JP2001012333A - 燃料インジェクタのための弁座アセンブリ - Google Patents
燃料インジェクタのための弁座アセンブリInfo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 軸線方向の整合性が改良され、レーザ溶接を
用いることにより抵抗溶接に関連した熱歪みが回避され
た弁座サブアセンブリ及び弁座サブアセンブリを組み立
てる方法を提供する。 【解決手段】 ソレノイド作動式燃料インジェクタが、
長手方向軸線を有する弁体を含んでいる。弁座サブアセ
ンブリが弁体の一端に取り付けられている。弁座サブア
センブリは、座着面２６と、座着面を包囲した周囲のシ
ール面２８とを有する弁座２４を含んでいる。弁座サブ
アセンブリは、下部ニードルガイド４４と、弁座にレー
ザ溶接された渦流ディスク５０とを有している。弁座サ
ブアセンブリは、半径方向に延びたフランジ２９を有し
ている。
用いることにより抵抗溶接に関連した熱歪みが回避され
た弁座サブアセンブリ及び弁座サブアセンブリを組み立
てる方法を提供する。 【解決手段】 ソレノイド作動式燃料インジェクタが、
長手方向軸線を有する弁体を含んでいる。弁座サブアセ
ンブリが弁体の一端に取り付けられている。弁座サブア
センブリは、座着面２６と、座着面を包囲した周囲のシ
ール面２８とを有する弁座２４を含んでいる。弁座サブ
アセンブリは、下部ニードルガイド４４と、弁座にレー
ザ溶接された渦流ディスク５０とを有している。弁座サ
ブアセンブリは、半径方向に延びたフランジ２９を有し
ている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関への燃料
の噴射を制御するためのニードルタイプソレノイド作動
式燃料インジェクタ、特に、弁座サブアセンブリ及び弁
座サブアセンブリを組み立てる方法に関する。
の噴射を制御するためのニードルタイプソレノイド作動
式燃料インジェクタ、特に、弁座サブアセンブリ及び弁
座サブアセンブリを組み立てる方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】燃料インジェクタの組立時に、弁座サブ
アセンブリを燃料インジェクタ弁体の突出部に加工され
た肩部に配置することが知られている。弁座サブアセン
ブリを配置し、ひいては可動子の位置を決定するため
に、軸線方向の肩部寸法が使用される。
アセンブリを燃料インジェクタ弁体の突出部に加工され
た肩部に配置することが知られている。弁座サブアセン
ブリを配置し、ひいては可動子の位置を決定するため
に、軸線方向の肩部寸法が使用される。
【０００３】弁体の突出部内への弁座サブアセンブリの
組立時には、弁座と、渦流ディスクと、下部ニードルガ
イドとを含む弁座サブアセンブリが、弁体の加工された
肩部に対して配置又は積層される。弁座サブアセンブリ
を保持するために、弁体の突出部が圧着される。弁座サ
ブアセンブリコンポーネントと弁体とを整合させるため
に、固定装置に設けられた整合ピンが使用される。弁座
サブアセンブリと弁体とを溶接して結合するために、抵
抗溶接が用いられる。
組立時には、弁座と、渦流ディスクと、下部ニードルガ
イドとを含む弁座サブアセンブリが、弁体の加工された
肩部に対して配置又は積層される。弁座サブアセンブリ
を保持するために、弁体の突出部が圧着される。弁座サ
ブアセンブリコンポーネントと弁体とを整合させるため
に、固定装置に設けられた整合ピンが使用される。弁座
サブアセンブリと弁体とを溶接して結合するために、抵
抗溶接が用いられる。
【０００４】この配列では、下部ニードルガイドと、渦
流ディスクと、弁座との積層高さは、インジェクタ弁体
の突出部に加工された肩部に隣接したポケットの深さと
共に、決定的である。弁体の突出部の圧着は、互いに対
して及び弁体に対して弁座コンポーネントの不整合を生
じる虞がある。また、下部ニードルガイドと、渦流ディ
スクと、弁座とに設けられた中心孔の近傍での抵抗溶接
の使用は、弁座サブアセンブリを歪める。
流ディスクと、弁座との積層高さは、インジェクタ弁体
の突出部に加工された肩部に隣接したポケットの深さと
共に、決定的である。弁体の突出部の圧着は、互いに対
して及び弁体に対して弁座コンポーネントの不整合を生
じる虞がある。また、下部ニードルガイドと、渦流ディ
スクと、弁座とに設けられた中心孔の近傍での抵抗溶接
の使用は、弁座サブアセンブリを歪める。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
課題は、軸線方向の整合性が改良され、レーザ溶接を用
いることにより抵抗溶接に関連した熱歪みが回避された
弁座サブアセンブリ及び弁座サブアセンブリを組み立て
る方法を提供することである。
課題は、軸線方向の整合性が改良され、レーザ溶接を用
いることにより抵抗溶接に関連した熱歪みが回避された
弁座サブアセンブリ及び弁座サブアセンブリを組み立て
る方法を提供することである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、弁座サブアセ
ンブリの軸線方向の公差感度を低減するような、整合の
精度が改良された、弁座サブアセンブリ、弁座サブアセ
ンブリを組み立てる方法及び弁座サブアセンブリを燃料
インジェクタ弁体に組み付ける方法を提供する。
ンブリの軸線方向の公差感度を低減するような、整合の
精度が改良された、弁座サブアセンブリ、弁座サブアセ
ンブリを組み立てる方法及び弁座サブアセンブリを燃料
インジェクタ弁体に組み付ける方法を提供する。
【０００７】さらに、本発明は、抵抗溶接に関連した熱
歪みを回避しながらレーザ溶接技術を使用する、弁座サ
ブアセンブリ、弁座サブアセンブリ組み立てる方法及び
弁座サブアセンブリを燃料インジェクタ弁体に組み付け
る方法を提供する。
歪みを回避しながらレーザ溶接技術を使用する、弁座サ
ブアセンブリ、弁座サブアセンブリ組み立てる方法及び
弁座サブアセンブリを燃料インジェクタ弁体に組み付け
る方法を提供する。
【０００８】本発明によれば、長手方向軸線を有する弁
体を含んだソレノイド作動式燃料インジェクタは、弁体
の一端に取り付けられた弁座サブアセンブリを有してい
る。弁座サブアセンブリは、円周と、第１の側と、第２
の側とを有する弁座を含んでいる。第１の側は、座着面
と、この座着面を包囲した周囲のシール面とを有してい
る。シール面及び座着面は、弁体内部に面している。燃
料出口開口が、長手方向軸線上でセンタリングされた座
着面においてセンタリングされており、この燃料出口開
口は、加圧燃料を弁体内に座着面に対して導くための手
段と連通している。第２の側は、半径方向に延びたフラ
ンジを有しており、このフランジは、燃料インジェクタ
の突出部に係合し、この突出部に溶接され、燃料インジ
ェクタにおける弁座サブアセンブリの軸線方向の位置を
決定する。
体を含んだソレノイド作動式燃料インジェクタは、弁体
の一端に取り付けられた弁座サブアセンブリを有してい
る。弁座サブアセンブリは、円周と、第１の側と、第２
の側とを有する弁座を含んでいる。第１の側は、座着面
と、この座着面を包囲した周囲のシール面とを有してい
る。シール面及び座着面は、弁体内部に面している。燃
料出口開口が、長手方向軸線上でセンタリングされた座
着面においてセンタリングされており、この燃料出口開
口は、加圧燃料を弁体内に座着面に対して導くための手
段と連通している。第２の側は、半径方向に延びたフラ
ンジを有しており、このフランジは、燃料インジェクタ
の突出部に係合し、この突出部に溶接され、燃料インジ
ェクタにおける弁座サブアセンブリの軸線方向の位置を
決定する。
【０００９】弁座サブアセンブリは、インジェクタニー
ドルをガイドするための、管状部分を有する下部ニード
ルガイドと、管状部分の端部から延びたフランジ部分と
を有している。フランジ部分は、弁座の円周よりも小さ
くてよい円周と、環状に配置された複数の燃料流れ開口
とを有している。下部ニードルガイドフランジに設けら
れた開口に対応する複数の流れ通路を有する渦流ディス
クが、弁座シール面と下部ニードルガイドフランジとの
間に溶接されている。渦流ディスクの円周は、弁座の円
周よりも小さくてよいので、サブアセンブリのコンポー
ネントをレーザ溶接して結合する場合に、溶接材料が弁
座の周囲から突出しない。
ドルをガイドするための、管状部分を有する下部ニード
ルガイドと、管状部分の端部から延びたフランジ部分と
を有している。フランジ部分は、弁座の円周よりも小さ
くてよい円周と、環状に配置された複数の燃料流れ開口
とを有している。下部ニードルガイドフランジに設けら
れた開口に対応する複数の流れ通路を有する渦流ディス
クが、弁座シール面と下部ニードルガイドフランジとの
間に溶接されている。渦流ディスクの円周は、弁座の円
周よりも小さくてよいので、サブアセンブリのコンポー
ネントをレーザ溶接して結合する場合に、溶接材料が弁
座の周囲から突出しない。
【００１０】インジェクタの組立に基づき、端部を有す
るニードルは、端部が燃料流に対して出口開口を閉鎖す
るように座着面に押し付けられる座着位置と、燃料が出
口開口を通過できるように端部が座着面から離反させら
れる開放位置との間で移動可能である。弁体に設けられ
た押付け手段は、ニードルを座着位置に押し付けるため
に設けられている。
るニードルは、端部が燃料流に対して出口開口を閉鎖す
るように座着面に押し付けられる座着位置と、燃料が出
口開口を通過できるように端部が座着面から離反させら
れる開放位置との間で移動可能である。弁体に設けられ
た押付け手段は、ニードルを座着位置に押し付けるため
に設けられている。
【００１１】弁座サブアセンブリを組み立てる方法は、
軸線方向に延びた整合ピンと、この整合ピンから半径方
向に間隔を置いてこの整合ピンに対して平行に延びた少
なくとも１つのガイドピンとを有する固定装置を提供
し、管状部分を下にした下部ガイド；渦流ディスク；シ
ール面を下にした弁座；を軸線方向整合ピン上に順に積
層し、燃料流れ開口と燃料流れ通路とをガイドピン上に
整合させ、積層された下部ガイド、渦流ディスク及び弁
座に締付力を加え、積層された下部ガイド、渦流ディス
ク及び弁座を、個々の周縁の周囲でかつこの周縁に隣接
してレーザ溶接して結合することを含んでいる。
軸線方向に延びた整合ピンと、この整合ピンから半径方
向に間隔を置いてこの整合ピンに対して平行に延びた少
なくとも１つのガイドピンとを有する固定装置を提供
し、管状部分を下にした下部ガイド；渦流ディスク；シ
ール面を下にした弁座；を軸線方向整合ピン上に順に積
層し、燃料流れ開口と燃料流れ通路とをガイドピン上に
整合させ、積層された下部ガイド、渦流ディスク及び弁
座に締付力を加え、積層された下部ガイド、渦流ディス
ク及び弁座を、個々の周縁の周囲でかつこの周縁に隣接
してレーザ溶接して結合することを含んでいる。
【００１２】本発明のこれらの特徴及び利点並びにその
他の特徴及び利点は、添付の図面を参照にした本発明の
以下の詳細な説明からより完全に理解される。
他の特徴及び利点は、添付の図面を参照にした本発明の
以下の詳細な説明からより完全に理解される。
【００１３】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
につきさらに詳しく説明する。
につきさらに詳しく説明する。
【００１４】今や図面を詳細に参照すると、内燃機関と
共に使用するためのトップフィードタイプのソレノイド
作動式燃料インジェクタが全体を符号１０で示されてい
る。燃料インジェクタ１０は、長手方向軸線Ａを有する
ハウジング１２と、ハウジングに固定された弁体１４と
を含んでいる。弁体１４は、長手方向軸線Ａと同軸的な
周囲の側壁１６を有しており、この側壁１６は、弁体１
４の内部を側方で仕切っている。
共に使用するためのトップフィードタイプのソレノイド
作動式燃料インジェクタが全体を符号１０で示されてい
る。燃料インジェクタ１０は、長手方向軸線Ａを有する
ハウジング１２と、ハウジングに固定された弁体１４と
を含んでいる。弁体１４は、長手方向軸線Ａと同軸的な
周囲の側壁１６を有しており、この側壁１６は、弁体１
４の内部を側方で仕切っている。
【００１５】弁体１４の一方の端部２２に取り付けられ
た弁座サブアセンブリ２０は、座着面２６と、座着面を
包囲したシール面２７と、フランジ端部２９を有する周
囲の側壁２８とを有する弁座２４を含んでいる。以下に
さらに詳しく説明するように、フランジ端部２９におい
て、弁座サブアセンブリ２０が燃料インジェクタの端部
２２に取り付けられ、弁体１４に対する弁座の正確な一
定の軸線方向寸法関係を提供し、これにより、インジェ
クタの端部におけるサブアセンブリコンポーネントの慣
用の積層に関連した寸法上の公差を回避する。
た弁座サブアセンブリ２０は、座着面２６と、座着面を
包囲したシール面２７と、フランジ端部２９を有する周
囲の側壁２８とを有する弁座２４を含んでいる。以下に
さらに詳しく説明するように、フランジ端部２９におい
て、弁座サブアセンブリ２０が燃料インジェクタの端部
２２に取り付けられ、弁体１４に対する弁座の正確な一
定の軸線方向寸法関係を提供し、これにより、インジェ
クタの端部におけるサブアセンブリコンポーネントの慣
用の積層に関連した寸法上の公差を回避する。
【００１６】座着面２６及びシール面２８は、弁体１４
の内部に面している。座着面２６は円錐台形又は凹面状
であり、軸線Ａ上にセンタリングされた燃料出口開口３
０を有しており、加圧燃料を弁体１４内に座着面２６に
対して導くための入口コネクタ又は燃料チューブ３２と
連通している。
の内部に面している。座着面２６は円錐台形又は凹面状
であり、軸線Ａ上にセンタリングされた燃料出口開口３
０を有しており、加圧燃料を弁体１４内に座着面２６に
対して導くための入口コネクタ又は燃料チューブ３２と
連通している。
【００１７】燃料チューブ３２は取付け端部３４を有し
ており、この取付け端部３４は、公知のように燃料レー
ル（図示せず）にインジェクタを取り付ける。燃料レー
ルにおいて取付け端部３４をシールするためにＯリング
３６が使用されている。
ており、この取付け端部３４は、公知のように燃料レー
ル（図示せず）にインジェクタを取り付ける。燃料レー
ルにおいて取付け端部３４をシールするためにＯリング
３６が使用されている。
【００１８】アーチ状又はテーパした端部４０を有する
細長いニードル３８が軸線Ａに沿って配置されており、
このニードルは、燃料流に対して出口開口を閉鎖するよ
うに端部が座着面２６に対して押し付けられる座着位置
と、燃料が出口開口３０を通過するように端部が座着面
から離反させられる開放位置との間で移動可能である。
端部４０を座着面に向かって押し付けるために弁体１４
にばね４２が設けられている。
細長いニードル３８が軸線Ａに沿って配置されており、
このニードルは、燃料流に対して出口開口を閉鎖するよ
うに端部が座着面２６に対して押し付けられる座着位置
と、燃料が出口開口３０を通過するように端部が座着面
から離反させられる開放位置との間で移動可能である。
端部４０を座着面に向かって押し付けるために弁体１４
にばね４２が設けられている。
【００１９】弁座サブアセンブリ２０は、ニードル３８
をガイドするための軸線方向に配置された管状ボア４６
を有する下部ニードルガイド４４をも有している。図示
した実施例では、下部ニードルガイド４４は、フランジ
部分４７と、管状ボア４６を有する管状部分４８とを有
している。フランジ部分４７は、弁座２４の円周よりも
小さな円周を有しており、これにより、フランジの周囲
は、弁座の周囲から突出した溶接堆積物なしに、弁座に
レーザ溶接されることができる。
をガイドするための軸線方向に配置された管状ボア４６
を有する下部ニードルガイド４４をも有している。図示
した実施例では、下部ニードルガイド４４は、フランジ
部分４７と、管状ボア４６を有する管状部分４８とを有
している。フランジ部分４７は、弁座２４の円周よりも
小さな円周を有しており、これにより、フランジの周囲
は、弁座の周囲から突出した溶接堆積物なしに、弁座に
レーザ溶接されることができる。
【００２０】フランジ部分４７は、下部ニードルガイド
４４に燃料を流過させるための環状に配置された複数の
燃料流れ開口４９を有している。
４４に燃料を流過させるための環状に配置された複数の
燃料流れ開口４９を有している。
【００２１】弁座サブアセンブリ２０は、渦流ディスク
５０をも有しており、この渦流ディスク５０は、燃料を
燃料出口開口３０に向かって通流させるために、下部ニ
ードルガイドフランジに設けられた開口と連通した複数
の流れ通路を有している。渦流ディスク５０の直径はフ
ランジ４７の直径と同様に弁座２４の直径よりも小さ
く、渦流ディスク５０は、弁座シール面２７と下部ニー
ドルガイドフランジ４７との間にレーザ溶接される。
５０をも有しており、この渦流ディスク５０は、燃料を
燃料出口開口３０に向かって通流させるために、下部ニ
ードルガイドフランジに設けられた開口と連通した複数
の流れ通路を有している。渦流ディスク５０の直径はフ
ランジ４７の直径と同様に弁座２４の直径よりも小さ
く、渦流ディスク５０は、弁座シール面２７と下部ニー
ドルガイドフランジ４７との間にレーザ溶接される。
【００２２】弁座２４と、下部ガイド４４と、渦流ディ
スク５０とを有する弁座サブアセンブリ２０のコンポー
ネントは、以下により詳しく説明するように、正確な整
合の後に、レーザ溶接して結合される。
スク５０とを有する弁座サブアセンブリ２０のコンポー
ネントは、以下により詳しく説明するように、正確な整
合の後に、レーザ溶接して結合される。
【００２３】ニードル３８に結合された可動子５４は、
弁体１４内で軸線方向に移動可能である。可動子５４を
弁座サブアセンブリ２０から離れる方向へ引き付け、こ
れによりニードル端部４０を座着面２６から離反させ、
燃料が燃料出口開口３０を通過できるようにするため
に、ソレノイドコイル５６が動作可能である。
弁体１４内で軸線方向に移動可能である。可動子５４を
弁座サブアセンブリ２０から離れる方向へ引き付け、こ
れによりニードル端部４０を座着面２６から離反させ、
燃料が燃料出口開口３０を通過できるようにするため
に、ソレノイドコイル５６が動作可能である。
【００２４】図５に示したように、弁座サブアセンブリ
２０は以下のように構成される。軸線方向に延びた整合
ピン５８と、この整合ピンから半径方向に間隔を置いて
この整合ピンに対して平行に延びた少なくとも１つのガ
イドピン６０とを有する固定装置６２が提供される。次
いで、管状部分を下にした下部ガイド４４；渦流ディス
ク５０；シール面を下にした弁座２４；が、軸線方向の
整合ピン上に前記順序で積層される。燃料流れ開口と燃
料流れ通路とは、ガイドピン６０上に周方向で整合させ
られる。積層された下部ガイド４４、渦流ディスク５０
及び弁座２４に締付力が加えられる。積層されたコンポ
ーネントは、個々の周縁の周囲においてレーザ溶接され
る。サブアセンブリ２０のコンポーネントを互いにレー
ザ溶接して結合することは、渦流ディスク５０の平坦性
と、弁座サブアセンブリの緊密なサンドイッチ構造とを
維持する。
２０は以下のように構成される。軸線方向に延びた整合
ピン５８と、この整合ピンから半径方向に間隔を置いて
この整合ピンに対して平行に延びた少なくとも１つのガ
イドピン６０とを有する固定装置６２が提供される。次
いで、管状部分を下にした下部ガイド４４；渦流ディス
ク５０；シール面を下にした弁座２４；が、軸線方向の
整合ピン上に前記順序で積層される。燃料流れ開口と燃
料流れ通路とは、ガイドピン６０上に周方向で整合させ
られる。積層された下部ガイド４４、渦流ディスク５０
及び弁座２４に締付力が加えられる。積層されたコンポ
ーネントは、個々の周縁の周囲においてレーザ溶接され
る。サブアセンブリ２０のコンポーネントを互いにレー
ザ溶接して結合することは、渦流ディスク５０の平坦性
と、弁座サブアセンブリの緊密なサンドイッチ構造とを
維持する。
【００２５】弁座サブアセンブリ２０を弁体１４へ組み
付けるために、弁体は、公知のように正確整合ピン取付
け装置上に組み付けられる。次いで、組み立てられた弁
座サブアセンブリ２０が、正確整合ピンの小さな直径に
被せ嵌められ、弁座フランジ端部２９が、弁体１４の端
部２２に当接する。軽い締付荷重が加えられ、サブアセ
ンブリ２０は、弁座２４のフランジ端部２９の周囲にお
いて弁体１４にレーザ溶接される。この組立方法は、弁
体の突出部に加工された肩部に弁座サブアセンブリを配
置することを排除する。
付けるために、弁体は、公知のように正確整合ピン取付
け装置上に組み付けられる。次いで、組み立てられた弁
座サブアセンブリ２０が、正確整合ピンの小さな直径に
被せ嵌められ、弁座フランジ端部２９が、弁体１４の端
部２２に当接する。軽い締付荷重が加えられ、サブアセ
ンブリ２０は、弁座２４のフランジ端部２９の周囲にお
いて弁体１４にレーザ溶接される。この組立方法は、弁
体の突出部に加工された肩部に弁座サブアセンブリを配
置することを排除する。
【図１】本発明により構成されたソレノイド作動式燃料
インジェクタを示す縦断面図である。
インジェクタを示す縦断面図である。
【図２】弁体の一端に取り付けられた弁座サブアセンブ
リを示す、図１の燃料インジェクタの弁体アセンブリの
縦断面図である。
リを示す、図１の燃料インジェクタの弁体アセンブリの
縦断面図である。
【図３】弁座、渦流ディスク及び下部ニードルガイドの
アセンブリを示す弁座サブアセンブリの拡大縦断面図で
ある。
アセンブリを示す弁座サブアセンブリの拡大縦断面図で
ある。
【図４】シール面、座着面及び燃料出口開口を有する弁
座と、管状ボア及び環状開口を有する下部ガイドと、複
数の流れ通路を有する渦流ディスクとを示す弁座サブア
センブリの分解斜視図である。
座と、管状ボア及び環状開口を有する下部ガイドと、複
数の流れ通路を有する渦流ディスクとを示す弁座サブア
センブリの分解斜視図である。
【図５】溶接固定装置と弁座サブアセンブリとを示す縦
断面図である。
断面図である。
１０ 燃料インジェクタ、 １２ ハウジング、 １４
弁体、 １６ 側壁、 ２０ 弁座サブアセンブリ、
２２ 端部、 ２４ 弁座、 ２６ 座着面、 ２８
シール面、 ２９ フランジ端部、 ３０ 燃料出口
開口、 ３２燃料チューブ、 ３６ Ｏリング、 ３８
ニードル、 ４０ 端部、 ４２ばね、 ４４ 下部
ニードルガイド、 ４６ 管状ボア、 ４７ フランジ
部分、 ４８ 管状部分、 ４９ 開口、 ５０ 渦流
ディスク、 ５４ 可動子、５６ ソレノイドコイル、
５８ 整合ピン、 ６０ ガイドピン、 ６２固定装
置
弁体、 １６ 側壁、 ２０ 弁座サブアセンブリ、
２２ 端部、 ２４ 弁座、 ２６ 座着面、 ２８
シール面、 ２９ フランジ端部、 ３０ 燃料出口
開口、 ３２燃料チューブ、 ３６ Ｏリング、 ３８
ニードル、 ４０ 端部、 ４２ばね、 ４４ 下部
ニードルガイド、 ４６ 管状ボア、 ４７ フランジ
部分、 ４８ 管状部分、 ４９ 開口、 ５０ 渦流
ディスク、 ５４ 可動子、５６ ソレノイドコイル、
５８ 整合ピン、 ６０ ガイドピン、 ６２固定装
置
Claims (7)
- 【請求項１】 内燃機関燃料インジェクタのための弁座
サブアセンブリにおいて、円形の周囲並びに第１及び第
２の側を有する弁座が設けられており、前記第１の側
が、座着面と、周囲のシール面とを有しており、前記座
着面が、該座着面においてセンタリングされた燃料出口
開口を有しており、前記第２の側が、半径方向に延びた
フランジを有しており、インジェクタニードルをガイド
するための管状部分と、該管状部分の端部から延びたフ
ランジ部分とを有する下部ニードルガイドが設けられて
おり、前記フランジ部分が、環状に配置された複数の燃
料流れ開口を有しており、周縁と、前記下部ニードルガ
イドフランジに設けられた前記開口に対応した複数の流
れ通路とを有する渦流ディスクが設けられており、該渦
流ディスクが、前記弁座シール面と前記下部ニードルガ
イドフランジとの間で周縁の周囲においてレーザ溶接さ
れていることを特徴とする、内燃機関燃料インジェクタ
のための弁座サブアセンブリ。 - 【請求項２】 前記フランジ部分が、前記弁座の円周よ
りも小さな円周を有している、請求項１記載の弁座サブ
アセンブリ。 - 【請求項３】 前記渦流ディスク周縁が、前記弁座の円
周よりも小さな円周を有している、請求項１記載の弁座
サブアセンブリ。 - 【請求項４】 長手方向軸線と、弁座サブアセンブリを
収容するための端部とを有する弁体を含んだ燃料インジ
ェクタに関連しており、前記弁座フランジ端部が、前記
弁体の前記端部に当接し、該端部に溶接されている、請
求項１記載の弁座サブアセンブリ。 - 【請求項５】 燃料インジェクタのための弁座サブアセ
ンブリを組み立てる方法において、該弁座アセンブリ
に、弁座が設けられており、該弁座が、円周と、座着面
と、周囲のシール面とを有しており、下部ニードルガイ
ドが設けられており、該下部ニードルガイドが、インジ
ェクタニードルをガイドするための管状部分と、前記管
状部分の端部から延長したフランジ部分とを有してお
り、該フランジ部分が、環状に配置された複数の燃料流
れ開口を有しており、渦流ディスクが設けられており、
該渦流ディスクが、前記下部ニードルガイドフランジに
設けられた前記開口に対応した複数の流れ通路を有して
おり、前記方法が、 軸線方向に延びた整合ピンと、該整合ピンから半径方向
に間隔を置かれ該整合ピンに対して平行に延びた少なく
とも１つのガイドピンとを有する固定装置を提供し、 管状部分を下にした前記下部ガイド；前記渦流ディス
ク；シール面を下にした前記弁座を順に前記軸線方向整
合ピン上に積層し、 燃料流れ開口と燃料流れ通路とを前記ガイドピン上に整
合させ、 積層された前記下部ニードルガイド、渦流ディスク及び
弁座に締付力を加え、 積層された前記下部ニードルガイド、渦流ディスク及び
弁座を、個々の周縁の周囲でかつ該周縁に隣接してレー
ザ溶接して結合するステップから成ることを特徴とす
る、燃料インジェクタのための弁座サブアセンブリを組
み立てる方法。 - 【請求項６】 長手方向軸線と前記弁座サブアセンブリ
を収容するための端部を有する弁体を含む燃料インジェ
クタを提供し、 前記弁体の前記端部に前記弁座フランジ端部を取り付
け、 前記弁座フランジ端部と前記弁体の前記端部とを、個々
の周縁の周囲で該周縁に隣接して互いにレーザ溶接す
る、請求項５記載の方法。 - 【請求項７】 前記弁体の前記端部に前記弁座フランジ
端部を取り付けるステップが、 正確整合ピン固定装置を提供し、 前記弁座フランジ端部が前記弁体の前記端部に当接する
ように前記弁座サブアセンブリを正確整合ピンの小さな
直径に被せ嵌め、 前記サブアセンブリに締付荷重を加えることを含んでい
る、請求項６記載の方法。
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