JP2001012122A - 自転車用施錠装置 - Google Patents

自転車用施錠装置

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JP2001012122A
JP2001012122A JP11181563A JP18156399A JP2001012122A JP 2001012122 A JP2001012122 A JP 2001012122A JP 11181563 A JP11181563 A JP 11181563A JP 18156399 A JP18156399 A JP 18156399A JP 2001012122 A JP2001012122 A JP 2001012122A
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Japan
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code
bicycle
locking device
receiving circuit
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JP11181563A
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Inventor
Nobuyuki Kanehara
信之 金原
Mitsuhiro Saito
充弘 斉藤
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Shiroki Corp
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Shiroki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 盗難防止性および操作性に優れ、電池寿命を
格段に延ばすことができる自転車用施錠装置の提供する
こと。 【構成】 自転車の後輪10に送信装置30の解除指令
により解錠するサークル錠1を取付け、サークル錠1に
は、送信装置30から送信されたIDコードおよび解錠
コマンドを受信する受信回路と、受信回路の間欠動作時
間を受信回路がIDコードを受信していないときの短時
間とIDコードを受信したときの長時間との2段階に設
定し制御する電力供給制御手段とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、遠隔操作により解錠できる自転
車用施錠装置に関する。
【0002】
【従来技術及びその問題点】自転車の盗難防止に用いら
れている従来の自転車用施錠装置としては、シリンダ錠
を用いているもの、または暗証番号を入力するプッシュ
ボタン錠を用いているもののほかに、最近では赤外線等
の光通信を利用して遠隔操作できる錠を用いているもの
が知られている。前述の遠隔操作によって解錠できる自
転車用施錠装置は、自転車の持ち主による解錠指令のみ
を受け入れるように、受信装置から受信した信号を所定
の識別コード(IDコード)と比較して両者が一致した
場合にのみ施錠状態が解除できるようにしている(特開
平8-260784号公報参照)ので、機械的な施錠装
置に比べ盗難防止性に優れている。一方で、この遠隔操
作できる錠は電池を駆動電源としているために電池の寿
命が短いという問題があり、また電池の交換を頻繁にす
るのではメインテナンス性が悪くなってしまうという問
題もあった。特に、施錠状態で常に受信待機状態にある
受信装置の受信回路での消費電力は著しく、従来は受信
回路への電力供給を間欠的に行うことで、電池の消耗が
少なくなるようにしていた。しかし、受信回路での消費
電力をさらに少なくするために、この間欠制御において
受信回路のOFF時間を長くすると、受信装置での消費
電力が削減できても、IDコードおよび解錠コマンドを
送信する時間を長くする必要があるので、逆に送信装置
の消費電力が大きくなってしまうし、また解錠コマンド
を出力してから解錠するまでに時間がかかってしまい操
作性が悪化するため、送信側および受信側の電池の消耗
をある一定までにしか抑えられなかった。
【0003】
【発明の目的】上記問題点を解消するために、本発明
は、盗難防止性および操作性に優れ、電池寿命を延ばす
ことができる自転車用施錠装置の提供を目的とする。
【0004】
【発明の概要】本発明に係る自転車用施錠装置は、ID
コードおよび解錠コマンドを送信する送信装置と、自転
車に備えられる施錠装置とから構成されるものであり、
この施錠装置が、自転車の走行を不能にする錠機構と、
送信装置から送信されたIDコードおよび解錠コマンド
を受信する受信回路と、電源から前記受信回路への電力
供給を間欠的にON/OFFを制御する電力供給制御手
段であって、そのON時間が、常時は短かい第1の時間
であって、前記受信回路がこの第1のON時間中に前記
送信装置から送信されたIDコードを受信したときは該
ON時間を第1の時間より長い第2の時間に変化させる
電力供給制御手段と、受信回路が受信したIDコードが
記憶しているIDコードと一致する正しいIDコードで
あるとき前記送信装置から送信された解錠コマンドに基
づいて前記錠機構を解錠する解錠手段とを有することを
特徴としている。
【0005】第1の時間は、IDコードおよび解錠コマ
ンドの一部しか受信することができない時間とし、第2
の時間は、IDコードおよび解錠コマンドを全て受信で
きる時間とするのがよい。そして、第2の時間内に、受
信回路が解錠コマンドを受信しないときは、該第2の時
間経過後、受信回路のON時間を前記第1の時間に設定
し直す。第1の時間は、受信信号がIDコードであるか
どうかを検知するための最短時間(例えば数パルスを受
信できる時間)とすることが好ましい。このように、前
記電力供給制御手段を介して、受信回路がIDコードを
受信したときのみIDコードおよび解錠コマンドを全て
受信できるようにON時間を設定すれば、受信回路のO
FF時間を長く設定することなく受信装置の電池消耗を
削減することができる。また、IDコードを受信してか
ら解錠するまでの動作時間を短縮できるので、操作性の
向上が図れる。さらに、送信装置の送信時間も短くて済
むので、前記送信装置の電池消耗を削減することができ
る。
【0006】IDコードおよび解錠コマンドを送信する
送信装置は、電波または赤外線を通信媒体とするのが実
際的である。錠機構は、自転車の車輪の回転を拘束する
錠機構の他、自転車のハンドルをロックする施錠機構と
することができる。
【0007】
【発明の実施形態】図1は、本発明を適用した自転車用
施錠装置の概略構成図である。本実施形態では、自転車
の後輪10側にサークル錠1を取り付けている。サーク
ル錠1は送信装置30からの解錠指令によって解錠され
る。
【0008】サークル錠1は、図2に示すように、通常
のメカニカルキーシリンダ付サークル錠と同一の機械構
成を有し、自転車の後輪10側に予め固定して取り付け
られる。このサークル錠1には、送信装置30からのI
Dコードおよび解錠コマンドを受信する受信ユニット2
と、解錠時にラチェット3を引き上げるアクチュエータ
(モータ)4と、アクチュエータ4とは別の機械的な鍵
によりラチェット3を引き上げるメカニカルキーシリン
ダ5とが設けられている。メカニカルキーシリンダ5
は、電源(乾電池)の消耗時または故障時の非常用とし
て設けられているものである。なお、図示はされていな
いが、受信ユニット2やアクチュエータ4を作動させる
直列接続された2本のUM3乾電池が電源として備えら
れている。
【0009】自転車の後輪10は、不完全円環部7の中
心に位置しており、ロック体8を不完全円環部7に沿っ
て回動させて後輪10のフォーク9との干渉位置に移動
させると施錠状態、非干渉位置に移動させると解錠状態
となる。ラチェット3は、ロック体8を施錠位置に保持
するものであり、アクチュエータ4またはメカニカルキ
ーシリンダ5によってラチェット3を作動させると、図
示しないバネ手段によりロック体8が解錠位置に移動す
る。
【0010】施錠状態にあるときに、送信装置30から
解錠のためIDコードおよび解錠コマンドが送られてく
ると、受信ユニット2のCPU56(図5)でこのID
コードと記憶されているIDコードとが照合され、両I
Dコードが一致している場合には(正しいIDコードを
有する解錠コマンドが送信された場合には)、解錠コマ
ンドにしたがいアクチュエータ(モータ)4を駆動して
ラチェット3を引き上げる。これによってロック体8が
スプリング力で引き戻されて解錠位置に移動しケース内
部に収容され、解錠状態になる。
【0011】図3は、携帯する送信装置30の外観図で
ある。送信装置30には、解錠する際に操作する解錠ス
イッチ32が設けられ、その内部には、解錠スイッチ3
2が押された場合にIDコードおよび解錠コマンドを出
力する送信ユニットと、電源となるリチウム電池40と
が内蔵されている。
【0012】図4は、送信装置30に内蔵される送信ユ
ニットの制御系のブロック図である。CPU34は、そ
の内部に暗証番号として16ビット長以上のIDコード
を書き込んだEPROMを有し、解錠スイッチ32が押
されたときにこのIDコードを読み込んで解錠コマンド
と共にRF OSC(発信変調回路)36に出力する機
能を有しているものである。なお、このEPROMに格
納されているIDコードは工場出荷時に書き込まれる。
RF OSC36は、解錠スイッチ32が押されると、
CPU34から出力されるIDコードおよび解錠コマン
ドを電波にしてアンテナ38から出力するものである。
【0013】リチウム電池40は、送信ユニットに電力
を供給する電源として機能する。送信回路電源制御回路
42は、RF OSC36の消費電力を少なくするため
に設けられている回路であり、リチウム電池40とCP
U34とに接続され、CPU34からの電源ON,OF
F指令を受けて、RF OSC36への電力供給を制御
する回路である。したがって、RF OSC36は、C
PU34から電源ONの指令が出力されているときには
リチウム電池40に接続されることになり、CPU34
から電源OFFの指令が出力されているときにはリチウ
ム電池40との接続が遮断されることになる。
【0014】図5は、サークル錠1に設けられている受
信ユニット2の制御系のブロック図である。この制御系
は、送信装置30から送られるIDコードおよび解錠コ
マンドを受信し、そのIDコードを記憶されているID
コードと照合し、両IDコードが一致している場合に
は、解錠コマンドに基づきアクチュエータ(モータ)4
に駆動信号を与えるという解錠機能を有している。図中
のRF AMP50は、送信装置30から電波として送
信される16ビット長以上のIDコードおよび解錠コマ
ンドをアンテナ52を介して受信し、この電波を増幅す
るものである。
【0015】検波回路54は、RF AMP50から出
力された増幅後の電波をデジタル信号(16ビット長以
上のIDコード)に変換しCPU56に出力する機能を
有するものである。なお、RF AMP50、アンテナ
52、検波回路54によって受信回路が構成される。C
PU56は、その内部に暗証番号として16ビット長以
上のIDコードを書き込んだEPROMを有し、検波回
路54によってデジタル信号に変換された16ビット長
以上のIDコードとEPROMに記憶されている16ビ
ット長以上のIDコードとを比較して両IDコードが一
致しているかどうかを判断し、一致している場合には、
解錠コマンドに基づきモータ駆動回路58に駆動信号を
出力し、さらに一定時間LEDを点滅させる機能を有す
る。つまり、送信された暗証番号と登録されている暗証
番号とを比較して一致している場合にのみ解錠コマンド
を受信して駆動信号を出力する機能を有している。な
お、このEPROMのIDコードは、工場出荷時に書き
込まれる。
【0016】IDコードは、16ビット長以上であるの
で、216(約6万5千通り)以上の組み合わせが可能で
あり、実用上の盗難防止性能は非常に高くなっている。
また、IDコードは自然界や電気機器等から発生するノ
イズとは異なり、固有のパルス幅を持つ信号なので、受
信回路を介して固有のパルス幅を持った信号がCPU5
6に入力すると、CPU56は受信回路がIDコードを
受信したことを検知する。
【0017】モータ駆動回路58は、CPU56によっ
て両IDコードが一致していると判断された場合に、C
PU56から出力される駆動信号を受けて、アクチュエ
ータ(モータ)4を駆動してラチェット3を引き上げる
ための回路である。なお、CPU56、モータ駆動回路
58によって解錠手段が構成される。
【0018】バッテリ60Aは、2本の乾電池を直列接
続したもので、受信ユニット2に電力を供給する電源と
して機能する。また、ボルテージレギュレータ60B
は、本装置を電動アシスト自転車に装着する場合に必要
となるものであり、24Vのバッテリ電圧を3Vに降圧
して受信ユニット2に電力を供給するものである。
【0019】受信回路電源制御回路62は、バッテリ6
0Aまたはボルテージレギュレータ60BとCPU56
に接続され、CPU56からの電源ON,OFF指令を
受けて、受信回路(RF AMP50と検波回路54)
への電源供給を間欠的に制御する回路である。したがっ
て、受信回路は、CPU56から電源ONの指令が出力
されているときにはバッテリ60Aまたはボルテージレ
ギュレータ60Bに接続されることになり、CPU56
から電源OFFの指令が出力されているときにはその接
続が遮断されることになる。このような間欠制御を行う
のは、受信回路の回路電流が比較的大きいため、連続的
に電力供給を行うとバッテリ60Aの寿命を短くしてし
まうからである。なお、CPU56、受信回路電源制御
回路62によって電力供給制御手段が構成される
【0020】バッテリ60Aの消耗を少なくするには、
受信回路のON時間を短く、OFF時間を長くすればよ
いが、従来、ON時間は、IDコードおよび解錠コマン
ドを全て受信するのに必要な時間t2’(従来実施形態
では例えば0.3秒)に設定されており、これを基準に
ON/OFFのインターバル時間t1’が決定されてい
た。このため、どうしてもこのインターバル時間t1’
が長くなる(従来実施形態では例えば2.0秒)。しか
し、インターバル時間t1’をあまり長くしてしまう
と、IDコードを確実に受信できるようにするため送信
装置30からの送信時間(IDコードを送りつづける時
間)をインターバル時間t1’+ON時間t2’(従来
実施形態では2.3秒)よりも十分に長くする必要があ
るので、受信ユニット2の消費電力が削減できても、逆
に送信装置30のリチウム電池40の消耗を多くしてし
まう。また、送信装置30がIDコードおよび解錠コマ
ンドを送信してから解錠するまでの時間t4’がかかっ
てしまい、受信ユニット2の応答性が悪化するという問
題が発生する。
【0021】そこで、本実施形態では、受信回路(RF
AMP50と検波回路54)のON時間を、受信回路
がIDコードを受信していない場合とIDコードを受信
している場合との2通りに分けて設定し、CPU56に
より受信回路がIDコードを受信しているかどうかを判
断して、その設定されたON時間だけ受信回路電源制御
回路62をONさせて受信回路へ電力供給を行う。
【0022】図6は、本実施形態の自転車用施錠装置に
おける受信タイミングと送信タイミングとを示すタイミ
ングチャートである。CPU56がIDコード受信を検
知していない間は、受信回路のON時間を、IDコード
の一部しか受信できない第1の時間t2(例えば0.1
秒)にセットし、CPU56がIDコード受信を検知し
たときのみ、受信回路のON時間を、送信されたIDコ
ードおよび解錠コマンドを全て受信できる第2の時間t
3(例えば0.3秒)にセットする。そして、第2のO
N時間t3内にCPU56が解錠コマンドを受信しない
ときは、CPU56は受信回路のON時間を第1のON
時間t2にセットしなおす。
【0023】つまり、受信回路がIDコードを受信した
ときのみ、第1のON時間t2を第2のON時間t3に
延長するので、インタバール時間t1(例えば1秒)を
短くすることができ、受信ユニット2のバッテリ60A
の消耗を削減できる。また、送信装置30の送信時間
は、最低t1+t3(この例では1.3秒)以上の時間
を確保すればよいので、上述の比較例よりも短くて済
み、リチウム電池40の消耗も削減できる。さらに、送
信装置30がIDコードおよび解錠コマンドを送信して
から解錠するまでの時間t4も短くなるので、受信ユニ
ット2の応答性が向上する。
【0024】次に、以上の図1から図5の構成に基づい
て、本実施形態における自転車用施錠装置の概略の解錠
機能を説明する。送信装置30の解錠スイッチ32が押
されると、CPU34は記憶されているIDコードをE
PROMから読み出し、読み出したIDコードと解錠コ
マンドを組み合わせ、RF OSC36によって電波に
変換し、アンテナ38から送信する。なお、通信媒体と
して電波を用いているので、送信装置30と施錠装置と
の相対的な位置の制約は距離のみとなり、操作性は向上
される。
【0025】次に、送信された電波は、サークル錠1に
設けられている受信ユニット2のアンテナ52を介して
RF AMP50で受信され、検波回路54によって元
のIDコードおよび解錠コマンド(デジタル信号)に変
換される。CPU56は、第1のON時間でIDコード
の一部を入力すると、受信回路のON時間を第2のON
時間に変更し、受信回路電源制御回路62を介して受信
回路をONさせ、IDコードおよび解錠コードを全て受
信させる。CPU56は、受信回路から入力したIDコ
ードとEPROMに記憶されているIDコードとを照合
し、一致すれば解錠コマンドを入力し、解錠コマンドに
基づいてモータ駆動回路58に駆動信号を出力してアク
チュエータ(モータ)4を作動させ、ラチェット3を引
き上げて後輪10を解錠する。これと同時に受信ユニッ
ト2に内蔵されているLEDを数秒間点滅させて解錠さ
れたことを報知する。
【0026】本実施形態における自転車用施錠装置の概
略の動作は以上の通りであるが、次に、送信装置30と
サークル錠1の受信ユニット2の具体的な動作を図7〜
図10のフローチャートに基づいて詳細に説明する。 [送信装置30の解錠機能]図7に示すフローチャート
は、送信装置30における解錠動作を示すフローチャー
トである。送信装置30の解錠スイッチ32が押される
と、CPU34に解錠スイッチ32の割り込みが入り
(S10)、CPU34がストップモードから解除され
る(S11)。CPU34は、検出の信頼性を高めるた
めに、EPROMに記憶されている送信用のIDコード
を2回連続して読み出し(S12,S13)、1回目と
2回目のIDコードが一致していれば(S14)、RF
OSC36の電源をONにする(S15)。RF O
SC36は、IDコードと解錠コマンドを、設定されて
いる送信間隔時間t7毎に送信時間t8の間送信する
(S16〜S18)。送信時間t8が経過すると、CP
U34はRF OSC36の電源をOFFにし(S1
9)、ストップモードを設定して停止する(S20)。
【0027】[受信ユニット2の解錠機能]図8〜図1
0に示すフローチャートは、受信ユニット2における解
錠動作を示すフローチャートである。電池を入れると、
電源がONされる。検出の信頼性を高めるために、EP
ROMに記憶されている照合用のIDコードを2回連続
して読み出し(S21,S22)、1回目と2回目のI
Dコードが一致していれば(S23)、受信インターバ
ルタイマt1をセットする(S21)。そして、CPU
56は再びHALTモードをセットし(S22)、ID
コード受信待ちの状態で待機する。
【0028】受信インターバルタイマt1がタイムアッ
プすると(S29)、CPU56のHALTモードを解
除して起動し(S30)、受信時間t2をセットし(S
31)、受信時間t2が経過するまで受信回路電源制御
回路62を介して受信回路へ電力を供給する。受信時間
t2は、前述の第1のON時間であり、IDコードの一
部を受信して送信装置30からIDコードおよび解錠コ
マンドが送信されたことを検出するためのごく短い時間
である。受信回路がIDコードを受信せずに受信時間t
2が経過したときは(S34)、再度受信インターバル
タイマt1をセットし(S35)、CPU56をHAL
Tモードにセットし、受信回路電源制御回路62を介し
て受信回路へ電力供給を遮断する(S36)。つまり、
受信回路がIDコードを受信していない間は、受信イン
ターバルタイマt1時間ごとに受信時間t2時間だけ受
信回路電源制御回路62を介して受信回路へ電力供給す
るサイクルを繰返す(図6参照)。
【0029】送信装置30から送信されたIDコードを
受信回路が受信したときは、受信時間t3をセットし
(S33)、受信時間t3が経過するまで受信回路電源
制御回路62を介して受信回路へ電力を供給する。受信
時間t3は、受信時間t2より長く、IDコードおよび
解錠コマンドを全て受信できる第2のON時間である。
受信時間t3内に送信装置30からIDコードおよび解
錠コマンドが送信されると、そのIDコードを全て受信
して(S37)、照合用のIDコードと照合し、両ID
コードが一致していれば(S38)、解錠コマンドを受
信する(S39)。そして、LEDを施錠時とは異なる
L4秒だけtL3秒の間欠周期で点滅させ解錠を報知し
(S40)、アクチュエータ(モータ)4を動作させ
(S41)、t6秒動作させた後モータの動作を停止し
てラチェット3を引き上げる(S42、S43)。以上
の動作終了後、CPU56は再びHALTモードを設定
する(S44)。受信時間t3内でIDコードを受信し
なかったとき、受信したIDコードが記憶しているID
コードと一致しなかったとき、あるいは解錠コマンドを
受信しなかったときは、受信時間t3経過後(S4
5)、受信インターバルタイマt1をセットし(S4
6)、CPU56は再びHALTモードを設定し(S4
7)、IDコード受信待ちの状態で待機する。
【0030】以上の説明により明らかなように、本実施
形態では、受信回路のON時間を、受信回路がIDコー
ドを受信していない間は、IDコードの一部しか受信で
きない第1のON時間に設定し、IDコードを受信した
ときのみ、IDコードおよび解錠コマンド全てを受信で
きるように第2のON時間を設定するので、受信回路の
OFF時間を短くすることができ、バッテリ60Aの消
耗を削減することができる。また、送信装置30がID
コードを送信する時間も短くて済むので、リチウム電池
40の消耗を削減できる。さらに、送信装置30の解除
スイッチを押してから解錠するまでの時間が短縮するの
で、受信ユニット2の応答性が高まり、操作性がより向
上する。
【0031】なお、本実施形態では、送信装置30と受
信ユニット2との通信媒体に電波を用いているが、赤外
線を用いてもよい。ただし、赤外線を使用する場合に
は、錠機構と送信装置30との間に遮蔽物がないように
しなければならない。
【0032】また、本実施形態では、錠機構の一例とし
て、後輪10にサークル錠1を取り付けたものを例示し
たが、後輪に限らず前輪でもよいし、サークル錠1のか
わりに箱型錠またはハンドルロック錠を用いてもよい。
【0033】
【発明の効果】本発明の自転車用施錠装置は、受信回路
のON時間を、IDコードを受信していない間は、例え
ばIDコードの一部しか受信できない第1の時間に設定
し、IDコードを受信したときのみ、そのON時間を長
くしてIDコードおよび解錠コマンドの全てを受信でき
る第2のON時間に設定するようにしたので、受信回路
のOFF時間を長く設定しなくて済み、送信装置および
受信装置の電池寿命が格段に延びて、ユーザーの電池交
換の手間と費用を抑えることができる。また、送信装置
からIDコードおよび解錠コマンドを送信してから解錠
するまでの時間が短縮するので、操作性がより向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用した自転車用施錠装置の概略構
成図である。
【図2】 サークル錠の構成を示す図である。
【図3】 携帯する送信装置の外観図である。
【図4】 送信ユニットの制御系のブロック図である。
【図5】 受信ユニットの制御系のブロック図である。
【図6】 受信タイミングと送信タイミングとを示すタ
イミングチャート図である。
【図7】 送信装置における解錠動作を示すフローチャ
ート図である。
【図8】 受信ユニットにおける解錠動作を示すフロー
チャート図である。
【図9】 受信ユニットにおける解錠動作を示すフロー
チャート図である。
【図10】 受信ユニットにおける解錠コマンドの受信
動作を示すフローチャート図である。
【符号の説明】
1 サークル錠 2 受信ユニット(受信回路) 3 ラチェット 4 アクチュエータ(モータ) 5 メカニカルキーシリンダ 8 ロック体 30 送信装置 32 解錠スイッチ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 IDコードおよび解錠コマンドを送信す
    る送信装置と、 自転車に備えられる施錠装置とから構成され、 前記施錠装置は、 自転車の走行を不能にする錠機構と、 前記送信装置から送信されたIDコードおよび解錠コマ
    ンドを受信する受信回路と、 電源から前記受信回路への電力供給を間欠的にON/O
    FFを制御する電力供給制御手段であって、そのON時
    間が、常時は短かい第1の時間であって、前記受信回路
    がこの第1のON時間中に前記送信装置から送信された
    IDコードを受信したときは該ON時間を第1の時間よ
    り長い第2の時間に変化させる電力供給制御手段と、 前記受信回路が受信したIDコードが記憶しているID
    コードと一致する正しいIDコードであるとき前記送信
    装置から送信された解錠コマンドに基づいて前記錠機構
    を解錠する解錠手段と、を有することを特徴とする自転
    車用施錠装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の自転車用施錠装置におい
    て、前記電力供給制御手段の第1の時間は、IDコード
    および解錠コマンドの一部しか受信することができない
    時間である自転車用施錠装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の自転車用施錠装置
    において、前記電力供給制御手段の第2の時間は、ID
    コードおよび解錠コマンドを全て受信できる時間である
    自転車用施錠装置。
  4. 【請求項4】請求項1ないし3のいずれか1項記載の自
    転車用施錠装置において、前記第2の時間内に、前記受
    信回路が解錠コマンドを受信しないときは、該第2の時
    間経過後、前記電力供給制御手段を介して、前記受信回
    路のON時間を前記第1の時間に設定し直す自転車用施
    錠装置。
  5. 【請求項5】請求項1ないし4のいずれか1項記載の自
    転車用施錠装置において、前記第1の時間は、受信信号
    がIDコードであるかどうかを検知するための最短時間
    である自転車用施錠装置。
  6. 【請求項6】請求項1ないし5のいずれか1項記載の自
    転車用施錠装置において、前記送信装置は、電波または
    赤外線を通信媒体としてIDコードおよび解錠コマンド
    を送信することを特徴とする自転車用施錠装置。
  7. 【請求項7】請求項1ないし6のいずれか1項に記載の
    自転車用施錠装置において、前記錠機構は、自転車の車
    輪の回転を拘束する錠機構であることを特徴とする自転
    車用施錠装置。
  8. 【請求項8】請求項1ないし7のいずれか1項に記載の
    自転車用施錠装置において、前記施錠機構は、自転車の
    ハンドルをロックする施錠機構であることを特徴とする
    自転車用施錠装置。
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