JP2001019214A - 印字装置およびそのプログラム記録媒体 - Google Patents

印字装置およびそのプログラム記録媒体

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JP2001019214A
JP2001019214A JP19707699A JP19707699A JP2001019214A JP 2001019214 A JP2001019214 A JP 2001019214A JP 19707699 A JP19707699 A JP 19707699A JP 19707699 A JP19707699 A JP 19707699A JP 2001019214 A JP2001019214 A JP 2001019214A
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Japan
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paper
sheet
platen roller
print head
sensor
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JP19707699A
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English (en)
Inventor
Koichi Numao
光一 沼尾
Tetsuya Kuromatsu
哲也 黒松
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】予め用紙に付加されているマーカを検出すると
共に、用紙有無を検出するセンサが偶発的にマーカの位
置にあった場合に、そのマーカの検出によって用紙無し
として誤って判別されたとしても、単一のセンサのみで
その誤りを正す。 【解決手段】CPU1は印字ヘッド8−3がプラテンロ
ーラ8−2から離れている場合には、少なくとも用紙を
マーカの距離分だけフィードすると共に、このフィード
後において再び用紙センサ8−1の検出結果が用紙有り
であれば、印字動作をそのまま継続させ、用紙無しであ
れば、エラーとして印字動作を強制終了させる。また、
印字ヘッド8−3がプラテンローラ8−2に接触してい
る場合には、用紙のフィードを禁止し、印字ヘッド8−
3をプラテンローラ8−2から離すことを報知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、用紙の有無を検
出する印字装置およびそのプログラム記録媒体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、データ処理装置に採用されている
印字装置においては、用紙の有無を検出する用紙センサ
が設けられており、その検出結果が明(白)の場合には
用紙有り、暗(黒)の場合には用紙無しを検出すると共
に、予め用紙の裏側に付加されている黒べた印刷のマー
カを感知することによって印字位置の検出を行ってい
る。このように用紙センサを設けることにより、印字中
や紙送り中に発生する用紙無しに応じた印字制御や印字
位置の合わせ込みを制御するようにしている。ところ
で、この種のものにおいては、電源ON時に印字制御用
のマーカ上に用紙センサが位置していると、用紙がセッ
トされているにも拘らず、用紙無しと認識されてしまう
ため、従来においては2つの用紙センサを設け、いずれ
か一方で用紙有りが検出された場合には用紙が正常にセ
ットされていると認識するようにしている。また、プラ
テンローラに対して印字ヘッドを接離させるヘッドアッ
プダウンレバーを操作し、ヘッドをアップした後、用紙
を挿入して位置合わせを行ってからヘッドをダウンする
ようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の印字
装置においては、2つの用紙センサを設ける必要がある
ため、それらの実装スペースを必要とする他、コスト的
にも不利なものとなる。特に、ハンディターミナル等の
モバイル型の携帯情報機器においては、実装スペースが
制約されているため、その改善が要望されていた。ま
た、用紙を強制的にバックフィードによって排出しよう
とした場合、用紙が排出される寸前、つまり、用紙の終
端が用紙センサの位置にくるまでの間においても、ヘッ
ドがプラテンローラに接触しているため、ヘッドやロー
ラ軸に負担がかかり、故障の原因となっていた。第1お
よび第2の発明の課題は、予め用紙に付加されているマ
ーカを検出すると共に、用紙有無を検出するセンサが偶
発的にマーカの位置にあった場合に、そのマーカの検出
によって用紙無しとして誤って判別されたとしても、単
一のセンサのみでその誤りを正すことができるようにす
ることである。第3の発明の課題は、用紙を強制的にバ
ックフィードによって排出させる排出指示があった場合
に、印字ヘッドとプラテンローラとが離れているレバー
アップ状態のみその排出指示を有効とすることで、ヘッ
ドやローラに負荷をかけず、故障の原因を除去できるよ
うにすることである。第4の発明の課題は、印字可能な
環境にない場合には、それを条件として用紙をバックフ
ィードによって強制的に排出できるようにすることであ
る。
【0004】この発明の手段は、次の通りである。請求
項第1記載の発明(第1の発明)は、予め用紙上に付加
されているマーカを検出すると共に、用紙の有無を検出
する単一の用紙センサを備えた用紙検出手段と、この用
紙センサによって用紙無しが検出された場合は、印字ヘ
ッドがプラテンローラから離れているか否かを判別する
判別手段と、この判別手段によって印字ヘッドがプラテ
ンローラから離れていることが判別された場合には、少
なくとも用紙を前記マーカの距離分だけフィードすると
共に、このフィード後において再び前記用紙センサによ
って用紙の有無が検出された際、用紙有りであれば、印
字動作をそのまま継続させ、用紙無しであれば、エラー
として印字動作を強制終了させる第1の制御手段と、前
記判別手段によって印字ヘッドがプラテンローラに接触
していることが判別された場合には、用紙のフィードを
禁止し、印字ヘッドをプラテンローラから離すことを報
知する第2の制御手段とを具備するものである。請求項
1記載の発明においては、印字ヘッドがプラテンローラ
から離れていることが判別された場合には、少なくとも
用紙を前記マーカの距離分だけフィードすると共に、こ
のフィード後において再び前記用紙センサによって用紙
の有無が検出された際、用紙有りであれば、印字動作を
そのまま継続させ、用紙無しであれば、エラーとして印
字動作を強制終了させる。また、印字ヘッドがプラテン
ローラに接触していることが判別された場合には、用紙
のフィードを禁止し、印字ヘッドをプラテンローラから
離すことを報知する。したがって、予め用紙に付加され
ているマーカを検出すると共に、用紙有無を検出するセ
ンサが偶発的にマーカの位置にあった場合に、そのマー
カを誤って用紙無しとして検出したとしても、用紙有無
の確認のために用紙を所定量フィールドすることで、単
一のセンサのみでその誤りを正すことができると共に、
フィードを行う際には、プラテンローラからヘッドが離
れていることを条件としているため、ヘッドやローラに
かかる負担を防止することができる。
【0005】請求項第2記載の発明(第2の発明)は、
予め用紙上に付加されているマーカを検出すると共に、
用紙の有無を検出する単一の用紙センサを備えた用紙検
出手段と、この用紙センサによって用紙有りが検出され
た場合には、印字動作をそのまま継続させ、用紙無しが
検出された場合には、少なくても用紙を前記マーカの距
離分だけフィードすると共に、このフィード後において
再び前記用紙センサによって用紙の有無が検出され、そ
の検出結果が用紙有りであれば、印字動作をそのまま継
続させ、用紙無しであれば、エラーとして印字動作を強
制終了させる制御手段とを具備するものである。請求項
2記載の発明においては、用紙センサによって用紙有り
が検出された場合には、印字動作をそのまま継続させ
る。また、用紙無しが検出された場合には、少なくとも
用紙を前記マーカの距離分だけフィードすると共に、こ
のフィード後において再び前記用紙センサによって用紙
の有無が検出され、その検出結果が用紙有りであれば、
印字動作をそのまま継続させ、用紙無しであれば、エラ
ーとして印字動作を強制終了させる したがって、予め用紙に付加されているマーカを検出す
ると共に、用紙有無を検出するセンサが偶発的にマーカ
の位置にあった場合に、そのマーカを誤って用紙無しと
して検出したとしても、単一のセンサのみでその誤りを
正すことができる。
【0006】請求項第3記載の発明(第3の発明)は、
用紙をバックフィ−ドさせて用紙を排出させる強制排出
が指示された際に、印字ヘッドがプラテンローラに接触
しているか否かを判別する判別手段と、この判別手段に
よって印字ヘッドがプラテンローラに接触していること
が判別された場合には、前記排出指示を無効として用紙
のバックフィードを禁止し、印字ヘッドがプラテンロー
ラから離れていることが判別された場合には、用紙が排
出されるまで用紙をバックフィードする制御手段とを具
備するものである。請求項3記載の発明においては、用
紙をバックフィ−ドさせて用紙を排出させる強制排出が
指示された際に、印字ヘッドがプラテンローラに接触し
ていることが判別された場合には、前記排出指示を無効
として用紙のバックフィードを禁止する。また、印字ヘ
ッドがプラテンローラから離れていることが判別された
場合には、用紙が排出されるまで用紙をバックフィード
する したがって、用紙を強制的にバックフィードによって排
出させる排出指示があった場合に、印字ヘッドとプラテ
ンローラとが離れているレバーアップ状態のみその排出
指示を有効とすることで、ヘッドやローラに負荷をかけ
ず、故障の原因を除去することができる。
【0007】請求項第4記載の発明(第4の発明)は、
用紙の有無を検出する用紙センサを備えた用紙検出手段
と、印字ヘッドがプラテンローラから離れているか否か
を検出するヘッドアップ検出手段と、前記用紙検出手段
によって用紙有りが検出され、かつ前記ヘッドアップ検
出手段によって印字ヘッドがプラテンローラから離れて
いることが検出された場合には、それを条件として用紙
が排出されるまでバックフィードする制御手段とを具備
するものである。請求項4記載の発明においては、用紙
有りが検出され、かつ印字ヘッドがプラテンローラから
離れていることが検出された場合には、それを条件とし
て用紙が排出されるまでバックフィードする。したがっ
て、印字可能な環境にない場合には、それを条件として
用紙をバックフィードによって強制的に排出することが
できる。
【0008】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、図1乃至
図4を参照してこの発明の第1実施形態を説明する。図
1は、ハンディターミナル等のモバイル型携帯情報機器
の全体構成を示したブロック図である。この携帯情報機
器はプリンタを内蔵し、帳票印刷等を行う。CPU1
は、記憶装置2内のオペレーティングシステムや各種ア
プリケーションソフトにしたがってこのの全体動作を制
御する中央演算処理装置である。記憶装置2は、オペレ
ーティングシステムや各種アプリケーションソフトの
他、データベース、文字フォント等が格納されている記
憶媒体やその駆動系を有している。記憶媒体3は固定的
に設けたもの、もしくは着脱自在に装着可能なものであ
り、ハードディスク、フロッピィデスク、光ディスク、
RAMカードなどの磁気的・光学的記録媒体、半導体メ
モリによって構成されている。また、記録媒体3内のプ
ログラムやデータは必要に応じてCPU1の制御により
RAM(スタティクRAMなど)4にロードされる。更
にCPU1は通信回線等を介して他の機器側から送信さ
れてきたプログラム、データを受信して記録媒体3に格
納したり、他の機器側に設けられている記録媒体に格納
されているプログラム、データをアクセスし、通信回線
等を介して使用することもできる。また、CPU1に入
出力周辺デバイスである入力装置5、表示装置6がバス
ラインを介して接続されていると共に、プリンタコント
ローラ7を介してプリンタ装置8が接続されており、入
出力プログラムにしたがってCPU1はそれらの動作を
制御する。入力装置5はキーボードや手書き認識ボード
を有し、文字列データや各種コマンドを入力する。な
お、表示装置6は、液晶表示装置などであり、プリンタ
装置8は熱転写やインクジェットなどのノンインパクト
プリンタあるいはドットインパクトプリンタである。
【0009】図2はプリンタ装置8の内部構造を示した
図である。プリンタ装置8は用紙センサ8−1、プラテ
ンローラ8−2、印字ヘッド8−3、ヘッド位置センサ
8−4、レバー(ヘッドアップダウンレバー)8−5を
有し、用紙センサ8−1は用紙上に付加されているマー
カを検出すると共に、用紙の有無を検出するもので、例
えば、反射型の光センサーによって構成されている。C
PU1はその検出結果に基づいて明(白)の場合は用紙
有りと判別し、暗(黒)の場合は用紙無しや用紙上のマ
ークが検出されたものと判別する。ここで、プリンタ装
置8に用紙をセットした後、レバー8−5をダウン操作
すると、印字ヘッド8−3がプラテンローラ8−2に接
触するようになるが、その際、ヘッド位置センサ8−4
は印字ヘッド8−3がプラテンローラ8−2に対して接
触しているか、離れているかを検出するもので、例え
ば、マイクロスィッチによって構成されている。図3は
この実施形態における特徴部分を図案化したもので、電
源オン時において、用紙センサ8−1の位置に用紙上の
マークが偶発的に位置している場合、用紙センサ8−1
位置からマーカが外れるようにCPU1はプリンタコン
トローラ7を介して用紙をマーカ幅分自動フィードさ
せ、再度、用紙センサ8−1によって用紙有無を検出さ
せるようにしている。ここで、(A)は用紙センサ8−
1の位置にマークがある場合、(B)は用紙をこのマー
カ幅分自動フィードした場合である。ここで、CPU1
は再度の用紙有無の検出結果に応じて印字動作を制御す
る。
【0010】次に、この第1実施形態の動作を図4に示
すフローチャートを参照して説明する。ここで、このフ
ローチャートに記述されている各機能を実現するための
プログラムは、読み取り可能なプログラムコードの形態
で記憶媒体3に格納されており、CPU1はこのプログ
ラムコードにしたがった動作を逐次実行する。なお、こ
のことは、後述する他の実施形態についても同様であ
る。図4は電源オンに伴って実行開始されるフローチャ
ートである。先ず、CPU1は用紙センサ8−1の検出
結果をプリンタコントローラ7から取り込み、用紙有無
を調べる(ステップA1)。ここで、用紙有りであれ
ば、通常と同様に、次の印字動作をそのまま継続させる
が(ステップA2)、用紙が無ければ、用紙センサ8−
1の位置に用紙上のマーカが位置していることがあるた
め、ヘッド位置センサ8−4の検出結果をプリンタコン
トローラ7から取り込み、ヘッドアップ状態を調べる
(ステップA3)。いま、ヘッドダウン状態であれば、
アラーム音を発生させると共に(ステップA4)、その
旨をメッセージ表示させ、オペレータにヘッドアップす
べきことを報知する(ステップA5)。そして、(ステ
ップA3)に戻り、ヘッドアップされるまで待機する。
一方、ステップA3でヘッドアップ状態が検出される
と、用紙をマーカ幅分フィードさせると共に(ステップ
A6)、再度、用紙センサ8−1の検出結果を取り込
み、用紙有無を調べる(ステップA8)。このようにマ
ーカ幅分用紙をフィードすることによって用紙有りが検
出された場合には,ステップ2に進み、通常と同様に、
印字動作をそのまま継続させるが(ステップA2)、用
紙をフィードしても用紙無しが検出された場合には、ス
テップA8に進み、紙無しエラーとして印字動作を強制
終了させる。
【0011】以上のように、この第1実施形態おいて
は、印字ヘッド8−3がプラテンローラ8−2から離れ
ていることが判別された場合、用紙をマーカの距離分だ
けフィードすると共に、このフィード後において再び用
紙センサ8−1にる検出結果を取り込み、用紙有りであ
れば、印字動作をそのまま継続させ、用紙無しであれ
ば、エーラとして印字動作を強制終了させるようにした
から、用紙センサ8−1が偶発的にマーカの位置にあっ
た場合に、そのマーカを誤って用紙無しとして検出した
としても、マーカの幅分フィードすることで本当に用紙
がないのかを判別することが可能となり、単一のセンサ
のみでその誤りを正すことができる。また、用紙有無の
確認のためにフィードを行う際に、印字ヘッド8−3が
プラテンローラ8−2に接触していることが判別された
場合には、用紙のフィードを禁止し、印字ヘッド8−3
をプラテンローラ8−2から離すことを報知するように
したから、ヘッドがローラに接触している状態でのフィ
ードを防止することができる。
【0012】(第2実施形態)以下、図5を参照してこ
の発明の第2実施形態を説明する。なお、第1、2実施
形態において基本的に同一のものは、同一符号を付して
示し、その説明を省略すると共に、以下、第2実施形態
の特徴部分を中心に説明するものとする。図5は電源オ
ンに伴って実行開始されるフローチャートである。先
ず、用紙センサ8−1によって用紙有りが検出された場
合には(ステップB1)、印字動作をそのまま継続させ
るが(ステップB2)、用紙無しが検出された場合に
は、用紙をマーカ幅分だけフィードすると共に(ステッ
プB3)、このフィード後において再び用紙センサ8−
1の検出結果が用紙有りであれば(ステップB4)、印
字動作をそのまま継続させ(ステップB2)、用紙無し
であれば、エーラとして印字動作を強制終了させる(ス
テップB5)。このようにこの第2実施形態において
も、第1実施形態と同様に用紙有無を検出するセンサ8
−1が偶発的にマーカの位置にあった場合に、そのマー
カを誤って用紙無しとして検出したとしても、単一のセ
ンサのみでその誤りを正すことができる。
【0013】(第3実施形態)以下、図6を参照してこ
の発明の第3実施形態を説明する。なお、上述した第1
実施形態と基本的に同一のものは、同一符号を付して示
し、その説明は省略するものとする。図6は電源オンに
伴って実行開始されるフローチャートである。先ず、入
力信号待ち状態において(ステップC1)、それが排紙
要求信号でなければ(ステップC2)、その入力信号に
応じた通常処理(ステップC3)が行われる。また、用
紙をバックフィードさせて強制排出させる排紙要求信号
であれば(ステップC2)、ヘッド位置センサ8−4の
検出結果を取り込み、ヘッドアップ状態かを調べる(ス
テップC4)。ここで、印字ヘッド8−3がプラテンロ
ーラ8−2から離れているヘッドアップ状態であれば、
用紙が排出されるまでローラを逆回転させて用紙をバッ
クフィードする(ステップC5、6)。また、印字ヘッ
ド8−3がプラテンローラ8−2に接触しているヘット
ダウン状態であれば、排出要求信号を無効として用紙の
バックフィードを禁止し、レバーアップすべき旨をメッ
セージ表示する(ステップC7)。このようにこの第3
実施形態においては、用紙をバックフィ−ドさせて用紙
を排出させる強制排出が要求された際に、印字ヘッド8
−3がプラテンローラ8−2に接触している場合には、
排出指示を無効として用紙のバックフィードを禁止し、
印字ヘッド8−3がプラテンローラ8−2から離れてい
る場合には、用紙が排出されるまで用紙をバックフィー
ドするようにしから、排出指示があった場合に、レバー
アップ状態のみその排出指示を有効とすることができ、
ヘッドやローラに負荷をかけず、故障の原因を除去する
ことが可能となる。
【0014】(第4実施形態)以下、図7を参照してこ
の発明の第4実施形態を説明する。なお、上述した第1
実施形態と基本的に同一のものは、同一符号を付して示
し、その説明は省略するものとする。図6はタイマ処理
によって一定時間毎に実行開始されるフローチャートで
ある。先ず、現在の印字環境を取り込み(ステップD
1)、印字可能状態に有るかを調べる(ステップD2、
3)。すなわち、用紙センサ8−1およびヘッド位置セ
ンサ8−4の検出結果を取り込み、用紙があり(ステッ
プD2)、かつ印字ヘッド8−3がプラテンローラ8−
2から離れているヘッドアップ状態かを調べる(ステッ
プD3)。ここで、用紙有りが検出され、かつヘッドが
ローラから離れていることが検出された場合には、それ
を条件として用紙が排出されるまでローラを逆回転させ
て用紙をバックフィードさせる(ステップD4、5)。
このようにこの第4実施形態においては、用紙がセット
されているが、ヘットアップ状態であれば、印字可能な
環境にないと判断し、用紙をバックフィードによって強
制的に排出させる。
【0015】なお、上述した各第実施形態においては、
プリンタ付携帯情報機器に適用した場合について例示し
たが、デスクトップ型データ処理装置に適用してもよ
い.また、ヘッド位置センサ8−4はマイクロスイッチ
によって構成したが光センサ等であってもよい。
【0016】
【発明の効果】第1および第2の発明によれば、予め用
紙に付加されているマーカを検出すると共に、用紙有無
を検出するセンサが偶発的にマーカの位置にあった場合
に、そのマーカの検出によって用紙無しとして誤って判
別されたとしても、単一のセンサのみでその誤りを正す
ことができるので、省スペース化および省コスト化を実
現することが可能となる。また、第1の発明は、用紙有
無の確認のために用紙を所定量フィールドする際には、
プラテンローラからヘッドが離れていることを条件とし
ているため、ヘッドやローラにかかる負担を防止するこ
とができる。第3の発明は、用紙を強制的にバックフィ
ードによって排出させる排出指示があった場合に、印字
ヘッドとプラテンローラとが離れているレバーアップ状
態のみその排出指示を有効とすることで、ヘッドやロー
ラに負荷をかけず、故障の原因を除去することができ
る。第4の発明は、印字可能な環境にない場合には、そ
れを条件として用紙をバックフィードによって強制的に
排出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】プリンタ付携帯情報機器の全体構成を示したブ
ロック図。
【図2】プリンタの内部構造を示した図。
【図3】(A)は、用紙有無を検出するセンサが偶発的
にマーカの位置にあった場合に、そのマーカの検出によ
って用紙無しとして誤って判別された場合、(B)は、
用紙有無の確認のために用紙を所定量フィールドするこ
とを示した図。
【図4】印字動作を示したフローチャート。
【図5】第2実施形態の動作を示したフローチャート。
【図6】第3実施形態の動作を示したフローチャート。
【図7】第4実施形態の動作を示したフローチャート。
【符号の説明】
1 CPU1 2 記憶装置 3 記憶媒体 4 RAM 5 入力装置 6 表示装置 7 プリンタコントローラ7 8 プリンタ装置8 8−1 用紙センサ8−1 8−2 プラテンローラ8−2 8−3 印字ヘッド8−3 8−4 ヘッド位置センサ8−4 8−5 ヘッドアップダウンレバー8−5
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C058 AB03 AC07 AD01 AE02 AE04 AF31 GB03 GB12 GB30 GB36 GB47 GB52 GB53 GB54 2C064 EE02 EE07 EE12 3F048 AA05 AB01 BA02 BB02 CA06 CB03 DA06 DC12 EA03 EB22 EB24 3F049 DB02 EA27 LA07 LB03

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】予め用紙上に付加されているマーカを検出
    すると共に、用紙の有無を検出する単一の用紙センサを
    備えた用紙検出手段と、 この用紙センサによって用紙無しが検出された場合は、
    印字ヘッドがプラテンローラから離れているか否かを判
    別する判別手段と、 この判別手段によって印字ヘッドがプラテンローラから
    離れていることが判別された場合には、少なくとも用紙
    を前記マーカの距離分だけフィードすると共に、このフ
    ィード後において再び前記用紙センサによって用紙の有
    無が検出された際、用紙有りであれば、印字動作をその
    まま継続させ、用紙無しであれば、エラーとして印字動
    作を強制終了させる第1の制御手段と、 前記判別手段によって印字ヘッドがプラテンローラに接
    触していることが判別された場合には、用紙のフィード
    を禁止し、印字ヘッドをプラテンローラから離すことを
    報知する第2の制御手段とを具備したことを特徴とする
    印刷装置。
  2. 【請求項2】予め用紙上に付加されているマーカを検出
    すると共に、用紙の有無を検出する単一の用紙センサを
    備えた用紙検出手段と、 この用紙センサによって用紙有りが検出された場合に
    は、印字動作をそのまま継続させ、用紙無しが検出され
    た場合には、少なくとも用紙を前記マーカの距離分だけ
    フィードすると共に、このフィールド後において再び前
    記用紙センサによって用紙の有無が検出され、その検出
    結果が用紙有りであれば、印字動作をそのまま継続さ
    せ、用紙無しであれば、エラーとして印字動作を強制終
    了させる制御手段とを具備したことを特徴とする印刷装
    置。
  3. 【請求項3】用紙をバックフィ−ドさせて用紙を排出さ
    せる強制排出が指示された際に、印字ヘッドがプラテン
    ローラに接触しているか否かを判別する判別手段と、 この判別手段によって印字ヘッドがプラテンローラに接
    触していることが判別された場合には、前記排出指示を
    無効として用紙のバックフィードを禁止し、印字ヘッド
    がプラテンローラから離れていることが判別された場合
    には、用紙が排出されるまで用紙をバックフィードする
    制御手段とを具備したことを特徴とする印刷装置。
  4. 【請求項4】用紙の有無を検出する用紙センサを備えた
    用紙検出手段と、 印字ヘッドがプラテンローラから離れているか否かを検
    出するヘッドアップ検出手段と、 前記用紙検出手段によって用紙有りが検出され、かつ前
    記ヘッドアップ検出手段によって印字ヘッドがプラテン
    ローラから離れていることが検出された場合には、それ
    を条件として用紙が排出されるまでバックフィードする
    制御手段とを具備したことを特徴とする印刷装置。
  5. 【請求項5】コンピュータが読み取り可能なプログラム
    コードを有する記録媒体であって、 予め用紙上に付加されているマーカを検出すると共に、
    用紙の有無を検出する単一の用紙センサによって用紙無
    しが検出された場合に、印字ヘッドがプラテンローラか
    ら離れているか否かを判別させるコンピュータが読み取
    り可能なプログラムコードと、 印字ヘッドがプラテンローラから離れていることが判別
    された場合、少なくとも用紙を前記マーカの距離分だけ
    フィードすると共に、フィードした後において再び前記
    用紙センサによって用紙の有無が検出されたときに用紙
    が有れば、印字動作をそのまま継続させ、用紙が無けれ
    ば、エラーとして印字動作を強制終了させるコンピュー
    タが読み取り可能なプログラムコードと、 印字ヘッドがプラテンローラに接触していることが判別
    された場合、用紙のフィードを禁止し、印字ヘッドをプ
    ラテンローラから離すことを報知させるコンピュータが
    読み取り可能なプログラムコードとを有する記録媒体。
  6. 【請求項6】コンピュータが読み取り可能なプログラム
    コードを有する記録媒体であって、 予め用紙上に付加されているマーカを検出すると共に、
    用紙の有無を検出する単一の用紙センサによって用紙有
    りが検出された場合には、印字動作をそのまま継続さ
    せ、用紙無しが検出された場合には、少なくとも用紙を
    前記マーカの距離分だけフィードしたのち、再び前記用
    紙センサによって用紙の有無が検出され、その検出結果
    が用紙有りであれば、印字動作をそのまま継続させ、用
    紙無しであれば、エラーとして印字動作を強制終了させ
    るコンピュータが読み取り可能なプログラムコードとを
    有する記録媒体。
  7. 【請求項7】コンピュータが読み取り可能なプログラム
    コードを有する記録媒体であって、用紙をバックフィー
    ドさせて用紙を排出させる強制排出が指示された際に、
    印字ヘッドがプラテンローラに接触しているか否かを判
    別させるコンピュータが読み取り可能なプログラムコー
    ドと、 印字ヘッドがプラテンローラに接触していることが判別
    された場合には、前記排出指示を無効として用紙のバッ
    クフィードを禁止し、印字ヘッドがプラテンローラから
    離れていることが判別された場合には、用紙が排出され
    るまで用紙をバックフィードさせるコンピュータが読み
    取り可能なプログラムコードとを有する記録媒体。
  8. 【請求項8】コンピュータが読み取り可能なプログラム
    コードを有する記録媒体であって、 用紙有りが検出され、かつ印字ヘッドがプラテンローラ
    から離れていることが検出された場合には、それを条件
    として用紙が排出されるまでバックフィードさせるコン
    ピュータが読み取り可能なプログラムコードとを有する
    記録媒体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002010045A1 (en) * 2000-08-02 2002-02-07 De La Rue International Limited Item handling system
JP2015051556A (ja) * 2013-09-06 2015-03-19 東芝テック株式会社 電子機器およびプリンタ
JP2017001398A (ja) * 2016-09-08 2017-01-05 東芝テック株式会社 電子機器およびプリンタ

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