JP2001012325A - 液体遮断弁装置 - Google Patents

液体遮断弁装置

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JP2001012325A
JP2001012325A JP11179444A JP17944499A JP2001012325A JP 2001012325 A JP2001012325 A JP 2001012325A JP 11179444 A JP11179444 A JP 11179444A JP 17944499 A JP17944499 A JP 17944499A JP 2001012325 A JP2001012325 A JP 2001012325A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 給油により満タン状態となった場合におけ
る、給油管の液面が過剰に上昇することを抑え、過給油
を防止する。 【解決手段】 フロート弁15の閉弁に先立ち開口部1
0d(排出経路)の流量を絞る傘バルブ16(流量制御
手段)を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料タンク等の密
封容器内の気体を排出可能とするフロート弁を備えた液
体遮断弁装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図10はガソリンや軽油等を燃料とする
エンジンを備えた自動車等における、従来技術による燃
料タンク内の燃料蒸気(以下、空気及び気化した燃料の
混合気体をも含むものとして用いる)を制御する燃料蒸
気流出制御系101の概略構成を説明する図である(給
油状態)。
【0003】自動車の燃料タンク102及び燃料蒸気流
出制御系101を含む燃料供給部は、重要保安部品とし
て衝突時の燃料漏れ、車両の走行による振動や環境温度
の変化による燃料タンク内部で発生する燃料蒸気の圧力
制御等に関する安全規制、また燃料蒸気が大気中に放出
されることを防ぐ公害規制等の法規制の適用を受けるも
ので、また、安全性の見地からも車両が傾斜したり旋回
した場合にも燃料が漏れないよう様々な点において考慮
される必要がある。
【0004】以下に従来技術による燃料蒸気流出制御系
101の構成を図10を参照して説明する。102は燃
料タンク、103は給油口103aを有し燃料タンク1
02の内部へと進入する給油管である。燃料タンク10
2の上部には給油時の過給油を防止する燃料蒸気排出装
置104、燃料遮断バルブ105a,105bが配置さ
れている。
【0005】燃料蒸気排出装置104は、図11に詳細
な断面構成が示されるが、上側の差圧弁104a及び下
側のフロート弁104bから構成されており、燃料タン
ク102の上部に配置された連通孔104cの両端部を
シート面としてそれぞれダイアフラム104d,フロー
ト104eにより連通孔104cの開閉状態を制御可能
としている。
【0006】尚、図11においては、差圧弁104a及
び下側のフロート弁104bの作動を説明するために、
図において燃料蒸気排出装置104の軸A1−A1より
左側は差圧弁104a開弁、フロート弁104b閉弁状
態であり、右側は差圧弁104a閉弁、フロート弁10
4b開弁状態である。
【0007】差圧弁104aのダイアフラム104dを
作動させるためにダイアフラム104dにより区切られ
た室104f,104gが設けられている。室104f
には給油管103の途中から延出しているシグナルライ
ン106が接続し、室104gには連通孔104cを介
して燃料タンク102(ダイアフラム104dが開弁
時)の圧力が導入され、またキャニスタ107へと導通
するベントライン108が接続している。
【0008】燃料蒸気排出装置104のフロート弁10
4bは液面上昇時及び傾斜・転倒時にフロート104e
が浮動して連通孔104cを閉じ、燃料が燃料タンク1
02から漏出することを防止可能としている。
【0009】一方、燃料遮断バルブ105a,105b
は、キャニスタ107へと燃料タンク102の内圧上昇
を防止するためのエバポライン109が接続されてい
る。エバポライン109はフロート105c,105d
により走行中の旋回・揺動時等に閉じられる。
【0010】2つの燃料遮断バルブ105a,105b
が備えられていることにより、車両の傾斜時に一方の燃
料遮断バルブが閉じられても他方から燃料タンク102
の内圧を逃がすことを可能としている。
【0011】エバポライン109にはチェックバルブ1
10が設けられ、キャニスタ107あるいは不図示では
あるがエバポライン109のチェックバルブ110とキ
ャニスタ107の間に備えられる場合のあるリザーバ室
へと燃料が直接流入してしまうことを防止している。チ
ェックバルブ110の開弁圧は、燃料タンク102の内
圧上昇を防止するために低く設定されている。
【0012】また、エバポライン109には、チェック
バルブ110を迂回するテストライン111が設けら
れ、その途中にテストライン111の開閉を行うソレノ
イドバルブ112が配置されている。
【0013】キャニスタ107は掃気手段113に接続
し、吸収した燃料蒸気をエンジンE側へと供給して燃焼
させることを可能としている。
【0014】このような構成の従来技術による燃料蒸気
流出制御系101においては、給油時においては、給油
に伴い差圧弁104aがタンク内圧力と外気圧(シグナ
ルライン106)との差によって開弁し、燃料タンク1
02内の気体(主に空気や燃料蒸気)をベントライン1
08を通じてキャニスタ107へと吸収させる。
【0015】満タン状態となると、フロート弁104b
が閉弁してベントライン108を閉じ、タンク内圧を一
時的に上昇させて給油管103内の液面を上昇(図10
のHで示される液面)させて給油ガンGのオートストッ
プ機能を作動させる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような燃料蒸気流出制御系101では、燃料蒸気排出装
置104のフロート弁104bにおける給油時の液面上
昇に伴う閉弁動作においては、フロート弁104bが開
弁状態から閉弁状態へと一気に移行するので、タンク内
圧が急激に上昇し、給油管103内の液面を過剰に上昇
させてしまう(図10のH1で示される液面)。
【0017】この状態は、フロート弁104bが閉弁状
態となっても燃料遮断バルブ105a,105bにより
燃料タンク102の内圧は徐々に逃がされるので、多少
の時間が経過すると液面が下がり解消されるが、一時的
に液面(H1)が給油口103aに近づいてしまう。
【0018】本発明は、上記した従来技術の問題を解決
するものであり、その目的とするところは、給油により
満タン状態となった場合における、給油管の液面が過剰
に上昇すること(場合によっては燃料がこぼれる可能性
もある)を抑え、または防止することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にあっては、液体を収容する密封容器の上部に
設けられ、前記密封容器内に供給される液体の液面位置
に応じて移動するフロートと、該フロートの上部に付随
し前記密封容器内の気体を排出可能とする排出経路を開
閉する開閉弁と、を有するフロート弁を備えた液体遮断
弁装置において、前記フロート弁の閉弁に先立ち前記排
出経路の流量を絞る流量制御手段を備えることを特徴と
する。
【0020】密封容器内の液面が所定の高さ以上に上昇
すると、フロート弁が閉弁することになるが、フロート
弁の閉弁に先立ち排出経路からの気体の排出流量を絞る
ことにより、フロート弁の閉弁前に徐々に密封容器内の
圧力を高めることが可能となり、フロート弁が一気に閉
弁することによる急激な圧力変化と過剰圧力を抑制する
ことができる。
【0021】このように、密封容器内部の圧力変化を安
定させることで、密封容器に備えられている液体供給部
(給油管)のフロート弁の閉弁時の液面上昇を安定させ
ることが可能となる。
【0022】前記フロート弁の開閉弁は、前記排出経路
に連通する開口部を内側に有する環状の弁座と該弁座に
当接する弁体を有し、前記流量制御手段は、移動する前
記フロートにより付勢されて前記開閉弁が完全に閉弁す
るよりも先に前記環状の弁座の内側の開口部に進入する
と共に、前記フロートとは独立して移動可能に支持され
る絞り部材を備えることも好適である。
【0023】絞り部材がフロートとは独立して移動可能
となることにより、気体の移動に伴い絞り部材にかかる
圧力(吸引圧力)がフロートに伝達されてしまうことが
抑えられる。
【0024】従って、閉弁間近で不安定な状態(ちょっ
としたきっかけにより閉弁してしまう状態)のフロート
の挙動に影響を与えることが抑制され、フロート弁が一
気に閉弁することによる急激な圧力変化と過剰圧力を抑
制することができる。
【0025】前記絞り部材は、前記密封容器内から排出
経路へと移動する気体の流れまたは圧力を付勢力として
受ける受圧部を有し、前記環状の弁座の内側の開口部に
進入した絞り部材の該受圧部に加えられる付勢力によ
り、前記フロートとは独立して該開口部の奥へと移動し
てなることも好適である。
【0026】環状の弁座の内側の開口部に進入した絞り
部材を該開口部の奥へと移動させることにより、より安
定した状態で排出経路の流量を絞ることが可能となる。
【0027】また、前記絞り部材に前記開口部の内壁を
ガイド面として摺動するガイド部を備えると共に、該絞
り部材の受圧部にオリフィスとなる連通路を形成したこ
とも好適である。
【0028】従って、ガイド部により移動可能に支持さ
れる絞り部材の姿勢が安定し、絞り部材をより安定して
作動させることが可能となる。また、オリフィスとなる
連通路により絞り量がより安定する。
【0029】前記密封容器と該密封容器の外側の圧力が
導入される作動室との圧力差に応答し、前記排出経路を
開閉する圧力応答手段と、前記作動室と前記密封容器の
液体供給部とを接続する連通路と、を備えることも好適
である。
【0030】この圧力応答手段により、液体供給状態に
おいては密封容器と液体供給部から密封容器の外側の圧
力が導入される作動室との圧力差により排出経路を開い
て気体を排気し、液体供給部が閉じられている状態にお
いては排出経路を閉じ、気体及び液体の流出を防止す
る。
【0031】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、実施の形
態における液体遮断弁装置としての燃料蒸気排出装置1
を説明する。この燃料蒸気排出装置1は、例えば従来技
術の項で説明した燃料蒸気流出制御系101において燃
料蒸気排出装置104に代わり採用可能とされるもので
ある。
【0032】燃料蒸気排出装置1以外の燃料蒸気流出制
御系101の構成については、変更点はなく、系全体の
説明は従来技術の項を参照するものとする。
【0033】(実施の形態1)図1は第1の実施の形態
の燃料蒸気排出装置1の構成を説明する断面構成説明図
である。図1において、10はケース部材であり、その
内部はフロート11を収容するフロート室10aとなっ
ている。フロート11はケース部材10の下端部に取り
付けられているキャップ12の連通孔12a(及びフロ
ート室10a上部開口部)等からフロート室10a内部
に流入する液体としての燃料により浮力を発生し、この
図の状態では上方へと移動する。
【0034】フロート11の上部には密封性を発揮する
環状シール状の弁体11aがあり、またフロート室10
aの上部にはこの弁体11aに対応する環状の弁座とし
てのバルブシート部10bが設けられている。尚、弁体
11aとバルブシート部10bにより開閉弁を構成し、
フロート11と合わせてフロート弁15とする。
【0035】また13はフロート11の浮力を調整する
為の付勢手段として機能するスプリングである。このス
プリング13は、フロート11の自重よりも小さい荷重
でフロート11を常時付勢しているが、正立時には浮力
が働かない限りフロート11を押し上げて、フロート弁
15を閉弁することはない。
【0036】バルブシート部10bは、筒状のベント部
10cの一方の端部である。またベント部10cは、他
方の端部を圧力応答手段としてのダイアフラム弁20に
より塞がれている。
【0037】ダイアフラム弁20は、膜状のダイアフラ
ム21の外周端部をベント部10cのフランジ端部10
eとフランジ端部10eに嵌合するアッパーキャップ1
4のフランジ端部14aにより挟持され、アッパーキャ
ップ14側に設けられた作動室14bと燃料タンク10
2側の圧力がかかるベント部10cとの圧力差に応答し
て軸方向(図において上下方向)に移動する。
【0038】アッパーキャップ14にはシグナルポート
14cが備えられ、給油時において作動室14bにシグ
ナルライン106を介し、外気圧(燃料タンク102外
の圧力、及び給油時に液体供給部としての給油管103
に発生する負圧)を導入している(図10参照)。
【0039】ダイアフラム21の中央にはリテーナ22
が接合されており、軸方向の移動位置を規定している。
また、ケース部材10を貫通する排出ポート23(ベン
トライン108に接続)の開口端部をシート部24と
し、リテーナ22がダイアフラム21を介して押し当て
られている。
【0040】従って、燃料蒸気排出装置1は、燃料タン
ク102からの燃料蒸気を排出する排出経路上(ベント
ライン108)に配置されることになり、燃料タンク1
02の内部と作動室14bとの圧力差が小さい状態で
は、スプリング14dによりダイアフラム21は閉弁方
向に付勢されていることからシート部24を閉鎖し、給
油時等で所定の圧力差以上となった時に開弁して燃料蒸
気をベントライン108へと排出させる。
【0041】作動室14bと給油管103とを接続する
理由は、ダイアフラム21をゴム状弾性体よりなる薄い
膜で構成される場合等に、(燃料蒸気がダイアフラム2
1を透過してしまう場合がある。)燃料蒸気が直接大気
中に放出されないようにするためである。尚、給油管1
03の開口端である給油口103aは、通常はキャップ
により閉じられており、給油時には給油される燃料のベ
ンチュリ効果により給油口103aから外へは放出され
ない。
【0042】従って、図1の状態はフロート11は燃料
の浮力を受けずに下方に位置し、給油時等で燃料タンク
102の内部圧力が上昇した時には、燃料蒸気は開弁状
態にある弁体11aとバルブシート部10bによりベン
ト部10cに流入し、圧力差に応じて開弁するダイアフ
ラム弁20からベントライン108へと流出可能とな
る。
【0043】ここで、本実施の形態の燃料蒸気排出装置
1には、フロート11の上部に流量制御手段としての傘
バルブ16を備えている。
【0044】傘バルブ16は、フロート11の上部に形
成された凹部11bの開口部近くに嵌め込まれる環状の
軸受11cに挿入される軸16aと、軸16aの両端部
に軸径よりも拡径された当接部16b,16cと、軸1
6aの略中央部に受圧部となるフランジ状に拡がる流量
規制部16dと、流量規制部16dを受けるフロート1
1の受け座11dとの間に隙間を形成する放射状に複数
本形成されるリブ16eとから構成されている。
【0045】当接部16bは、軸受けの端面と当接して
抜け止めとして機能し、また当接部16cは、ベント部
10c内に設けられたストッパ部10fと当接して作動
位置の位置決めがなされる。
【0046】流量規制部16dの外径寸法は、バルブシ
ート部10bの内側の開口部10dの径寸法よりも小さ
く設定され、開口部10dに流量規制部16dが進入す
ることで、燃料タンク102より排出される燃料蒸気の
流量を絞ることが可能となっている。
【0047】この絞り量としては、燃料タンク102内
部の圧力を給油ガンのオートストップが作動する圧力、
即ち、タンク内圧を一時的に上昇させて給油管103内
の液面を上昇(図10のHで示される液面)させる程度
に設定している。
【0048】次に、図2〜図4を参照して傘バルブ16
を伴うフロート弁15の作動を説明する。
【0049】図2は、給油前及び給油中初期段階(満タ
ン状態ではない場合の)フロート弁15の状態であり、
フロート弁15は液面が低いことからフロート室10a
の下方に位置している。また、傘バルブ16も作動して
いない。この図2の状態では、フロート弁15は給油性
に支障のない十分な流路が確保され、点線矢印F1のよ
うに燃料蒸気を速やかに排出する。
【0050】図3は、給油が進み、満タン付近になりフ
ロート11が浮力を得てフロート弁15が閉弁間近とな
った状態である。この状態では、排出される燃料蒸気の
流れ(点線矢印F2)及び発生する差圧(リブ11eに
より形成された隙間に燃料蒸気が入り込むことで)によ
り、流量規制部16dが付勢力を受け、傘バルブ16は
燃料蒸気の排出方向(図3において上方)へと流量規制
部16dが開口部10dへと進入するまで移動する。
【0051】尚、流量規制部16dの開口部10dへの
進入位置は、当接部16cがストッパ部10fに当接す
ることにより規定され、流量規制部16dを開口部10
dの奥へと移動させることにより、傘バルブ16の偏心
や傾きが発生しても流路径の面積変化が抑制され、より
安定した状態で排出経路の流量を絞ることが可能とな
る。
【0052】このように、傘バルブ16が移動すること
で、開口部10dの流路径が絞られることになる。絞り
がなされることにより、フロート弁15の閉弁前に徐々
に燃料タンク102内の圧力を高めることが可能とな
り、フロート弁15が一気に閉弁することによる急激な
圧力変化と過剰圧力を抑制することができる。
【0053】傘バルブ16がフロート11とは独立して
移動することにより、燃料蒸気の排出に伴い絞り部材に
かかる圧力(吸引圧力)がフロート11に伝達されてし
まうことが抑えられる。従って、閉弁間近で不安定な状
態(ちょっとしたきっかけにより閉弁してしまう状態)
のフロート弁15の挙動に影響を与えることが抑制され
る。
【0054】従って、燃料タンク102内部の圧力変化
を安定させることで、燃料タンク102に備えられてい
る給油管103のフロート弁15の閉弁時の液面上昇を
安定させることが可能となる。
【0055】傘バルブ16は、燃料タンク102内部の
圧力を昇圧させて、給油ガンのオートストップが作動す
るように絞り量が設定されている。傘バルブ16が移動
して絞りを発生させる第1の液面位置は、図1において
LS1の矢印位置である。また、フロート弁15が完全
に閉弁状態となる第2の液面位置は、図1においてLS
2の矢印位置である。
【0056】一旦給油ガンのオートストップが作動し
て、給油が停止されると、燃料蒸気の排出がなくなるこ
とから傘バルブ16の流量規制部16dへの付勢力もな
くなり、傘バルブ16は落下して流路径を絞りのない状
態へと戻す。
【0057】傘バルブ16が移動して絞りを発生させる
第1の液面位置LS1から第2の液面位置LS2の手前
までは、フロート弁15は完全に閉弁されている状態で
はなく、燃料の供給に伴う燃料蒸気の排出は絞られた排
出流量で可能であり、注ぎ足し給油を行うことは可能で
ある。 注ぎ足し給油において、給油速度を速めると、
傘バルブ16が反応して燃料タンク102内の圧力上昇
が即座におこり、給油ガンのオートストップも機能する
が、給油速度を低下させて少量ずつ燃料を給油すると、
傘バルブ16の反応は鈍くなる。
【0058】図4は、完全に閉弁したフロート弁15の
状態を示す図であり、図3の状態から注ぎ足し給油を継
続すると、この図4のようにフロート弁15は完全に閉
弁状態となる。
【0059】(実施の形態2)流量制御手段として、第
1の実施の形態では、フロート11の上部に設けた傘バ
ルブ16を用いた構成であったが、傘バルブ16の代わ
りに、一端がヒンジにより支持され回動するシャッタ3
1を、フロート弁15の開弁位置から閉弁方向へのフロ
ート11の移動動作により閉じる構成を採用することも
可能である。
【0060】図5は、シャッタ31の構成を説明する図
であり、流路径の絞りを行わない場合には、ヒンジ31
aにより下方に傾斜しており、燃料蒸気を点線矢印F3
のように排出可能としている。図5において、シャッタ
31以外の構成で第1の実施の形態と同様の構成には、
同じ符号を付しその説明を省略する。
【0061】給油により燃料の液面が上昇してフロート
11が浮動すると、フロート11の上部の押圧部32が
シャッタ11に当接し、閉弁方向へとシャッタ11を回
動させる。
【0062】シャッタ11が回動し始めると、流路径が
絞られることになり、排出される燃料蒸気の流れによる
不勢力も加わり、シャッタ31は閉弁位置(シャッタ3
1')へと一気に移動して流路を絞る(燃料蒸気の流れ
はF3')。絞られた流路径は、第1の実施の形態と同
様に、燃料タンク102内部の圧力を昇圧させて、給油
ガンのオートストップが作動するように設定されてい
る。
【0063】給油ガンのオートストップにより、一旦給
油が停止され、シャッタ31の表裏にかかる圧力差が解
消されると、シャッタ31は点線の閉弁位置から実線の
開弁位置へと戻り、注ぎ足し給油が可能な状態となる。
注ぎ足し給油が継続されると、液面が上昇してフロート
弁15は完全に閉弁する。
【0064】(実施の形態3)図6は、第3の実施の形
態における燃料蒸気排出装置41の構成を説明する図で
ある。図6において、第1の実施の形態と同様の構成に
は、同じ符号が付されている。
【0065】第3の実施の形態における特徴的な構成と
しては、傘バルブ16にフロート11とは独立した第2
のフロート16fを備えたことにある。第2のフロート
16fを備えることにより、フロート11の浮動とは独
立して傘バルブ16が移動することになり、傘バルブ1
6の移動開始液面位置をフロート11の移動開始液面位
置よりもある程度下げることにより(例えば、図におい
て液面位置LS3)、絞り開始位置をフロート11の移
動開始位置よりも早めることが可能となる。
【0066】傘バルブ16の軸16aと軸受11cとの
間は、燃料漏れがなく、且つ、傘バルブ16の作動特性
に影響を及ぼすことのない程度に摺動抵抗を抑えた状態
(例えば、摺動面にフッ素コーティングを施す)で、摺
動接触している。
【0067】この場合に、流量規制部16dの直径を若
干小さくして絞り量を少なくすることで、給油ガンのオ
ートストップがかかる給油速度を高め(給油速度がある
程度速くないと、燃料タンク102における液面差H
(図10参照)を作る圧力とすることができないように
設定)、フロート弁15が閉弁するまでは所定の速度以
下での給油を可能とすることができ、第1の実施の形態
の作用・効果に加えて給油作業性の向上に対しても寄与
することが可能となる。 (実施の形態4)図7は、第
4の実施の形態におけるフィン付き傘バルブ51の周囲
の構成を説明する断面構成説明図であり、図8はフィン
付き傘バルブ51を示し、図8(a)はその斜視図、図
8(b)はその上視図である。
【0068】図7において、フィン付き傘バルブ51以
外の構成で第1の実施の形態と同様の構成には、同じ符
号を付し、第1の実施の形態の説明を参照するものとす
る。
【0069】フィン付き傘バルブ51は、フロート11
の上部に形成された凹部11bの開口部近くに嵌め込ま
れる環状の軸受11cに挿入される軸51aと、軸51
aの下側の端部に軸径よりも拡径された当接部51b
と、軸51aの上側に受圧部となるフランジ状に拡がる
流量規制部51dと、流量規制部51dの上面に開口部
10dの内壁をガイド面とし、該ガイド面に摺動するガ
イド部材としてのフィン51e(この実施の形態では4
枚)とから構成されている。
【0070】流量規制部51dは、円盤状であり、下面
は中心から外側に向かって約10度で上側に向かって傾
斜し、フロート室10aの周壁面上部に設けられた通気
孔10gから開口部10dに向かって燃料蒸気が通過す
る際の流れ(点線矢印F4)及び圧力を付勢力として受
け、付勢力がフィン付き傘バルブ51の重さを超えた場
合(フロート11が少し上に浮動することにより流量規
制部51dの下面への付勢力が大きくなる)上方に移動
する。
【0071】フィン51eは、フロート11が最下位置
に位置していても開口部10dの内壁と係合する長さで
あり、また、開口部10dの内壁との張り付き防止と点
線矢印F4の燃料蒸気の排出をスムーズに行うように、
厚さ0.7mmに設定されている。
【0072】この厚さ0.7mmは、フィン51eの剛
性を確保しつつ、軽量化と張り付きを防止するのに適し
た寸法である。尚、フィン51eの形状は、図8のよう
に台形に限らず、矩形、三角形、あるいはフィン形状で
はなく棒状や環状とすることも可能である。
【0073】流量規制部51dの縁は、フィン51e
(複数)の外周径よりも外側に突出しており、バルブシ
ート部10bの内周に設けられた環状受け座部52に、
流量規制部51dが上方に移動した際に、その縁の上面
が当接する。
【0074】さらに、流量規制部51dの縁の外周に
は、オリフィスとして機能するように円弧状に切り欠か
れた連通路53(この実施の形態では4箇所)が設けら
れている。連通路53は流量規制部51dの縁が環状受
け座部52に当接した状態でも燃料蒸気を疎通させるこ
とができ、かつ燃料タンク102より排出される燃料蒸
気の流量を絞ることが可能となる大きさに設定されてい
る。
【0075】連通路53の絞り量としては、燃料タンク
102内部の圧力を給油ガンのオートストップが作動す
る圧力、即ち、タンク内圧を一時的に上昇させて給油管
103内の液面を上昇(図10のHで示される液面)さ
せる程度に設定している。
【0076】次に、図9(対象構成であるので図7のフ
ィン付き傘バルブ51周辺の左側を省略し、右半分のみ
を示す)を参照してフィン付き傘バルブ51の作動を説
明する。
【0077】図9(a)は、給油前及び給油中初期段階
(満タン状態ではない場合の)の状態であり、フロート
11は液面が低いことからフロート室10aの下方に位
置している。また、フィン付き傘バルブ51も作動して
いない。この図9(a)の状態では、フロート弁15は
給油性に支障のない十分な流路が確保され、点線矢印F
4のように燃料蒸気を速やかに排出する。 図9(b)
は、給油が進み、満タン付近になりフロート11が浮力
を得てフロート弁15が閉弁間近となった状態である。
この状態では、排出される燃料蒸気の流れ(点線矢印F
5)及び流量規制部51dの下面に燃料蒸気が入り込む
ことで発生する差圧により、流量規制部51dが付勢力
を受け、フィン付き傘バルブ51は燃料蒸気の排出方向
(図9において上方)へと流量規制部51dが移動し、
環状受け座部52に当接する。
【0078】フィン付き傘バルブ51の移動の際に、フ
ィン51eが開口部10dの内壁に沿って摺動するの
で、フィン付き傘バルブ51は姿勢を保持され傾かない
と共に、燃料蒸気は流路径が一定となる連通路53を疎
通することで、燃料蒸気の排出をより安定した絞りで行
うことが可能となる。
【0079】このように、フィン付き傘バルブ51が移
動することで、開口部10dの流路径が絞られることに
なる。絞りがなされることにより、フロート弁15の閉
弁前に徐々に燃料タンク102内の圧力を高めることが
可能となり、フロート弁15が一気に閉弁することによ
る急激な圧力変化と過剰圧力を抑制することができる。
【0080】フィン付き傘バルブ51がフロート11と
は独立して移動することにより、燃料蒸気の排出に伴い
絞り部材にかかる圧力(吸引圧力)がフロート11に伝
達されてしまうことが抑えられる。従って、閉弁間近で
不安定な状態(ちょっとしたきっかけにより閉弁してし
まう状態)のフロート弁15の挙動に影響を与えること
が抑制される。
【0081】燃料タンク102内部の圧力が昇圧し、一
旦給油ガンのオートストップが作動して給油が停止され
ると、燃料蒸気の排出も徐々になくなることからフィン
付き傘バルブ51の流量規制部51dへの付勢力もなく
なり、フィン付き傘バルブ51は落下して開口部10d
の流路径を絞りのない状態へと戻す。
【0082】図9(b)の状態では、燃料の供給に伴う
燃料蒸気の排出は絞られた排出流量で可能であり、注ぎ
足し給油を行うことは可能である。
【0083】注ぎ足し給油において、給油速度を速める
と、フィン付き傘バルブ51が反応して燃料タンク10
2内の圧力上昇が即座におこり、給油ガンのオートスト
ップも機能するが、給油速度を低下させて少量ずつ燃料
を給油すると、フィン付き傘バルブ51の反応は鈍くな
る。
【0084】図9(c)は、完全に閉弁したフロート弁
15の状態を示す図であり、図9(b)の状態から注ぎ
足し給油を継続すると、この図9(c)のようにフロー
ト弁15は完全に閉弁状態となる。
【0085】尚、燃料が消費されて液面位置が下がる
と、フロート11も自然と位置が下がってくるが、この
フロート落下時に軸受け11cが拡径された当接部51
bに当たり、フィン付き傘バルブ51が環状受け座部5
2に張り付いたとしても、その張り付きを解消する。
【0086】図9(a),(b),(c)の状態をまと
めると表1のように表わすことができる。液面は燃料タ
ンク102の上内壁面からの距離であり、フィン付き傘
バルブ51はフィン付きバルブと略記され、フロート弁
15はフロートと略記されている。
【0087】
【表1】 フィン付き傘バルブ51とフロート弁15の開閉状態は
OPEN/CLOSEで示され、燃料蒸気の排出流量
は、(a)の状態で45L/min、(b)の状態で2
0L/minである。
【0088】
【発明の効果】上記のように説明された本発明にあって
は、給油により満タン状態となった場合における、給油
管の液面が過剰に上昇することを抑え、または防止する
ことが可能となる。
【0089】すなわち、フロート弁が閉弁する直前に排
出経路からの気体の排出流量を絞ることにより、フロー
ト弁の閉弁前に徐々に密封容器内の圧力を高めることが
可能となり、フロート弁が一気に閉弁することによる急
激な圧力変化と過剰圧力を抑制することができる。
【0090】このように、密封容器内部の圧力変化を安
定させることで、密封容器に備えられている液体供給部
(給油管)のフロート弁の閉弁時の液面上昇を安定させ
ることが可能となる。
【0091】絞り部材がフロートとは独立して移動する
ことにより、気体の移動に伴い絞り部材にかかる圧力
(吸引圧力)がフロートに伝達されてしまうことが抑え
られ、閉弁間近で不安定な状態(ちょっとしたきっかけ
により閉弁してしまう状態)のフロートの挙動に影響を
与えることが抑制され、フロート弁が一気に閉弁するこ
とによる急激な圧力変化と過剰圧力を抑制することがで
きる。
【0092】絞り部材に備えられた受圧部により、開口
部の奥へと移動させることにより、より安定した状態で
排出経路の流量を絞ることが可能となる。
【0093】また、前記絞り部材にガイド部とオリフィ
スとなる連通路を備えることで、ガイド部により移動可
能に支持される絞り部材の姿勢が安定し、絞り部材をよ
り安定して作動させることが可能となる。また、オリフ
ィスとなる連通路により絞り量がより安定する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の燃料蒸気排出装置の図であ
る。
【図2】第1の実施の形態の燃料蒸気排出装置の流量制
御手段近傍の図である。
【図3】第1の実施の形態の燃料蒸気排出装置の流量制
御手段近傍の図である。
【図4】第1の実施の形態の燃料蒸気排出装置の流量制
御手段近傍の図である。
【図5】第2の実施の形態の燃料蒸気排出装置の流量制
御手段近傍の図である。
【図6】第3の実施の形態の燃料蒸気排出装置の図であ
る。
【図7】第4の実施の形態のフィン付き傘バルブの周囲
の構成を説明する断面構成説明図である。
【図8】(a)はフィン付き傘バルブ51の斜視図、
(b)はフィン付き傘バルブの上視図である。
【図9】フィン付き傘バルブの作動を説明する図であ
る。
【図10】燃料蒸気排出装置を備えた燃料蒸気制御系の
図である。
【図11】従来技術の燃料蒸気排出装置の図である。
【符号の説明】
1 燃料蒸気排出装置 10 ケース部材 10a フロート室 10b バルブシート部 10c ベント部 10d 開口部 10e フランジ端部 10f ストッパ部 11 フロート 11a 弁体 11b 凹部 11c 軸受け 11d 受け座 12 キャップ 12a 連通孔 13 スプリング 14 アッパーキャップ 14a フランジ端部 14b 作動室 14c シグナルポート 14d スプリング 15 フロート弁 16 傘バルブ 16a 軸 16b,16c 当接部 16d 流量規制部 16e リブ 16f フロート 31 シャッタ 41 燃料蒸気排出装置 51 フィン付き傘バルブ 51a 軸 51b 当接部 51d 流量規制部 51e フィン 52 環状受け座部 53 連通路 102 燃料タンク 103 給油管 103a 給油口 105a,105b 燃料遮断バルブ 105c,105d フロート 106 シグナルライン 107 キャニスタ 108 ベントライン 109エバポライン 110 チェックバルブ 111 テストライン 112 ソレノイドバルブ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体を収容する密封容器の上部に設けら
    れ、前記密封容器内に供給される液体の液面位置に応じ
    て移動するフロートと、該フロートの上部に付随し前記
    密封容器内の気体を排出可能とする排出経路を開閉する
    開閉弁と、を有するフロート弁を備えた液体遮断弁装置
    において、 前記フロート弁の閉弁に先立ち前記排出経路の流量を絞
    る流量制御手段を備えることを特徴とする液体遮断弁装
    置。
  2. 【請求項2】 前記フロート弁の開閉弁は、前記排出経
    路に連通する開口部を内側に有する環状の弁座と該弁座
    に当接する弁体を有し、 前記流量制御手段は、移動する前記フロートにより付勢
    されて前記開閉弁が完全に閉弁するよりも先に前記環状
    の弁座の内側の開口部に進入すると共に、前記フロート
    とは独立して移動可能に支持される絞り部材を備えるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の液体遮断弁装置。
  3. 【請求項3】 前記絞り部材は、前記密封容器内から排
    出経路へと移動する気体の流れまたは圧力を付勢力とし
    て受ける受圧部を有し、前記環状の弁座の内側の開口部
    に進入した絞り部材の該受圧部に加えられる付勢力によ
    り、前記フロートとは独立して該開口部の奥へと移動し
    てなることを特徴とする請求項2に記載の液体遮断弁装
    置。
  4. 【請求項4】 前記絞り部材に前記開口部の内壁をガイ
    ド面として摺動するガイド部を備えると共に、該絞り部
    材の受圧部にオリフィスとなる連通路を形成したことを
    特徴とする請求項3に記載の液体遮断弁装置。
  5. 【請求項5】 前記密封容器と該密封容器の外側の圧力
    が導入される作動室との圧力差に応答し、前記排出経路
    を開閉する圧力応答手段と、 前記作動室と前記密封容器の液体供給部とを接続する連
    通路と、 を備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1
    項に記載の液体遮断弁装置。
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JPWO2016035655A1 (ja) * 2014-09-01 2017-04-27 愛三工業株式会社 蒸発燃料処理装置
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