JP2993484B2 - 半導体基板の構造およびその製造方法 - Google Patents

半導体基板の構造およびその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、対をなす2枚の半
導体基板の各鏡面研磨面を互いに密着接合して成る半導
体基板基板の構造およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図3(a),(b),(c),(d)お
よび(e)は、第1の従来例の製造工程を順に示す断面
図、図4は、第2の従来例の基板の接合直前状態を示す
断面図である。
【0003】基板貼り合わせ法は、多層膜構造基板、特
にSOI基板の作製方法として近年注目され、開発が進
んでいる。SOI(Silicon On Insulator)基板は、電
力制御用の高耐圧デバイスにおいて実用化され、低電圧
動作の次世代CMOS用の基板としても研究開発が盛ん
になってきた。その中で、パワー素子の分野において高
耐圧デバイスが実用化された実績を基に、高機能化、高
集積化、高信頼性をめざしたインテリジェントパワーデ
バイス(IPD:Intelligent Power Devices)用基板
への貼り合わせSOI基板の応用が活発化してきてい
る。
【0004】IPDにおいては、大電流を制御する高耐
圧のパワーデバイスと、それを制御する周辺回路のデバ
イスを同一チップ上に混載することが必要となってく
る。このパワーデバイスと周辺回路部のデバイスとを同
一チップ上に形成し、それらを電気的に完全に絶縁する
ために部分SOI基板が用いられる。
【0005】以下、図3(a)〜(e)に示す第1の従
来例、特開平4−29353号公報にて開示されたSO
I基板の製造方法を示す工程順断面図により説明する。
【0006】まず、n+ 型単結晶シリコン基板21の一
主面上に酸化膜、続いて窒化膜を形成し、フォトリソグ
ラフィ法により所定のパターンのフォトレジストを形成
し、所定の箇所を開口する。次にフォトレジストをマス
クにしてイオンエッチング法等により浅い段差を形成す
る。熱酸化またはCVD(Chemical Vapor Depositio
n)法等により、前記浅い段差の領域にSiO2 の絶縁
膜23を部分的に複数形成する(図3(a))。次に、
基板21の単結晶シリコン露出面と絶縁膜23の表面が
平坦になるように、例えば機械的化学的研磨(CMP)
によって、あるいは弗酸系の化学的エッチングにより絶
縁膜23を除去する(図3(b))。
【0007】以上のようにして得られた単結晶シリコン
と部分的に形成された絶縁膜23を含む平坦面と、他方
のn- 型単結晶シリコン基板22の一方の主面とを対向
して保持し、室温下の清浄な雰囲気で静かに貼り合わせ
る。この後、800〜1100℃の熱処理を行うことに
より、強固に接合された一枚の複合基板を得る(図3
(c))。
【0008】次に、図3(c)のY−Y’面まで基板2
2を研削・研磨加工で薄膜化することにより、シリコン
基板22を所望の厚さとするとともにその表面を平坦化
し、単結晶シリコン薄膜からなるデバイス活性層22a
を形成する(図3(d))。
【0009】デバイス活性層22a上にアルカリエッチ
ングにより素子分離用の分離溝26を形成して、縦型パ
ワー素子形成領域と制御回路素子形成領域とを分離する
とともに、制御回路素子形成領域の単結晶シリコン活性
層を単結晶シリコン島に分割する(図3(e))。
【0010】次に、熱酸化またはCVD等によりデバイ
ス活性層22aおよび分離溝26の表面にSiO2 等か
らなる絶縁膜を形成し、続いてCVD法により多結晶シ
リコン層を形成する。その後、研削・研磨加工あるいは
エッチングにより基板表面の多結晶シリコン層および絶
縁膜を除去して分離溝26を多結晶シリコンによって埋
め込み、素子形成領域間が絶縁分離されたSOI基板を
得る。この後、絶縁膜23と分離溝26で囲まれた領域
は低耐圧のCMOS回路などが形成され、デバイス活性
層22aとシリコン基板21が直接接合している領域は
高耐圧の縦形MOSFET素子が形成される。
【0011】また、2枚の単結晶Si基板を貼り合わせ
る方法に関して、例えば、図4に示す第2の従来例、特
開平5−152549号公報によって開示された方法が
ある。以下、図4を用いて製造方法を説明する。
【0012】第1のシリコン基板41と第2のシリコン
基板42のそれぞれの全面に熱酸化により酸化膜43を
形成する。次に、常温で清浄な雰囲気において、第1の
基板41を真空吸着台(図示なし)のほぼ水平に吸着固
定させる。第2の基板42のOF(Orientation Flat)
部44の近傍部分を真空ピンセット47によって吸着さ
せる。真空ピンセット47の操作により、第2の基板4
2のOF部44がやや下がり気味になるように第2の基
板42を傾けて保持する。その状態で第2の基板42を
第1の基板41の上方位置から徐々に下降させて行き、
双方の基板のOF部44の接合面の縁が軽く接触するよ
うにする。
【0013】次に、双方の基板のOF部44とは反対側
の端部45同士の間隔が約1mmになるまで接近させ、
その後、真空ピンセットによる第2の基板42の吸着を
止める。第2の基板42は、第1の基板41と接触して
いるOF部44の接合面の縁を支点として、自重により
回転し、第1の基板41の全面と第2の基板42の全面
とが接触し、OF部44の側から徐々にOFと反対側の
端部45へ向けて接合が進行して行く。
【0014】このようにして、第1の基板21(または
41)と、第2の基板22(または42)は、密着接合
され、一体化した基板が得られる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】前述の第1の従来例、
特開平3−29353号公報における部分SOI基板
は、単結晶シリコン基板21上の絶縁膜23のパターン
を含む混在面の研磨によって、単結晶シリコン表面、絶
縁膜表面のいずれか一方が研磨過多となって微小な段差
が形成されることが不可避である。そこで、混在面の平
坦度が不足するので、2枚の基板の接合面にボイド(未
接合部分)が発生する。その結果、その後のデバイス作
製時にボイド部分から剥離が起こり、例えば、縦型パワ
ー素子が機能しなくなるという不都合が起こる。
【0016】その理由は、単結晶シリコンと部分的に形
成された絶縁膜との混在した表面を平坦化する場合、今
日の研磨技術あるいはエッチング技術では、単結晶シリ
コン表面と絶縁膜表面との段差を残さないよう平坦化す
ることが極めて困難であるためである。
【0017】また、発明者らが行った実験から、従来技
術で説明したような基板端部から接合する方法を前記の
基板の貼り合わせに適用すると、酸化膜を基板全面に一
様に形成した場合と比べて、酸化膜パターンを形成した
基板の場合、基板の自重による接着の進行が遅く、OF
の反対側の端部にボイドが残存しやすい傾向がある。発
明者らは、縦約1mm、横約2mmの矩形の酸化膜を周
期的に基板全面にパターニングされた基板を用いて、O
Fを接着起点とした貼り合わせの実験を行った。基板の
作製方法、および貼り合わせ方法は従来例に準ずる。ボ
イドは超音波探傷法を用いて観察を行った。その結果、
OF部(接着起点)と反対側の基板周縁部(接着終点)
に大きさが1mm〜数mmのボイドが残存することが判
った。
【0018】ボイドの発生する理由は、通常の酸化膜を
全面に形成した場合に比べて、酸化膜パターンが基板間
に挟まれた空気の層の排出を妨げるように作用し、特に
接着の終点付近では接着領域から掃き出された空気の層
がスムーズに未接着領域の方向に排出されにくくなり、
最終的に接着終点付近にボイドが残存すると考えられる
からである。
【0019】そこで、本発明の目的は、インテリジェン
トパワーICのデバイス特性に影響を及ぼす縦型パワー
素子形成領域の接合面にボイドの発生がなく、基板全面
に亘り良好な接合界面を有する部分SOI基板の構造、
およびその製造方法を提供することである。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体基板の構
造は、対をなす2枚の半導体基板の各鏡面研磨面を互い
に密着接合して成る半導体基板の構造において、対をな
す一方の半導体基板の接合面となる主表面上の一部に
は、絶縁層が形成され、対をなす2枚の半導体基板の周
縁部には、密着接合開始点および密着接合終了点が定め
られ、少なくとも一方の半導体基板の周縁部には、密着
接合終了点とするための少なくとも一つの切欠きが形成
されている、ことを特徴としている。
【0021】なお、切欠きの形状は、基板半径方向の長
さが基板円周方向の長さ以上に形成されていることが好
ましく、また、切欠きは楔形状であるものも好ましい。
【0022】そして、本発明の半導体基板の製造方法
は、対をなす2枚の半導体基板の、各鏡面研磨面を互い
に密着接合して成る半導体基板の製造方法において、室
温下の清浄な雰囲気において、半導体基板の各密着接合
開始点たるOFを一致させるように固定する工程と、O
Fの部分から接触させる工程と、各半導体基板を保持し
ながら切欠き部に向かって徐々に接着させていく工程
と、切欠き部で接着が終了させる工程を含むことを特徴
としている。
【0023】なお、半導体基板の接着は、大気中、ある
いは酸化性雰囲気中、あるいは真空中において行われる
ことが好ましく、また、請求項6の製造方法は、対をな
す2枚の半導体基板の、各鏡面研磨面を互いに密着接合
して成る半導体基板の製造方法において、対をなす一方
の半導体基板の一主表面に複数の絶縁膜を部分的に形成
する絶縁層形成工程と、絶縁層の表面が、絶縁層のない
表面に対して低くなるように加工する絶縁膜後退処理工
程と、絶縁層が埋め込まれた一方の半導体基板の一主表
面と、他の半導体基板の鏡面研磨面とを接合する密着接
合工程と、接合された半導体基板を1000℃以上の温
度で熱処理する熱処理工程と、接合された半導体基板の
外周部分を除去する基板外周面取り工程と、接合された
半導体基板のうち、一方の半導体基板の接合されていな
い主表面を研削研磨して薄膜化することにより、デバイ
ス活性層を形成する研削研磨工程と、を有することを特
徴としている。
【0024】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0025】図1は、本発明の半導体基板の構造の一実
施形態例に用いられる基板の接合面の切欠きの位置を示
す平面図、図2(a)は、本実施形態例の接合されるべ
き2枚の半導体基板の概略斜視図、(b)および(c)
は、本実施形態例の製造工程を順に示す断面図である。
【0026】本実施形態例の半導体基板は、基本的構成
として対をなす2枚の半導体基板の各鏡面研磨面を接合
面として密着接合してなる半導体基板であって、対をな
す一方の半導体基板が、前記接合面となる主表面上の一
部に絶縁層を有するものであり、前記絶縁層は、前記半
導体基板の主表面から後退した位置に設けられている。
【0027】本発明に係る半導体基板の製造方法は、基
本的構成として、絶縁膜形成工程と、絶縁膜後退処理
と、接着工程と、熱処理工程と、基板外周の面取り工程
および研削研磨工程を有している。各工程の処理内容は
前述の通りである。
【0028】次に縦型パワー素子と制御回路素子とをモ
ノシリックに集積化するのに最適な貼り合わせ部分SO
I基板を例にとって、まず図1の平面図および図2の断
面図により、本発明の製造方法を工程順に説明する。
【0029】まず、径約125mm(5インチ)、抵抗
率約1Ωcmのn- 型単結晶シリコン基板2を用意す
る。図1はシリコン基板2の接合面となる主表面を表に
して表した平面図である。シリコン基板2は、約45m
mのオリエンテーションフラット(以下、OFと記す)
4を持ち、OFと反対側の端部5には例えば円周方向長
さ約2mm、半径方向長さ約5mmの切欠き6が形成さ
れている。切欠き6の切削面および、切削面と基板の主
表面との境界は、例えば弗硝酸系のエッチング溶液に浸
漬することにより丸め処理が施されており、滑面となっ
ている。シリコン基板2の主表面には、選択酸化法(L
OCOS)によって短辺約1mm、長辺約2mm、厚さ
約2マイクロメートルの絶縁膜2が複数形成されてい
る。なお、図の絶縁膜3は説明のため一部省略して描か
れており、基板に対するパターンの大きさや数は正確で
はない。次に、弗酸系のエッチング溶液で絶縁膜3を厚
さ900ナノメートルまで薄膜化し、絶縁膜3の表面を
シリコン基板2の単結晶シリコン表面よりも低くなるよ
うにする。
【0030】次に、径約125mm、厚さ約600μ
m、抵抗率約0.01〜0.02Ωcmのn+ 型単結晶
シリコン基板1を用意する。シリコン基板1は、シリコ
ン基板2と同じ長さのOFが形成されている。シリコン
基板1の主表面と、シリコン基板2の絶縁膜3が部分的
に形成されている主表面とを、大気中、室温環境で対向
させて保持する。このとき、双方のOFを一致させるよ
うにする。図2(a)はこのときの2枚の基板の相対的
な位置関係がわかるように図示したものである。図2
(b)に具体的な保持方法を説明するために横から見た
断面図を示す。シリコン基板1は、水平に設置された真
空吸着台8上に静かに設置し、真空ポンプなどによって
吸引固着させておく。また、シリコン基板2は、OF部
4の近くを真空ピンセット7で吸着保持する。
【0031】次に、2枚の基板のOF部を一致させるよ
うにシリコン基板2をシリコン基板1の上方より接近さ
せる。OF部の端面を一致させるように静かに接触さ
せ、続いて真空ピンセット7をシリコン基板2から離し
て、自重で接着が進行するようにする。このようにし
て、2枚の基板はOF部を起点に前記した切欠き6の方
向へ接着が進行して行く。このとき、接着領域と未接着
領域の境界線(以下、接着波面という)は絶縁膜3の列
と平行に進行し、基板間に挟まれた空気が未接着領域へ
掃き出される。これは、たとえばシリコン基板を透過す
る波長の赤外線による実体観察により接着の進行状況を
確認することができる。接着波面は切欠き6にかかる
と、切欠き部分を取り囲むように接着し、未接着領域に
掃き出された空気は切欠き6を通して基板外に放出され
る。このようにして、切欠き6の部分を接着終点とし
て、2枚の基板が接着される。
【0032】基板の接着が完了したら、接合を強固にす
るため1000〜1200℃、約2時間程度の熱処理を
行う。
【0033】次に、シリコン基板2の周縁部を研削また
はアルカリエッチング溶液などにより除去し、基板周縁
部の未接合領域を除去する。最後に、図2(c)に示す
ようにシリコン基板2の接合されていない主表面の側か
ら研削・研磨加工により所望の厚さとするとともにその
表面を平坦化し、シリコン基板1の上に単結晶シリコン
のデバイス活性層2aを形成する。
【0034】この接着工程はパーティクルの浮遊しない
十分に清浄な環境で行われるのが望ましい。また、接着
雰囲気は特に大気中に限定されるものではなく、たとえ
ば酸素雰囲気中、あるいは真空中で行ってもよい。
【0035】接着起点となるOFの反対側に形成する切
欠き6の基板半径方向の長さは前記切欠きの基板接線方
向の長さ以上の長さに形成する。これは、接着終点付近
で基板間に挟まれた空気の掃き出しを効率よく行うため
である。本実施形態例では基板半径方向に長辺をもつ矩
形の切欠きを示したが、デバイスのチップデザイン等に
余裕があれば、例えば楔形状(V字型)、あるいは台形
の切欠きを用いても同様の効果が得られる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、基板周縁
部に切欠きを形成し、2枚の基板の接着終点において基
板間に挟まれた空気を切欠きを通して掃き出させること
により、ボイドを残存させることなく接着できるので、
基板の接合面にボイドの発生がなく、デバイス製造工程
におけるデバイス活性層の割れ、剥がれなどが生じなく
なり、またボイドに起因するデバイス特性の劣化のない
高い信頼性を持つインテリジェントパワーICに好適な
半導体装置の構造および製造方法を提供できる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体基板の構造の一実施形態例に用
いられる基板の接合面の切欠きの位置を示す平面図であ
る。
【図2】(a)は、本実施形態例の接合されるべき2枚
の半導体基板の概略斜視図、(b)および(c)は、本
実施形態例の製造工程を順に示す断面図である。
【図3】(a),(b)(c),(d)および(e)
は、第1の従来例の製造工程を順に示す断面図である。
【図4】第2の従来例の基板の接合直前状態を示す断面
図である。
【符号の説明】
1,21,41 n+ 型単結晶シリコン基板 2,22,42 n- 型単結晶シリコン基板 2a,22a デバイス活性層 3,23,43 絶縁膜 4,24,44 OF部 5,45 OF部と反対側の端部 6 切欠き 7,47 真空ピンセット 8,48 吸着台 26 分離溝

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対をなす2枚の半導体基板の各鏡面研磨
    面を互いに密着接合して成る半導体基板の構造におい
    て、 前記対をなす一方の半導体基板の接合面となる主表面上
    の一部には、絶縁層が形成され、 前記対をなす2枚の半導体基板の周縁部には、密着接合
    開始点および密着接合終了点が定められ、少なくとも一
    方の前記半導体基板の周縁部には、前記密着接合終了点
    とするための少なくとも一つの切欠きが形成されてい
    る、 ことを特徴とする半導体基板の構造。
  2. 【請求項2】 前記切欠きの形状は、基板半径方向の長
    さが基板円周方向の長さ以上に形成されている、請求項
    1記載の半導体基板の構造。
  3. 【請求項3】 前記切欠きは楔形状である、請求項1記
    載の半導体基板の構造。
  4. 【請求項4】 対をなす2枚の半導体基板の、各鏡面研
    磨面を互いに密着接合して成る半導体基板の製造方法に
    おいて、 室温下の清浄な雰囲気において、前記半導体基板の前記
    各密着接合開始点たるオリエンテーションフラットを一
    致させるように固定する工程と、 前記オリエンテーションフラットの部分から接触させる
    工程と、 各半導体基板を保持しながら前記切欠き部に向かって徐
    々に接着させていく工程と、 切欠き部で接着が終了させる工程を含むことを特徴とす
    る、半導体基板の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記半導体基板の接着は、大気中、ある
    いは酸化性雰囲気中、あるいは真空中において行われ
    る、請求項4記載の半導体基板の製造方法。
  6. 【請求項6】 対をなす2枚の半導体基板の、各鏡面研
    磨面を互いに密着接合して成る半導体基板の製造方法に
    おいて、 対をなす一方の半導体基板の一主表面に複数の絶縁膜を
    部分的に形成する絶縁層形成工程と、 前記絶縁層の表面が、前記の絶縁層のない表面に対して
    低くなるように加工する絶縁膜後退処理工程と、 前記絶縁層が埋め込まれた一方の半導体基板の一主表面
    と、他の半導体基板の鏡面研磨面とを接合する密着接合
    工程と、 前記の接合された半導体基板を1000℃以上の温度で
    熱処理する熱処理工程と、 前記接合された半導体基板の外周部分を除去する基板外
    周面取り工程と、 前記接合された半導体基板のうち、一方の半導体基板の
    接合されていない主表面を研削研磨して薄膜化すること
    により、デバイス活性層を形成する研削研磨工程と、を
    有することを特徴とする半導体基板の製造方法。
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