JPH1146734A - 品質の改良されたたこ焼、お好み焼及び これらに類似した食品 - Google Patents

品質の改良されたたこ焼、お好み焼及び これらに類似した食品

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JPH1146734A
JPH1146734A JP9218300A JP21830097A JPH1146734A JP H1146734 A JPH1146734 A JP H1146734A JP 9218300 A JP9218300 A JP 9218300A JP 21830097 A JP21830097 A JP 21830097A JP H1146734 A JPH1146734 A JP H1146734A
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JP
Japan
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rice
takoyaki
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okonomiyaki
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JP9218300A
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English (en)
Inventor
Yukio Ishida
幸男 石田
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 本発明は小麦粉を主原料とした溶練物に米飯
品を混入したものを用い、適宜具を加えて、焼き上げ、
必要に応じて凍結してなるたこ焼、お好み焼又はこれら
に類似した食品に関する。 【効果】 従来のたこ焼やお好み焼は、焼き上げた後、
冷えたり、冷凍したりした後再加熱しても、もとに戻ら
ず歯ごたえが悪くなってしまったが、米飯品を混入する
ことによって冷却耐性、冷凍耐性を付与することができ
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、品質を改良したた
こ焼、お好み焼及びこれらに類似した食品及びこれらの
製造法に関するものである。本発明の品質改良されたた
こ焼、お好み焼などは組織がしっかりし、美味となり、
かつ冷凍耐性が付与されているので、大量生産に適し、
適宜凍結できるので食品流通界に寄与するところ大きな
ものがある。
【0002】
【従来の技術】一般に、たこ焼、お好み焼などは、小麦
粉を主原料とし、これに卵、塩、砂糖、その他調味料等
を加えて溶練物とし、たこ焼の場合は、この溶練物にた
こをきざんで入れたり、大きめのたこの切断物を置いて
溶練物を流し込み、焼き上げる。また、お好み焼の場合
は、この溶練物にキャベツをきざんで入れたり、溶練物
の上に乗せたりして、焼き上げている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】たこ焼やお好み焼はか
なり以前から作られ、販売されているものであるが、作
って時間がたって、少しひえて来ると組織が軟弱になっ
て、おいしさが失われたり、また作りたてを凍結しても
解凍加熱したとき組織がやわらかくなり過ぎて本来のお
いしさが出ないなどの欠点があった。本発明では、食し
て美味で、いつまでも組織の変化がなく、再加熱しても
美味であり、また、凍結保存−解凍−加熱しても作りた
てのおいしさの出るたこ焼きやお好み焼きを作ることを
課題とした。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明では、たこ焼やお
好み焼に用いる小麦粉を主原料とした溶練物に米飯品を
混入することによって組織を改良し、冷凍耐性をもたせ
ることに成功したのである。組織の改善に米澱粉を添加
しても目的は達成できないが、米粒のある粥や破砕米の
炊飯物でも目的を達成することができるので、組織のあ
る米飯品であればたこ焼やお好み焼の品質を改良できる
ものと認められた。
【0005】本発明は、小麦粉を主原料とした溶練物に
米飯品を混入したものを用い、適宜具を加えて、焼き上
げるか又は冷凍保存後焼き上げ、必要に応じて凍結して
なるたこ焼、お好み焼又はこれらに類似した食品に関す
るものである。
【0006】また、本発明は小麦粉を主原料として溶練
物100重量部に対して米飯品を5〜140重量部、好
ましくは30〜100重量部混入したものを用い、適宜
具を加えて、焼き上げるか又は冷凍保存後焼き上げ、必
要に応じて凍結してなるたこ焼、お好み焼又はこれらに
類似した食品に関するものである。
【0007】また、本発明は小麦粉を主原料とした溶練
物に米飯品を混入したものを用い、適宜具を加えて、焼
き上げるか又は冷凍保存後焼き上げることを特徴とする
たこ焼、お好み焼又はこれらに類似した食品の製造法に
関するものである。
【0008】本発明は、小麦粉を主原料とした溶練物に
米飯品を混入する点に大きな特色を有するものである
が、その米飯品としては米飯粥状物、破砕米炊飯物、米
飯、各種吸水米などの1もしくは2以上であればよい。
【0009】米飯粥状物は、生米から直接粥にしたもの
でも、一旦炊飯したものを粥状にしたものでもよい。ま
た、破砕米でも少しやわらかく炊飯したものや、粥状に
したものでもよい。また、米飯はやわらかく炊飯したも
のであれば、どんなものでもよい。また、各種吸水米と
しては、米粒を処理などして多量の水を吸水させた各種
吸水米がある。
【0010】吸水米としては一般吸水米、高吸水米、過
剰吸水米があるが、これらは本発明者の発明に係る加工
米製品である。一般吸水米は、例えば次のようにして製
造することができる。第1段階において米を60℃以上
の湯及び/又は蒸気及び/又は加圧蒸気を用いて含水量
を米100重量部に対し45〜100重量部とした吸水
米を調製し、第2段階においてこの吸水米を品温60℃
以上を維持しているうちに品温より5℃以上低い温度の
湯又は水及び/又はダシ汁、スープ、ソース等に一定時
間浸漬し、第1段階の吸水米より更に米100重量部に
対し5重量部〜50重量部余分に吸水させることにより
吸水米を製造する。又一旦温度を下げた場合は35℃以
上に再加熱し、5℃以上温度の低い湯及び/又はスープ
等の中に浸漬吸水させることにより米100重量部に対
し5重量部〜30重量部余分に吸水させ、より多く吸水
した吸水米を製造する。
【0011】あるいはまた、次のようにして一般吸水米
を製造することも可能である。洗米または浸漬米と当該
米の生米100重量部に対し90重量部以上に相当する
水、スープ、ソース、ダシ汁、酢または調味液等から選
定される少なくとも1種の液とを容器に入れて密閉した
後、第1段階において当該容器中の米を65℃以上に加
温して含水量を生米100重量部に対し42重量部以上
とした吸水米とし、第2段階においてこの吸水米を0〜
25℃、好ましくは2〜15℃に冷却し、第3段階にお
いてこの吸水米を25〜70℃、好ましくは30〜65
℃に加温して含水量を生米100重量部に対し75重量
部以上とした吸水米とした後、更に希望するのであれ
ば、上記した加温及び冷却を更にくり返して含水量を生
米100重量部に対し105重量部以上とし、α化度を
85%以下に保持した吸水米を製造する。
【0012】高吸水米は、例えば次のようにして製造す
ることができる。第1段階に於て浸漬米を65℃以上の
湯及び/又は蒸気又は加圧蒸気を用いて20秒〜45分
間程度加熱し含水量を生米100重量部に対し42〜7
2重量部とした吸水米とし、第2段階においてこの吸水
米の品温がこの吸水米を加熱した湯及び/又は蒸気等の
温度をほぼ維持した状態のうちに0℃〜25℃、好まし
くは5℃〜15℃の冷水に10〜60分程度浸漬して吸
水させ、含水量を生米100重量部に対し水50〜85
重量部とした吸水米とし、この吸水米を25℃〜60
℃、好ましくは30℃〜55℃の湯及び/又はソース、
スープ、ダシ汁、酢、調味液等の中に10〜60分程度
投入し、含水量を生米100重量部に対し75〜110
重量部とすることにより、高吸水米を製造する。
【0013】超過剰吸水米は、例えば次のようにして製
造することができる。第1段階で米を湯及び/又は蒸気
及び/又は加圧蒸気を用いて含水量を米100重量部に
対し水38〜115重量部とした吸水米を調製し、得ら
れた吸水米を冷蔵もしくは冷凍及び/又は冷蔵後冷凍、
冷凍後冷蔵処理し、第2段階で、水、湯、ダシ汁、スー
プ、ソース等に一定時間浸漬し、更に吸水させ、全吸水
量を米100重量部に対して水85〜130重量部とす
ることにより、米澱粉は完全にα化しない状態のままの
超過剰吸水米を製造する。
【0014】小麦粉を主原料とした溶練物としては、従
来たこ焼やお好み焼に用いられている流動性のあるもの
で、その味付けは、全卵、塩、砂糖、カツオブシ粉、サ
クラエビ、マヨネーズ、チーズ、ソース、あげ玉その他
調味料など適宜工夫して添加し、全体をよく混合して作
られている。
【0015】本発明では、この溶練物100重量部に米
飯品を、好ましくは5〜140重量部、より好ましくは
30〜100重量部、最適には50〜80重量部混入す
ればよい。溶練物と米飯品の混合物は流動性を有するよ
うに水分調整するのがよい。
【0016】たこ焼の具はたこで、お好み焼の具はキャ
ベツがよくみられるが、いずれでもその他、牛肉、豚
肉、魚介類、豆類、ニンジン、ピーマン、その他の野菜
類などどんなものでもおいしく食べられるものであれば
いずれもよく、また2以上を混合したものでもよい。
【0017】具の加え方は、小さく切断して溶練物と米
飯品の混合流動物に添加するだけでもよく、また混合流
動物を焼き上げるとき、中心部に入れたり、間にはさん
だり、上に乗せたりするのでもよく、更に、両者を組合
せた方法などいずれでもよい。
【0018】焼き上げは、従来のたこ焼板を用いたり、
鉄板や陶板を用いたり、更には新たに工夫した多数の孔
をもつ金属枠を上下金属板ではさんだ成型機を用いて焼
き上げることができる。
【0019】焼き上げられたたこ焼、お好み焼などは組
織がしっかりして、好ましい歯ごたえがあり、美味であ
る。これらのものは、ひえて再加熱しても、出来たてと
同じく、組織もしっかりし、すぐれた歯ごたえがあり、
美味である。また、凍結して、かなり長期間保存して、
電子レンジで1〜5分程度、処理すれば、出来たてと同
じく、組織もしっかりし、すぐれた歯ごたえがあり、美
味である。
【0020】
【実施例】
【0021】
【実施例1】小麦粉1Kg、生卵5ヶ、砂糖100g、
食塩50g、カツオブシ粉200gを水を加えながら溶
いて、よく攪拌し、溶練物を作った。この溶練物100
重量部に吸水米50重量部、調理してきざんだたこ15
重量部、きざんだキャベツ10重量部を混入し、水を少
量加え、混合物を流動状に調整した。
【0022】別に、鉄製でハチの巣状にたこ焼大の多く
の孔をもつ枠と上下2枚の鉄板で、たこ焼量産機を用意
した。このたこ焼量産機の鉄部分をあらかじめ150℃
程度に加熱しておいて、これに流動状混合物をハチの巣
状のたこ焼孔に流し込み、鉄板でふたをして、そのまま
焼き上げた。
【0023】得られたたこ焼は歯ごたえがあり、美味で
あった。このたこ焼は冷えても、500W電子レンジで
40〜50秒程度再加熱すれば、歯ごたえがよく、美味
なたこ焼となった。また、凍結して1週間保存し、50
0W電子レンジで1〜2分間解凍、加熱したところ、歯
ごたえがよく、美味なたこ焼であった。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 小麦粉を主原料とした溶練物に米飯品を
    混入したものを用い、適宜具を加えて、焼き上げるか又
    は冷凍保存後焼き上げ、必要に応じて凍結してなるたこ
    焼、お好み焼又はこれらに類似した食品。
  2. 【請求項2】 小麦粉を主原料とした溶練物100重量
    部に対して米飯品を5〜140重量部、好ましくは30
    〜100重量部混入したものを用い、適宜具を加えて、
    焼き上げるか又は冷凍保存後焼き上げ、必要に応じて凍
    結してなるたこ焼、お好み焼又はこれらに類似した食
    品。
  3. 【請求項3】 小麦粉を主原料とした溶練物に米飯品を
    混入したものを用い、適宜具を加えて、焼き上げるか又
    は冷凍保存後焼き上げることを特徴とするたこ焼、お好
    み焼又はこれらに類似した食品の製造法。
  4. 【請求項4】 米飯品が、米飯粥状物、破砕米炊飯物、
    米飯、各種吸水米などの1もしくは2以上であることを
    特徴とする請求項1〜3のたこ焼、お好み焼又はこれら
    に類似した食品、又はそれらの製造法。
  5. 【請求項5】 具がたこ、キャベツなどで、溶練物に混
    入するか、及び/又は焼き上げるときに添加することを
    特徴とする請求項1〜3のたこ焼、お好み焼又はこれら
    に類似した食品、又はそれらの製造法。
JP9218300A 1997-07-30 1997-07-30 品質の改良されたたこ焼、お好み焼及び これらに類似した食品 Pending JPH1146734A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010000180A (ko) * 2000-07-31 2001-01-05 이기팔 문어빵의 제조방법
JP2006271330A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Nisshin Foods Kk たこ焼きの製造方法
JP2011188838A (ja) * 2010-03-16 2011-09-29 Chizuko Watanabe お米団子およびその製造方法

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