JP3061021B2 - 部分soi基板およびその製造方法 - Google Patents

部分soi基板およびその製造方法

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JP3061021B2 JP9325038A JP32503897A JP3061021B2 JP 3061021 B2 JP3061021 B2 JP 3061021B2 JP 9325038 A JP9325038 A JP 9325038A JP 32503897 A JP32503897 A JP 32503897A JP 3061021 B2 JP3061021 B2 JP 3061021B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、貼り合わせ法に
より製造されるSOI基板に係り、特に、インテリジェ
ントパワーデバイスの製造に用いられる部分SOI基板
およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、SOI(Silicon−On−
Insulator)基板に代表される多層薄膜構造基
板は、高速動作および高耐圧のパワーデバイスへの応用
が盛んになってきている。特にインテリジェントパワー
デバイス(IPD:Intelligent Powe
r Devices)に代表されるパワーICの分野で
は、デバイス活性層となるSOI層として厚さが数μm
以上のものを必要とするため、貼り合わせ法によるSO
I基板の製造が主流となっている。
【0003】このようなSOI基板に関して、半導体基
板裏面にドレイン電極を設置した縦型パワーMOSFE
Tと低電力CMOS回路を混載するために、貼り合わせ
前の一方の半導体基板の主表面上に部分的に酸化膜を形
成し、支持側の半導体基板と接合する必要性を生じた。
この貼り合わせ基板は、部分的にSOI構造を有するた
め、部分SOI基板と呼ばれている。
【0004】このような部分SOI基板は、絶縁層の形
成されていない領域の貼り合わせ界面が縦型パワーMO
SFETのドレィン電流の通過経路にあたるため、ボイ
ドのない完全な接合が要求される。しかし、半導体基板
の主表面上に部分的に形成される絶縁層が当該絶縁層の
形成されていない基板表面よりも盛り上がるような形状
である場合に貼り合わせを行うと、半導体基板表面の接
合が困難となり、ボイドを生じる。従って、このような
ボイドを発生させないためには、絶縁層の表面が少なく
とも半導体基板の表面より高く形成されないようにする
必要があるのである。
【0005】そこで、発明者らは、選択酸化膜(LOC
OS)を2回形成することにより比較的平坦な表面をも
つ絶縁膜パターンを形成する方法で、SOI基板の作製
を行った。図4は、このSOI基板の製造方法を説明す
るための製造工程順断面図である。
【0006】まず、単結晶シリコン基板200の一主面
上に酸化膜40を形成し、続いてこの酸化膜40の上に
窒化膜30を形成する。そして、従来のフォトリソグラ
フィ法により、所定の箇所を開口する(以上、図4
(a)参照)。
【0007】次に、開口部300aに約1μmの厚さの
酸化膜10aを形成する(図4(b)参照)。次に窒化
膜30を保護膜として弗酸系エッチング液で酸化膜10
aを完全に除去する。この結果、酸化膜10aの除去さ
れた部分に、約0.5μmの浅い陥没部300bが形成
される(図4(c)参照)。
【0008】次に、除去した酸化膜10aと同様の酸化
条件で再び酸化を行い、開口300bに酸化膜10bを
形成する。この酸化膜10bの表面は、単結晶シリコン
基板の表面25とほぼ同じ高さである(図4(d)参
照)。
【0009】次に、シリコン基板200の酸化膜10b
の形成された表面を接合面として、シリコン基板100
の主表面とを対向させて接合を行う(図4(e)参
照)。次に1000〜1200℃、約2時間の熱処理を
行い、接合強度を向上させる。
【0010】以上が従来のSOI基板の製造方法の概要
であるが、この製造方法には基板全面にボイドが多発す
るという問題があった。そこで、発明者らは酸化膜10
bの平面をシリコン基板200の表面25より意図的に
低く形成してから接合する方法を考案し、接合実験を行
った。この結果については、たとえば電気情報通信学会
1996年総合大会講演論文集280頁に記されてい
る。
【0011】図5はこの論文に示された断面形状模式図
である。この図に示すように、シリコン基板200の一
主面上には部分的に酸化膜10が形成されており、酸化
膜10は、酸化膜の形成されていない半導体基板表面よ
り低くなるように形成されている。そして、この酸化膜
10を含む主表面を貼り合わせ面としてシリコン基板1
00と接合している。シリコン基板200の接合されて
いない側の主表面は、研削・研磨加工を行ってシリコン
薄膜200aを形成している。 シリコン薄膜200a
を形成した段階で、酸化膜10の端部にはシリコン基板
100と酸化膜10が接合しない領域20(以下、未接
合領域という)を残している。未接合領域20の大きさ
は、貼り合わせ時の熱処理、および後に行われるデバイ
ス形成プロセス中の熱処理に依存する。実験では、想定
されたデバイス形成プロセス中の熱処理を模擬的に単純
化した条件(1200℃、15時間)で熱処理を行った結
果、未接合領域が減少することがわかった。
【0012】図6(a)は絶縁膜10のパターンの一例
を示す平面図である。 酸化膜10は一辺約2mmの正
方形で、口の字形に形成している。図6(b)は、図6
(a)で示した絶縁膜10の接合状況を超音波探傷顕微
鏡で観察したものを模式的に示したものである。これよ
り、数十μmの幅の未接合領域20が接合領域70を取
り囲むように残存していることがわかる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】さて、上述した通り、
上記従来技術で説明した方法により酸化膜端部の未接合
領域をある程度減少させることはできる。しかし、この
未接合領域を完全になくすることは困難である。また、
高温かつ十分な熱処理時間を経ないプロセスの場合、未
接合領城の接合領域に対する面積率が大きくなる。その
結果、薄膜化されたSOI層がデバイス形成プロセス中
に加わる機械的衝撃に耐えられず、SOI層の部分的な
剥がれや割れを引き起こす恐れが出てくる。何故なら
ば、未接合領域の接合領域に対する面積率が増大するほ
ど、SOI層と支持側半導体基板の接合強度が低下する
からである。
【0014】そこで、発明者らは未接合領域の残存する
原因について考察した。図7は、前記の未接合領域を断
面方向から観察したものである。この図から、酸化膜1
0の端部には貼り合わせ界面に空洞20が見られ、酸化
膜10の表面が浮き上がっているのがわかる。また、酸
化膜10の表面には小さな凹凸が観察できる。この凹凸
は、AFM(原子間力顕微鏡)による解析から、貼り合
わせ前における酸化膜パターンのごく端の部分にも存在
することがわかった。酸化膜パターンの主たる表面は、
貼り合わせ時の熱処理や前記したデバイス形成プロセス
時の高温熱処理を通過することにより、軟化・流動し、
シリコン基板100に接合すると考えられる。しかし、
貼り合わせ後の酸化膜端部のある幅の領域はこのような
変形が起こりにくく、未接合領域が生じてしまうものと
推測できる。
【0015】この発明は、以上の事情を背景としてなさ
れたものであり、上記のような半導体薄膜と半導体基板
の貼り合わせ界面に未接合領域を発生させず、貼り合わ
せ工程およびその後のデバイス製造工程を通して十分な
接合強度を持つ部分SOI基板およびその製造方法を提
供することを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明は、部分SOI
基板を構成する1対の半導体基板のうち一方の半導体基
板の主表面に部分的に酸化膜を形成する際、部分的に形
成された酸化膜を含む半導体基板に熱処理を施すことを
主要な特徴とするものである。かかる熱処理により、
化膜端部に残る微小な凹凸が消失し、酸化膜の表面が端
部に至るまで平坦に形成される。このため、接合後に
接合領域を残さず、酸化膜パターンおよび半導体基板表
面の完全な接合を達成できるのである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照し、本発明の実
施の形態について説明する。 A.第1の実施形態 図1および図2はこの発明の第1の実施形態である部分
SOI基板の製造工程を示す工程順断面図である。本実
施形態に係る部分SOI基板は、基本的構成として、少
なくとも対をなす2枚の半導体基板100、200のお
のおのの鏡面研磨面を接合面として密着接合してなるも
のであって、対をなす一方の半導体基板200が、前記
接合面となる主表面上の一部に絶縁層10aを有するも
のである。
【0018】また、図1および図2に示す本実施形態に
係る部分SOI基板の製造方法は、基本的構成として、
第1絶縁膜の形成工程と、第1絶縁膜の除去工程と、第
絶緑膜形成工程と、第1の熱処理工程と、基板接合工
程と、第2の熱処理工程と、基板外周面取り工程および
研削・研磨工程を有している。
【0019】次に、半導体基板200としてn-型単結
晶シリコン基板、半導体基板100としてn+型単結晶
シリコン基板をそれぞれ用い、縦型パワー素子と制御回
路素子とをモノリシックに集積化するのに最適な部分S
OI基板を例にとって、本実施形態に係る製造方法を工
程順に説明する。
【0020】まず、5インチ径、 基板厚さが約600
μm、抵抗率が約1Ωcmのn-型単結晶のシリコン基
板200を用意する。そして、この単結晶シリコン基板
200の一方の主表面に酸化膜40、続いてシリコン窒
化膜30を成膜する。次に、従来用いられるフォトリソ
グラフィ法により所定の部分300aを開口する(以
上、図1(a)参照)。
【0021】次に950℃、数気圧の水蒸気雰囲気でL
OCOS酸化を行い、開口部300aに厚さ約1μmの
酸化膜10aを形成する(図1(b)参照)。その後、
弗酸系溶液に浸潰し、図1(c)に示すように酸化膜1
0aを完全に除去して約0.5μmの深さをもつ溝30
0bとする。この後、酸化膜10aと同様の酸化条件で
溝300bに再びLOCOS酸化を行い、酸化膜10b
を形成する。
【0022】絶縁膜10bの表面は、少なくとも絶縁膜
10bの形成されていない単結晶シリコン表面25より
低く形成されるようにする。望ましくは酸化膜10bと
単結晶シリコン表面25の相対的な段差が50ナノメー
トル以上100ナノメートル未満となるようにする。こ
の段差は、2回目のLOCOS酸化の時間を調整する
か、あるいは、適切な酸化膜厚さと段差が形成されるよ
うに酸化膜10bの表面を弗酸系溶液でウエットエッチ
ングしてもよい。
【0023】このようにして絶縁膜を形成した場合、酸
化膜10bの端部には、図1(d)に示すように小さな
凹凸15が残存している。そこでシリコン基板200を
窒素、あるいはアルゴンなどの非酸化性雰囲気中で11
00〜1250℃、約2時間の熱処理を行い、酸化膜1
0bの端部を軟化させることにより凹凸15を消減さ
せ、酸化膜10bの大部分の表面と同等の平坦性となる
ように平坦化する。図1(e)は熱処理後に基板表面の
窒化膜30、および酸化膜40を除去した段階の基板断
面を示したものである。
【0024】次に、5インチ径、基板厚さ約600μ
m、抵抗率約0.01〜0.02Ωcmのn+型単結晶
のシリコン基板100を用意し、図2(a)のように、
n+型単結晶シリコン基板100の鏡面研磨面と、n-型
単結晶のシリコン基板200の絶縁膜10が形成されて
いる主表面とを大気中、室温の環境で対向させて保持
し、静かに接合させる。
【0025】次に接合を強固にするため1000〜12
00℃、約2時間程度の熱処理を行う。その後、KOH
浴液などのアルカリ溶液によるシリコンエッチング、ま
たは機械的な研削加工により、基板200の外周部を面
取り加工を行って、2つの基板の未接合部分を除去する
(図示略)。さらに、図2(a)に点線で示したY−
Y’面までn-型単結晶シリコン基板を研削・研磨し
て、シリコン基板200を所望の厚さとするとともにそ
の表面を平坦化し、基板100に単結晶シリコンの活性
層200aを形成する(図2(b)参照)。このように
して、表面を端部まで平坦化された酸化膜10bは、貼
り合わせ時の熱処理および薄膜化加工を通して基板10
0と完全に接合させることができる。
【0026】B.第2の実施形態 図3はこの発明の第2の実施形態である部分SOI基板
の製造方法を工程順に説明する断面図である。本実施形
態に係る部分SOI基板は、基本的構成として、対をな
す2枚の半導体基板100、200を各々の鏡面研磨面
を接合面として密着接合してなるものであって、対をな
す半導体基板100、200の各々の接合面となる主表
面上に絶縁層10、シリケートガラス50を有するもの
である。
【0027】図3に示す本実施形態に係る部分SOI基
板の製造方法は、基本的構成として、対をなす半導体基
板に浅い溝を形成する工程と、シリケートガラス塗布工
程と、リフロー工程と、化学的機械的研磨(以下、CM
Pという:Chemical−Mechanical
Polishing)を行う工程と、基板接合工程と、
熱処理工程と、基板外周の面取り工程および研削・研磨
工程を有している。
【0028】次に、図3を参照しながら本実施形態に係
る製造方法を工程順に説明する。まず、5インチ径であ
り、基板厚さが約600μm、抵抗率約0.01〜0.
02Ωcmのn+型単結晶シリコン基板100を用意す
る。
【0029】このn+型単結晶シリコン基板100の一
方の主表面に酸化膜、続いて窒化膜を成膜し、通常用い
られるフォトリソグラフィ法により所定の部分をエッチ
ングし開口する(図示略)。次に、ドライエッチング法
によって開口部から露出した単結晶シリコン表面をエッ
チングし、図3(a)に示すように、深さ約1μmの浅
い溝60をn+型単結晶シリコン基板100に形成す
る。
【0030】窒化膜、酸化膜を除去後、浅い溝60の形
成された主表面にシリケートガラス50を約3μm塗布
する(図3(b)参照)。続いて800℃以上の熱処理
によってリフローさせ、シリケートガラス50の表面を
平坦にする。これより浅い溝60はシリケートガラスで
完全に埋め合わされる。
【0031】続いてCMPにより基板表面の余分なシリ
ケートガラスを除去する(図3(c)参照)。CMPの
研磨終点の判定は、浅い溝60以外の部分のシリケート
ガラス50が完全に除去されて単結晶シリコン基板10
0の表面が露出され、かつ、浅い溝60に埋め込まれた
シリケートガラス50の表面が単結晶シリコン基板10
0の主表面より少なくとも低くなるように研磨された時
点とする。
【0032】こうして、図3(c)に示すように単結晶
シリコン基板100の主表面に形成された浅い溝60は
シリケートガラス50によって埋め合わされ、その他の
部分は単結晶シリコン表面を露出させた状態となる。
【0033】一方、上記第1の実施形態で説明した方法
により、n-型単結晶のシリコン基板200の一方の主
表面上に絶縁膜10のパターンを形成する。
【0034】次に、図3(c)に示す工程を終了したn
+単結晶のシリコン基板100の主表面と、n-型単結晶
のシリコン基板200の絶縁膜の形成された主表面を互
いに対向させて保持する。このとき、一方の単結晶シリ
コン基板の裏面には赤外線光源を設置し、反対側に赤外
線顕微鏡を設置して、ふたつの基板の赤外透過像を観察
できるようにする(図示なし)。ここで、2つの単結晶
シリコン基板上にそれぞれ形成した絶縁膜パターンに
は、予め位置合わせ用の絶縁膜パターンが同時に作り込
まれている。この位置合わせ用の絶縁膜パ夕ーンを赤外
透過像で観察すると明暗のコントラストとして観察でき
るので、これを用いて双方の基板の所定の絶縁膜パター
ンを位置合わせする。次にこの状態を保ちながら清浄な
大気中、室温の環境で静かに接合する。その後、110
0〜1200℃、約2時間程度の熱処理を行う。この熱
処理によってシリケートガラス50は軟化し、未接合
域20を埋め合わせることができる。
【0035】この後の工程は上記第1の実施形態と同じ
なので説明を省略する。本実施形態では、第1の実施形
態のような酸化膜端部の平坦化のための高温の熱処理が
不要となる。 なお、シリケートガラス50は、絶縁膜
10より軟化する温度が低くなるように数モルパーセン
の燐または硼素、あるいはその両方を添加して塗布し
てもよい。また、基板の接合工程は、大気中のみならず
酸素雰囲気あるいは真空中で接合を行ってもよい。
【0036】
【発明の効果】以上説明したようにう、この発明によれ
ば、埋め込み絶縁膜パターン端部の貼り合わせ界面に未
接合領域がなく、強固な接合を実現した貼り合わせ部分
SOI基板が得られる。何故ならば、絶縁膜パターン端
部の表面を平坦化させて接合しやすくしたため、未接合
領域が残存しないからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1の実施形態である部分SOI
基板の製造工程を説明するための工程順断面図である。
【図2】 同製造工程を説明するための工程順断面図で
ある。
【図3】 この発明の第1の実施形態である部分SOI
基板の製造工程を説明するための工程順断面図である。
【図4】 従来の部分SOI基板の基板製造工程を説明
するための工程順断面図である。
【図5】 同部分SOI基板の断面横造を示す摸式図で
ある。
【図6】 同部分SOI基板の絶縁膜パターン並びに同
絶縁膜パターンにおける基板接合後の接合領域および未
接合領域を示す平面図である。
【図7】 顕微鏡観察による同未接合領域の断面拡大図
である。
【符号の説明】
10 酸化膜 15 酸化膜端部の凹凸 20 酸化膜端部の未接合部 25 単結晶シリコン表面 30 窒化膜 40 酸化膜 50 シリケートガラス 60 溝 70 接合領域 100 第1の半導体基板(シリコン基板) 200 第2の半導体基板(シリコン基板) 200a 半導体薄膜 300a 開口部 300b 浅い溝
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/762 H01L 21/02 H01L 27/12

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々主表面が鏡面に研磨された少なくと
    も1対の半導体基板により部分SOI基板を製造する方
    法において、 第1の半導体基板の一主面上に絶縁層を、その表面が前
    記主表面より低くなるように形成する絶縁層形成工程
    と、前記絶縁膜形成工程により形成された前記絶縁層の端部
    に残存する凹凸が消失するように、 前記絶縁層の端部を
    平坦化する第1の熱処理工程と、 前記第1の半導体基板における前記絶縁層の形成された
    主面と、第2の半導体基板の鏡面研磨面とを対向させた
    後、接合して一体化させる接合工程と、 一体化した半導体基板の接合を強化する第2の熱処理工
    程とを具備することを特徴とする部分SOI基板の製造
    方法。
  2. 【請求項2】 前記第1の熱処理工程は、非酸化性雰囲
    気で1100℃以上の温度で行うことを特徴とする請求
    項1に記載の部分SOI基板の製造方法。
  3. 【請求項3】 各々主表面が鏡面に研磨された少なくと
    も1対の半導体基板を有し、 前記1対の半導体基板を構成する第1の半導体基板は、
    前記接合面となる主表面上の一部に絶縁層を有し、前記
    1対の半導体基板を構成する第2の半導体基板は、前記
    接合面となる主表面上の一部に複数の絶縁層を有し、 前記第1および第2の半導体基板のうち少なくとも一方
    のものの前記絶縁層の表面は当該絶縁層の端部に至るま
    で一様な平坦性を有し、 前記1対の半導体基板の前記絶縁層を有する主表面を対
    向させ、かつ、各々の前記絶縁層を位置合わせして密着
    接合してなることを特徴とする部分SOI基板。
  4. 【請求項4】 前記絶縁層のうち一方の絶縁層の軟化す
    る温度は、他方の絶縁層の軟化する温度より低いことを
    特徴とする請求項3に記載の部分SOI基板。
  5. 【請求項5】 各々主表面が鏡面に研磨された少なくと
    も1対の半導体基板により部分SOI基板を製造する方
    法において、 第1の半導体基板に部分的に絶縁層を形成する絶縁層形
    成工程と、 第2の半導体基板の主面上に複数の浅い溝を形成する工
    程と、 前記第2の半導体基板における前記浅い溝の形成された
    主面にシリケートガラスを塗布する工程と、 前記塗布されたシリケートガラスの表面を平坦化するリ
    フロー工程と、 前記平坦化された前記シリケートガラスの表面を研磨
    し、前記浅い溝部分にのみ埋め合わせる研磨工程と、 前記第1の半導体基板の前記絶縁層の形成された主面
    と、前記第2の半導体基板のシリケートガラスによって
    埋め合わされた浅い溝を有する主面とを対向させて保持
    し、位置合わせを行いながら接合させ一体化させる接合
    工程とを具備することを特徴とする部分SOI基板の製
    造方法。
  6. 【請求項6】 前記接合工程は、酸素雰囲気中、もしく
    は真空雰囲気中で行うことを特徴とする請求項5に記載
    の部分SOI基板の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記シリケートガラスは、燐または硼
    素、あるいはその両方を含有することを特徴とする請求
    項5に記載の部分SOI基板の製造方法。
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