JP2001014518A - 自動販売機 - Google Patents

自動販売機

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JP2001014518A
JP2001014518A JP11180587A JP18058799A JP2001014518A JP 2001014518 A JP2001014518 A JP 2001014518A JP 11180587 A JP11180587 A JP 11180587A JP 18058799 A JP18058799 A JP 18058799A JP 2001014518 A JP2001014518 A JP 2001014518A
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Masaya Nakatsuka
雅也 中塚
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Shibaura Mechatronics Corp
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】売り切れ状態やコラムごとの商品収容数を考慮
した適切な商品の売れ行き状態を把握することができ、
効率よく所望の商品を販売することのできる自動販売機
を提供する。 【解決手段】各コラムごとの、売り切れ時間を除く実販
売時間、売り上げ個数、商品収容個数に基づいて、商品
の売れ行きデータおよび売り切れ易さのデータを求め、
最も売り切れ易いコラムを検出する。次に、商品収容個
数が最も売り切れ易いコラムよりも大きいコラムの中
で、最も売れ行きの悪いコラムを検索する。そして、最
も売れ行きの悪いコラムの売れ行きデータが、最も売り
切れ易いコラムの売れ行きデータの9割りよりもさらに
悪い時は、最も売れ行きの悪いコラムと最も売り切れ易
いコラムとの間で、商品の入れ替えを行なった方がよい
と判定し、その旨を表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、商品の収容数が異
なるようなコラムを有する自動販売機に関し、特に、よ
く売れる商品を多数の商品を収容可能なコラムに適切に
割り当てることのできる自動販売機に関する。
【0002】
【従来の技術】自動販売機の普及は目覚ましく、タバコ
や飲料品を始めとして、種々の商品が自動販売機により
販売されている。そのような自動販売機においては、よ
く売れる商品が売り切れになって販売機会を逃すのを防
ぎ、販売を効率よく行なうために、売れ筋商品の把握や
商品の収容方法などに工夫がなされている場合が多い。
たとえば、特開平2−132586号公報には、コラム
ごとの売り上げ数量を表示させたり、複数のコラムの売
り上げを合計した値の表示を行なう自動販売機が開示さ
れている。また、特開平8−263731号公報には、
1つの商品を複数のコラムに収容して販売を行なう自動
販売機に対して、商品ごとの販売数量に基づいて、商品
を収容するコラムの変更を案内表示する装置が開示され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、そのよ
うな商品の販売数量に基づいて各コラムに収容する商品
の割り当てやその変更を行なう方法では、商品の売れ行
き状態を適切に把握することができない場合があり、効
率よい商品の販売ができないという問題がある。具体的
には、まず、そのような方法は、商品が売り切れとなっ
たために販売数が増えなかったなどという状態を把握す
ることができない。また、最近では、コラムごとに商品
の収容個数の異なる自動販売機があるが、そのような場
合には、元々収容している商品個数が異なるので、単に
販売数量を比較するだけでは、商品の売れ行き状態を適
切に把握することができない場合がある。
【0004】また、これまでの自動販売機などの装置で
は、売れ行き状態を把握したとしても、具体的にどのコ
ラムとどのコラムをどのように変更すればよいかが直接
的に判らず、作業に手間がかかるとともに、適切な変更
を行なうことができず、効率よい商品の販売がでなくな
る場合があるという問題もある。
【0005】したがって、本発明の目的は、売り切れ状
態やコラムごとの商品収容数を考慮した適切な商品の売
れ行き状態を把握することができ、これに基づいてコラ
ムの商品割り当て作業や変更作業を容易に行なえ、その
結果、効率よく所望の商品を販売することのできる自動
販売機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の自動販売機は、商品の収容個数が異なる口
座を含む複数の口座を有し、選択された口座に応じて所
望の商品を提供する自動販売機であって、各口座におい
て実質的に商品が販売可能であった期間を検出する期間
検出手段と、前記検出した期間内の販売数量を検出する
販売数量検出手段と、前記検出された期間と、前記検出
された販売数量とに基づいて、各口座ごとに、当該口座
の商品の売れ行きを示す第1の情報を検出する売れ行き
情報検出手段と、前記検出した情報を出力する出力手段
とを有する。
【0007】好適には、前記検出された第1の情報と、
各口座ごとの商品収容個数とに基づいて、各口座ごと
に、商品が売り切れる可能性を示す第2の情報を検出す
る売り切れ情報検出手段をさらに有し、前記出力手段
は、要求に応じて前記検出した第1の情報および第2の
情報を出力する。
【0008】好適には、前記検出された各口座ごとの第
2の情報に基づいて、最も商品が売り切れる可能性の高
い第1の口座を検出する第1の口座検出手段と、前記各
口座ごとの商品収容個数および前記検出された各口座ご
との第1の情報に基づいて、前記検出された最も商品が
売り切れる可能性の高い口座と販売対象の商品を入れ換
えるのが好適な第2の口座を検出する第2の口座検出手
段とをさらに有し、前記出力手段は、前記検出された第
1の口座および前記検出された第2の口座を、口座間の
商品の入れ換えを行なう候補の口座として表示出力す
る。
【0009】また好適には、前記口座間の商品の入れ換
え処理を指示する操作が可能な操作手段と、前記指示が
行なわれた場合に、前記口座間において、当該口座に対
応付けられて記憶されているデータを入れ換える入れ換
え処理手段とをさらに有する。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の自動販売機の一実施の形
態を図1〜図6を参照して説明する。本実施の形態にお
いてはタバコの自動販売機を例示して本発明を説明す
る。まず、その自動販売機100の構成について、図1
を参照して説明する。図1は、自動販売機100の構成
を示すブロック図である。自動販売機100は、n種類
の商品(タバコ)を各々販売可能な販売機であって、各
口座に対応するn個のコラム101-1〜101-n、n個
の搬出機構103 -1〜103-n、n個の金額表示器10
-1〜105-n、n個の押釦スイッチ110-1〜110
-nと、投入金/残額表示器125、紙幣識別装置12
1、硬貨処理装置123、返却レバー128、制御装置
130、操作部135およびディスプレイ137を有す
る。また、制御装置130は、CPU131およびメモ
リ132を有する。
【0011】コラム101-1〜101-nは、販売対象の
商品のn種類の口座に対応して設けられており、各々、
その口座の販売対象の商品が収容される。図2は、その
コラム101-1〜101-nの説明をするための図であ
り、(A)はコラムの構成を概念的に示す図、(B)は
各コラムの商品収容数を示す図である。自動販売機10
0は、図2(A)に示すように、13個のコラム101
-1〜101-13 を有している。そして、各コラムの商品
収容数は、図2(B)に示すように、コラム1〜5が3
0個、コラム6〜10が70個、コラム11〜13が1
00個となっている。なお、この各コラムの商品収容数
は、後述する制御装置130のメモリ132に予め設定
登録されているものとする。
【0012】搬出機構103-1〜103-nは、コラム1
01-1〜101-nに対応して設けられており、制御装置
130からの制御信号に基づいて、各々、対応するコラ
ムに収容されている商品を、客が取り出し可能に自動販
売機100の商品取り出し口まで搬送する。
【0013】金額表示器105-1〜105-nは、コラム
101-1〜101-nと同様に販売対象の商品のn種類の
口座に対応して設けられ、制御装置130からの制御信
号に基づいて、その口座の販売対象の商品の単価を表示
する。具体的には、各金額表示器105-i(i=1〜
n)は、3桁分の7セグメントLED表示器であり、対
応する商品の単価を表示する。
【0014】押釦スイッチ110-1〜110-nは、客が
購入商品を指定するためのスイッチであるとともに、そ
の商品が売り切れとなった場合や、投入した金銭により
購入可能となった場合などに、それらを明示するための
表示部である。各押釦スイッチ110-i(i=1〜n)
は、実際に客により押動されて購入商品が指定されるス
イッチ、商品が売り切れとなった場合に「売切」の文字
が浮かび上がるように形成された売り切れ表示部、およ
び、客が投入した金銭により購入可能となった場合に点
灯する購入可能品表示部を有する。なお、これら売り切
れ表示部および購入可能品表示部は、いずれも後述する
制御装置130からの制御信号によりその点灯が制御さ
れる。また、スイッチが客により押動されたか否かの情
報は、制御装置130に出力される。
【0015】紙幣識別装置121は、客により挿入され
た紙幣の真贋判定および種類の識別を行い、受け付けた
紙幣の情報を制御装置130に出力する。
【0016】硬貨処理装置123は、客により投入され
た硬貨の真贋判定および種類の識別を行い、受け付けた
硬貨の情報を制御装置130に出力するともに、客によ
る商品の選択処理が終了した後に、制御装置130から
の制御信号に基づいて、釣り銭を返却する処理を行う。
【0017】投入金/残額表示器125は、制御装置1
30からの制御信号に基づいて、客が投入した金額、お
よび、商品を購入した場合に投入した金額からその購入
代金を差し引いた残額を表示する表示器であり、金額表
示器105-1〜105-nと同様に7セグメントLED表
示器により構成される。
【0018】返却レバー128は、客が商品の購入を終
了して残額を清算する場合に操作するためのレバーであ
る。
【0019】制御装置130は、自動販売機100が全
体として所望の動作を行うように、制御装置130の各
部を制御する制御部である。制御装置130は、図示の
ごとく、CPU131およびメモリ132を有する。ま
た、制御装置130に対して作業者が直接操作を行える
ように、操作部135およびディスプレイ137が設け
られている。
【0020】CPU131は、メモリ132に記憶され
ているプログラムに従って動作し、種々の演算処理を行
い実際に自動販売機100の各部を制御する。メモリ1
32は、CPU131で行われる制御に係わるプログラ
ム、そのプログラム実行のための種々のパラメータ、販
売処理を行なうための各コラム、口座ごとの商品コー
ド、単価などのデータ、および、売れ行き状態を管理す
るための各コラムごとの商品収容数、各コラムごとの実
販売時間情報、自動販売機100の実稼働時間などを記
憶する。
【0021】このような構成の制御装置130は、まず
基本的な機能として、自動販売機100の各部を制御し
て、客に対する商品の販売処理を行う。具体的には、制
御装置130は、紙幣識別装置121および硬貨処理装
置123より入力される、客が自動販売機100に対し
て金銭を投入した情報に基づいて、その投入金額が投入
金/残額表示器125に表示されるように投入金/残額
表示器125に対して適宜信号の出力を行う。また、メ
モリ132に記憶されている、各口座の商品の単価デー
タに基づいて、その金額で購入可能な商品を検出し、そ
の商品の口座に対応する押釦スイッチ110-i(i=1
〜n)の購入可能品表示部113-iを点灯させる。これ
ら投入金/残額表示器125への表示金額および購入可
能品表示部113-iの点灯状態は、客の投入金額が変わ
るごとに順次変更する。
【0022】次に、制御装置130に客が所望の商品の
口座に対応する押釦スイッチ110 -iを押下したことを
示す信号が入力されると、制御装置130は、投入され
ている金額でその商品が購入可能か否かを検査し、可能
な場合には、その口座の商品を搬出し客に提供するよう
に、その口座に対応する搬出機構103-iを制御する。
そして、現在の投入金額より、その提供した商品の単価
を差し引いて投入金/残額表示器125に残額として表
示し、客が返却レバー128を操作したら、硬貨処理装
置123を制御してその残額に相当する金額を客に返却
させる。
【0023】また、制御装置130は、本発明に関わる
売れ行き商品の把握、および、それに基づくコラムの変
更の指示に関わる処理を行なう。この処理について、図
3〜図5のフローチャートを参照して説明する。
【0024】まず、制御装置130は、自動販売機10
0が稼働している時間、および、各コラムの商品が売り
切れておらず販売可能な状態となっている時間の計測
を、所定時間間隔ごとに各状態をチェックするとにより
検出する。この処理について図3を参照して具体的に説
明する。たとえは1分ごとなどの所定の時間間隔ごとに
状態検出処理が開始されたら(ステップS10)、自動
販売機100の総稼働時間を示す変数T0 を1カウント
アップし(ステップS11)、コラムを示す変数Nに初
期値1をセットしておく(ステップS12)。
【0025】そして、変数Nが示すコラムの商品が売り
切れているか否かのチェックを行ない(ステップS1
3)、売り切れていなければそのコラムの実販売時間を
示す変数T(N)を1カウントアップする(ステップS
14)。そして、変数Nをカウントアップし(ステップ
S15)、変数Nが示す次のコラムについて、ステップ
S13〜ステップS14の処理を繰り返す。ステップS
15でカウントアップした変数Nの値が最大のコラム番
号以下である間(ステップS16)、同様にステップS
13〜ステップS15の処理を繰り返し、変数Nの値が
最大のコラム番号を超えたら(ステップS16)、全て
のコラムについて売り切れか否かの状態のチェックを終
えたことになるので、処理を終了する(ステップS1
7)。
【0026】また、制御装置130は、自動販売機10
0において商品が販売されるごとに、その商品の販売個
数を更新する。この処理について図4を参照して具体的
に説明する。前述したような販売処理により、たとえば
コラムNの商品が販売された場合に制御装置130は処
理を開始し(ステップS20)、そのコラムの商品の販
売個数を示す変数H(N)の値を1カウントアップし
(ステップS21)、処理を終了する(ステップS2
2)。
【0027】そして、このようにして定期的にあるいは
商品の販売ごとに蓄積したデータに基づいて、作業者か
らの要求により、適宜、各コラムの売れ行き状態の把握
およびそれに基づくコラムの変更の検討を行なう。この
処理について、図5および図6を参照して具体的に説明
する。まず、たとえば作業者が操作部135を操作する
などしてコラムの変更の検討に関わる処理が開始された
ら(ステップS30)、売り切れ易さを示すデータの最
大値を記憶する変数Umax を0に(ステップS31)、
コラムを示す変数Nを1に(ステップS32)、各々初
期値として設定する。
【0028】次に、変数Nが示すコラム、すなわちコラ
ム1について、式(1)に基づいて、売れ行きを示すデ
ータY(N)を算出し(ステップS33)、さらに式
(2)に基づいて、売り切れ易さを示すデータU(N)
を算出する(ステップS34)。
【0029】
【数1】 Y(N)=H(N)/T(N)×T0 …(1) ただし、H(N)は、コラムNの販売数量、T(N)
は、コラムNの実販売時間、T0 は、自動販売機の総稼
働時間である。
【0030】
【数2】 U(N)=Y(N)/S(N) …(2) ただし、Y(N)は、コラムNの販売数量、S(N)
は、コラムNの元の商品収容数、である。
【0031】次に、算出した売り切れ易さを示すデータ
U(N)を、それまでの最大値Uma x と比較し(ステッ
プS35)、算出したデータU(N)の方が大きい場合
には、最大値Umax をデータU(N)で置換し(ステッ
プS36)、売り切れ易さが最大となるコラムを記憶す
る変数N1 にコラム番号Nを記憶しておく(ステップS
37)。ステップS35〜ステップS37の売り切れ易
さを示すデータの最大値の置換の処理が終了したら、コ
ラムを示す変数Nを1カウントアップし(ステップS3
8)、変数Nの値が最大コラム番号の値を越えていない
ことをチェックした後(ステップS39)、次のコラム
についてステップS33〜ステップS37までの処理、
すなわち、売れ行きを示すデータY(N)および売り切
れ易さを示すデータU(N)の算出および売り切れ易さ
を示すデータの最大値の検出の処理を繰り返す。以後、
順次Nの値をカウントアップし、全てのコラムについ
て、ステップS33〜ステップS37までの処理を繰り
返す。
【0032】全てのコラムについて処理が終了したら
(ステップS39)、次に、売り切れ易さが最大だった
コラムN1 と商品を入れ換えるコラムを探索する処理を
行なう。まず、売れ行きを示すデータの最小値を記憶す
る変数Ymin に初期値9999を代入し(ステップS4
0)、コラムを示す変数Nに初期値1を代入する(ステ
ップS41)。次に、変数Nが示すコラムの商品収容数
S(N)が、売り切れ易さが最大だったコラムN1 の商
品収容数S(N1 )より大きいか否かを比較する(ステ
ップS42)。変数Nが示すコラムの商品収容数S
(N)が、売り切れ易さが最大だったコラムN1 の商品
収容数S(N1 )以下の場合には、そのコラムNは売れ
筋商品を投入するコラムとしては適切ではないので、次
のコラムに対して同様のチェックを行なうべく、ステッ
プS46の処理に移る。
【0033】ステップS42において、変数Nが示すコ
ラムの商品収容数S(N)が、売り切れ易さが最大だっ
たコラムN1 の商品収容数S(N1 )より大きい場合に
は、次にそのコラムNの商品の売れ行きを示すデータY
(N)が、売れ行きを示すデータの最小値Ymin より小
さいか否かをチェックする(ステップS43)。コラム
Nの商品の売れ行きを示すデータY(N)が、売れ行き
を示すデータの最小値Ymin より小さくない場合には、
そのコラムNとの商品の入れ換えは行なわないものと
し、次のコラムに対して同様のチェックを行なうべく、
ステップS46の処理に移る。ステップS43におい
て、コラムNの商品の売れ行きを示すデータY(N)
が、売れ行きを示すデータの最小値Ymin より小さい場
合には、その最小値YminをデータY(N)で置換し
(ステップS44)、売り行きが最小となるコラムを記
憶する変数N2 にコラム番号Nを記憶しておく(ステッ
プS45)。
【0034】このようにして、ステップS42〜ステッ
プS45の売れ行きを示すデータの最小値の置換の処理
が終了したら、コラムを示す変数Nを1カウントアップ
し(ステップS46)、変数Nの値が最大コラム番号の
値を越えていないことをチェックした後(ステップS4
7)、次のコラムについてステップS42〜ステップS
45までの処理、すなわち、売れ行きを示すデータの最
小値の検出の処理を繰り返す。以後、順次Nの値をカウ
ントアップし(ステップS46)、全てのコラムについ
て、ステップS42〜ステップS46までの処理を繰り
返す。
【0035】全てのコラムについて処理が終了したら
(ステップS47)、売り切れ易さが最大だったコラム
1 の売れ行きデータY(N1 )と、売れ行きの最小値
Y(N 2 )(=Ymin (売れ行きが最小のコラムN2
売れ行きデータ))とに基づいて、式(3)が成り立つ
か否かをチェックする(ステップS48)。
【0036】
【数3】 Y(N2 )<Y(N1 )×k …(3) ただし、kは、売り上げのバラツキを吸収するための定
数であって、本実施の場合にはk=0.9である。
【0037】式3が成り立った場合には、コラムN2
商品の売れ行きは、コラムN1 の商品の売れ行きに比べ
て十分低い、換言すれば、売り上げのバラツキを考慮し
たとしても低いことになり、コラムN2 の商品とコラム
1 の商品とを入れ換えた方が好ましいことになる。そ
の場合、制御装置130は、ディスプレイ137に、た
とえば図6に示すような、コラムN2 の商品とコラムN
1 の商品とを入れ換えた方が好ましい旨の表示およびそ
の確認入力を促す表示を行なう(ステップS49)。そ
して、この表示に基づいて、作業者が変更を指示する操
作を行なった場合には(ステップS50)、作業者に商
品の入れ変えを指示するとともに、制御装置130内に
記憶されているコラムごとの商品コード、単価データな
どのデータを入れ換え(ステップS51)、一連の処理
を終了する(ステップS53)。
【0038】入れ換えを推奨したにも関わらず、ステッ
プS50において、作業者が変更を指示しなかった場合
には、何ら処理を行なわずに、処理を終了する(ステッ
プS53)。また、ステップS48において、式3が成
り立たなかった場合には、コラムN 2 の商品の売れ行き
は、コラムN1 の商品の売れ行きと比べて売り上げ上の
バラツキの範囲内にあり、一概に低いとは言えないこと
になる。その時には、コラム変更は無しである旨の表示
を行ない(ステップS52)、処理を終了する(ステッ
プS53)。
【0039】次に、このような自動販売機100の動作
について、本発明に関わるコラムの変更検討処理を中心
にしてまとめて説明する。まず、自動販売機100にお
いては、各コラム101-1〜101-nの商品収容個数
を、予め制御装置130のメモリ132に記憶してい
る。そして、通常に稼働され始めると、稼働時間を計測
するとともに、たとえば1分ごとなどの所定時間間隔ご
とに、各コラム101-1〜101-nの状態、すなわち商
品が販売可能な状態になっているか、たとえば売り切れ
などによる何らかの理由により販売不可能な状態になっ
ていないかをチェックする。また、客が商品を購入した
時には、コラムに対応したその商品の売り上げ数量のデ
ータを更新しておく。
【0040】このように動作している状態において、た
とえば商品補充の際などに、作業者が、コラムと商品と
の対応が適切か否かを確認しようとした場合には、作業
者の操作部135からの指示に基づいて、次のような動
作をする。すなわち、まず、式(1)および式(2)に
基づいて、各コラムごとに、そのコラムの商品の売れ行
きデータY(N)および売り切れ易さのデータU(N)
を求める。そして、最も売り切れ易いコラムN1 を検出
する。一方で、コラムの商品収容個数がその最も売り切
れ易いコラムよりも大きいコラムの中で、最も売れ行き
データY(N)の悪いコラムN2 を検索する。そして、
式(3)に示すように、コラムNの売れ行きデータY
(N2 )が、最も売り切れ易いコラムの売れ行きデータ
Y(N1 )の9割りよりもさらに悪い時には、最も売り
切れ易いコラムN1 とそのコラムN2 との間で、商品の
入れ換えを行なった方がよいと判定する。
【0041】この判定結果がディスプレイ137に表示
されるので、作業者はたとえば入れ換えをする旨を操作
部135より指示すると、商品コードや単価データなど
自動販売機100内の各コラムごとのデータは、自動的
に入れ換えられる。したがって、作業者は、商品を入れ
換えるのみでコラム間の商品の入れ換え処理が終了す
る。
【0042】以上説明したように、本実施の形態の自動
販売機100においては、各コラムごとに、商品が売り
切れとなっている時間を除外した実際に販売可能な時間
帯における売れ行き情報を検出している。したがって、
より顧客の嗜好を反映した適切な売れ行き情報を検出す
ることが可能となっている。また、この売れ行き情報
と、各コラムの商品収容個数に基づいて、各コラムごと
に売り切れ易さを検出し、最も売り切れの生じ易いコラ
ムについて、他のコラムとの商品の入れ換えを検討でき
るようにしている。したがって、単に販売個数などに基
づいてコラムの割り当てを行なうのに比べて、売り切れ
が発生しにくい、自動販売機としてはより好ましいコラ
ムの割り当て、変更を行なうことができる。その結果、
より効率よい商品の販売が可能となる。
【0043】なお、本発明は本実施の形態に限られるも
のではなく、種々の改変が可能である。たとえば、本実
施の形態の自動販売機は、検出した総稼働時間、コラム
ごとの実販売時間および販売数量に基づいて、まず、売
れ行き情報を求め、次に売り切れ易さの情報を求め、こ
れに基づいて商品を変更すべき口座を抽出するようにし
ている。しかし、口座の変更に関わる処理は行なわず、
たとえばマーケッティング情報として、前述した売れ行
き情報および売り切れ易さの情報などを収集することを
目的とした装置であっても、本発明の範囲内である。
【0044】また、本実施の形態においては、式(1)
により各コラムの商品の実販売時間を示すデータを求
め、また、式(2)に示した売り切れ易さを示すデータ
を求めた。しかし、同様の内容を示すデータの検出方法
はこれに限られるものではなく、任意の方法により求め
てよい。また、式(3)に示した係数kの値も、任意に
変更してよい。
【0045】
【発明の効果】このように、本発明によれば、適切な商
品の売れ行き状態を把握することができ、これに基づい
てコラムの商品割り当て作業や変更作を容易に行なえ、
その結果、効率よく所望の商品を販売することのできる
自動販売機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施の形態の自動販売機の
要部の構成を示すブロック図である。
【図2】図2は、図1に示した自動販売機のコラムの説
明をするための図であり、(A)はコラムの構成を概念
的に示す図、(B)は各コラムの商品収容数を示す図で
ある。
【図3】図3は、図1に示した自動販売機の制御装置に
おいて、所定時間ごとに行なう各コラムおよび自動販売
機の状態を検出する処理を説明するためのフローチャー
トである。
【図4】図4は、図1に示した自動販売機の制御装置に
おいて、販売処理が生じるごとに行なう各コラムおよび
自動販売機の状態を検出する処理を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図5】図5は、図1に示した自動販売機の制御装置に
おいて、売り切れ易い商品のコラムを、より商品収容数
の高い、売れ行きの悪いコラムと入れ換える処理を説明
するためのフローチャートである。
【図6】図6は、図5に示した処理の結果、作業者にコ
ラムの入れ換えを推奨する画面を示す図である。
【符号の説明】
100…自動販売機 101…コラム 103…搬出機構 105…金額表示器 110…押釦スイッチ 121…紙幣識別装置 123…硬貨処理装置 125…投入金/残額表示器 128…返却レバー 130…制御装置 131…CPU 132…メモリ 135…操作部 137…ディスプレイ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】商品の収容個数が異なる口座を含む複数の
    口座を有し、選択された口座に応じて所望の商品を提供
    する自動販売機であって、 各口座において実質的に商品が販売可能であった期間を
    検出する期間検出手段と、 前記検出した期間内の販売数量を検出する販売数量検出
    手段と、 前記検出された期間と、前記検出された販売数量とに基
    づいて、各口座ごとに、当該口座の商品の売れ行きを示
    す第1の情報を検出する売れ行き情報検出手段と、 前記検出した情報を出力する出力手段とを有する自動販
    売機。
  2. 【請求項2】前記検出された第1の情報と、各口座ごと
    の商品収容個数とに基づいて、各口座ごとに、商品が売
    り切れる可能性を示す第2の情報を検出する売り切れ情
    報検出手段をさらに有し、 前記出力手段は、要求に応じて前記検出した第1の情報
    および第2の情報を出力する請求項1に記載の自動販売
    機。
  3. 【請求項3】前記検出された各口座ごとの第2の情報に
    基づいて、最も商品が売り切れる可能性の高い第1の口
    座を検出する第1の口座検出手段と、 前記各口座ごとの商品収容個数および前記検出された各
    口座ごとの第1の情報に基づいて、前記検出された最も
    商品が売り切れる可能性の高い口座と販売対象の商品を
    入れ換えるのが好適な第2の口座を検出する第2の口座
    検出手段とをさらに有し、 前記出力手段は、前記検出された第1の口座および前記
    検出された第2の口座を、口座間の商品の入れ換えを行
    なう候補の口座として表示出力する請求項2に記載の自
    動販売機。
  4. 【請求項4】前記口座間の商品の入れ換え処理を指示す
    る操作が可能な操作手段と、 前記指示が行なわれた場合に、前記口座間において、当
    該口座に対応付けられて記憶されているデータを入れ換
    える入れ換え処理手段とをさらに有する請求項3に記載
    の自動販売機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008176507A (ja) * 2007-01-17 2008-07-31 Hitachi Ltd 自動販売機の価格変更システム、自動販売機の価格変更方法、および自動販売機の価格変更プログラム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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