JP2001012123A - イモビライザ及びイモビライザによる認証方法 - Google Patents

イモビライザ及びイモビライザによる認証方法

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JP2001012123A JP18380899A JP18380899A JP2001012123A JP 2001012123 A JP2001012123 A JP 2001012123A JP 18380899 A JP18380899 A JP 18380899A JP 18380899 A JP18380899 A JP 18380899A JP 2001012123 A JP2001012123 A JP 2001012123A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】認証の信頼性が高く、エンジン停止中の車両に
対して確実な盗難防止が可能で、誤動作を防止できると
共に装着が容易で、特に二輪車に有効なイモビライザ及
びイモビライザによる認証方法を提供することにある。 【解決手段】記憶手段に記憶されているエンジンの始動
時間データを基に乱数データを生成し、無線部を介して
乱数データをトランスポンダに送信すると共に、乱数デ
ータを基に所定の暗号化手法を用いてキーの固有情報を
暗号化して認証コードを生成し、乱数データを基に該暗
号化手法を用いてトランスポンダがキーの固有情報を暗
号化した生成した認証キーを受信し、認証コードと認証
キーとが一致したときに、エンジン制御ユニットにエン
ジン始動許可信号を送出し、イモビライザの電源オンか
ら、エンジンが始動するまでの時間を始動時間データと
して記憶手段に記憶することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動二輪車や原動
機付き自転車などの車両のキーに内蔵されたトランスポ
ンダの情報を基に特定のキーを識別し、車両の盗難を防
止するためのイモビライザ及びイモビライザによる認証
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両の盗難を防止するためのイモ
ビライザの一例として特開平11−91509号があ
る。同公報によれば、エンジン制御ユニットは、乱数を
生成するシード生成手段と、乱数を外部へ送出するシー
ド送信手段と、乱数を暗号化アルゴリズムにより暗号化
して認証キーを生成する認証キー生成手段と、外部から
キーを受信するキー受信手段と、外部からのキーと認証
キーとを比較して、合致したときにセキュリティを解除
する合致判定手段と、エンジンの回転数、燃料噴射量、
吸入空気量、スロットル開度、水温、イグニッションス
イッチのオン→オフ時のフリーランタイマの計時値など
の車両制御情報を読み込む車両制御情報読込み手段とを
備えている。
【0003】また、ユーザー側キーユニットは、エンジ
ン制御ユニットのシード送信手段からの乱数を受信する
シード受信手段と、エンジン制御ユニットの認証キー生
成手段と同一の暗号化アルゴリズムを有して、乱数を暗
号化アルゴリズムにより暗号化してキーを生成するキー
生成手段と、生成したキーをエンジン制御ユニットのキ
ー受信手段へ送信するキー送信手段とを備えている。
【0004】エンジン制御ユニットでは、車両制御情報
読込み手段にてエンジンの回転数、燃料噴射量、吸入空
気量、スロットル開度、水温などの車両制御情報を読込
み、シード生成手段にて複数の車両制御情報の加算値と
して乱数を生成する。ユーザー側キーユニットでは、エ
ンジン制御ユニットから乱数を受信し、キー生成手段に
てシード生成手段と同一の暗号化アルゴリズムによりキ
ーを生成し、このキーをエンジン制御ユニットへ送信す
る。そして、エンジン制御ユニットの合致判定手段に
て、ユーザー側キーユニットからのキーを認証キーと比
較して、合致したときにセキュリティを解除する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記イ
モビライザにおいて、乱数を生成する基となる車両制御
情報は、エンジンが動作している場合にのみ得られる情
報であって、エンジン始動前に得られる情報ではない。
このため、エンジンが動作していない車両に対するセキ
ュリティ効果は有していない。
【0006】また、同公報には、エンジン停止後のセキ
ュリティを確保するために、イグニッションスイッチの
オン→オフ時のフリーランタイマの計時値を使用するこ
とが書かれている。しかしながら、計時値をどのように
保持し使用するのかについての記載がない。
【0007】また、このイモビライザは、自動車のよう
に、エンジンの回転数、燃料噴射量、吸入空気量、スロ
ットル開度、水温などの高度な車両制御情報を収集して
いる車両には適しているものの、原動機付き自転車のよ
うに、高度な車両制御情報を収集する必要のない車両に
おいては、実用的ではない。
【0008】また、既に市販され使用されている車両
に、このイモビライザのみを装着することは困難であ
り、エンジン制御ユニットを交換することとなり、多額
の費用がかかってしまう。
【0009】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、認証の信頼性が高く、エンジン停止中の車両
に対して確実な盗難防止が可能で、誤動作を防止できる
と共に装着が容易で、特にエンジン制御ユニットが簡易
な自動二輪車や原動機付き自転車などの二輪車に有効な
イモビライザ及びイモビライザによる認証方法を提供す
ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のイモビラ
イザによる認証方法は、記憶手段にあらかじめ記憶され
ているエンジンの始動時間データを基に乱数データを生
成し、次に、無線部を介して乱数データをトランスポン
ダに送信すると共に、乱数データを基に、所定の暗号化
手法を用いてキーの固有情報を暗号化することにより認
証コードを生成し、乱数データを基に、該暗号化手法を
用いてトランスポンダがキーの固有情報を暗号化するこ
とにより生成した認証キーを受信した後、認証コードと
認証キーとが一致したときに、エンジン制御ユニットに
エンジン始動許可信号を送出し、イモビライザの電源オ
ンから、エンジンが始動するまでの時間を始動時間デー
タとして記憶手段に記憶することを特徴とする。
【0011】請求項2記載のイモビライザによる認証方
法は、エンジンが始動した後、無線部を停止すると共
に、イモビライザを休止することを特徴とする。
【0012】請求項3記載のイモビライザによる認証方
法は、記憶手段にあらかじめ記憶されているイモビライ
ザの電源オン時間データを基に乱数データを生成し、次
に、無線部を介して乱数データをトランスポンダに送信
すると共に、乱数データを基に、所定の暗号化手法を用
いてキーの固有情報を暗号化することにより認証コード
を生成し、乱数データを基に、該暗号化手法を用いてト
ランスポンダがキーの固有情報を暗号化することにより
生成した認証キーを受信した後、認証コードと認証キー
とが一致したときに、エンジン制御ユニットにエンジン
始動許可信号を送出し、イグニッションスイッチのオン
/オフによりイモビライザの電源のオン/オフを行い、
イモビライザの電源がオンされている時間を電源オン時
間データとして記憶手段に記憶することを特徴とする。
【0013】請求項4記載のイモビライザは、イモビラ
イザの電源オンから、エンジンが始動するまでの時間を
カウントして始動時間データを生成する計時手段と、始
動時間データを記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶さ
れている始動時間データを基に乱数データを生成する乱
数発生手段と、乱数データを基に、所定の暗号化手法を
用いてキーの固有情報を暗号化することにより認証コー
ドを生成する認証コード生成手段と、トランスポンダに
乱数データを送信すると共に、乱数データを基に、該暗
号化手法を用いてトランスポンダがキーの固有情報を暗
号化することにより生成した認証キーを受信する無線部
と、認証コードと認証キーとが一致したときに、エンジ
ン制御ユニットにエンジン始動許可信号を送出する認証
手段とを備え、始動時間データを用いてキーを認証する
ことを特徴とする。
【0014】請求項5記載のイモビライザは、エンジン
が始動した後、無線部を停止すると共に、イモビライザ
を休止することを特徴とする。
【0015】請求項6記載のイモビライザは、イグニッ
ションスイッチによりオン/オフする電源部と、イモビ
ライザの電源オン時間データを生成する計時手段と、電
源オン時間データを記憶する記憶手段と、記憶手段に記
憶されている電源オン時間データを基に乱数データを生
成する乱数発生手段と、乱数データを基に、所定の暗号
化手法を用いてキーの固有情報を暗号化することにより
認証コードを生成する認証コード生成手段と、トランス
ポンダに乱数データを送信すると共に、乱数データを基
に、該暗号化手法を用いてトランスポンダがキーの固有
情報を暗号化することにより生成した認証キーを受信す
る無線部と、認証コードと認証キーとが一致したとき
に、エンジン制御ユニットにエンジン始動許可信号を送
出する認証手段とを備え、イモビライザの電源オン時間
を用いてキーを認証することを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の形態について図面
を参照しながら具体的に説明する。図1、図3及び図4
は第1の実施例を示す図面、図5〜図7は第2の実施例
を示す図面である。尚、図2は、第1の実施例と第2の
実施例に共通する図面である。
【0017】(実施の形態1)図1は本発明のイモビラ
イザの第1の実施例を示す構成図、図2は本発明のトラ
ンスポンダの一実施例を示す構成図である。図3は図1
のイモビライザの動作の様子を示す構成図である。図4
は図1のイモビライザの動作を示すフローチャートであ
る。
【0018】図1〜図4において、イモビライザ10
は、自動二輪車や原動機付き自転車などの車両のキー3
に内蔵されたトランスポンダ20との間で無線通信を行
い、トランスポンダ20から送られる情報を基に、キー
3がその車両固有のものであるかどうか識別し、車両の
盗難を防止するための装置である。イモビライザ10
は、CPU(central processing unit)11、電源部
12、EEPROM(Electrically Erasable and Prog
rammable Read Only Memory)13、通信インターフェ
ース14、無線部15により構成されている。
【0019】CPU11は中央演算装置であって、イモ
ビライザ10の動作を制御するものである。電源部12
は、イモビライザ10が動作するための直流電源である
VDD17を、バッテリー7から作り出すためのもので
ある。尚、バッテリー7は、キーシリンダ4内に設けら
れたイグニッションスイッチ5を介して電源部12に接
続されている。このイグニッションスイッチ5は、キー
3をキーシリンダ4に挿入して運転位置に回転セットし
たときにオンとなるスイッチである。EEPROM13
は、CPU11に接続された記憶手段であり、不揮発性
である。尚、この実施の形態1については、EEPRO
M13を記憶手段として使用しているが不揮発性の記憶
手段であればこれに限られるものではなく、例えば、E
PROM(Erasable and Programmable Read Only Memo
ry)、OTP(One Time Programmable read only memo
ry)、フラッシュEEPROM、その他電源バックアッ
プ機能付きのメモリ等が使用可能である。
【0020】通信インターフェース14は、CPU11
とエンジン制御ユニット2とが通信するための仲介役で
あり、両者間の信号レベルや信号形式を整合させるもの
である。本実施の形態1においては、車両のエンジンの
始動や停止を制御するためエンジン制御ユニット2と通
信インターフェース14との間の通信は、シリアル信号
(例えばRS−232C準拠の信号)を使用している。
これは、エンジン制御ユニット2に送る情報を複雑に
し、外部から解読しにくくするためである。しかしなが
ら、これに限られるものではなく、レベルの高低だけの
I/O信号であっても差し支えない。尚、CPU11と
通信インターフェース14とはバスにより接続されてい
る。
【0021】無線部15は、CPU11から送られてく
る情報を変調するものであり、変調された無線信号は、
キーシリンダ4に内蔵されたアンテナ6からトランスポ
ンダ20のアンテナ25に送られる。また、無線部15
は、トランスポンダ20から送信された無線信号を、ア
ンテナ6で受信して復調し、復調した情報をCPU11
に送る。無線部15とVDD17との間には、無線部電
源スイッチ16が設けられており、CPU11の指令に
より、無線部15の電源はオン/オフ可能となってい
る。
【0022】トランスポンダ20は、イモビライザ10
から送られる無線信号を基に動作し、その無線信号に対
しての回答となる信号を無線信号としてイモビライザ1
0に送信するものである。トランスポンダ20は、キー
3に内蔵されている。トランスポンダ20は、イモビラ
イザ10から送られる無線信号を受信したり、トランス
ポンダ20側で生成した情報を送信するためのアンテナ
25、無線信号を変復調するための無線部22、トラン
スポンダ20の制御を行う認証キー生成IC23、キー
固有の情報を格納する不揮発性の記憶手段であるEEP
ROM24と2次電池に相当するコンデンサ21から構
成される。
【0023】次に、イモビライザ10の動作を説明す
る。尚、以下の説明において、括弧内の符号は図4のフ
ローチャートの符号に対応している。運転者がキー3を
用いて車両を始動させようとする場合は、まず、運転者
はキー3をキーシリンダ4に挿入する。そして、キー3
を運転位置(オン位置)に回す。すると、イグニッショ
ンスイッチ5がオンして、電源部12にバッテリ7が接
続される。そして、VDD17が電源部12から出力さ
れ、イモビライザ10が動作を開始する。
【0024】イモビライザ10が動作を開始すると、ま
ず最初に、CPU11はソフトウェアで実現されている
計時手段11aによりイモビライザ10が動作している
時間の計時を開始する(S100)。つぎに、エンジン
が動作しているかを、エンジン制御ユニット2からエン
ジン始動信号線2sを介して送られるエンジン始動信号
により確認する(S101)。キー3挿入当初はエンジ
ンは始動していないので、CPU11はEEPROM1
3に格納されている始動時間データを読み出す(S10
2)。尚、始動時間データは、イモビライザ10の動作
開始からエンジン始動までの時間を計時手段11aで計
時して生成したデータであり、前回エンジンを始動させ
て時の始動時間データが、あらかじめEEPROM13
に記憶されている。始動時間データの生成のタイミング
等は後述する。また、車両を生産して初めてエンジンを
始動させる時点でEEPROM13に記憶されているデ
ータは、時間0のデータである。
【0025】次に、CPU11は乱数発生手段11bに
より、読み出した始動時間データを基に、乱数データを
発生させる(S103)。発生させる乱数データの大き
さは、例えば10桁である。そして、CPU11は送信
データ生成手段11cにより、無線部15からトランス
ポンダ20に送信するための送信データを生成する(S
104)。この送信データ生成手段11cを介すること
なく、乱数データを直接無線部15から送信させること
は可能である。しかしながら、本実施の形態1において
は、乱数データに車種を限定するための情報を付加し
て、送信データを生成している。すなわち、例えば車種
を限定するための2桁のパスワードを乱数データの先頭
に付け加えている。パスワードの機能・効果については
後述する。そして、生成された送信データを無線部15
からトランスポンダ20に送信する(S105)。
【0026】トランスポンダ20側では、イモビライザ
10からの送信データをアンテナ25を介して無線部2
2で受信する(S151)。無線部22で復調されたパ
スワード+乱数データを基に、認証キー生成IC23内
の認証キー生成手段23aにより、認証キーを生成する
(S152)。認証キーは、EEPROM24に記憶さ
れているキー3固有の情報である暗号キーを用いて、乱
数データを暗号化したもので、例えば、24ビットのデ
ータである。尚、暗号化の方法は特に限定されるもので
はなく、例えばDES(Data Encryption Standard;1
977年米国商務省標準局が制定)等の方式が使用可能
である。トランスポンダ20は、生成した認証キーを無
線部22及びアンテナ25を介してイモビライザ10に
送信する(S153)。
【0027】トランスポンダ20の認証キー生成手段2
3aは、イモビライザ10の情報を受信するとすぐに動
作するのではなく、まず、パスワードの内容が、認証キ
ーの生成を行ってもよいものであるかを確認する。当
然、不正なパスワードであったり、パスワードがはじめ
から含まれていない場合には、トランスポンダ20は認
証キーの生成及び送信を行わない。このように、トラン
スポンダ20側からの認証キーの発信を制限すること
で、このキー3が他車種のイモビライザに接近した場合
に、不必要な信号を発信しないようにすることができ、
複数のキーを1つのキーホルダに束ねている場合など
に、他車両の正規な認証に混信を与えるのを防止可能で
ある。
【0028】トランスポンダ20は電池を有しておら
ず、イモビライザ10の無線部15から、パスワード+
乱数データの前に送られる電力信号により、無線部22
を動作させると共に、コンデンサ21を帯電する。すな
わち、コンデンサ21は、イモビライザ10の無線部1
5から送られる電力信号により、2次電池として充電さ
れ、トランスポンダ20を動作させる。
【0029】トランスポンダ20が認証キーを生成して
いる間に、イモビライザ10側では認証コードの生成
を、CPU11の認証コード生成手段11dにおいて行
う(S106)。認証コードは、パスワード+乱数デー
タを基に、EEPROM13に記憶されているキー3固
有の情報である暗号キーを用いて、乱数データを暗号化
したものである。尚、暗号化の方式は、トランスポンダ
20で使用されているものと同一のものである。
【0030】次に、イモビライザ10は、トランスポン
ダ20からの認証キーを受信する(S107)。そし
て、CPU11の認証手段11eにおいて、認証コード
と認証キーの比較認証を行う(S108)。認証コード
と認証キーとが一致した場合には、エンジン始動許可信
号を発生する。このエンジン始動許可信号はCPU11
から、通信インターフェース14を介して、エンジン制
御ユニット2に送られる(S109)。エンジン始動許
可信号を受信したエンジン制御ユニット2は、エンジン
始動制御2aを行いエンジンを始動させる。実際の自動
車や自動二輪車等においては、エンジン始動許可信号に
よりエンジン始動可能状態となり、運転者のスターター
スイッチ(スタートスイッチ)のオンにより、エンジン
の始動が行われる。エンジン制御ユニット2は、エンジ
ンの始動を確認すると、イモビライザ10に対して、エ
ンジン始動信号発生2bを行う。
【0031】イモビライザ10は、あらためてエンジン
始動を確認する(S101)。ここで、エンジンの始動
を確認すると、計時手段11aによる始動信号の計時を
終了し、計時した始動時間データをEEPROM13に
書込み、前回始動時のデータを更新する(S111)。
更新の方法としては、EEPROM13にすでに書き込
まれている始動時間データに新たな始動時間データを足
し合わせて新たな始動時間データを生成してもよいし、
新たな始動時間データを前回の始動時間データと置き換
えてしまってもよい。
【0032】次に、CPU11は無線部電源スイッチ1
6をオフして、無線部15を停止させる(S112)。
そして、一連のキー認証作業を終えた後に、CPU11
を休止状態にすることにより、イモビライザ10を休止
させる(S113)。
【0033】尚、本実施の形態1においては、始動時間
の計時の開始をイモビライザ10の動作開始時としてい
るが、計時開始をイモビライザ10がエンジン始動許可
信号を出力した時としてもよい。
【0034】また、本実施の形態1おいて、計時手段1
1a、乱数発生手段11b、送信データ生成手段11
c、認証コード生成手段11d及び認証手段11eは、
CPU11によりソフトウェアとして実現されている。
しかしながら、これらの手段を、CPU11を用いるこ
となく、論理回路などのハードウェア回路のみで構成す
ることも可能であるし、ソフトウェアとハードウェアと
の混在により実現することも可能である。
【0035】尚、EEPROM13にキー3に固有の暗
号キーを書き込むには、エンジン制御ユニット2に換え
て、パーソナルコンピュータなどの外部書込手段28を
接続し、通信インターフェース14及びCPU11を介
して、EEPROM13の書込を行う。トランスポンダ
20のEEPROM24の書込に関しては、イモビライ
ザ10のEEPRON13を書き込むのと同じように外
部書込手段28をイモビライザ10に接続し、イモビラ
イザ10からの無線信号でEEPROM24の書込を行
う。
【0036】本実施の形態1においては、イモビライザ
10の電源オンからエンジンが始動するまでの時間であ
る始動時間データを基に乱数データを生成し、その乱数
データを基にキー3の固有情報を暗号化することにより
認証キー及び認証コードを生成し、この認証キー及び認
証コードを用いてキーの認証を行っている。イモビライ
ザ10の電源オンからエンジンが始動するまでの時間
は、エンジンが始動する毎に異なっており、それを予想
したり制御することはほとんど不可能である。このた
め、この始動時間データを基に生成された乱数データ
は、推測困難で再現性が無く、この乱数を用いた認証は
より信頼性の高いものとなる。
【0037】また、始動時間データをEEPROM13
に記憶しておき、次にエンジンを始動する時には、EE
PROM13にあらかじめ記憶されている始動時間デー
タを基に乱数データを生成している。このため、エンジ
ン停止中の車両に対してより確実な盗難防止が可能であ
る。
【0038】また、エンジンが始動したかどうかの情報
のみをエンジン制御ユニット2から受け取ることで始動
時間データを生成することができるため、エンジン制御
ユニット3が出力しなければならない情報は1つだけで
あり、高性能で高価なエンジン制御ユニット3を必要と
せず、エンジン制御ユニット3の負担を軽減し、特にエ
ンジン制御ユニット3が簡易な自動二輪車や原動機付き
自転車などの二輪車に有効である。
【0039】また、エンジンの始動により無線部15を
停止すると共に、イモビライザ10を休止していること
から、エンジン始動後のイモビライザ10の誤動作を防
止できると共に、エンジン停止などのエンジンの誤動作
を防止できる。
【0040】(実施の形態2)図5は本発明のイモビラ
イザの第2の実施例を示す構成図である。図6は図5の
イモビライザの動作の様子を示す構成図である。図7は
図5のイモビライザの動作を示すフローチャートであ
る。
【0041】図5〜図7において、イモビライザ30
は、自動二輪車や原動機付き自転車などの車両のキー3
に内蔵されたトランスポンダ20との間で無線通信を行
い、トランスポンダ20から送られる情報を基に、キー
3がその車両固有のものであるかどうか識別し、車両の
盗難を防止するための装置である。イモビライザ30
は、CPU(central processing unit)31、電源部
12、EEPROM(Electrically Erasable and Prog
rammable Read Only Memory)13、通信インターフェ
ース34、無線部35により構成されている。
【0042】通信インターフェース34は、CPU31
とエンジン制御ユニット28が通信するための仲介役で
あり、両者間の信号レベルや信号形式を整合させるもの
である。信号レベルや信号形式については、実施の形態
1と同様である。
【0043】無線部35は、CPU11から送られてく
る情報を変調するものであり、変調された無線信号は、
キーシリンダ4に内蔵されたアンテナ6からトランスポ
ンダ20のアンテナ25に送られる。また、無線部15
は、トランスポンダ20から送信された無線信号を、ア
ンテナ6で受信して復調し、復調した情報をCPU31
に送る。尚、EEPROM13、電源部12及びトラン
スポンダ20については、実施の形態1と同様なので説
明を省略する。
【0044】次に、イモビライザ30の動作を説明す
る。尚、以下の説明において、括弧内の符号は図7のフ
ローチャートの符号に対応している。運転者がキー3を
用いて車両を始動させようとする場合は、まず、運転者
はキー3をキーシリンダ4に挿入する。そして、キー3
を運転位置(オン位置)に回す。すると、イグニッショ
ンスイッチ5がオンして、電源部12にバッテリ7が接
続される。そして、VDD17が電源部12から出力さ
れ、イモビライザ30が動作を開始する。
【0045】イモビライザ30が動作を開始すると、C
PU31はEEPROM13に格納されている電源オン
時間データを読み出す(S202)。尚、電源オン時間
データは、イモビライザ30の動作開始からイモビライ
ザ30が電源オフまでの時間を計時手段31aで計時し
て生成したデータであり、前回イモビライザ30を動作
さた時の電源オン時間データが、あらかじめEEPRO
M13に記憶されている。電源オン時間データの生成の
タイミング等は後述する。また、車両を生産して初めて
エンジンを始動させる時点でEEPROM13に記憶さ
れているデータは、時間0のデータである。
【0046】次に、CPU11は乱数発生手段31bに
より、読み出した電源オン時間データを基に、乱数デー
タを発生させる(S203)。発生させる乱数データの
大きさは、例えば10桁である。そして、CPU31は
送信データ生成手段31cにより、無線部35からトラ
ンスポンダ20に送信するための送信データを生成する
(S204)。この送信データ生成手段31cを介する
ことなく、乱数データを直接無線部35から送信させる
ことは可能である。しかしながら、本実施の形態2にお
いては、乱数データに車種を限定するための情報を付加
して、送信データを生成している。すなわち、例えば車
種を限定するための2桁のパスワードを乱数データの先
頭に付け加えている。パスワードの機能・効果について
は後述する。そして、生成された送信データを無線部1
5からトランスポンダ20に送信する(S205)。
【0047】トランスポンダ20側では、イモビライザ
30からの送信データをアンテナ25を介して無線部2
2で受信する(S251)。無線部22で復調されたパ
スワード+乱数データを基に、認証キー生成IC23内
の認証キー生成手段23aにより、認証キーを生成する
(S252)。認証キーは、EEPROM24に記憶さ
れているキー3固有の情報である暗号キーを用いて、乱
数データを暗号化したもので、例えば、24ビットのデ
ータである。尚、暗号化の方法は特に限定されるもので
はなく、例えばDES(Data Encryption Standard;1
977年米国商務省標準局が制定)等の方式が使用可能
である。トランスポンダ20は、生成した認証キーを無
線部22及びアンテナ25を介してイモビライザ30に
送信する(S253)。
【0048】トランスポンダ20の認証キー生成手段2
3aは、イモビライザ30の情報を受信するとすぐに動
作するのではなく、まず、パスワードの内容が、認証キ
ーの生成を行ってもよいものであるかを確認する。当
然、不正なパスワードであったり、パスワードがはじめ
から含まれていない場合には、トランスポンダ20は認
証キーの生成及び送信を行わない。このように、トラン
スポンダ20側からの認証キーの発信を制限すること
で、このキー3が他車種のイモビライザに接近した場合
に、不必要な信号を発信しないようにすることができ、
複数のキーを1つのキーホルダに束ねている場合など
に、他車両の正規な認証に混信を与えるのを防止可能で
ある。
【0049】トランスポンダ20は電池を有しておら
ず、イモビライザ30の無線部35から、パスワード+
乱数データの前に送られる電力信号により、無線部22
を動作させると共に、コンデンサ21を帯電する。すな
わち、コンデンサ21は、イモビライザ30の無線部3
5から送られる電力信号により、2次電池として充電さ
れ、トランスポンダ20を動作させる。
【0050】トランスポンダ20が認証キーを生成して
いる間に、イモビライザ30側では認証コードの生成
を、CPU31の認証コード生成手段31dにおいて行
う(S206)。認証コードは、パスワード+乱数デー
タを基に、EEPROM13に記憶されているキー3固
有の情報である暗号キーを用いて、乱数データを暗号化
したものである。尚、暗号化の方式は、トランスポンダ
20で使用されているものと同一のものである。
【0051】次に、イモビライザ30は、トランスポン
ダ20からの認証キーを受信する(S207)。そし
て、CPU31の認証手段31eにおいて、認証コード
と認証キーの比較認証を行う(S208)。認証コード
と認証キーとが一致した場合には、エンジン始動許可信
号を発生する。このエンジン始動許可信号はCPU31
から、通信インターフェース34を介して、エンジン制
御ユニット2に送られる(S209)。エンジン始動許
可信号を受信したエンジン制御ユニット2は、エンジン
始動制御2aを行いエンジンを始動させる。実際の自動
車や自動二輪車等においては、エンジン始動許可信号に
よりエンジン始動可能状態となり、運転者のスターター
スイッチ(スタートスイッチ)のオンにより、エンジン
の始動が行われる。
【0052】その後、イモビライザ30は、10分経過
毎にEEPROM13に納められている電源オン時間デ
ータを計時手段31aにより1加算してEEPROM1
3に格納する(S211)。すなわち、イモビライザ3
0が動作する毎に、動作している時間に見合った数値が
足されることになる。尚、加算の間隔は10分としたが
これに限られるものではなく、任意に定められるもので
ある。イグニッションスイッチ5をオフすれば、イモビ
ライザ30の動作は停止し、同時に電源オン時間データ
の加算変更を停止される。尚、本実施の形態2では、前
回イモビライザ30を動作させて時の電源オン時間デー
タに、現在の動作時間を引き続き加算しているがこれに
限られるものではなく、認証終了後に一端電源オン時間
データを消去してしまい新たに計時を始めてもよい。
【0053】また、本実施の形態2おいて、計時手段3
1a、乱数発生手段31b、送信データ生成手段31
c、認証コード生成手段31d及び認証手段31eは、
CPU31によりソフトウェアとして実現されている。
しかしながら、これらの手段を、CPU31を用いるこ
となく、論理回路などのハードウェア回路のみで構成す
ることも可能であるし、ソフトウェアとハードウェアと
の混在により実現することも可能である。尚、EEPR
OM13にキー3に固有の暗号キーを書き込む方法は、
実施の形態1と同様のため説明を省略する。
【0054】本実施の形態2においては、イグニッショ
ンスイッチ5のオン/オフによりイモビライザ30の電
源のオン/オフを行い、イモビライザ30の電源がオン
されている時間を電源オン時間データとしており、この
電源オン時間データを用いてキーを認証している。イモ
ビライザ30が電源オンしている時間は、車両の運転毎
に異なっており、それを予想したり制御することはほと
んど不可能である。このため、この電源オン時間データ
を基に生成された乱数は、推測困難で再現性が無く、こ
の乱数を用いた認証はより信頼性の高いものとなる。
【0055】また、エンジン制御ユニット2から情報を
得なくとも、キー3の認証が可能であることから、新た
にエンジン制御ユニット2を設計し直す必要が無く、盗
難防止装置としてのコストを抑えることができる。ま
た、既に販売され、使用されている車両に対しても、エ
ンジン制御ユニット2の機能に左右されることなく、容
易にイモビライザ30の装着ができる。
【0056】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、イモビライザ
の電源オンからエンジンが始動するまでの時間である始
動時間データを基に乱数を生成し、その乱数を基にキー
の固有情報を暗号化することにより認証キー及び認証コ
ードを生成し、この認証キー及び認証コードを用いてキ
ーの認証を行っている。イモビライザの電源オンからエ
ンジンが始動するまでの時間は、エンジンが始動する毎
に異なっており、それを予想したり制御することはほと
んど不可能である。このため、この始動時間データを基
に生成された乱数は、推測困難で再現性が無く、この乱
数を用いた認証はより信頼性の高いものとなる。また、
始動時間データを記憶手段に記憶しておき、次にエンジ
ンを始動する時には、記憶手段にあらかじめ記憶されて
いる始動時間データを基に乱数を生成している。このた
め、エンジン停止中の車両に対してより確実な盗難防止
が可能である。また、エンジンが始動したかどうかの情
報のみをエンジン制御ユニットから受け取ることで始動
時間データを生成することができるため、エンジン制御
ユニットが出力しなければならない情報は1つだけであ
り、高性能で高価なエンジン制御ユニットを必要とせ
ず、エンジン制御ユニットの負担を軽減し、特にエンジ
ン制御ユニットが簡易な自動二輪車や原動機付き自転車
などの二輪車に有効である。
【0057】請求項2記載の発明によれば、エンジンの
始動により無線部を停止すると共に、イモビライザを休
止していることから、エンジン始動後のイモビライザの
誤動作を防止できると共に、エンジン停止などのエンジ
ンの誤動作を防止できる。
【0058】請求項3の発明によれば、イグニッション
スイッチのオン/オフによりイモビライザの電源のオン
/オフを行い、イモビライザの電源がオンされている時
間を電源オン時間データとしており、この電源オン時間
データを用いてキーを認証している。イモビライザが電
源オンしている時間は、車両の運転毎に異なっており、
それを予想したり制御することはほとんど不可能であ
る。このため、この電源オン時間データを基に生成され
た乱数は、推測困難で再現性が無く、この乱数を用いた
認証はより信頼性の高いものとなる。また、エンジン制
御ユニットから情報を得なくとも、キーの認証が可能で
あることから、新たにエンジン制御ユニットを設計し直
す必要が無く、盗難防止装置としてのコストを抑えるこ
とができる。また、既に販売され、使用されている車両
に対しても、エンジン制御ユニットの機能に左右される
ことなく、容易にイモビライザの装着ができる。
【0059】請求項4の発明によれば、計時手段によ
り、イモビライザの電源オンから、エンジンが始動する
までの時間をカウントした始動時間データが生成され、
この始動時間データを基に乱数発生部が乱数を生成し、
その乱数を基にキーの固有情報を暗号化することにより
認証キー及び認証コードを生成し、認証手段が認証コー
ドと認証キーとが一致したときに、エンジン制御ユニッ
トにエンジン始動許可信号を送出する。始動時間データ
は、エンジンが始動する毎に異なっており、それを予想
したり制御することはほとんど不可能である。このた
め、この始動時間データを基に生成された乱数は推測困
難で再現性が無く、この乱数を用いた認証はより信頼性
の高いものとなる。また、始動時間データを記憶手段に
記憶しておき、次にエンジンを始動する時には、記憶手
段に記憶されている始動時間データを基に乱数を生成し
ている。このため、エンジン停止中の車両に対してより
確実な盗難防止が可能である。また、エンジンが始動し
たかどうかの情報のみをエンジン制御ユニットから受け
取ることで始動時間データを生成しているため、エンジ
ン制御ユニットが出力しなければならない情報は1つだ
けであり、高性能で高価なエンジン制御ユニットを必要
とせず、エンジン制御ユニットの負担を軽減し、特にエ
ンジン制御ユニットが簡易な自動二輪車や原動機付き自
転車などの二輪車に有効である。
【0060】請求項5の発明によれば、エンジンの始動
により無線部を停止すると共に、イモビライザを休止し
ていることから、エンジン始動後のイモビライザの誤動
作を防止できると共に、エンジン停止などのエンジンの
誤動作を防止できる。
【0061】請求項6の発明によれば、イグニッション
スイッチによりオン/オフする電源部を備え、電源部が
オンされている時間を電源オン時間データとしており、
この電源オン時間データを用いてキーを認証している。
イモビライザが電源オンしている時間は、車両の運転毎
に異なっており、それを予想したり制御することはほと
んど不可能である。このため、この電源オン時間データ
を基に生成された乱数は、推測困難で再現性が無く、こ
の乱数を用いた認証はより信頼性の高いものとなる。ま
た、エンジン制御ユニットから情報を得なくとも、キー
の認証が可能であることから、新たにエンジン制御ユニ
ットを設計し直す必要が無く、盗難防止装置としてのコ
ストを抑えることができる。また、既に販売され、使用
されている車両に対しても、エンジン制御ユニットの機
能に左右されることなく、容易にイモビライザの装着が
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のイモビライザの第1の実施例を示す構
成図である。
【図2】本発明のトランスポンダの一実施例を示す構成
図である。
【図3】図1のイモビライザの動作の様子を示す構成図
である。
【図4】図1のイモビライザの動作を示すフローチャー
トである。
【図5】本発明のイモビライザの第2の実施例を示す構
成図である。
【図6】図5のイモビライザの動作の様子を示す構成図
である。
【図7】図5のイモビライザの動作を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
2、8・・・・・・・・エンジン制御ユニット 3・・・・・・・・・・キー 4・・・・・・・・・・キーシリンダ 5・・・・・・・・・・イグニッションスイッチ 6,25・・・・・・・アンテナ 10,30・・・・・・イモビライザ 11,31・・・・・・CPU 12・・・・・・・・・電源部 13,24・・・・・・EEPROM 14,34・・・・・・通信インターフェース 15,22・・・・・・無線部 16・・・・・・・・・無線部電源スイッチ 20・・・・・・・・・トランスポンダ 23・・・・・・・・・認証キー生成IC
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2E250 AA21 BB08 BB66 DD06 EE10 FF26 FF27 FF36 GG05 HH07 JJ05 KK03 LL00 PP15 SS04 TT04 3G084 BA28 CA01 CA07 DA00 EA07 EB06 EC04 FA36 3G093 AA02 BA00 BA26 CA01 DA12 DA13 DB06 EC01 FA11

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両用のキーに内蔵されたトランスポンダ
    の情報を基に特定のキーを識別するイモビライザによる
    認証方法において、記憶手段にあらかじめ記憶されてい
    るエンジンの始動時間データを基に乱数データを生成
    し、次に、無線部を介して該乱数データを該トランスポ
    ンダに送信すると共に、該乱数データを基に、所定の暗
    号化手法を用いて該キーの固有情報を暗号化することに
    より認証コードを生成し、該乱数データを基に、該暗号
    化手法を用いて該トランスポンダが該キーの固有情報を
    暗号化することにより生成した認証キーを受信した後、
    該認証コードと該認証キーとが一致したときに、エンジ
    ン制御ユニットにエンジン始動許可信号を送出し、該イ
    モビライザの電源オンから、該エンジンが始動するまで
    の時間を該始動時間データとして該記憶手段に記憶して
    なるイモビライザによる認証方法。
  2. 【請求項2】前記エンジンが始動した後、前記無線部を
    停止すると共に、前記イモビライザを休止してなる請求
    項1記載のイモビライザによる認証方法。
  3. 【請求項3】車両用のキーに内蔵されたトランスポンダ
    の情報を基に特定のキーを識別するイモビライザによる
    認証方法において、記憶手段にあらかじめ記憶されてい
    る該イモビライザの電源オン時間データを基に乱数デー
    タを生成し、次に、無線部を介して該乱数データを該ト
    ランスポンダに送信すると共に、該乱数データを基に、
    所定の暗号化手法を用いて該キーの固有情報を暗号化す
    ることにより認証コードを生成し、該乱数データを基
    に、該暗号化手法を用いて該トランスポンダが該キーの
    固有情報を暗号化することにより生成した認証キーを受
    信した後、該認証コードと該認証キーとが一致したとき
    に、エンジン制御ユニットにエンジン始動許可信号を送
    出し、イグニッションスイッチのオン/オフにより該イ
    モビライザの電源のオン/オフを行い、該イモビライザ
    の電源がオンされている時間を該電源オン時間データと
    して該記憶手段に記憶してなるイモビライザによる認証
    方法。
  4. 【請求項4】車両用のキーに内蔵されたトランスポンダ
    の情報を基に特定のキーを識別するイモビライザにおい
    て、該イモビライザの電源オンから、エンジンが始動す
    るまでの時間をカウントして始動時間データを生成する
    計時手段と、該始動時間データを記憶する記憶手段と、
    該記憶手段に記憶されている始動時間データを基に乱数
    データを生成する乱数発生手段と、該乱数データを基
    に、所定の暗号化手法を用いて該キーの固有情報を暗号
    化することにより認証コードを生成する認証コード生成
    手段と、該トランスポンダに該乱数データを送信すると
    共に、該乱数データを基に、該暗号化手法を用いて該ト
    ランスポンダが該キーの固有情報を暗号化することによ
    り生成した認証キーを受信する無線部と、該認証コード
    と該認証キーとが一致したときに、該エンジン制御ユニ
    ットにエンジン始動許可信号を送出する認証手段とを備
    え、該始動時間データを用いて該キーを認証することを
    特徴とするイモビライザ。
  5. 【請求項5】前記エンジンが始動した後、前記無線部を
    停止すると共に、前記イモビライザを休止することを特
    徴とする請求項4記載のイモビライザ。
  6. 【請求項6】車両用のキーに内蔵されたトランスポンダ
    の情報を基に特定のキーを識別するイモビライザにおい
    て、イグニッションスイッチによりオン/オフする電源
    部と、該イモビライザの電源オン時間データを生成する
    計時手段と、該電源オン時間データを記憶する記憶手段
    と、該記憶手段に記憶されている電源オン時間データを
    基に乱数データを生成する乱数発生手段と、該乱数デー
    タを基に、所定の暗号化手法を用いて該キーの固有情報
    を暗号化することにより認証コードを生成する認証コー
    ド生成手段と、該トランスポンダに該乱数データを送信
    すると共に、該乱数データを基に、該暗号化手法を用い
    て該トランスポンダが該キーの固有情報を暗号化するこ
    とにより生成した認証キーを受信する無線部と、該認証
    コードと該認証キーとが一致したときに、エンジン制御
    ユニットにエンジン始動許可信号を送出する認証手段と
    を備え、該イモビライザの電源オン時間を用いて該キー
    を認証することを特徴とするイモビライザ。
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