JP2001016872A - スイッチング制御回路 - Google Patents
スイッチング制御回路Info
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Abstract
ダイオードに流れる電流を低減することが可能なスイッ
チング制御回路を提供することを目的とする。 【解決手段】 半導体スイッチング素子をオンオフ動作
させるための駆動信号を発生する駆動信号発生手段を備
えたスイッチング制御回路において、前記スイッチング
素子部に流れる電流が逆方向に流れたことを検知し逆電
流検知信号を出力する逆電流検知手段と、前記駆動信号
と前記逆電流検知信号の論理和信号を出力するOR回路
を具備し、このOR回路の出力を前記半導体スイッチン
グ素子の駆動信号として出力するドライブ回路を備え
た。
Description
グ電源の一次側スイッチング素子のような、高速スイッ
チング動作を行う半導体スイッチング素子を駆動するた
めのスイッチング制御回路に関するものである。
ば、USP5063488号公報に開示されているよう
に、スイッチングコンバータ回路のスイッチング素子の
オンオフ制御を、インダクタとキャパシタの共振現象を
利用しスイッチング素子がオフからオンとなる際(以下
ターンオンという。)に、スイッチング素子の出力電圧
をゼロにすることにより、スイッチング時のノイズとス
イッチングロスを低減して行う構成のものがある。この
ような構成のスイッチング制御回路は、例えばスイッチ
ング電源の高周波化技術の一つとして注目されている。
の一例を示す回路図である。同図において、これに具備
されるスイッチング制御回路100はスイッチング素子
として用いられたFET(電解効果トランジスタ)1に
直列接続されたFET2と、このFET2と並列接続さ
れたLC回路3及び駆動信号発生手段6によって構成さ
れている。このFET2とLC回路3は上述したスイッ
チング素子FET1がターンオンする際スイッチング素
子の出力電圧をゼロにするゼロ電圧ターンオン回路11
0を構成している。また、ボディダイオード7はFET
1の寄生ダイオードである。(以下、FET1とボディ
ダイオード7を総称してスイッチング素子部という。)
ン回路110に負荷回路120が並列接続され、直列接
続されたFET1とFET2の両端には、電源5が接続
されている。
2を駆動する駆動信号を発生するものである。
制御回路の動作を図6のタイムチャートを用いて説明す
る。同図において、駆動信号vgsはFET1を駆動す
る駆動信号であり、駆動信号vzはFET2を駆動する
駆動信号である。また電流idsはスイッチング素子部
に流れる電流であり、電圧vdsはスイッチング素子F
ET1の出力電圧である。
逆相であり、両者が同時にオフ状態となる期間を含む期
間T3を有している。このような駆動信号vgsと駆動
信号vzをFET1とFET2に入力することにより、
FET1がターンオンする直前にLC回路3の共振作用
により電流idsと逆方向の電流−idsが流れる。こ
の逆方向の電流−idsの作用によって電流idsは逆
方向に流れ、FET1がターンオンする直前にFET1
の出力電圧vdsがゼロとなる。
は、駆動信号vgsがオフからオンになる信号(以下タ
ーンオン信号という。)を、電流idsが逆方向に流れ
ている期間T3の期間内にはいるように調整することに
より、出力電圧vdsがゼロの時にFET1をターンオ
ンさせることが可能となる。
うな動作を行うゼロ電圧ターンオン回路110をスイッ
チング制御回路に用いることによって、FET1のスイ
ッチング時のノイズとスイッチングロスを低減すること
が可能となる。
ッチング制御回路では、電流idsが逆方向に流れてい
る期間T3は予め設定された固定値であり、その期間T
3の長さはスイッチング制御回路を構成する各素子の特
性のばらつきに対応できるように長めに設定されてい
た。
流−idsは、FET1がターンオンした後はFET1
に流れ問題とならないが、ターンオンする前はFET1
の寄生ダイオードであるボディダイオード7に流れるた
め、ここにロスを発生するという問題点があった。
ディダイオード7に流れる電流であり、これがFET1
のロスの発生源となる電流である。
イッチング素子のターンオン直前にボディダイオードに
流れる電流を低減することが可能なスイッチング制御回
路を提供することを目的とする。
るために請求項1に記載の発明では、半導体スイッチン
グ素子をオンオフ動作させるための駆動信号を発生する
駆動信号発生手段を備えたスイッチング制御回路におい
て、前記スイッチング素子部に流れる電流が逆方向に流
れたことを検知し逆電流検知信号を出力する逆電流検知
手段と、前記駆動信号と前記逆電流検知信号の論理和信
号を出力するOR回路を具備し、このOR回路の出力を
前記半導体スイッチング素子の駆動信号として出力する
ドライブ回路を備えたことを特徴とするものである。
ング制御回路はスイッチング素子部に流れる電流が逆方
向に流れスイッチング素子の出力電圧がゼロになった瞬
間にスイッチング素子にターンオン信号を出力すること
が可能となる
制御回路を、ICやLSI等の半導体集積回路として製
作することにより、低ノイズ高効率のスイッチング制御
回路を低コストで大量生産することが可能となる。
発明として請求項3に記載の発明では、 半導体スイッ
チング素子をオンオフ動作させるための駆動信号を発生
する駆動信号発生手段を備えたスイッチング制御回路に
おいて、前記駆動信号のオフディレイ信号を出力するオ
フディレイ回路と、前記オフディレイ信号と前記スイッ
チング素子の出力電圧の否定論理和信号を出力するNO
R回路と、前記NOR回路の出力と前記駆動信号の論理
和信号を出力するOR回路を具備し、このOR回路の出
力を前記半導体スイッチング素子の駆動信号として出力
するドライブ回路を備えたことを特徴とするものであ
る。
ング制御回路はスイッチング素子部に流れる電流が逆方
向に流れスイッチング素子の出力電圧がゼロになった瞬
間にスイッチング素子にターンオン信号を出力すること
が可能となる
制御回路を、ICやLSI等の半導体集積回路として製
作することにより、低ノイズ高効率のスイッチング制御
回路を低コストで大量生産することが可能となる。
説明する。図1は本発明に係るスイッチング制御回路の
一実施例を示す回路図である。同図において従来例と異
なる部分はスイッチング制御回路101の駆動信号発生
手段6の出力とFET1の間にドライブ回路200を挿
入した点である。その他の構成要素は従来例と同様のた
め同一の符号を付し、その説明を省略する。
ET1に流れる電流が逆方向に流れたことを検知し逆電
流検知信号−isensを出力する逆電流検知手段20
1と、駆動信号発生手段6の出力信号Controlと
逆電流検知信号−isensの論理和信号を出力するO
R回路202を具備し、このOR回路202の出力を半
導体スイッチング素子として用いられたFET1の駆動
信号Driveとして出力する
ッチング制御回路の動作を図2のタイムチャートを用い
て説明する。同図において、出力信号Controlは
駆動信号発生手段6の出力信号であり、電流idsはス
イッチング素子部に流れる電流であり、電圧vdsはス
イッチング素子FET1の出力電圧である。また、逆電
流検知信号−isensは逆電流検知手段201の出力
信号であり、駆動信号Driveはドライブ回路200
から出力されるFET1の駆動信号である。
グ素子部に流れる電流idsが逆方向に流れた時、ハイ
となる信号であり、駆動信号Driveはこの逆電流検
知信号−isensと駆動信号Driveの論理和信号
である。
た駆動信号Driveによって駆動することにより、電
流idsが逆方向に流れた瞬間にFET1にターンオン
信号が入力される。従って逆方向に流れる電流ids
は、そのほとんどがFET1を流れるため、ボディーダ
イオード7にはほとんど電流が流れない。
は、このように構成されたドライブ回路200をゼロ電
圧ターンオン回路を用いたスイッチング制御回路に備え
ることによって、FET1のロスの発生源となるボディ
ーダイオード7に流れる電流を大幅に削減することが可
能となる。
を用いて詳しく説明する。同図において図1の実施例と
異なる部分はスイッチング制御回路102のドライブ回
路300の構成である。その他の構成要素は従来例と同
様のため同一の符号を付し、その説明を省略する。
動信号発生手段6の出力信号controlのオフディ
レイ信号delayを発生するオフディレイ回路301
と、このオフディレイ信号delayとFET1の出力
電圧vdsの否定論理和信号norを出力するNOR路
302と、この否定論理和信号norと駆動信号発生手
段6の出力信号controlの論理和信号を出力する
OR回路303を具備し、このOR回路303の出力を
FET1の駆動信号Driveとして出力する
ッチング制御回路の動作を図4のタイムチャートを用い
て説明する。同図において、出力信号Controlは
駆動信号発生手段6の出力信号であり、電流idsはス
イッチング素子部に流れる電流であり、電圧vdsはス
イッチング素子FET1の出力電圧である。また、オフ
ディレイ信号delayは駆動信号発生手段6の出力信
号controlの立ち下がりを予め設定された時間t
だけ遅延するオフディレイ信号であり、否定論理和信号
norはオフディレイ信号delayとFET1の出力
電圧vdsの否定論理和信号であり、駆動信号Driv
eはドライブ回路300から出力されるFET1の駆動
信号である。
ング素子FET1の出力電圧vdsと出力信号cont
rolのオフディレイ信号delayの否定論理和をと
ることにより、電流idsが逆方向に流れ出力電圧vd
sがゼロになった時点から出力信号Controlがオ
ンになるまでの期間、ハイ状態となる。
6の出力信号Controlのオフディレイ信号del
ayが入力されているが、これは、NOR路302に出
力信号Controlと電圧vdsを直接入力して否定
論理和をとった場合、スイッチング制御回路を構成する
各素子の特性のばらつきなどにより、出力信号Cont
rolのターンオフ時に否定論理和信号norが一瞬、
ハイ状態で出力される場合があるため、これを防止する
目的でオフディレイ信号delayが入力されている。
norと駆動信号Controlの論理和信号である。
た駆動信号Driveによって駆動することにより、F
ET1の出力電圧がゼロになった瞬間にFET1にター
ンオン信号が入力されるため、ボディーダイオード7に
はほとんど電流が流れない。
路102は、このように構成されたドライブ回路300
をゼロ電圧ターンオン回路を用いたスイッチング制御回
路に備えることによって、図1の実施例と同様にFET
1のターンオン時にロスの発生源となるボディーダイオ
ード7に流れる電流を大幅に削減することが可能とな
る。
例示を目的として特定の好適な実施例を示したに過ぎな
い。したがって本発明は、上記実施例に限定されること
なく、その本質から逸脱しない範囲で更に多くの変更、
変形をも含むものである。
本発明によれば次のような効果がある。請求項1に記載
の発明では、スイッチング素子部に逆方向に流れる電流
を検出し、これが検出された後、直ちにターンオン信号
をスイッチング素子に出力するドライブ回路を備えるこ
とにより、スイッチング素子のボディーダイオードまた
はスイッチング素子に並列に付加されたダイオードに流
れる電流を最低限に抑えることが可能となり、スイッチ
ング素子の損失を最小に抑えることが可能となる。
イッチング制御回路をICやLSI等の半導体集積回路
として製作することにより、低ノイズ高効率のスイッチ
ング制御回路を低コストで大量生産することが可能とな
る。
素子の出力電圧がゼロになった時点から駆動信号発生手
段の出力信号がオンになる期間を検出し、これが検出さ
れた後、直ちにターンオン信号をスイッチング素子に出
力するドライブ回路を備えることにより、スイッチング
素子のボディーダイオードまたはスイッチング素子に並
列に付加されたダイオードに流れる電流を最低限に抑え
ることが可能となり、スイッチング素子の損失を最小に
抑えることが可能となる。
イッチング制御回路をICやLSI等の半導体集積回路
として製作することにより、低ノイズ高効率のスイッチ
ング制御回路を低コストで大量生産することが可能とな
る。
を示す構成図である。
を示す図である。
施例を示す構成図である。
図である。
ある。
図である。
Claims (4)
- 【請求項1】半導体スイッチング素子をオンオフ動作さ
せるための駆動信号を発生する駆動信号発生手段を備え
たスイッチング制御回路において、 前記スイッチング素子部に流れる電流が逆方向に流れた
ことを検知し逆電流検知信号を出力する逆電流検知手段
と、 前記駆動信号と前記逆電流検知信号の論理和信号を出力
するOR回路を具備し、このOR回路の出力を前記半導
体スイッチング素子の駆動信号として出力するドライブ
回路を備えたことを特徴とするスイッチング制御回路。 - 【請求項2】前記駆動信号発生手段と前記OR回路と前
記ドライブ回路は、半導体集積回路として構成されたこ
とを特徴とする請求項1に記載のスイッチング制御回
路。 - 【請求項3】半導体スイッチング素子をオンオフ動作さ
せるための駆動信号を発生する駆動信号発生手段を備え
たスイッチング制御回路において、 前記駆動信号のオフディレイ信号を出力するオフディレ
イ回路と、 前記オフディレイ信号と前記スイッチング素子の出力電
圧の否定論理和信号を出力するNOR回路と、 前記NOR回路の出力と前記駆動信号の論理和信号を出
力するOR回路を具備し、このOR回路の出力を前記半
導体スイッチング素子の駆動信号として出力するドライ
ブ回路を備えたことを特徴とするスイッチング制御回
路。 - 【請求項4】前記駆動信号発生手段と前記OR回路と前
記ドライブ回路は、半導体集積回路として構成されたこ
とを特徴とする請求項3に記載のスイッチング制御回
路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11178369A JP2001016872A (ja) | 1999-06-24 | 1999-06-24 | スイッチング制御回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11178369A JP2001016872A (ja) | 1999-06-24 | 1999-06-24 | スイッチング制御回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001016872A true JP2001016872A (ja) | 2001-01-19 |
Family
ID=16047300
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11178369A Pending JP2001016872A (ja) | 1999-06-24 | 1999-06-24 | スイッチング制御回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001016872A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010220385A (ja) * | 2009-03-17 | 2010-09-30 | Fdk Corp | スイッチング素子の損失低減回路 |
-
1999
- 1999-06-24 JP JP11178369A patent/JP2001016872A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010220385A (ja) * | 2009-03-17 | 2010-09-30 | Fdk Corp | スイッチング素子の損失低減回路 |
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A977 | Report on retrieval |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
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A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20081204 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090420 |
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A521 | Written amendment |
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A521 | Written amendment |
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A02 | Decision of refusal |
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