JP2020111357A - ケース矯正装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ケースの位置ずれや変形を矯正することにより内容物の装填を確実に実行できるとともに、装填終了後に矯正部材をケースから抜く際に内容物の装填状態を乱したり内容物がケースから離脱する不都合を回避できるようにする。【解決手段】ケース矯正装置6は、内容物を装填する前にケース50の四隅部を基準位置に矯正し、内容物の装填時にこの矯正状態を維持する。ケース矯正装置6は、4つのフック25(矯正部材)を備えている。フック25は垂下する棒状の引掛部25bを有している。エアシリンダ21(駆動部)は、4つのフック25を、引掛部25bがケース50に挿入された位置から、放射状に互いに離れる方向に移動させる。これにより、引掛部25bがケース50の四隅部をそれぞれ基準位置に矯正する。【選択図】 図1

Description

本発明は、段ボール等からなるケースに内容物を装填する前に、ケースの四隅部の位置を矯正するケース矯正装置に関する。
自動箱詰めシステムでは、コンベアから搬送される段ボール等のケースを、箱詰めステージで停止させ、ここでロボットにより内容物をケースに装填するようになっている。
ケースが変形していたり、正規の位置からずれていると、ケースに内容物を装填する際に、ロボットがケースに接触ないしは衝突し、内容物をケースに収容できなかったり、ロボット又はケースの損傷を招くことになる。このような不都合を回避するために、ケースを矯正する装置が開発されている。
特許文献1に開示されたケース矯正装置は、4つの矯正部材と、これら矯正部材をそれぞれ駆動する駆動部とを備えている。各矯正部材は下方に延びる平板形状の細長い2枚の押さえ板を有している。2枚の押さえ板は互いに直交している。
上記ケース矯正装置によれば、箱詰めステージまで搬送されてきたケースの四隅部近傍に、4つの矯正部材の押さえ板が、ケースの底壁近くに達するまで深く挿入される。次に、これら矯正部材が駆動部により互いに離れる方向に放射状に水平移動される。これにより、各矯正部材の2枚の押さえ板がケースの各隅部において隣接する側壁を押さえた状態で、ケースの四隅部が基準位置に矯正される。その結果、ロボットとケースが接触したり衝突することなく、内容物をケースに確実に装填することができる。
特許4270492号公報
特許文献1では、矯正部材は2枚の押さえ板がケースの各隅部において隣接する側壁を押さえており、これら2枚の押さえ板が内容物にも接している。そのため、内容物の装填が終了した後、押さえ板を上昇させてケースから抜く際に、内容物が軽いと、内容物と押さえ板の摩擦により、内容物が押さえ板と一緒にケースから離脱したり装填状態が乱れる不都合が生じる。
本発明は上記課題を解決するためになされたもので、ケースに内容物を装填する前にケースの四隅部を基準位置に矯正し、上記内容物の装填時にこの矯正状態を維持するケース矯正装置において、
棒状をなして垂下する引掛部を含む4つの矯正部材と、
上記4つの矯正部材を、上記引掛部が上記ケースに挿入された位置から、放射状に互いに離れる方向に移動させ、上記引掛部により上記ケースの四隅部をそれぞれ上記基準位置に矯正する4つの駆動部と、
を備えたことを特徴とする。
上記構成によれば、ケースの四隅部を基準位置に矯正することにより、ケースの位置ずれや変形を矯正することができ、ロボットとケースが接触したり衝突することなく、内容物をケースに確実に装填することができる。
また、棒状の引掛部を有する矯正部材によりケースの四隅部を矯正するので、ケースの隅部に位置する引掛部と内容物との接触面積を最小限にすることができる。特に断面円形の長尺の内容物をケースに縦に装填する場合には、内容物とケースの隅部との間の小さなスペースに引掛部が配置されるので、引掛部と内容物の接触を殆ど無くすことができる。これにより、内容物の装填終了後に引掛部をケースから抜き取る際に、内容物の装填状態を乱したり内容物がケースから離脱するのを防ぐことができる。
好ましくは、上記矯正部材の引掛部は、上記ケースの上端部にのみ挿入される。
上記構成によれば、内容物の形状や装填の仕方と関係なく、引掛部と内容物の接触をより一層抑制することができる。
好ましくは、上記駆動部がエアシリンダからなり、上記矯正部材が棒形状のフックからなり、上記フックは、上記引掛部と、上記引掛部と直交する連結部を含み、上記連結部が上記エアシリンダのロッドと同軸をなして連結されている。
上記構成によれば、矯正部材および駆動部の構成を簡略化することができる。
好ましくは、さらに、上記ケースの上方に配置された支持フレームと、上記支持フレームを昇降させる昇降機構とを備え、上記支持フレームに上記4つの駆動部が設置されており、上記昇降機構により上記支持フレームが下降することにより、上記矯正部材の引掛部が上記ケースに挿入され、上記内容物の装填終了後に上記昇降機構により上記支持フレームを上昇させることにより、上記引掛部が上記ケースの隅部から離脱する。
本発明によれば、ケースの位置ずれや変形を矯正することにより内容物の装填を確実に実行できるとともに、装填終了後に矯正部材をケースから抜く際に内容物の装填状態を乱したり内容物がケースから離脱する不都合を回避できる。
本発明の一実施形態に係るケース矯正装置を備えた箱詰め補助システムの平面図であり、ケースに掛けられた袋を省略して示す。 図1の箱詰め補助システムを図1においてII方向から見た側面図であり、矯正機構を省略して示す。 箱詰め補助システムの第1隅部ユニットを示す平面図である。 第1隅部ユニットを図3AにおいてB方向から見た側面図である。 第1隅部ユニットを図3BにおいてC方向から見た背面図であり、矯正機構を省略して示す。 箱詰め補助システムの第2隅部ユニットを示す平面図である。 第2隅部ユニットを図4AにおいてB方向から見た側面図であり、矯正機構を省略して示す。 第2隅部ユニットを図4AにおいてC方向から見た背面図であり、矯正機構を省略して示す。 ケース矯正装置の作用を説明する要部拡大平面図であり、袋を省略するとともに、ケースの位置ずれ、変形を誇張して示す。この図は、ケース矯正装置のフックの引掛部がケースの隅部内側に配置された状態を示す。 同フックがケースの隅部を基準位置へ移動させてケースの矯正が完了した状態を示す要部拡大平面図である。 ケースの矯正状態を維持したまま、内容物が装填された状態を示す要部拡大平面図である。 箱詰め補助システムにおける袋上げ装置の作用を説明する平面図であり、袋上げ装置の待機状態を、袋を省略して示す。 図6Aの待機状態を示す側面図である。 袋上げ装置の2つの第1押圧機構でのフラップ押さえ工程と、2つの第2押圧機構でのフラップ押さえ工程の第1段階が終了した状態を示す平面図である。 図7Aの状態を示す側面図である。 第2押圧機構でのフラップ押さえ工程の第2段階が終了した状態を示す平面図である。 図8Aの状態を示す側面図である。 4つの押圧機構で袋の外側部を介してフラップを押さえた状態で、これら押圧機構を上昇させることにより袋の外側部を摺り上げた状態を示す平面図である。 図9Aの状態を示す側面図である。
以下、本発明の一実施形態を図面を参照しながら説明する。図1、図2は、コンベア1の箱詰めステージに配置される箱詰め補助システム2を示す。
コンベア1は、前ステージにおいてプラスチック製、例えば高密度ポリエチレン(HDPE)製の袋60を掛けられた段ボール等からなるケース50を、箱詰めステージへと搬送する。ケース50はこの箱詰めステージでストッパにより所定位置に止められ、ロボットにより内容物が装填される。
ケース50は、直方体形状のケース本体51と、ケース本体51の上端開口を塞ぐための4つのフラップとを備えている。ケース本体51は、長方形の底壁と、底壁の長辺側の縁から起立する2つの側壁51aと、底壁の短辺側の縁から起立する側壁51bとを有している。4つのフラップのうち、側壁51aに連なる長辺側のフラップに符号52aを付し、側壁51bに連なる短辺側のフラップに符号52bを付す。
図2に示すように袋60は、ケース本体51の内面に沿って配置された内側部61と、ケース本体51の上端で折り返されフラップ52a,52bを囲う外側部62とを有している。外側部62はさらに下端で折り返されており、内周部62aと外周部62bを有して2重をなしている。
上記袋60の外側部62の折り返し部62x(最下位部)は、フラップ52a,52bの下縁より低い位置にある。
フラップ52a,52bは、ケース50に袋60を掛ける際に外側に折られて、それぞれ側壁51a、51bの外面と対向している。フラップ52a,52bは袋60の外側部62に拘束され、側壁51a,51bから離れる方向に開くのを禁じられているが、この拘束状態で側壁51a,51bから離れている(図2参照)。
図1に示すように、箱詰め補助システム2は、コンベア1の上方に配置された支持フレーム3と、この支持フレーム3を昇降させる昇降機構4とを備えている。支持フレーム3は、ケース50のケース本体51の平面形状より大きな長方形をなしており、上方から見て箱詰めステージで停止された段ボール50のケース本体51を囲むように配置されている。
昇降機構4は、支持フレーム3の一方の長辺部に連結された昇降フレーム4aと、この昇降フレーム4aを昇降させるエアシリンダ4bとを備えている。
昇降フレーム4aはコンベア1に沿って延びており、その両端に形成された垂直をなす板部4cを介して、図示しない垂直ガイドにより上下動可能に支持されている。
支持フレーム3の2つの隅部、例えば昇降機構4側の2つの隅部には、第1隅部ユニット5が設置され、他の2つの隅部には第2隅部ユニット6が設置されている。
各第1隅部ユニット5は、支持ブラケット10と、この支持ブラケット10に支持された矯正機構20および第1押圧機構30と、を有している。
各第2隅部ユニット6は、支持ブラケット10’と、この支持ブラケット10’に支持された矯正機構20および第2押圧機構40と、を有している。
第1、第2隅部ユニット5,6の矯正機構20は同一構成を有している。これら4つの矯正機構20と支持フレーム3と昇降機構4により、後述の作用をなすケース矯正装置8(図1にのみ符号を付す)が構成されている。
2つの第1押圧機構30と、2つの第2押圧機構40と、支持フレーム3と、昇降機構4により、後述の作用をなす袋上げ装置9(図1にのみ符号を付す)が構成されている。支持フレーム3と昇降機構4は、ケース矯正装置8と袋上げ装置9の共有の構成である。
図3A〜図3Cに示すように、第1隅部ユニット5の支持ブラケット10は、支持フレーム3の隅部上面に固定された上側水平板部11と、この上側水平板部11から下方に延びる垂下部12と、垂下部12の下端に固定された下側水平板部13とを有している。
上側水平板部11には、矯正機構20が設置されている。矯正機構20は、上側水平板部11の上面に本体部が固定されたエアシリンダ21(駆動部)と、このエアシリンダ21のロッド21aの先端にコネクタ22を介して連結されたフック25(矯正部材)とを有している。
エアシリンダ21のロッド21aは、支持フレーム3の内側を向き、その軸線は、水平に延びるとともに、上から見て箱詰めステージにある段ボール50の隅部の基準位置(後述する)を通り、ケース50の隅部において隣接する側壁51a,51bに対して例えば45°傾いている。
フック25は、略L字形をなす断面円形の棒材からなり、ロッド21aと同軸の連結部25aと、この連結部25aと直交して垂下する引掛部25bとを有している。引掛部25bはケース50の高さに比べてかなり短く、例えば100mm以下である。
下側水平板部13には、第1押圧機構30が設置されている。第1押圧機構30は、押さえ部材31と、この押さえ部材31を駆動する駆動部35とを備えている。駆動部35は、エアシリンダ36,37を有している。
上側のエアシリンダ36は、その本体部が下側水平板部13の下面に固定され、そのロッド36aの軸線は、矯正機構20のエアシリンダ21のロッド21aと平行をなし、ケース50の隅部の基準位置を通るようになっている。このロッド36aの先端にはスライダ36bの一端部が固定されている。このスライダ36bは第1エアシリンダ36の本体部にスライド可能に支持されている。
下側のエアシリンダ37は、その本体部が上記スライダ36bに固定され、そのロッド37aは第1エアシリンダ36のロッド36aと平行をなし、ケース50の隅部の基準位置を通るようになっている。ロッド37aの先端にはスライダ37bの一端部が固定されている。このスライダ37bはエアシリンダ37の本体部にスライド可能に支持されている。
押さえ部材31は、スライダ37bの下面に固定された基部32と、この基部32の一端(支持フレーム3側の一端)から2股に分岐した一対の押さえ部33,33とを有している。一対の押さえ部33,33の内側の押さえ面33a,33aは、互いに直交しており、その交叉点は、上から見て上記ロッド36a,37aの軸線上に位置している。押さえ面33a,33aには、例えばウレタンシート等からなるパッド34,34が取り付けられている。
後述するように、上記押さえ面33a,33aは箱詰めステージにあるケース50の側壁51a、51bに対してそれぞれ平行である。駆動部35は押さえ部材31を側壁51a,51bに対して例えば45°傾斜する方向から、ケース本体51の隅部に向けて移動させるようになっている。
図4A〜図4Cに示すように、第2隅部ユニット6の支持ブラケット10’は、第1隅部ユニット5の支持ブラケット10と似た構成を有し、支持フレーム3の隅部上面に固定された上側水平板部11’と、この上側水平板部11’から下方に延びる垂下部12’と、垂下部12’の下端に固定された下側水平板部13’とを有している。
第2隅部ユニット6の矯正機構20は、上側水平板部11’に設置されているが、第1隅部ユニット5の矯正機構20と同一構成であるから、対応する構成部に同番号を付してその説明を省略する。
第2隅部ユニット6の第2押圧機構40は、押さえ部41,42と、これら押さえ部41,42を個別に駆動するエアシリンダ45、46(駆動部)とを有している。以下、詳述する。
下側水平板部13’の下面には、エアシリンダ45の本体部が固定されており、そのロッド45aの軸線は、箱詰めステージにあるケース本体51の側壁51aと直交する方向に延びている。ロッド45aの先端には、垂直をなす平板形状の押さえ部41が固定されている。押さえ部41の押さえ面41aはケース本体51の側壁51aと平行をなしており、この押さえ面41aには、ウレタンシート製のパッド43が取り付けられている。
押さえ部41において、押さえ面41aの反対側の面には第2エアシリンダ46が固定されている。第2エアシリンダ46のロッド46aは箱詰めステージにあるケース本体51の側壁51bと直交している。ロッド46aの先端には、平板形状の押さえ部42が固定されている。この押さえ部42の押さえ面42aはケース50の側壁51bと平行をなしており、この押さえ面42aにはウレタンシートからなるパッド44が取り付けられている。
上記構成をなす箱詰め補助システムの作用を説明する。初期状態では、支持フレーム3は最上位の位置にあり、袋60が掛けられたケース50の到着を待つ。
ケース50がコンベア1により箱詰めステージまで搬送されて停止した時に、エアシリンダ4bが作動することにより、支持フレーム3が下降する。図1に想像線で示し図5Aに断面で示すように、4つの矯正機構20のフック25の引掛部25bが、ケース50の隅部から内側に離れた位置で、ケース50の上端部に挿入されている。引掛部25bの挿入深さは、ケース50の上端から10〜30mm程度である。
上記支持フレーム3の下降位置において、図6A,図6Bに示すように、第1押圧機構30の押さえ部33,33と、第2押圧機構40の押さえ部41,42は、フラップ52a、52bの下部の高さに位置し、ケース50の側壁51a、51bおよびフラップ52a,52bから離れている。押さえ部33,33の押さえ面33a,33aは、ケース本体51の側壁51a,51bとそれぞれ平行をなし、押さえ部41,42の押さえ面41a,42aは、側壁51a,51bとそれぞれ平行をなしている。
次に、4つの矯正機構20のエアシリンダ21が同時に作動することにより、そのフック25が図1の矢印で示すように、互いに離れるようにして放射状に水平移動する。
図5Aには、正規形状で正規の位置にあるケース50が想像線で示されている。この想像線で示すケース50の隅部の位置が基準位置Pである。これに対して、図5Aに実線で誇張して示すようにケース50が変形していたり正規位置からずれている場合には、ケース50の隅部は上記基準位置Pから外れている。上述したように4つのフック25が放射状に移動することにより、図5Aに実線で示すケース50の隅部は、上記フック25の引掛部25bに引っ掛けられて、図5Bに示すように基準位置Pへと移動される。その結果、ケース50の位置が矯正されるとともに、ケース50の形状も正規形状に矯正される。
次に、上記矯正状態を維持したまま、図5Cに示すように、内容物100を箱本体51に装填する。内容物100は例えば紙コップを多数積層することにより、断面円形の細長い形状を有している。この内容物100をケース本体51に縦に装填する場合、内容物100とケース本体51の隅部との間に小さなスペース101が形成される。このスペース101にフック25の引掛部25bが配置されるため、引掛部25bと内容物100は、ケース本体51の上端部において接触せず、収容空間を最大限活用して内容物100を装填することができる。
なお、図5A〜図5Cに図示しないが、内容物100は、ケース本体51に袋60の内側部61を介して装填される。
上記矯正工程の後、内容物100の装填中またはその前後において、図7A,図7Bに示すように、2つの第1押圧機構30のエアシリンダ36,37の作動により、押さえ部材31がケース本体51の隅部に向かって移動し、そのパッド34,34が、袋60の外側部62を介してフラップ52a,52bの下部に当たり、さらにこれらフラップ52a,52bの下部を側壁51a、51bにそれぞれ押し付ける。これとほぼ同時に、2つの第2押圧機構40のエアシリンダ45の作動により、押さえ部41が側壁51aに向かって移動し、そのパッド43が袋60の外側部62を介してフラップ52aの下部に当たり、さらにフラップ52aを側壁51aに押し付ける。
次に、図8に示すように、2つの第2押圧機構40のエアシリンダ46の作動により、押さえ部42が側壁51bに向かって移動し、そのパッド44が袋60の外側部62を介してフラップ52bの下部に当たり、さらにこのフラップ52bを側壁51bに押し付ける。
上記フラップ52a,52bの押圧状態において、上記パッド34,43,44は、袋60の二重の外側部62のうち、外周部62bに接している。
次に、昇降機構4のエアシリンダ4bの作動により、支持フレーム3が前述した初期位置まで上昇する。この支持フレーム3の上昇に伴い、4つのフック25の引掛部25bがケース50の隅部の上端部から抜ける。上述したように、この引掛部25bはケース50の隅部と内容物100の間のスペース101に配置されているので、内容物100との接触がなく、ケース50から離脱する際に内容物100の装填状態を乱したり内容物を一緒に離脱させる不都合は生じない。
上記支持フレーム3の上昇に伴い、図9に示すように2つの第1押圧機構30および2つの第2押圧機構40は、フラップ52a,52bを押さえたまま上昇するが、パッド34,43,44と袋60の外周部62bとの間の摩擦抵抗が、袋60の内周部62aとフラップ52a,52bとの間の摩擦抵抗や、袋60の内周部62aと外周部62bとの間の摩擦抵抗より大きいので、パッド34,43,44と一緒に、袋60の外周部62bが内周部62aと擦れ合いながら上昇する。このようにして外周部62bを摺り上げるため、袋60の最下位部である折り返し部62xがフラップ52a,52bの下端を越える。
最後に、エアシリンダ36,37の作動により押さえ部33、33がフラップ52a,52bから後退するともに、エアシリンダ45,46の作動により押さえ部41,42がフラップ52a,52bから後退する。
上記のようにして袋詰めステージでの内容物100の装填が終了した後、ケース50はコンベア1により次の箱閉じステージへ搬送される。箱閉じステージでは、作業者が袋60の外周部62bの上端を掴んで引き上げることにより、袋60の外側部62をケース50から外す。この際、袋60の最下位部である折り返し部62xがフラップ52a,52bの下端より高い位置にあるので、袋60の外側部62がフラップ52a,52bの下端の角に引っ掛かることがなく、袋60の外側部62がフラップ52a,52bの下端の角で穴をあけられるのを回避することができる。また、袋60の外側部62がフラップの下端の角に引っ掛けられた状態で袋60に大きな力が掛けられることがないので、袋60がフラップ52a,52bの上端の角に強く当たって裂けるのも回避することができる。
上記のように袋60の外側部62をケース50から外して閉じた後、フラップ52a,52bでケース本体51の上端開口を閉じる。
本発明は、上記実施形態に制約されず、種々の態様を採用することができる。
上記実施形態において、断面円形の内容物をケースに縦に装填する場合について説明したが、内容物の形状および装填の仕方に特に制約はない。矯正部材の引掛部は棒状をなし、ケースの隅部に配置されているため、内容物との接触は最小限に抑えることができる。また、上記実施形態のように矯正部材の引掛部をケースの上端部開口のみに浅く挿入する場合には、より一層内容物との接触を抑えることができる。
引掛部の断面形状は円の他に多角形を採用することもできる。
上記実施形態では、コンベアおよび支持フレームが水平であるが、内容物の装填を容易にするために例えば30°程度傾かせてもよい。この場合、上記実施形態の全ての構成要素が傾いて配置される。
本発明は、ケースに内容物を装填するシステムに適用できる。
3 支持フレーム
4 昇降機構
8 ケース矯正装置
20 矯正機構
21 エアシリンダ(駆動部)
25 フック(矯正部材)
25a 連結部
25b 引掛部
50 ケース

Claims (4)

  1. ケースに内容物を装填する前にケースの四隅部を基準位置に矯正し、上記内容物の装填時にこの矯正状態を維持するケース矯正装置において、
    棒状をなして垂下する引掛部を含む4つの矯正部材と、
    上記4つの矯正部材を、上記引掛部が上記ケースに挿入された位置から、放射状に互いに離れる方向に移動させ、上記引掛部により上記ケースの四隅部をそれぞれ上記基準位置に矯正する4つの駆動部と、
    を備えたことを特徴とするケース矯正装置。
  2. 上記矯正部材の引掛部は、上記ケースの上端部開口にのみ挿入されることを特徴とする請求項1に記載のケース矯正装置。
  3. 上記駆動部がエアシリンダからなり、
    上記矯正部材が棒形状のフックからなり、上記フックは、上記引掛部と、上記引掛部と直交する連結部を含み、
    上記連結部が上記エアシリンダのロッドと同軸をなして連結されていることを特徴とする請求項1または2に記載のケース矯正装置。
  4. さらに、上記ケースの上方に配置された支持フレームと、上記支持フレームを昇降させる昇降機構とを備え、上記支持フレームに上記4つの駆動部が設置されており、
    上記昇降機構により上記支持フレームが下降することにより、上記矯正部材の引掛部が上記ケースに挿入され、上記内容物の装填終了後に上記昇降機構により上記支持フレームを上昇させることにより、上記引掛部が上記ケースの隅部から離脱することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のケース矯正装置。
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