JP2001015720A - Soi基板の製造方法及び半導体装置の製造方法 - Google Patents

Soi基板の製造方法及び半導体装置の製造方法

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JP2001015720A
JP2001015720A JP11187733A JP18773399A JP2001015720A JP 2001015720 A JP2001015720 A JP 2001015720A JP 11187733 A JP11187733 A JP 11187733A JP 18773399 A JP18773399 A JP 18773399A JP 2001015720 A JP2001015720 A JP 2001015720A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 SOI構造部分に完全空乏型MOSトランジ
スタを形成することができるとともに、サリサイドプロ
セスを容易に適用できる部分SOI基板の製造方法を提
供することを目的とする。 【解決手段】 (a)SOI構造を形成する第1基板1
表面の領域に溝を形成し、(b)第1基板1上に酸化膜
3を形成し、(c)酸化膜3を第1基板1表面が露出す
るまで除去して平坦化することにより部分的に酸化膜3
が形成された第1基板1を形成し、(d)平坦化された
第2基板1aを形成し、(e)平坦化された第1基板1
の表面と第2基板1aの表面とを貼り合わせ、(f)第
1基板1又は第2基板1aの貼り合わせ面と異なる面を
研磨することにより異なったSOI厚を有するSOI基
板を形成することからなるSOI基板の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はSOI(Silicon On
Insulator)基板の製造方法及び半導体装置の製造方法
に関し、より詳細には、貼り合わせSOI基板の製造方
法及びこのSOI基板を用いた半導体装置の製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、低消費電力、高速動作の実現を可
能とするSOIデバイス技術の開発が進められている。
【0003】通常、SOI厚が均一のSOI基板にSO
Iトランジスタを作製しているが、このSOIトランジ
スタを、バイポーラトランジスタと同一の基板上に形成
すれば、多種多様のLSIが作製可能となる。このよう
なLSIを作製するためには、まず、部分的にSOI構
造を有する半導体基板、いわゆる部分SOI基板を作製
することが必要になる。
【0004】部分SOI基板の製造方法として、例え
ば、特開平3−266450号公報において、一方の半
導体基板上のSOI構造を形成しない領域に、耐酸化マ
スク(例えば、窒化膜)5を形成し(図5(a))、こ
の半導体基板4を酸化することにより、基板表面に酸化
膜6を形成し(図5(b))、耐酸化マスク5を除去
し、半導体基板4表面を平坦化し(図5(c))、半導
体基板4の平坦面に、他方の半導体基板4aを貼り合わ
せ(図5(d))、他方の半導体基板4aにおける貼り
合わせ面と反対側の面を研磨する(図5(e))方法が
提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記方法で作
製した部分SOI基板においては、通常使用されるSO
I基板と同様、SOI構造部分ではSOI厚が一基板内
で均一である。例えば、SOI構造部分で完全空乏型M
OSトランジスタを作製する場合、このトランジスタが
形成された領域のSOIを完全空乏にするためには、S
OI厚を約50nmと、特に薄膜にする必要がある。一
方、完全空乏型MOSトランジスタを形成する領域以外
の領域の半導体装置のためにサリサイドプロセスを採用
したい場合、SOI基板におけるSOIが薄いため、サ
リサイドプロセスを施すことが困難となる。
【0006】本発明は上記課題に鑑みなされたものであ
り、SOI構造部分に完全空乏型MOSトランジスタを
形成することができるとともに、サリサイドプロセスを
容易に適用できる部分SOI基板の製造方法及び半導体
装置の製造方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、(a)
SOI構造を形成する第1基板表面の領域に溝を形成
し、(b)前記第1基板上に酸化膜を形成し、(c)該
酸化膜を前記第1基板表面が露出するまで除去して平坦
化することにより部分的に前記酸化膜が形成された第1
基板を形成し、(d)平坦化された第2基板を形成し、
(e)前記平坦化された第1基板の表面と第2基板の表
面とを貼り合わせ、(f)前記第1基板又は第2基板の
貼り合わせ面と異なる面を研磨することにより部分的に
SOI構造を有するSOI基板を形成することからなる
SOI基板の製造方法が提供される。
【0008】また、本発明によれば、(a’)SOI構
造を形成しない第1基板上に耐酸化マスクを形成し、
(b’)該耐酸化マスクを用いてSOI構造を形成する
第1基板表面に酸化膜を形成し、(c)該酸化膜を前記
第1基板表面が露出するまで除去して平坦化することに
より部分的に前記酸化膜が形成された第1基板を形成
し、(d’)前記第1基板とは異なる領域に酸化膜が形
成されて平坦化された第2基板を形成し、(e)前記平
坦化された第1基板の表面と第2基板の表面とを貼り合
わせ、(f)前記第1基板又は第2基板の貼り合わせ面
と異なる面を研磨することにより部分的にSOI構造を
有するSOI基板の製造方法が提供される。さらに、本
発明によれば、上記方法により製造されたSOI基板を
用いて半導体装置を形成することからなる半導体装置の
製造方法が提供される。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明のSOI基板の製造方法に
おいては、工程(a)において、第1基板表面であっ
て、SOI構造を形成する領域に溝を形成する。ここで
使用することができる第1基板としては、通常、SOI
構造基板の支持基板又はSOI構造基板における表面半
導体層として使用することができる材料であれば、どの
ようなものでも使用することができる。例えば、シリコ
ン、ゲルマニウム等の半導体、GaAs、InGaAs
等の化合物半導体等からなる基板が挙げられる。なかで
も、シリコン基板が好ましい。第1基板の膜厚として
は、例えば、第1基板が、SOI基板における支持基板
又は表面半導体層のいずれに用いられる場合でも、70
0〜750μm程度が適当である。第1基板に溝を形成
する方法としては、公知の方法、例えば、フォトリソグ
ラフィ及びエッチング工程により、SOI構造を形成す
る領域に開口を有するレジストパターンを形成し、この
レジストパターンをマスクとして用いて、HF-HNO3−CH3
COOH等を用いたウェットエッチング、RIE法等による
ドライエッチング等により第1基板をエッチングする方
法等が挙げられる。また、ここで形成される溝の深さ
は、最終的に得られるSOI基板における、いわゆる埋
め込み酸化膜の膜厚の決定に関与するものであるため、
埋め込み酸化膜の膜厚を考慮して設定することができ
る。例えば、80〜400nm程度の深さが挙げられ
る。
【0010】工程(b)において、第1基板上に酸化膜
を形成する。酸化膜は、公知の方法、例えば、熱酸化
法、CVD法、液相成長法等種々の方法が挙げられる
が、なかでも熱酸化法が好ましい。熱酸化は、例えば、
酸素雰囲気下又は大気中で、800〜1100℃程度の
温度範囲で、30〜3000分間程度、第1基板を熱処
理する方法が挙げられる。酸化膜の膜厚は、先の工程で
形成した溝の深さに対応して適宜決定することができ、
溝の深さよりも厚膜であることを要し、例えば、170
〜900nm程度の膜厚が挙げられる。
【0011】工程(c)において、酸化膜を前記第1基
板表面が露出するまで除去する。ここで酸化膜を除去す
る方法としては、第1基板と酸化膜とのエッチングレー
トの差を利用するウェットエッチング又はドライエッチ
ング等の方法が挙げられる。また、CMP法、研磨材を
用いたCMP法等を用いてもよい。この工程により、第
1基板表面が平坦化され、部分的に酸化膜が形成された
第1基板を形成することができる。
【0012】工程(d)において、平坦化された第2基
板を形成する。第2基板として使用することができる基
板としては、第1基板として例示したもののなかから適
宜選択して用いることができる。なお、第2基板は、第1
基板と同じものであってもよいし、異なるものであって
もよい。なかでも、シリコン基板が好ましい。
【0013】ここで、平坦化された第2基板としては、
上記工程(a)〜(b)と同様の方法を用いて、第1基
板とは異なる領域に酸化膜が形成されて平坦化されたも
のであってもよい。「異なる領域に酸化膜が形成され
る」とは、後工程において、第1基板の平坦化された表
面と、第2基板の平坦化された表面とを貼り合わせる際
に、対向する酸化膜形成領域が部分的に一致するか、全
く一致しないように形成されることを意味し、一方の酸
化膜形成領域が他方の酸化膜形成領域にすっかり含まれ
る場合も含む。また、第2基板の表面全面に、熱酸化
法、CVD法等により所望の膜厚の酸化膜を形成し、工
程(c)の平坦化法と同様にその表面が平坦化されたも
のであってもよい。後述する工程(a’)、(b’)
及び(c)と同様の方法を用いて、第1基板とは異なる
領域に酸化膜が形成されて平坦化されたものであっても
よい。さらに、酸化膜が形成されず、表面が平坦化さ
れた第2基板自体であってもよい。なお、この工程で形
成される酸化膜の膜厚は、第1基板に形成された膜厚と
同程度の膜厚であってもよいが、異なる膜厚であっても
よい。特に、第1基板の酸化膜形成領域と第2酸化膜形
成領域とが全く一致しない場合には、両者の酸化膜の膜
厚は異なることが好ましい。また、工程(d)は、工程
(a)〜(c)の前、後、これらの工程とは別個である
が並行して行ってもよい。
【0014】工程(e)において、平坦化された第1基
板の表面と第2基板の表面とを貼り合わせる。貼り合わ
せ方法としては、例えば、第1基板及び第2基板の表面
を洗浄、乾燥し、室温、真空中にて第1基板の表面と第
2基板の表面とを重ね合わせてプレスし、さらに110
0℃程度、2時間程度アニールすることにより強固に結
合させる方法等が挙げられる。
【0015】工程(f)において、第1基板又は第2基
板の貼り合わせ面と異なる面を研磨する。ここでは、第
1基板と第2基板とのいずれを研磨してもよい。研磨する
方法としては、通常、CMP法が用いられる。また、表
面半導体層を構成する基板内に、貼り合わせる前に水素
を注入し、貼り合わせた後、400〜600℃で熱処理
することにより、水素注入よって発生した欠陥層から基
板を分断した後、CMP法によって研磨する方法が挙げ
られる。この工程において、第1基板を研磨する場合に
は、第2基板が支持基板、第1基板が表面半導体層を構
成することになり、第2基板を研磨する場合には、第1
基板が支持基板、第2基板が表面半導体層を構成するこ
とになる。ここでの研磨量は、最終的に得ようとするS
OI基板の表面半導体層の膜厚に応じて適宜調整するこ
とができ、例えば、700〜750μm程度、つまり、
表面半導体層として、60〜200nm程度の膜厚を確
保できるように調整することが好ましい。
【0016】また、本発明における別のSOI基板の製
造方法においては、工程(a’)で、SOI構造を形成
しない第1基板上に耐酸化マスクを形成する。耐酸化マ
スクとしては、例えば、シリコン窒化膜が挙げられる。
これらのマスクは、例えば、CVD法等により形成する
ことができる。なお、SOI構造を形成しない領域にの
み耐酸化マスクを形成する方法としては、まず、第1基
板上全面に耐酸化マスク材料を形成し、フォトリソグラ
フィ及びエッチング工程等の公知の方法により、所望の
形状にパターニングする方法が挙げられる。
【0017】工程(b’)において、耐酸化マスクを用
いてSOI構造を形成する第1基板表面に酸化膜を形成
する。ここでの酸化膜形成方法は、熱酸化法が好まし
い。熱酸化は、例えば、酸素雰囲気下又は大気中、80
0〜1100℃程度の温度範囲で、30〜3000分間
程度、耐酸化マスクを形成した第1基板を熱処理する方
法が挙げられる。ここで形成される酸化膜の膜厚は、最
終的に得られるSOI基板の埋め込み酸化膜の膜厚の決
定に関与するものであるため、埋め込み酸化膜の膜厚を
考慮して設定することができる。例えば、最も厚膜の部
分において、400〜800nm程度の深さが挙げられ
る。
【0018】工程(c)は、上記と同様の方法が挙げら
れる。工程(d’)においては、前記第1基板とは異な
る領域に酸化膜が形成されて平坦化された第2基板を形
成する。ここでの第2基板は、上記工程(d)で例示さ
れたもののうち、工程(a’)、(b’)及び(c)
と同様の方法を用いて、第1基板とは異なる領域に酸化
膜が形成されて平坦化されたものか、第2基板の表面
全面に、熱酸化法、CVD法等により所望の膜厚の酸化
膜を形成し、工程(c)の平坦化法と同様にその表面が
平坦化されたものであることが好ましい。なお、「異な
る領域に酸化膜が形成される」ことや酸化膜の膜厚は、
上記工程(d)と同様である。
【0019】工程(e)及び(f)は、上記と同様の方
法が挙げられる。さらに、本発明においては、上記方法
によりSOI基板を製造した後、さらに、半導体装置の
製造プロセスを行うことができる。ここでの半導体装置
の製造プロセスは、通常、トランジスタ、キャパシタ、
抵抗、CMOS、その他の素子やこれらを含む回路を製
造する際に行われる製造プロセスが挙げられる。以下
に、本発明のSOI基板の製造方法及び半導体基板の製
造方法を図面に基づいて詳細に説明する。
【0020】実施の形態1 まず、図1(a)に示したように、膜厚1μm程度のシ
リコン基板1上のSOI構造を形成しない領域にレジス
トパターン2を形成し、このレジストパターン2をマス
クとして用いて、SOI構造を形成する領域のシリコン
基板1をエッチングして深さ50〜400nm程度の溝
を形成する。シリコン基板1表面のレジストパターン2
を除去した後、図1(b)に示したように、シリコン基
板1表面を酸化し、シリコン基板1上全面に酸化膜3を
形成する。この際の酸化膜3の膜厚は、溝が埋まる以上
の膜厚、例えば、100nm程度とする。次に、図1
(c)に示したように、シリコン基板1の表面が露出す
るまで酸化膜3を研磨し、表面が酸化膜3とシリコンか
ら構成されるシリコン基板1を作製する。また、図1
(a)〜(c)と同様の方法により、酸化膜3aの形成
領域が異なったシリコン基板1aを作製する。続いて、
図1(d)に示したように、酸化膜3が形成されたシリ
コン基板1の表面と、酸化膜3aが形成されたシリコン
基板1aの表面とを貼り合わせる。次いで、図1(e)
に示したように、シリコン基板1の表面であって、貼り
合わせた面と反対側の面を700μm程度研磨する。こ
れにより、シリコン基板1a内にSOI厚が異なるSO
I構造3cを有する部分SOI基板を製造することがで
きる。また、このような部分SOI基板を作製する際、
後工程のトランジスタ形成工程においてサリサイドを形
成する領域のSOI厚を厚くすれば、トランジスタ形成
工程におけるサリサイド技術の適用が容易になる。
【0021】実施の形態2 まず、膜厚700μm程度のシリコン基板1b上全面
に、膜厚100nm程度の酸化膜3bを形成し、酸化膜
3bを、図2(a)に示したように、実施の形態1で作
製したシリコン基板1の表面に貼り合わせる。次いで、
図2(b)に示したように、シリコン基板1の表面であ
って、貼り合わせた面と反対側の面を700μm程度研
磨することにより、シリコン基板内にSOI厚が異なる
SOI構造を有するSOI基板を製造することができ
る。
【0022】実施の形態3 図3(a)に示したように、実施の形態1で得られたシ
リコン基板1の表面に、表面が平坦化されたシリコン基
板1cを貼り合わせる。次いで、図3(b)に示したよ
うに、シリコン基板1の表面であって、貼り合わせた面
と反対側の面を700μm程度研磨することにより、S
OI厚が均一の部分SOI基板を作製することができ
る。この方法においては、従来から通常行われている窒
化膜の形成工程、窒化膜のエッチ工程を省略することが
でき、製造工程を削減することができる。また、従来か
ら行われているように、窒化膜をシリコン基板上に直接
形成する場合には、基板表面にダメージを与えることと
なるが、上記方法によれば、基板表面への窒化膜形成に
よるダメージを回避することができ、トランジスタ等の
素子の特性を向上させることができる。
【0023】実施の形態4 まず、図4(a)に示したように、膜厚700μm程度
のシリコン基板4上のSOI構造を形成しない領域に、
シリコン窒化膜5を形成する。次いで、図4(b)に示
したように、このシリコン基板4を酸化することによ
り、基板表面に膜厚200nm程度の酸化膜6を形成す
る。
【0024】続いて、図4(c)に示したように、シリ
コン窒化膜5を除去し、シリコン基板4表面を平坦化す
る。また、図4(a)〜(c)と同様の方法により、酸
化膜6aの形成領域が異なったシリコン基板4aを作製
する。続いて、図4(d)に示したように、酸化膜6が
形成されたシリコン基板4の表面と、酸化膜6aが形成
されたシリコン基板4aの表面とを貼り合わせる。次い
で、図4(e)に示したように、シリコン基板4の表面
であって、貼り合わせた面と反対側の面を700μm程
度研磨する。これにより、シリコン基板4a内にSOI
厚が異なるSOI構造6bを有する部分SOI基板を製
造することができる。
【0025】実施の形態5 まず、膜厚700μm程度のシリコン基板上全面に、膜
厚200nm程度の酸化膜を形成し、この酸化膜を、実
施の形態4で作製したシリコン基板4の表面に貼り合わ
せる。次いで、シリコン基板4の表面であって、貼り合
わせた面と反対側の面を700μm程度研磨する。これ
により、図2(b)と同様の異なったSOI厚を有する
SOI基板を作製することができる。
【0026】実施の形態6 まず、図1(a)〜(c)と同様の方法により酸化膜3
が形成されたシリコン基板1を形成する。次いで、図4
(a)〜(c)と同様の方法により、シリコン基板1
と、酸化膜6aの形成領域が異なったシリコン基板4a
を作製する。続いて、酸化膜3が形成されたシリコン基
板1の表面と、酸化膜6aが形成されたシリコン基板4
aの表面とを貼り合わせる。次いで、シリコン基板1の
表面であって、貼り合わせた面と反対側の面を700μ
m程度研磨する。これにより、シリコン基板内にSOI
厚が異なるSOI構造を有する部分SOI基板を製造す
ることができる。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、従来のSOI基板の製
造方法と比較して、より簡便な方法により、同一基板内
にSOI厚が異なるSOI構造を有する部分SOI基板
を製造することができる。また、本発明によれば、後工
程のトランジスタ等の半導体装置の形成工程において、
サリサイドを形成する領域のSOI厚を厚くすることが
できるため、半導体製造プロセスにおいて、サリサイド
技術の適用を容易にすることができるとともに、同一基
板上にSOIデバイスとシリコンバルクデバイス等の混
載をすることができるため、半導体装置の微細化、高集
積化を可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のSOI基板の製造方法の一実施例を説
明するための要部の概略断面工程図である。
【図2】本発明のSOI基板の製造方法の別の実施例を
説明するための要部の概略断面工程図である。
【図3】本発明のSOI基板の製造方法のさらに別の実
施例を説明するための要部の概略断面工程図である。
【図4】本発明のSOI基板の製造方法の別の実施例を
説明するための要部の概略断面工程図である。
【図5】従来のSOI基板の製造方法を説明するための
要部の概略断面工程図である。
【符号の説明】
1、1a、1b、1c、4、4a 基板(第1又は第2基
板) 2 レジストパターン 3、3a、3b、3c、6、6a、6b 酸化膜 4,4a 基板 5 耐酸化マスク

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)SOI構造を形成する第1基板表
    面の領域に溝を形成し、(b)前記第1基板上に酸化膜
    を形成し、(c)該酸化膜を前記第1基板表面が露出す
    るまで除去して平坦化することにより部分的に前記酸化
    膜が形成された第1基板を形成し、(d)平坦化された
    第2基板を形成し、(e)前記平坦化された第1基板の
    表面と第2基板の表面とを貼り合わせ、(f)前記第1
    基板又は第2基板の貼り合わせ面と異なる面を研磨する
    ことにより部分的にSOI構造を有するSOI基板を形
    成することからなるSOI基板の製造方法。
  2. 【請求項2】 工程(d)において、工程(a)〜
    (c)と同様の方法によって、第1基板とは異なる領域
    に酸化膜が形成されて平坦化された第2基板を形成する
    ことからなる請求項1に記載のSOI基板の製造方法。
  3. 【請求項3】 工程(d)において、全面に酸化膜が形
    成されて平坦化された第2基板を形成する請求項1に記
    載のSOI基板の製造方法。
  4. 【請求項4】 (a’)SOI構造を形成しない第1基
    板上に耐酸化マスクを形成し、(b’)該耐酸化マスク
    を用いてSOI構造を形成する第1基板表面に酸化膜を
    形成し、(c)該酸化膜を前記第1基板表面が露出する
    まで除去して平坦化することにより部分的に前記酸化膜
    が形成された第1基板を形成し、(d’)前記第1基板
    とは異なる領域に酸化膜が形成されて平坦化された第2
    基板を形成し、(e)前記平坦化された第1基板の表面
    と第2基板の表面とを貼り合わせ、(f)前記第1基板
    又は第2基板の貼り合わせ面と異なる面を研磨すること
    により部分的にSOI構造を有するSOI基板を形成す
    ることからなるSOI基板の製造方法。
  5. 【請求項5】 工程(d’)において、全面に酸化膜が
    形成されて平坦化された第2基板を形成する請求項4に
    記載のSOI基板の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項1〜3のいずれか1つに記載の方
    法により製造されたSOI基板を用いて半導体装置を形
    成することからなる半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項4又は5に記載の方法により製造
    されたSOI基板を用いて半導体装置を形成することか
    らなる半導体装置の製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8951882B2 (en) 2012-11-21 2015-02-10 Samsung Electronics Co., Ltd. Method of fabricating optoelectronic integrated circuit substrate

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