JPH10295311A - カップ入りインスタント細切り湯葉の製法と、その製法により製造したカップ入りインスタント細切り湯葉 - Google Patents

カップ入りインスタント細切り湯葉の製法と、その製法により製造したカップ入りインスタント細切り湯葉

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JPH10295311A
JPH10295311A JP9130495A JP13049597A JPH10295311A JP H10295311 A JPH10295311 A JP H10295311A JP 9130495 A JP9130495 A JP 9130495A JP 13049597 A JP13049597 A JP 13049597A JP H10295311 A JPH10295311 A JP H10295311A
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JP
Japan
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yuba
cup
shredded
dried
instant
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JP9130495A
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English (en)
Inventor
Ryoji Tezuka
良治 手塚
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MASUZEN KK
Original Assignee
MASUZEN KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 保存性の優れた主食的加工食品としてのカッ
プ入りインスタント細切り湯葉の製造方法と、カップ入
りインスタント細切り湯葉を提供する。 【解決手段】 生湯葉を細長片又は細片に裁断する工程
と、その裁断した湯葉を商品サイズの単位容器に入れて
マイナス25〜30゜Cに急速冷凍する工程と、その冷
凍された細切り湯葉をドライ乾燥する工程と、容器内で
一塊となって固まった乾燥細切り湯葉を取り出す工程
と、取り出した細切り湯葉1を合成樹脂製耐熱湯カップ
2に移し換える工程と、その耐熱湯カップ2に密閉蓋3
を溶着する工程とから成るカップ入りインスタント細切
り湯葉の製法と、その製法で得られたカップ入りインス
タント細切り湯葉である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カップ入りインス
タント細切り湯葉の製法と、その製法により製造したカ
ップ入りインスタント細切り湯葉に関する。
【0002】
【従来の技術】湯葉には生湯葉と乾燥湯葉とがあり、生
湯葉は大豆を水に浸漬し、これを粉砕し、加熱し、これ
を搾って豆乳を得、得られた豆乳液を加熱して液表面に
できる被膜を引上げて得られる。また乾燥湯葉は生湯葉
を巻いて5〜7cmの幅の包帯状に加工し乾燥させたも
のと縦横30cmのシ−ト状に切って乾燥させたものが
あり前者を「巻ゆば」、後者を「平ゆば」と称して製造
されている。特に栃木県においては伝統地場産業の「日
光ゆば」として全国に知られ、乾燥湯葉は各地に販売さ
れている。生湯葉は保存期間が常温で24時間程度と極
めて短く、殆どを製造地元で消費しているのが実情であ
る。
【0003】食する方法は、乾燥している湯葉を汁で戻
し、その過程で味を染み込ませる調理法が一般的で、吸
い物や煮物として高級和食料理に使用されている。また
湯葉は大豆原料で豊富な植物性蛋白質と各種栄養ビタミ
ンを多く含み、健康食としても良く知られている。しか
しながら、これまでは調理法が限られていて殆どが添え
物的に扱われ、食されている消費量もそれほど多くな
く、その量も食品多様化のなかで年々落込んでいる。こ
のような状況下、本発明者は湯葉の消費量の拡大を目指
して研究を重ね、これまでにない食品を発明するに至っ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記実情に鑑
みてなされたもので、栄養的に大変優れた伝統産業の湯
葉を、他の食品の添え物としでてはなく、長期にわたり
保存できて多量に食せる主食的加工食品としてのカップ
入りインスタント細切り湯葉の製造方法と、その製造方
法によって製造するカップ入りインスタント細切り湯葉
を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、常法により製造された生湯葉を細長片又
は細片に裁断する工程と、その裁断した湯葉を商品容器
サイズの単位容器に入れてマイナス25〜30゜Cに急
速冷凍する工程と、その冷凍された細切り湯葉をドライ
乾燥する工程と、乾燥し単位容器状に一塊となって固ま
った細切り湯葉をその容器から取り出す工程と、単位容
器から取り出した乾燥細切り湯葉1を合成樹脂製耐熱湯
カップ2に移し換える工程と、その合成樹脂製耐熱湯カ
ップ2に密閉蓋3を溶着又は接着する工程とから成るカ
ップ入りインスタント細切り湯葉の製法である。
【0006】また上記構成において、単位容器から取り
出した乾燥細切り湯葉1を合成樹脂製耐熱湯カップ2に
移し換える工程の後にフリ−ズドライされた薬味及び具
4及び又は粉末ス−プ5を添加する工程を有する請求項
1のカップ入りインスタント細切り湯葉の製法である。
【0007】また、生湯葉を細長片又は細片に裁断し、
商品容器サイズの単位容器に入れて急速冷凍、ドライ乾
燥により単位容器状に一塊となって固まらせた乾燥細切
り湯葉1を合成樹脂製耐熱湯カップ2に移し換えて密閉
蓋3を溶着又は接着して成るカップ入りインスタント細
切り湯葉である。
【0008】さらに上記構成において、合成樹脂製耐熱
湯カップ2内の乾燥細切り湯葉1にフリ−ズドライ薬味
及び具4及び又は粉末ス−プ5を添加して成るものであ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明は、カップ入りインスタン
ト細切り湯葉の製法と、その製法により製造したカップ
入りインスタント細切り湯葉であり、それらの実施の形
態を以下図面で説明する。まず本発明の製法について説
明すると、図1に示すように、常法により製造された乾
燥前の生湯葉を細長片又は細片に裁断する工程と、その
裁断した湯葉を商品容器サイズの籠状又はカップ状単位
容器に入れてマイナス25〜30゜Cに急速冷凍する工
程と、その冷凍された細切り湯葉をドライ乾燥する工程
と、乾燥し単位容器状に一塊に固まった乾燥細切り湯葉
をその単位容器から取り出す工程と、単位容器から取り
出した一塊ごとの細切り湯葉1を発泡合成樹脂製の耐熱
湯カップ2に移し換える工程と、その合成樹脂製耐熱湯
カップ2に密閉蓋3を溶着又は接着する工程とから構成
される。
【0010】上記生湯葉を裁断する形状としては、細長
片又は細片とがあり、細長片はきしめん状のインスタン
ト湯葉ヌ−ドルとして、細片はワンタン様のインスタン
ト湯葉とすることができる。またそれらの混合形態も可
能である。
【0011】また、製法には容器から取り出した一塊ご
とのフリ−ズドライされた細切り湯葉1を合成樹脂製耐
熱湯カップ2に移し換える工程の後にフリ−ズドライさ
れた薬味及び具4及び又は粉末ス−プ5を添加する工程
を有する形態が可能である。なお、生湯葉の乾燥工程に
おいて油処理は行なわない。
【0012】次に上記製法によって製造されるカップ入
りインスタント細切り湯葉を説明すると、図2に示すよ
うに、カップ入りインスタント細切り湯葉は、上記方法
によるフリ−ズドライされた乾燥細切り湯葉1を合成樹
脂製耐熱湯カップ2に移し換える。そして、乾燥細切り
湯葉1の上に豆腐、ねぎ、蒲鉾、キャベツ等のフリ−ズ
ドライ薬味及び具4を載せて剥がし代3aを凸設した密
閉蓋3を合成樹脂製耐熱湯カップ2の開口縁2aに加熱
溶着する。フリ−ズドライ薬味及び具4及び粉末ス−プ
5は合成樹脂製耐熱湯カップ2に添加同封せずに別袋6
に入れておいても良い。また密閉蓋3の表には、食する
ときの調理方法の説明を記載しておくと良い。
【0013】
【調理方法】上記カップ入りインスタント細切り湯葉の
調理方法は、カップインスタントラ−メンと殆ど同じで
あり、密閉蓋3を途中まで剥がし、好みに応じて別袋6
入りのフリ−ズドライ薬味及び具4と醤油、カレ−等各
種味付けの粉末ス−プ5を入れ、合成樹脂製耐熱湯カッ
プ2内に沸騰した熱湯を八分目ほど注ぎ込み、途中まで
剥がした前記密閉蓋3を再度被せて2〜3分程度待つと
水分を含み柔らかくなってできあがる。前記密閉蓋3を
全部剥ぎ取って、箸やフォ−クで掻き混ぜて食する。
【0014】
【発明の効果】本発明は以上のようで、生湯葉の乾燥工
程中に油処理をしないのでインスタントラ−メンのよう
に油成分の変質による保存期間の短縮が起こらない。こ
のために大幅な保存期間の延長が可能となり、大量保
管、遠隔地配送も可能となり、栄養的に大変優れた伝統
産業の湯葉を大くの人々に多量に販売することができる
ようになる。
【0015】そして、これまでの「湯葉」のイメ−ジを
一新させ、湯葉が他の食品の添え物としてではなく、主
食的加工食品であるカップ入りインスタント食品(例え
ばカップラ−メン、カップうどん)のように、大変食べ
やすくなって多量に食されるこが期待される。また、湯
葉はラ−メン等従来のヌ−ドル食材に較べてうまく味付
できる種類が多く、且つそれらの味が染み込み易い特徴
があり、塩、醤油、味噌、コンソメ、カレ−等各種の好
みの味が楽しめる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造工程図。
【図2】本発明の一部切欠状態を示す斜視図。
【符号の説明】
1 乾燥細切り湯葉 2 合成樹脂製耐熱湯カップ 2a 合成樹脂製耐熱湯カップの開口縁 3 密閉蓋 3a 密閉蓋の剥がし代 4 フリ−ズドライ薬味及び具 5 粉末ス−プ 6 別袋

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 常法により製造された生湯葉を細長片又
    は細片に裁断する工程と、その裁断した湯葉を商品容器
    サイズの単位容器に入れてマイナス25〜30゜Cに急
    速冷凍する工程と、その冷凍された細切り湯葉をドライ
    乾燥する工程と、乾燥し単位容器状に一塊となって固ま
    った細切り湯葉をその容器から取り出す工程と、単位容
    器から取り出した乾燥細切り湯葉(1)を合成樹脂製耐
    熱湯カップ(2)に移し換える工程と、その合成樹脂製
    耐熱湯カップ(2)に密閉蓋(3)を溶着又は接着する
    工程とから成るカップ入りインスタント細切り湯葉の製
    法。
  2. 【請求項2】 単位容器から取り出した乾燥細切り湯葉
    (1)を合成樹脂製耐熱湯カップ(2)に移し換える工
    程の後にフリ−ズドライされた薬味及び具(4)及び又
    は粉末ス−プ(5)を添加する工程を有する請求項1の
    カップ入りインスタント細切り湯葉の製法。
  3. 【請求項3】 生湯葉を細長片又は細片に裁断し、商品
    容器サイズの単位容器に入れて急速冷凍、ドライ乾燥に
    より単位容器状に一塊となって固まらせた乾燥細切り湯
    葉(1)を合成樹脂製耐熱湯カップ(2)に移し換えて
    密閉蓋(3)を溶着又は接着して成るカップ入りインス
    タント細切り湯葉。
  4. 【請求項4】 合成樹脂製耐熱湯カップ(2)内の乾燥
    細切り湯葉(1)にフリ−ズドライ薬味及び具(4)及
    び又は粉末ス−プ(5)を添加して成る請求項3のカッ
    プ入りインスタント細切り湯葉。
JP9130495A 1997-05-01 1997-05-01 カップ入りインスタント細切り湯葉の製法と、その製法により製造したカップ入りインスタント細切り湯葉 Pending JPH10295311A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003041505A3 (en) * 2001-11-13 2003-09-25 Enzo Nicolello Process for the lyophilization of vegetables, and lyophilized vegetables obtained through such process
WO2004071216A1 (ja) * 2003-02-13 2004-08-26 Fuji Oil Company, Limited 乾燥湯葉の製造法
JP2008043222A (ja) * 2006-08-11 2008-02-28 Ezaki Glico Co Ltd 湯葉麺入りスープ食品

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2004071216A1 (ja) * 2003-02-13 2004-08-26 Fuji Oil Company, Limited 乾燥湯葉の製造法
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