JP2001016238A - 多重通信装置 - Google Patents

多重通信装置

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JP2001016238A
JP2001016238A JP11188193A JP18819399A JP2001016238A JP 2001016238 A JP2001016238 A JP 2001016238A JP 11188193 A JP11188193 A JP 11188193A JP 18819399 A JP18819399 A JP 18819399A JP 2001016238 A JP2001016238 A JP 2001016238A
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reception
signal
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JP11188193A
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Tomohiko Gonda
友彦 権田
Takashi Matsumoto
松本  孝
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信伝送路300の断線検出という機能を損な
うことなく、CPU201の演算負荷を低減させる。 【解決手段】 子局200a,200bが、親局100から新たに送
られてきたデータを受信レジスタ502に保持し、自機の
CPUから与えられるデータを送信レジスタ506に保持
し、負荷低減回路532が今回新たに受信したデータと前
回受信したデータとが一致するか否か判断し、一致する
時には自機のCPU201に対して受信レジスタ及び送信
レジスタのリード・ライト処理を停止する信号516を出
力する。これにより、親局から同じデータが繰り返し送
られてくるような状況では、子局200a,200bのCPUが
受信レジスタに対して同じデータをリードする処理、ま
た送信レジスタに対して同じデータをライトする処理を
繰り返し行なう負担を軽減し、高速なCPUの必要性を
少なくし、システムの低コスト化を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多重通信装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、親局と複数の子局との間をシリア
ル伝送路で結び、相互にデータを送受する多重通信装置
では、伝送路の断線による通信の異常を検出する必要が
あるために、親局から順次子局ごとにデータを送信し、
またその子局から親局に対してデータを送信する手順を
周期的に繰り返し、親局のCPUがデータの送信終了
後、所定時間内にデータに対する自機の受信レジスタか
ら子局からのデータに対する受信完了信号を受けなくな
った時に伝送路に断線が発生したと判定するようにして
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来の多重通信装置では、各子局側でも親局側と同様の
ハードウェア構成にして、親局側からデータを受信する
と受信レジスタに格納し、受信完了信号後に自機のCP
Uが作成して送信レジスタに格納しているデータを親局
に送信する。そして送信が完了すると、CPUが送信レ
ジスタから送信完了信号を受けて受信レジスタのデータ
をリードし、またデータを送信レジスタにライトする処
理を必ず行なうようにしている。
【0004】このために、従来の多重通信装置では、特
に子局側のCPUに親局側と同等の負荷がかかり、高速
処理を行なう必要性から高速処理が可能なCPUを採用
しており、このためにCPUにコストがかかり、システ
ム全体としても高コストになる問題点があった。
【0005】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたもので、通信伝送路の断線検出という機能を
損なうことなく、CPUの演算負荷を低減させることが
でき、それだけ高速なCPUの採用の必要性を少なく
し、システム全体として低コストが図れる多重通信装置
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の多重通
信装置は、親局と子局とで構成され、前記親局は前記子
局にデータを含む通常の通信フォーマットによってアク
セスし、前記子局は前記親局からのアクセスに対してデ
ータを含む通常の通信フォーマットによって返信アクセ
スする手順を周期的に繰り返す装置において、前記子局
は、新たに送られてきた前記データを保持する受信レジ
スタと、自機のCPUから与えられる前記データを保持
する送信レジスタと、新たに受信したデータと前回受信
したデータとが一致するか否か判断し、一致する時には
前記CPUに対して前記受信レジスタ及び送信レジスタ
のリード・ライト処理を停止する信号を出力する負荷低
減回路とを備えたものである。
【0007】請求項2の発明の多重通信装置は、請求項
1において、前記子局が、前記受信レジスタが前回受信
した前記データを保持する予備レジスを備え、前記負荷
低減回路は、前記親局からの新たなデータを受信して前
記受信レジスタに格納した時に当該受信レジスタと前記
予備レジスタとの内容を比較し、新たに受信したデータ
と前回のデータとが一致する場合には前記CPUに対し
て前記受信レジスタと送信レジスタのリード・ライト処
理を停止する信号を出力するようにしたものである。
【0008】請求項3の発明の多重通信装置は、請求項
1において、前記親局が前記子局に前回のデータと同じ
内容のデータを今回のデータとして送信する場合には、
当該データに代えて特殊ビットデータを送信し、前記子
局の負荷低減回路は、前記特殊ビットデータを受信した
時に今回のデータと前回のデータとが一致すると判断
し、前記CPUに対して前記受信レジスタ及び送信レジ
スタのリード・ライト処理を停止する信号を出力するよ
うにしたものである。
【0009】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、子局が、親局
から新たに送られてきたデータを受信レジスタに保持
し、自機のCPUから与えられるデータを送信レジスタ
に保持し、負荷低減回路が今回新たに受信したデータと
前回受信したデータとが一致するか否か判断し、一致す
る時には自機のCPUに対して受信レジスタ及び送信レ
ジスタのリード・ライト処理を停止する信号を出力す
る。これにより、親局から同じデータが繰り返し送られ
てくるような状況では、子局のCPUが受信レジスタに
対して同じデータをリードする処理、また送信レジスタ
に対して同じデータをライトする処理を繰り返し行なう
負担を軽減することができ、それだけCPUの負荷を軽
減することにより高速なCPUの採用の必要性を少なく
し、システム全体として低コストが図れる。
【0010】請求項2の発明によれば、子局が、受信レ
ジスタが受信したデータを保持する予備レジスタを備
え、負荷低減回路は、親局からの新たなデータを受信し
て受信レジスタに格納した時に当該受信レジスタと予備
レジスタとの内容を比較し、今回新たに受信したデータ
と前回のデータとが一致する場合には自機のCPUに対
して受信レジスタと送信レジスタのリード・ライト処理
を停止する信号を出力するので、子局のCPUが親側が
同じデータが繰り返し送られてくるような状況では、子
局のCPUが受信レジスタに対して同じデータをリード
する処理、また送信レジスタに対して同じデータをライ
トする処理を繰り返し行なう負担を軽減することがで
き、それだけCPUの負荷を軽減することにより高速な
CPUの採用の必要性を少なくし、システム全体として
低コストが図れる。
【0011】請求項3の発明によれば、親局が子局に前
回のデータと同じ内容のデータを今回のデータとして送
信する場合には、当該データに代えて特殊ビットデータ
(例えば、0ビットデータ)を送信し、子局の負荷低減
回路は、特殊ビットデータを受信した時に今回のデータ
と前回のデータとが一致すると判断し、自機のCPUに
対して受信レジスタ及び送信レジスタのリード・ライト
処理を停止する信号を出力するので、親局から同じデー
タが繰り返し送られてくるような状況では、子局のCP
Uが受信レジスタに対して同じデータをリードする処
理、また送信レジスタに対して同じデータをライトする
処理を繰り返し行なう負担を軽減することができ、それ
だけCPUの負荷を軽減することにより高速なCPUの
採用の必要性を少なくし、システム全体として低コスト
が図れる。
【0012】また、特殊ビットデータの受信によって今
回のデータと前回のデータとが一致すると判断するの
で、今回のデータを前回のデータと比較するために予備
レジスタに保持する必要がなく、したがって予備レジス
タをなくすことができると共に、CPUの負荷をより低
減することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて詳説する。図1は本発明の第1の実施の形態の
構成を示している。この実施の形態の多重通信装置は、
親局(マスタ)100と1又は複数の子局(スレーブ:
ここでは、説明を簡明にするために2つのスレーブ
(1)200aとスレーブ(2)200bだけを例示し
ている)とをシリアル伝送路である通信線300によっ
て接続した構成である。
【0014】親局100はCPU101と通信IC10
2を備えている。そして通信IC102は、レジスタ回
路103、シリアル・パラレル変換回路104、送信バ
ッファ(TX)105及び受信バッファ(RX)106
から構成されている。同様に各子局200a,200b
は、CPU201と通信IC202を備えている。そし
て通信IC202は、レジスタ回路203、シリアル・
パラレル変換回路204、送信バッファ(TX)205
及び受信バッファ(RX)206から構成されている。
【0015】CPU101,201は多重通信の演算制
御処理を行なう。レジスタ回路103,203は受信デ
ータの一時格納とその更新、また送信データの一時格納
とその更新、データ送受信の制御、CPU101,20
1に対するインタフェースの働きをする。シリアル・パ
ラレル変換回路104,204は、レジスタ回路10
3,203からのパラレル送信データをシリアル送信デ
ータに変換し、またシリアル受信データをパラレル受信
データに変換してレジスタ回路103,203に受け渡
す働きをする。送信バッファ105,205、受信バッ
ファ106,206はシリアル通信データのバッファで
ある。
【0016】この多重通信装置に用いる多重通信フォー
マットを、図2を用いて説明する。データビット数は機
種によって異なるものであるが、ここでは16ビットデ
ータを採用しているものとする。マスタ100からスレ
ーブ200a,200bへのデータ送信フォーマット
は、同図(a)に示すようにSOM(Start of messag
e)400、アドレス(ADR)401、マスタからス
レーブへのデータ送信コマンド(COM1)403、1
6ビットデータ(DATA)404、パリティ(PRT
Y)405、EOM(End of message)406から構成
される。またスレーブ200a,200bからマスタ1
00へのデータ送信フォーマットは、同図(c)に示す
ように、マスタ100からスレーブへの送信フォーマッ
トと同様のSOM400、ADR401、スレーブから
マスタへのデータ送信コマンド(COM2)413、ま
た上記と同様の16ビットデータ(DATA)404、
PRTY405、EOM406から構成される。(な
お、同図(b)に示すデータフォーマットは第2の実施
の形態で使用するものであるので、後述する。)各スレ
ーブ200a,200bのレジスタ回路203は、図3
に示す構成である。このレジスタ回路203において、
受信レジスタ1(502)はシリアル・パラレル変換回
路204から出力された受信信号501を入力し、ラッ
チ信号1(503)でこの受信信号501のアドレス、
コマンドとデータをラッチする。第2の受信レジスタ2
(530)は、送信スタート信号の後、ラッチ信号3
(531)で受信レジスタ1(502)の出力信号、つ
まり、前回の受信信号のアドレス、コマンド、データを
ラッチする。送信レジスタ506はCPU201からの
送信データ505を入力し、ラッチ信号2(507)で
アドレス、コマンドとデータをラッチする。
【0017】アドレス一致判定回路509は受信レジス
タ1(502)から出力される受信データと、送信レジ
スタ506から出力される送信データとを入力し、アド
レスが一致していればアドレス一致判定信号511を出
力する。受信データ長判定回路510は受信レジスタ1
(502)から出力される受信データを入力し、受信デ
ータ長が所定の16ビットならば受信データ長判定信号
512にデータ長正常信号を出力する。受信データ一致
判定回路531は、受信レジスタ1(502)の出力信
号と、受信レジスタ2(530)の出力信号とを入力
し、アドレス、コマンド、データが一致していれば受信
信号一致判定信号533に一致信号を出力する。
【0018】受信判定回路533はアドレス一致判定信
号511と受信データ長判定信号512と受信信号一致
判定信号533とを入力し、アドレス一致判定信号51
1が一致信号で、受信データ長判定信号512がデータ
長正常信号で、かつ受信信号一致判定信号533が不一
致信号ならば、ノーマル受信判定信号515にノーマル
受信正常信号を出力し、アドレス一致判定信号511が
一致信号で、受信データ長判定信号512がデータ長正
常信号で、かつ受信信号一致判定信号533が一致信号
ならば、CPU負荷低減受信判定信号516にCPU負
荷低減受信判定信号を出力する。
【0019】送信制御回路517はノーマル受信判定信
号515とCPU負荷低減受信判定信号516とを入力
し、ノーマル受信判定信号515がノーマル受信正常信
号ならば、受信終了割り込み信号520と送信開始を制
御する送信スタート信号518を、さらに送信が終了し
た場合に送信終了割り込み信号519をCPU201に
出力する。また、CPU負荷低減受信判定信号516が
CPU負荷低減受信判定信号ならば、送信開始を制御す
る送信スタート信号518だけを出力する。
【0020】次に、上記構成の第1の実施の形態の多重
通信装置による動作を説明する。図4はマスタ100と
スレーブ1(200a)、スレーブ2(200b)との
通信タイムチャートをを示している。マスタ−スレーブ
間の通信は、マスタ100からスレーブ1(200a)
への送信信号601、スレーブ1(200a)からマス
タ100への送信信号602、マスタ100からスレー
ブ2(200b)への送信信号303、スレーブ2(2
00b)からマスタ100への送信信号304を周期的
に繰り返す。これにより、マスタ100に接続されてい
るCPU101は、通信データをライトするデータ処理
612とリードするデータ処理613を行なう。
【0021】そして、ノーマル送受信動作の場合、マス
タ100からスレーブ1(200a)への送信信号60
1の送信終了時に、マスタ100の受信・送信終了割り
込み信号IRQBは送信終了割り込み信号610を出力
する。この割り込み信号610により、マスタ100に
接続されているCPU101はマスタ100のレジスタ
回路103内の送信レジスタに送信データをライトする
(i)。
【0022】また、スレーブ1(200a)からマスタ
100への送信信号602の送信終了時に、マスタ10
0の受信・送信終了割り込み信号IRQBは、受信終了
割り込み信号611を出力する。この割り込み信号61
1により、マスタ100に接続されているCPU101
は、マスタ100のレジスタ回路103内の受信レジス
タに格納されている受信データをリードする(ii)。
【0023】一方、スレーブ1(200a)からマスタ
100への送信信号602の送信終了時に、スレーブ1
(200a)の送信終了割り込み信号IRQBは、送信
終了割り込み信号620を出力する。この割り込み信号
620により、スレーブ1(200a)に接続されてい
るCPU201は、スレーブ1(200a)のレジスタ
回路203内の受信レジスタ1(502)に格納されて
いる受信データをリードし( iii)、その後、スレーブ
1(200a)の送信レジスタ506に送信データをラ
イトする(iv)。つまり、スレーブ1(200a)に接
続されているCPU201は、通信データをリード・ラ
イトするデータ処理621を行なう。
【0024】ここで、マスタ100からスレーブ1(2
00a)へデータ値Aの送信信号710を送信した場
合、ラッチ信号1(502)によりスレーブ1(200
a)の受信レジスタ1(502)はデータ値Aを格納し
(xi)、またマスタ100への送信信号の送信完了時に
は、ラッチ信号3(531)により、この受信レジスタ
1(502)のデータ値Aが受信レジスタ2(530)
に格納される( xii〜xiii)。
【0025】この状態で、次のマスタ100からスレー
ブ1(200a)へ再度のデータ値Aの送信時(71
5)には、受信レジスタ1(502)のデータ値はA
で、受信レジスタ2(530)のデータ値もAのため、
受信データ一致判定信号533は一致信号を出力する
( xxi〜xxii)。この結果、スレーブ1(200a)の
送信終了割り込み信号IRQBは、送信終了割り込み信
号519を出力しない。このため、スレーブ1(200
a)に接続されているCPU201は通信データをリー
ド・ライトするデータ処理621をする必要がなくな
る。
【0026】さらに、マスタ100からスレーブ2(2
00b)への送信信号800の送信終了後のタイミング
801に通信線300が断線した場合には、マスタ10
0の受信・送信終了割り込み信号IRQBは送信終了割
り込み信号610を出力し、これによってCPU101
は送信データを送信レジスタにライトする(i)が、そ
れ以降、スレーブ2(200b)からマスタ100への
送信信号が受信されず、マスタ受信・送信終了割り込み
信号IRQBは受信終了割り込み信号611を出力しな
くなる。このため、マスタ100に接続されているCP
U101は所定時間T以上、割り込み信号が入力されな
いことを検知して、通信線異常と判断し、断線検知を行
なう。
【0027】これにより、本発明の第1の実施の形態の
多重通信装置では、マスタ100からスレーブに送信す
る送信信号が所定回数(実施の形態では2回)以上同じ
データが連続して繰り返された場合には、スレーブは送
信信号を受信レジスタに格納することなく、送信レジス
タに格納された送信信号をマスタへ送信し、送信後も同
じ送信信号を送信レジスタに格納し続け、スレーブに接
続されているCPUに割り込み信号を出力しないことに
より、従来と同様の断線検知機能を維持しつつも、スレ
ーブに接続されているCPUの通信データ処理によるC
PU負荷を低減することができ、スレーブに接続される
CPUとして低速低コストのものを採用することができ
るようになり、システム全体のコスト低減が図れる。
【0028】なお、上記の実施の形態では親局からの送
信データが2回続けて同じである場合に子局側のCPU
による受信レジスタの受信データのリード処理、また送
信レジスタへのデータのライト処理を停止するようにし
たが、これは3回以上の適宜に回数に設定してもよい。
【0029】次に、本発明の第2の実施の形態の多重通
信装置を説明する。第2の実施の形態の多重通信装置の
ハードウェア構成は、図1に示した第1の実施の形態と
同様であり、以下、第1の実施の形態と共通する部分に
は同一の符号を用いて説明する。
【0030】第2の実施の形態の特徴は、スレーブ1
(200a)、スレーブ2(200b)各々におけるレ
ジスタ回路203が、図5に示す構成を備えた点にあ
る。なお、マスタ100からスレーブ1,2へ送信する
データ送信フォーマットは第1の実施の形態と同様、図
2(a)に示すものである。また、前回の送信データと
今回新たに送信する送信データとが同じである場合に、
マスタ100からスレーブ200a又は200bに送信
するCPU負荷低減フォーマットは、同図(b)に示す
ようにデータビットを空にした0ビットデータであり、
SOM400、ADR401、COM1(403)、P
RTY405、EOM406から構成される。そしてス
レーブ1,2からマスタ100へ送信するデータ送信フ
ォーマットは第1の実施の形態と同様に、同図(c)に
示すものである。
【0031】第2の実施の形態における各スレーブ20
0a,200bのレジスタ回路203は、図5に示す構
成である。このレジスタ回路203において、受信レジ
スタ502はシリアル・パラレル変換回路204から出
力された受信信号501を入力し、ラッチ信号1(50
3)でこの受信信号501のアドレス、コマンドとデー
タをラッチする。送信レジスタ506はCPU201か
らの送信データ505を入力し、ラッチ信号2(50
7)でアドレス、コマンドとデータをラッチする。アド
レス一致判定回路509は受信レジスタ502から出力
される受信データと、送信レジスタ506から出力され
る送信データとを入力し、アドレスが一致していればア
ドレス一致判定信号511を出力する。
【0032】受信データ長判定回路510は第2の実施
の形態の特徴をなす部分であり、受信レジスタ502か
ら出力される受信データを入力し、受信データ長が所定
の16ビットならば受信データ長判定信号512にデー
タ長正常信号を出力する。この受信データ長判定回路5
10はまた、受信データ長が0ビットであれば受信0ビ
ットデータ長判定信号513を出力する。
【0033】受信判定回路514はアドレス一致判定信
号511と受信データ長判定信号512と受信0ビット
データ長判定信号513とを入力し、アドレス一致判定
信号511が一致信号で、かつ受信データ長判定信号5
12がデータ長正常信号ならば、ノーマル受信判定信号
515にノーマル受信正常信号を出力する。また、アド
レス一致判定信号511が一致信号で、かつ受信0ビッ
トデータ長判定信号513が0ビット受信信号ならば、
CPU負荷低減受信判定信号516にCPU負荷低減受
信判定信号を出力する。
【0034】送信制御回路517はノーマル受信判定信
号515とCPU負荷低減受信判定信号516とを入力
し、ノーマル受信判定信号515がノーマル受信正常信
号ならば、受信終了割り込み信号520と送信開始を制
御する送信スタート信号518を、さらに送信が終了し
た場合に送信終了割り込み信号519をCPU201に
出力する。また、CPU負荷低減受信判定信号516が
CPU負荷低減受信判定信号ならば、送信開始を制御す
る送信スタート信号518だけを出力する。
【0035】次に、上記構成の第2の実施の形態の多重
通信装置による動作を説明する。図6はマスタ100と
スレーブ1(200a)、スレーブ2(200b)との
通信タイムチャートを示している。マスタ−スレーブ間
の通信は、マスタ100からスレーブ1(200a)へ
の送信信号601、スレーブ1(200a)からマスタ
100への送信信号602、マスタ100からスレーブ
2(200b)への送信信号303、スレーブ2(20
0b)からマスタ100への送信信号304を周期的に
繰り返す。これにより、マスタ100に接続されている
CPU101は、通信データをライトするデータ処理6
12とリードするデータ処理613を行なう。
【0036】そして、ノーマル送受信動作の場合、マス
タ100からスレーブ1(200a)への送信信号60
1の送信終了時に、マスタ100の受信・送信終了割り
込み信号IRQBは送信終了割り込み信号610を出力
する。この割り込み信号610により、マスタ100に
接続されているCPU101はマスタ100のレジスタ
回路103内の送信レジスタに送信データをライトする
(i)。
【0037】また、スレーブ1(200a)からマスタ
100への送信信号602の送信終了時に、マスタ10
0の受信・送信終了割り込み信号IRQBは、受信終了
割り込み信号611を出力する。この割り込み信号61
1により、マスタ100に接続されているCPU101
は、マスタ100のレジスタ回路103内の受信レジス
タに格納されている受信データをリードする(ii)。
【0038】一方、スレーブ1(200a)からマスタ
100への送信信号602の送信終了時に、スレーブ1
(200a)の送信終了割り込み信号IRQBは、送信
終了割り込み信号620を出力する。この割り込み信号
620により、スレーブ1(200a)に接続されてい
るCPU201は、スレーブ1(200a)のレジスタ
回路203内の受信レジスタ502に格納されている受
信データをリードし(iii)、その後、スレーブ1(2
00a)の送信レジスタ506に送信データをライトす
る(iv)。つまり、スレーブ1(200a)に接続され
ているCPU201は、通信データをリード・ライトす
るデータ処理621を行なう。
【0039】ここで、マスタ100からスレーブ1(2
00a)へCPU負荷低減フォーマット700を送信し
た場合、その後のスレーブ1(200a)からマスタ1
00への送信信号701の送信終了時には、スレーブ1
(200a)の送信終了割り込み信号IRQBは、送信
終了割り込み信号620を出力しない。このため、スレ
ーブ1(200a)に接続されているCPU201は、
通信データをリード・ライトするデータ処理621を必
要としなくなる。
【0040】さらに、マスタ100からスレーブ2(2
00b)への送信信号800の送信終了後のタイミング
801に通信線300が断線した場合には、マスタ10
0の受信・送信終了割り込み信号IRQBは送信終了割
り込み信号610を出力し、これによってCPU101
は送信データを送信レジスタにライトする(i)が、そ
れ以降、スレーブ2(200b)からマスタ100への
送信信号が受信されず、マスタ受信・送信終了割り込み
信号IRQBは受信終了割り込み信号611を出力しな
くなる。このため、マスタ100に接続されているCP
U101は所定時間T以上、割り込み信号が入力されな
いことを検知して、通信線異常と判断し、断線検知を行
なう。
【0041】これにより、本発明の第2の実施の形態の
多重通信装置では、マスタ100からスレーブへ送信す
る送信信号のデータ長が通常のデータビット数とは異な
る0ビットである場合には、スレーブは送信信号を受信
レジスタに格納することなく、送信レジスタに格納され
た送信信号をマスタへ送信し、送信後も同じ送信信号を
送信レジスタに格納し続け、スレーブに接続されている
CPUに割り込み信号を出力しないことにより、従来と
同様の断線検知機能を維持しつつも、スレーブに接続さ
れているCPUの通信データ処理によるCPU負荷を低
減することができ、スレーブに接続されるCPUとして
低速低コストのものを採用することができるようにな
り、システム全体のコスト低減が図れる。また第2の実
施の形態では、受信レジスタが1つで済むので、さらに
システムコストを低くすることができると共に、CPU
の負荷が低減できる。
【0042】なお、上記の実施の形態では0ビットデー
タの送信フォーマットを利用して、スレーブは送信信号
を受信レジスタに格納することなく、送信レジスタに格
納された送信信号をマスタへ送信し、送信後も同じ送信
信号を送信レジスタに格納し続け、スレーブに接続され
ているCPUに割り込み信号を出力しないようにした
が、データフォーマットはこれに限定されることはな
く、マスタ−スレーブ通信に通常使用されているデータ
ビット長と異なるデータビット長であればいずれでも特
殊ビットデータとして用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態及び第2の実施の形
態に共通するハードウェアシステムの構成を示すブロッ
ク図。
【図2】本発明の上記の両実施の形態で使用するデータ
送信フォーマットを示す説明図。
【図3】本発明の第1の実施の形態におけるスレーブの
レジスタ回路の機能構成を示すブロック図。
【図4】上記の第1の実施の形態におけるデータ送信の
タイムチャート。
【図5】本発明の第2の実施の形態におけるスレーブの
レジスタ回路の機能構成を示すブロック図。
【図6】上記の第2の実施の形態におけるデータ送信の
タイムチャート。
【符号の説明】
100 マスタ 101 CPU 102 通信IC 103 レジスタ回路 104 シリアル・パラレル変換回路 105 送信バッファ 106 受信バッファ 200a,200b スレーブ 201 CPU 202 通信IC 203 レジスタ回路 204 シリアル・パラレル変換回路 205 送信バッファ 206 受信バッファ 300 通信線 502 受信レジスタ、受信レジスタ1 506 送信レジスタ 509 アドレス一致判定回路 510 受信データ長判定回路 514 受信判定回路 517 送信制御回路 530 受信レジスタ2 532 受信データ一致判定回路 534 受信判定回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 親局と子局とで構成され、前記親局は前
    記子局にデータを含む通常の通信フォーマットによって
    アクセスし、前記子局は前記親局からのアクセスに対し
    てデータを含む通常の通信フォーマットによって返信ア
    クセスする手順を周期的に繰り返す多重通信装置におい
    て、 前記子局は、新たに送られてきた前記データを保持する
    受信レジスタと、自機のCPUから与えられる前記デー
    タを保持する送信レジスタと、新たに受信したデータと
    前回受信したデータとが一致するか否か判断し、一致す
    る時には前記CPUに対して前記受信レジスタ及び送信
    レジスタのリード・ライト処理を停止する信号を出力す
    る負荷低減回路とを備えたことを特徴とする多重通信装
    置。
  2. 【請求項2】 前記子局は、前記受信レジスタが前回受
    信した前記データを保持する予備レジスタを備え、 前記負荷低減回路は、前記親局からの新たなデータを受
    信して前記受信レジスタに格納した時に当該受信レジス
    タと前記予備レジスタとの内容を比較し、新たに受信し
    たデータと前回のデータとが一致する場合には前記CP
    Uに対して前記受信レジスタと送信レジスタのリード・
    ライト処理を停止する信号を出力することを特徴とする
    請求項1に記載の多重通信装置。
  3. 【請求項3】 前記親局は前記子局に前回のデータと同
    じ内容のデータを今回のデータとして送信する場合に
    は、当該データに代えて特殊ビットデータを送信し、 前記子局の負荷低減回路は、前記特殊ビットデータを受
    信した時に今回のデータと前回のデータとが一致すると
    判断し、前記CPUに対して前記受信レジスタ及び送信
    レジスタのリード・ライト処理を停止する信号を出力す
    ることを特徴とする請求項1に記載の多重通信装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Cited By (2)

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