JP2001017105A - 即席春雨およびその製法 - Google Patents
即席春雨およびその製法Info
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- JP2001017105A JP2001017105A JP11190611A JP19061199A JP2001017105A JP 2001017105 A JP2001017105 A JP 2001017105A JP 11190611 A JP11190611 A JP 11190611A JP 19061199 A JP19061199 A JP 19061199A JP 2001017105 A JP2001017105 A JP 2001017105A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 熱湯を注ぎ込むことにより容易に戻すことが
できる即席春雨を提供すること。 【解決手段】 緑豆の澱粉を水で捏ね、この捏ねた緑豆
の澱粉を多数のノズルから押し出して線状に成形し、線
状に形成されたものを沸騰した熱湯で茹でて、水洗いを
したのち、凍結させて鬆を形成して、解凍したのち、乾
燥させる工程を経る製法である。この製法で作った即席
春雨と、味を付けるスープの素とをカップ状容器に入れ
て包装する。熱湯を注ぎ込むことにより容易に春雨に戻
すことができ、かつ、従来の春雨に比して、舌触り、歯
触りの点で何ら遜色がなく、多様な味付けに適し、美味
しく食べることができる。
できる即席春雨を提供すること。 【解決手段】 緑豆の澱粉を水で捏ね、この捏ねた緑豆
の澱粉を多数のノズルから押し出して線状に成形し、線
状に形成されたものを沸騰した熱湯で茹でて、水洗いを
したのち、凍結させて鬆を形成して、解凍したのち、乾
燥させる工程を経る製法である。この製法で作った即席
春雨と、味を付けるスープの素とをカップ状容器に入れ
て包装する。熱湯を注ぎ込むことにより容易に春雨に戻
すことができ、かつ、従来の春雨に比して、舌触り、歯
触りの点で何ら遜色がなく、多様な味付けに適し、美味
しく食べることができる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、即席春雨および
その製法に関し、特に、鬆を形成しておくことにより、
熱湯を注ぎ込んで容易に戻すことができように構成した
ものである。
その製法に関し、特に、鬆を形成しておくことにより、
熱湯を注ぎ込んで容易に戻すことができように構成した
ものである。
【０００２】
【従来の技術】春雨は、中国が原産地である緑豆の澱粉
を水で捏ねて、底部に多数の孔をあけた筒の上から入
れ、底部の孔から沸騰している熱湯の中に線状に流し込
む。さらに加熱してから水にさらして水洗いしたのち、
乾燥させた透明な線状の食材である。
を水で捏ねて、底部に多数の孔をあけた筒の上から入
れ、底部の孔から沸騰している熱湯の中に線状に流し込
む。さらに加熱してから水にさらして水洗いしたのち、
乾燥させた透明な線状の食材である。
【０００３】料理の際には、水に浸けて軟化させてから
煮て戻し、主としてスープ、酢の物、吸物、いため物な
どに用いられている。
煮て戻し、主としてスープ、酢の物、吸物、いため物な
どに用いられている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】春雨は、比較的低カロ
リーの食材であり、多様な味付けに適しているにも拘わ
らず、料理の際には、水に浸けて軟化させてから煮て戻
さなければならないので、即席（インスタント）食品に
用いられることはなかった。
リーの食材であり、多様な味付けに適しているにも拘わ
らず、料理の際には、水に浸けて軟化させてから煮て戻
さなければならないので、即席（インスタント）食品に
用いられることはなかった。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この発明の即席春雨の製
法は、緑豆の澱粉を水で捏ね、この捏ねた緑豆の澱粉を
多数のノズルから押し出して線状に成形し、線状に形成
されたものを熱湯で茹でて、水洗いをしたのち、凍結さ
せて鬆を形成して、解凍したのち、乾燥させる工程を経
る製法である。
法は、緑豆の澱粉を水で捏ね、この捏ねた緑豆の澱粉を
多数のノズルから押し出して線状に成形し、線状に形成
されたものを熱湯で茹でて、水洗いをしたのち、凍結さ
せて鬆を形成して、解凍したのち、乾燥させる工程を経
る製法である。
【０００６】この即席春雨は、味を付けるスープの素と
ともにカップ状容器に入れて包装される。
ともにカップ状容器に入れて包装される。
【０００７】
【発明の実施の形態】この発明の即席春雨の製法は、
(1) 緑豆の澱粉を水で捏ね、(2) この捏ねた緑豆の澱粉
を多数のノズルから押し出して線状に成形し、(3) 押し
出された線状のものを沸騰した熱湯で約３０秒間茹で、
(4) 冷水に晒して水洗いをしたのち、(5) ０℃以下ので
きるだけ低い温度で凍結させて鬆（す）を形成する。
(1) 緑豆の澱粉を水で捏ね、(2) この捏ねた緑豆の澱粉
を多数のノズルから押し出して線状に成形し、(3) 押し
出された線状のものを沸騰した熱湯で約３０秒間茹で、
(4) 冷水に晒して水洗いをしたのち、(5) ０℃以下ので
きるだけ低い温度で凍結させて鬆（す）を形成する。
【０００８】(6) 次に、常温で解凍し、(7) 容器の形状
に合わせて１食分に束ねて、(8) 自然乾燥または温風乾
燥させると即席春雨が完成する。
に合わせて１食分に束ねて、(8) 自然乾燥または温風乾
燥させると即席春雨が完成する。
【０００９】なお、緑豆の澱粉に馬鈴薯澱粉などの他の
澱粉を添加してもよいのである。
澱粉を添加してもよいのである。
【００１０】一方、即席春雨に添付する野菜味のスープ
の素の製法は、(1) 茸、ホウレン草、緑豆モヤシ、人参
などを小さく裁断したものに、塩、砂糖、椎茸エキス、
コショウ、サラダ油などをそれぞれ適量混合して、９８
℃の温度で２〜３分間加熱処理した野菜成分を用意し、
(2) 塩、砂糖、ＭＳＧ、牛肉エキス、コショウ、椎茸ダ
シ、胡麻油などを混合して加熱処理した調味料を用意
し、(3) 野菜成分および調味料を熱い間に混合して平ら
な容器に入れ、冷やしたのち凍結させて凍結乾燥させ
る。(4) 凍結乾燥された野菜味のスープの素を１食分の
大きさに截断して袋詰めする。
の素の製法は、(1) 茸、ホウレン草、緑豆モヤシ、人参
などを小さく裁断したものに、塩、砂糖、椎茸エキス、
コショウ、サラダ油などをそれぞれ適量混合して、９８
℃の温度で２〜３分間加熱処理した野菜成分を用意し、
(2) 塩、砂糖、ＭＳＧ、牛肉エキス、コショウ、椎茸ダ
シ、胡麻油などを混合して加熱処理した調味料を用意
し、(3) 野菜成分および調味料を熱い間に混合して平ら
な容器に入れ、冷やしたのち凍結させて凍結乾燥させ
る。(4) 凍結乾燥された野菜味のスープの素を１食分の
大きさに截断して袋詰めする。
【００１１】また、即席春雨に添付する牛肉味のスープ
の素の製法は、(1) 牛肉、人参などを小さく裁断したも
のを９８℃の温度で２〜３分間加熱処理した牛肉成分を
用意し、(2) 塩、砂糖、ＭＳＧ、牛肉エキス、醤油、チ
リソース、スターチ、コショウ、酢などを混合して加熱
処理した調味料を用意し、(3) 牛肉成分および調味料を
熱い間に混合して平らな容器に入れ、冷やしたのち凍結
させて凍結乾燥させる。(4) 凍結乾燥された牛肉味のス
ープの素を１食分の大きさに截断して袋詰めする。
の素の製法は、(1) 牛肉、人参などを小さく裁断したも
のを９８℃の温度で２〜３分間加熱処理した牛肉成分を
用意し、(2) 塩、砂糖、ＭＳＧ、牛肉エキス、醤油、チ
リソース、スターチ、コショウ、酢などを混合して加熱
処理した調味料を用意し、(3) 牛肉成分および調味料を
熱い間に混合して平らな容器に入れ、冷やしたのち凍結
させて凍結乾燥させる。(4) 凍結乾燥された牛肉味のス
ープの素を１食分の大きさに截断して袋詰めする。
【００１２】発砲スチロールなどの断熱材料で作ったカ
ップ状容器に完成した春雨入れて、その上に袋詰めされ
た野菜味または牛肉味のスープの素を載せて蓋をしたの
ち包装して出荷する。
ップ状容器に完成した春雨入れて、その上に袋詰めされ
た野菜味または牛肉味のスープの素を載せて蓋をしたの
ち包装して出荷する。
【００１３】このように構成された即席春雨を食べる際
には、カップ状容器の蓋を開いて、スープの素を袋から
取り出して即席春雨の上に載せ、熱湯を注ぎ込み、蓋を
して３分程度経過すると、スープの素が溶け、春雨の鬆
に熱湯がしみ込んで柔らかくなるので、溶けたスープの
素を均一に撹拌すれば、美味しく食べられる。
には、カップ状容器の蓋を開いて、スープの素を袋から
取り出して即席春雨の上に載せ、熱湯を注ぎ込み、蓋を
して３分程度経過すると、スープの素が溶け、春雨の鬆
に熱湯がしみ込んで柔らかくなるので、溶けたスープの
素を均一に撹拌すれば、美味しく食べられる。
【００１４】
【発明の効果】以上の実施の形態に基づく説明から明ら
かなように、この発明の即席春雨は、凍結工程により鬆
が形成されているので、熱湯を注ぎ込むことにより容易
に春雨に戻すことができる。かつ、この発明の即席春雨
は、従来の春雨に比して、舌触り、歯触りの点で何ら遜
色がなく、多様な味付けに適し、美味しく食べることが
できる。
かなように、この発明の即席春雨は、凍結工程により鬆
が形成されているので、熱湯を注ぎ込むことにより容易
に春雨に戻すことができる。かつ、この発明の即席春雨
は、従来の春雨に比して、舌触り、歯触りの点で何ら遜
色がなく、多様な味付けに適し、美味しく食べることが
できる。
【手続補正書】
【提出日】平成１２年５月８日（２０００．５．８）
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正２】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００５
【補正方法】変更
【補正内容】
【０００５】
【課題を解決するための手段】この発明の即席春雨は、
緑豆の澱粉を水で捏ね、この捏ねた緑豆の澱粉をノズル
から押し出して線状に形成し、線状に形成されたものを
熱湯で茹でて、水洗いをしたのち、凍結させて鬆を形成
して、解凍したのち、容器の形状に合わせて１食分に束
ねて乾燥させた春雨と、調味料を加えた野菜、肉類など
のスープを凍結乾燥させた１食分のスープの素とよりな
り、上記春雨と上記スープの素とを断熱材料で作ったカ
ップ状容器に入れたものである。
緑豆の澱粉を水で捏ね、この捏ねた緑豆の澱粉をノズル
から押し出して線状に形成し、線状に形成されたものを
熱湯で茹でて、水洗いをしたのち、凍結させて鬆を形成
して、解凍したのち、容器の形状に合わせて１食分に束
ねて乾燥させた春雨と、調味料を加えた野菜、肉類など
のスープを凍結乾燥させた１食分のスープの素とよりな
り、上記春雨と上記スープの素とを断熱材料で作ったカ
ップ状容器に入れたものである。
【手続補正３】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００６
【補正方法】削除
Claims (2)
- 【請求項１】 緑豆の澱粉を水で捏ね、この捏ねた緑豆
の澱粉を多数のノズルから押し出して線状に成形し、線
状に形成されたものを熱湯で茹でて、水洗いをしたの
ち、凍結させて鬆を形成して、解凍したのち、乾燥させ
る工程を経ることを特徴とする即席春雨の製法。 - 【請求項２】 緑豆の澱粉を水で捏ね、この捏ねた緑豆
の澱粉を多数のノズルから押し出して線状に成形し、線
状に形成されたものを熱湯で茹でて、水洗いをしたの
ち、凍結させて鬆を形成して、解凍したのち、乾燥させ
たことを特徴とする即席春雨。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11190611A JP3078541B1 (ja) | 1999-07-05 | 1999-07-05 | 即席春雨およびその製法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11190611A JP3078541B1 (ja) | 1999-07-05 | 1999-07-05 | 即席春雨およびその製法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP3078541B1 JP3078541B1 (ja) | 2000-08-21 |
| JP2001017105A true JP2001017105A (ja) | 2001-01-23 |
Family
ID=16260962
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11190611A Expired - Lifetime JP3078541B1 (ja) | 1999-07-05 | 1999-07-05 | 即席春雨およびその製法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3078541B1 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006054375A1 (ja) * | 2004-11-19 | 2006-05-26 | Acecook Co., Ltd. | 即席春雨およびその製造方法 |
| JP2007330162A (ja) * | 2006-06-15 | 2007-12-27 | Amano Jitsugyo Kk | 即席パスタ類とその製造方法 |
| JP2008125429A (ja) * | 2006-11-21 | 2008-06-05 | Asahi Food & Healthcare Ltd | インスタント食品 |
| CN104397534A (zh) * | 2014-12-04 | 2015-03-11 | 陈文斌 | 滋阴润肺清热化痰粉丝及制备方法 |
| CN107048188A (zh) * | 2017-01-17 | 2017-08-18 | 南阳麦香源食品有限公司 | 一种品质改良型冷冻熟面及其加工方法 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2007066391A1 (ja) * | 2005-12-07 | 2007-06-14 | Kenmin Foods Co., Ltd. | ジャポニカ米を原料とするビーフンの製造方法及び該製造方法によって製造されたビーフン |
-
1999
- 1999-07-05 JP JP11190611A patent/JP3078541B1/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006054375A1 (ja) * | 2004-11-19 | 2006-05-26 | Acecook Co., Ltd. | 即席春雨およびその製造方法 |
| JP2007330162A (ja) * | 2006-06-15 | 2007-12-27 | Amano Jitsugyo Kk | 即席パスタ類とその製造方法 |
| JP4677369B2 (ja) * | 2006-06-15 | 2011-04-27 | 天野実業株式会社 | 即席凍結乾燥パスタ類とその製造方法 |
| JP2008125429A (ja) * | 2006-11-21 | 2008-06-05 | Asahi Food & Healthcare Ltd | インスタント食品 |
| CN104397534A (zh) * | 2014-12-04 | 2015-03-11 | 陈文斌 | 滋阴润肺清热化痰粉丝及制备方法 |
| CN107048188A (zh) * | 2017-01-17 | 2017-08-18 | 南阳麦香源食品有限公司 | 一种品质改良型冷冻熟面及其加工方法 |
| CN107048188B (zh) * | 2017-01-17 | 2019-11-01 | 南阳麦香源食品有限公司 | 一种品质改良型冷冻熟面及其加工方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3078541B1 (ja) | 2000-08-21 |
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