JPH0980729A - 写真フィルム及び写真フィルム検定方法及び装置 - Google Patents

写真フィルム及び写真フィルム検定方法及び装置

Info

Publication number
JPH0980729A
JPH0980729A JP7234063A JP23406395A JPH0980729A JP H0980729 A JPH0980729 A JP H0980729A JP 7234063 A JP7234063 A JP 7234063A JP 23406395 A JP23406395 A JP 23406395A JP H0980729 A JPH0980729 A JP H0980729A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
photographic film
image
negative film
recorded
readable format
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7234063A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsutomu Kimura
力 木村
Junji Sugano
純司 菅野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP7234063A priority Critical patent/JPH0980729A/ja
Priority to US08/712,622 priority patent/US5914475A/en
Publication of JPH0980729A publication Critical patent/JPH0980729A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B27/00Photographic printing apparatus
    • G03B27/32Projection printing apparatus, e.g. enlarger, copying camera
    • G03B27/46Projection printing apparatus, e.g. enlarger, copying camera for automatic sequential copying of different originals, e.g. enlargers, roll film printers
    • G03B27/462Projection printing apparatus, e.g. enlarger, copying camera for automatic sequential copying of different originals, e.g. enlargers, roll film printers in enlargers, e.g. roll film printers
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B27/00Photographic printing apparatus
    • G03B27/32Projection printing apparatus, e.g. enlarger, copying camera
    • G03B27/52Details
    • G03B27/62Holders for the original
    • G03B27/6271Holders for the original in enlargers
    • G03B27/6285Handling strips

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ID番号の読取エラーに対応する。 【解決手段】 写真フィルムを特定するID番号を、装
置が読取可能なマシンリーダブル形式と、オペレータが
読取可能なマンリーダブル形式の両方で記録する。マシ
ンリーダブル形式のID番号の読み取りエラーの際に
は、マンリーダブル形式のID番号を表示し、入力装置
を介してID番号の入力があった場合には、入力された
ID番号によって当該写真フィルムを特定し、所定の検
定処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、他の写真フィルム
と識別するためのID番号が装置読み取り可能な形式と
オペレータが読み取り可能な形式の両方の形式で記録さ
れた写真フィルム、該ID番号の読み取りエラーの際
に、オペレータが読み取り可能な形式でID番号を表示
することを利用して該写真フィルムの特定を効率的に行
う写真フィルム特定方法、この特定方法によって写真フ
ィルムの検定作業を容易にする写真フィルム検定方法、
及び写真フィルム検定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のネガフィルム検定装置では、スキ
ャナによって読み取られたネガフィルムのコマ画像をコ
マ毎に表示し、オペレータは、表示された画像を見なが
ら、プリンタプロセッサによる印画紙への焼付露光の適
否や露光補正の必要性等を判断するネガフィルムの検定
作業を行っていた。
【0003】しかし、上記の検定作業では、ネガフィル
ムを大量に扱う場合、どのネガフィルムのどのコマが焼
付露光に適さないか、また露光補正が必要か等の情報を
整理し、後段のプリンタプロセッサによる焼付処理でそ
の情報を利用できるようにするまで、大変労力を要する
ものであった。
【0004】そこで、従来では、ネガフィルムにDXコ
ードやコマ番号バーコードを記録し、これをネガフィル
ム検定装置が自動的に読み取ることによって、ネガフィ
ルムの情報整理等に役立てて、オペレータの労力を軽減
するようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術では、ネガフィルムを他のネガフィルムから区別
するための情報がないため、オペレータは自らの判断の
みで個々のネガフィルムを区別しなければならず、労力
軽減は十分ではなかった。
【0006】本発明は上記事実を考慮し、ネガフィルム
を特定するためのID番号を、装置が読み取り可能な形
式とオペレータが読み取り可能な形式の両方で記録され
た写真フィルムを提供すると共に、該写真フィルムに記
録されたID番号を自動的に読み取り、また、読取エラ
ーの際には、オペレータがID番号を入力することを可
能とすることによって、写真フィルムの検定作業等の後
処理をきわめて容易にした写真フィルム特定方法、写真
フィルム検定方法及び写真フィルム検定装置を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の発明は、写真フィルムに、オペレー
タが認識することが可能なマンリーダブル形式と装置が
認識することが可能なマシンリーダブル形式の両方の形
式で、他の写真フィルムと区別するための固有のID番
号を、先端部分、画像コマ毎及び現像時のカット単位毎
の少なくともいずれかに記録したことを特徴とする。
【0008】ここで、マシンリーダブル形式のID番号
として、例えばバーコード等があり、また、マンリーダ
ブル形式のID番号として、例えば算用数字等がある。
これらの形式のID番号は、好ましくは、各画像コマの
外側近傍に各々記録するが、写真フィルムの先頭部分に
記録しても良い。さらに、現像済の写真フィルムを数画
像コマ毎にカットしてカットシート等に収容する場合に
は、このカットの画像コマ数単位、例えば6画像コマ毎
に両形式のID番号を各々記録しても良い。
【0009】この請求項1の写真フィルムを利用すれ
ば、装置がマシンリーダブル形式のID番号を読み取っ
て自動的に写真フィルムを特定でき、多数の写真フィル
ムを扱う処理等で大幅に労力を軽減することができる。
また、マシンリーダブル形式のID番号を読み取ること
がきなかった場合でも、オペレータはマンリーダブル形
式のID番号を読み取って入力することができるので、
当該写真フィルムの特定を円滑に行うことができる。
【0010】請求項2の発明は、請求項1の写真フィル
ムに記録された前記マシンリーダブル形式のID番号を
読み取り、該ID番号に基づいて前記写真フィルムの特
定を行う写真フィルム特定方法において、前記マシンリ
ーダブル形式で記録されたID番号の読み取りができな
かったときは、前記マンリーダブル形式で記録されたI
D番号を表示し、前記ID番号が入力可能な入力装置に
ID番号が入力された場合、入力されたID番号を前記
写真フィルムのID番号として前記写真フィルムの特定
を行うことを特徴とする。
【0011】このように写真フィルムの特定によって、
多数の写真フィルムを扱って情報の整理を行う場合等で
も大幅に労力を軽減することができる。また、マシンリ
ーダブル形式のID番号を読み取ることがきなかった場
合でも、オペレータはマンリーダブル形式のID番号を
読み取って入力することができるので、当該写真フィル
ムの特定を円滑に行うことができる。この発明は、写真
フィルムの特定を行って、当該写真フィルムに関する処
理を行う方法、例えば当該写真フィルムに関する露光補
正量やプリントの適否等の情報をデータベース化して整
理する方法に適用可能である。
【0012】請求項3の発明は、請求項1の写真フィル
ムのコマ画像を撮像して各々表示することにより前記写
真フィルムの検定を行う写真フィルム検定方法におい
て、前記マシンリーダブル形式のID番号を読み取り、
前記マシンリーダブル形式のID番号が読み取られたと
きは、該ID番号に基づいて前記写真フィルムを特定
し、前記マシンリーダブル形式で記録されたID番号の
読み取りができなかったときは、前記マンリーダブル形
式で記録されたID番号を表示し、ID番号を入力可能
な入力装置にID番号が入力された場合、入力されたI
D番号に基づいて前記写真フィルムを特定し、前記ID
番号によって特定された前記写真フィルムの検定を行う
ことを特徴とする。
【0013】ここで、写真フィルム検定方法とは、写真
フィルムのコマ画像を撮像して表示し、表示された画像
に基づいてオペレータがプリントの適否や露光量補正の
必要性等を検定する、というものである。このような検
定作業において本発明を適用すれば、当該写真フィルム
がID番号によって特定され、他の写真フィルムと自動
的に区別される。これにより、例えば検定結果を写真フ
ィルム毎に、データベース化すれば、当該データベース
を利用して印画紙への焼付露光を行う後段のプリント処
理を円滑に行うことができる。また、ID番号の読み取
りができなかった時は、ID番号を表示し、表示された
ID番号を見たオペレータが入力装置を介してID番号
を入力できるので、ID番号読み取り不良による検定作
業の滞りを速やかに回避できる。
【0014】請求項4の発明は、請求項1の写真フィル
ムの所定範囲の画像を撮像する撮像手段と、前記撮像手
段によって撮像された画像を表示する画像表示手段と、
前記写真フィルムを所与の位置に搬送する搬送手段と、
前記写真フィルムに記録された前記マシンリーダブル形
式のID番号を読み取る読取手段と、前記ID番号が入
力可能な入力手段と、前記読取手段によって前記マシン
リーダブル形式のID番号の読み取りができなかったと
きは、前記マンリーダブル形式のID番号が前記所定範
囲に含まれるように前記写真フィルムを前記搬送手段に
よって搬送させ、前記マンリーダブル形式のID番号を
前記撮像手段によって撮像させ、さらに前記画像表示手
段によって表示させると共に、前記入力手段によって入
力されたID番号を前記写真フィルムのID番号として
前記写真フィルムを特定し、特定された写真フィルムを
検定するための所定の制御を行う制御手段と、を含んで
構成したものである。
【0015】請求項4の発明は、請求項3の発明を装置
化したものであり、マンリーダブル形式のID番号を読
み取る手段として、本来はコマ画像を撮像するCCD等
の撮像手段を利用したものである。このため、制御手段
は、マシンリーダブル形式のID番号が読み取りエラー
の際には、写真フィルムを搬送する搬送手段によって、
マンリーダブル形式のID番号が撮像手段により読み取
り可能な所定範囲までくるように当該写真フィルムを搬
送させるように制御する。また、光磁気ディスク装置等
の記憶手段を設け、特定された写真フィルム毎に検定結
果をデータベース化し、このデータベースをプリント処
理を行うプリンタプロセッサ等がアクセスできるように
すれば、後段のプリント処理をさらに円滑に進めること
ができる。
【0016】請求項5の発明は、請求項1の写真フィル
ムの所定範囲の画像を撮像する撮像手段と、前記撮像手
段によって撮像された画像を表示する画像表示手段と、
前記写真フィルムを所与の位置に搬送する搬送手段と、
前記写真フィルムに記録された前記マシンリーダブル形
式のID番号を読み取る読取手段と、前記ID番号が入
力可能な入力手段と、前記マンリーダブル形式のID番
号の映像を光学的に導いて所定の位置に表示するID番
号表示手段と、前記読取手段によって前記ID番号の読
み取りができなかったときは、前記入力手段によって入
力されたID番号を前記写真フィルムのID番号として
前記写真フィルムを特定し、特定された写真フィルムを
検定するための所定の制御を行う制御手段と、を含んで
構成したものである。
【0017】請求項5の発明では、ID番号表示手段
が、マンリーダブル形式のID番号の映像を光学的に導
いて所定の位置、例えば該ID番号をオペレータが視覚
的に見やすい位置に表示する。前記読取手段によって前
記ID番号の読み取りができなかったときは、オペレー
タは、ID番号表示手段によって表示されている映像を
見てID番号を知り、入力手段を介してID番号を入力
することができるようになる。そして、制御手段は、入
力手段によって入力されたID番号を前記写真フィルム
のID番号として前記写真フィルムを特定し、特定され
た写真フィルムを検定するための所定の制御を行う。す
なわち、請求項5の発明は、マンリーダブル形式のID
番号を表示するID番号表示手段を、撮像手段とは別個
に設けたものである。このID番号表示手段を、例えば
光ファイバー光学系やミラー光学系を用いて構成するこ
とができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、本発明を
ネガフィルム検定装置として使用されるスキャナに適用
した実施の形態を詳細に説明する。
【0019】図1に、本発明が適用可能なスキャナにお
ける搬送部を中心とした構成の概略を示し、図2に、こ
のスキャナの構成ブロックを示す。
【0020】図2に示されるように、スキャナ10に
は、測光専用の光源部20と、ネガフィルム12上に記
録された画像の画像情報を読取解析するセンサ部30
と、ネガフィルム12を搬送する搬送部42とが備えら
れている。図2左側(図1では左上)に備えられた供給
リール44には、軸44Aに沿って層状に巻き取られた
ネガフィルム12が装填されている。このネガフィルム
12が搬送部42を搬送し、搬送部42途中に設けられ
たネガキャリア48を通過して図2右側(図1では右
上)に備えられた巻取リール46の軸46Aに層状に巻
き取られるようになっている。
【0021】スキャナ10に適用可能なネガフィルム1
2は、図3に示されるように、長手方向に沿って所定間
隔で画像が記録された多数の画像コマ12Aが設けられ
ている。このネガフィルム12は、幅方向の所定の一端
に各画像コマ12Aの位置に合わせてパーフォレーショ
ン14が形成されており、これによってネガフィルム1
2の表裏と画像コマ12Aの位置とを判別することがで
きるようになっている。
【0022】それぞれのパーフォレーション14の間で
画像コマ12Aに隣接する位置には、磁気情報が記録さ
れる磁気トラック16が設けられている。
【0023】この磁気トラック16は、巻き取られた状
態で外側となるネガフィルム12の裏面に形成されてお
り、各画像コマ12Aに記録された画像の撮影時の情
報、プリント処理を行うときのプリントサイズ、露光条
件等の種々の情報が記録される。なお、パーフォレーシ
ョン14と反対側の端部に設けられている磁気トラック
16には、主にカメラ等の撮影装置によって撮影時の情
報が記録されている。
【0024】また、コマ画像12Aの外側でパーフォレ
ーション14が形成された側と反対側の端部には、この
ネガフィルム12を他のネガフィルムから区別するため
の固有のID番号(以下「FID番号」という)を、ス
キャナ10が読み取り可能な形式(以下「マシンリーダ
ブル形式」という)で示したバーコード18が記録さ
れ、ネガフィルム12を特定できるようになっている。
さらに、コマ画像12Aの外側でバーコード18の記録
位置と反対側の端部には、このFID番号をオペレータ
が読み取り可能な形式(以下「マンリーダブル形式」と
いう)で示した算用数字17が記録されている。
【0025】なお、本実施の形態では、上述のように、
マシンリーダブル形式のFID番号をバーコードで示し
たが、この例に限られず、ネガフィルム12上に機械的
に複数の穴を開け、この穴の配列によってFID番号を
示してもよい。また、マンリーダブル形式のFID番号
を算用数字で示したが、この例に限られず、オペレータ
が認識可能な表現であれば、例えば漢字で示された数字
等であっても良い。また、これらのFID番号の記録位
置に関しても任意好適に変更できる。
【0026】スキャナ10に備えられた測光専用の光源
部20は、ハロゲンランプ、リフレクタによって構成さ
れる光源22と、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y
(イエロー)の各色のカットフィルタ及び光量の調節に
用いられるNDフィルタから構成されるフィルタ部24
と、フィルタ部24の下方に配設された光拡散筒24と
を含んで構成されている。フィルタ部24の各フィルタ
は、ドライバ26からの信号に応じて、光路L上へ挿入
又は離脱するようになっている。
【0027】フィルタ部24の図2下方には、後述する
ネガキャリア48が配設されている。ネガキャリア48
は、長尺状のネガフィルム12を所定位置に位置決めす
ると共に、搬送ローラ52及びこれの対向する抑えロー
ラ54によって挟持するようになっている。また搬送ロ
ーラ52は、供給リール44から巻取リール46へ向か
う往路搬送時には間欠搬送を行い、巻取リール46から
供給リール44へ向かう復路搬送時には定速搬送するよ
うになっている。
【0028】さらに、このネガキャリア48の図2下方
の光路L上には、ネガフィルム12を透過した光を検出
するためのセンサ部30が設けられている。後述するよ
うに、ネガキャリア48には、ネガフィルム12を透過
した光を通過させるための開口部50が設けられてお
り、光源部20からの光はネガキャリア48によって遮
断されることなく、センサ部30に至る。
【0029】センサ部30は、ネガフィルム12上の画
像を拡大投影するためのレンズ34と、ネガフィルム1
2を透過した光の一部を反射させ、残りの一部を透過さ
せるハーフミラー36と、ネガフィルム12の画像を撮
像するためのビデオセンサ38と、該画像の明るさを測
光するための露光演算用センサ32とから構成されてい
る。
【0030】レンズ34は、その光軸が光路Lと一致す
るように配置されると共に、光路Lに沿って移動可能な
ように構成され、これによって引伸倍率を変更すること
ができるようになっている。また、このレンズ34の最
大画角は、ネガフィルム12のコマ画像12Aの全範囲
は勿論のこと、少なくとも算用数字17の範囲まで拡大
投影できるように設定されている。
【0031】ハーフミラー36は、ネガフィルム12を
透過しレンズ34により集光された光の一部を図2の右
水平方向に反射させるため、レンズ34の下方に光路L
に対して左斜め略45度に傾けられて配置されている。
このハーフミラー36は、少なくともレンズ34によっ
て拡大された画像が所謂ミラー切れを起こさないように
配設されている。
【0032】露光演算用センサ32は、ハーフミラー3
6の透過光を受光できるように、ハーフミラー36の下
方、光路Lに沿った光を受ける位置に配置されている。
この露光演算用センサ32は、例えば256×256の
マトリクス状に配列された画素から成るCCD素子によ
り構成され、ネガフィルム12の透過光の強度分布を検
出できるようになっている。また、露光演算用センサ3
2は、光源22側にネガフィルム12及びプリント用ペ
ーパーの特性に合わせた図示しないフィルタを有してい
る。
【0033】この露光演算用センサ32には、該センサ
によって検出されたネガフィルム12の透過光の強度分
布に基づいて当該コマ画像の露光量を演算する露光演算
部33が接続されている。この露光演算部33は、スキ
ャナ10において後述する各制御を行う制御部74と接
続され、演算された露光量を伝達できるようになってい
る。
【0034】ビデオセンサ38は、ハーフミラー36に
よって反射された光を受光できるように、その受光面が
ハーフミラー36の反射面と45度の角度をなすように
ハーフミラー36の右方に配置されている。ビデオセン
サ38は例えば640×480画素のCCDセンサによ
って構成されており、ネガフィルム12上の画像を電気
的にデジタル画像に変換するようになっている。また、
ビデオセンサ38によって撮像される画像範囲は、少な
くともレンズ34の最大画角時でコマ画像12Aの全範
囲は勿論のこと、算用数字17を含むようにCCDセン
サの画素数や面積等が設定されている。
【0035】また、ビデオセンサ38には、ビデオセン
サ38から出力された画像データに対してデジタル画像
処理を行う画像処理部39が接続されている。この画像
処理部39には、撮像された画像を表示するCRTモニ
ター40及び画像処理の指示を与える制御部74が接続
され、各々に画像データを入力できるようになってい
る。
【0036】CRTモニター40は、ビデオセンサ38
によって撮像された画像の一部若しくは全範囲を直接表
示できる他、画像処理部39によって画像処理を受けた
画像を表示することができる。
【0037】制御部74には、オペレータからの画像処
理に関する指令や各種データを入力するためのキーボー
ド41が接続されており、スキャナ10における各種の
制御に、オペレータの意思を反映できるようになってい
る。さらに制御部74には、画像データや画像管理用の
データベースを記憶する記憶部75、及びネガキャリア
48に設けられている後述する各種センサが接続されて
いる。また、制御部74は、ネガフィルム12を搬送す
るための駆動力を与える後述する駆動手段とも接続され
ており、ネガフィルム12の搬送を制御できるようにな
っている。また、記憶部75は、記憶媒体にアクセスす
ることによってデータの読み書きができるように構成さ
れている。例えば、磁気ディスク装置、光磁気ディスク
装置、フロッピーディスク装置等が記憶部75として使
用される。
【0038】次に、図2と共に、図4を参照してネガキ
ャリア48の詳細な構成を説明する。
【0039】ネガキャリア48の中央部には、光源部2
0(図2参照)の光軸Lが通過する位置に開口部50が
設けられ、光軸Lがネガキャリア48を通過する際に開
口部50に位置決めされたネガフィルム12の画像コマ
12Aを透過して、センサ部30(図2参照)に到達で
きるようになっている。また、ネガキャリア48には搬
送路56が配設され、ネガフィルム12の画像コマ12
Aを開口部50に順次案内できるようになっている。ま
た、搬送路56の幅寸法はネガフィルム12の幅寸法と
略同一であり、ネガフィルム12の搬送での幅方向のズ
レを防止するようになっている。
【0040】ネガキャリア48の開口部50よりもネガ
フィルム12の搬送方向上流側の搬送路56上の幅方向
両端部に、各々一対の読取ヘッド58が備えられてい
る。読取ヘッド58は、搬送路56上にネガフィルム1
2が配置されて搬送されたときに、ネガフィルム12の
幅方向両側に設けられた磁気トラック16(図3参照)
と各々摺接して、磁気トラック16に記録された磁気情
報を読み取るようになっている。読取ヘッド58の一方
は、画像コマ12Aの一方の磁気トラック16に記録さ
れている再注文の際に読み取る焼付情報を読み取り、他
方は、画像コマ12Aの他方の磁気トラック16に記録
されているカメラ情報を読み取るようになっている。
【0041】読取ヘッド58は、測光用の開口部50に
画像コマ12Aが位置決めされたとき、隣接する2つの
画像コマ12Aの間に配置される。これによりネガフィ
ルム12が画像コマ12Aの測光のために供給リール4
4から巻取リール46へ向けて(往路搬送)間欠搬送す
る場合には、測光終了後の1画像コマ分の搬送によっ
て、1画像コマ分の磁気情報を読み取ることができるよ
うになっている。
【0042】ネガキャリア48の搬送路56の略中央に
記録ヘッド60が配置されている。記録ヘッド60は、
搬送路56の一方の端部に備えられ、記録ヘッド60は
制御部74(図2参照)に接続されている。記録ヘッド
60はネガフィルム12が復路搬送時において定速搬送
するときに、ネガフィルム12の磁気トラック16と摺
接して、測光により得られた露光補正データを記録する
ようになっている。これにより、往路において測光され
て得られた露光補正データを記録ヘッド60により記録
し、記録されたデータは、再注文時に同一側に備えられ
た読取ヘッド58により読み取り、再利用することがで
きるようになっている。
【0043】ネガキャリア48において、読取ヘッド5
8よりも更にネガフィルム搬送方向上流側の搬送路56
上には、複数のセンサ62により構成された光学センサ
部64が備えられている。これにより、ネガフィルム1
2のスプライス部分を検出してネガフィルム1件分を特
定し、ネガフィルム12に形成されたパーフォレーショ
ン14を検出して画像コマ12Aを特定すると共に、各
々の画像コマ12Aを正確に開口部50へ配置させるよ
うになっている。また、センサ62はネガフィルム12
上のバーコード18を検出してネガフィルム12を特定
し、記録されている画像コマ12Aの画像濃度を測定し
て画像コマ12Aのサイズと先頭画像コマ12A及び最
終画像コマ12Aを検出することができるようになって
いる。更に他のセンサ62は画像コマ12A上に画像が
記録されているか否かを判断して、素抜けコマを検出で
きるようになっている。
【0044】開口部50よりもネガフィルム12の搬送
方向下流側の搬送路56上には、搬送ローラ52が配置
されており、対向する抑えローラ54と共にネガフィル
ム12を挟持して所定の搬送量で搬送するようになって
いる。搬送ローラ52は、図示しない搬送制御部を介し
て制御部74に接続されており、往路搬送時には画像コ
マ12Aが開口部50に位置決めできるようにネガフィ
ルム12を間欠搬送し、復路搬送時には、1巻分のネガ
フィルム12を定速搬送するようになっている。
【0045】これにより、ネガキャリア48では、ネガ
フィルム12が供給されると、往路時にネガフィルム1
2を搬送ローラ52により間欠搬送して画像コマ12A
を開口部50に位置決めし、位置決めされた画像コマの
画像に対して光源部20からの光線による測光を行う。
また、間欠搬送の際には他の画像コマ12Aについて光
学センサ部64により各種の光学情報を読み取ると共に
読取ヘッド58により磁気情報を読み取るようになって
いる。一方、復路時には巻取リール46に回収された1
巻のネガフィルム12が搬送路56上を定速搬送して、
一定速度で記録ヘッド60と摺接して磁気トラック16
に測光で得られた情報を記録するようになっている。
【0046】また、ネガフィルム12を搬送する搬送部
42には、複数の固定ローラ66と複数のリザーバロー
ラ68A、68Bとが備えられている(なお、図2では
一部の固定ローラ66は省略してあり、また各ローラの
位置についても概略的に示されている)。
【0047】リザーバローラ68A、68Bは、2つの
固定ローラ66間に各々配置される(図1参照)と共に
図示しないローディング制御部に接続されており、ロー
ディング制御部からの指示に従い、所定の移動路に従っ
て位置を移動するようになっている。
【0048】リザーバローラ68Aは、供給リール44
とネガキャリア48の間に配置され、移動路を一方から
他方へ移動してネガフィルム12を押し出してリザーバ
70を形成し、供給リール44のブレーキを制御するよ
うになっている。また供給リール44からのネガフィル
ム12の送出量とネガキャリア48での搬送量によって
移動路を移動して、リザーバ70の大きさを変更し、ネ
ガフィルム12に過度の張力がかからないようにしてい
る。
【0049】一方、リザーバローラ68Bは、ネガキャ
リア48と巻取リール46との間に配置され、所定の移
動路を一方から他方へ移動してネガフィルム12を押し
出してリザーバ72を形成し、巻取リール46の動作可
否を決定するようになっている。またネガキャリア48
からのネガフィルム12の送出量と巻取リール48への
ネガフィルム12の巻取量によって移動路を移動して、
リザーバ72の大きさを変更し、ネガフィルム12に過
度の張力がかからないようにしている。
【0050】これらのリザーバローラ68は、全てオー
トローディング時には、ネガフィルム12が搬送する搬
送部42から退避した所定の移動路の初期位置に配置し
ている。ここでオートローディングとは、ネガフィルム
12を供給リール44に装填し後述する供給路88に供
給されてから、ネガキャリア48において最初のネガフ
ィルム12の最初の画像コマ12Aを測光状態にするま
での所定の定速搬送をいう。
【0051】リザーバ70と供給リール44との間に
は、供給リール44に装填されたネガフィルム12を搬
送部42へ供給するためのホールド部80(図1参照)
が配設されている。
【0052】次の図5及び図6を参照してホールド部8
0について説明する。図5に示されるように、ホールド
部80は、供給リール44の軸44Aを中心に回転運動
可能なアーム82を備えており、アーム82の先端部に
はホールドローラ84が配設されている。これによりア
ーム82の移動に伴ってホールドローラ84が所定の移
動経路を移動するようになっている。
【0053】図6(なお、アーム82は省略してある)
に示されるように、ホールドローラ84は、軸84Aと
一対のローラ84Bから構成されており、ホールドロー
ラ84の幅寸法(図6において寸法W)は、ネガフィル
ム12の幅寸法と略一致するようになっている。
【0054】供給リール44の近傍であってホールドロ
ーラ84の移動経路延長上には、駆動ローラ86が配設
されており、ホールドローラ84が移動経路を移動する
と駆動ローラ86と接触するようになっている(挟持位
置)。駆動ローラ86には、駆動制御部110が接続さ
れており、駆動ローラ86の搬送量及び搬送方向が制御
されるようになっている。これにより、供給リール44
から引き出されたネガフィルム12をホールドローラ8
4と駆動ローラ86とで挟持し、供給リール44への巻
取方向(逆搬送)又は送出方向(正搬送)にネガフィル
ム12を搬送するようになっている。
【0055】駆動ローラ86とホールドローラ84との
挟持位置の付近には、ネガフィルム12を搬送部42
(図1参照)へ供給する供給路88の入口が配置されて
おり、駆動ローラ86とホールドローラ84とによって
挟持されたネガフィルム12が、供給路88に供給され
て搬送部42へ案内されるようになっている。
【0056】ホールドローラ84と供給路88との間に
は、ネガフィルム12の先端部を供給路88へ供給する
ガイド90が配設されている。
【0057】図6に示されるように、ガイド90は、ホ
ールドローラ84の軸84Aの長さ寸法よりも小さい幅
寸法の遮光面94を有している。遮光面94は、その両
端部に延長して設けられている一対の側板92によって
挟持され、これによってガイド90は矩形状を維持して
いる。
【0058】側板92のホールドローラ84側の辺92
Aは円弧を形成し、ホールドローラ84が当接したとき
に過剰な負荷をかけることなく、ホールドローラ84が
ガイド90の辺92A上を移動できるようになってい
る。また、側板92の図6の下方の一端には貫通孔96
が穿設されており、ガイド90の両側に配設されている
ブラケット100の貫通孔102と共に、シャフト98
が挿通することによって、ガイド90をブラケット10
0に固定すると共に、ガイド90を貫通孔96を中心に
回転するようにしている。ガイド90をブラケット10
0に軸支したシャフト98は、Eリング97によって挿
通方向に移動できないように固定されている。
【0059】ガイド90の遮光面94は、ネガフィルム
12の先端部を検出するセンサ104(図5参照)から
の検出光の光軸M上に挿入及び離脱することによって、
検出光を遮光又は遮光を解除するようになっている。
【0060】ガイド90は図示しないバネの付勢力によ
り、遮光面94がセンサ104の光軸Mから離脱した状
態を維持するようになっている。この離脱状態の遮光面
94は、所定の角度と図5下方に配設された供給路88
の入口までの距離とを有して離脱状態を維持している。
これにより、供給リール44から送り出されたネガフィ
ルム12の先端部は、離脱状態の遮光面94に接触する
と供給路88の入口へ案内されるようになっている。
【0061】また、ガイド90は、アーム82が移動す
ることによってホールドローラ84がガイド90の辺9
2Aに沿って移動すると、ガイド90の貫通孔96を中
心として保持位置を移動するようになっている。これに
よって、ガイド90の遮光面94がセンサ104の光軸
M上に挿入し、検出光を遮光するようになっている。
【0062】センサ104からの検出光は、光軸M上に
配設された受光器106により感知されるようになって
いる。受光器106には、ホールド制御部108が接続
されており、ホールド制御部108は、図示しない供給
リール44の駆動部及びアーム82の駆動部並びに、駆
動ローラ86を駆動する駆動制御部110に接続されて
いる。これにより、センサ104からの検出光が遮光又
は解除されていることをホールド制御部108が認識す
ることによって、供給リール44の駆動、アーム82の
移動及び駆動ローラ86の駆動を制御するようになって
いる。
【0063】次に図5及び図7を参照してネガフィルム
12の供給機構について説明する。ネガフィルム12の
先端部のホールドは、センサ104からの検出光の遮光
を感知することによってホールド制御部108により制
御されるようになっている。
【0064】即ち、図5に示されるように、供給リール
44にロール状のネガフィルム12が装填され、図5の
矢印R方向(逆方向)に供給リール44が回転すると、
ネガフィルム12(図5においてA位置のネガフィルム
12)が自重により引き出され、ネガフィルム12の先
端部が、センサ104の光軸M上に挿入し、これを遮光
するようになっている(図5においてB位置のネガフィ
ルム12)。
【0065】センサ104の検出光が遮光されると、受
光器106を介してホールド制御部108がこれを認識
し、アーム82を移動させてホールドローラ84とネガ
フィルム12とを接触させるようになっている。
【0066】アーム82の移動によりホールドローラ8
4と接触したネガフィルム12は、ホールドローラ84
の移動によりホールドローラ84と共に駆動ローラ86
に接近し、移動経路の途中でガイド90と接触してガイ
ド90を移動させた後に、駆動ローラ86とホールドロ
ーラ84とによって挟持されるようになっている(図5
においてC位置のネガフィルム12)。
【0067】図7(A)に示されるように、ガイド90
の遮光面94の幅寸法は、ホールドローラ84のローラ
84B間の寸法よりも小さくなっている。ここで、ガイ
ド90とホールドローラ84との間にネガフィルム12
が介在すると、ネガフィルム12によってローラ84B
間に入り込むことが制限されるようになっている。これ
により、ホールドローラ84がネガフィルム12と接触
した状態でガイド90に接触すると、ガイド90とホー
ルドローラ84及びネガフィルム12が摺接して、ガイ
ド90は貫通孔96を中心として回転移動し、センサ1
04の検出光を遮光面94により遮光するようになって
いる(図7(B)参照)。
【0068】一方、図7(C)に示されるように、ネガ
フィルム12が巻き戻されて(図7(B)における矢印
R方向)先端部がガイド90を通過すると、ネガフィル
ム12が介在することによってホールドローラ84の外
側に制限されていたガイド90は、図示しないバネの付
勢力によってホールドローラ84の内周側に入り込むよ
うになっている。これにより、遮光されていたセンサ1
04の検出光が遮光を解除されて、受光器106に検出
光が到達するようになっている(図7(D)参照)。
【0069】図5に示されるように、ホールド制御部1
08は、受光器106及び駆動制御部110並びに、図
示しない移動制御部に接続されている。センサ104の
検出光がネガフィルム12によって遮断されると、ホー
ルド制御部108が、これを認識して図示しない移動制
御部を介してアーム82を移動させ、ホールドローラ8
4を駆動ローラ86に接近させるようになっている。
【0070】また、ホールドローラ84の移動によって
ガイド90の遮光面94が検出光を遮断した後、供給リ
ール44及び駆動ローラ86の巻き戻し方向への駆動に
よってネガフィルム12の先端部がガイド90を通過し
てガイド90が移動し、検出光の遮断を解除すると、こ
れを認識して駆動ローラ86の駆動方向を反転して送出
方向へ駆動するようになっている。
【0071】従って、供給リール44に装填されたロー
ル状のネガフィルム12は、供給リール44が逆回転
(巻き戻し方向の回転)することによって自重により引
き出され、これを感知したホールド制御部108の指示
に基づきホールドローラ84が移動して、駆動ローラ8
6共にネガフィルム12を挟持(ホールド)するように
なっている。ホールドローラ84は、移動の途中でネガ
フィルム12を挟んでガイド90と接触してガイド90
の位置を移動させ、その遮光面94をセンサ104の光
軸M上に挿入させるようになっている。
【0072】供給リール44の逆回転によってネガフィ
ルム12は、供給リール44へ巻き戻され、ネガフィル
ム12の先端部がホールドローラ84とガイド90との
間を通過するようになっている。先端部の通過によっ
て、ネガフィルム12による制限が解除されて、バネの
付勢力でガイド90が軸84A付近に移動し、遮光面9
4を光軸Mから離脱させるようになっている。遮光面9
4の光軸Mからの離脱は、ホールド制御部108によっ
て感知され、供給リール44の回転を反転させて正回転
とし、ネガフィルム12の先端部を供給路88へ送り出
すようになっている。供給リール44の先端部は、軸8
4A付近に移動したガイド90の遮光面94によって、
供給路88へ案内されるようになっている。
【0073】次に本実施の形態の作用を説明する。スキ
ャナ10の一端に設けられた供給リール44に長尺状の
現像済みのネガフィルム12を装填し、後述する供給工
程により搬送部42に案内し、オートローディング機構
により搬送経路にネガフィルム12が通される。
【0074】搬送経路にネガフィルム12が通される
と、リザーバローラ68A、68Bが移動して、リザー
バ70、72を形成する。
【0075】オートローディングが完了してスタンバイ
状態となり、ネガフィルム12が搬送を開始して光学セ
ンサ部64によって画像コマ12Aの位置を示すパーフ
ォレーション14が検出されると、搬送ローラ52によ
って間欠搬送(往路)が行われ、読取ヘッド58によっ
て画像コマ12Aに対応する磁気トラック16上に記録
された磁気情報の読取が行われる。
【0076】磁気情報を読み取られた画像コマ12A
は、ネガキャリア48の開口部50に位置決めされて測
光が行われる。測光は、光源22による画像コマ12A
上の画像の透過画像を、露光演算用センサ32及びビデ
オセンサ38を介して各々露光演算部33及び画像処理
部39に入力することによって行われる。これにより、
適正な露光が行われるように露光補正値が演算される。
1件分全ての画像コマ12Aに対する測光が完了する
と、読み取られた磁気情報及び測光の結果に基づいて、
露光補正値が決定される。1巻のネガフィルム12にお
ける全てのネガフィルム12に対して各件毎に露光補正
値が決定されると、搬送方向の反転が指示され、ネガフ
ィルム12がネガキャリア48の搬送路56上を定速搬
送(復路)し、記録ヘッド60によって、各画像コマ1
2Aに対応する露光補正値が磁気ヘッド16に記録され
る。
【0077】次に図8を参照して、供給工程を説明す
る。ステップ200においてロール状のネガフィルム1
2を供給リール44に装填すると、ステップ202にお
いて、供給リール44の逆回転方向(巻取方向)での回
転が開始される。
【0078】供給リール44が逆回転すると、ステップ
204において、センサ104の検出光が遮光されたか
否かが判断される。供給リール44の逆回転することに
よりネガフィルム12が自重で引き出されセンサ104
の検出光を遮光すると、判断が肯定されてステップ20
6に移行し、供給リール44の逆回転を停止する。
【0079】供給リール44の回転が停止すると、ステ
ップ208において、アーム82が所定の移動路に沿っ
て移動を開始する。アーム82が移動すると、アーム8
2の先端部に備えられたホールドローラ84が移動の途
中でネガフィルム12と接触してネガフィルム12と共
に移動路を移動し、ガイド90の位置を移動させてガイ
ド90の遮光面94が検出光の光軸M上に挿入する。
【0080】アーム82が移動を開始すると、ステップ
210において、所定の移動経路を移動して移動を完了
したか否かが判断される。アームが所定の移動を完了し
てアーム82の先端部に配置されたホールドローラ84
が挟持位置に配置されて駆動ローラ86と共にネガフィ
ルム12を挟持するまで判断は否定される。
【0081】ホールドローラ84が挟持位置に配置され
て駆動ローラ86と共にネガフィルム12を挟持すると
判断は肯定されて、ステップ212において、供給リー
ル44の回転が指示されて、ネガフィルム12の供給リ
ール44への巻取りが開始される。
【0082】ネガフィルム12の巻取りが開始される
と、ステップ214において、遮光されていたセンサ1
04の検出光の遮光が解除されたか否かが判断される。
ネガフィルム12の巻取りにより引き出されたネガフィ
ルム12の先端部が供給リール44へ引き戻されると、
先端部がガイド90を通過したときにガイド90が移動
して遮光面94を検出光の光軸から離脱させ、検出光の
遮光が解除されるまで判断は否定される。
【0083】ガイド90が移動して遮光面94が検出光
の光軸から離脱して検出光の遮光が解除されると、ステ
ップ216において、供給リール44の回転方向を反転
してネガフィルム12の供給路88への送り出しを開始
し、一連の供給工程を終了する。
【0084】これによって、ネガフィルム12の送り出
しが開始されると、ネガフィルム12の先端部がガイド
90の遮光面94に接触して供給路88に供給され、ネ
ガフィルム12が搬送部42へ案内される。搬送部42
へ案内されたネガフィルム12は、次いでオートローデ
ィングによりスタンバイ状態にされた後、所定の測光処
理が行われる。
【0085】従って、ロール状のネガフィルム12を供
給リール44に装填した後は、自動的にネガフィルム1
2の先端部が供給路88に確実に供給されて搬送部42
を搬送し、その後の測光処理を行うことができ、操作性
を向上し、処理能力を向上することができる。
【0086】また、巻き替える必要があるネガロールの
場合においても、フルオートでネガフィルム12のスキ
ャナ10への装填を行うことができる。
【0087】次に、スキャナ10におけるネガフィルム
12の検定処理の流れを図9のフローチャートによって
説明する。
【0088】ステップ220では、バーコード18がセ
ンサ62の読み取り位置にくるように、ネガフィルム1
2が搬送される。そして、次のステップ222でセンサ
62がバーコード18を読み取る処理を行う。
【0089】次に、ステップ224では、バーコード1
8の読み取りエラーが生じたか否かを判断する。読み取
りエラーが生じていない場合には、否定判定されてステ
ップ234へ移行し、コマ画像12Aを撮像可能な位置
にくるようにセットし、直ちにステップ236へ移行す
る。
【0090】ステップ224で読み取りエラーが生じた
場合には、肯定判定されてステップ226に移行し、ネ
ガフィルム12を、記録された算用数字17がビデオセ
ンサ38によって撮像可能な位置にセットされるように
搬送する。この搬送では、制御部74が予めスプライス
検出後の始めのパーフォレーション14から算用数字1
7までの所定距離を記憶しておき、この所定距離に基づ
いて移動距離を決定し、該移動距離だけネガフィルム1
2が移動するように搬送系を制御する。
【0091】次のステップ228では、ビデオセンサ3
8が少なくとも算用数字17の全てを含む部分を撮像
し、ステップ230でCRTモニター40が算用数字1
7を表示する。
【0092】次のステップ232では、キーボード41
を介してオペレータからのFID番号の入力があったか
否かを判定する。FID番号の入力がない場合、否定判
定されて入力があるまで待機する。
【0093】キーボード41を介してオペレータからの
FID番号の入力があった場合、肯定判定されてステッ
プ236に移行する。
【0094】ステップ236では、セットされたコマ画
像12Aをビデオセンサ38によって撮像し、次のステ
ップ238で撮像されたコマ画像12AをCRTモニタ
ー40に表示する。
【0095】次のステップ240では、オペレータが表
示されたコマ画像を見ながらネガフィルム12の検定を
行う。例えば、画像に極端な明暗比等があって露光量を
補正しなければならないコマ番号や、当該コマ画像の焼
付プリントの適否等を検定する。オペレータは、キーボ
ード41によって制御部74に検定結果を入力する。ま
た、オペレータがCRTモニター40のコマ画像を見な
がらキーボード41によって画像を最適に補正した場合
には、露光演算部33によって測定された露光量と、キ
ーボード41により指定した補正量とが制御部74に伝
達され、検定結果として用いられるようにしても良い。
【0096】次のステップ242では、ステップ240
の検定結果のデータベース化を、検出されたFID番号
により特定されたネガフィルム12に対して実行する。
このデータベースを構成するネガフィルム12毎のデー
タファイルは、制御部74を介して記憶部75に格納さ
れる。また、これらのデータファイルは、例えば図10
に示される様なデータフォーマットで構成されている。
【0097】図10(A)のデータフォーマットでは、
データファイルの先頭にデータ長等の管理情報を示す管
理領域があり、その次に、このデータファイルの対象と
なったネガフィルム12のFID番号が格納されてい
る。そして、各コマ番号1、2、...、24毎に、各
々の検定結果を示す検定情報1、2、....、24が
格納されている。図10(A)の例では、すべてのコマ
番号に当該コマに関する検定情報を格納したが、露光条
件等で何も問題の無いコマ画像の場合、検定結果が無い
こともあり得る。そこで、検定されたコマに関する検定
情報のみを格納したデータファーマットの例を図10
(B)に示す。図10(B)では、FID番号と各コマ
毎の検定情報との間に検定されたコマ数を格納し、検定
情報の最後部のデータまでの範囲を直ちに確定できるよ
うになっている。そして、検定されたコマについての
み、そのコマ番号と検定情報とを対応させて格納してい
る。いずれにしてもFID番号によって、そのデータフ
ァイルとネガフィルムとを1対1に対応づけることが可
能な構成になっており、他の構成に関しては任意好適に
変更可能である。
【0098】次のステップ244では、当該ネガフィル
ム12の最後のコマまで検定が完了したか否かを判定す
る。肯定判定の場合、ネガフィルム12における検定処
理を終了する。否定判定の場合、ステップ200に戻っ
て同様の処理を繰り返す。なお、図9の処理の対象とな
っているネガフィルム12では、各コマ毎にFID番号
を示すバーコード18を記録していたが、同一のネガフ
ィルム12をカットしないで、或いは同一のネガフィル
ムのカット部分のみをすべて接続して検定処理を行う場
合には、ネガフィルム12の先頭部分にのみFID番号
が記録されたネガフィルム12を用いることもできる。
また、カット単位(例えば6コマ)毎にFID番号が記
録されたネガフィルム12を用いることもできる。この
ように、コマ毎にFID番号が記録されていない場合に
は、図9のFID番号の読み取り処理は、ネガフィルム
単位、或いはカット単位毎に行われることとなる。
【0099】ここで、先頭部分にFID番号が記録され
たネガフィルム12の例を図11に示す。図11に示さ
れたように、先頭部分には機械的に開けられた複数の穴
27Aが配列し、この配列によってマシンリーダブル形
式のFID番号が表示されるようになっている。そし
て、複数の穴27Aの横近傍には、FID番号を示すマ
ンリーダブル形式の算用数字27Bが記録されている。
当然、このような写真フィルムを使用する場合には、セ
ンサ62は、バーコードリーダではなく、複数の穴27
Aを光学的に読み取るセンサとして構成され、また、ス
キャナ10の搬送系はネガフィルム12の算用数字27
Bの記録部分を開口部50の真下に配置できるように構
成される。
【0100】また、図9の検定処理では、バーコード1
8の読み取りエラーが発生した場合に、算用数字17を
ビデオセンサ38によって撮像し、CRTモニター40
に表示するようにしたが、画像撮像とは別個に算用数字
17のみを直接読み取ることができるようにしても良
い。このような例を図12に示す。図12に示すよう
に、ネガフィルム12に記録された算用数字17の近傍
に光学的読取装置63が配設されている。光学的読取装
置63は、所謂光ファイバー光学系を内蔵し、入力端6
3Aから入射した光を出力端63Bに導く装置である。
そして、入力端63Aが、算用数字17の真上にくるよ
うに、また出力端63Bがオペレータの視覚認知可能な
所定の場所にくるように配置されている。これによっ
て、入力端63Aへ入射した算用数字17の透過光若し
くは反射光は出力端63Bから出射され、オペレータに
よってFID番号が認知される。このように直接的にマ
ンリーダブル形式のFID番号を読み取る装置を設ける
ことによって、コマ画像12Aの外側に記録されている
算用数字17まで撮像範囲を大きくする必要はなくな
り、装置を小型化できる。なお、光ファイバー光学系の
代わりに、複数のミラーを組み合わせて同様の効果を奏
するミラー光学系を用いても良い。
【0101】図9のような検定処理を多数のネガフィル
ムに対して行うと、図10の例のデータフォーマットを
持つデータファイルが多数のネガフィルムに関してそれ
ぞれできることとなるが、FID番号によって直ちにネ
ガフィルムを特定できるので、各ネガフィルムの検定結
果が良く整理され、後段のプリント処理等に円滑につな
げることができる。
【0102】後段のプリント処理では、ネガフィルムの
コマ画像を印画紙に焼付プリントするプリンタプロセッ
サが記憶部75に格納されている検定結果のデータベー
スを利用してプリント処理を行う。
【0103】プリンタプロセッサが、記憶部75に直接
アクセスできるようにスキャナ10とオンラインで接続
され、本実施の形態に係るスキャナ10と同様にネガフ
ィルム12のFID番号を読み取るセンサを備えている
場合、FID番号を利用したプリント処理として例えば
次のような方法がある。すなわち、プリンタプロセッサ
がネガフィルムのFID番号を読み取り、このFID番
号を持つデータファイルを記憶部75から検索し、検索
されたデータファイルの各コマ毎の検定情報に基づいて
プリント処理を行うというものである。これによって、
ネガフィルムの検定結果をプリント処理につなげる処理
に要する労力が大幅に減少できる。なお、スキャナ10
とプリンタプロセッサがオンラインで結ばれていない場
合でも、プリンタプロセッサにデータ読み取り可能な記
憶手段が設けられている場合、記憶部75がフロッピー
ディスクや光磁気ディスク等の記憶媒体に検定結果のデ
ータファイルを記録し、この記憶媒体のデータファイル
をプリンタプロセッサの記憶手段に読み取らせることに
よっても同様の処理が可能である。
【0104】以上が、本発明をスキャナに適用した実施
の形態の例であるが、上記例のみに限定されるものでは
なく、ID番号によってネガフィルムを特定し、特定さ
れたネガフィルムに基づいて所定の処理を行うすべての
装置に適用可能である。例えば、上述したプリンタプロ
セッサでバーコード18のID番号を読み取る場合で
も、読取エラーが生じた際には図9のステップ226〜
ステップ232の処理を行うようにすることもできる。
【0105】また、ネガフィルムは実施の形態で示した
パーフォレーション付の形態に限定されず、従来通りの
いわゆる135ネガフィルムであっても良い。さらに、
磁気情報の記録、読み取りも必ずしも必要ではなく、何
らかの方法でフィルムのID番号を記録、読み取りでき
れば良い。
【0106】また、検定の具体的な内容については任意
好適に変更可能である。さらに、ネガフィルム12以外
の写真フィルム、例えば白黒フィルム等にも適用可能で
あり、入力手段としてキーボード41の他にマウス、タ
ブレット、音声認識装置等を用いるようにすることもで
きる。
【0107】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明で
は、写真フィルムに固有のID番号をマシンリーダブル
形式とマンリーダブル形式の両方の形式で記録するよう
にしたので、装置による写真フィルムの特定を可能なら
しめると共に読取エラーの際にはオペレータが当該写真
フィルムのID番号を確認でき、これによって、写真フ
ィルムの検定作業等の後処理がきわめて容易になる、と
いう効果が得られる。
【0108】請求項2及び請求項3の発明では、マシン
リーダブル形式のID番号を装置が自動的に読み取るこ
とを可能にし、さらにID番号の読取エラーが生じた場
合、マンリーダブル形式のID番号を表示し、オペレー
タによるID番号入力を可能としたので、写真フィルム
の検定作業等の後処理がきわめて容易になる、という効
果が得られる。
【0109】請求項4の発明では、ID番号の読取エラ
ーが生じた場合、コマ画像を撮像する撮像手段によって
マンリーダブル形式のID番号を撮像し、画像表示手段
によって表示するようにしたので、マンリーダブル形式
のID番号を表示する新たな手段を設けることなく、写
真フィルムの検定作業等の後処理がきわめて容易にな
る、という効果が得られる。
【0110】請求項5の発明では、ID番号表示手段に
よってマンリーダブル形式のID番号の映像を光学的に
導いて所定の位置に表示するようにしたので、きわめて
簡単な構成でもってオペレータはID番号を確認するこ
とができ、写真フィルムの検定作業等の後処理がきわめ
て容易になる、という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係るスキャナの概略全体図であ
る。
【図2】本実施の形態に係るスキャナの概略構成図であ
る。
【図3】本発明に適用可能なネガフィルムの部分平面図
である。
【図4】(A)は、ネガキャリアの搬送路周辺の平面
図、(B)はネガキャリアの搬送路周辺の断面図であ
る。
【図5】本実施の形態に係るホールド部の概略正面図で
ある。
【図6】本実施の形態に係るガイド及びホールドローラ
の分解斜視図である。
【図7】(A)は検出光の遮光状態におけるホールドロ
ーラとガイドの位置を示す断面図、(B)は検出光の遮
光状態におけるホールドローラとガイドの位置を示す側
面図、(C)は検出光の遮光解除状態におけるホールド
ローラとガイドの位置を示す断面図、(D)は検出光の
遮光解除状態におけるホールドローラとガイドの位置を
示す側面図である。
【図8】本実施の形態に係る供給機構を説明するフロー
チャートである。
【図9】本実施の形態に係るネガフィルム検定処理を示
すフローチャートである。
【図10】(A)は、データベース化されたFID番号
と検定情報のデータフォーマットの第1の例を、(B)
は、このデータフォーマットの第2の例を各々示す図で
ある。
【図11】ネガフィルムの先頭部分にマシンリーダブル
形式とマンリーダブル形式で記録されたFID番号の例
を示す図である。
【図12】マンリーダブル形式のFID番号を直接読み
取る光学的読取装置の外観を示す図である。
【符号の説明】
10 スキャナ 12 ネガフィルム(ロール状フィルム) 17 算用数字 18 バーコード 20 光源部 30 センサ部 40 CRTモニター 41 キーボード 58 読取ヘッド 60 記録ヘッド 63 光学的読取装置 64 光学センサ部 74 制御部 75 記憶部 110 駆動制御部(駆動手段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オペレータが認識することが可能なマン
    リーダブル形式と装置が認識することが可能なマシンリ
    ーダブル形式の両方の形式で、他の写真フィルムと区別
    するための固有のID番号が、先端部分、画像コマ毎及
    び現像時のカット単位毎の少なくともいずれかに記録さ
    れていることを特徴とする写真フィルム。
  2. 【請求項2】 請求項1の写真フィルムに記録された前
    記マシンリーダブル形式のID番号を読み取り、該ID
    番号に基づいて前記写真フィルムの特定を行う写真フィ
    ルム特定方法であって、 前記マシンリーダブル形式で記録されたID番号の読み
    取りができなかったときは、前記マンリーダブル形式で
    記録されたID番号を表示し、 前記ID番号が入力可能な入力装置にID番号が入力さ
    れた場合、入力されたID番号を前記写真フィルムのI
    D番号として前記写真フィルムの特定を行うことを特徴
    とする写真フィルム特定方法。
  3. 【請求項3】 請求項1の写真フィルムのコマ画像を撮
    像して各々表示することにより前記写真フィルムの検定
    を行う写真フィルム検定方法であって、 前記マシンリーダブル形式のID番号を読み取り、 前記マシンリーダブル形式のID番号が読み取られたと
    きは、該ID番号に基づいて前記写真フィルムを特定
    し、 前記マシンリーダブル形式で記録されたID番号の読み
    取りができなかったときは、前記マンリーダブル形式で
    記録されたID番号を表示し、ID番号を入力可能な入
    力装置にID番号が入力された場合、入力されたID番
    号に基づいて前記写真フィルムを特定し、 前記ID番号によって特定された前記写真フィルムの検
    定を行うことを特徴とする写真フィルム検定方法。
  4. 【請求項4】 請求項1の写真フィルムの所定範囲の画
    像を撮像する撮像手段と、 前記撮像手段によって撮像された画像を表示する画像表
    示手段と、 前記写真フィルムを所与の位置に搬送する搬送手段と、 前記写真フィルムに記録された前記マシンリーダブル形
    式のID番号を読み取る読取手段と、 前記ID番号が入力可能な入力手段と、 前記読取手段によって前記マシンリーダブル形式のID
    番号の読み取りができなかったときは、前記マンリーダ
    ブル形式のID番号が前記所定範囲に含まれるように前
    記写真フィルムを前記搬送手段によって搬送させ、前記
    マンリーダブル形式のID番号を前記撮像手段によって
    撮像させ、さらに前記画像表示手段によって表示させる
    と共に、前記入力手段によって入力されたID番号を前
    記写真フィルムのID番号として前記写真フィルムを特
    定し、特定された写真フィルムを検定するための所定の
    制御を行う制御手段と、 を含む写真フィルム検定装置。
  5. 【請求項5】 請求項1の写真フィルムの所定範囲の画
    像を撮像する撮像手段と、 前記撮像手段によって撮像された画像を表示する画像表
    示手段と、 前記写真フィルムを所与の位置に搬送する搬送手段と、 前記写真フィルムに記録された前記マシンリーダブル形
    式のID番号を読み取る読取手段と、 前記ID番号が入力可能な入力手段と、 前記マンリーダブル形式のID番号の映像を光学的に導
    いて所定の位置に表示するID番号表示手段と、 前記読取手段によって前記ID番号の読み取りができな
    かったときは、前記入力手段によって入力されたID番
    号を前記写真フィルムのID番号として前記写真フィル
    ムを特定し、特定された写真フィルムを検定するための
    所定の制御を行う制御手段と、 を含む写真フィルム検定装置。
JP7234063A 1995-09-12 1995-09-12 写真フィルム及び写真フィルム検定方法及び装置 Pending JPH0980729A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7234063A JPH0980729A (ja) 1995-09-12 1995-09-12 写真フィルム及び写真フィルム検定方法及び装置
US08/712,622 US5914475A (en) 1995-09-12 1996-09-11 Photographic film and method of testing the photographic film and apparatus thereof

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7234063A JPH0980729A (ja) 1995-09-12 1995-09-12 写真フィルム及び写真フィルム検定方法及び装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0980729A true JPH0980729A (ja) 1997-03-28

Family

ID=16965014

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7234063A Pending JPH0980729A (ja) 1995-09-12 1995-09-12 写真フィルム及び写真フィルム検定方法及び装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5914475A (ja)
JP (1) JPH0980729A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110262167A (zh) * 2012-03-21 2019-09-20 佳能株式会社 摄像设备

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6105870A (en) * 1996-09-11 2000-08-22 Fuji Photo Film Co., Ltd. Photographic film and method of testing the photographic film and apparatus thereof
JP2001022865A (ja) * 1999-07-06 2001-01-26 Canon Inc 画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、及び記憶媒体
US6591162B1 (en) * 2000-08-15 2003-07-08 Asyst Technologies, Inc. Smart load port with integrated carrier monitoring and fab-wide carrier management system

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0320880B1 (en) * 1987-12-14 1994-03-16 Fuji Photo Film Co., Ltd. Method of identifying frame numbers of photographic film
DE68915307T2 (de) * 1988-02-27 1994-09-08 Fuji Photo Film Co Ltd Vorrichtung zum Lesen des Strichcodes eines photographischen Filmes.
DE68915813T2 (de) * 1988-02-27 1994-09-15 Fuji Photo Film Co Ltd Verfahren und Vorrichtung zum Lesen eines Strichcodes auf einem photographischen Film und Verfahren zur Bestimmung der Orientierung des photographischen Films.
US5268563A (en) * 1988-04-28 1993-12-07 Fuji Photo Film Co., Ltd. Device for reading bar codes on photographic film

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110262167A (zh) * 2012-03-21 2019-09-20 佳能株式会社 摄像设备
US11228701B2 (en) 2012-03-21 2022-01-18 Canon Kabushiki Kaisha Image capturing apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
US5914475A (en) 1999-06-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5880819A (en) Photographic film loading method, photographic film conveying apparatus, and image reading apparatus
US5831714A (en) Photographic processing system and collating system
JPH0922074A (ja) 写真処理システム
US5729328A (en) Photographic film inspection apparatus
JPH0980729A (ja) 写真フィルム及び写真フィルム検定方法及び装置
US6105870A (en) Photographic film and method of testing the photographic film and apparatus thereof
JP2602582B2 (ja) オートプリンタのコマ番号印字方法
EP0848284B1 (en) Piece negative feeding apparatus
US6124921A (en) Method and apparatus for judging an error in reading data recorded in a photographic film
JP2851173B2 (ja) 写真フィルムの画像コマサイズ判定方法及びその判定装置
JPH02214840A (ja) 駒番号照合印字装置
JPH0934024A (ja) 画像検出装置及び画像検出方法
JP2704285B2 (ja) 原画フィルム処理装置
JPH04318831A (ja) 写真用プリンタプロセッサ
JP3516775B2 (ja) フィルム供給装置及びフィルム供給方法
JP2752526B2 (ja) 写真処理方法
JPH0934022A (ja) フィルム供給装置及びフィルム供給方法
JPH095901A (ja) 画像読取装置
JP3397223B2 (ja) 磁気記録方法
JP3604778B2 (ja) 画像読取装置
JPH0545717A (ja) 情報記録方法及びカメラ
JP2731306B2 (ja) 写真処理装置
JP3363779B2 (ja) 画像情報記録装置における画像ファイリング方法
JPH0943738A (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JPH1090808A (ja) 写真処理システム