生成する。そして、画像処理部405は、生成
した濃度変換カーブに従って、撮影部からのディジタル
画像情報に対して濃度変換処理を行い、それを処理後画
像情報とする。
【0051】上述のような画像処理により得られた処理
後画像情報は、一旦不揮発性記憶部116に保存され、
ディスプレイ120やフィルム上に出力されたり、或い
は外部ネットワークや外部可搬媒体記録装置にへと送ら
れる。
【0052】[X線画像撮影装置100での絞り量制御
について]X線画像撮影装置100は、上述したよう
に、撮影する被写体の属性に応じて、絞り指示部により
X線絞り102での絞り量を、適切値に自動設定するこ
とが可能になされている。このときの絞り量の設定は、
上記図7に示した照射野絞り値決定部403により、次
のようにして実施される。
【0053】図8は、X線画像撮影装置100を、43
cm×43cm四方のセンサエリア(個体撮像素子10
7の撮像面)を有する立位センサを用いた装置とし、撮
影部位を胸部PAとしてX撮影する場合の、受診者の身
長及び体重に依存する照射野絞り値(サイズ)をテーブ
ルで示したものである。このようなテーブルは、センサ
及び撮影部位毎に予め用意されており、照射野絞り値決
定部403は、それらのテーブルの中から、設定部40
1からのセンサ及び撮影部位の情報に該当するテーブル
を選択し、さらに該選択したテーブルから、設定部40
1からの受診者の身長及び体重の情報に該当する照射野
絞り値を取得し、それを照射野絞り制御部(X線発生制
御部126)へ供給する。したがって、照射野絞り制御
部(X線発生制御部126)は、照射野絞り値決定部4
03からの照射野絞り値に基づいて、X線絞り102の
絞り量を調節する。このように構成することで、照射野
が自動的に決定できるため、操作者は、より高速且つ正
確に照射野を合わせることが可能となる。また、最小限
且つ十分な照射野を得ることが可能となり、受診者のX
線による健康上の被害を抑えることができる。
【0054】[X線画像撮影装置100で収集されるデ
ィジタル画像情報の保存について]X線撮影で得られた
ディジタル画像情報には、上述した検査ID(上記図3
参照)と呼ばれる情報が付加されて保存される。すなわ
ち、検査IDは、検診をユニークに識別する為に、X線
画像撮影装置100が内部で発生するものであり、画像
保存と同時にディジタル画像情報の付帯情報として保存
される。したがって、検査IDは、装置電源を絶った場
合においても、同じ番号が発番されること無く、検査毎
に1づつ増加していく必要があるため、不揮発性記憶部
116に保存されることになる。このとき、例えば、不
揮発性記憶部116が何らかの理由で故障したことによ
り、交換された場合、検査IDを再設定しなければなら
ない。
【0055】そこで、X線画像撮影装置100では、不
揮発性記憶部116(ここでは、ハードディスクとす
る)と、NVRAM115との両者を利用して、不揮発
性記憶部116を第1の記憶媒体とし、NVRAM11
5をバックアップ用の第2の記憶媒体として、現在の検
査IDの値を保存するようにする。
【0056】また、不揮発性記憶部116とNVRAM
115の何れかが壊れた場合には、装置交換が発生する
が、その時にはバックアップされている検査IDの値が
自動的に利用されるように配慮されている。
【0057】さらに、現在バックアップされている検査
IDの値を用いたくない場合、例えば、不揮発性記憶部
116(ハードディスク:HD)を他の装置から新たに
流用してインストールした場合、NVRAM115に保
存されている今までの検査IDの値を自動的に利用して
はいけないため、この場合には、操作者に対してユーザ
I/F117を経由して、この旨を問い合わせるように
する。これによる操作者の指示に従って、現在バックア
ップされている検査IDの値を自動的に利用する、或い
は利用しない。このとき、操作者からの指示が、バック
アップされている検査IDの値を自動的に利用しない指
示であった場合、それに従うようにするが、操作者の指
示が誤りである場合に備えて、そのバックアップされて
いる検査IDの値を別途保存する。ここでは、このとき
の保存先をNVRAM115とする。すなわち、NVR
AM115は、上記図1に示すように、2つの記憶領域
(以下、「NVRAM115a」、「NVRAM115
b」で示す)を含む構成としている。これらの記憶領域
(115a、115b)は、情報を個別に記憶できる独
立した構成となっており、NVRAM115aが上述し
た第2の記憶媒体に対応し、NVRAM115bが上記
別途保存用の第3の記憶媒体に対応する。このような構
成により、その後操作者が操作の誤りに気がついたとき
に、第3の記憶媒体であるNVRAM115bの情報に
よって即復旧できる。尚、ここでは同一のNVRAM1
15を分離した2つのNVRAM115a及び115b
を第2及び第3の記憶媒体として用いるが、NVRAM
115全体を第2の記憶媒体として用い、それとは別の
不揮発性記憶媒体(不揮発性RAMやHD等)を第3の
記憶媒体として用いるようにしてもよい。また、第1の
記憶媒体としてHDを用い、第2の記憶媒体としてNV
RAMを用いるようにしているが、これに限られること
はない。例えば、逆に第1の記憶媒体としてNVRAM
を用い、第2の記憶媒体としてHDを用いるようにして
もよい。或いは、第1及び第2の記憶媒体の両方にHD
又はNVRAMを用いるようにしてもよい。
【0058】また、本装置が動作しているときは、その
ときの検査IDの値は、主記憶(RAM111)上に保
持し、このRAM111上の検査IDの値を、撮影のた
びに更新する。そして、ある1つの撮影終了時に、RA
M111上の検査IDの現在の値を、HD116及びN
VRAM115aへと保存する。これにより、装置がい
つパワーオフした場合であっても、現在の検査IDの値
が保持されることになる。
【0059】図9は、検査IDの値が保存されたファイ
ルを、バックアップとしてNVRAM115a及び11
5bへ書き込む場合のフォーマットを示したものであ
る。例えば、”System.ini”と名付けられた
ファイルをNVRAM115aへ書き込む場合、先ず、
最初のアドレス0x00〜0x40(64バイト)にフ
ァイル名”System.ini”を書き込み、余白に
は”0x00”を書き込む。これに続いて、アドレス0
x40から0x44にかけて、ファイルの長さ(LE
N)を書き込み、以降、該ファイルの長さ分のデータを
書き込む。また、NVRAM115bについても同様
に、例えば、”System.in1”と名付けられた
ファイルをNVRAM115bへ書き込む場合、先ず、
最初のアドレス0x2000〜0x2040(64バイ
ト)にファイル名”System.in1”を書き込
み、余白には”0x00”を書き込む。これに続いて、
アドレス0x2040から0x2044にかけて、ファ
イルの長さ(LEN)を書き込み、以降、該ファイルの
長さ分のデータを書き込む。尚、メモリの余白部分に
は、”0x00”を書き込むようにするが、これは、後
述する初期化処理の中で行われる。また、上記図9中の
アドレス0x1FF8から0x1FFFにかけての”チ
ェックサム領域”には、後述するチェックサム処理での
チェックサム計算により得られた値を書き込む。
【0060】上述のような処理(情報リカバー処理)を
実施するために、装置全体の動作制御を司るCPU11
8は、例えば、図10に示すフローチャートに従った処
理プログラムをROM112から読み出して実行するこ
とで、次のような動作制御を行う。尚、ここでは、検査
IDの値が保存されたファイルを、上記図9に示したよ
うな”System.ini”とする。
【0061】(1)HD116(第1の記憶媒体)とN
VRAM115a(第2の記憶媒体)の両者に情報が記
憶されている場合。 ステップS501:先ず、NVRAM115aのチェッ
クサムを計算する。 ステップS502:次に、ステップS501で得られた
チェックサムが、NVRAM115a上のチェックサム
と同じであるか否かを判別する。このとき、NVRAM
115aには正しくバックアップ情報が記憶されている
ため、ここでは、チェックサムがNVRAM115a上
のチェックサムと等しい、と判別され、次のステップS
503に進む。 ステップS503:本ステップでは、HD116に、検
査IDの値が保存されたファイル”System.in
i”が存在するか否かを判別する。このとき、HD11
6にはファイル”System.ini”が存在するた
め、次のステップS510に進む。 ステップS510:したがって、本ステップにて、HD
116内に保存されている内容(”System.in
i”の内容)を主記憶(RAM111)に転送して、こ
の主記憶内の情報(検査IDを含む)を元に、撮影動作
が行われる。
【0062】(2)HD116(第1の記憶媒体)に情
報が記憶されており、NVRAM115a(第2の記憶
媒体)に情報が記憶されていない場合。 ステップS501:先ず、NVRAM115aのチェッ
クサムを計算する。 ステップS502:次に、ステップS501で得られた
チェックサムが、NVRAM115a上のチェックサム
と同じであるか否かを判別する。ここでは、NVRAM
115aが新品と交換された、或いはNVRAM115
aが情報を記憶が出来なくなった(バッテリーエラー
等)等の場合であるため、チェックサムがNVRAM1
15a上のチェックサムと等しくない、と判別され、次
のステップS511に進む。 ステップS511:本ステップでは、HD116に、検
査IDの値が保存されたファイル”System.in
i”が存在するか否かを判別する。このとき、HD11
6にはファイル”System.ini”が存在するた
め、次のステップS512からの処理に進む。 ステップS512〜ステップS516:したがって、本
ステップにて、HD116内に保存されている内容(”
System.ini”の内容)を主記憶(RAM11
1)に転送し(ステップS512)、NVRAM115
aの内容を”0x00”でクリアして(ステップS51
3)、主記憶(RAM111)内の情報をNVRAM1
15aに保存する(ステップS514)。そして、NV
RAM115aのチェックサムを計算し、それをNVR
AM115aへ保存する(ステップS515)。このN
VRAM115aへの情報の保存作業は、NVRAM1
15aが情報を記憶が出来なくなった場合以外に実行す
る。例えば、新品に交換されたNVRAM115aの場
合は、HD116内の情報をコピーしていることになる
ため、重要な作業である。その後、ユーザI/F部11
7を介して、「NVRAMバッテリーエラーもしくは新
規NVRAMです。起動のたびにこのメッセージが出る
場合はサービスコールして下さい。」等のようなメッセ
ージを、ディスプレイ120上に画面表示して(ステッ
プS516)、そのまま本処理終了となる。これによ
り、NVRAM115aが情報を記憶が出来なくなった
場合(NVRAM115aのバッテリーエラー等)等で
は、起動の度にステップS516が実行されることにな
り、HD116内の情報がNVRAM115aに正しく
コピーされなかった旨を操作者に知らせることができ
る。尚、ここでの場合、後述するシステム終了処理は行
われずにシステムが再起動される。このため、撮影処理
が行われてIDが変化してしまうようなことは起きな
い。
【0063】(3)HD116(第1の記憶媒体)には
情報が記憶されておらず、NVRAM115a(第2の
記憶媒体)には情報が記憶されている場合。 ステップS501:先ず、NVRAM115aのチェッ
クサムを計算する。 ステップS502:次に、ステップS501で得られた
チェックサムが、NVRAM115a上のチェックサム
と同じであるか否かを判別する。ここでは、HD116
が新品と交換された、或いはHD116情報を記憶が出
来なくなった(ディスク面の破損等で壊れた場合等)等
の場合であるが、NVRAM115aには正しくバック
アップ情報が記憶されているため、チェックサムがNV
RAM115a上のチェックサムと等しい、と判別さ
れ、次のステップS503に進む。 ステップS503:本ステップでは、HD116に、検
査IDの値が保存されたファイル”System.in
i”が存在するか否かを判別する。このとき、HD11
6にはファイル”System.ini”が存在しない
ため、次のステップS504に進む。 ステップS504:本ステップでは、ユーザI/F部1
17を介して、「HDバッテリーエラーもしくは新規H
Dです。起動のたびにこのメッセージが出る場合はサー
ビスコールして下さい。」等のようなメッセージを、デ
ィスプレイ120上に画面表示する。これにより、HD
116が情報を記憶できない場合等には、起動の度にス
テップS516が実行され、その旨を操作者に知らせる
ことができる。 ステップS505:ユーザI/F部117を介して、
「HDにバックアップ情報をリトリーブして良いか?」
等のようなメッセージを、ディスプレイ120上に画面
表示する。そして、このメッセージに対する操作者の指
示を判別する。この判別の結果、「OK」(HD116
にNVRAM115aのバックアップ情報をリトリーブ
する)であるならばステップS506に進み、そうでな
い場合にはステップS507からの処理に進む。 ステップS506:「OK」(HD116にNVRAM
115aのバックアップ情報をリトリーブする)という
操作者からの指示があった場合、NVRAM115a内
の”System.ini”の情報を、主記億(RAM
111)に転送(情報復帰)して、後述するシステム終
了処理を実行して、本処理終了となる。尚、詳細は後述
するが、システム終了処理内部で、RAM111の情報
をHD116へ書き込む処理が行われる。これにより、
NVRAM115aのバックアップ情報がHD116へ
記憶されることになる。 ステップS507〜ステップS509:「NO」(HD
116にNVRAM115aのバックアップ情報をリト
リーブしない)という操作者からの指示があった場合、
NVRAM115a内の情報は捨てられ、且つHD11
6内には情報は存在しないので、NVRAM115aと
HD116ともに、システムのデフォルト初期化データ
で情報保持することになる。ところが、万一、操作者が
「NO」を選択したことが誤りであった場合は、重要な
検査IDの値が紛失してしまうことになる。そこで、こ
の「NO」選択時には、NVRAM115aの情報を一
旦主記憶(RAM111)に転送した後(ステップS5
07)、このデータを、別ファイル名(ここでは、”S
ystem.in1”とする)でNVRAM115b
(第3の記憶媒体)に記憶し(ステップS508)、主
記憶(RAM111)の”System.ini”ファ
イルの持つ情報をデフォルトで初期化する(ステップS
509)。そして、後述するシステム終了処理を実行し
て、本処理終了となる。尚、次のシステム立ち上げで操
作者が選択ミスに気がついた場合、NVRAM115b
(第3の記憶媒体)に記憶されている”System.
in1”の情報から復帰できる。例えば、ユーザI/F
部117を介して、「前回のバックアップ情報を復帰す
る」という処理が、操作者から選択された場合、NVR
AM115b(第3の記憶媒体)の”System.i
n1”なるファイルのデータ情報を”System.i
ni”ファイルとなるようにして主記憶(RAM11
1)に呼び出し、後述するシステム終了処理を実行す
る。これにより、”System.ini”がNVRA
M115aとHD116に記憶されることになり、よっ
て情報復帰が実現できる。
【0064】(4)HD116(第1の記憶媒体)には
情報が記憶されておらず、NVRAM115a(第2の
記憶媒体)にも情報が記憶されていない場合。 ステップS501:先ず、NVRAM115aのチェッ
クサムを計算する。 ステップS502:次に、ステップS501で得られた
チェックサムが、NVRAM115a上のチェックサム
と同じであるか否かを判別する。ここでは、NVRAM
115aが新品と交換された、或いはNVRAM115
aが情報を記憶が出来なくなった(バッテリーエラー
等)等の場合であるため、チェックサムがNVRAM1
15a上のチェックサムと等しくない、と判別され、次
のステップS511に進む。 ステップS511:本ステップでは、HD116に、検
査IDの値が保存されたファイル”System.in
i”が存在するか否かを判別する。ここでは、HD11
6が新品と交換された、或いはHD116情報を記憶が
出来なくなった(バッテリーエラー等)等の場合である
ため、HD116にはファイル”System.in
i”が存在しないと判別され、次のステップS517か
らの処理に進む。 ステップS517〜ステップS521:先ず、NVRA
M115aを”0x00”でクリアして(ステップS5
17)、主記憶(RAM111)の情報をデフォルトで
初期化する(ステップS518)。そして、主記憶(R
AM111)の内容(初期化された”System.i
ni”の内容)を、NVRAM115aヘ保存する(ス
テップS519)。また、主記憶(RAM111)の内
容(初期化された”System.ini”の内容)
を、HD116にも保存する(ステップS520)。そ
の後、ユーザI/F部117を介して、「NVRAM及
びHDが共に新規、もしくは同時にエラーです。起動の
たびにこのメッセージが出る場合はサービスコールして
下さい。」等のようなメッセージを、ディスプレイ12
0上に画面表示して、そのまま本処理終了となる。尚、
ここでの場合、後述するシステム終了処理は行わない。
【0065】図11は、上述した情報リカバー処理での
システム終了処理を示したフローチャートである。 ステップS601:装置システム終了時に、主記憶部
(RAM111)のファイル”System.ini”
を、HD116(第1の記憶媒体)に記憶する。 ステップS602:また、主記憶部(RAM111)の
ファイル”System.ini”を、NVRAM11
5a(第2の記憶媒体)にも記憶する。 ステップS603:そして、NVRAM115aのチェ
ックサムを計算し、その値をNVRAM115aへと保
存する。ただし、チェックサムの計算を行う元となった
領域に、チェックサムの計算結果を書いてしまうと、後
のチエックサム照合の際に値が合わないことになるた
め、NVRAM115aのチェックサム保持領域は、チ
ェックサム計算の対象とはしないこととなっている。
【0066】(第2の実施の形態)本実施の形態では、
上述した第1の実施の形態におけるX線画像撮影装置1
00に対して、センサ(固体撮像素子107)の上下移
動に連動してX線管球101が自動追従する機能を設け
る。図12は、本実施の形態におけるX線画像撮影装置
100の、最も特徴とする構成を示したものである。
【0067】上記図12に示すように、ここでのX線画
像撮影装置100は、上記図1に示した構成に加えて、
センサの位置に基づいてX線管球101の位置を制御す
るための移動量計算部603を備えた構成としている。
また、センサには、該センサの現在位置を検出して該検
出結果を移動量計算部603へ与えるポテンショメータ
601が設けられており、さらに、X線管球101に
は、移動量計算部603からの情報に基づいてX線管球
101を移動をさせる管球移動モータ602が設けられ
ている。
【0068】上述のような本実施の形態におけるX線画
像撮影装置100において、先ず、操作者(技師)は、
被写体103の撮影に際して、センサの位置をマニュア
ルで上下に移動させて、センサを任意の位置に設定す
る。尚、一般的な放射線撮影技法では、このときに、被
写体103(受診者)のあごの部分が丁度センサ部の上
辺に接するように調整してセンサを設定する。
【0069】ここで、第1の実施の形態での説明にて述
べたように、撮影対象となる受診者の身長や体重等の属
性情報により、受診者の撮影すべき部位は、照射野絞り
によって限定される。しかしながら、その照射野の中心
部は、常にセンサの上端から下端の方向へ、それぞれの
受診者毎に適切なオフセットを持って設定されることが
望ましい。
【0070】そこで、本実施の形態では、センサの位置
がマニュアルによって上下されると、このときのセンサ
部の位置がポテンショメータ601によって検知され
る。この検知結果(センサ位置情報)は、移動量計算部
603へと与えられる。
【0071】移動量計算部603は、ポテンショメータ
601からのセンサ位置情報に対して、第1の実施の形
態での構成によって得られた被写体103の属性情報
(身長や体重等の情報)を加味して、オフセットを算出
し、それを管球位置設定情報へと変換する。
【0072】具体的には例えば、受診者の身長及び体重
等に依存するオフセットの情報を、上記図5や図8に示
したようなテーブルによって予め保持しておく。したが
って、このテーブルを参照することで、被写体103に
対して適切なオフセットを取得し、そのオフセットか
ら、X線管球101の移動量(管球位置設定量)を決定
し、その管球位置設定量の情報(管球位置設定情報)を
管球移動モータ602へと与える。
【0073】このときの管球位置設定量は、丁度センサ
の上辺が被写体103のあごの部分に接する位置に設定
されたときに、第1の実施の形態の説明にて述べた自動
照射野絞りエリア(X線絞り102に対する絞り量の自
動設定による照射野絞りエリア)が、被写体103の胸
部に適切に設定されるような調整量としている。
【0074】尚、ここでは、胸部PAの撮影を前提とし
て説明しているが、撮影する部位が異なれば、必ずしも
受診者のあごの部分が丁度センサの上辺に接する必要は
なく、ここでのオフセット値は、各部位毎に設定が異な
るようになされているものとしている。
【0075】管球移動モータ602は、上述のようにし
て移動量計算部603にて得られた管球位置設定情報に
基づいて、X線管球101を移動をさせる。
【0076】したがって、図13に示すように、被検者
の体格等によって、X線管球101の中心位置が自動的
に適切な位置に変わることになる。すなわち、被写体1
03に対するX線管球101からのX線が、それぞれの
被写体に対して適切な部位に照射されることになる。
【0077】尚、本実施の形態では、実施をより容易に
するため、及び説明をより簡便にするために、ソフトウ
ェアでの実現を示したが、これに限らずハードウェアに
て実現することも可能である。この場合、より高速に処
理を実行することができる。
【0078】また、本実施の形態では、本発明をX線撮
影に適用したが、これに限らず、他の撮影、例えば、可
視光を用いた撮影等に適用することも可能である。
【0079】また、本発明の目的は、上述した実施の形
態のホスト及び端末の機能を実現するソフトウェアのプ
ログラムコードを記憶した記憶媒体を、システム或いは
装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ
(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログ
ラムコードを読みだして実行することによっても、達成
されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体から
読み出されたプログラムコード自体が実施の形態の機能
を実現することとなり、そのプログラムコードを記憶し
た記憶媒体は本発明を構成することとなる。プログラム
コードを供給するための記憶媒体としては、ROM、フ
ロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光デ
ィスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁
気テープ、不揮発性のメモリカード等を用いることがで
きる。また、コンピュータが読みだしたプログラムコー
ドを実行することにより、実施の形態の機能が実現され
るだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、
コンピュータ上で稼動しているOS等が実際の処理の一
部又は全部を行い、その処理によって実施の形態の機能
が実現される場合も含まれることは言うまでもない。さ
らに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、
コンピュータに挿入された拡張機能ボードやコンピュー
タに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き
込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、そ
の機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUな
どが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によっ
て実施の形態の機能が実現される場合も含まれることは
言うまでもない。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、X線撮
影等の放射線撮影を行う際、画像情報の発生源の種類
(撮影に用いるセンサの種類等)、被写体の属性(身長
や体重等)、及び被写体の撮影部位(胸部PAや胸部L
AT等)の情報に基づいて、撮影条件を制御するように
構成した。このときの制御としては、放射線の絞り量
(照射野絞り値)の制御(調整)や、被写体の撮影が行
なわれる部位に放射線が適切に照射されるように放射線
の発生部(X線管球)を駆動(上下動作の駆動)する制
御(管球連動制御)等が含まれる。これにより、その撮
影に用いるセンサの種類、撮影部位、及び受診者の体型
に依存した絞り量で、放射線の絞りを自動的に制御する
ことができる。このため、そのときの状況に応じた適切
な照射野で放射線撮影を行うことができ、また、被写体
(被験者)に過剰な放射線が当たり、健康上の被害が心
配される、ということはない。また、撮影対象の被写体
を識別するための情報(ID情報)を入力する等の簡単
な操作で、そのID情報に該当する被写体の属性情報が
データベース等から自動的に取得して設定することがで
きる。さらに、自動的に絞り量が調節された後に、再度
絞り量の調節を行うこともできる。
【0081】よって、本発明によれば、適切な照射野を
高速に且つ正確に合わせることができ、また、被験者に
健康上の被害を与えることのない、最小限且つ十分な照
射野での放射線撮影を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態において、本発明を適用した
X線画像撮影装置の構成を示すブロック図である。
【図2】上記X線画像撮影装置を検診バスに搭載して、
複数グループの撮影を行う場合の、各グループのデータ
ベースについて説明するための図である。
【図3】上記データベースを用いての撮影を説明するた
めの図である。
【図4】上記X線画像撮影装置のフォトタイマの構成を
説明するための図である。
【図5】上記X線画像撮影装置での特徴量領域の値を用
いた画像処理を説明するための図である。
【図6】複数の体格により、上記特徴量領域の位置が変
動することを説明するための図である。
【図7】上記画像処理を実施するための構成を説明する
ためのブロック図である。
【図8】上記X線画像撮影装置での絞り量の自動設定を
説明するための図である。
【図9】上記X線画像撮影装置でのリカバー処理での情
報保存のフォーマットを説明するための図である。
【図10】上記リカバー処理を説明するためのフローチ
ャートである。
【図11】上記リカバー処理のシステム終了処理を説明
するためのフローチャートである。
【図12】第2の実施の形態における上記X線画像撮影
装置の最も特徴とする構成を説明するための図である。
【図13】上記X線画像撮影装置によって、被検者の体
格等によって管球中心位置が変わる様子を説明するため
の図である。
【符号の説明】
100 X画像撮影装置 118 CPU 110 画像読取制御部 126 X線発生制御部 401 設定部 402 特徴量領域指定部 403 照射野絞り値決定部 404 特徴量算出部 405 画像処理部

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体を放射線により撮影して該被写体
    の画像情報を取得する撮影手段と、 上記撮影手段により得られた画像情報の発生源の種類、
    上記被写体の属性、及び上記被写体の撮影部位の情報を
    設定する設定手段と、 上記設定手段により設定された情報に基づいて、上記撮
    影手段での撮影条件を制御する撮影条件制御手段とを備
    えることを特徴とする撮影装置。
  2. 【請求項2】 上記撮影条件制御手段は、 上記設定手段により設定された情報に基づいて、上記放
    射線の絞り量を決定する絞り量決定手段と、 上記絞り量決定手段により決定された絞り量に基づい
    て、上記放射線の絞りを制御する絞り制御手段とを含む
    ことを特徴とする請求項1記載の撮影装置。
  3. 【請求項3】 上記撮影条件制御手段は、 上記設定手段により設定された情報に基づいて、上記放
    射線の発生部の上記被写体の撮影部に対する動作を制御
    する放射線発生制御手段を含むことを特徴とする請求項
    1記載の撮影装置。
  4. 【請求項4】 上記撮影手段は、被写体を放射線により
    撮影して得られた画像情報をディジタル化したものを取
    得することを特徴とする請求項1記載の撮影装置。
  5. 【請求項5】 上記被写体の属性は、少なくとも被写体
    の身長及び体重の何れかを含むことを特徴とする請求項
    1記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 予め撮影対象となる被写体の属性情報を
    記憶する記憶手段と、 上記撮影手段での被写体を識別する情報を入力する入力
    手段とを更に備え、 上記設定手段は、上記入力手段により入力された情報に
    基づいて、上記記憶手段から該当する被写体の属性情報
    を取得して設定することを特徴とする請求項1記載の撮
    影装置。
  7. 【請求項7】 上記放射線の絞り量を指示する指示手段
    を更に備え、 上記絞り制御手段は、上記指示手段による絞り量に基づ
    いて、上記放射線の絞りを制御することを特徴とする請
    求項2記載の撮影装置。
  8. 【請求項8】 被写体を放射線により撮影して該被写体
    の画像情報を取得する撮影装置と、 上記撮影装置により得られた画像情報に所定の画像処理
    を行う画像処理装置と、 上記画像処理装置により画像処理された画像情報を可視
    的に出力する出力装置とが接続されてなる撮影システム
    であって、 上記撮影装置は、請求項1〜7の何れかに記載の撮影装
    置の機能を有することを特徴とする撮影システム。
  9. 【請求項9】 複数の機器がネットワークを介して接続
    されてなる撮影システムであって、 上記複数の機器は、請求項1〜7の何れかに記載の撮影
    装置を含むことを特徴とする撮影システム。
  10. 【請求項10】 被写体を放射線により撮影して該被写
    体の画像情報を取得するための撮影方法であって、 上記画像情報の発生源の種類、上記被写体の属性、及び
    上記被写体の撮影部位の情報を設定する設定ステップ
    と、 上記設定ステップにより設定された情報に基づいて、上
    記撮影の条件を制御する撮影条件制御ステップとを含む
    ことを特徴とする撮影方法。
  11. 【請求項11】 上記撮影条件制御ステップは、 上記設定ステップにより設定された情報に基づいて、上
    記放射線の絞り量を決定する絞り量決定ステップと、 上記絞り量決定ステップにより決定された絞り量に基づ
    いて、上記放射線の絞りを制御する絞り制御ステップと
    を含むことを特徴とする請求項10記載の撮影方法。
  12. 【請求項12】 上記撮影条件制御ステップは、 上記設定ステップにより設定された情報に基づいて、上
    記放射線が上記被写体の所定の部位に照射されるように
    上記放射線の発生部の駆動制御を行なう放射線発生制御
    ステップとを含むことを特徴とする請求項10記載の撮
    影方法。
  13. 【請求項13】 ディジタル化した上記被写体の画像情
    報を取得するステップを更に含むことを特徴とする請求
    項10記載の撮影方法。
  14. 【請求項14】 上記被写体の属性は、少なくとも被写
    体の身長及び体重の何れかを含むことを特徴とする請求
    項10記載の撮影方法。
  15. 【請求項15】 予め撮影対象となる被写体の属性情報
    をデータベースに記憶する記憶ステップと、 撮影対象の被写体を識別する情報を入力する入力ステッ
    プとを更に含み、 上記設定ステップは、上記入力ステップにより入力され
    た情報に基づいて、上記データベースから該当する被写
    体の属性情報を検索して収集するステップを含むことを
    特徴とする請求項10記載の撮影方法。
  16. 【請求項16】 上記放射線の絞り量を外部指示する指
    示ステップを更に含み、 上記絞り制御ステップは、上記指示ステップにより外部
    から指示された絞り量に基づいて、上記放射線の絞りを
    制御するステップを含むことを特徴とする請求項11記
    載の撮影方法。
  17. 【請求項17】 請求項10〜16の何れかに記載の撮
    影方法の処理ステップを、コンピュータが読み出し可能
    に格納したことを特徴とする記憶媒体。
JP19227899A 1999-07-06 1999-07-06 撮影装置、撮影システム、撮影方法、及び記憶媒体 Expired - Lifetime JP3862447B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19227899A JP3862447B2 (ja) 1999-07-06 1999-07-06 撮影装置、撮影システム、撮影方法、及び記憶媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19227899A JP3862447B2 (ja) 1999-07-06 1999-07-06 撮影装置、撮影システム、撮影方法、及び記憶媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001017416A true JP2001017416A (ja) 2001-01-23
JP3862447B2 JP3862447B2 (ja) 2006-12-27

Family

ID=16288629

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19227899A Expired - Lifetime JP3862447B2 (ja) 1999-07-06 1999-07-06 撮影装置、撮影システム、撮影方法、及び記憶媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3862447B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005176896A (ja) * 2003-12-16 2005-07-07 Canon Inc X線画像処理装置、x線画像処理方法、プログラム及びコンピュータ可読記憶媒体
JP2012187195A (ja) * 2011-03-09 2012-10-04 Canon Inc 撮影制御装置、x線撮影装置、撮影制御方法および撮影制御処理をコンピュータに実行させるためのプログラム
US8744043B2 (en) 2010-01-05 2014-06-03 Fujifilm Corporation Radiation image capturing device and radiation image capturing system

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6428613U (ja) * 1987-08-13 1989-02-20
JPH01230344A (ja) * 1988-03-10 1989-09-13 Toshiba Corp 放射線診断システム
JPH03218578A (ja) * 1989-11-28 1991-09-26 Konica Corp 放射線画像処理装置
JPH045952A (ja) * 1990-04-25 1992-01-09 Oobayashi Seisakusho:Kk 胸部撮影法
JPH07163553A (ja) * 1993-12-16 1995-06-27 Canon Inc X線撮影装置
JPH07178076A (ja) * 1993-12-24 1995-07-18 Konica Corp 放射線画像処理装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6428613U (ja) * 1987-08-13 1989-02-20
JPH01230344A (ja) * 1988-03-10 1989-09-13 Toshiba Corp 放射線診断システム
JPH03218578A (ja) * 1989-11-28 1991-09-26 Konica Corp 放射線画像処理装置
JPH045952A (ja) * 1990-04-25 1992-01-09 Oobayashi Seisakusho:Kk 胸部撮影法
JPH07163553A (ja) * 1993-12-16 1995-06-27 Canon Inc X線撮影装置
JPH07178076A (ja) * 1993-12-24 1995-07-18 Konica Corp 放射線画像処理装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005176896A (ja) * 2003-12-16 2005-07-07 Canon Inc X線画像処理装置、x線画像処理方法、プログラム及びコンピュータ可読記憶媒体
US8744043B2 (en) 2010-01-05 2014-06-03 Fujifilm Corporation Radiation image capturing device and radiation image capturing system
JP2012187195A (ja) * 2011-03-09 2012-10-04 Canon Inc 撮影制御装置、x線撮影装置、撮影制御方法および撮影制御処理をコンピュータに実行させるためのプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP3862447B2 (ja) 2006-12-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6501827B1 (en) Examination system, image processing apparatus and method, medium, and x-ray photographic system
US9750478B2 (en) X-ray image photographing apparatus and management method
JP2002336225A (ja) 放射線撮影システム及び制御装置
JP5675533B2 (ja) 撮影条件決定支援装置及び撮影条件決定支援方法
JP4693223B2 (ja) 撮影装置及び撮影方法
JP2001022865A (ja) 画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、及び記憶媒体
JP2020036694A (ja) 画像表示装置及び放射線撮影システム
JP2004337232A (ja) 画像管理方法及び装置並びにプログラム
US6993114B2 (en) Examination system, image processing apparatus and method, medium, and X-ray photographic system
JP3862448B2 (ja) 画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、及び記憶媒体
JP2001017416A (ja) 撮影装置、撮影システム、撮影方法、及び記憶媒体
JP2000245719A (ja) デジタルx線撮影システム
JP2003033342A (ja) 撮影装置、撮影システム、撮影制御方法、記憶媒体、及びプログラム
JP2006000376A (ja) 医用画像撮影システム、情報処理装置
JP2017192509A (ja) 放射線撮影制御装置、放射線撮影制御装置の制御方法及びプログラム
US11538187B2 (en) Radiographic system, radiographic method, and storage medium
US20040258292A1 (en) Imaging method and apparatus
JP2001022651A (ja) 情報記憶装置、画像処理装置、情報処理システム、情報記憶方法、及び記憶媒体
JP2002010997A (ja) 撮影装置、画像処理装置、画像処理システム、動作制御方法、及び記憶媒体
JP2002133398A (ja) X線画像処理装置、x線画像処理システムおよび記憶媒体
JP5116820B2 (ja) 撮影装置、撮影システム、x線検出装置、撮影方法及びプログラム
JP2005253669A (ja) 医用画像撮影制御装置及び医用画像撮影システム
JP6091558B2 (ja) 撮影装置、撮影システム、x線検出装置、撮影方法及びプログラム
JP5944033B2 (ja) 撮影装置及び撮影システム
JP2007117574A (ja) 小規模診断システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040527

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051020

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060328

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060523

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060912

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060926

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3862447

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091006

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101006

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101006

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111006

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111006

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121006

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131006

Year of fee payment: 7

EXPY Cancellation because of completion of term