JP3485365B2 - 食品焼成機 - Google Patents

食品焼成機

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JP3485365B2
JP3485365B2 JP27273494A JP27273494A JP3485365B2 JP 3485365 B2 JP3485365 B2 JP 3485365B2 JP 27273494 A JP27273494 A JP 27273494A JP 27273494 A JP27273494 A JP 27273494A JP 3485365 B2 JP3485365 B2 JP 3485365B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、小麦粉等を主材料とし
た焼成加工食品、例えばたこやき、まんじゅう等の焼成
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種食品焼成機としては、たこやき
機、まんじゅう焼機の外に、せんべい焼機、カステーラ
焼機等が知られている。
【0003】これらの食品焼成機は、ループ状に形成さ
れた焼型移送路と、該移送路上を間欠的に循環移送され
る食品焼成凹所を有する開放焼型と、前記移送路の途中
で焼型と共にこれに注入された液状生地を加熱焼成する
上下火加熱形トンネルオーブンと、生地供給前に焼型の
前記凹所に油を塗り付ける自動塗油装置と、定量の液状
生地を予熱された焼型の凹所に注入する自動生地供給装
置と、焼型清掃回転ブラシと、焼成食品取出し位置にお
いて焼型を180度反転する焼型反転手段を備えている
(特願平2−409421号参照)。
【0004】そして、前記焼型は、焼型本体と、該本体
を反転可能に支持する支持枠体及び内外側支持脚から成
っており、焼型本体の移送方向前端両外側面上部が水平
軸を介して180度反転可能に、前記支持枠体に軸着さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来技
術では、焼型本体が支持脚体に軸着されているので、焼
型の清掃や交換時に、支持脚体から焼型本体を取外し再
度取付ける必要があり、作業が面倒で多くの時間を要
し、非能率であった。また、焼型反転手段の具体的構成
が不明である。
【0006】本発明は、上述のような実状に鑑みてなさ
れたもので、その目的とするところは、焼型の取付、取
外しが簡単にかつ短時間で行なえ、しかも焼型の反転動
作を円滑かつ確実に行なうことが可能な食品焼成機を提
供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、本発
明は、ループ状に形成された焼型移送路と、該移送路上
を循環移送される食品焼成凹所を有する開放焼型と、前
記移送路の途中で焼型と共にこれに注入された液状生地
を加熱し焼成加工するトンネルオーブンと、生地供給前
に焼型に油を塗り付ける自動塗油装置と、定量の液状生
地を予熱された焼型の前記凹所に注入する自動生地供給
装置と、焼型反転装置とを備えた食品焼成機において、
前記各焼型の移送方向に対して左右の両端部に、反転回
動ピン孔及び反転杆を備え、該焼型が夫々移送手段によ
り循環移送される支持枠体上に移送方向前後に反転可能
に載置されており、前記焼型反転装置が、焼型移送路の
両側に夫々取付台、軸支ブラケットを介して焼型移送方
向と直交する同一水平軸線上に軸支された中空回動軸
と、該回動軸の中空部に軸方向摺動自在に挿通された焼
型回動中心ピン及びその軸方向駆動手段と、前記回動軸
に固着された焼型反転アーム及びその回動駆動手段とか
らなり、前記アームの先端に焼型の反転杆保持部が設け
られていると共に、前記焼型回動中心ピンが焼型反転装
置の位置に到達した焼型の反転回動ピン孔に挿脱可能と
されていることを特徴としている。
【0008】また、本発明は、前記反転杆が焼型の支持
枠体への支持ピンであることを特徴としている。そし
て、本発明は、前記支持枠体に、反転杆のピン受部及び
焼型位置決め部材が設けられていることを特徴としてい
る。
【0009】また、本発明は、前記両中空回動軸が、連
動手段により同期して回動するようになっていることを
特徴としている。そして、本発明は、前記焼型反転装置
の近傍に焼成食品分離装置が配設されていることを特徴
としている。
【0010】
【作用】本発明によれば、間欠移送中の焼型はトンネル
オーブン内で予熱されかつ清浄化されると共に、自動塗
油装置によりその食品焼成凹所に油が塗り付けられ、続
いて、前記凹所内に液状生地が自動生地供給装置により
定量注入され、焼型及びこれに注入された生地がトンネ
ルオーブン内で加熱されながら間欠移送され、必要に応
じて焼型が反転装置により支持枠体上方で前転・後転
し、焼成中の食品が上下反転される。
【0011】トンネルオーブンから出た焼型は、所定時
間経過後に、焼成食品取出部に設けた反転装置部分で停
止すると、焼型回動中心ピンが進出して、焼型のピン孔
に前記ピンが嵌入する。このとき、反転杆兼用の支持ピ
ンが焼型反転アームのピン保持部間に位置する。そこ
で、前記反転アームがその駆動手段により上向き前方に
回動し、焼型が前記回動中心ピンを中心として前転し、
焼成凹所の焼成食品が該凹所から分離して落下し回収さ
れる。
【0012】そして、焼成食品分離装置を具備している
場合は、そのハンマーを作動させて焼型裏面を叩き、衝
撃を与えて焼成食品を焼型の前記凹所から確実に分離さ
せ落下させる。このようにして、焼型から焼成食品が落
下すると、続いて焼型反転アームをその駆動手段により
上向き後方に回動し、焼型を前記回動中心ピンを中心と
して後転復帰し、支持枠体上の定位置に載置され、支持
ピンが支持枠体のピン受部により支持される。焼型の反
転復帰が終了すると、焼型はその支持枠体及びその移送
手段により移送路上を間欠的に移送され、前述の動作が
繰り返し行なわれる。なお、前記焼型の反転動作は、焼
型の1ピッチ(焼型の移送方向前後幅+α)だけ移動し
停止する毎に又は複数回停止する毎に(焼成食品取出部
以外の反転位置で)、前記反転位置において後続の焼型
に対して順次繰り返し行なわれる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1は、たこやき焼成機の全体平面図の左半分を示
し、図2は右半分を示す。該焼成機は、本体フレーム1
に平面視ループ状に形成された無端の焼型移送路2と、
該移送路2上を循環移送される焼型3と、焼型移送手段
4と、移送路2の途中に配設した上下火加熱形トンネル
オーブン5と、焼型清掃回転ブラシ6と、焼型3の食品
焼成凹所7内に油を滴下させる油滴下装置8と、前記凹
所7の内面に油を塗り付ける自動塗油装置9と、焼型温
度検出手段10と、前記凹所7内に流動性を有する液状
生地(原料)を定量注入する自動生地供給装置11と、
添え付食品であるたこ単個数添え付装置12と、添え付
食品押込装置13と、焼型反転装置14及び焼成食品分
離装置15とから成っている。
【0014】前記本体フレーム1は、偏平長長方体状に
枠組み構成された外側フレーム16と、内側に設けた内
側フレーム17とから成り、内外側フレーム16,17
には、無端移送路2を形成する内外側ガイドレール1
8,19が設けられている。前記焼型3は、図3、図4
に示すように、上面に多数の食品焼型凹所7を有し、長
手方向両端には、中央部に反転杆兼用の支持ピン20が
突設されると共に、その前後幅W方向(焼型移送方向)
両端部に前記支持ピン20と平行な回動中心ピン孔21
を有する回動中心アーム22が隣接したとき及び反転し
たときに相互に干渉しないように夫々上向きに突設され
ており、焼型支持枠体23上にその上面に設けたピン受
部24に前記ピン20が係脱自在に係合するように支持
されている。なお、前記アーム22のピン孔21は支持
ピン20よりも上方に位置し、反転時に先行の焼型上面
に干渉しないようにしてある。
【0015】そして、前記焼型支持枠体23は、図5〜
図7に示しているように、平面視長方形を呈し、外側各
角隅部及び中央部には短寸の支持脚25,26が設けら
れ、内側には長寸の側面視略T形の支持脚27が設けら
れ、支持脚26と支持脚27の中央に前記ガイドレール
18,19上を転動する支持ローラ28,29が軸着さ
れ、支持脚25下端及び支持脚27の下端部前後に内外
側ガイドレール18,19の対向内側面に案内されるガ
イドローラ30,31が軸着されており、内側の支持脚
27には焼型移送手段4の無端状チェン32が連結され
ている。
【0016】また、前記支持体23の上面には、焼型位
置決め部材33が固着され、焼型3が前記支持枠体23
上で反転した後正転して支持枠体23上に復帰したと
き、確実に適正な位置に載置されるようにしてある。
【0017】前記移送手段4は、内側フレーム17の長
手方向両端部に、垂直回転軸34を介して回転自在に取
付けられたチェンホイル35と、該チェンホイル35間
に巻掛けられた前記チェン32と、図外の減速機付モー
タとからなり、前記チェン32に各焼型支持枠体23の
内側支持脚27が等間隔で取付けられている。
【0018】前記トンネルオーブン5は、図1に示すよ
うに、ループ状焼型移送路2の略左半分を囲むように設
けられ、図示していないが、赤外線バーナからなる上火
と、ブンゼンバーナからなる下火とが所定の間隔で配設
され、前記焼型3を上下面から同時に加熱して、焼成食
品の上下両面を同時にしかも短時間で均一に焼き上げる
ようになっている。
【0019】前記焼型回転ブラシ6は、焼成食品(たこ
やき)取出部36の焼型移送方向前方の下手側に位置し
て、外側フレーム16上に片持状に軸支された水平軸3
7を介して回転自在に設けられ、焼型3の上面に接触回
転するようになっている。
【0020】前記油滴下装置8は、定量の油を焼型3の
凹所7内にタイミングよくしかも確実に供給するもの
で、図7、図8に示すように、焼型3を跨ぐように、内
外側フレーム16,17上に支柱38及び支持桁39を
介して上下高さ調整可能に取付けられている。
【0021】即ち、該油滴下装置8は、前記支持桁39
の両端部に吊下杆40により吊下装着され、かつ焼型3
の凹所7に対応して孔明けされた前記凹所7と同数のパ
イプ挿通孔41を有する上下二段のパイプ位置決め保持
板42と、夫々2個の油マニホールド43を備えかつ前
記支持桁39上に支持部材44を介して取付けられた2
本の油分配管45と、前記マニホールド43の下面に連
通状に固着された夫々10個の定量油溜46と、該各油
溜46の下面に連通状に接続された合成樹脂製の油滴下
パイプ47と、前記両油分配管45の入側に接続された
油供給主管48及び出側に開閉弁49を介して接続され
た油戻り管50と、油供給タンク51等から成ってい
る。
【0022】該油供給タンク51の天蓋51Aには、油
供給ポンプ52及びその駆動モータ、制御器等(図示省
略)が取り付けられ、前記ポンプ52の吐出側に油供給
主管48が接続され、前記油戻り管50はタンク51内
に導かれている。そして、前記制御器には、焼型温度検
出器10Aからの検出温度が入力され、焼型温度が設定
値になると、制御器から出力される信号により、前記ポ
ンプ52が一時的に動作して油を送り出し、各定量油溜
46から一定量の油が送り出され、各パイプ47下端か
ら各凹所7内に油が同時に滴下される。
【0023】このように、各焼型3の温度が所定の温度
になったときに、各パイプ47から油を同時に滴下する
ことにより、後段における生地供給時の各凹所7内油塗
布状態を一定の最適状態とすることができ、焼きムラ、
焼焦げ等のない食品(たこやき)に焼き上げることがで
きるようにしてある。
【0024】前記塗油装置9は、すでに提案(特願平2
ー409421号参照)している公知のもので、焼型移
送路2上にこれを跨いで前記油滴下装置8の後段に隣接
して設けられ、塗油ブラシ保持テーブル53と、内外両
側のテーブル支持昇降台54及びその昇降駆動手段(図
示省略)、テーブル53に前記焼型3の凹所7に対応し
て設けた塗油ブラシ(図示省略)等から成っており、焼
型3の停止中に塗油がおこなわれる。
【0025】前記焼型温度検出手段10は、前記自動塗
油装置9と自動生地供給装置11の間に設けられ、図9
に示すように、内側フレーム17に立設された支柱55
及び支持アーム56を介して、前記検出器10Aが停止
した焼型3の上方中央に位置するように取付けられ、焼
型3の生地注入直前の温度が検出されて図外の制御手段
に入力され、制御手段からの出力信号が前記制御器に入
力されるようになっている。したがって、焼型3の温度
が設定値に達した後に、一定の温度・塗状態になった焼
型3に生地が注入される。
【0026】前記液状生地は、小麦粉、野菜、天ぷらか
すなど比重の異なる多種類の材料を混合し、水、出し汁
などを加えて混練し流動性のある液状としたものであ
り、移送路2外側に配した生地攪拌混練貯槽57におい
て準備される。
【0027】前記自動生地供給装置11は、図10〜図
13に示すように、焼型温度検出手段10の後段(下手
側)に前記移送路2を跨いで設けられ、前記内外側フレ
ーム16,17上に焼型移送方向前後に移動可能に配設
した往復台58,59と、該両往復台58,59を連結
する連結部材60と、該連結部材60上に載設された生
地溜容器61と、生地汲み上げスプーン部62及びこれ
に続く樋部63を備えた前後の生地注入器64、65
と、図1に示す生地補給装置66とから成っている。
【0028】前記往復台58は、図10、図11に示す
ように、内側フレーム17上に取付部材67、68を介
して互いに平行でかつ焼型移送方向に延びる支持ガイド
ロッド69、70に支持され、摺動ガイド71、72を
介して、図10〜図12に矢印で示す方向に、シリンダ
装置73により、焼型3の凹所7間ピッチP(図3参
照)と同じ距離だけ、往復動可能とされ、前後夫々2段
階で4列の前記凹所7に生地が注入しうるように往復動
される。
【0029】また、往復台59は、図10〜図12に示
すように、外側フレーム16上に取付部材74、75を
介して前記ガイドロット69、70と平行に取付けられ
た2本の支持ガイドロット76に、摺動ガイド77を介
して支持され、図10〜図12に矢印で示す方向に、シ
リンダ装置78により前記往復台58と同期して、焼型
3の凹所7間ピッチPと同じ距離だけ往復動可能とされ
ている。
【0030】なお、前記シリンダ装置78は、前記取付
部材74、74間に前記ロッド76と平行に取付けた取
付板79に取付けられ、そのピストンロッド80に固着
した駆動片81の上端が往復台59に連結されており、
該駆動片81が取付板79に設けた長孔82を貫通して
いる。
【0031】そして、前記両往復台58、59上には、
軸受台83、84を介して注入器支持軸85、86が回
転自在に取付けられ、該軸85、86は前記生地溜容器
61の前後端の上方に位置しており、前記注入器64、
65の樋部63下面がブラッケト87、88により前記
軸85、86に固着されている。また、前記軸85、8
6には、往復台58側端部に伝動チェン歯車89、90
が固着されており、該歯車89,90が、往復台58上
に設けた駆動モータ(ロータリアクチュエータ)91,
92の出力軸93,94に固着された駆動チェン歯車9
5,96及びこれらに巻掛けられた駆動チェン歯車9
7,98により所定角度回動されるようになっている。
【0032】前記往復台59上には、生地補給管99が
支柱100を介して取付けられ、該補給管99が前記生
地補給装置66に接続されており、生地101の補給
は、生地レベル検出センサー102により制御される。
そして、前記生地注入器64、65は、スプーン部62
と樋部63が互いに上下反対に位置するように、前記モ
ータ91,92によりシーソー動され、生地溜容器61
内の液状生地101をスプーン部62で汲み上げ、樋部
63を通って焼型3の前記凹所7内に注入するようにな
っている。
【0033】前記生地注入器64、65は、同形状、同
寸で互いに反対向きに取付けられており、その樋部63
の断面形状を、略半円形とするのが好ましく、圧力が均
一に作用して生地101の液流をスムーズにすることが
でき、生地101が樋部63の底に溜るのを防止でき
る。なお、前記生地注入器64、65は、1つの樋部6
3に対して夫々1つのスプーン部62をもった単体物
を、複数本組合わせて形成することができる。そして、
生地溜容器61はその下側に断熱層を設けて、焼型3か
らの熱影響を防ぎ、容器底部での生地101の固化及び
流動性低下を防止することができる。
【0034】また、前記生地溜容器61には、余剰生地
排出管103が外側面に接続され、常に生地レベルを一
定にして、スプーン部63で汲み上げる生地量が均一に
なるようにしてあり、該排出管103の入口の前部に
は、余剰生地溜104が形成され、該溜104の生地流
入開口105に野菜、天ぷらかすなどの流出防止手段例
えばゲート106が上下動可能に設けられ、液状物のみ
を排出するようにして、野菜、天ぷらかすなどの上部に
浮かぶ物だけが排出されないようになっている。したが
って、生地101中の野菜、天ぷらかすなどの混入材料
の量を均一にして、焼成食品の品質を均等にすることが
できる。なお、前記ゲート106の代りに金網等を使用
できる。
【0035】前記食品単個数添え付装置12は、自動生
地供給装置11の後段(下手側)に配設され、図14〜
図19に示すように、焼型移送路2の側方に配され、か
つ移動車両107を備えた装置架台108と、該架台1
08上に昇降シリンダ109により昇降可能に設けられ
た添え付食品容器110と、該容器110底を貫通して
前記架台108に立設された焼型3の凹所7と同数の食
品載せ棒111と、前記架台108上の四隅に立設され
た柱状支持体112と、該支持体112に縦粱113を
介して設けられかつ移送路2上方にまで延設された横桁
114と、該横桁114にガイドレール115を介して
往復移動可能に設けられた食品掴み手段116と、制御
盤117とから成っている。
【0036】前記容器110は、図15、図16に示す
ように、その前後壁板110Aの上半分が上方に向って
拡開されてホッパー状とされ、底板110Bには焼型3
の凹所7の数とピッチを同一とした載せ棒挿通孔118
が設けられ、前記前後壁板110Aの下部外側面に支持
ブラケット119が夫々固着されており、該ブラケット
119下面には図14に示すように、左右方向の中央に
前記シリンダ109のピストンロッド外端109Aが取
付けられ、その左右に支持案内棒120の上端が固着さ
れている。
【0037】なお、前記昇降シリンダ109は、前記架
台108に上向き状に取付けられている。また、前記支
持案内棒120は、前記架台108に取付けられた案内
筒121により案内されて上下動するようになってい
る。そして、前記食品容器110内には、図16に示す
ように、長方形の添え付食品振り落し枠122が、支持
横杆123を介して前後動可能に配設され、前記容器1
10の側壁板110Cに設けた水平案内長孔124を貫
通した支持横杆123の両外端に、前記後壁板側ブラケ
ット119両端下面に取付けた揺動シリンダ125のピ
ストンロッド外端125Aが、リンク126を介して連
結されている。
【0038】前記食品載せ棒111は、前記食品容器1
10が下降限に位置しているとき、その上端が容器11
0上端縁よりも上方の位置にある高さとされ、その上端
には、図17a、bに示すように、平面視十字形の溝1
27が形成され、該溝127に添え付食品(例えば切り
たこ等)128が1個だけ載るようになっている。
【0039】前記横桁114は、前記縦梁113上の前
後方向中央にその一方端(右端)が装置架台108の一
側から延出するように固着され、延出端下面にはガイド
レール取付縦梁129が取付けられており、該横桁11
4の下面にこれと平行に横行駆動シリンダ130が取り
付けられている。また、該シリンダ130の前後には、
これと平行に前記ガイドレール115が、取付部材13
1を介して前記縦梁113、129に取付けられてい
る。
【0040】そして、ガイドレール115には、食品掴
み手段116の横行台車132がガイド部材133を介
して往復移動自在に吊設され、該台車132に前記駆動
シリンダ130のピストンロッド外端が連結されてお
り、該シリンダ130により横行台車132が前記容器
110の直上と移送路2の焼型3直上の間を往復動す
る。
【0041】前記横行台車132には、昇降板134が
昇降シリンダ135を介して昇降自在に取付けられ、4
本のガイドバー136が横行台車132の四隅下面に設
けたガイドパイプ137により摺動案内されるようにな
っている。そして、前記昇降板134の下面には、焼型
3の凹所7の間隔と同間隔でかつ同数のクランパー13
8が取付けられている。
【0042】該クランパー138は、図18に示すよう
に、駆動用エアハンドシリンダー139と、該シリンダ
139のクランプアーム140に固着されたクランププ
レート141及び短寸針金142とから成り、前記シリ
ンダ139によりクランププレート141が開閉して、
クランパー138による添え付食品128のクランプ・
アンクランプを行なうようになっている。即ち、食品載
せ棒109上で食品128をクランプし、焼型3の上方
で食品128をアンクランプして、焼型3の凹所7内に
食品128を1個ずつ落下投入させる。
【0043】前記食品押込装置13は、食品単個数添え
付装置12の後段(下手側)で前記オーブン5の入口直
前に配設されており、図20〜図22に示すように、内
外側フレーム16、17に取付けられた支持部材14
3、144と、該支持部材143、144に上向き状に
取付けられた昇降シリンダー145、146と、該シリ
ンダ145、146により昇降される昇降フレーム14
7、148と、両フレーム147、148上に架け渡さ
れた前後一対の取付横杆149と、多数の食品押込棒1
50及び棒取付板151とから成っており、前記食品押
込棒150を上下動させて、焼成凹所7の生地内に添え
付食品(切りたこ)を所定深さに押込むものである。
【0044】前記支持部材143は、外側フレーム16
の外側下面に固着された2本の横部材152と、該部材
152に夫々立設された縦杆153と両縦杆153上に
架設されたシリンダ取付板154とから成り、中央に前
記シリンダ145が取付けられ、両端下面に案内筒15
5が固着され、前記昇降フレーム147の下端に吊下固
着されたガイドバー156が案内筒155に挿通されて
いる。なお、前記支持部材144は、内側フレーム17
上に立設されており、横部材152を備えていないだけ
で、他の構造は支持部材143と同じであるから、同符
号を付し説明は省略する。
【0045】前記昇降フレーム147,148は、同じ
構造で上下部板体157,158とこれを四隅で連結す
る4本のねじ棒159及びナット160からなり、上面
に夫々2本の横杆取付ブラケット161が固着されてお
り、前記ねじ棒159とナット160とにより高さ調整
可能とされている。
【0046】前記取付横杆149の両端は、連結アーム
162を介して前記ブラケット161に、水平方向位置
調整自在に連結されている。なお、連結アーム162の
ブラケット161への取付孔163は水平方向に長い長
孔とされている。また、前記横杆149は、連結アーム
162に着脱自在に連結され、押込棒150の交換がで
きるようになっている。
【0047】前記棒取付板151は長方形で、5本1組
の押込棒150が、焼型3の凹所7と同数組(40組)
でしかも同ピッチで夫々吊下状に取付けられており、各
押込棒150の下端が同一レベルに位置せられ、前記凹
所7の生地内の同一深さに、添え付食品(切りたこ等)
を沈めることができるようになっている。なお、前記ね
じ棒159及びナット160により、上下部板体15
7、158の間隔を変えることで、添え付食品の生地内
への沈め深さを任意に変更することができる。また、前
記押込棒150の本数は、適宜変えることができる。
【0048】前記焼型反転装置14は、図23〜図28
に示すように、内外側フレーム16、17に設けられた
取付台164、165と、該取付台164、165に固
着された軸支ブラケット166、167と、両ブラケッ
ト166、167に夫々移送路2を挟んで対向しかつ焼
型3の前記ピン孔21と同一水平軸線上に位置するよう
に、軸受168、169を介して回動自在に取付けられ
た中空回動軸170、171と、該回動軸170、17
1の中空部に貫通状にかつ軸方向摺動自在に挿通された
焼型回動中心ピン172、173及びその摺動駆動手段
であるシリンダ174、175と、前記中空回動軸17
0、171に固着された焼型反転アーム176、177
と、アーム駆動手段であるモータ(ロータリアクチュエ
ータ)178及びアーム連動手段179等により構成さ
れている。
【0049】前記取付台164は、外側フレーム16か
ら外側に張出して取付けられ、該取付台164の上に連
動軸支持台180及びモータ台181が立設されてお
り、前記軸支ブラケット166が上面に、駆動シリンダ
174が下面に取付けられている。そして前記取付台1
65は、内側フレーム17上に前記チェンホイル35及
びチェン32等に干渉しないように立設されており、取
付台165下面に前記軸支ブラケット167が下面に、
駆動シリンダ175が上面に取付けられ、さらに取付台
165上に連動軸支持台201が立設されている。
【0050】前記中空回動軸170、171には、夫々
駆動チェンホイル182、183が前記アーム176、
177と共に固着され、前記連動手段179を構成する
連動軸184の両端部に固着された連動チェンホイル1
85、186と前記チェンホイル182、183との間
に夫々チェン187、188が巻掛けられており、前記
連動軸184に固着された伝動チェンホイル189と、
前記モータ178の出力軸190に固着されたチェンホ
イル191の間に伝動チェン192が巻掛けられてい
る。したがって、前記反転アーム176、177が同期
して同じ方向に回動する。
【0051】前記中心ピン172、173は、夫々対向
内端が略円錐状で、前記焼型3のピン孔21への挿入を
容易に行ないうるようにしてあり、夫々対向外端に駆動
レバー193,194が固着され、前記駆動シリンダ1
74,175のピストンロッド端195,196が該レ
バー193,194に連結されている。そして、各レバ
ー193,194には、前記ピン172,173と平行
にガイドバー197,198が固着され、該ガイドバー
197,198が前記取付台164,165に固着した
支持ガイド199,200に挿通支持されている。
【0052】前記連動軸184の両端は、前記連動軸支
持台180,201上に軸受202,203を介して回
転自在に軸支されている。前記焼型反転アーム176,
177は、その先端にコ字状のピン(焼型反転杆)保持
部204,205を対称的に備えており、焼型3の支持
ピン20外端部が上下対向片206(図28参照)間を
水平方向に通過可能で、図28に2点鎖線で示す位置に
支持ピン20が停止したとき、前記駆動モータ178を
運転して反転アーム176,177を回動させることに
より、そのピン保持部204,205が両側の支持ピン
20を同時に上昇回動させ、前記焼型3のピン孔21に
挿入した前記回動中心ピン172,173を中心に、焼
型3をその支持枠体23から持ち上げて180度回動さ
せて前転し、焼型3の下向きになった凹所7から、焼成
食品(たこやき)を下方に配置したトレー(図示省略)
上に落下させるようになっている。
【0053】前記焼型3の前転時の位置の直下には、図
1、図2に2点鎖線で示す焼成食品取出部36があり、
かつ先行の焼型3及び支持枠体23が位置していても、
図28に示すように反転する焼型3が先行の焼型3上面
より上方で止まるので、先行焼型3と干渉することはな
い。そして、この焼型3の前転状態において、焼型裏面
を前記叩き装置15のハンマー207により打撃して、
前記凹所7内の焼成食品が容易にかつ全部確実に落下す
るようにしてある。
【0054】前記焼成食品分離装置15は、図29に示
すように、外側フレーム16上の前記焼型反転装置14
の上手側(前段)に台板208を介して立設された支持
台209と、内側フレーム17上に前記支持台209と
対称的立設された支持台210と、両支持台209、2
10上に軸受211、212を介して軸架された回動軸
213と、該回動軸213に一端が固着された2本のア
ーム214、215と、アーム214、215外端に吊
下状に高さ調整及び交換可能に取付けられた合成樹脂製
のハンマーヘッド207Aを備えたハンマー207と、
前記回動軸213端に固着された駆動レバー216と、
前記台板208上に揺動可能に設けたハンマー駆動シリ
ンダ217とからなっている。
【0055】そして、前記シリンダ217は、前記支持
台209の上手側に固着した軸支ブラケット218に、
前記回動軸213と平行な支軸219を介して取付けら
れており、そのピストンロッド220上端が、二又状の
金物221及び連結ピン222を介して前記駆動レバー
216の外端に回動可能に連結されている。なお、前記
ハンマー207、207及びアーム214、215は、
前記反転装置14及び反転中の焼型3に干渉しないよう
に設けられている。
【0056】したがって、焼型3が図29に示すように
反転状態になると、前記駆動シリンダ217を作動さ
せ、かつハンマー207を下降させることにより、焼型
裏面3Aを適度に叩くことができる。なお、前記焼成食
品分離装置15は、図30に示すように、焼型移送方向
前後2段に配設することができ、この場合にも当然に焼
型反転装置14及び反転中の焼型3に干渉しないように
設けられる。また、前記ハンマーヘッド207Aのみを
取替可能とすることができる。
【0057】次に、上記実施例の運転操作について説明
する。まず、起動スイッチを入れて焼型移送手段4を駆
動すると共に、トンネルオーブン5も加熱開始する。チ
ェンホイル35の回転によりチェン32を介して焼型3
が移送開始され、焼型3はループ状移送路2のガイドレ
ール18、19に案内されて間欠的に循環移送され、ト
ンネルオーブン5内で上火及び下火によって加熱されな
がら巡回し、焼型3の温度が前記温度検出手段10によ
り検出され、一定の設定温度に達すると、前記検出手段
10の出力信号が制御器に入力され、制御器により油滴
下装置8が作動し定量の油が停止中の焼型3の各凹所7
に滴下供給される。
【0058】この油滴下装置8の作動は、各焼型3毎に
焼型3が間欠的停止中に行なわれ、しかも、前記検出手
段10の検出器10A直下に位置している焼型3の温度
に基づいて制御され、その設定温度が焼型3の凹所7に
生地を注入するのに最適な温度とされている。
【0059】前記凹所7に油が滴下されると、前記移送
手段4により焼型3が1ピッチ(前記焼型3の前後幅W
よりも若干長い距離)だけ前進され、自動塗油装置9に
よって焼型凹所7内面に均一に油が塗布され、各焼型凹
所7の温度及び塗油状態が一定になり、続いて焼型3が
1ピッチだけ移送され、自動塗油装置9を通って油の塗
布された焼型3の温度が、前記焼型温度検出手段10に
より検出される。
【0060】前記焼型3が生地注入位置に達すると、図
13に示すように、焼型凹所7Cに、上手側の生地注入
器64により生地101が注入され、焼型凹所7Aには
下手側の生地注入器65により生地101が注入され
る。次いで、往復台58、59が駆動モータ91によ
り、図10〜図13に矢印イで示す方向に焼型凹所7の
1ピッチp分だけ後退して図13に示す位置に生地溜容
器61が移動し、続いて生地注入器64により焼型凹所
7Dに生地が注入され、焼型凹所7Bには生地注入器6
5により生地が注入され、段階的に能率的な生地供給が
行われる。
【0061】このようにして、1個の焼型3への生地注
入が完了すると、焼型3が1ピッチだけ前進されると共
に、前記駆動モータ91により往復台58、59が前進
して生地溜容器61が下手側に移動し、後続の焼型3へ
の生地注入を待機する。生地101の注入が完了した焼
型3は食品単個数添え付装置12の直下に移送される。
【0062】移送路2の直上には、前記添え付装置12
の食品掴み手段116が、各クランパー138に添え付
食品(切りたこ)128を掴んだ状態で待機しており、
その直下に焼型3が停止すると、昇降板134が昇降シ
リンダ135により下降し、エアハンドシリンダ139
が作動してクランププレート141が開き、添え付食品
128が前記各凹所7内の生地の上に同時に落下し、添
え付けられる。
【0063】そして、添え付食品128の投入された焼
型3が、間欠移送によって前記添え付食品押込装置13
の直下に位置して停止すると共に、前記添え付装置12
の直下に後続の焼型3が停止するまでの間に、前記昇降
板134が上昇し食品容器110上に移動して、食品載
せ棒111上の食品128をクランプし、再び移送路2
の上方に復帰して待機する(図14参照)。
【0064】他方、前記押込装置13の各食品押込棒1
50の直下に各凹所7が位置すると、5本1組からなる
各押込棒150が、昇降シリンダ145により同時に下
降して、その下端で添え付食品を生地内の所望深さまで
押込んだ後上昇する。この各押込棒150によって、焼
成完了した食品内の中央或いは所望位置に添え付食品を
沈めることができる。
【0065】このようにして、生地内の所望位置に添え
付食品が沈められた焼型3は、トンネルオーブン5内に
移送され、上火及び下火によって加熱され、各凹所7内
の生地が適度に焼成され、トンネルオーブン5から出た
後も、焼型3の各凹所7の製品(たこやき)は、焼型3
の余熱によって十分に焼き上げられる。
【0066】そして、前記焼型反転装置14の反転アー
ム176、177のピン保持部204、205間に、焼
型3の反転杆兼用支持ピン20が位置して停止すると、
駆動シリンダ174、175が作動して焼型回動中心ピ
ン172、173が、対向内向に進出し、焼型3のピン
孔21に挿入され、続いてアーム駆動モータ178が作
動して、焼型反転アーム176、177が上向き回動
し、焼型3が前記ピン172、173を中心として上向
き回動し前転され、焼型3の各凹所7内の焼成食品(た
こやき)が、焼成食品取出部36に配したトレー(図示
省略)上に落下される。
【0067】同時に、焼型3の裏面3Aが、焼成食品分
離装置15のハンマー207により打撃され、焼型凹所
7内に残っている焼成食品もすべて確実に落される。続
いて、前記ハンマー207が上昇待機位置に達すると、
前記反転アーム176、177が、復帰回動し、焼型3
が後転されてその凹所7が上向きに支持枠体23上に載
置された後、駆動シリンダ174、175の作動により
焼型回動中心ピン172、173が対向外方に退入す
る。
【0068】このようにして、焼型3から前記ピン17
2、173が抜き出されると、焼型3は間欠移送され、
焼型清掃回転ブラシ6により前記凹所7内の清掃が行な
われ、油滴下装置8の直下に移動し、ここで油が滴下さ
れ、前述の動作が繰返し行なわれる。
【0069】上記実施例によれば、焼成食品を焦げや焼
むら生じさせることなく、しかも多数個を同時に能率的
に焼き上げ、コスト低下を図ることができ、切りたこ、
ピーナツ、エビ等の添え付食品を、焼成食品中に1〜2
個宛自動的にかつ確実に添え付けて省力化することがで
き、しかも生地内の所望位置に沈めることが出来るほ
か、焼型3を円滑かつ確実に反転させて焼成食品を容易
に落下させると共に焼成食品分離装置により叩いて確実
に落下させて取出すことができる。
【0070】上記実施例では、焼型反転装置14を焼成
食品取出部36にのみ設けた例を示しているが、必要に
応じてトンネルオーブン5内に、1〜複数基配設し、焼
成中の食品を前行の焼型3の焼成凹所7に順次移し替え
ながら焼成加工することができる。なお、反転動作は、
上記実施例共に、焼型3の1ピッチ(焼型の移送方向前
後幅W+α)だけ移動し停止する毎に又は複数回停止す
る毎に(焼成食品取出部36以外で)、前記反転位置3
6において後続の焼型3に対して順次繰り返し行なわれ
る。
【0071】本発明は、上記実施例に限定されるもので
はなく、適宜設計変更でき、例えば、反転杆を支持ピン
とは別個に設けたり、焼成食品分離装置15はこれを省
略することができ、また、たこやき機以外のせんべい焼
機、まんじゅう焼機等に採用することができ、さらに、
油供給手段、生地供給装置等も従来構造を採用できる。
そして、焼型回動中心ピン172、173の駆動シリン
ダ174、175は、取付台164、165の上又は下
に統一して配設することができる。
【0072】
【発明の効果】本発明は、上述のようにループ状に形成
された焼型移送路と、該移送路上を循環移送される食品
焼成凹所を有する開放焼型と、前記移送路の途中で焼型
と共にこれに注入された液状生地を加熱し焼成加工する
トンネルオーブンと、生地供給前に焼型に油を塗り付け
る自動塗油装置と、定量の液状生地を予熱された焼型の
前記凹所に注入する自動生地供給装置と、焼型反転装置
とを備えた食品焼成機において、前記各焼型の移送方向
に対して左右の両端部に、反転回動ピン孔及び反転杆を
備え、該焼型が夫々移送手段により循環移送される支持
枠体上に移送方向前後に反転可能に載置されており、前
記焼型反転装置が、焼型移送路の両側に夫々取付台、軸
支ブラケットを介して焼型移送方向と直交する同一水平
軸線上に軸支された中空回動軸と、該回動軸の中空部に
軸方向摺動自在に挿通された焼型回動中心ピン及びその
軸方向駆動手段と、前記回動軸に固着された焼型反転ア
ーム及びその回動駆動手段とからなり、前記アームの先
端に焼型の反転杆保持部が設けられていると共に、前記
焼型回動中心ピンが焼型反転装置の位置に到達した焼型
の反転回動ピン孔に挿脱可能とされていることを特徴と
するものであるから、焼型の取付・取外しが至極簡単で
かつ短時間で行なうことができ、しかも、焼型を支持枠
体から持ち上げて円滑かつ確実に反転することができ、
焼成食品取出部はもとより、トンネルオーブン内又は該
オーブン出口後の適所に配設して焼型を容易に反転させ
ることができ、清掃・交換等も容易である。
【0073】また、本発明は、前記反転杆が焼型の支持
枠体への支持ピンであることを特徴とするものであるか
ら、焼型の構造を簡単にすることができる。そして、本
発明は、前記支持枠体に、ピン受部及び焼型位置決め部
材が設けられていることを特徴とするものであるから、
焼型を支持枠体上に載せるだけで取付け係合ができ、ま
た焼型を持ち上げるだけで分離し取外しでき、作業性が
大幅に向上する。
【0074】また、本発明は、前記両中空回動軸が、連
動手段により同期して回動するようになっていることを
特徴とするものであるから、両焼型反転アームの動作を
確実に同期させることができ、構造を簡単にすることが
できる。さらにまた、本発明は、前記焼型反転装置の近
傍に焼成食品分離装置が配設されていることを特徴とす
るものであるから、焼成食品取出部における該食品の分
離落下を確実に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明をたこやき焼成機に採用した実施例を示
す全体概略平面図の左半分を示す図である。
【図2】本発明をたこやき焼成機に採用した実施例を示
す全体概略平面図の右半分を示す図である。
【図3】同実施例における焼型の拡大平面図である。
【図4】図3の右側面拡大図である。
【図5】同実施例における焼型支持枠体の拡大平面図で
ある。
【図6】図5の拡大正面図である。
【図7】同実施例における油滴下装置の拡大正面図であ
る。
【図8】図7の一部省略平面図である。
【図9】同実施例における焼型温度検出手段の正面図で
ある。
【図10】同実施例における自動生地供給装置の一部省
略拡大平面図の左半分を示す図である。
【図11】同実施例における自動生地供給装置の一部省
略拡大平面図の右半分を示す図である。
【図12】図10、図11の正面図である。
【図13】焼型凹所への生地注入動作説明図である。
【図14】同実施例における食品単個数添え付装置の拡
大背面図である。
【図15】図14の左側面図である。
【図16】図15のA−A線断面(一部省略)拡大図で
ある。
【図17】食品載せ棒上端形状例を示し、aは正面図、
bは平面図である。
【図18】クランパーを示す拡大側面図である。
【図19】図18のB−B線矢視図である。
【図20】同実施例におけるたこ押込手段の拡大正面図
である。
【図21】図20の左側面拡大図である。
【図22】図20のC−C線矢視拡大平面図である。
【図23】同実施例における焼型反転装置の拡大正面図
の左半分を示す図である。
【図24】同実施例における焼型反転装置の拡大正面図
の右半分を示す図である。
【図25】図23、図24の左側面図である。
【図26】図23、図24の平面図の左半分を示す図で
ある。
【図27】図23、図24の平面図の右半分を示す図で
ある。
【図28】同焼型反転装置の要部拡大図である。
【図29】同実施例における焼成食品分離装置の斜視図
である。
【図30】同焼成食品分離装置の変形例を示す側面図で
ある。
【符号の説明】
2 焼型移送路 3 焼型 4 移送手段 5 トンネルオーブン 7 食品焼成凹所 9 自動塗油装置 11 自動生地供給装置 14 焼型反転装置 15 焼成食品分離装置 20 反転杆兼用支持ピン 21 反転回動ピン孔 22 回動中心アーム 23 焼型支持枠体 24 ピン受部 33 焼型位置決め部材 36 焼成食品取出部 164 取付台 165 取付台 166 軸支ブラケット 167 軸支ブラケット 170 中空回動軸 171 中空回動軸 172 焼型回動中心ピン 173 焼型回動中心ピン 174 駆動シリンダ 175 駆動シリンダ 176 焼型反転アーム 177 焼型反転アーム 178 アーム駆動モータ 179 アーム連動手段 204 反転杆保持部(ピン保持部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A21B 1/47 A21B 3/16 A47J 37/04

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ループ状に形成された焼型移送路と、該
    移送路上を循環移送される食品焼成凹所を有する開放焼
    型と、前記移送路の途中で焼型と共にこれに注入された
    液状生地を加熱し焼成加工するトンネルオーブンと、生
    地供給前に焼型に油を塗り付ける自動塗油装置と、定量
    の液状生地を予熱された焼型の前記凹所に注入する自動
    生地供給装置と、焼型反転装置とを備えた食品焼成機に
    おいて、 前記各焼型の移送方向に対して左右の両端部に、反転回
    動ピン孔及び反転杆を備え、該焼型が夫々移送手段によ
    り循環移送される支持枠体上に移送方向前後に反転可能
    に載置されており、 前記焼型反転装置が、焼型移送路の両側に夫々取付台、
    軸支ブラケットを介して焼型移送方向と直交する同一水
    平軸線上に軸支された中空回動軸と、該回動軸の中空部
    に軸方向摺動自在に挿通された焼型回動中心ピン及びそ
    の軸方向駆動手段と、前記回動軸に固着された焼型反転
    アーム及びその回動駆動手段とからなり、前記アームの
    先端に焼型の反転杆保持部が設けられていると共に、前
    記焼型回動中心ピンが焼型反転装置の位置に到達した焼
    型の反転回動ピン孔に挿脱可能とされている ことを特徴
    とする食品焼成機。
  2. 【請求項2】 前記反転杆が焼型の支持枠体への支持ピ
    ンであることを特徴とする請求項1に記載の食品焼成
    機。
  3. 【請求項3】 前記支持枠体に、反転杆のピン受部及び
    焼型位置決め部材が設けられていることを特徴とする請
    求項1又は2に記載の食品焼成機。
  4. 【請求項4】 前記両中空回動軸が、連動手段により同
    期して回動するようになっていることを特徴とする請求
    項1に記載の食品焼成機。
  5. 【請求項5】 前記焼型反転装置の近傍に焼成食品分離
    装置が配設されていることを特徴とする請求項1に記載
    の食品焼成機。
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