JP2001017108A - 豆腐製造用の寄せ装置、プレス装置、カット装置、それらを使用した豆腐製造装置及び豆腐製造方法 - Google Patents

豆腐製造用の寄せ装置、プレス装置、カット装置、それらを使用した豆腐製造装置及び豆腐製造方法

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JP2001017108A
JP2001017108A JP11188239A JP18823999A JP2001017108A JP 2001017108 A JP2001017108 A JP 2001017108A JP 11188239 A JP11188239 A JP 11188239A JP 18823999 A JP18823999 A JP 18823999A JP 2001017108 A JP2001017108 A JP 2001017108A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】凝固剤を混合した豆乳が泡立たないようにして
素早く攪拌することにより消泡剤を不要としておいしい
豆腐をつくることができる豆腐製造装置を提供する。 【解決手段】豆腐製造装置は寄せ装置(A)とプレス装置
及びカット装置により構成される。寄せ装置(A)は水槽
(1)、搬送機(10)、昇降機(3)(4)、袋体下部シール機
(2)、シールロック機(33)(43)、豆乳注入機(14)、凝固
剤注入機(15)、豆乳と凝固剤の混合液が収容された袋体
(11)を揺動板(57)で挟んで揺動させて攪拌する攪拌機
(5)を備えている。袋保持体(12)は混合液を収容した袋
体(11)を厚みが薄い状態で収容し搬送機(10)により水槽
(1)内の熱水中で搬送される。水槽(1)後部には凝固した
豆腐を袋体(11)から型箱本体(790)に移す豆腐落下機(6)
を備えている。プレス装置は型箱の押圧を台形ネジの回
転によって移動する押圧体により行うようにしてあり、
カット装置は型箱を水槽側に反転させるための型箱反転
機を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、豆腐製造用の寄せ
装置、プレス装置、カット装置、それらを使用した豆腐
製造装置及び豆腐製造方法に関する。更に詳しくは、凝
固剤を混合した豆乳が泡立たないようにして素早く攪拌
することにより消泡剤を不要とし、更に凝固剤として苦
汁だけを使用できるようにした豆腐製造用の寄せ装置、
成形後の豆腐の厚さが正確でプレス力の調整が可能であ
り、型箱の滅菌が可能な豆腐製造用のプレス装置、豆腐
を取り出す際の型箱の反転を自動化することにより作業
者にかかる負担を軽減することができる豆腐製造用のカ
ット装置、及びそれらを使用した豆腐製造装置に関す
る。また、豆腐の温度を高温で、かつ温度を全体的に均
一に保ちながら湯葉が生じることなく凝固させることが
でき、凝固を均一化して良質の豆腐が得られる豆腐製造
方法に関する。
【0002】
【従来技術】豆腐製造において、良質の豆腐をつくるに
は、全体をムラなく均一に凝固させることが重要であ
る。それには、凝固剤が豆乳と反応して凝固が始まる前
に、凝固剤を短時間で豆乳全体に万遍なく行き渡らせる
必要がある。そのため、従来の豆腐製造用の寄せ装置
(攪拌機と凝固機を備えたもの)、特に豆腐を大量に製
造する寄せ装置では、豆乳をジェット噴流で攪拌した
り、あるいは攪拌羽根を高速で回転させて攪拌したりし
て、攪拌を短時間で行うようにしている。しかし、ジェ
ット噴流で攪拌する場合はもちろん、攪拌羽根の高速回
転による攪拌でも、羽根近傍の豆乳の急減圧や液面から
の空気の混入によって豆乳中に多量の泡(気泡)が発生
してしまう。発生した泡をそのままにしては、豆乳の凝
固が不均一になり、できた豆腐に「鬆(す)」が発生す
るので、良質の豆腐をつくることはできない。従って、
通常は攪拌後の混合液に消泡剤を混入して泡を消滅させ
るようにしている。
【0003】ところで、豆腐製造において、豆乳を高温
に保ちながら凝固させると、豆腐の結着がよくなり、凝
固が均一化して良質の豆腐が得られることは、従来から
知られている。豆乳を高温で凝固させるようにすれば、
豆乳プラントでつくられたばかりの高温の豆乳を冷却せ
ずにそのまま使用できるので、新鮮な豆乳を使用できる
ばかりでなく、豆乳プラントに冷却装置が不要となり設
備費用が軽減できるメリットがある。従来の高温凝固方
式の豆腐製造装置では、凝固剤を混合し攪拌した豆乳を
普通の箱状の寄せ箱に入れ、寄せ箱に加熱蒸気を吹き付
けて内部の豆乳の温度を高温に保つようにしていた。
【0004】豆腐製造用のプレス装置では、凝固した豆
腐のプレス作業は、エアシリンダーにより型箱に圧力を
かけて行っていた。また、豆腐を取り出した型箱はその
都度洗浄され、作業終了後は外気にさらして乾燥させて
いた。
【0005】更に、豆腐製造用のカット装置では、型箱
から豆腐を取り出す際の型箱の反転は作業者の手作業に
より行われていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記したよう
な、従来の豆腐製造用の寄せ機、プレス機、カット機及
びそれらを備えた豆腐製造装置には、次のような課題が
あった。まず、従来の寄せ装置では、豆乳と凝固剤の混
合液を攪拌する際、気泡が生じないようにして素早く攪
拌することができなかった。このため、豆乳と凝固剤の
混合液を攪拌する際に生じる気泡を消すために消泡剤を
使用しなければならなかったので、この消泡剤が原因で
豆腐の味が悪くなっていた。また、消泡剤は、身体に良
くない影響を与える可能性が高いことも指摘されてい
た。
【0007】また、凝固剤として苦汁だけを使用する
と、おいしい豆腐をつくることができるが、苦汁には凝
固反応が速い(高温凝固の場合で、混合から凝固が始ま
るまで数秒)という性質がある。従って、特に、凝固が
速い高温凝固方式の装置で苦汁だけを使用すると、攪拌
中に混合液が十分に混合されないうちに凝固が始まるの
で、凝固がムラになりやすく、良質の豆腐が得られな
い。よって、通常は、凝固反応が遅い硫酸カルシウムや
GDLを所定の割合で混合して凝固反応が遅くなるよう
に調整しなければ苦汁を使用することはできず、苦汁だ
けを使用することは事実上困難であった。
【0008】更に、従来のように、凝固剤と混合して攪
拌した混合液を普通の箱状の寄せ箱に入れた場合、寄せ
箱内の混合液の温度は、内部より箱壁近傍が高温になる
ので不均一になりやすかった。従って、豆乳の温度を高
温かつ均一に保ちながら凝固させることは実質上困難で
あり、寄せ箱内での凝固速度に差が生じて凝固がムラに
なりやすく、良質な豆腐をつくることが難しかった。更
に、寄せ箱内は密封されていないため、混合液の液面の
うち空気と触れて冷やされる部分に湯葉が発生し、その
まま凝固してしまうので、タンパク質成分の一部が上面
に偏ってしまう欠点もあった。
【0009】従来のプレス装置では、エアシリンダーに
よって圧力をかけるために力が一定であり、押圧ストロ
ークの制御もできなかった。従って、型箱で成形する
際、例えば豆腐の凝固にムラがあったりすると成形後の
豆腐の厚さが所定の厚さになりにくく、容器詰め作業に
支障が出たりして商品価値を低下させてしまう課題があ
った。
【0010】また、従来のプレス装置では、豆腐を取り
出した型箱は、作業終了後は洗浄を行い、水槽外に出し
て乾燥させていた。しかし、これでは、空気中に浮遊す
る雑菌が付着して繁殖しやすく、衛生的とはいえなかっ
た。
【0011】更に、カット装置では、重量のある型箱の
反転を作業者が手作業で行っていたために、作業者にか
かる肉体的負担が大きいという課題があった。
【0012】(目的)本発明は、上記課題を解消するも
ので、第1の目的は、凝固剤を混合した豆乳が泡立たな
いようにして素早く攪拌することにより消泡剤を不要と
し、更に凝固剤として苦汁だけを使用することを可能に
して、手作りの豆腐のようなおいしい豆腐をつくること
ができる豆腐製造用の寄せ装置を提供することである。
第2の目的は、押圧力と押圧ストロークの調整が可能で
成形後の豆腐の厚さが正確であり、更には型箱を衛生的
に管理することができる豆腐製造用のプレス装置を提供
することである。第3の目的は、豆腐を取り出す際の型
箱の反転を自動化することにより作業者にかかる肉体的
負担を軽減することができる豆腐製造用のカット装置を
提供することである。第4の目的は、上記豆腐製造用の
寄せ装置、プレス装置及びカット装置を使用した、良質
でおいしい豆腐をつくることができる豆腐製造装置を提
供することである。第5の目的は、豆乳の温度を高温か
つ均一に保ちながら湯葉が生じることなく凝固させるこ
とができ、凝固を均一化することにより良質の豆腐が得
られる豆腐製造方法を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に講じた本発明の手段は次のとおりである。第1の発明
にあっては、豆乳に凝固剤を混合した混合液を攪拌する
ための攪拌機と、上記攪拌した混合液を凝固させる凝固
装置を備えた豆腐製造用の寄せ装置であって、上記攪拌
機は、変形性を有する袋体に豆乳と凝固剤を収容し、上
記袋体に外力を加えて袋体の形状を変形させ、袋体内部
の豆乳と凝固剤の混合液に流れを起こさせることにより
混合液を攪拌するようにしてあることを特徴とする、豆
腐製造用の寄せ装置である。
【0014】第2の発明にあっては、豆乳に凝固剤を混
合した混合液を攪拌するための攪拌機と、上記攪拌した
混合液を凝固させる凝固装置を備えた豆腐製造用の寄せ
装置であって、上記凝固装置は、豆乳と凝固剤の混合液
を収容するための変形性を有する袋体と、上記袋体を厚
みが薄い状態で収容するための収容空間部を有する袋保
持体と、上記混合液が収容された上記袋体を、袋体を収
容した上記袋保持体とともに熱水または温水中で搬送す
る搬送機と、を備えていることを特徴とする、豆腐製造
用の寄せ装置である。
【0015】第3の発明にあっては、熱水または温水が
溜められる水槽と、当該水槽内に設けられ、袋体を収容
した袋保持体を搬送する搬送機と、上記袋保持体から袋
体を吊り上げまたは袋保持体内に下降させるための昇降
機と、袋体下部の開口部を解除可能にシールするための
袋体下部シール機と、袋体下部のシール状態を維持する
ためのシールロック機と、袋体内部に豆乳を注入するた
めの豆乳注入機と、袋体内部に凝固剤を注入するための
凝固剤注入機と、袋体内部に注入された豆乳と凝固剤の
混合液を攪拌する攪拌機と、袋体内部の凝固した豆腐を
型箱に移す豆腐落下機と、を備えており、上記攪拌機
は、袋体上部の開口部をシールするための袋上部シール
装置と、豆乳と凝固剤の混合液が入った袋体を挟んで揺
動する揺動体と、を備えており、上記袋体に上記揺動体
により外力を加えて袋体の形状を変形させ、袋体内部に
密封された混合液に流れを起こさせることにより混合液
を攪拌するようにしてあることを特徴とする、豆腐製造
用の寄せ装置である。
【0016】第4の発明にあっては、熱水または温水が
溜められる水槽と、当該水槽内に設けられ、袋体を収容
した袋保持体を搬送する搬送機と、上記袋保持体から袋
体を吊り上げまたは袋保持体内に下降させるための昇降
機と、袋体下部の開口部を解除可能にシールするための
袋体下部シール機と、袋体下部のシール状態を維持する
ためのシールロック機と、袋体内部に豆乳を注入するた
めの豆乳注入機と、袋体内部に凝固剤を注入するための
凝固剤注入機と、袋体内部に注入された豆乳と凝固剤の
混合液を攪拌する攪拌機と、袋体内部の凝固した豆腐を
型箱に移す豆腐落下機と、を備えており、上記袋保持体
は、豆乳と凝固剤の混合液を収容する変形性を有する袋
体を、厚みが薄い状態で収容するための収容空間部を有
しており、上記搬送機は、混合液が収容された上記袋体
を、袋体を収容した上記袋保持体とともに熱水または温
水中で搬送するようにしてあることを特徴とする、豆腐
製造用の寄せ装置である。
【0017】第5の発明にあっては、袋体内部に収容さ
れた豆乳と凝固剤の混合液を攪拌する際に、袋体内部に
実質的に空気が入らないようにして袋体を密封するため
の手段を備えていることを特徴とする、第1、第2、第
3または第4の発明に係る豆腐製造用の寄せ装置であ
る。
【0018】第6の発明にあっては、凝固した豆腐を収
容した型箱を押圧して豆腐から離水させ、豆腐を成形す
る豆腐製造用のプレス装置であって、型箱の押圧は、ネ
ジの回転によって移動する押圧体により行うようにして
あるとを特徴とする、豆腐製造用のプレス装置である。
【0019】第7の発明にあっては、凝固した豆腐を収
容した型箱を押圧して豆腐から離水させ、豆腐を成形す
る豆腐製造用のプレス装置であって、熱水または温水を
溜める水槽を有しており、豆腐を取り出した型箱を水槽
内の熱水または温水中に浸漬する手段を備えていること
を特徴とする、豆腐製造用のプレス装置である。
【0020】第8の発明にあっては、型箱から豆腐を取
り出し、豆腐を所定の形状に切る豆腐製造用のカット装
置であって、豆腐を型箱から取り出す際に、型箱を水槽
側に反転させるための型箱反転機を備えていることを特
徴とする、豆腐製造用のカット装置である。
【0021】第9の発明にあっては、第1、第2、第
3、第4または第5の発明に係る寄せ装置を備えている
ことを特徴とする、豆腐製造装置である。
【0022】第10の発明にあっては、第6または第7
の発明に係るプレス装置を備えていることを特徴とす
る、豆腐製造装置である。
【0023】第11の発明にあっては、第8の発明に係
るカット装置を備えていることを特徴とする、豆腐製造
装置である。
【0024】第12の発明にあっては、変形性を有する
袋体に豆乳と凝固剤を収容して攪拌し、豆乳と凝固剤の
混合液が入った袋体を厚みを薄くした状態で袋保持体に
収容し、袋体を袋保持体とともに熱水または温水中で搬
送して、袋体内部で豆腐を凝固させるステップを含む、
豆腐製造方法である。
【0025】袋体の形状を変形させることにより生じる
液体や混合液の流れは、乱流、対流、渦流あるいはそれ
らが混在した流れであると思われる。変形性を有する袋
体としては、例えば合成樹脂や金属箔あるいは水密加工
をした織布、不織布、紙等で形成されたものをあげるこ
とができるが、これらに限定されるものではない。
【0026】袋体内部に空気が入らないようにする手段
としては、例えば、袋体を液体中に沈めて、液体の液圧
によって袋体内部の空気を外部へ排出する方法、または
真空ポンプ等で内部の空気を吸引する方法があげられる
が、これらに限定するものではなく、他の公知手段を採
用することができる。
【0027】(作用)本発明に係る寄せ装置では、変形
性を有する袋体に豆乳と凝固剤を収容し、上記袋体に外
力を加えて袋体の形状を変形させ、袋体内部の豆乳と凝
固剤の混合液に流れを起こさせることにより混合液を攪
拌するので、従来のように、ジェット噴流による攪拌や
豆乳と凝固剤の混合液内で攪拌羽根を高速で回転させて
攪拌を行う場合と相違して、泡が発生しにくい。実際に
は、攪拌後の混合液中に泡は殆ど認められない。また、
本発明に係る寄せ装置は、攪拌される混合液中に泡が発
生しにくいにもかかわらず、混合液の攪拌を従来のジェ
ット噴流や攪拌羽根による攪拌方式と同様に十分に速
く、ごく短時間で行うことができる。従って、豆腐製造
を自動化した装置で消泡剤を使用する必要がなく、消泡
剤を混合することに起因する豆腐の味の悪さは生じな
い。また、消泡剤が混合されることによる身体への悪影
響の心配もなく、安全性が高い豆腐を提供することがで
きる。
【0028】凝固装置は、豆乳と凝固剤の混合液を収容
するための変形性を有する袋体と、袋体を厚みが薄い状
態で収容するための収容空間部を有する袋保持体と、混
合液が収容された上記袋体を袋体を収容した袋保持体と
ともに熱水または温水中で搬送する搬送機とを備えてい
る寄せ装置では、袋体内部の混合液の厚みも薄くなるた
め、水槽内の熱水または温水からの熱が混合液の内部ま
で均等に伝わり、混合液の温度が高温かつ均一に保たれ
た状態で凝固する。
【0029】従って、混合液が全体的にムラなく均一に
凝固し、当然に豆腐の結着もよいので、良質でおいしい
豆腐をつくることができる。また、混合液が全体的にム
ラなく均一に凝固するので、凝固反応が速い苦汁だけを
凝固剤として使用することも可能になる。特に、混合液
を泡が生じないように短時間で攪拌することができる上
記のものと組み合わせれば、消泡剤を使用する必要もな
いので、凝固剤として苦汁だけを使用した、手作りの豆
腐のような豆腐本来の味のおいしい豆腐を、自動化した
豆腐製造装置によってつくることが可能になる。
【0030】袋体内部に収容された豆乳と凝固剤の混合
液を攪拌する際に、袋体内部に実質的に空気が入らない
ようにして袋体を密封するための手段を備えている寄せ
装置では、混合液の液面に空気と触れて冷やされるとこ
ろがない。これにより、豆腐表面に湯葉が発生しにくい
ので、タンパク質成分が偏ってしまうこともなく、良質
な豆腐が得られる。
【0031】本発明に係るプレス装置では、型箱の押圧
は、ネジの回転によって移動する押圧体により行うよう
にしてあるので、押圧体の位置または移動ストロークを
制御することができる。これにより、凝固の程度にかか
わらず、型箱内で成形される豆腐の厚さを正確な厚さに
することができるので、従来のように、できた豆腐の厚
さにばらつきが出て、容器詰めの際に支障が出るような
ことはなく、商品価値が低下することを防止できる。
【0032】また、熱水または温水を溜める水槽を有し
ており、豆腐を取り出した型箱を水槽内の熱水または温
水中に浸漬する手段を備えているプレス装置では、熱水
または温水によって雑菌の繁殖を抑え、滅菌することが
できるので、型箱を衛生的に管理でき、衛生的な豆腐を
つくることができる。
【0033】本発明に係るカット装置では、豆腐を型箱
から取り出す際に型箱を水槽側へ反転させるための反転
機を備えているので、作業者は、豆腐が入った重量のあ
る型箱を手作業で反転させる必要がない。従って、反転
作業時の作業者にかかる肉体的負担を軽減することがで
き、作業性も向上させることができる。
【0034】本発明に係る豆腐製造方法では、変形性を
有する袋体に豆乳と凝固剤を収容して攪拌し、豆乳と凝
固剤の混合液が入った袋体を厚みを薄くした状態で袋保
持体に収容し、袋体を袋保持体とともに熱水中で搬送し
て、袋体内部で豆腐を凝固させるので、袋体内部の混合
液の厚みも薄くなるため、水槽内の熱水または温水から
の熱が混合液の内部まで均等に伝わり、混合液の温度が
高温かつ均一に保たれた状態で凝固する。
【0035】従って、混合液が全体的にムラなく均一に
凝固し、当然に豆腐の結着もよいので、良質でおいしい
豆腐をつくることができる。また、混合液が全体的にム
ラなく均一に凝固するので、凝固反応が速い苦汁だけを
凝固剤として使用することも可能になる。なお、寄せ装
置とプレス装置及びカット装置を備えている豆腐製造装
置において、木綿豆腐を製造する場合は、寄せ装置で凝
固した豆腐をプレス装置を使用して離水させるように
し、絹ごし豆腐をつくる場合は、プレス装置による離水
を行わない。
【0036】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
き更に詳細に説明する。図1は本発明に係る豆腐製造装
置の実施の形態を示す上面視概略説明図、図2は本発明
に係る寄せ装置の実施の形態を示し、内部に空の袋体を
収容した袋保持体が第1作用部に送られてきた状態を示
す図1における矢視(a)概略説明図、図3は寄せ装置
で使用する袋体及び袋保持体の構造を示す斜視説明図、
図4は袋体下部シール機の要部の構造及び挟み具で袋体
の下部シール棒をロックしようとしている状態を示す説
明図、図5はシールチャック機と攪拌機の構造及び袋体
の保持構造を示す説明図である。
【0037】豆腐製造装置Tは、寄せ装置A、プレス装
置B、カット装置C、及び寄せ装置Aとプレス装置B間
で型箱本体790を搬送する搬送装置D、プレス装置B
とカット装置C間で型箱本体790を搬送する搬送装置
Eを備えている。搬送装置Dと搬送装置Eは、駆動チェ
ーンによって移行レール上を移行可能な移行体(図示省
略)に型箱本体790を載置して、搬送する構造であ
る。
【0038】図2、図4、図5及び後で説明する図19
を参照して、寄せ装置の構造を説明する。符号Aは寄せ
装置で、豆乳に凝固剤を混合してその混合液を攪拌し、
凝固させて熟成するものである。寄せ装置Aは水槽1を
有している。水槽1は循環装置(図示省略)を有してお
り、所定温度の熱水(80℃程度)を濾過しながら循環
させている。水槽1内には、後述する袋保持体12を間
欠的に送るチェーンコンベア式の搬送機10が設けてあ
る。搬送機10は、後述する袋体11及び袋保持体12
と共に凝固装置を構成する。
【0039】搬送機10は、両端側でつながった搬路が
上下二段に設けられており、上部が送り側、下部が戻し
側となっている。搬送機10のチェーンには、載置受具
(図示省略)が所要間隔で多数設けられており、載置受
具には袋体11を収容した袋保持体12が着脱可能に載
置されている。なお、送り側を搬送される袋保持体12
は、上部側の一部が液面WLから出してある。
【0040】ここで、図3を参照して、袋体11と袋保
持体12の構造を説明する。袋体11は、透明な合成樹
脂シート(本実施の形態では、塩化ビニルであるが特に
限定するものではない)で形成された上下が開口した袋
本体110を有している。袋本体110の中間部分は両
側が溶着された二枚合わせ構造である。袋体110の上
部側の溶着されていない部分は二枚が同じ長さに形成さ
れており、先端部は筒状に形成され挿通部111が形成
されている。挿通部111には、ステンレス製のパイプ
で形成された吊り上げ棒112がそれぞれ挿通されてい
る。吊り上げ棒112の長さは、袋本体110の幅より
長く形成されており、吊り上げ棒112の両端側は挿通
部111から突出している。
【0041】袋体110の下部側の溶着されていない部
分は二枚が異なる長さに形成されており、両先端部は筒
状に形成され挿通部113が形成されている。挿通部1
13には、ステンレス製のパイプで形成された下部シー
ル棒114がそれぞれ挿通されている。下部シール棒1
14の長さは、袋本体110の幅より長く形成されてお
り、下部シール棒114の両端側は挿通部113から突
出している。これにより、二本の下部シール棒114
は、垂下させた状態で上下方向に並ぶようになってい
る。なお、吊り上げ棒112は、後述する各側板121
の間隔より長く設定してあり、嵌合凹部122に載置す
ることができるが、下部シール棒114は各側板121
の間隔より短く設定してあり、間を通り抜けることがで
きる。
【0042】上記袋体11を収容する袋保持体12は、
ステンレス製の板体で形成されている。袋保持体12
は、二枚の長方形の挟み板120を側板121を介し所
要間隔で接合し、内部側に狭い空間部を有する平たい角
筒状に形成してあり、内部側は幅の狭い収容空間部12
5となっている。また、各側板121の上部側は幅が広
くなっており、その両端部寄りには、上記袋体11の吊
り上げ棒112を載置嵌合させる嵌合凹部122が設け
てある。また、各側板121の上部側には、上記搬送機
10のチェーンに設けられた載置受具に載置するための
載置棒123が直角方向(使用時、水平方向)に設けて
ある。
【0043】各挟み板120の下端部寄りの内面側に
は、両側それぞれ二箇所に棒保持片124が向かい合わ
せに設けてある。棒保持片124間には、袋体11を収
容したときに袋体11の下部をシールした状態の下部シ
ール棒114が位置し、棒保持片124で動かないよう
に固定されてシール状態が保持される。
【0044】水槽1の前部側(図2において左側)上部
には、袋体下部シール機2が両側(図1において左右
側)の二箇所に設けてある。袋体下部シール機2は、袋
体11の下部に設けてある二本の下部シール棒114の
両端部を挟み具25で挟んで袋本体110を巻き込みな
がら回転させ、袋体11の下部を豆乳が漏れないように
シールするものである。
【0045】図2、図4及び後で説明する図6を参照
し、袋体下部シール機2の構造を説明する。袋体下部シ
ール機2は、アクチュエータで回動するアーム20を有
している。アーム20の先端部には、エアシリンダー2
1とガイド22が取り付けてある。エアシリンダー21
のロッドヘッドには、ラック23がガイド22に沿って
移動できるように取り付けてある。また、ガイド22の
先端部にはラック23と噛み合うピニオン24が取り付
けてあり、ピニオン24には挟み具25が取り付けてあ
る。
【0046】挟み具25は、基板250と二枚の側板2
51、252で形成され、基板250の反対側(内側)
は開放されている。また、側板251、252は一端側
が互いに離れる方向へ折曲され、下部シール棒114を
嵌め入れる側が広くなってガイドとしての機能を有する
ように形成されている。この構造によれば、アーム20
を回動させて作業方向への移動と退避を行うことがで
き、エアシリンダー21が作動するとラック23が移動
し、挟み具25がピニオン24と共に回転する。
【0047】袋体下部シール機2の後方の第一作用部に
は、第一昇降機3が設けてある。第一昇降機3は、無端
状の駆動チェーン30によって昇降する昇降体31を備
えている。昇降体31はガイドロッド39に沿って昇降
する。昇降体31の下部には、袋体11の上部開口部に
設けてある吊り上げ棒112を引っ掛けて袋体11を吊
り上げるための吊り上げ具32が設けてある。吊り上げ
具32は両側(図1において左右側)の二箇所に設けて
ある。吊り上げ具32は、アクチュエータで回動する回
動部材320を有し、回動部材320には二箇所に引っ
掛け部321が設けてある。
【0048】昇降体31の上部側には、両側(図1にお
いて左右側)の二箇所にシールロック機33が設けてあ
る。シールロック機33は、鉛直方向に設けられたエア
シリンダー330を備えている。エアシリンダー330
のロッドヘッドには延長ロッド331が取り付けてあ
り、延長ロッド331の先端部には「コ」状のロック具
332が設けてある。ロック具332は、袋体11下部
をシールしている状態の下部シール棒114を挟み込ん
でシール状態を維持する。なお、シールロック機33
は、昇降体31の下降により、下部をシールした状態で
袋体11を下降させ、袋保持体12に収容するものであ
る。
【0049】第一昇降機3の後方の第二作用部には、第
二昇降機4が設けてある。第二昇降機4は、無端状の駆
動チェーン40によって昇降する昇降体41を備えてい
る。昇降体41はガイドロッド49に沿って昇降する。
昇降体41には、シールチャック機42が設けてある。
シールチャック機42は、鉛直方向に設けられたエアシ
リンダー420を有している。エアシリンダー420の
ロッドヘッドには、袋体11の吊り上げ棒112を引っ
掛けて吊り上げるための引っ掛け部421が設けてあ
る。また、ロッドヘッドには、ロッドの引き込みにより
間隔が狭まる構造のゴム製のチャック体422が二箇所
に設けてある。
【0050】昇降体41の上部側には、両側(図1にお
いて左右側)の二箇所にシールロック機43が設けてあ
る。シールロック機43は、鉛直方向に設けられたエア
シリンダー430を備えている。エアシリンダー430
のロッドヘッドには延長ロッド431が取り付けてあ
り、延長ロッド431の先端部には「コ」状のロック具
432が設けてある。ロック具432は、袋体11下部
をシールしている状態の下部シール棒114を挟み込ん
でシール状態を維持する。なお、シールロック機43
は、昇降体41の下降により、下部をシールした状態で
袋体11を下降させ、袋保持体12に収容するものであ
る。
【0051】また、水槽1の上部に設けてあるフレーム
13には、昇降体41の上方に、豆乳注入機14と凝固
剤注入機15が設けてある。豆乳注入機14は、エアシ
リンダー(図示省略)で昇降する注入パイプ140を有
しており、注入パイプ140の下端部は袋保持体12の
内部に収容されている袋体11の上部に挿入できるよう
になっている。凝固剤注入機15は、所定の位置に固定
されており、吊り上げられた袋体11の上部に注入パイ
プ150の先端部が挿入されるようになっている。
【0052】水槽1の上部には、第二作用部で袋体11
内部の豆乳と凝固剤の混合液を攪拌する攪拌機5が設け
てある。攪拌機5は、図2において左側にある受機50
と右側にある作用機51により構成されている。受機5
0と作用機51は、互いに昇降体41がある第二作用部
まで移動して上記攪拌作業を行う。
【0053】受機50は、アクチュエータ(図示省略)
で移動する移動台52を有している。移動台52には、
受板53が傾斜して設けてある。受板53は、下端部が
回動可能に軸着してあり、上方に設けてある調整ロッド
54によって傾斜角度を調整することができる。また、
移動台52の両側二箇所にはシールロック機55が設け
てある。シールロック機55は、水平に設けてあるエア
シリンダー550を有している。エアシリンダー550
のロッドヘッドには、先端部がフック状に曲げられたロ
ック棒551が取り付けてある。ロック棒551は、エ
アシリンダー550の作動により袋体11の下部をシー
ルしている状態の下部シール棒114を引っ掛けて受板
53に圧着し、シール状態を維持するためのものであ
る。
【0054】作用機51は、アクチュエータ(図示省
略)で移動する移動台56を有している。移動台56に
は、モーターMの作動により、軸着された下端部を中心
として揺動する揺動板57を備えている。
【0055】作用機51の待機位置の上方には、凝固剤
下部シール機58と凝固剤上部シール機59が設けてあ
る。凝固剤下部シール機58と凝固剤上部シール機59
は、それぞれ水平方向に設けられたラック580、59
0を有している。ラック580、590には、モーター
(図示省略)で駆動されるピニオン582、592が噛
み合っている。ラック580、590のそれぞれのロッ
ドヘッドには、ゴム製のシール体581、591が取り
付けてある。シール体581、591は、ピニオン58
2、592の回転により袋体11を全幅にわたり押圧し
てシールすることができる。
【0056】凝固剤下部シール機58と凝固剤上部シー
ル機59は、エアシリンダー583により進退動が可能
で、それぞれ角度の調整も可能である。凝固剤下部シー
ル機58は、袋体11のうちシールチャック機42によ
るシール部の上部をシールするもので、このシール部が
苦汁を溜める底部となる。また、凝固剤上部シール機5
9は、袋体11の苦汁を溜める部分の上部をシールす
る。
【0057】水槽1の後部には、豆腐落下機6が設けて
ある。豆腐落下機6は、フレーム60内を昇降する昇降
機61を有している。昇降機61には、吊り出し機62
が設けてある。吊り出し機62は、水平方向に設けられ
たエアシリンダー63を有している。エアシリンダー6
3のロッドヘッドには、凝固した豆腐が入っている袋体
11を収容した袋保持体12に下方から係合する係合具
64を有している。また、上記フレーム60の後部側に
は、後方へ張り出した位置に、袋体11の下部のシール
を解除するシール解除装置65が設けてある。
【0058】後述する図19を参照する。シール解除装
置65は、鉛直方向に設けられたエアシリンダー650
を有している。エアシリンダー650のロッドヘッドに
は吊り上げ具651が設けてある。吊り上げ具651に
は、袋体11の上部の吊り上げ棒112を引っ掛ける引
っ掛け部652が二箇所に設けてある。
【0059】シール解除装置65の吊り上げ具651に
よって、袋収容体12から袋体11を吊り上げることに
より、二本の下部シール棒114は棒保持片124間の
狭い空間部から上方の挟み板120間に移動し、動ける
ようになる。これにより、豆腐の重みで袋本体110の
下端部の巻き付いていた部分が解けて袋体11の下部が
開放され、下方で待機している型箱本体790に凝固し
た豆腐を崩しながら落下させる。
【0060】(作 用)図6は寄せ装置の動きを示し、
第1作用部において昇降機が袋体の位置まで降り、第2
作用部において昇降機が袋体の位置まで降りて豆乳注入
機を袋体に挿入している状態を示す説明図、図7は寄せ
装置の動きを示し、第1作用部において昇降機が袋体を
吊り上げ、第2作用部において昇降機が袋体に豆乳を注
入している状態を示す説明図、図8は寄せ装置の動きを
示し、第1作用部において袋体下部シール機がシール位
置まで降りた状態を示す説明図である。
【0061】図9は寄せ装置の動きを示し、第1作用部
において袋体下部シール機が作動して袋体下部をシール
し、第2作用部において袋体下部シールロック機が下降
して袋体下部のシールをロックした状態を示す説明図、
図10は寄せ装置の動きを示し、第1作用部において袋
体下部シールロック機が袋体下部のシールをロックした
まま袋体下部シール機が元の位置に戻り、第2作用部に
おいて豆乳注入機が元の位置に戻り、袋体下部シールロ
ック機が下降して袋体下部のシールをロックし、シール
チャック機が袋体上部をシールした状態を示す説明図、
図11は寄せ装置の動きを示し、第1作用部において昇
降機が下降して袋体を袋保持体内部に下部をシールした
まま収容した状態を示す説明図である。
【0062】図12は寄せ装置の動きを示し、第1作用
部において袋体下部シールロック機が袋体から離れて上
昇し、第2作用部において昇降機が袋体上部と下部をシ
ールしたまま吊り上げた状態を示す説明図、図13は寄
せ装置の動きを示し、第2作用部において攪拌機が移動
して袋体下部のシールをロックし、袋体下部シールロッ
ク機が袋体から離れて上昇した状態を示す説明図、図1
4は寄せ装置の動きを示し、第2作用部において袋体を
凝固剤下部シール機のシール体でシールした状態を示す
説明図である。
【0063】図15は寄せ装置の動きを示し、第2作用
部において凝固剤注入機により袋体に苦汁を注入した
後、凝固剤上部シール機のシール体でシールした状態を
示す説明図、図16は寄せ装置の動きを示し、第2作用
部において凝固剤下部シール機のシール体によるシール
を解除して豆乳と苦汁を混合し、攪拌機で袋体内部の混
合液を攪拌している状態を示す説明図、図17は寄せ装
置の動きを示し、第2作用部において袋体下部シールロ
ック機が袋体下部のシールをロックし、昇降機が下降し
て袋体を袋保持体に収容した状態を示す説明図、
【0064】図18は寄せ装置の動きを示し、豆腐落下
機によって袋保持体を吊り上げて凝固した豆腐を型箱本
体に落下させている状態を示す説明図、図19は袋体下
部のシールを解除するシール解除装置の構造を示す説明
図である。なお、図7ないし図17では、図面を見やす
くする便宜上、動作部分の説明に必要な符号のみを示
し、直接関係しない部分の符号は省略している。図1な
いし図19を参照して、本発明に係る豆腐製造装置の寄
せ装置Aの作用を説明する。
【0065】「第1作用部における動き」 (1)袋保持体12が、内部に空の袋体11を収容した
状態で水槽1内の水中にある始点P(図2に図示)に搬
送されてくる。 (2)第一昇降機3の昇降体31が下降し(図6参
照)、吊り上げ具33が作動して袋体11の吊り上げ棒
112を引っ掛ける。昇降体31が上昇し、袋体11は
袋保持体12から出て、所要の高さに吊り上げられる
(図7参照)。その後、袋体11は洗浄機(図示省略)
により洗浄される。 (3)袋体下部シール機2のアーム20が下方へ回動
し、挟み具25が袋体11の下部まで下降して、袋体1
1下部の二本の下部シール棒114を挟んで停止する
(図8参照)。次に、エアシリンダー21の作動により
ラック23とピニオン24の噛み合いによって挟み具2
5が一回半回転する(なお、図4は半回転した状態を示
している)。これにより、下部シール棒114に袋本体
110の下部が巻き付き、袋体11の下部を水密にシー
ルする(図9参照)。
【0066】(4)シールロック機33が作動し、ロッ
ク具332が下降してシール状態の下部シール棒114
をロックする。袋体下部シール機2は、アーム20が上
方へ回動して元の位置へ戻る(図10参照)。そして、
昇降体31が下降して、袋体11を袋保持体12内部に
収容する(図11参照)。下部シール棒114は袋収容
体12下部の棒保持辺124間に挟まれて固定される。 (5)吊り上げ具32とシールロック機33の作動が解
除されて、昇降体31の上昇によって上方の待機位置ま
で移動する(図12参照)。ここで、搬送機10により
袋保持体12が一ステップ移動する。
【0067】「第二作用部における動き」 (6)第二昇降機4の昇降体41は下降しており、シー
ルチャック機42が袋保持体12の上方に位置してい
る。また、豆乳注入機14の注入パイプ140も下降し
ており、パイプ先端部は袋保持体12内部にある袋体1
1の上部に挿入されている。そして、注入パイプ140
から袋体11内部に豆乳が適量注入される(図7参
照)。その後、豆乳注入機14の注入パイプ140は上
昇して元の位置へ戻る(図10参照)。 (7)シールロック機43が作動し、ロック具432に
よって袋体11下部の下部シール棒114を挟み込む。
次に、シールチャック機42のエアシリンダー420が
作動し、袋体11の上部をチャック体422で空気を排
出しながら挟み込む。なお、このとき袋体11は水中に
あるので、気泡があっても水圧で押し上げられ、空気抜
きが確実に行われている。 (8)引っ掛け部421で袋体11の吊り上げ棒112
を引っ掛け、第二昇降機4の昇降体41が上昇して、豆
乳が入った袋体11が下部をシールした状態で吊り上げ
られる(図12参照)。
【0068】(9)攪拌機5の受機50と作用機51
が、所要高さまで吊り上げられた袋体11に向かって移
動する。袋体11下部の下部シール棒114のロック
は、ロック具432からロック棒551に受け渡され、
受板53の下部に固定される。なお、袋体11は、ロッ
ク具432による下方への引っ張り力が解除されたの
で、内部の豆乳の重みで膨らむ(図13参照)。 (10)凝固剤下部シール機58が作動し、シール体5
81が袋体11を受板53に圧着してシールする。(図
14参照)。 (11)凝固剤注入機15の注入パイプ150(チャッ
ク体422で挟まれた部分を貫通している)によって、
袋体11のシール体581によるシール部上部に苦汁が
適量注入される(図14参照)。
【0069】(12)凝固剤上部シール機59が作動
し、シール体591が袋体11の苦汁が注入されている
部分の上部を受板53に圧着してシールする。(図15
参照)。 (13)凝固剤下部シール機58のシール体581によ
るシールが解除され、苦汁が落下して豆乳に混合される
(図16参照)。 (14)攪拌機5の作用機51の揺動板57が作動し、
モーターMの回転によって高速で揺動して袋体11を外
部から叩くようにして振動させることにより内部の豆乳
と苦汁の混合液に流れを起こし、混合液を攪拌する(図
16参照)。
【0070】(15)攪拌機5の受機50は、袋体11
下部のシールをシールロック機43のロック具432に
受け渡し、元の位置に戻る。また、作用機51も元の位
置に戻る。袋体11は、シールチャック機42とロック
具432で上下を保持されたまま、昇降体41が下降す
ることにより、熱水中にある袋収容体12内部に収容さ
れる。ここで、搬送機10により袋保持体14が一ステ
ップ移動する。 (16)凝固しつつある混合液を収容した袋体11は、
袋保持体12に収容された状態で順次ステップ移動され
て豆腐落下機6へ送られる。
【0071】(17)豆腐落下機6において、袋保持体
12は吊り出し機62の係合具64で持ち上げられ、上
方でエアシリンダー63の作動により更に後方へ吊り出
される(図18参照)。そして、シール解除装置65に
よって袋体11下部の下部シール棒114によるシール
が解除され、凝固した豆腐が下方で待機している型箱本
体790内に崩れながら落ちる(図19参照)。 (18)豆腐を収容した型箱本体790は、搬送装置D
によって、後工程であるプレス装置Bへ送られる。 (19)空になった袋体11は洗浄機(図示省略)で洗
浄された後、水槽1内部に戻され、搬送機10により水
槽1の下部側を搬送されて、始点Pへ戻される。
【0072】図20は本発明に係るプレス装置の実施の
形態を示し、型箱昇降リフターによって空の型箱が水槽
内部から上昇してきた状態を示す矢視(b)概略説明
図、図21は図20における(f)−(f)部分断面
図。図22は型箱移載装置の構造を示す図20における
(d)−(d)部分断面図、図23はプレス機の構造を
示す図20における(e)−(e)部分断面図である。
【0073】符号Bはプレス装置で、型箱に収容され凝
固した豆腐をプレスして離水させ、所定の形状に成形す
るものである。プレス装置Bは、水槽7を有している。
水槽7には、上部側に型箱送り機70が設けられ、下部
側に型箱戻し機71が設けられている。型箱送り機70
と型箱戻し機71は、型箱載置部700、710に載っ
ている型箱を駆動機構部(図示省略)により前後かつ上
下に作動(型箱載置部700、710より高い位置で送
り、低い位置で戻る)する作動竿701、711によっ
て、所要の間隔で間欠的に移動させる構造である。
【0074】水槽7の前部側(図20において左側)に
は、上部に設けてあるフレーム73にかけて、型箱昇降
リフター72が設けてある。型箱昇降リフター72は、
無端状に設けられた駆動チェーン720によって昇降す
るリフト721を備えている。型箱昇降リフター72
は、型箱戻し機71により戻された型箱をリフト721
によって、搬送装置Dの高さまで上昇させるものであ
る。
【0075】フレーム73の前部側上部には、型箱開閉
機74と押さえ板着脱機75が設けてある。押さえ板着
脱機75は、水槽7底部から型箱昇降リフター72のリ
フト721により上昇させた型箱79から押さえ板79
1を取り外し、また、寄せ装置Aで豆腐を収容して戻っ
てきた型箱本体790に押さえ板791を取り付けるも
のである。
【0076】ここで、型箱79の構造を説明する。型箱
79はステンレス製の板で形成されている。型箱79
は、型箱本体790と押さえ板791により構成されて
いる。型箱本体790は側板が四方に開くようになって
おり、上記型箱開閉機74によって側板の開閉が可能で
ある。また、型箱本体790の内部で豆腐から分離した
水は、型箱本体790の両側(図21において左右側)
に誘導されるようになっており、水槽7上部に設けてあ
る樋部(図示省略)に垂れ落ちて、水槽7内部に入るこ
となく外部へ排出されるようになっている。なお、符号
76は型箱開閉機74によって側板が開かれた型箱本体
790に水を噴射して洗浄する型箱洗浄機である。
【0077】上記型箱載置部700は、フレーム73の
前部側まで設けてある。型箱載置部700の前部側の端
部には、型箱移載機77が設けてある。型箱移載機77
は、エアシリンダー770を備えており、エアシリンダ
ー770のロッドヘッドには、型箱79に当接する当接
部材771が設けてある。型箱移載機77は、豆腐を収
容して押さえ板791が取り付けられた型箱79を段積
み機8側へ送り出すものである。
【0078】型箱移載機77の後方に設けてある段積み
機8は、両側(図22において左右側)に係止昇降体8
0がガイドロッド81に沿って昇降可能に設けてある。
係止昇降体80は、無端状に設けられた駆動チェーン8
2により昇降されるようになっている。係止昇降体80
には、エアシリンダー83により回動する「L」状の係
止具84が設けてある。係止具84は、上方へ回動して
先部側が水平になったときに型箱79の両側端部に係止
し、下方へ回動したときには型箱79の両側に触れない
位置に移動できるようにしてある。段積み機8は、型箱
移載機77で送り出された型箱79を、型箱79の一段
分よりやや高い位置まで持ち上げることができる。
【0079】段積み機8の後方には、三基のプレス機9
が前後に並設されている。プレス機9は、モーター94
により正逆方向に回転する台形ネジ(ネジ山の断面が台
形状のネジ)90がフレーム73の両側に縦方向に設け
てある。なお、台形ネジの代わりにボールネジ等の他の
ネジを採用することもできる。台形ネジ90間には、台
形ネジ90の回転により昇降する昇降バー91が設けて
ある。昇降バー91の両端部には、台形ネジ90と螺合
するナット具92がそれぞれ設けてある。昇降バー91
には、押圧体93が三箇所に設けてある。
【0080】水槽7の後部側には、段ばらし機8aが設
けられている。段ばらし機8aは、三段に段積みされた
型箱79を一段ずつにばらす(段積み機8と逆の動作)
ものであり、上記段積み機8とほぼ同様の構造を有して
いる。段ばらし機8aの下部には、型箱載置部700上
にある型箱79を後述する型箱昇降リフター72a側へ
送り出す型箱移載機77bが設けてある。なお、プレス
機9と段ばらし機8aの間は熟成部78となっている。
熟成部78の最後部には、予備スペース部78aが設け
てある。予備スペース部78aには、型箱79を段ばら
し機8a側へ送り出す型箱移載機77aが設けてある。
【0081】水槽7の後端部には、水槽7から上部のフ
レーム73aにかけて型箱昇降リフター72aが設けて
ある。型箱昇降リフター72aには、駆動チェーン72
0aにより昇降するリフト721aを有している。フレ
ーム73aには、上記型箱開閉機74、押さえ板着脱機
75及び型箱洗浄機76とそれぞれ同様の構造の型箱開
閉機74a、押さえ板着脱機75a及び型箱洗浄機76
aが設けてある。型箱昇降リフター72aは、リフト7
21aによって、型箱79を搬送装置Eの高さまで上昇
させ、また、後述するカット装置Cから返却されて押さ
え板791が取り付けられた型箱79を型箱戻し機71
の型箱載置部710に載せるものである。
【0082】型箱開閉機74aは、カット装置Cから返
却された型箱本体790の側板を開閉するものである。
押さえ板着脱機75aは、カット装置Cへ送られる型箱
79から押さえ板791を取り外し、カット装置Cから
返却された型箱本体790に押さえ板791を取り付け
るものである。型箱洗浄機76aは、型箱開閉機74a
により側板が開かれた型箱本体790に水を噴射して洗
浄するものである。
【0083】(作用)図24はプレス装置の動きを示
し、押さえ板着脱装置によって型箱から押さえ板を外
し、型箱本体を開いて洗浄している状態を示す説明図、
図25はプレス装置の動きを示し、豆腐を収容した状態
で戻ってきた型箱本体に押さえ板を取り付けた後、型箱
を型箱昇降リフターによって段積み装置のパスラインま
で下降させた状態を示す説明図、図26はプレス装置の
動きを示し、型箱を型箱移載装置で段積み装置へ移載し
ている状態を示す説明図である。
【0084】図27はプレス装置の動きを示し、移載さ
れた型箱を段積みしている状態を示す説明図、図28は
プレス装置の動きを示し、三段に段積みした型箱を型箱
送り装置によって一ステップ送った状態を示す説明図、
図29はプレス装置の動きを示し、プレス機によって型
箱の押圧を三回行い、豆腐を熟成させている状態を示す
説明図、図30はプレス装置の動きを示し、熟成が終わ
った型箱を型箱移載装置によって段ばらし装置へ移載し
ている状態を示す説明図である。
【0085】図31はプレス装置の動きを示し、三段に
段積みした型箱を一個ずつにばらし、型箱移載装置によ
って型箱昇降リフターに移載している状態を示す説明
図、図32はプレス装置の動きを示し、型箱を型箱昇降
リフターにより上昇させ、押さえ板着脱装置によって型
箱の押さえ板を取り外している状態を示す説明図、図3
3はプレス装置の動きを示し、カット装置から返却され
た空の型箱本体に、押さえ板着脱装置によって型箱の押
さえ板を取り付けている状態を示す説明図である。な
お、図24ないし図33では、図面を見やすくする便宜
上、動作部分の説明に必要な符号のみを示し、直接関係
しない部分の符号は省略している。図20ないし図33
を参照して、プレス装置Bの作用を説明する。
【0086】(1)型箱昇降リフター72により、空の
型箱79が水槽7内より上昇して始点に送られてくる
(図20参照)。 (2)押さえ板着脱機75により型箱79から押さえ板
791が外され、型箱開閉機74によって型箱本体79
0の側板が開かれ、型箱洗浄機76により洗浄される。 (3)洗浄後、型箱本体790は型箱開閉機74により
再度組み立てられ、搬送装置Dによって前工程(寄せ装
置A)へ豆腐を受け取るために移動する。
【0087】(4)豆腐が入った状態で型箱本体790
が戻ってくる。 (5)型箱本体790に押さえ板着脱機75により押さ
え板791が取り付けられる(図24参照)。型箱79
は、型箱昇降リフター72のリフト721によって移載
位置まで下降する(図25参照)。 (6)型箱79は型箱移載機77によって段積み機8側
へ送り出され、移載される(図26参照)。
【0088】(7)段積み機8の係止具84によって型
箱79を下方から係止し、係止昇降体80の上昇によっ
て、型箱79の一段分よりやや高い位置まで持ち上げ
る。その下側に次の型箱79を型箱移載機77により移
載する。そして、係止昇降体80によって、二段になっ
た型箱79を再度持ち上げ、その下側に次の型箱79を
移載して、型箱79を三段に積み重ねる(図27参
照)。 (8)段積みした型箱79を型箱送り機70によりプレ
ス機9の位置まで移動させる。
【0089】(9)プレス機9が作動し、インバーター
制御により台形ネジ90を回転させて昇降バー91に取
り付けてある押圧体93を適当な位置まで下降させ、上
部の型箱79の押さえ板791を押圧する(図28参
照)。これにより、段積みした三台の型箱79内の豆腐
が同時に押圧され、離水は、上記したように水槽7外部
へ排出される。押圧体93の位置は、台形ネジ90の回
転によりストローク制御が可能であるので、所定のスト
ロークで下降させることができ、豆腐は凝固の程度にか
かわらず、所定の厚さに正確に成形される。なお、プレ
ス作業完了後、押圧体93は高速で元の位置へ復帰す
る。
【0090】(10)型箱79は三基のプレス機9によ
って順次段階的に強くプレスされ、離水が行われる。ま
た、プレス作業時間を三基に振り分けることにより、ス
テップごとのプレス作業時間を短縮できる。 (11)型箱79内の豆腐は、熟成部78を排出側へ送
られながら熟成される(図29参照)。 (12)豆腐の熟成が終わった型箱79は、型箱移載機
77aにより段ばらし機8a側へ送り出される(図30
参照)。
【0091】(13)三段に段積みされていた型箱79
は、段ばらし機8aによって一段ずつにばらされて、型
箱移載機77bによって型箱昇降リフター72aのリフ
ト721aへ送られる(図31参照)。 (14)リフト721aにより型箱79は上昇し、押さ
え板着脱機75によって押さえ板791が外され、型箱
本体790は搬送装置Eによって後工程であるカット装
置Cへ送られる(図32参照)。
【0092】(15)搬送装置Eにより返却された空の
型箱本体790は、型箱昇降リフター72aのリフト7
21aにより上昇し、型箱開閉機74aで側板が開かれ
て型箱洗浄機76aで洗浄される。そして、再度組み立
てられた後、押さえ板着脱機75aによって押さえ板7
91が取り付けられて下降し、水槽7内の型箱戻し機7
1の作動竿711に移載され、始点へ返送される。な
お、型箱79の型箱本体790には布(図示省略)が取
り付けてあり、これらは、水槽7内を返送されていると
きに熱水(80℃程度)中で滅菌されるので、衛生的で
ある。また、作業終了後は、熱水中で段積みにしておく
ので、型箱79を衛生的に管理することができる。
【0093】図34はカット装置の上面視概略説明図、
図35はカット装置の図1における矢視(c)説明図で
ある。符号Cはカット装置で、型箱本体790から豆腐
を取り出し、豆腐を適当な大きさにカットして容器に詰
めるものである。
【0094】カット装置Cは型箱昇降リフター95を備
えている。型箱昇降リフター95はガイド950に沿っ
て昇降するリフト951を有している。リフト951
は、無端状に設けられた駆動チェーン952により昇降
される。型箱昇降リフター95の後部側(図35におい
て右側)には水槽96が設けてある。水槽96の前部に
は型箱反転機97が設けてある。型箱反転機97には、
型箱79に収容してある豆腐の上面を押さえる当て板9
70が設けてある。
【0095】水槽96内部には、型箱79から取り出さ
れた豆腐を所定の大きさにカットするカット機960が
設けてある。カット機960は豆腐を載置し移動させる
滑り板961を有している。カット機960の後方に
は、カットされた豆腐を一つ置きに押し出す豆腐押し出
し板962を有している。豆腐押し出し板962は二枚
設けられ、他の一枚は一つ置きに残った豆腐を押し出
す。
【0096】水槽96の後部側には、第1容器送り機9
8と第2容器送り機99が並設してある。第1容器送り
機98は、250g用の容器を供給し、第2容器送り機
99は400g用の容器を供給する。
【0097】図34、図35を参照してカット装置Cの
作用を説明する。 (1)豆腐が入っており、押さえ板791が取り外され
た型箱本体790は、搬送装置Eから型箱昇降リフター
95のリフト951に移される。型箱本体790は、リ
フト951により所要高さまで下降し、豆腐上面が当て
板970で押さえられる。 (2)型箱反転機97によって、型箱本体790が水槽
96内の温水(65℃程度)中に反転され、当て板97
0が外される。これにより、豆腐が型箱本体790から
温水中に取り出される。 (3)空の型箱本体790は、型箱反転機97によって
型箱昇降リフター95のリフト951に戻され、搬送装
置Eによりプレス装置Bへ返却される。
【0098】(4)豆腐はカット機960により所定の
大きさにカットされる。 (5)カットされた豆腐は一つ置きにかつ同時に、一方
の豆腐押し出し板962により第1容器送り機98の容
器側へ押し出され、容器内に収容される。 (6)第1容器送り機98が作動し、次の容器が、一つ
置きに残った豆腐の各位置に対応して停止する。 (7)一つ置きに残った豆腐が、他方の押し出し板96
2により同時に容器側へ押し出され、容器内に収容され
る。豆腐の大きさをより大きくカットし、第2容器送り
機99で送られる容器に詰めるときは、滑り板961の
長さと豆腐押し出し板962の押し出しストロークを変
えて容器に詰めるようにする。
【0099】なお、本明細書で使用している用語と表現
は、あくまで説明上のものであって限定的なものではな
く、上記用語、表現と等価の用語、表現を除外するもの
ではない。また、本発明は図示されている実施の形態に
限定されるものではなく、技術思想の範囲内において種
々の変形が可能である。
【0100】
【発明の効果】本発明は上記構成を備え、次の効果を有
する。 (a)本発明に係る寄せ装置では、変形性を有する袋体
に豆乳と凝固剤を収容し、上記袋体に外力を加えて袋体
の形状を変形させ、袋体内部の豆乳と凝固剤の混合液に
流れを起こさせることにより混合液を攪拌するので、従
来のように、ジェット噴流による攪拌や豆乳と凝固剤の
混合液内で攪拌羽根を高速で回転させて攪拌を行う場合
と相違して、泡が発生しにくい。実際には、攪拌後の混
合液中に泡は殆ど認められない。また、本発明に係る寄
せ装置は、攪拌される混合液中に泡が発生しにくいにも
かかわらず、混合液の攪拌を従来のジェット噴流や攪拌
羽根による攪拌方式と同様に十分に速く、ごく短時間で
行うことができる。従って、豆腐製造を自動化した装置
で消泡剤を使用する必要がなく、消泡剤を混合すること
に起因する豆腐の味の悪さは生じない。また、消泡剤が
混合されることによる身体への悪影響の心配もなく、安
全性が高い豆腐を提供することができる。
【0101】(b)凝固装置は、豆乳と凝固剤の混合液
を収容するための変形性を有する袋体と、袋体を厚みが
薄い状態で収容するための収容空間部を有する袋保持体
と、混合液が収容された上記袋体を袋体を収容した袋保
持体とともに熱水または温水中で搬送する搬送機とを備
えている寄せ装置では、袋体内部の混合液の厚みも薄く
なるため、水槽内の熱水または温水からの熱が混合液の
内部まで均等に伝わり、混合液の温度が高温かつ均一に
保たれた状態で凝固する。従って、混合液が全体的にム
ラなく均一に凝固し、当然に豆腐の結着もよいので、良
質でおいしい豆腐をつくることができる。また、混合液
が全体的にムラなく均一に凝固するので、凝固反応が速
い苦汁だけを凝固剤として使用することも可能になる。
特に、混合液を泡が生じないように短時間で攪拌するこ
とができる上記のものと組み合わせれば、消泡剤を使用
する必要もないので、凝固剤として苦汁だけを使用し
た、手作りの豆腐のような豆腐本来の味のおいしい豆腐
を、自動化した豆腐製造装置によってつくることが可能
になる。
【0102】(c)袋体内部に収容された豆乳と凝固剤
の混合液を攪拌する際に、袋体内部に実質的に空気が入
らないようにして袋体を密封するための手段を備えてい
る寄せ装置では、混合液の液面に空気と触れて冷やされ
るところがない。これにより、豆腐表面に湯葉が発生し
にくいので、タンパク質成分が偏ってしまうこともな
く、良質な豆腐が得られる。
【0103】(d)本発明に係るプレス装置では、型箱
の押圧は、ネジの回転によって移動する押圧体により行
うようにしてあるので、押圧体の位置または移動ストロ
ークを制御することができる。これにより、凝固の程度
にかかわらず、型箱内で成形される豆腐の厚さを正確な
厚さにすることができるので、従来のように、できた豆
腐の厚さにばらつきが出て、容器詰めの際に支障が出る
ようなことはなく、商品価値が低下することを防止でき
る。
【0104】(e)熱水または温水を溜める水槽を有し
ており、豆腐を取り出した型箱を水槽内の熱水または温
水中に浸漬する手段を備えているプレス装置では、熱水
または温水によって雑菌の繁殖を抑え、滅菌することが
できるので、型箱を衛生的に管理でき、衛生的な豆腐を
つくることができる。
【0105】(f)本発明に係るカット装置では、豆腐
を型箱から取り出す際に型箱を水槽側へ反転させるため
の反転機を備えているので、作業者は、豆腐が入った重
量のある型箱を手作業で反転させる必要がない。従っ
て、反転作業時の作業者にかかる肉体的負担を軽減する
ことができ、作業性も向上させることができる。
【0106】(g)本発明に係る豆腐製造方法では、変
形性を有する袋体に豆乳と凝固剤を収容して攪拌し、豆
乳と凝固剤の混合液が入った袋体を厚みを薄くした状態
で袋保持体に収容し、袋体を袋保持体とともに熱水中で
搬送して、袋体内部で豆腐を凝固させるので、袋体内部
の混合液の厚みも薄くなるため、水槽内の熱水または温
水からの熱が混合液の内部まで均等に伝わり、混合液の
温度が高温かつ均一に保たれた状態で凝固する。従っ
て、混合液が全体的にムラなく均一に凝固し、当然に豆
腐の結着もよいので、良質でおいしい豆腐をつくること
ができる。また、混合液が全体的にムラなく均一に凝固
するので、凝固反応が速い苦汁だけを凝固剤として使用
することも可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る豆腐製造装置の実施の形態を示す
上面視概略説明図。
【図2】本発明に係る寄せ装置の実施の形態を示し、内
部に空の袋体を収容した袋保持体が第1作用部に送られ
てきた状態を示す図1における矢視(a)概略説明図。
【図3】寄せ装置で使用する袋体及び袋保持体の構造を
示す斜視説明図。
【図4】袋体下部シール機の要部の構造及び挟み具で袋
体の下部シール棒をロックしようとしている状態を示す
説明図。
【図5】シールチャック機と攪拌機の構造及び袋体の保
持構造を示す説明図。
【図6】寄せ装置の動きを示し、第1作用部において昇
降機が袋体の位置まで降り、第2作用部において昇降機
が袋体の位置まで降りて豆乳注入機を袋体に挿入してい
る状態を示す説明図。
【図7】寄せ装置の動きを示し、第1作用部において昇
降機が袋体を吊り上げ、第2作用部において昇降機が袋
体に豆乳を注入している状態を示す説明図。
【図8】寄せ装置の動きを示し、第1作用部において袋
体下部シール機がシール位置まで降りた状態を示す説明
図。
【図9】寄せ装置の動きを示し、第1作用部において袋
体下部シール機が作動して袋体下部をシールし、第2作
用部において袋体下部シールロック機が下降して袋体下
部のシールをロックした状態を示す説明図。
【図10】寄せ装置の動きを示し、第1作用部において
袋体下部シールロック機が袋体下部のシールをロックし
たまま袋体下部シール機が元の位置に戻り、第2作用部
において豆乳注入機が元の位置に戻り、袋体下部シール
ロック機が下降して袋体下部のシールをロックし、シー
ルチャック機が袋体上部をシールした状態を示す説明
図。
【図11】寄せ装置の動きを示し、第1作用部において
昇降機が下降して袋体を袋保持体内部に下部をシールし
たまま収容した状態を示す説明図。
【図12】寄せ装置の動きを示し、第1作用部において
袋体下部シールロック機が袋体から離れて上昇し、第2
作用部において昇降機が袋体上部と下部をシールしたま
ま吊り上げた状態を示す説明図。
【図13】寄せ装置の動きを示し、第2作用部において
攪拌機が移動して袋体下部のシールをロックし、袋体下
部シールロック機が袋体から離れて上昇した状態を示す
説明図。
【図14】寄せ装置の動きを示し、第2作用部において
袋体を凝固剤下部シール機のシール体でシールした状態
を示す説明図。
【図15】寄せ装置の動きを示し、第2作用部において
凝固剤注入機により袋体に苦汁を注入した後、凝固剤上
部シール機のシール体でシールした状態を示す説明図。
【図16】寄せ装置の動きを示し、第2作用部において
凝固剤下部シール機のシール体によるシールを解除して
豆乳と苦汁を混合し、攪拌機で袋体内部の混合液を攪拌
している状態を示す説明図。
【図17】寄せ装置の動きを示し、第2作用部において
袋体下部シールロック機が袋体下部のシールをロック
し、昇降機が下降して袋体を袋保持体に収容した状態を
示す説明図。
【図18】寄せ装置の動きを示し、豆腐落下機によって
袋保持体を吊り上げて凝固した豆腐を型箱本体に落下さ
せている状態を示す説明図。
【図19】袋体下部のシールを解除するシール解除装置
の構造を示す説明図。
【図20】本発明に係るプレス装置の実施の形態を示
し、型箱昇降リフターによって空の型箱が水槽内部から
上昇してきた状態を示す矢視(b)概略説明図。
【図21】図20における(f)−(f)部分断面図。
【図22】型箱移載装置の構造を示す図20における
(d)−(d)部分断面図。
【図23】プレス機の構造を示す図20における(e)
−(e)部分断面図。
【図24】プレス装置の動きを示し、押さえ板着脱装置
によって型箱から押さえ板を外し、型箱本体を開いて洗
浄している状態を示す説明図。
【図25】プレス装置の動きを示し、豆腐を収容した状
態で戻ってきた型箱本体に押さえ板を取り付けた後、型
箱を型箱昇降リフターによって段積み装置のパスライン
まで下降させた状態を示す説明図。
【図26】プレス装置の動きを示し、型箱を型箱移載装
置で段積み装置へ移載している状態を示す説明図。
【図27】プレス装置の動きを示し、移載された型箱を
段積みしている状態を示す説明図。
【図28】プレス装置の動きを示し、三段に段積みした
型箱を型箱送り装置によって一ステップ送った状態を示
す説明図。
【図29】プレス装置の動きを示し、プレス機によって
型箱の押圧を三回行い、豆腐を熟成させている状態を示
す説明図。
【図30】プレス装置の動きを示し、熟成が終わった型
箱を型箱移載装置によって段ばらし装置へ移載している
状態を示す説明図。
【図31】プレス装置の動きを示し、三段に段積みした
型箱を一個ずつにばらし、型箱移載装置によって型箱昇
降リフターに移載している状態を示す説明図。
【図32】プレス装置の動きを示し、型箱を型箱昇降リ
フターにより上昇させ、押さえ板着脱装置によって型箱
の押さえ板を取り外している状態を示す説明図。
【図33】プレス装置の動きを示し、カット装置から返
却された空の型箱本体に、押さえ板着脱装置によって型
箱の押さえ板を取り付けている状態を示す説明図。
【図34】カット装置の上面視概略説明図。
【図35】カット装置の図1における矢視(c)説明
図。
【符号の説明】
T 豆腐製造装置 A 寄せ装置 1 水槽 10 搬送機 11 袋体 12 袋保持体 110 袋本体 111 挿通部 112 吊り上げ棒 113 挿通部 114 下部シール棒 120 挟み板 121 側板 122 嵌合凹部 123 載置棒 124 棒保持片 125 収容空間部 2 袋体下部シール機 20 アーム 21 エアシリンダー 22 ガイド 23 ラック 24 ピニオン 25 挟み具 250 基板 251、252 側板 3 第一昇降機 30 駆動チェーン 31 昇降体 39 ガイドロッド 32 吊り上げ具 320 回動部材 321 引っ掛け部 33 シールロック機 330 エアシリンダー 331 延長ロッド 332 ロック具 4 第二昇降機 40 駆動チェーン 41 昇降体 42 シールチャック機 420 エアシリンダー 421 引っ掛け部 422 チャック体 43 シールロック機 430 エアシリンダー 431 延長ロッド 432 ロック具 49 ガイドロッド 13 フレーム 14 豆乳注入機 15 凝固剤注入機 140 注入パイプ 150 注入パイプ 5 攪拌機 50 受機 51 作用機 52 移動台 53 受板 54 調整ロッド 55 シールロック機 550 エアシリンダー 551 ロック棒 56 移動台 M モーター 57 揺動板 58 凝固剤下部シール機 59 凝固剤上部シール機 580、590 ラック 581、591 シール体 582、592 ピニオン 583 エアシリンダー 6 豆腐落下機 60 フレーム 61 昇降機 62 吊り出し機 63 エアシリンダー 64 係合具 65 シール解除装置 650 エアシリンダー 651 吊り上げ具 652 引っ掛け部 B プレス装置 7 水槽 70 型箱送り機 71 型箱戻し機 700、710 型箱載置部 701、711 作動竿 72 型箱昇降リフター 720 駆動チェーン 721 リフト 73 フレーム 74 型箱開閉機 75 押さえ板着脱機 76 型箱洗浄機 77 型箱移載機 770 エアシリンダー 771 当接部材 79 型箱 790 型箱本体 791 押さえ板 8 段積み機 80 係止昇降体 81 ガイドロッド 82 駆動チェーン 83 エアシリンダー 84 係止具 9 プレス機 90 台形ネジ 91 昇降バー 92 ナット具 93 押圧体 94 モーター 8a 段ばらし機 72a 型箱昇降リフター 720a 駆動チェーン 721a リフト 73a フレーム 77a 型箱移載機 77b 型箱移載機 78 熟成部 78a 予備スペース部 74a 型箱開閉機 75a 押さえ板着脱機 76a 型箱洗浄機 C カット装置 95 型箱昇降リフター 950 ガイド 951 リフト 952 駆動チェーン 96 水槽 97 型箱反転機 970 当て板 960 カット機 961 滑り板 962 豆腐押し出し板 98 第1容器送り機 99 第2容器送り機 D 搬送装置 E 搬送装置

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 豆乳に凝固剤を混合した混合液を攪拌す
    るための攪拌機(5)と、上記攪拌した混合液を凝固させ
    る凝固装置を備えた豆腐製造用の寄せ装置であって、 上記攪拌機(5)は、 変形性を有する袋体(11)に豆乳と凝固剤を収容し、上記
    袋体(11)に外力を加えて袋体(11)の形状を変形させ、袋
    体(11)内部の豆乳と凝固剤の混合液に流れを起こさせる
    ことにより混合液を攪拌するようにしてあることを特徴
    とする、 豆腐製造用の寄せ装置。
  2. 【請求項2】 豆乳に凝固剤を混合した混合液を攪拌す
    るための攪拌機(5)と、上記攪拌した混合液を凝固させ
    る凝固装置を備えた豆腐製造用の寄せ装置であって、 上記凝固装置は、 豆乳と凝固剤の混合液を収容するための変形性を有する
    袋体(11)と、 上記袋体(11)を厚みが薄い状態で収容するための収容空
    間部を有する袋保持体(12)と、 上記混合液が収容された上記袋体(11)を、袋体(11)を収
    容した上記袋保持体(12)とともに熱水または温水中で搬
    送する搬送機(10)と、を備えていることを特徴とする、 豆腐製造用の寄せ装置。
  3. 【請求項3】 熱水または温水が溜められる水槽(1)
    と、 当該水槽(1)内に設けられ、袋体(11)を収容した袋保持
    体(12)を搬送する搬送機(10)と、 上記袋保持体(12)から袋体(11)を吊り上げまたは袋保持
    体(12)内に下降させるための昇降機(3)(4)と、 袋体(11)下部の開口部を解除可能にシールするための袋
    体下部シール機(2)と、 袋体(11)下部のシール状態を維持するためのシールロッ
    ク機(33)(43)と、 袋体(11)内部に豆乳を注入するための豆乳注入機(14)
    と、 袋体(11)内部に凝固剤を注入するための凝固剤注入機(1
    5)と、 袋体(11)内部に注入された豆乳と凝固剤の混合液を攪拌
    する攪拌機(5)と、 袋体(11)内部の凝固した豆腐を型箱(79)に移す豆腐落下
    機(6)と、を備えており、 上記攪拌機(5)は、 袋体(11)上部の開口部をシールするための袋上部シール
    装置と、 豆乳と凝固剤の混合液が入った袋体(11)を挟んで揺動す
    る揺動体と、を備えており、 上記袋体(11)に上記揺動体により外力を加えて袋体(11)
    の形状を変形させ、袋体(11)内部に密封された混合液に
    流れを起こさせることにより混合液を攪拌するようにし
    てあることを特徴とする、 豆腐製造用の寄せ装置。
  4. 【請求項4】 熱水または温水が溜められる水槽(1)
    と、 当該水槽(1)内に設けられ、袋体(11)を収容した袋保持
    体(12)を搬送する搬送機(10)と、 上記袋保持体(12)から袋体(11)を吊り上げまたは袋保持
    体(12)内に下降させるための昇降機(3)(4)と、 袋体(11)下部の開口部を解除可能にシールするための袋
    体下部シール機(2)と、 袋体(11)下部のシール状態を維持するためのシールロッ
    ク機(33)(43)と、 袋体(11)内部に豆乳を注入するための豆乳注入機(14)
    と、 袋体(11)内部に凝固剤を注入するための凝固剤注入機(1
    5)と、 袋体(11)内部に注入された豆乳と凝固剤の混合液を攪拌
    する攪拌機(5)と、 袋体(11)内部の凝固した豆腐を型箱(79)に移す豆腐落下
    機(6)と、を備えており、 上記袋保持体(12)は、 豆乳と凝固剤の混合液を収容する変形性を有する袋体(1
    1)を、厚みが薄い状態で収容するための収容空間部を有
    しており、 上記搬送機(10)は、 混合液が収容された上記袋体(11)を、袋体(11)を収容し
    た上記袋保持体(12)とともに熱水または温水中で搬送す
    るようにしてあることを特徴とする、 豆腐製造用の寄せ装置。
  5. 【請求項5】 袋体(11)内部に収容された豆乳と凝固剤
    の混合液を攪拌する際に、袋体(11)内部に実質的に空気
    が入らないようにして袋体(11)を密封するための手段を
    備えていることを特徴とする、 請求項1、2、3または4記載の豆腐製造用の寄せ装
    置。
  6. 【請求項6】 凝固した豆腐を収容した型箱(79)を押圧
    して豆腐から離水させ、豆腐を成形する豆腐製造用のプ
    レス装置であって、 型箱(79)の押圧は、ネジの回転によって移動する押圧体
    (93)により行うようにしてあるとを特徴とする、 豆腐製造用のプレス装置。
  7. 【請求項7】 凝固した豆腐を収容した型箱(79)を押圧
    して豆腐から離水させ、豆腐を成形する豆腐製造用のプ
    レス装置であって、 熱水または温水を溜める水槽(7)を有しており、豆腐を
    取り出した型箱(79)を水槽(7)内の熱水または温水中に
    浸漬する手段を備えていることを特徴とする、 豆腐製造用のプレス装置。
  8. 【請求項8】 型箱(79)から豆腐を取り出し、豆腐を所
    定の形状に切る豆腐製造用のカット装置であって、 豆腐を型箱(79)から取り出す際に、型箱(79)を水槽(96)
    側に反転させるための型箱反転機(97)を備えていること
    を特徴とする、 豆腐製造用のカット装置。
  9. 【請求項9】 請求項1、2、3、4または5記載の寄
    せ装置を備えていることを特徴とする、 豆腐製造装置。
  10. 【請求項10】 請求項6または7記載のプレス装置を
    備えていることを特徴とする、 豆腐製造装置。
  11. 【請求項11】 請求項8記載のカット装置を備えてい
    ることを特徴とする、 豆腐製造装置。
  12. 【請求項12】 変形性を有する袋体(11)に豆乳と凝固
    剤を収容して攪拌し、豆乳と凝固剤の混合液が入った袋
    体(11)を厚みを薄くした状態で袋保持体(12)に収容し、
    袋体(11)を袋保持体(12)とともに熱水または温水中で搬
    送して、袋体(11)内部で豆腐を凝固させるステップを含
    む、 豆腐製造方法。
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