JP2003033342A - 撮影装置、撮影システム、撮影制御方法、記憶媒体、及びプログラム - Google Patents

撮影装置、撮影システム、撮影制御方法、記憶媒体、及びプログラム

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JP2003033342A
JP2003033342A JP2001223291A JP2001223291A JP2003033342A JP 2003033342 A JP2003033342 A JP 2003033342A JP 2001223291 A JP2001223291 A JP 2001223291A JP 2001223291 A JP2001223291 A JP 2001223291A JP 2003033342 A JP2003033342 A JP 2003033342A
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Toru Takazawa
徹 高澤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 迅速にエラーを対処でき、効率的に撮影を行
なえる撮影装置を提供する。 【解決手段】 通信手段122を介して外部から受信し
た検査依頼情報に基づいて、被写体の撮影処理を実行
し、当該被写体の撮影画像を取得する際に、判別手段1
16は、検査依頼情報に含まれる撮影パラメータが適切
であるか否かを判別する。表示手段112は、判別手段
116での判別結果に関する情報(不適切なパラメータ
の情報)を表示(警告表示)する。通知手段121は、
判別手段116での判別結果に関する情報を検査依頼情
報の発行元に通信手段122を介して通知(警告通知)
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、医師等か
ら発生する検査依頼オーダー(撮影依頼オーダー)の依
頼を受けてX線撮影を行うための装置或いはシステムに
用いられる、撮影装置、撮影システム、撮影制御方法、
それを実施するためのプログラムを記憶したコンピュー
タ読出可能な記憶媒体、及び当該プログラムに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年において、例えば、病院では、病院
内の各部門間でHIS(Hospital Information Syste
m)と呼ばれる病院情報システムを構築し、また、各部
門内においても、放射線部門にRIS(Radiology Info
rmation System)を構築し、検体検査部門にRIS等の
当該部門に対応した情報システムを構築する等して、病
院内での情報伝達のオンライン化が進められている。
【0003】また、上述のような病院内のシステムで
は、例えば、患者の検査結果等の情報をサーバの患者デ
ータベースに記録しておくことで、各部門に設けられた
端末装置により、当該患者データベースから所望する情
報を検索して参照できるだけでなく、医師による検査依
頼情報を検査依頼オーダーとして、依頼先の別の部門に
伝達することもできるようになされている。このような
ネットワーク化は今後、普及する傾向にある。
【0004】図10は、上述したような病院内のシステ
ムにおいて、放射線部門のRISが有するX線撮影シス
テム900を示したものである。X線撮影システム90
0は、上記図10に示すように、X線を発生するX線管
球920、X線管球920でのX線の発生を制御するX
線発生制御部901、及びX線発生指示等のための操作
/表示部902を有するX線発生装置930と、X線撮
影システム900全体の動作制御を司るシステム制御装
置907とを備えている。
【0005】システム制御装置907は、患者ID等を
入力するためのID入力部909、及び各種動作指示等
のための操作/表示部908を有し、X線発生装置93
0が接続されると共に、立位センサパネル904により
立位のX線撮影が行える立位センサユニット903、及
び臥位センサパネル906により臥位のX線撮影が行え
る臥位センサユニット905が接続される。
【0006】上記図10では、X線が臥位センサユニッ
ト905に対して放射されるようにX線管球920がセ
ットされている、すなわちX線管球920が下向きにセ
ットされていることから、臥位のX線撮影が可能な状態
であるが、X線管球920の向きを90度左に回転させ
ることで、X線管球920からのX線が立位センサユニ
ット903に対して放射されることになり、立位のX線
撮影が可能となる。
【0007】ここで、X線撮影システム900は、X線
管球920からのX線を被写体(被検者)に対して曝射
し、当該被写体を透過したX線を臥位センサユニット9
05又は立位センサユニット903で受像することで、
当該被写体のX線画像を取得するように構成されてい
る。
【0008】X線撮影システム900で得られるX線画
像は、被写体を構成する組織の種類や、その厚さによる
透過率の差を濃度として表現したものである。良好な状
態のX線画像とは、できるだけ多くの情報が見やすい状
態で表現されている画像であり、被写体の撮影姿勢や撮
影条件等の撮影情報により大きく影響する。
【0009】被写体の撮影姿勢は、撮影対象となる部位
や、撮影方向及び照射方法によって、さらに被検者の体
型によって、異なるものである。
【0010】例えば、「頚椎正面」の撮影では、X線管
球920に対して被写体を立たせ、前額面を臥位センサ
ユニット905又は立位センサユニット903と水平に
するために頭を幾分上げさせ、左右の乳様突起を含む平
面が水平になるように上顎中切歯の切端を調節し、更
に、被写体の第4頚椎めがけて15度下方からX線が照
射されるようにする。このとき、撮影姿勢が不自然であ
る場合、これにより得られたX線画像では、椎体のアラ
インメントが忠実に表現できない、或いは注目部位が隠
れている等の不都合が生じる場合がある。このようなX
線画像では、例えば、画像診断の妨げとなる。
【0011】尚、ここでは、撮影姿勢と、X線の照射角
度との組み合わせを、「撮影方法」とも言う。
【0012】撮影条件とは、X線管球920の管電圧や
管電流、及びX線の照射時間等のX線管球920の設定
や、フォトタイマの照射領域や閾値等の設定、更に、取
得するX線画像のサイズや、移動グリッド移動速度等が
含まれる。
【0013】上述のような撮影姿勢や撮影条件等の撮影
情報により、X線撮影システム900で得られるX線画
像の質が決定されるが、例えば、X線撮影システム90
0が、X線画像をディジタルデータとして画像処理でき
る構成の場合、撮影姿勢や撮影条件の他に、画像処理パ
ラメータをも、X線画像の質に大きな影響を与える。
【0014】尚、取得されたX線画像は、画像転送パラ
メータに基づいて、任意のファイル形式で任意の場所に
転送されることになる。
【0015】図11は、上記図10のX線撮影システム
900を含む病院内のシステム1000を示したもので
ある。システム1000は、上記図11に示すように、
病院内の各部門間の情報システムであるHIS1300
と、放射線部門内の情報システムであるRIS1100
とが、通信可能なように接続された構成としている。
【0016】HIS1300は、サーバ1310と、部
門(A)(1320(A)),(B)(1320
(B)),…のWS(端末装置)1340(A),13
40(B),…とを備えている。部門(A),(B),
…としては、会計部門、薬剤部門、診察部門(内科部
門、外科部門、整形外科部門等)等が挙げられる。サー
バ1310には、患者情報(ID、氏名、生年月日等の
情報が保持される。
【0017】RIS1100は、HIS1300との接
続のためのゲートウェイ1270と、サーバ1260
と、放射線部門1250のWS(端末装置)1090
と、検査室(A)(1210(A)),(B)(121
0(B)),…の検査システム1230(A),123
0(B),…とを備えている。
【0018】検査システム1230(A),1230
(B),…はそれぞれ、上記図10に示したX線撮影シ
ステム900に相当する。サーバ1260には、検査シ
ステム1230(A),1230(B),…で得られた
X線画像が保持される。
【0019】上述のようなX線撮影システム1000に
おいて、例えば、医師から発生する検査依頼オーダーの
依頼を受けてX線撮影を行うための一連の処理の流れに
ついて、上記図11と共に上記図10を用いて説明す
る。
【0020】先ず、外来の患者は、外来受付を終える
と、上記図11の部門(A),(B),…の中の、診断
部門の該当する科(例えば、脳外科、内科、外科、整形
外科等)に行き、カルテ、及び患者のID番号等の患者
情報が記録された磁気カードを、当該診断部門(ここで
は、部門(A)とする)の窓口に提出する。患者の診断
は、提出されたカルテ順に進められる。
【0021】部門(A)の医師は、端末装置1340
(A)により、患者から提出された磁気カードのID番
号を検索キーとして、HIS1300のサーバ1310
へアクセスし、サーバ1310で保持されている患者の
個人データの中から、該当する患者の個人データを読み
出し、当該個人データを参考にしながら、患者の診察を
行う。
【0022】例えば、部門(A)が外科であり、頚椎を
診察する場合、頚椎4方向の撮影のX線画像が必要とな
る場合がある。頚椎4方向としては、例えば、「頚椎正
面」、「頚椎側面」、「頚椎右後斜位」、及び「頚椎開
口」が挙げられる。
【0023】医師は、端末装置1340(A)により、
RIS1100(放射線部門1250)に対して、検査
依頼情報(検査依頼オーダー)を発行する。このときの
検査依頼情報としては、例えば、患者名「山田太郎」、
ID、「123456789」、検査番号「00123
45」、及び撮影方法(「頚椎正面」→「頚椎開口」→
「頚椎側面」→「頚椎頚椎右後斜位」の順での撮影)等
の情報が挙げられる。端末装置1340(A)で入力さ
れた検査依頼情報(検査依頼オーダー)は、RIS11
00のサーバ1260に保存される。
【0024】医師は、検査依頼情報(検査依頼オーダ
ー)を発行し終えると、端末装置1340(A)によ
り、患者の磁気カードに対して検査番号を書き込むと共
に、照射録カードに対して頚椎4方向のX線撮影等の検
査依頼を記載する。そして、医師は、患者に対して、磁
気カードと照射録カードを渡し、放射線部門1250の
受付に行くよう指示する。
【0025】患者は、医師から渡された磁気カード及び
照射録カードを持って放射線部門1250の受付へ行
き、当該磁気カード及び照射録カードを担当者(ここで
は、放射線技師とする)に渡す。
【0026】放射線技師は、端末装置1090より、患
者の磁気カードに記録された患者ID及び検査番号等の
患者情報を入力することで、医師が発行した検査依頼オ
ーダーを、サーバ1260から読み出す。
【0027】放射線技師は、撮影条件のパラメータと、
必要に応じて画像処理パラメータや画像転送パラメータ
を決定する。これは、上述したように、「頚椎正面」等
の各撮影姿勢に対して、各種パラメータ(撮影条件パラ
メータ、画像処理のパラメータ、及び画像転送パラメー
タ等)が必要となるが、これらのパラメータは、放射線
技師の経験によるところが大きいため、最終的には、撮
影を行なう放射線技師が決定する。
【0028】放射線技師は、必要なパラメータを決定し
終えると、端末装置1090より、サーバ1260から
読み出した検査依頼オーダーを、実際に撮影を行う検査
システム1230(A),1230(B),…の中の該
当するシステム1230(x)(ここでは、検査システ
ム1230(A)とする)に対して送信すると共に、患
者に対して、検査室1210(A)の前で待機するよう
に指示する。
【0029】放射線技師は、検査システム1230
(A)、すなわち上記図10に示したX線撮影システム
900において、システム制御装置907のID入力部
909により、患者のID番号等の患者情報が記録され
た磁気カードの当該患者情報を読み取り、当該患者情報
に含まれる患者ID及び検査番号に基づいて、システム
制御装置907で保持されている検査依頼オーダーリス
トの中から該当する検査依頼オーダーを選択し、当該検
査依頼オーダーの内容が、患者が所有している照射録カ
ードに記載されている検査情報と一致しているか確認
し、その確認後、待合所で待機している患者を呼び出
す。
【0030】放射線技師は、操作/表示部908に設け
られている開始ボタン(不図示)を押下する。これによ
り、当該撮影姿勢(例えば、「頚椎正面」)に対応する
パラメータ(撮影条件パラメータ、画像処理のパラメー
タ、及び画像転送パラメータ等)が、X線撮影システム
900に設定される。具体的には例えば、上記の開始ボ
タンの押下により、X線管球920の管電流、管電圧、
照射時間、フォトタイマの採光野情報、照射絞りの大き
さ、及び照射絞りの中心位置等を示すパラメータが、X
線発生制御部901に対して設定され、撮影領域の大き
さや位置、グリッド速度、及び画像処理等を示すパラメ
ータが、システム制御装置907に対して設定される。
【0031】各種パラメータの設定終了後、放射線技師
は、患者の整位を行い、操作/表示部908に設けられ
ている曝射スイッチ(不図示)を押下する。これによ
り、X線撮影システム900では、患者のX線撮影が開
始される。
【0032】すなわち、X線撮影システム900におい
て、上記の曝射スイッチの押下により、X線管球920
からX線が、例えば、臥位センサユニット905に向か
って照射される。X線管球920からのX線は、被検者
である患者を透過して、臥位センサパネル906に対し
て入射する。
【0033】臥位センサパネル906は、入射光を電気
信号に変換して増幅した後、ディジタル化等の信号処理
を行なうことで、当該入射光に対応したディジタル画像
データを取得して出力する。システム制御装置907
は、臥位センサパネル906から出力されたディジタル
画像データに対して、上述したようにして設定されたパ
ラメータに基づいて、例えば、階調変換処理や強調処理
等の様々な画像処理を施し、当該処理後のディジタル画
像を、操作/表示部908で表示する。
【0034】放射線技師は、操作/表示部908で表示
された画像を確認し、当該画像が所望する画像であり、
再撮影の必要がない場合には、操作/表示部908に設
けられている次撮影ボタン(不図示)を押下する。これ
により、X線撮影システム900では、患者の次の撮影
姿勢(例えば、「頚椎開口」)のX線撮影が開始され
る。
【0035】上述のようにして、順次必要な撮影姿勢で
のX線撮影が行なわれ、全てのX線撮影、すなわち検査
依頼オーダーにより示される全てのX線撮影が終了する
と、放射線技師は、操作/表示部908に設けられてい
る撮影終了ボタン(不図示)を押下する。これにより、
当該検査依頼オーダー完了となり、上記図11に示した
RIS1100のサーバ1260に対して、検査終了情
報及び実施情報が転送される。
【0036】これと同時にシステム制御装置907は、
今回のX線撮影で得られた患者の撮影画像に対して、上
述した設定パラメータ(画像転送パラメータ)に基づき
任意のファイル形式で任意の圧縮処理等を施し、該当す
る画像サーバ等に対して転送すると共に、プリンタ出力
等を行なう。
【0037】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記図
10及び図11に示したような従来の撮影システムで
は、次のような問題点(1)〜(3)があった。 (1)上記図10に示したX線撮影システム900にお
いて、ID入力部909により入力された患者情報(患
者ID及び検査番号等の情報)から、該当する検査依頼
オーダーが取得できなかった場合、ユーザは、検査依頼
オーダーが正しく転送されていなかったのか、或いは入
力した患者情報が間違っていたのか等、該当する検査依
頼オーダーが取得できなかった原因を容易に認識するこ
とができなかったので、この対処に手間取ってしまって
いた。 (2)撮影に関する各種パラメータ(撮影条件パラメー
タ、画像処理のパラメータ、及び画像転送パラメータ
等)が適切でなかった場合、これを修正することができ
なかったので、検査を一旦終了して、再度検査依頼オー
ダーを発行し直す必要があった。 (3)検査依頼オーダーの発行を行う場所(上記図11
では放射線部門1250)と、実際に撮影を行う場所
(上記図11では検査室1210(A),1210
(B),・・・)が異なっていることが多いため、効率
よく迅速に撮影処理を行なえなかった。
【0038】したがって、従来では、患者情報の入力や
撮影に関するパラメータの入力が不適切であった場合等
に、迅速にエラー処理を行なうことができなかったの
で、その間、患者を待たせてしまう等、撮影業務を円滑
に行なうことができなかった。
【0039】そこで、本発明は、上記の欠点を除去する
ために成されたもので、迅速にエラーを対処でき、効率
的に撮影を行なえる、撮影装置、撮影システム、撮影制
御方法、それを実施するためのプログラムを記憶したコ
ンピュータ読出可能な記憶媒体、及び当該プログラムを
提供することを目的とする。
【0040】
【課題を解決するための手段】斯かる目的下において、
第1の発明は、外部で発行された検査依頼情報に基づき
被写体の撮影処理を実行して当該被写体の撮影画像を取
得する撮影装置であって、上記検査依頼情報が適切であ
るか否かを判別する判別手段と、上記判別手段での判別
結果に関する情報を表示する表示手段と、上記判別手段
での判別結果に関する情報を上記検査依頼情報の発行元
に通知する通知手段とを備えることを特徴とする。
【0041】第2の発明は、上記第1の発明において、
上記表示手段は、上記検査依頼情報が不適切であった場
合に当該不適切な検査依頼情報に関する情報を表示し、
上記通知手段は、上記検査依頼情報が不適切であった場
合に当該不適切な検査依頼情報に関する情報を上記検査
依頼情報の発行元に通知することを特徴とする。
【0042】第3の発明は、上記第1の発明において、
上記判別手段は、上記検査依頼情報に含まれる撮影処理
に使用するパラメータにおいて、不適切なパラメータが
設定されているか否かを判別することを特徴とする。
【0043】第4の発明は、上記第1の発明において、
上記判別手段は、上記検査依頼情報が上記被写体に関す
る情報と対応しているか否かを判別することを特徴とす
る。
【0044】第5の発明は、上記第1の発明において、
上記検査依頼情報を記憶する記憶手段と、上記被写体に
関する情報を入力する入力手段と、上記入力手段により
入力された被写体情報に対応する検査依頼情報を上記記
憶手段から検索する検索手段とを備え、上記判別手段
は、上記検索手段での検索結果に基づいて、上記検査依
頼情報が適切であるか否かを判別することを特徴とす
る。
【0045】第6の発明は、上記第1の発明において、
上記撮影処理は、放射線撮影処理を含むことを特徴とす
る。
【0046】第7の発明は、上記第1の発明において、
外部指示に基づいて、上記検査依頼情報に含まれる撮影
処理に使用するパラメータを編集処理する編集手段を備
えることを特徴とする。
【0047】第8の発明は、上記第7の発明において、
上記編集処理は、不適なパラメータを無効にする処理、
不適なパラメータの削除処理、及び不適なパラメータの
変更処理の少なくとも何れかの処理を含むことを特徴と
する。
【0048】第9の発明は、上記第1の発明において、
上記検査依頼情報に基づいて、上記撮影処理で使用する
パラメータを生成するパラメータ生成手段を備えること
を特徴とする。
【0049】第10の発明は、上記第9の発明におい
て、上記パラメータ生成手段は、上記検査依頼情報から
取得できない上記撮影処理で使用するパラメータについ
ては、予め設定されたデフォルトのパラメータを用いる
ことを特徴とする。
【0050】第11の発明は、複数の機器が互いに通信
可能に接続されてなる撮影システムであって、上記複数
の機器のうち少なくとも1つの機器は、請求項1〜10
の何れかに記載の撮影装置の機能を有することを特徴と
する。
【0051】第12の発明は、外部で発行された検査依
頼情報に基づき被写体の撮影処理を実行して当該被写体
の撮影画像を取得するための撮影制御方法であって、上
記検査依頼情報が適切であるか否かを判別する判別ステ
ップと、上記判別ステップによる判別結果に関する情報
を表示する表示ステップと、上記判別ステップによる判
別結果に関する情報を上記検査依頼情報の発行元に通知
する通知ステップとを含むことを特徴とする。
【0052】第13の発明は、通信手段を介して外部か
ら受信した検査依頼情報に基づいて、被写体の撮影処理
を実行するための撮影制御方法であって、上記検査依頼
情報が不適切な場合に、その旨を示す警告情報を表示手
段に表示する第1の警告ステップと、上記検査依頼情報
が不適切な場合に、その旨を示す警告を、上記検査依頼
情報の発行元へ上記通信手段を介して行なう第2の警告
ステップとの少なくとも何れかのステップを含むことを
特徴とする。
【0053】第14の発明は、通信手段を介して外部か
ら受信した検査依頼情報に基づいて、被写体の撮影処理
を実行するための撮影制御方法であって、上記通信手段
を介して受信した検査依頼情報を記憶する記億ステップ
と、上記被写体に関する情報を入力する入力ステップ
と、上記入力ステップにより入力された被写体情報に対
応する検査依頼情報を、上記記憶ステップによる記憶情
報の中から検索する検索ステップと、上記検索ステップ
により検索された検査依頼情報に基づいて、上記撮影処
理に関する設定を行う設定ステップと、上記検索ステッ
プによる検索で上記被写体情報に対応する検査依頼情報
が特定できない場合、又は上記検索ステップにより検索
された検査依頼情報が上記入力ステップにより入力され
た被写体情報に対して不適切である場合に、その旨を示
す警告情報を表示手段に表示する第1の警告ステップ
と、上記検索ステップによる検索で上記被写体情報に対
応する検査依頼情報が特定できない場合、又は上記検索
ステップにより検索された検査依頼情報が上記入力ステ
ップにより入力された被写体情報に対して不適切である
場合に、その旨を示す警告を、上記検査依頼情報の発行
元へ上記通信手段を介して行なう第2の警告ステップと
の少なくとも何れかのステップを含むことを特徴とす
る。
【0054】第15の発明は、上記第13又は14の発
明において、上記警告の対象となった情報の無効処理、
削除処理、及び変更処理の少なくとも何れかの処理を実
行する編集ステップを含むことを特徴とする。
【0055】第16の発明は、上記第13又は14の発
明において、上記検査依頼情報から取得できない上記撮
影処理で使用するパラメータについては、予め設定され
たデフォルトのパラメータを用いて、上記撮影処理に関
する設定を行なう設定ステップを含むことを特徴とす
る。
【0056】第17の発明は、請求項1〜10の何れか
に記載の撮影装置の機能、又は請求項11記載の撮影シ
ステムの機能をコンピュータに実現させるためのプログ
ラムをコンピュータ読出可能な記憶媒体に記録したこと
を特徴とする。
【0057】第18の発明は、請求項12〜16の何れ
かに記載の撮影制御方法の処理ステップをコンピュータ
に実行させるためのプログラムをコンピュータ読出可能
な記憶媒体に記録したことを特徴とする。
【0058】第19の発明は、請求項1〜10の何れか
に記載の撮影装置の機能、又は請求項11記載の撮影シ
ステムの機能をコンピュータに実現させるためのプログ
ラムであることを特徴とする。
【0059】第20の発明は、請求項12〜16の何れ
かに記載の撮影制御方法の処理ステップをコンピュータ
に実行させるためのプログラムであることを特徴とす
る。
【0060】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて説明する。
【0061】[第1の実施の形態]本発明は、例えば、図
1に示すようなX線撮影システム100に適用される。
【0062】<X線撮影システム100の全体構成>X
線撮影システム100は、例えば、病院内のシステムに
おいて、放射線部門のRISが有するX線撮影システム
として用いられるものであり、上記図1に示すように、
被写体に対してX線を発生するX線発生装置150と、
本システム100全体の動作制御を司るシステム制御装
置125とが、互いに通信可能なように接続された構成
としている。
【0063】X線発生装置150は、X線を発生するX
線管球131,132、及びX線管球131,132で
のX線の発生を制御するX線発生制御部130を備えて
いる。
【0064】システム制御装置125は、画像取得制御
部116、情報入力部110の制御部(情報入力制御
部)111、操作/表示部112の制御部(操作/表示
制御部)113、データベース117、検査依頼オーダ
ー抽出部115、検査依頼オーダー保存部114、警告
通知部121、通信部118、画像転送部119、RA
M、及びCPU120が、バス160を介して互いに通
信可能に接続された構成としている。
【0065】通信部118はネットワーク122と接続
されており、この通信部118により、システム制御装
置125は、ネットワーク122を介して外部のシステ
ム(HIS等)と通信することが可能となる。
【0066】画像取得制御部116には、X線発生装置
150のX線発生制御部130が接続されると共に、立
位センサパネル104により立位のX線撮影が行える立
位センサユニット103、及び臥位センサパネル106
により臥位のX線撮影が行える臥位センサユニット10
5が接続される。
【0067】<システム制御装置125が備える各構成
部>システム制御装置125、本実施の形態の最も特徴
とするところであり、ここでは、上述したようなシステ
ム制御装置125が備える各構成部について具体的に説
明する。
【0068】操作/表示部112は、詳細は後述する
が、液晶パネル、タッチセンサ、及びマウス等で構成さ
れる。操作/表示制御部113は、操作/表示部112
の動作を制御する。
【0069】情報入力部110は、例えば、記憶媒体か
ら記憶情報を読み取ることで、被写体情報(ここでは、
「患者情報」)を入力するための構成であり、本実施の
形態では、例えば、記憶媒体を磁気カードとし、情報入
力部110は、当該磁気カードの磁気ストライプの内容
を読み取る磁気カードリーダとして機能する。情報入力
制御部111は、情報入力部110の動作を制御する。
例えば、情報入力制御部111は、情報入力部110で
得られた磁気カードの内容(患者の識別を示す患者ID
や、検査の識別を示す検査番号等を含む患者情報)を取
り込む。
【0070】検査依頼オーダー保存部114は、通信部
118により、ネットワーク122を介して転送されて
きた検査依頼オーダーを取得して保存する。検査依頼オ
ーダー抽出部115は、情報入力制御部111により取
り込まれた患者情報に基いて、検査依頼オーダー保存部
114で保存されている検査依頼オーダーリストの中か
ら該当する検査依頼オーダーを抽出する。
【0071】画像取得制御部116は、撮影準備とし
て、検査依頼オーダー抽出部115により抽出された検
査依頼オーダーにより示される各種パラメータ(撮影処
理に関するパラメータ)の値の是非を判断すると共に、
X線発生装置150の設定に関わるパラメータをX発生
制御部130に供給すると共に、グリッド速度等のセン
サユニットに関するパラメータを撮影を行うセンサ(立
位センサユニット103又は臥位センサユニット10
5)に供給する。また、画像取得制御部116は、立位
センサユニット103又は臥位センサユニット105に
より得られた患者の撮影画像(X線ディジタル画像)を
取得し、当該画像に対する各種画像処理を実行する。
【0072】通信部118は、ネットワーク122を介
して、外部のシステム(HIS等)からの検査依頼オー
ダーの受信、及び撮影実施の情報や変更した検査依頼オ
ーダーに関する情報の送信等を行なう。
【0073】警告通知部121は、不適当な患者IDや
検査番号の入力、或いは不適当な撮影のパラメータの受
信等の不適切な処理がなされた場合に、ユーザに対して
警告通知する。
【0074】データベース117は、ハードディスク等
の不揮発性記録媒体を含み、各種情報(センサユニット
のキャリブレーションデータや各種設定データ等)を保
存する。RAM123は、例えば、画像取得制御部11
6で取得された撮影画像を一時的に保存する。また、R
AM123は、画像取得制御部116での画像処理実行
の際等のワークエリアとして主に使用される。
【0075】画像転送部119は、ユーザからの指示等
に基づいて、該当する転送先に対して、該当するファイ
ル形式で、撮影画像データ等の転送を行う。
【0076】CPU120は、システム制御装置125
全体の動作制御、すなわちX線撮影システム100全体
の動作制御を司る。
【0077】<操作/表示部112及び操作/表示制御
部113の構成>図2及び図3は、操作/表示部112
の構成の一例を示したものである。操作/表示部112
では、操作/表示制御部113からの制御により、以下
に説明するような機能が実施される。
【0078】まず、上記図2に示すように、操作/表示
部112は、表示領域214〜218及び変更スイッチ
219を含むタッチパネル211と、マウス212と、
システム制御装置125への接続線213とを備えてい
る。
【0079】タッチパネル211は、液晶ディスプレイ
及びアナログ抵抗模式タッチセンサーシート等から構成
される。接続線213は、電源、VGAケーブル、タッ
チパネル制御用シリアルケーブル、及びマウス用シリア
ルケーブル等のコード類を含む。
【0080】各種情報の表示はタッチパネル211で行
なわれ、各種操作はタッチパネル211とマウス212
の何れを用いても行なえるように構成されている。
【0081】タッチパネル211の表示領域214〜2
18において、表示領域214は、患者の撮影画像を表
示する領域であり、表示領域215は、患者情報を表示
する領域である。表示領域216は、撮影シーケンスに
応じて当該撮影に関するパラメータを表示する領域であ
り、表示領域217は、撮影の名称(撮影部位や撮影姿
勢の名称等)を表示する領域である。表示領域218
は、システム状態等示す各種メッセージを表示する領域
である。タッチパネル211の変更スイッチ219で、
撮影に関するパラメータを変更する場合に使用される。
【0082】上記図3は、操作/表示制御部113で表
示される警告ウインドウ220の一例を示したものであ
る。例えば、不適当なパラメータが存在した場合に、警
告ウィンドウ220が操作/表示制御部113で表示さ
れる。
【0083】上記図3において、“221”は、警告メ
ッセージである。ここでは、不適当パラメータを指摘す
るメッセージを一例として挙げている。“222”は、
現在の撮影に関するパラメータを、変更、又は無効、又
は削除するためのメニュー(編集メニュー)である。
【0084】“223”は、現在の撮影に関するパラメ
ータを表示する領域である。ここでは一例として、詳細
は後述するが、上から順に、撮影パラメータのグループ
ID(撮影の名称を示すID)、撮影特性パラメータ、
画像取得条件パラメータ、画像処理パラメータ、及び画
像転送パラメータが表示された状態を示している。尚、
編集メニュー222により、無効又は削除が選択された
パラメータに関しては、表示領域223には表示されな
いようになされている。
【0085】“224”は、表示領域223で表示され
ている各種パラメータに対応して設けられた、パラメー
タ変更するための変更ボタンである。“225”(斜線
部分)は頚椎正面(撮影ID001200)に対して、不適切な
パラメータである。すなわち、表示領域223に表示さ
れている各種パラメータの中で、不適切なパラメータに
関しては、“225”で示されるように、斜線等で表示
される。
【0086】“227”は、操作を無効にするためのキ
ャンセル(CANCEL)ボタンであり、“226”
は、操作を有効にするためのOKボタンである。
【0087】<撮影に関するパラメータ(撮影パラメー
タ)>ここでは、X線撮影システム100で用いる撮影
パラメータとして、例えば、撮影特性パラメータ、画像
取得条件パラメータ、画像処理パラメータ、及び画像転
送パラメータを用いるものとし、これらのパラメータの
管理構造について説明する。当該パラメータの管理は、
CPU120により実施される。例えば、CPU120
は、データベース117を用いて、図4に示すようなパ
ラメータ構造により管理する。
【0088】すなわち、上記図4に示すように、撮影パ
ラメータグループIDの「撮影名称」により示される撮
影ついて、大きく6つ分かれた情報オブジェクトの相関
関係により、撮影のパラメータ管理を行なう。ここでの
相関関係では、下位のオブジェクトが、その上位に位置
するオブジェクトに依存する。また、画像転送パラメー
タのオブジェクトに不可された“*”は、転送先毎が複
数存在する事を意味している。
【0089】上記図4に示したようなパラメータ構造
が、「撮影の名称」の種類だけ存在する。
【0090】<患者情報>図5は、情報入力部110に
より入力される患者情報、すなわち磁気カードの内容の
一例を示したものである。患者情報は、上記図5に示す
ように、検査依頼オーダーを特定させるための患者ID
及び検査番号と共に、警告をユーザ(依頼元の科)に通
知するための依頼元科の記号及び依頼先科の記号を含ん
でいる。上記図5では、依頼元科を「外科」とし、依頼
先科を「放射線科」としている。
【0091】<検査依頼オーダー>図6は、検査依頼オ
ーダー保存部114で保存される検査依頼オーダーのデ
ータ構造の一例を示したものである。ここでは、上記図
6に示すように、一人の患者で、複数の撮影(複数の
「撮影名称」により示される撮影)を行うものとしてい
るため、1つの検査依頼オーダーに対して、当該複数の
撮影に関する撮影パラメータ(上記図6では、4つの撮
影パラメータ)が設定されている。
【0092】具体的には、検査依頼オーダーは、「検査
情報」及び「撮影パラメータ」を含んでいる。「検査情
報」とは、検査に関して共通の情報であり、患者ID等
の患者情報や、検査日時等の検査に関する情報等から構
成される。「撮影パラメータ」は、上記図4に示した撮
影パラメータの構造と同様の構造を有するものである。
【0093】尚、例えば、依頼元の入力の手間を省くた
めに、撮影パラメータの中で撮影毎に変更する必要のな
いパラメータを、ここでの「撮影パラメータ」の中に含
めないようにしてもよい。この場合、「撮影パラメー
タ」に含まれていないパラメータについては、撮影パラ
メータグループIDを使用して、データベース117で
保持されている撮影パラメータ(上記図4に示した撮影
パラメータ)から取得し、実際の撮影に使用する。
【0094】<X線撮影システム100の動作>図7
は、X線撮影システム100の動作をフローチャートに
より示したものである。以下、X線撮影システム100
の動作について説明するが、ここでは、その一例とし
て、ある患者の、頚椎4方向の撮影を行うものとする。
【0095】ステップS401、ステップS402:医
師は、パーソナルコンピュータ等の端末装置により、患
者が持ってきた磁気カード(上記図5で示したような情
報が記録された磁気カード)及び照射録カードを確認
し、自分の要求を満たすような撮影(ここでは、頚椎4
方向の撮影)を行うための検査依頼オーダーを発行す
る。
【0096】上記の検査依頼オーダーは、上記図6に示
したような、「検査情報」、及び4つの「撮影パラメー
タ」を含むものである。ここで、4つの「撮影パラメー
タ」のうちの、ある1つの「撮影パラメータ」につい
て、医師が間違って、「頚椎正面」の撮影である関わら
ず、照射方向が「側面(左側面)」である撮影を設定し
たものとする。このような不適当な「撮影パラメータ」
を含む検査依頼オーダーは、ネットワーク122を介し
て、X線撮影システム100のシステム制御装置125
内に取り込まれる。
【0097】X線撮影システム100のシステム制御装
置125において、検査依頼オーダー保存部114は、
ネットワーク122からの検査依頼オーダーを、通信部
118を介して取得して(ステップS401)、これを
保存する(ステップS402)。
【0098】ステップS403:放射線技師は、患者が
所持している磁気カードの記録内容(患者情報)を、情
報入力部110に読み取らせる。情報入力部110は、
当該磁気カードから患者情報(患者ID、検査番号、患
者氏名、依頼元科の記号、依頼先の記号:上記図5参
照)を読みとる。
【0099】ステップS404:検査依頼オーダー抽出
部115は、情報入力部110で得られた患者情報に基
いて、該当する検査依頼オーダーを検査依頼オーダー保
存部114から抽出するための処理を実行する。そし
て、検査依頼オーダー抽出部115は、検査依頼オーダ
ー保存部114から該当する検査依頼オーダー(患者情
報の患者IDと検査番号が一致するオーダー)が抽出で
きたか否かを判別する。この判別の結果、検査依頼オー
ダーが抽出できた場合にはステップS407からの処理
を実行し、検査依頼オーダーが抽出できない場合にはス
テップS405からの処理を実行する。
【0100】ステップS407:ステップS404の判
別の結果、検査依頼オーダーが抽出できた場合、操作/
表示制御部113は、操作/表示部112へ当該検査依
頼オーダーの内容を表示させる。
【0101】この結果、操作/表示部112には、例え
ば、上記図2に示したように、患者情報の表示領域21
5には、患者IDが表示され、撮影パラメータの表示領
域216には、撮影パラメータに含まれる主なる項目デ
ータが表示され、撮影名称の表示領域217には、撮影
パラメータグループIDに対応した撮影名称が表示され
る。ここでは頚椎4方向の撮影としているため、撮影名
称の表示領域217には、「頚椎正面」の他に、「頚椎
開口」、「頚椎側面」、及び「頚椎右後斜位」の撮影名
称が表示される。また、最初の撮影は、「頚椎正面」で
あるため、「頚椎正面」のボタンが選択された状態(太
線で囲まれた状態)となる。
【0102】画像取得制御部116は、検査依頼オーダ
ー抽出部115で抽出された検査依頼オーダーを取得
し、当該検査依頼オーダーにより示される複数の撮影を
順次実行するための撮影カウンタiを初期化(“0”ク
リア)する。
【0103】ステップS408:画像取得制御部116
は、撮影カウンタiの値に対応する撮影のパラメータを
生成する。これは、上述したように、検査依頼オーダー
抽出部115で抽出された検査依頼オーダーにおいて、
撮影パラメータの中で撮影毎に変更する必要のないパラ
メータが含まれていない場合があるためである。この場
合、画像取得制御部116は、検査依頼オーダーの撮影
パラメータグループIDに基づいて、データベース11
7から必要なパラメータを取得して、撮影カウンタiの
値に対応する撮影のパラメータを生成する。
【0104】ステップS409:画像取得制御部116
は、ステップS408で生成したパラメータを含む撮影
パラメータに不適な値が含まれているか否かを判別す
る。この判別の結果、不適な値が撮影パラメータに含ま
れている場合にはステップS410からの処理を実行
し、不適な値が撮影パラメータに含まれていない場合に
はステップS413からの処理を実行する。
【0105】ここでは、上述したように、4つの「撮影
パラメータ」のうちの、ある1つの「撮影パラメータ」
について、医師が間違って、「頚椎正面」の撮影である
関わらず、照射方向が「側面(左側面)」である撮影を
設定したものとしているため、ステップS410からの
処理が実行される。
【0106】ステップS410:ステップS409の判
別の結果、不適な値が撮影パラメータに含まれている場
合、CPU120は、操作/表示制御部113に指示す
ることで、操作/表示部112に対して、上記図3に示
したような警告ウィンドウ220を表示させる。
【0107】ステップS411:CPU120は、警告
通知部121により、検査依頼オーダーにより示される
依頼元に対して、不適な値が撮影パラメータが含まれて
いたことを通知する。
【0108】ステップS412:操作/表示部112で
表示された警告ウィンドウ220では、どのような不適
な値が撮影パラメータに含まれていたのかを、警告メッ
セージの表示領域221で確認できると共に、撮影パラ
メータの中の不適な値のパラメータを、表示“225”
により容易に確認できる。
【0109】放射線技師は、このような警告ウィンドウ
220において、撮影パラメータの編集メニュー222
により、不適なパラメータを修正、又は無効、又は削除
する。例えば、放射線技師は、編集メニュー222の修
正ボタンを押下する。これにより、パラメータ修正(変
更)ダイアログ(不図示)が呼び出され、撮影パラメー
タの修正が可能となる。この修正作業終了後、放射線技
師は、OKボタン226を押下する。これにより、当該
内容が依頼元に通知される。
【0110】ステップS413:ステップS412の処
理後、或いはステップS409にて不適な値が撮影パラ
メータに含まれていないと判別された場合、画像取得制
御部116は、撮影パラメータのうち、X線発生装置1
50の設定に関わるパラメータ(管球チャネル、管電
流、照射距離、管電圧、照射時間、フォトタイマの位
置、及びフォトタイマの閾値等のパラメータ)をX発生
装置150に供給する。また、画像取得制御部116
は、撮影に用いるセンサユニットとして、立位センサ1
04又は臥位センサ106に切り換え、グリッド速度等
のセンサユニットに関するパラメータを当該切換センサ
ユニットへ供給する。
【0111】このとき、画像取得制御部116は、デー
タベース117に保存されている切換センサユニットの
キャリブレーション情報を、RAM123にダウンロー
ドしておく。切換センサユニットがデータが取り込める
状態となり、切換センサユニットに対応するX線管球の
充電が完了して曝射できる状態となれば、X線撮影シス
テム100がReady状態となる。
【0112】放射線技師は、操作/表示部112の近傍
に据え付けてあるX線曝射スイッチ(不図示)を押下す
る。これにより、X線発生装置150では、X線発生制
御部130の制御により、切換センサユニットのグリッ
ドが動作を始め、また、当該切換センサユニットに対応
するX線管球からX線が、上記図6に示したような検査
依頼オーダーにより示される照射時間の間のみ曝射され
る。
【0113】X線曝射が開始されると、切換センサユニ
ットに組み込まれているフォトタイマ(不図示)によ
り、当該X線の線量が監視される。これは、当該X線が
切換センサユニットに到達するX線量を一定にするため
である。ここでの監視の結果、ある一定の量のX線量が
切換センサユニットに到達すると、上記の検査依頼オー
ダーにより示される照射時間よりも短い時間であって
も、フォトタイマによりX線の照射が遮断される。この
ようなフォトタイマによるX線遮断時間は、実施情報と
して撮影後に、指定された転送先に対して転送される。
【0114】ステップS414:X線の照射が終了する
と、切換センサユニットにより、患者の撮影画像(X線
ディジタル画像)が生成される。画像取得制御部116
は、当該撮影画像を取り込み、RAM123へ一時的に
保存させる。
【0115】画像取得制御部116は、RAM123へ
保存した撮影画像に対して、キャリブレーションデータ
を用いた補正処理を施した後、撮影パラメータに含まれ
る画像処理パラメータに基づいた画像処理を施し、これ
らの処理後の撮影画像を、不慮の事故等に備えるため
に、データベース117へ保存させる。
【0116】放射線技師は、検査依頼オーダーにより示
される撮影全て(ここでは、4つの撮影)を終了したか
否かを判別し、この判別の結果、撮影終了の場合のみ、
操作/表示部112に設けられた撮影終了ボタン(不図
示)を押下する。これにより、画像転送部119は、撮
影パラメータの画像転送パラメータ及び転送用画像処理
パラメータに基づいて、データベース117内の撮影画
像データを、該当する転送先に該当するフォーマット形
式で転送する。その後、本処理終了となる。
【0117】ステップS415:一方、未だ撮影が残っ
ている場合、画像取得制御部116は、次の撮影処理を
行なうために、撮影カウンタiをインクリメントする。
その後、再びステップS408へ戻り、以降の処理ステ
ップが繰り返し実行される。
【0118】上述のような処理により、撮影パラメータ
に不適当な値が含まれてた場合であっても、ユーザ(放
射線技師等)は、操作/表示部112の警告ウィンドウ
220により、この状況を容易に且つ明確に認識するこ
とができる。これにより、撮影作業が滞ることがなく、
円滑な撮影作業を行なうことができる。
【0119】例えば、不適な値を含む撮影パラメータに
従った撮影を行わない場合、ユーザは、警告ウィンドウ
220の編集メニュー221の削除ボタンを選択すれば
よい。この結果、削除されたパラメータは、表示領域2
23に表示されない。尚、当該削除がなされた場合、撮
影カウンタiがデクリメント(−1)され、S413をスキ
ップして、S414に飛びS415、S408で次の撮影パラメータ
の処理に移る。
【0120】このとき、仮に、検査依頼オーダー発行側
で一度作成された撮影パラメータが削除できないような
仕様であった場合、ユーザは、警告ウィンドウ220の
編集メニュー221の無効ボタンを選択すればよい。こ
れにより、実際の撮影は行われず、撮影画像データがダ
ミーで生成される。
【0121】尚、ここでは、撮影方向が矛盾している場
合を一例として挙げたが、これに限られることはなく、
例えば、管球の種類や、画像処理、或いは転送先等の様
々なパラメータの不具合に対処可能である。
【0122】ステップS405:上述したステップS4
04の判別の結果、検査依頼オーダーが抽出できなかっ
た場合、すなわち情報入力部110により得られた患者
情報(患者IDや検査番号等の情報)と、検査依頼オー
ダーにより示される該当する情報とが一致しない場合、
CPU120は、操作/表示制御部113に指示するこ
とで、上述したような撮影パラメータに対する処理と同
様に、操作/表示部112に対して警告メッセージを表
示させる。
【0123】患者情報の不一致が生じる原因としては、
例えば、患者IDのみが患者データベース(不図示)に
登録されていることが挙げられる。この場合、検査番号
のみが不一致となり、検査依頼オーダーが正しく依頼先
に伝わっていない可能性がある。これを解決するために
は、正しい検査依頼オーダーを送り直す或いはもらいに
行くようにすればよい。
【0124】また、患者IDが患者データベース(不図
示)に登録されていない場合、磁気カードの内容が不正
であることが考えられるため、この場合には、磁気カー
ドを確認することで解決することができる。
【0125】ステップS406:CPU120は、警告
通知部121により、検査依頼オーダーにより示される
依頼元に対して、患者情報の不一致を通知する。このよ
うに、依頼元へ警告通知することは、依頼先と依頼元が
離れている場合に、より効果的である。これにより、依
頼元が、当該警告通知により、迅速にエラーに対応でき
るため、円滑な撮影作業が行える。
【0126】尚、本実施の形態において、例えば、撮影
パラメータに不適な値が含まれており、この旨が依頼元
に通知された場合、当該撮影パラメータの修正(或いは
削除)を、依頼元で行なえるように構成してもよい。
【0127】また、警告メッセージについては、依頼元
と依頼先の何れかに表示するか、あるいは両方に表示す
るかは、運用に委ねられるものであり、いずれにしても
同様の効果が得られる。
【0128】また、検査依頼オーダーを特定するための
構成として、情報入力部110により患者情報(特定情
報)を入力するような構成を用いたが、これに限られる
ことはない。
【0129】[第2の実施の形態]上記図1のX線撮影シ
ステム100において、第1の実施の形態では、依頼元
から受け取った検査依頼オーダーを抽出するタイミング
で、撮影パラメータに不適な値が含まれているか否かを
チェックし、この結果に基づいて、警告ウインドウ22
0を表示するように構成した。これに対して本実施の形
態では、検査依頼オーダーを抽出するタイミングとは無
関係に、撮影パラメータに不適な値が含まれているか否
かをチェックし、この結果に基づいて、警告ウインドウ
220を表示するように構成する。このため、本実施の
形態のX線撮影システム100は、例えば、図8のフロ
ーチャートに従って動作する。
【0130】尚、ここでは、第1の実施の形態と異なる
構成についてのみ、具体的に説明する。
【0131】ステップS501、ステップS502:上
記図7のステップS401及びステップS402と同様
に、X線撮影システム100のシステム制御装置125
において、検査依頼オーダー保存部114は、ネットワ
ーク122からの検査依頼オーダーを、通信部118を
介して取得して(ステップS501)、これを保存する
(ステップS502)。
【0132】ステップS503、ステップS504:画
像取得制御部116は、検査依頼オーダーに含まれる全
ての撮影パラメータをチェックするためのパラメータカ
ウンタiを初期化(“0”クリア)する(ステップS5
03)。また、画像取得制御部116は、撮影パラメー
タに不適な値が含まれていることを示す不正フラグ[i]
を初期化(“0”クリア)する(ステップS504)。
【0133】ステップS505:画像取得制御部116
は、検査依頼オーダー保存部114で保存された検査依
頼オーダーから、パラメータカウンタiにより示される
撮影パラメータを対象撮影パラメータとして、これに不
適な値が含まれているか否かをチェックする。このチェ
ックの結果、不適な値が対象撮影パラメータに含まれて
いる場合にはステップS506を経由してステップS5
07に進み、不適な値が撮影パラメータに含まれていな
い場合にはそのままステップS507へ進む。
【0134】ステップS506:ステップS505のチ
ェックの結果、対象撮影パラメータに不適な値が含まれ
ている場合、画像取得制御部116は、不正フラグ[i]
に“1”を設定する。
【0135】ステップS507:画像取得制御部116
は、パラメータカウンタiを参照することで、検査依頼
オーダーに含まれる全ての撮影パラメータをチェックし
終えたか否かを判別する。この判別の結果、全ての撮影
パラメータのチェックが終了した場合にはステップS5
09に進み、未チェックの撮影パラメータが残っている
場合にはステップS508へ進む。
【0136】ステップS508:ステップS507の判
別の結果、未チェックの撮影パラメータが残っている場
合、画像取得制御部116は、次の撮影パラメータを対
象とするために、パラメータカウンタiをインクリメン
トする。その後、再びステップS505へ戻り、以降の
処理ステップを繰り返し実行する。
【0137】ステップS509:ステップS507の判
別の結果、全ての撮影パラメータのチェックが終了した
場合、画像取得制御部116は、不正フラグ[i]を参照
することで、これらの全ての撮影パラメータのうち、不
適な値を含む撮影パラメータが存在するか否かを判別す
る。すなわち、i=“0”〜“総撮影パラメータ数―
1”の範囲内で、不正フラグ[i]=1が1つでも存在す
るか否かを判別する。この判別の結果、不適な値を含む
撮影パラメータが存在する場合にはステップS510か
らの処理に進み、不適な値を含む撮影パラメータが存在
しない場合には本処理終了とする。
【0138】ステップS510、ステップS511:ス
テップS509の判別の結果、不適な値が撮影パラメー
タに含まれている場合、上記図7のステップS410及
びステップS411と同様に、CPU120は、操作/
表示制御部113に指示することで、操作/表示部11
2に対して、上記図3に示したような警告ウィンドウ2
20を表示させると共に(ステップS510)、警告通
知部121により、検査依頼オーダーにより示される依
頼元に対して、不適な値が撮影パラメータが含まれてい
たことを通知する(ステップS511)。その後、本処
理終了となる。
【0139】上述のように、本実施の形態では、検査依
頼オーダーを取り込むと同時に、不適な値の撮影パラメ
ータのチェックを行うように構成したので、撮影サイク
ルに依存せず、依頼元で検査依頼オーダーを発行する時
に、このエラーチェックを行なうことができる。これに
より、エラーの修正を迅速に行なうことができ、例え
ば、患者を待たせることがなくなる。したがって、より
円滑な撮影作業が行える。
【0140】尚、本発明の目的は、第1及び第2の実施
の形態のホスト及び端末の機能を実現するソフトウェア
のプログラムコードを記憶した記憶媒体を、システム或
いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュ
ータ(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプ
ログラムコードを読みだして実行することによっても、
達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体
から読み出されたプログラムコード自体が第1及び第2
の実施の形態の機能を実現することとなり、そのプログ
ラムコードを記憶した記憶媒体及び当該プログラムコー
ドは本発明を構成することとなる。プログラムコードを
供給するための記憶媒体としては、ROM、フレキシブ
ルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディ
スク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性
のメモリカード等を用いることができる。また、コンピ
ュータが読みだしたプログラムコードを実行することに
より、第1及び第2の実施の形態の機能が実現されるだ
けでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コン
ピュータ上で稼動しているOS等が実際の処理の一部又
は全部を行い、その処理によって第1及び第2の実施の
形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまで
もない。さらに、記憶媒体から読み出されたプログラム
コードが、コンピュータに挿入された拡張機能ボードや
コンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメ
モリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その
処理によって第1及び第2の実施の形態の機能が実現さ
れる場合も含まれることは言うまでもない。
【0141】図9は、上記コンピュータの機能600を
示したものである。コンピュータ機能600は、上記図
9に示すように、CPU601と、ROM602と、R
AM603と、キーボード(KB)609のキーボード
コントローラ(KBC)605と、表示部としてのCR
Tディスプレイ(CRT)610のCRTコントローラ
(CRTC)606と、ハードディスク(HD)611
及びフレキシブルディスク(FD)612のディスクコ
ントローラ(DKC)607と、ネットワーク620と
の接続のためのネットワークインターフェースコントロ
ーラ(NIC)608とが、システムバス604を介し
て互いに通信可能に接続された構成としている。
【0142】CPU601は、ROM602或いはHD
611に記憶されたソフトウェア、或いはFD612よ
り供給されるソフトウェアを実行することで、システム
バス604に接続された各構成部を総括的に制御する。
すなわち、CPU601は、所定の処理シーケンスに従
った処理プログラムを、ROM602、或いはHD61
1、或いはFD612から読み出して実行することで、
第1及び第2の本実施の形態での動作を実現するための
制御を行う。
【0143】RAM603は、CPU601の主メモリ
或いはワークエリア等として機能する。KBC605
は、KB609や図示していないポインティングデバイ
ス等からの指示入力を制御する。CRTC606は、C
RT610の表示を制御する。DKC607は、ブート
プログラム、種々のアプリケーション、編集ファイル、
ユーザファイル、ネットワーク管理プログラム、及び本
実施の形態における所定の処理プログラム等を記憶する
HD611及びFD612とのアクセスを制御する。N
IC608は、ネットワーク620上の装置或いはシス
テムと双方向にデータをやりとりする。
【0144】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、外部で
発行された検査依頼情報に基づいて、被写体の撮影処理
(放射線撮影処理等)を実行し、当該被写体の撮影画像
を取得する際に、検査依頼情報が適切であるか否かを判
別し、その判別結果に関する情報(情報が不適切である
ことを示す警告情報等)を表示する。又は/及び、当該
判別結果に関する情報を検査依頼情報の発行元(検査依
頼元、又は、例えば、本発明を病院内システムに適用し
た場合には、RISサーバやHISサーバ等)へ通知す
る。このような構成により、検査依頼情報が不適切であ
った場合、撮影側のユーザは、検査依頼情報が不適切で
あることを即に認識することができるため、この対処
(不適切な情報を無効とする、又は削除する、又は変更
する等のエラー処理)を、適切且つ迅速に行なえる。ま
た、検査依頼情報の発行元も同様に、検査依頼情報が不
適切であることを即に認識することができるため、この
対処(エラー処理)を、適切且つ迅速に行なえる。した
がって、円滑な撮影を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態において、本発明を適用した
X線撮影システムの構成を示すブロック図である。
【図2】上記X線撮影システムの操作/表示部の構成を
説明するための図である。
【図3】上記操作/表示部による警告通知の構成を説明
するための図である。
【図4】上記X線撮影システムにおける撮影パラメータ
の管理構成を説明するための図である。
【図5】上記X線撮影システムにおける被写体情報を説
明するための図である。
【図6】上記X線撮影システムにおける検査依頼オーダ
ーを説明するための図である。
【図7】上記X線撮影システムの動作を説明するための
フローチャートである。
【図8】第2の実施の形態における、上記X線撮影シス
テムの動作を説明するためのフローチャートである。
【図9】第1及び第2の実施の形態におけるX線撮影シ
ステムの機能をコンピュータに実現させるためのプログ
ラムをコンピュータ読出可能な記憶媒体から読み出して
実行する当該コンピュータの構成を示すブロック図であ
る。
【図10】従来のX線撮影システムの構成を示すブロッ
ク図である。
【図11】上記X線撮影システムを用いた病院内システ
ムの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
100 X線撮影システム 103 立位センサユニット 104 立体センサパネル 105 臥位センサユニット 106 臥位センサパネル 110 情報入力部 111 情報入力制御部 112 操作/表示部 113 操作/表示制御部 114 検査依頼オーダー保存部 115 検査依頼オーダー抽出部 116 画像取得制御部 117 データベース 118 通信部 119 画像転送部 120 CPU 121 警告通知部 122 ネットワーク 123 RAM 125 システム制御装置 130 X線発生制御部 131 立位用X線管球 132 臥位用X線管球 150 X線発生装置

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部で発行された検査依頼情報に基づき
    被写体の撮影処理を実行して当該被写体の撮影画像を取
    得する撮影装置であって、 上記検査依頼情報が適切であるか否かを判別する判別手
    段と、 上記判別手段での判別結果に関する情報を表示する表示
    手段と、 上記判別手段での判別結果に関する情報を上記検査依頼
    情報の発行元に通知する通知手段とを備えることを特徴
    とする撮影装置。
  2. 【請求項2】 上記表示手段は、上記検査依頼情報が不
    適切であった場合に当該不適切な検査依頼情報に関する
    情報を表示し、 上記通知手段は、上記検査依頼情報が不適切であった場
    合に当該不適切な検査依頼情報に関する情報を上記検査
    依頼情報の発行元に通知することを特徴とする請求項1
    記載の撮影装置。
  3. 【請求項3】 上記判別手段は、上記検査依頼情報に含
    まれる撮影処理に使用するパラメータにおいて、不適切
    なパラメータが設定されているか否かを判別することを
    特徴とする請求項1記載の撮影装置。
  4. 【請求項4】 上記判別手段は、上記検査依頼情報が上
    記被写体に関する情報と対応しているか否かを判別する
    ことを特徴とする請求項1記載の撮影装置。
  5. 【請求項5】 上記検査依頼情報を記憶する記憶手段
    と、 上記被写体に関する情報を入力する入力手段と、 上記入力手段により入力された被写体情報に対応する検
    査依頼情報を上記記憶手段から検索する検索手段とを備
    え、 上記判別手段は、上記検索手段での検索結果に基づい
    て、上記検査依頼情報が適切であるか否かを判別するこ
    とを特徴とする請求項1記載の撮影装置。
  6. 【請求項6】 上記撮影処理は、放射線撮影処理を含む
    ことを特徴とする請求項1記載の撮影装置。
  7. 【請求項7】 外部指示に基づいて、上記検査依頼情報
    に含まれる撮影処理に使用するパラメータを編集処理す
    る編集手段を備えることを特徴とする請求項1記載の撮
    影装置。
  8. 【請求項8】 上記編集処理は、不適なパラメータを無
    効にする処理、不適なパラメータの削除処理、及び不適
    なパラメータの変更処理の少なくとも何れかの処理を含
    むことを特徴とする請求項7記載の撮影装置。
  9. 【請求項9】 上記検査依頼情報に基づいて、上記撮影
    処理で使用するパラメータを生成するパラメータ生成手
    段を備えることを特徴とする請求項1記載の撮影装置。
  10. 【請求項10】 上記パラメータ生成手段は、上記検査
    依頼情報から取得できない上記撮影処理で使用するパラ
    メータについては、予め設定されたデフォルトのパラメ
    ータを用いることを特徴とする請求項9記載の撮影装
    置。
  11. 【請求項11】 複数の機器が互いに通信可能に接続さ
    れてなる撮影システムであって、 上記複数の機器のうち少なくとも1つの機器は、請求項
    1〜10の何れかに記載の撮影装置の機能を有すること
    を特徴とする撮影システム。
  12. 【請求項12】 外部で発行された検査依頼情報に基づ
    き被写体の撮影処理を実行して当該被写体の撮影画像を
    取得するための撮影制御方法であって、 上記検査依頼情報が適切であるか否かを判別する判別ス
    テップと、 上記判別ステップによる判別結果に関する情報を表示す
    る表示ステップと、 上記判別ステップによる判別結果に関する情報を上記検
    査依頼情報の発行元に通知する通知ステップとを含むこ
    とを特徴とする撮影制御方法。
  13. 【請求項13】 通信手段を介して外部から受信した検
    査依頼情報に基づいて、被写体の撮影処理を実行するた
    めの撮影制御方法であって、 上記検査依頼情報が不適切な場合に、その旨を示す警告
    情報を表示手段に表示する第1の警告ステップと、 上記検査依頼情報が不適切な場合に、その旨を示す警告
    を、上記検査依頼情報の発行元へ上記通信手段を介して
    行なう第2の警告ステップとの少なくとも何れかのステ
    ップを含むことを特徴とする撮影制御方法。
  14. 【請求項14】 通信手段を介して外部から受信した検
    査依頼情報に基づいて、被写体の撮影処理を実行するた
    めの撮影制御方法であって、 上記通信手段を介して受信した検査依頼情報を記憶する
    記億ステップと、 上記被写体に関する情報を入力する入力ステップと、 上記入力ステップにより入力された被写体情報に対応す
    る検査依頼情報を、上記記憶ステップによる記憶情報の
    中から検索する検索ステップと、 上記検索ステップにより検索された検査依頼情報に基づ
    いて、上記撮影処理に関する設定を行う設定ステップ
    と、 上記検索ステップによる検索で上記被写体情報に対応す
    る検査依頼情報が特定できない場合、又は上記検索ステ
    ップにより検索された検査依頼情報が上記入力ステップ
    により入力された被写体情報に対して不適切である場合
    に、その旨を示す警告情報を表示手段に表示する第1の
    警告ステップと、 上記検索ステップによる検索で上記被写体情報に対応す
    る検査依頼情報が特定できない場合、又は上記検索ステ
    ップにより検索された検査依頼情報が上記入力ステップ
    により入力された被写体情報に対して不適切である場合
    に、その旨を示す警告を、上記検査依頼情報の発行元へ
    上記通信手段を介して行なう第2の警告ステップとの少
    なくとも何れかのステップを含むことを特徴とする撮影
    制御方法。
  15. 【請求項15】 上記警告の対象となった情報の無効処
    理、削除処理、及び変更処理の少なくとも何れかの処理
    を実行する編集ステップを含むことを特徴とする請求項
    13又は14記載の撮影制御方法。
  16. 【請求項16】 上記検査依頼情報から取得できない上
    記撮影処理で使用するパラメータについては、予め設定
    されたデフォルトのパラメータを用いて、上記撮影処理
    に関する設定を行なう設定ステップを含むことを特徴と
    する請求項13又は14記載の撮影制御方法。
  17. 【請求項17】 請求項1〜10の何れかに記載の撮影
    装置の機能、又は請求項11記載の撮影システムの機能
    をコンピュータに実現させるためのプログラムを記録し
    たコンピュータ読出可能な記憶媒体。
  18. 【請求項18】 請求項12〜16の何れかに記載の撮
    影制御方法の処理ステップをコンピュータに実行させる
    ためのプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記
    憶媒体。
  19. 【請求項19】 請求項1〜10の何れかに記載の撮影
    装置の機能、又は請求項11記載の撮影システムの機能
    をコンピュータに実現させるためのプログラム。
  20. 【請求項20】 請求項12〜16の何れかに記載の撮
    影制御方法の処理ステップをコンピュータに実行させる
    ためのプログラム。
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