JPS6363209B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、たこ焼の販売店で大量のたこ焼を製
造するのに用いる装置に関する。

従来の技術 本発明者は、先に特願昭60−57872号（特開昭
61−216632号）に関するたこ焼製造装置を発明し
て市場提供した。

この装置は、二組を併設して互に反対の方向へ
間歇走行させるコンベヤと、これらコンベヤに乗
せて移送する焼型と、この焼型を前記コンベヤの
端部において一方のコンベヤから他方のコンベヤ
へ移し換えさせる手段と、前記コンベヤ上に始端
側から順次に設けた前記焼型への油塗り手段、衣
液の下敷き手段、具の供給手段、衣液の上掛け手
段と、前記コンベヤの残部に対設した焼型の上と
下の加熱手段とを備えさせた構成のものであつ
て、多数の焼型を反対方向へ走る二組のコンベヤ
の端での移し換えによつて循環移送し、この間に
焼型への油塗り、材料の供給、焼上げ、取出しを
行うものであるから、具の供給を人手により行つ
ても、二人程度の作業員で大量のたこ焼が製造さ
れ、製品の大巾なコストダウンが計れる。

衣液や具等の原料の供給量が機械的に規制され
ると共に、加熱条件も規制されるため、内容、品
質にむらのないたこ焼が得られる。

二組のコンベヤ間での焼型の移し換えにより焼
型を循環移送させるから、焼上げを終つて製品を
取出された焼型は、冷めない内に次の原料仕込み
を行われるため熱の無駄がなく、設置スペースが
小さくて作業や保守管理もし易い。等の特徴と有
するものであつた。

発明が解決しようとする問題点 しかし前記した先願の装置は、焼型がコンベヤ
の終端に達する迄に原料を焼上げて製品とし焼型
から取り出すもので、この間に半製品の返し及び
脱気が行われないから、製品中に具等から発生し
た水蒸気がこもつて空洞を作り、製品の食味を著
しく低下させるだけでなく、製品が型に焼き着い
て取れなくなり、取出し時に形崩れするものを多
く生ずるし、また製品の焼き着いた型は、焼き着
きを洗い落さないと再使用できない問題点があつ
た。

本発明は前記問題点を解決するためになされた
もので、焼型の中で原料が型崩れしにくい半焼け
の状態となつたとき、焼型から１旦取出して脱気
と返しを行うことにより、製品に空洞や焼け着き
等の不良を生じないたこ焼製造装置を提供するこ
とを目的としている。

問題点を解決するための手段 本発明に関するたこ焼製造装置は、図面第１図
〜第１８図の実施例に示すように、二組を併設し
て互に反対の方向へ間歇走行させるコンベヤ１，
１及び２，２に乗せて移送する焼型９と、この焼
型９を前記コンベヤの端部において一方のコンベ
ヤ１，１から他方のコンベヤ２，２へ移し換えさ
せる手段１５，１５と、前記コンベヤ１，１上に
始端側から順次に設けた前記焼型への油塗り手段
２５、衣液の下敷き手段３４、具の供給手段４
３、衣液の上掛け手段５７と、前記コンベヤ２，
２の残部に対設した焼型９の上と下の加熱手段６
５，６６と、前記コンベヤ２，２の終端に連設し
て上と下に焼型７０の加熱手段７２，７３を設け
た焼上げ用コンベヤ６７，６７と、前記コンベヤ
２，２の終端から焼型９を取上げて焼上げ用コン
ベヤ６７，６７上に反転させ、半製品を焼上げ用
の型７０に移して焼型９をコンベヤ２，２に戻す
半製品の移し手段８２，８３，８４とを備えさせ
た構成のものである。

作 用 前記した構成の装置において、二組のコンベヤ
１，１及び２，２を互いに反対方向へ間歇走行さ
せると、一方のコンベヤ１，１に支持される焼型
９は先ず油塗り手段２５の下に達して一時停止
し、これに伴い油塗り手段２５が焼型９の各凹部
１１へ侵入して油を塗つて戻る。すると焼型９は
コンベヤ１，１に送られて衣液の下敷き手段３４
の下に達して一時停止する。このとき下敷き手段
３４は予め量定されている衣液を焼型９の凹部１
１の中へ注入して下敷きを行う。下敷きを施され
た焼型９は、たこと野菜その他の混合物とに分け
た二つの具の供給手段４２，４３の下へコンベヤ
１，１により送られて停止するとき、衣液の下敷
きの上に先づたこを乗せられ、次に野菜その他の
混合物を乗せられて具の供給を終る。具の供給を
終つた焼型９は衣液の上掛け手段５７の下に送ら
れて停止するとき、具の上に衣液を上掛けされて
衣液により具を包み込まれて生たこ焼を形成す
る。こうして生たこ焼が形成されると、焼型９は
移し換え手段１５によりコンベヤ１，１からコン
ベヤ２，２へ移されて下と上の加熱手段６５，６
６の間を間歇移送され、この間に下側と上側を同
時に焼かれてコンベヤ２，２の終端に達する迄に
半焼けの状態となるから、コンベヤ２，２の終端
において焼型９を移し手段８２，８３，８４によ
りコンベヤ２，２上から取上げて、焼上げ用コン
ベヤ６７，６７上へ反転させ、焼型９内の半製品
を焼上げ用コンベヤ６７，６７上の焼型７０上へ
移して脱気と返しを行わせた後、焼型９をコンベ
ヤ２，２へ戻し、移し換え手段１５により一方の
コンベヤ１，１へ移して、焼上げ用コンベヤ６
７，６７上においては焼型７０を上下から加熱さ
せ、半製品を焼上げてコンベヤ６７，６７の後端
で取出す操作を繰返させれば、内容、品質にむら
のない大量のたこ焼を僅かな人手で不良品を出さ
ずに能率良く製造することができるものである。

実施例 次に本発明に関する装置の実施例を図面に基い
て説明する。

図面第１図及び第２図におて１，１と２，２は
フレーム３の両端に軸支した鎖車４，４と５，５
及び６，６と７，７とに懸張して前記フレーム３
上に併設した二組のチエンコンベヤで、両チエン
コンベヤ１，１と２，２を間歇駆動手段８により
互に反対の方向へ間歇回転させ、後記する焼型を
一方のチエンコンベヤ１，１によつては第１図の
ように右から左へ移送させ、他方のチエンコンベ
ヤ２，２によつては左から右へ移送させて、焼型
が一方のチエンコンベヤ１，１の終端に達する
と、後記する移し替え手段により他方のチエンコ
ンベヤ２，２の始端へ移し、チエンコンベヤ２，
２の終端に達すると後記する移し換え手段により
チエンコンベヤ１，１の始端へ移させて、焼型を
フレーム３上において間歇送りで循環運動させる
ようにしてある。

９はたこ焼の焼型で、両端の突片１０，１０に
より前記したチエンコンベヤ１，１及び２，２に
乗せて移送させるもので、第４図のように底が半
球状をなす凹部１１を第３図のように二列並設
し、これら凹部１１，１１の裏側の隙間１２に、
前記したチエンコンベヤ１，１及び２，２に所定
の間隔で取付けた位置決め杆１３を係合させて、
焼型９の位置決めを行わせると共に、前記した突
片１０，１０の上面に後記する移し換え手段の係
合突起１４，１４を設けてある。

１５はチエンコンベヤ１，１から２，２及び
２，２から１，１への焼型９の移し換えを行わせ
るシリンダで、後記する押上シリンダにより焼型
９がコンベヤ１，１及び２，２の上方へ押し上げ
られる位置の上方に第５図のように配設し、焼型
９が押上されると、ピストンロツド１６が後退し
て先端に取付けたブラケツト１７を、同図に示す
ように焼型９の突片１０，１０に附設した係合突
起１４に係合させ、チエンコンベヤ１，１上の焼
型９をチエンコンベヤ２，２上へ移し換えるか、
チエンコンベヤ２，２上の焼型９をチエンコンベ
ヤ１，１上へ移し換えさせる。

１８は前記した焼型９の移し換えを行わせるシ
リンダ１５に対応させて、第５図及び第６図のよ
うに焼型９，９の下方に設けた焼型９の移動ガイ
ドで、同図に示すように中央部を昇降シリンダ１
９におけるピストンロツド２０の上端に結合し、
両端に案内筒２１に嵌合した摺動軸２２を取付
け、前記移動ガイド１８には焼型９における縁の
下に当接するローラ２３を多数列設して、昇降シ
リンダ１９により移動ガイド１８が第６図に実線
で示すように押し上げられると、焼型９は移動ガ
イド１８のローラ２３によりコンベヤ１，１及び
２，２の上方に支持され、移し換えシリンダ１５
のブラケツト１７がこれを押すと、ローラ２３の
回転により軽快に移動して、チエンコンベヤ１，
１より２，２及び２，２より１，１への移し換え
が軽快に行われるように構成してある。

２４は焼型９内に残るかすの吹飛ばしノズル
で、第７図に示すように一方のチエンコンベヤ
１，１の始端上側に焼型９の各凹部１１に対応さ
せて設け、製品を取出された焼型９がその下方へ
移動して停止するとき、凹部１１へ空気を噴射し
て凹部１１からかすを取り除かせる。

２５は前記したかすの吹飛しノズル２４の次に
設けた焼型９における凹部１１への油塗り具で、
第８図のように焼型９の凹部１１と同数をホルダ
ー２６に支持させ、該ホルダー２６を昇降シリン
ダ２７により下降されると、各油塗り具２５は凹
部１１内へ挿入され、この状態において各油塗り
具２５は、第１０図に示すようにその支軸２８に
取付けたレバー２９が、操作シリンダ３０のピス
トンロツド３１とリンク３２により連結したロツ
ド３３により連動的に回転されるため回転し、油
を凹部１１へ確実に塗り付け、塗り付けを終ると
昇降シリンダ２７により引上げられるようにして
ある。

３４は前記した油塗り具２５の次に設けた焼型
９の凹部１１へ衣液を下敷きさせるホツパーで、
第１１図のようにその下部に焼型９の凹部１１に
位置を合せた下孔３５と、この下孔３５の上方に
隣り合う下孔３５の間に位置するように設けてホ
ツパー３４と連通する上孔３６とを有する角断面
の送出筐３７を設けて、この送出筐３７内に操作
シリンダ３８のピストンロツド３９に連結したプ
ランジヤ４０を嵌合し、このプランジヤ４０に前
記した上孔３６と下孔３５とに交互に連通する量
定孔４１を設けて、この量定孔４１を常時は操作
シリンダ３８により上孔３６と連通させて下孔３
５とは隔離し、その中にホツパー３４の衣液を受
入れて量定し、ホツパー３４の下方へ焼型９が進
行して来て止るときは、操作シリンダ３８により
プランジヤ４０を引き、量定孔４１を下孔３５に
合せて量定された衣液を焼型９の凹部１１へ流し
込んで下敷きし、これが終ると操作シリンダ３８
によりプランジヤ４０が戻され、量定孔４１を下
孔３５から隔離して上孔３６へ一致させ、次の量
定を行うように構成される。

４２は前記した下敷きホツパー３４の次に設け
たこの供給バツトで、この中にたこの刻み片を入
れ、この刻み片を人手により前記衣液の下敷きを
した焼型９の凹部１１へ供給する。

４３は前記したたこの供給バツト４２の次に設
けた野菜、天かす等の混合具の供給ホツパーで、
第１３図のように焼型９の上方に設けた水平ガイ
ド４４に移動自在に支持され、常時は進退シリン
ダ４５のピストンロツド４６で回転されるレバー
４７により圧入ピストン４８の手前に保持され、
比処でシヤツター４９により閉じこめられる量定
孔５０へ混合具を供給されて量定し、たこを供給
された焼型９の凹部１１がホルダー５１に支持さ
れる凹部１１と同数の前記圧入ピストン４８の下
へ第１４図のように進んで停止するときは、圧入
ピストン４８と焼型９との間へ進退シリンダ４５
のピストンロツド４６により位置付けされ、これ
に伴い前記したシヤツター４９が操作シリンダ５
２のピストンロツド５３により動かされて、その
孔５４を量定孔５０に合致させると同時に、昇降
シリンダ５５がピストンロツド５６により前記し
た圧入ピストン４８を押し下げ量定孔５０に侵入
させるため、量定孔５０内の混合具は焼型９の凹
部１１へ収容され、収容を終ると圧入ピストン４
８が昇降シリンダ５５により、シヤツター４９が
操作シリンダ５２により、混合具の供給ホツパー
４３が進退シリンダ４５により元の位置に戻され
て次の混合具の量定を行うようにしてある。

５７は前記した混合具の供給ホツパーの次に設
けて焼型９の凹部１１に供給した具の上へ衣液を
上掛けさせるホツパーで、第１５図のようにその
下部に焼型９の凹部１１に位置を合せた下孔５８
と、この下孔５８の上方に隣り合う下孔５８の間
に位置するように設けて、ホツパー５７と連通す
る上孔５９とを有する角断面の送出筐６０を設け
て、この送出筐６０内に操作シリンダ６１のピス
トンロツド６２に連結したプランジヤ６３を嵌合
し、このプランジヤ６３に前記した上孔５９と下
孔５８とに交互に連通する量定孔６４を設けて、
この量定孔６４を常時は操作シリンダ６１により
上孔５９と連通させて下孔５８とは隔離し、その
中にホツパー５７の衣液を受入れて量定し、ホツ
パー５７の下方へ焼型９が進行して来るときは、
操作シリンダ６１によりプランジヤ６３を引き、
量定孔６４を下孔５８に合せて量定された衣液を
焼型９の凹部１１へ流し込んで、具に上掛けし、
これが終ると操作シリンダ６１によりプランジヤ
６３が戻され、量定孔６４を下孔５８から隔離し
て上孔５９に一致させ、次の量定を行うように構
成される。

６５，６６はコンベヤ２，２の部分において焼
型９の下方と上方に設けたガスバーナで、第１図
のように下方のバーナ６５は焼型６を焙る直焔式
を用い、上方のバーナ６６は副射熱で物品を加熱
する赤外線バーナを用いてある。

６７，６７はチエンコンベヤ２，２の終端側に
連設したチエンコンベヤで、フレーム３の両端に
軸支した鎖車６８，６８と６９，６９とに懸張し
てフレーム３上に併設してあり、これらチエンコ
ンベヤ６７，６７上には両者に跨らせて多数の焼
型７０が取付けられており、この焼型７０は第１
９図に示すように平板状に形成される場合と、図
面第２０図に示すように前記した焼型９と同様に
半球状の凹部７１を形成する場合とがあり、これ
らの焼型７０はチエンコンベヤ６７，６７の上方
と下方に設けたガスバーナ７２と７３の火力を、
前段階での焼け加減に合せて全体的、又は部分的
に調整し、製品が頃合いの焼上りとなるように加
熱させる。

７４，７４はチエンコンベヤ２，２と６７，６
７との中継部に設けた移動板で、下端をフレーム
３に軸７５，７６着した２本の平行リンク７７，
７８の上端に軸７９，８０着し、前記２本の平行
リンク７７，７８の一方７８を後記するシリンダ
により前方に揺動させるときは、この移動板７
４，７４に軸８１着した回転アーム７２における
先端の挾み部８３，８４がチエンコンベヤ２，２
上の焼型９を挾む位置に移動し、後方に揺動され
るときは、焼型９を挾んで後記する反転シリンダ
により反転された回転アーム８２の挾み部８３，
８４をチエンコンベヤ６７，６７上の焼型７０上
に対応させるようにしてある。

８５は前記した挾み部８３，８４の可動側８４
を操作するソレノイド又はミニシリンダで、挾み
部８４の操作端に対応させて回転アーム８２に取
付け、その作動時、挾み部８４を８３に接近させ
て両者により焼型９の突片１０を挾持させ、作動
停止により焼型９の突片１０を離す。

８６は前記した挾み部８３，８４の固定側８３
の内側に対応的に設けたガイド８７，８７に進退
自在に支持させた焼型９の蓋板で、チエンコンベ
ヤ２，２上で挾み部８３，８４が焼型９の突片１
０を挾持するとき、シリンダ８８により操作され
るレバー８９により押し出されて焼型９上に被さ
り、焼型９がチエンコンベヤ６７，６７上へ反転
されたとき、シリンダ８８のレバー８９により引
き戻されて焼型９の凹部１１を開放させる。

９０は前記した２本の平行リンク７７，７８を
揺動させるシリンダで、リンク７８の軸７６に固
定したレバー９１にロツド９２を連結し、ロツド
９２の繰出しにより平行リンク７７，７８を前方
へ揺動させ、引き込めにより平行リンク７７，７
８を後方へ揺動させる。

９３は前記した回転アーム８２の反転用アクチ
ユエータで、回転アーム８２の軸８１に直結し、
コンベヤ２，２上で挾み部８３，８４が９を掴む
と回転アーム８２をコンベヤ６７，６７上へ反転
させ、これによつて焼型９から半製品が焼型７０
へ移されると回転アーム８２を元に戻す作用をす
る。

９４は第２０図に示すように凹部７１を有する
焼型７０を用いる場合、この焼型７０への半製品
の移し換え位置の後方に設けた半製品の押し込み
部材で、下側に半製品を合せた半球状の凹部９５
を形成し、上側にシリンダ９６のロツド９７を連
結して、その下方へ半製品を移された焼型７０が
移動したとき、シリンダ９６を作動させて半製品
を焼型７０の凹部７１へ押し込ませるものであ
る。

尚焼上げられた製品は、コンベヤ６７，６７の
終端において焼型７０が反転するとき、製品受け
へ排出させるものである。

従つて、この実施例に示す装置を用いれば、焼
型９へのたこの供給と、混合具のホツパー４３に
おける量定孔５０への混合具の供給を人手により
行えば、他の操作は総て自動的に行われて内容品
質にむらのない大量のたこ焼を高能率的に連続製
造でき、更に、たこ及び混合具の供給にも自動供
給機を利用すれば、無人作業が可能となる。

また、この装置は原料が半焼けになると、回転
アーム８２の挾み部８３，８４により焼型９をチ
エンコンベヤ２，２から取り上げて、焼上げ用の
チエンコンベヤ６７，６７上へ反転させ、焼型７
０へ移し換えることにより、半製品の脱気と返し
を行わせて、製品にガスがこもつて空洞を作つた
り、製品が型９に焼き付いて取れなくなつたりす
ることを防止して、これらに起因する不良品の発
生をなくすことができるものである。

発明の効果 本発明に関する装置は、多数の焼型を反対方向
へ走る二組のコンベヤの端での移し換えによつて
循環移送し、この間に焼型への油塗り、材料の供
給、焼上げ、取出しを行うものであるから、具の
供給を人手により行つても、二人程度の作業員で
大量のたこ焼が製造され、製品の大巾なコストダ
ウンが計れる。

衣液や具等の原料の供給量が機械的に規制され
ると共に、加熱条件も規制されるため、内容、品
質にむらのないたこ焼が得られる。

二組のコンベヤ間での焼型の移し換えにより、
焼型を循環移送させるから、焼上げを終つて製品
を取出された焼型は、冷めない内に次の原料仕込
みを行われるため熱の無駄がなく、設置スペース
が小さくて作業や保守管理もし易い。

原料が加熱により半製品になると焼型をコンベ
ヤから取上げて反転させ、他の焼型に移して半製
品の脱気と返しを行わせたから、製品中にガスが
こもつて空洞ができたり、製品が型に焼き付いて
取り出すときに形崩れしたりする不良品の発生が
なくなつて製品歩留りが向上し、製品の焼け付き
により使用不能となる焼型を生じない。

等の特有の効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に関する装置の実施の一例を示
す平面図。第２図は同上側面図。第３図は焼型の
平面図。第４図は同上の縦断側面図。第５図は二
組のコンベヤ間で焼型の移し換えを行わせる手段
の正面図。第６図は同上側面図。第７図は焼型か
らかすを吹飛す手段の側面図。第８図は焼型へ油
を塗る手段の正面図。第９図は同上側面図。第１
０図は塗具の回転手段を示す平面図。第１１図は
衣液の下敷き手段の一部を縦断した正面図。第１
２図は同上側面図。第１３図は野菜等の混合具を
供給する手段の一部を縦断した正面図。第１４図
は同上の一部を縦断した側面図。第１５図は衣液
を上掛けする手段を示す正面図。第１６図は同上
正面図。第１７図は半製品の移し手段の側面図。
第１８図は同上の平面図。第１９図及び第２０図
は焼上げ用の焼型を示す側面図である。 図中１，１と２，２は二組のコンベヤ、９は焼
型、１５は焼型の移し換え手段、２５は油塗り手
段、３４は衣液の下敷き手段、４３は具の供給手
段、５７は衣液の上掛け手段、６５，６６は焼型
の加熱手段、６７，６７は焼上げ用コンベヤ、７
０は焼型、７２，７３は焼型７０の加熱手段、８
２，８３，８４は半製品の移し手段である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 二組を併設して互に反対の方向へ間歇走行さ
   せるコンベヤと、これらコンベヤに乗せて移送す
   る焼型と、この焼型を前記コンベヤの端部におい
   て一方のコンベヤから他方のコンベヤへ移し換え
   させる手段と、前記コンベヤ上に始端側から順次
   に設けた前記焼型への油塗り手段、衣液の下敷き
   手段、具の供給手段、衣液の上掛け手段と、前記
   コンベヤの残部に対設した焼型の上と下の加熱手
   段と、前記コンベヤの終端に連設して上と下に焼
   型の加熱手段を設けた焼上げ用コンベヤと、前記
   コンベヤの終端から焼型を取上げて焼上げ用コン
   ベヤ上に反転させ、半製品を焼上げ用の型に移し
   て焼型をコンベヤに戻す半製品の移し手段とを備
   えさせたことを特徴とするたこ焼製造装置。