JP2003185046A - 液体遮断弁装置 - Google Patents

液体遮断弁装置

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JP2003185046A
JP2003185046A JP2001386298A JP2001386298A JP2003185046A JP 2003185046 A JP2003185046 A JP 2003185046A JP 2001386298 A JP2001386298 A JP 2001386298A JP 2001386298 A JP2001386298 A JP 2001386298A JP 2003185046 A JP2003185046 A JP 2003185046A
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JP
Japan
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float
opening
valve
liquid
fuel
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JP2001386298A
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English (en)
Inventor
Koichi Yoshihara
浩一 吉原
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Nok Corp
Original Assignee
Nok Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液面上昇時には容器内圧を急激に上昇させる
ことなく閉弁し、液面降下時には確実に開弁し得る信頼
性の高い弁機構を備えた液体遮断弁装置を提供する。 【解決手段】 フロート室7内に第1フロート8と第2
フロート9を互いに独立して移動するように設ける。第
1フロート8の上部に、第1フロート8の移動に伴って
第1開口部3aを開閉する第1遮断弁12を設け、第2
フロート9の上部に、第2フロート9の移動に伴なって
第2開口部3bを開閉する第2遮断弁20を設ける。こ
こで、第1開口部3aは、燃料蒸気を効率良く排出でき
るように比較的大口径に設定し、第2開口部3bは、注
ぎ足し給油を行うことができる程度の口径、すなわち第
1開口部3aに比べて小径に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料タンク等の密
封容器の上部に取り付けられ、容器内圧に応じて気体を
流出入させつつ液体の漏出は防止する液体遮断弁装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】液体遮断弁装置(フロートバルブ装置)
は、ガソリンや軽油等を燃料とするエンジンを備えた自
動車等における燃料タンク内の燃料蒸気(以下、空気及
び気化した燃料の混合気体をも含むものとして用いる)
を制御する燃料蒸気流出制御系に備えられるものであ
る。
【0003】自動車の燃料タンク及び燃料蒸気流出制御
系を含む燃料供給部は、重要保安部品として衝突時の燃
料漏れ、車両の走行による振動や環境温度の変化による
燃料タンク内部で発生する燃料蒸気の圧力制御等に関す
る安全規制、また燃料蒸気が大気中に放出されることを
防ぐ公害規制等の法規制の適用を受ける。また、安全性
の見地から、車両が傾斜したり旋回した場合にも燃料が
漏れないよう様々な点において考慮される必要がある。
【0004】従来この種の液体遮断弁装置としては、た
とえば図6に示す構成のものが知られている。この液体
遮断弁装置101は、燃料タンクの上部に取り付けられ
るものであって、概略、燃料タンクに供給される燃料の
液面位置に応じて上下動するフロート105と、フロー
ト105の移動によって開口部104を開閉するフロー
ト弁102とを備えている。ここで示した液体遮断弁装
置101では、フロート105の上部がフロート弁10
2を構成している。
【0005】なお、同図では、フロート弁102の作動
を説明するために、軸A−Aより左側はフロート弁10
2が閉弁している状態(閉弁状態)を示し、右側はフロ
ート弁102が開弁している状態(開弁状態)を示して
いる。
【0006】燃料の液面が低いとき(例えば給油開始
時)は、フロート105は自重で降下し、開口部104
が開放された状態となる。このとき、燃料タンク内の燃
料蒸気は排出経路103を通って燃料蒸気中の燃料成分
を吸収するキャニスタに排出されるため、液面位置の変
動にかからわずタンク内圧は適宜に保たれ、安全かつ安
定した給油が可能となる。それとともに燃料蒸気が給油
口から逆流して直接大気中に放出されることも防止され
る。
【0007】さらに給油が進み、燃料の液面位置が上昇
して液体遮断弁装置101まで達し、所定の液面位置を
超えると、フロート105が浮力を受けて上昇し、フロ
ート弁102が開口部104の弁座に密着して閉弁状態
となり、燃料の漏出を防止する。また、走行中に車両が
揺れたり、傾斜、転倒することにより燃料の液面水位が
上昇した場合にも、フロート弁102が閉弁し、燃料の
漏出を防止する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の液体遮断弁装置101の場合には、燃料の
給油時において下記のような問題が生じていた。
【0009】上記構成の液体遮断弁装置101では、給
油時の液面上昇に伴う閉弁動作の際にフロート弁102
が開弁状態から閉弁状態へと一気に移行するので、タン
ク内圧の急激な上昇を招いてしまう。これにより、給油
管内の液面が過剰に上昇し、一時的に液面が給油口に近
づいてしまうことがあり、給油口から燃料が漏れ出てし
まうおそれがあった。
【0010】また、満タン状態に近づき、一旦、フロー
ト弁102が閉弁してしまうと、キャニスタへの排出経
路が塞がれた状態となって燃料タンクの内圧を逃がすこ
とができなくなり、給油管内の液面も上昇した状態で維
持される。このため、実際には燃料タンクに燃料を受け
入れる余裕があるにもかかわらず、注ぎ足し給油ができ
ないという事態が生ずる。
【0011】また、上記のような従来技術の液体遮断弁
装置101の場合には、燃料タンク内の液面降下時にお
いても下記のような問題が生じていた。
【0012】液体遮断弁装置101にあっては、燃料蒸
気を効率良く排出して給油時の圧力損失を小さくするた
めに大径の開口部104が必要とされる。そして、それ
に伴いフロート弁102も大径なものとなる。
【0013】ところで、閉弁状態におけるフロート弁1
02の開口部104に対する張り付き力Fは下記式のよ
うに求められる(rは開口部104の半径、Pは燃料タ
ンクの内部と外部の圧力差である。)。 F=π×r2×P
【0014】すなわち、張り付き力Fはフロート弁10
2の受圧面積に比例して大きくなる。
【0015】したがって、燃料タンク内の液面が降下し
たとき、フロート105は自重(フロート105自体の
重量からスプリングによる付勢力を差し引いた荷重)に
よって降下してフロート弁102を開放するところ、上
述のようにフロート弁102の大径化を図った場合に開
口部104に対する張り付き力Fが増し、液面が下がっ
てもフロート弁102がスティックしたまま開弁されな
いという問題が生じる場合があった。
【0016】本発明は上記の従来技術の課題を解決する
ためになされたもので、その目的とするところは、液面
上昇時には容器内圧を急激に上昇させることなく閉弁
し、液面降下時には確実に開弁し得る信頼性の高い弁機
構を備えた液体遮断弁装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にあっては、液体を収容する密封容器の上部に
取り付けられ、容器内圧に応じて気体を流出入させつつ
液体の漏出は防止する液体遮断弁装置であって、前記密
封容器の内部と外部を連通する第1開口部と、該第1開
口部よりも小径の第2開口部と、前記密封容器内の液体
の液面位置に応じて移動する第1フロートと、該第1フ
ロートの移動に伴なって前記第1開口部を閉塞または開
放する第1遮断弁と、前記第1フロートとは独立して前
記液面位置に応じて移動する第2フロートと、該第2フ
ロートの移動に伴なって前記第2開口部を閉塞または開
放する第2遮断弁と、を備えたことを特徴とする。
【0018】第1フロートと第2フロートは互いに独立
して移動するので、これらのフロートの移動に伴い作動
する第1遮断弁および第2遮断弁も互いに独立して閉塞
(閉弁)または開放(開弁)の動作を行うことができ
る。
【0019】第1遮断弁および第2遮断弁が閉弁状態か
ら開弁状態に移行する時(液面降下時など)には、第1
遮断弁の開弁に先立ち第2遮断弁の開弁動作が始まる。
すなわち、密封容器内の液体の液面が下がると、第1フ
ロートと第2フロートがともに降下し第1遮断弁および
第2遮断弁を開放しようとするところ、第2開口部のほ
うが小径に設けられていることから第2遮断弁の弁体に
作用する張り付き力が第1遮断弁の弁体に作用する張り
付き力よりも相対的に小さいために、第2遮断弁のほう
が小さい力で開弁するのである。
【0020】そして、第2遮断弁が開弁して第2開口部
を通じて密封容器内の気体が流出すると、容器内圧と容
器外圧との差が小さくなるので、第1遮断弁の弁体に作
用する張り付き力も小さくなり、第2遮断弁に引き続い
て第1遮断弁も比較的小さい力で開弁することができ
る。
【0021】このように、上記構成によれば、密封容器
内の気体の排出効率を上げるために第1開口部の径寸法
(口径)を大きく設定した場合であっても、開弁時に第
1遮断弁の弁体のスティック(張り付き)を生ずること
なく、第1遮断弁を確実に開弁させることができる。
【0022】またこのとき、前記第1遮断弁は、前記第
2遮断弁の閉弁に先立ち前記第1開口部を閉塞すること
が好適である。
【0023】第1遮断弁および第2遮断弁が開弁状態か
ら閉弁状態に移行する時(液面上昇時など)には、まず
第1遮断弁のみが閉弁し、第1開口部を通ずる気体の流
出が遮断される。このとき、第2開口部は開放された状
態にあるので、密封容器内の気体の排出経路は確保され
ており、容器内圧の急激な上昇を招くことはない。
【0024】上記開弁動作および閉弁動作においては、
第1フロートおよび第1遮断弁と第2フロートおよび第
2遮断弁とは互いに独立して移動するので、一方のフロ
ートまたは遮断弁の作動が他方のフロートまたは遮断弁
の作動に影響を及ぼすことがない。したがって、作動不
良を招くおそれのない信頼性の高い弁機構を提供するこ
とができる。
【0025】前記第1遮断弁は、前記第1フロートに対
して所定範囲内で移動可能に接続され、かつ、前記第1
開口部から流出する気体の圧力を受けて前記第1フロー
トから浮揚し前記第1開口部に着座する弁体を有するこ
とが好適である。
【0026】この弁体は第1フロートに設けられている
ため、基本的には液面の変動に伴う第1フロートの移動
にしたがって上昇または下降するのであるが、上記所定
範囲内であれば自由に(第1フロートによる束縛を離れ
て)開弁動作または閉弁動作を行うことができる。
【0027】このときの弁体の挙動は、第1開口部から
の気体の流量(容器内圧と容器外圧の差)、第1開口部
と弁体の間隔などに影響を受ける。つまり、液面の上昇
に伴い第1フロートが上昇し、弁体が第1開口部に近づ
いて行くと、弁体はしだいに第1開口部から流出する気
体の圧力を受けるようになる。気体の圧力による付勢力
が所定値を超えると弁体が第1フロートから浮揚し、第
1開口部に吸着するがごとく着座し、第1開口部を閉塞
する。第1遮断弁の閉弁により容器内圧は一時的に上昇
する。
【0028】その後、第2開口部から徐々に気体が流出
し、容器内圧と容器外圧の差が小さくなると、弁体に作
用する張り付き力も小さくなることから、弁体は第1開
口部から離れて第1フロート上に戻る。そうすると気体
の排出経路が広がるので、容器内圧は一気に下がる。さ
らに液面が上昇すると、容器内圧は再び上昇し、弁体は
気体の圧力を受けるようになるので、上述した作動を繰
り返す。
【0029】このように、上記構成の弁機構は、液面上
昇時に第1遮断弁を適宜に閉弁/開弁することにより、
容器内圧を段階的に上昇/降下させることができる。こ
れにより、密封容器が満タン状態に達したところで急激
に容器内圧が上昇するといった事態を防止することがで
きる。
【0030】たとえば密封容器に設けられた液体供給管
から液体の供給を行っている場合には、弁体が第1開口
部に着座して一時的に容器内圧が上昇し、液体供給管内
の液面上昇を招くことにより、密封容器が満タン状態に
近いことを知ることができるので、その時点で液体の供
給を一旦止めることができる。その後、弁体が第1開口
部から離れて容器内圧が下がると、液体供給管内の液面
も下がるので、液体の供給を再開することができる。こ
のように密封容器が満タン状態に近づくと、供給量を適
宜に調節しながらの液体供給が可能となるのである。
【0031】前記第1フロートは、前記密封容器内の液
体が所定の液面位置を超えたときに、前記弁体を前記第
1開口部に向かって押圧することが好適である。
【0032】これにより、密封容器内に所定量の液体が
充てんされた後は、弁体が不用意に開弁してしまうこと
を防ぐことができる。
【0033】前記第2遮断弁は、前記第2フロートに固
定された弁体を有することが好適である。
【0034】これにより、第2遮断弁の作動は第2フロ
ートの移動、すなわち液面位置の変動を直接反映したも
のとなる。
【0035】前記第1フロートと前記第2フロートのう
ち少なくともいずれか一方のフロートは筒状の筒部を有
し、かつ、他方のフロートは前記筒部の内側に配置され
ていることが好適である。
【0036】このように2つのフロートを重ねて配置し
たことにより、液体遮断弁装置の小型化を図ることがで
きる。
【0037】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、この発明
の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただ
し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、
材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載が
ない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣
旨のものではない。
【0038】以下に実施の形態における液体遮断弁装置
を説明する。液体遮断弁装置(フロートバルブ装置)
は、ガソリンや軽油等を燃料とするエンジンを備えた自
動車等における燃料タンク内の燃料蒸気(以下、空気及
び気化した燃料の混合気体をも含むものとして用いる)
を制御する燃料蒸気流出制御系に備えられるものであ
り、燃料蒸気排出装置とも称される。
【0039】(全体構成)図1は、本実施の形態の液体
遮断弁装置の概略構成を示す断面図である。
【0040】液体遮断弁装置1は、燃料(液体)を収容
する密封容器である燃料タンク100の上部に取り付け
られ、容器内圧に応じて燃料蒸気を流出または流入させ
つつ、燃料の漏出は防止するものである。
【0041】液体遮断弁装置1はケーシングとしてのケ
ース部材2を備えている。ケース部材2は中間部に仕切
り壁3を有する概略円筒状の形状を呈している。
【0042】ケース部材2の上端部にはアッパーキャッ
プ4が取り付けられ、アッパーキャップ4と仕切り壁3
の間にチャンバー室5が形成されている。一方、ケース
部材2の下端部にはロアーキャップ6が取り付けられ、
ロアーキャップ6と仕切り壁3の間にフロート室7が形
成されている。
【0043】ケース部材2の仕切り壁3には、燃料タン
ク100の内部と外部を連通する第1開口部3aおよび
第2開口部3bが設けられている。第1開口部3aと第
2開口部3bは、燃料タンク100内の燃料蒸気を外部
(チャンバー室5)に流出させるための2つの排出経路
を構成している。
【0044】第1開口部3aは、燃料蒸気を効率良く排
出して給油時の圧力損失を小さくするように比較的大口
径に設定される。一方、第2開口部3bは、注ぎ足し給
油を行うことができる程度の口径で足り、第1開口部3
aに比べて小径に設定される。すなわち、第1開口部3
aが主たる排出経路であり、第2開口部3bは補助的に
用いられる排出経路である。
【0045】第1開口部3aから上方へは円筒状の筒部
3cが延設されている。筒部3cはアッパーキャップ4
の近傍まで鉛直に延びて形成されているため、燃料タン
ク100が傾斜したときなどにおいて筒部3cに燃料が
浸入した場合でも、筒部3cで一定量の燃料を留め、燃
料が排出ポート30に漏れ出ることを防止できる。
【0046】フロート室7内には、樹脂材よりなる第1
フロート8と第2フロート9が収容されている。第1フ
ロート8および第2フロート9は、ロアーキャップ6に
設けられた連通孔6a(及びケース部材2に設けられた
通気孔2a)等からフロート室7内部に流入する液体
(燃料)により浮力を受けて、図の上方へと移動する。
第1フロート8と第2フロート9は別体で設けられてお
り、互いに独立して移動可能となっている。
【0047】第1フロート8は上底部8aと筒部8bか
ら構成される略有底筒状の形状を呈している。また第2
フロート9も同様に上底部9aと筒部9bから構成され
る略有底筒状の形状を呈している。
【0048】第2フロート9の筒部9bの外径は、第1
フロート8の筒部8bの内径よりも小さく設けられてお
り、第2フロート9は第1フロート8の筒部8bの内側
に(略同心的に)配置されている。これにより装置の小
型化を図ることができる。
【0049】第1フロート8の内側には第1スプリング
10が設けられている。第1スプリング10は第1フロ
ート8の浮力を調整するための付勢手段として機能す
る。この第1スプリング10は第1フロート8の自重よ
りも小さい荷重で第1フロート8を常時上方に付勢して
いるが、正立時には浮力が働かない限り第1フロート8
を押し上げることはない。
【0050】他方、第2フロート9の内側には第2スプ
リング11が設けられている。第2スプリング11は第
2フロート9の浮力を調整するための付勢手段であり、
上記第1スプリング10と同様、正立時には浮力が働か
ない限り第2フロート9を押し上げることがないように
設定されている。
【0051】第1フロート8の上部には、第1遮断弁1
2が設けられている。第1遮断弁12は、第1フロート
8の移動(上昇または降下)に伴って第1開口部3aを
閉塞(閉弁)または開放(開弁)する弁機構である。
【0052】具体的には、第1遮断弁12は、第1フロ
ート8の上底部8aの中心から上方に突出して設けられ
た突起8cに取り付けられたフィン付き傘バルブ(弁
体)13を有して構成されている。
【0053】一方、第2フロート9の上部には、第2遮
断弁20が設けられている。第2遮断弁20は、第2フ
ロート9の移動(上昇または降下)に伴って第2開口部
3bを閉塞(閉弁)または開放(開弁)する弁機構であ
る。
【0054】具体的には、第2遮断弁20は、第2フロ
ート9の上底部9aの中心から上方に突出して設けられ
た突起9cに固定されたアーム21の端部に形成された
突起状の弁体22を有して構成されている。
【0055】(第1遮断弁および第2遮断弁の構成)図
2を参照して、第1遮断弁12および第2遮断弁20の
構成を詳しく説明する。
【0056】第1遮断弁12を構成するフィン付き傘バ
ルブ13は、円盤状の流量規制部14と、流量規制部1
4の中央部に設けられた有底円筒部15と、流量規制部
14の上面から筒部3cの内壁に沿って起立して設けら
れたガイド部材としてのフィン16(本実施の形態では
4枚)と、パッキン17と、を備えている。
【0057】流量規制部14の下面14aは外側から中
心に向かって約10度で下側に向かって傾斜したテーパ
面であり、通気孔2aから第1開口部3aを通じて流出
する燃料蒸気の流れ(気体の圧力)を付勢力として受け
る受圧部の役割を果たす。フィン付き傘バルブ13は、
その付勢力が自重を超えた場合に第1フロート8の上面
から離れ上方に浮揚する。
【0058】有底円筒部15は、流量規制部14の上面
中央部に設けられている。上方に向かって凹んでいると
いうこともできる。この有底円筒部15には第1フロー
ト8の突起8cが挿入されている。
【0059】有底円筒部15の下端の開口部15aの内
径は、筒部内径よりも小径となっている。一方、突起8
cの先端には、中途部8c2よりもやや大径となる頂部
8c1が形成されている。これらの寸法の相対関係は、
有底円筒部15の筒部内径>突起8cの頂部8c1の外
径>開口部15aの内径>突起8cの中途部8c2の外
径、に設定されている。
【0060】すなわち、有底円筒部15の開口部15a
と突起8cの頂部8c1とは互いに係合するストッパ機
構として機能し、フィン付き傘バルブ13が第1フロー
ト8から外れないようにしている。かかる接続機構によ
って、フィン付き傘バルブ13は、流量規制部14の下
端が第1フロート8の上面に当接する位置と、開口部1
5aと頂部8c1が係合する位置との間を自由に移動す
ることが可能となっている。
【0061】フィン16は、第1フロート8が最下位置
まで降下してもフィン16の先端が第1開口部3aより
上方に位置する長さであり、また、その外周は筒部3c
の内壁(ガイド面)と所定の間隔が空くように形成され
ている。したがって、燃料タンク100の揺れ等の影響
で第1フロート8が傾いても、フィン付き傘バルブ13
は第1開口部3aから抜け出ることなく、多少の軸ズレ
があってもフィン16が筒部3cの内壁に摺動して、正
しい位置に修正される。
【0062】なお、フィン16の形状は、筒部3cの内
壁に摺動できればよく、本実施の形態のような台形に限
らず、矩形、三角形、あるいはフィン形状ではなく棒状
や環状とすることも可能である。またフィン16の枚数
も適宜変更可能である。
【0063】流量規制部14の外縁は、フィン16より
も外側に突出しており、この部分にゴム状弾性体よりな
る環状のパッキン17が嵌め込まれている。パッキン1
7は、フィン付き傘バルブ13が第1開口部3aに着座
したときに、フロート室7と筒部3cの間をシールす
る。
【0064】一方、第2遮断弁20を構成する弁体22
はアーム21に設けられている。アーム21の一端部は
第2フロート9の突起9cに固定され、アーム21の中
途部は第1フロート8の筒部8bに設けられた貫通孔8
dを貫通し、そしてアーム21の他端部は第1フロート
8の外側に配置されている。弁体22は、第1フロート
8の外側に配置された側の端部に形成された概略円錐状
の形状を呈する部位である。
【0065】このように弁体22は第2フロート9に固
定されており、第2フロート9の上昇または降下に伴っ
て一体的に移動する。したがって、第2遮断弁20の作
動は、第2フロート9の移動、すなわち燃料の液面位置
の変動を直接反映したものとなる。
【0066】以上のような液体遮断弁装置1は、燃料タ
ンク100からの燃料蒸気を排出する排出経路に介在
し、給油時等に燃料タンク100内の燃料蒸気を排出さ
せる役割を果たしている。
【0067】次に、上記構成の液体遮断弁装置1の作動
について、図1および図3〜図5を参照して説明する。
【0068】(閉弁動作)図1は、給油初期段階(液面
位置が液体遮断弁装置1が設けられた位置よりも低い段
階)であり、第1フロート8と第2フロート9は液面が
低いことからフロート室7の下方に位置し、第1遮断弁
12,第2遮断弁20とも開弁している。この状態で
は、フィン付き傘バルブ13は気体圧力の影響を受け
ず、第1フロート8の上底部8a上に着地したまま第1
フロート8と一体的に移動する。
【0069】この図1の状態では、第1開口部3aおよ
び第2開口部3bにより十分に開放された排出経路が確
保されているので、給油時には燃料タンク100内の燃
料蒸気は速やかにタンク外部へと排出され、給油性に支
障を招くことはない。
【0070】図3は、給油が進み、液面位置がh1に達
した状態を示している。第1フロート8と第2フロート
9が浮力を得て、図1の状態に比べて上方に移動してい
ることがわかる。この状態では、第1遮断弁12および
第2遮断弁20はともに未だ開弁状態にあり、第1開口
部3aおよび第2開口部3bから燃料蒸気が排出されて
いる。
【0071】フィン付き傘バルブ13の挙動は、第1開
口部3aからの燃料蒸気の流量(容器内圧と容器外圧の
差)、第1開口部3aとフィン付き傘バルブ13の間隔
などに影響を受ける。つまり、液面の上昇に伴い第1フ
ロート8が上昇し、フィン付き傘バルブ13が第1開口
部3aに近づいて行くと、フィン付き傘バルブ13はし
だいに第1開口部3aから流出する燃料蒸気の圧力を受
けるようになる。
【0072】図4は、図3の状態からさらに給油が進
み、液面位置がh2に達した状態を示している。
【0073】第1開口部3aから流出する燃料蒸気の流
れおよび流量規制部14の下面14aに燃料蒸気が入り
込むことで発生する差圧により、流量規制部14が付勢
力を受ける。この付勢力が所定値を超えるとフィン付き
傘バルブ13が第1フロート8から浮揚し、第1開口部
3aに吸着するがごとく着座する。
【0074】このときフィン16が筒部3cの内壁(ガ
イド面)に沿って摺動するので、フィン付き傘バルブ1
3は姿勢を保持され傾かない。
【0075】フィン付き傘バルブ13が第1開口部3a
に着座し、パッキン17が第1開口部3aに当接する
と、第1開口部3aは閉塞状態となる。
【0076】フィン付き傘バルブ13が浮揚し、第1遮
断弁12が閉弁すると、第1開口部3aを通ずる燃料蒸
気の流出が遮断される。このとき、第2開口部3bは未
だ開放された状態にあるので、燃料タンク100からの
排出経路は完全に遮断されるわけではなく、燃料蒸気の
排出経路は確保されている。換言すれば、第1遮断弁1
2が閉弁したことによって、燃料蒸気排出量が絞られた
ということができる。
【0077】このように弁機構が全閉状態となる前に、
燃料蒸気排出量の絞りがなされることにより、燃料タン
ク100内の圧力の急激な上昇を防止し、圧力変化勾配
を緩やかにすることができる。したがって、燃料タンク
に備えられている給油管の液面上昇を緩やかにすること
ができるので、給油管の液面が過剰に上昇し、燃料が給
油口から漏れ出るなどの事態を招くことはない。
【0078】第1フロート8および第1遮断弁12と第
2フロート9および第2遮断弁20とは互いに独立して
移動するので、一方のフロートまたは遮断弁の作動が他
方のフロートまたは遮断弁の作動に影響を及ぼすことが
ない。したがって、フィン付き傘バルブ13に作用する
気体の圧力や、フィン付き傘バルブ13の挙動が第2遮
断弁20に伝達されることはなく、両遮断弁が同時に閉
弁状態になるなどの作動不良を招くおそれはない。
【0079】そして、燃料タンク内部の圧力が上昇し、
一旦給油ガンのオートストップが作動して給油が停止さ
れると、第2開口部3bから徐々に燃料蒸気が流出し、
容器内圧と容器外圧の差が小さくなる。すると、フィン
付き傘バルブ13に作用する張り付き力も小さくなるこ
とから、フィン付き傘バルブ13は第1開口部3aから
離れて落下し、第1フロート8上に戻る。
【0080】そうすると燃料蒸気の排出経路が広がるの
で、容器内圧は一気に下がり、給油管内の液面も下がっ
て行く。したがって注ぎ足し給油を行うことが可能とな
る。なお、図4のように燃料蒸気排出量が絞られている
状態においても、少量ずつであれば注ぎ足し給油を行う
ことが可能である。
【0081】注ぎ足し給油において、給油速度を速める
と、フィン付き傘バルブ13が反応して(第1開口部3
aに着座して)燃料タンク100の内圧上昇が即座にお
こり、給油ガンのオートストップが機能する。給油速度
を低下させて少量ずつ燃料を給油すると、フィン付き傘
バルブ13の反応は鈍くなり、継続的に給油を行うこと
ができる。
【0082】このように、本実施の形態の弁機構は、液
面上昇時に第1遮断弁12を適宜に閉弁/開弁すること
により、容器内圧を段階的に上昇/降下させることがで
きる。これにより、燃料タンク100が満タン状態に達
したところで急激に容器内圧が上昇するといった事態を
防止することができる。
【0083】また、燃料タンク100が満タン状態に近
づくと、供給量を適宜に調節しながらの注ぎ足し給油が
可能となり、燃料タンク100の最大許容量まで燃料を
安全かつスムーズに供給することができる。
【0084】図5は、図4の状態からさらに給油が進
み、液面位置がh3に達した状態を示している。
【0085】図4の状態から注ぎ足し給油を継続し、液
面位置が上昇すると、第1フロート8および第2フロー
ト9もしだいに上昇する。
【0086】そして、第1フロート8は、燃料タンク1
00内の燃料が所定の液面位置を超えると、フィン付き
傘バルブ13に当接し、フィン付き傘バルブ13を第1
開口部3aに向かって押圧する。これにより、燃料タン
ク100が満タン状態となっているときには、フィン付
き傘バルブ13が不用意に開弁してしまうことを防ぐこ
とができる。また、パッキン17のシール性を向上させ
て、燃料の漏出を確実に防ぐこともできる。
【0087】一方、燃料タンク100内の燃料が所定の
液面位置に達すると、第2フロート9と一体的に上昇し
ていた弁体22が第2開口部3bに着座し、第2遮断弁
20が閉弁状態となる。
【0088】このように第1遮断弁12と第2遮断弁2
0とで同時シールすることにより、弁機構は全閉状態と
なり、燃料タンク100からの燃料の漏出が確実に防止
される。なお、この状態が燃料タンク100の満タン状
態である。
【0089】(開弁動作)図5に示した満タン状態から
燃料が消費されて液面位置が下がってくると、弁機構の
開弁動作が行われる。本実施の形態では、図4に示すよ
うに、第1遮断弁12の開弁に先立ち第2遮断弁20の
開弁動作が始まる。
【0090】燃料タンク100内の燃料の液面位置が下
がると、それに応じて第1フロート8および第2フロー
ト9もそれぞれ降下し始める。このとき、第1フロート
8とフィン付き傘バルブ13とはスライド可能に接続さ
れているので、フィン付き傘バルブ13は第1開口部3
aに着座したまま(第1遮断弁12は閉弁状態のま
ま)、第1フロート8のみが降下する。
【0091】一方、第2遮断弁20の弁体22は、第2
フロート9に一体的に固定されているので、第2フロー
ト9の降下に伴って降下し、第2開口部3bを開放す
る。これにより第2遮断弁20の開弁が行われる。
【0092】第2開口部3bは、注ぎ足し給油を可能と
するための補助的な排気経路として設けられたものであ
り、第1開口部3aに比べてかなり小径に設定されてい
る。すなわち、弁体22の受圧面積は小さく、弁体22
に作用する張り付き力も十分に小さい。したがって、第
2フロート9の降下により弁体22に作用する力で、第
2遮断弁20を確実に開弁することができ、弁体22の
スティック(張り付き)などの作動不良を招くことはな
い。
【0093】そして、第2遮断弁20が開弁すると、第
2開口部3bを通じて燃料タンク100内の燃料蒸気が
排出され、燃料タンク100の内圧と外圧(チャンバー
室5内の圧力)との差が小さくなる。これによりフィン
付き傘バルブ13に作用する張り付き力もしだいに小さ
くなり、フィン付き傘バルブ13は自重により第1開口
部3aから離れ、第1フロート8上に落下する(図
3)。
【0094】なお、フィン付き傘バルブ13が自重によ
って落下せず第1開口部3aに張り付いて残った場合で
も、第1フロート8の突起頂部8c1がフィン付き傘バ
ルブ13の開口部15aに係合するので、第1フロート
8がフィン付き傘バルブ13を引き落とすかたちとな
り、フィン付き傘バルブ13の張り付きを解消すること
ができる。
【0095】このように、まず小径の第2遮断弁20を
開弁して燃料タンク100の内圧と外圧の差を小さく
(または同じに)してから、第1遮断弁12の開弁動作
が始まるようにしたので、燃料タンク100内の燃料蒸
気の排出効率を上げるために第1開口部3aの径寸法
(口径)を大きく設定した場合であっても、開弁時にフ
ィン付き傘バルブ13のスティックを生ずることなく、
第1遮断弁12を確実に開弁させることができる。
【0096】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係る弁機構
によれば、液面上昇時には容器内圧を急激に上昇させる
ことなく閉弁動作を行うことが可能となる。また、液面
降下時には弁体のスティック(張り付き)を生ずること
なく、確実に開弁動作を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の液体遮断弁装置の概略構
成を示す断面図である。
【図2】同液体遮断弁装置の要部を示す断面図である。
【図3】同液体遮断弁装置の作動を説明する図である。
【図4】同液体遮断弁装置の作動を説明する図である。
【図5】同液体遮断弁装置の作動を説明する図である。
【図6】従来の液体遮断弁装置の概略構成を示す断面図
である。
【符号の説明】 1 液体遮断弁装置 2 ケース部材 2a 通気孔 3 仕切り壁 3a 第1開口部 3b 第2開口部 3c 筒部 4 アッパーキャップ 5 チャンバー室 6 ロアーキャップ 6a 連通孔 7 フロート室 8 第1フロート 8a 上底部 8b 筒部 8c 突起 8c1 突起の頂部 8c2 突起の中途部 8d 貫通孔 9 第2フロート 9a 上底部 9b 筒部 9c 突起 10 第1スプリング 11 第2スプリング 12 第1遮断弁 13 傘バルブ 14 流量規制部 14a 流量規制部の下面 15 有底円筒部 15a 開口部 16 フィン 17 パッキン 20 第2遮断弁 21 アーム 22 弁体 30 排出ポート 100 燃料タンク

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液体を収容する密封容器の上部に取り付け
    られ、容器内圧に応じて気体を流出入させつつ液体の漏
    出は防止する液体遮断弁装置であって、 前記密封容器の内部と外部を連通する第1開口部と、 該第1開口部よりも小径の第2開口部と、 前記密封容器内の液体の液面位置に応じて移動する第1
    フロートと、 該第1フロートの移動に伴なって前記第1開口部を閉塞
    または開放する第1遮断弁と、 前記第1フロートとは独立して前記液面位置に応じて移
    動する第2フロートと、 該第2フロートの移動に伴なって前記第2開口部を閉塞
    または開放する第2遮断弁と、 を備えたことを特徴とする液体遮断弁装置。
  2. 【請求項2】前記第1遮断弁は、前記第2遮断弁の閉弁
    に先立ち前記第1開口部を閉塞することを特徴とする請
    求項1に記載の液体遮断弁装置。
  3. 【請求項3】前記第1遮断弁は、 前記第1フロートに対して所定範囲内で移動可能に接続
    され、かつ、前記第1開口部から流出する気体の圧力を
    受けて前記第1フロートから浮揚し前記第1開口部に着
    座する弁体を有することを特徴とする請求項2に記載の
    液体遮断弁装置。
  4. 【請求項4】前記第1フロートは、前記密封容器内の液
    体が所定の液面位置を超えたときに、前記弁体を前記第
    1開口部に向かって押圧することを特徴とする請求項3
    に記載の液体遮断弁装置。
  5. 【請求項5】前記第2遮断弁は、前記第2フロートに固
    定された弁体を有することを特徴とする請求項1〜4の
    うちいずれか1項に記載の液体遮断弁装置。
  6. 【請求項6】前記第1フロートと前記第2フロートのう
    ち少なくともいずれか一方のフロートは筒状の筒部を有
    し、かつ、他方のフロートは前記筒部の内側に配置され
    ていることを特徴とする請求項1〜5のうちいずれか1
    項に記載の液体遮断弁装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007126971A (ja) * 2005-11-01 2007-05-24 Kyosan Denki Co Ltd フロートバルブの開弁構造
US7472717B2 (en) * 2003-11-14 2009-01-06 Nok Corporation Float Valve
US7770594B2 (en) 2006-06-16 2010-08-10 Piolax Inc. Liquid shutoff valve gear
KR101395839B1 (ko) * 2012-11-23 2014-05-15 주식회사 다에스 보일러 회수관용 개폐장치

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