JP3352959B2 - 自転車用施錠装置 - Google Patents

自転車用施錠装置

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JP3352959B2 JP31664498A JP31664498A JP3352959B2 JP 3352959 B2 JP3352959 B2 JP 3352959B2 JP 31664498 A JP31664498 A JP 31664498A JP 31664498 A JP31664498 A JP 31664498A JP 3352959 B2 JP3352959 B2 JP 3352959B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、遠隔操作によって解錠できる自
転車用施錠装置に関する。
【0002】
【従来技術及びその問題点】自転車の盗難防止に用いら
れている自転車用施錠装置としては、従来、自転車にシ
リンダ錠を予め取り付け、その施錠装置によって車輪の
回転を規制し、自転車の移動、運転を困難にするもの、
容易に切断できないワイヤ等にシリンダ錠を組み合わせ
たものを車輪のスポークの間に通し、自転車の移動、運
転を困難にするもの、自転車に機械的に暗証番号を入力
するプッシュボタン錠を予め取り付け、その施錠装置に
よって車輪の回転を規制し、自転車の移動、運転を困難
にするもの等が知られている。また、ごく最近では、自
転車に赤外線等の光通信によって遠隔操作ができる錠を
予め取り付け、その施錠装置によって車輪の回転を規制
し、自転車の移動、運転を困難にするものも提案されて
いる。
【0003】さらに、最近提案されている遠隔操作によ
って解錠できる自転車用施錠装置は、自転車の持ち主に
よる解錠指令のみを受け入れるように、電池を駆動電源
として備え、受信した信号を所定の識別コードと比較し
て両者が一致した場合に施錠状態が解除できるようにし
ている(特開平8-260784号公報参照)。
【0004】ところが、以上の従来の自転車用施錠装置
は、次のような問題がある。まず、シリンダ錠を用いて
いるものにあっては、鍵の種類が物理的に限定されてし
まうことから、盗難防止性能の点からは満足のいくもの
ではない。一方、暗証番号を入力するプッシュボタン錠
を用いているものにあっては、シリンダ錠よりも盗難防
止性能は高いものの、夜間や急いでいるときには番号の
入力操作が煩わしく、操作性の点で不満があった。赤外
線等の光通信によって遠隔操作ができる錠の場合には、
盗難防止性能、操作性の点ではシリンダ錠、プッシュボ
タン錠を凌ぐが、光通信のため受光範囲が限定されるこ
とから、自転車が所狭しと並べられる駐輪場や非常に狭
小な場所での解錠操作にはなお操作性の点で改善の余地
が指摘されていた。
【0005】また、この錠は乾電池を電源としているた
めに、電池の寿命が短いという問題があった。この種の
錠の場合、電池寿命の問題は、メインテナンス性の面か
らどうしても解決しなければならない非常に重要な問題
である。
【0006】
【発明の目的】本発明は、このような従来の問題点に鑑
み、盗難防止性能及び操作性に優れ、さらに電池寿命も
格段と延ばすことができる自転車用施錠装置の提供を目
的とする。
【0007】
【発明の概要】本発明は、その第1の態様によると、自
転車の車輪の回転を拘束する錠機構と、送信装置から送
信される電波によりIDコードを受信した場合には、こ
のIDコードを記憶しているIDコードと照合し、一致
しているときにのみ、他のコードを受信する受信回路
と、電源からの電力を前記受信回路に間欠的に供給する
電力供給手段と、前記電力供給手段の間欠動作のインタ
ーバルを前記送信装置から送信されたインターバル切替
コードに基づいて設定するインターバル設定手段と、前
記電力供給手段が設定されたインターバルで電力を供給
している間に、前記受信回路によって解錠コードが受信
されたときに解錠動作する解錠手段とを施錠装置に設
け、前記送信手段には、前記インターバル切替コードを
出力するインターバル切替手段を設けたことを特徴とす
る。
【0008】本発明は、その第2の態様によると、自転
車の車輪の回転を拘束する錠機構と、送信装置から送信
される電波によりIDコードを受信した場合には、この
IDコードを記憶しているIDコードと照合し、一致し
ているときにのみ、他のコードを受信する受信回路と、
前記受信回路への電源からの電力を一定時間遮断するス
リープ手段と、前記スリープ手段の遮断時間を前記送信
装置から送信されたスリープタイマセットコマンドに基
づいて設定する遮断時間設定手段と、解錠コードが受信
されたときに前記錠機構の解錠動作をする解錠手段とを
施錠装置に設け、前記送信手段には、前記スリープタイ
マセットコマンドを送信する遮断時間送信手段を設けた
ことを特徴とする。前記遮断時間送信手段は、前記スリ
ープタイマセットコマンドの一部を形成する遮断時間
を、操作の度に変更するスリープスイッチを含み、前記
スリープスイッチの操作後、一定時間の間は前記スリー
プスイッチの操作による遮断時間の変更を受け付けるよ
うに構成することが好ましい。
【0009】
【発明の実施形態】本実施形態の自転車用施錠装置は、
次のような特徴を有する。暗証番号として16ビット長
以上のIDコードを書き込んだEP-ROMを送信ユニ
ットと受信ユニットのCPUに内蔵させ、盗難防止性能
を高めている。
【0010】また、送信ユニットと受信ユニットとの間
の通信媒体に電波を使用し、また、受信ユニットには施
解錠時に点滅するLEDを内蔵して、操作性を向上させ
ている。さらに、送信ユニットには、受信ユニットの受
信回路に間欠的に電力を供給する受信回路電源制御回路
の間欠動作のOFF時間を2段階に切り換えることがで
きるインターバル切替スイッチを設けるとともに、長時
間解錠しない場合に、低消費電力タイマを作動させて受
信回路の電源を完全にOFFさせ、CPUもストップモ
ードに設定(停止)するスリープスイッチを設けて、電
池寿命を格段に延ばしている。
【0011】また、スリープスイッチを押す回数によっ
てスリープ時間(遮断時間)の調整が可能であり、誤操
作を防止するため、スリープスイッチを押した後、一定
時間だけスリープ時間の変更を受け付けるようにしてい
る。
【0012】図1は、自転車側に取り付けられ、自転車
の車輪の回転を拘束する錠機構の一例を示している。こ
の錠機構の機械構成は、通常のメカニカルキーシリンダ
付サークル錠と同一であり、自転車に予め固定して取り
付けられる。サークル錠1には、送信ユニット(後述す
る)からのIDコード等を受信する受信ユニット2と、
解錠時にラチェット5を駆動するアクチュエータ3と、
アクチュエータ3とは別の機械的な鍵によりラチェット
5を駆動するメカニカルキーシリンダ4とが設けられて
いる。このメカニカルキーシリンダ4は、電源(乾電
池)の消耗時または故障時に非常用として設けられてい
るものである。
【0013】自転車の車輪10は、不完全円環部6の中
心に位置しており、ロック体7を不完全円環部6に沿っ
て回動させて車輪10のフォーク11との干渉位置に移
動させるとロック状態、非干渉位置に移動させるとロッ
ク解除状態となる。ラチェット5は、ロック体7をロッ
ク位置に保持するものであり、アクチュエータ3または
キーシリンダ4によってラチェット5を作動させると、
図示しないばね手段により、ロック体7がロック解除位
置に移動する。なお、図示はされていないが、受信ユニ
ット2やアクチュエータ3を作動させる直列接続された
2本のUM3乾電池が電源として備えられている。
【0014】送信ユニットから解錠のためにIDコード
と解錠コマンドが送られてくると、受信ユニット2がこ
のIDコードと記憶されているIDコードとを照合し、
両IDコードが一致している場合には、アクチュエータ
3を駆動させてラチェット5を引き上げる。これによっ
てロック体7がスプリング力で引き戻されてケース内部
に自動的に収容され、解錠状態になる。なお、アクチュ
エータ3とラチェット5により解錠手段が構成される。
【0015】図2は、受信ユニット2の制御系のブロッ
ク図である。この制御系は、送信ユニットから送られる
IDコードと解錠コマンドを受信し、そのIDコードを
記憶されているIDコードと照合し、両IDコードが一
致している場合には、アクチュエータ3のモータに駆動
信号を与えるという解錠機能を有している。また、受信
回路の消費電力を低減させるために、受信回路に間欠的
に電力を供給するインターバル切替機能と、長時間解錠
しない場合に、受信回路の電源を完全にOFFさせ、C
PUもストップモード(停止)に設定するスリープセッ
ト機能を有している。図中のRF AMP13は、送信
ユニットから電波として送信される16ビット長以上の
IDコードをアンテナ12を介して受信し、この電波を
増幅するものである。
【0016】検波回路14は、RF AMP13から出
力された増幅後の電波をデジタル信号(16ビット長以
上のIDコード)に変換する機能を有するものである。
CPU16は、その内部に暗証番号として16ビット長
以上のIDコードを書き込んだEP-ROMを有し、検
波回路14によってデジタル信号に変換された16ビッ
ト長以上のIDコードとEP-ROMに記憶されている
16ビット長以上のIDコードとを比較して両IDコー
ドが一致しているかどうかを判断し、一致している場合
には、モータ駆動回路18に駆動信号を出力したり、一
定時間LEDを点滅させる機能を有しているものであ
る。つまり、送信された暗証番号と登録されている暗証
番号とを比較して解錠の処理をする機能を有している。
なお、このEP-ROMのIDコードは、工場出荷時に
書き込まれる。
【0017】IDコードは、16ビット長以上であるの
で、216(約6万5千通り)以上の組み合わせが可能で
あり、実用上の盗難防止性能は非常に高くなっている。
また、CPU16は、上記したインターバル切替機能と
スリープセット機能とを有しているが、これらの機能
は、後述の低消費電力タイマと受信回路電源制御回路と
によって実現される。これらの機能の詳しい説明は後述
する。
【0018】モータ駆動回路18は、CPU16によっ
て両IDコードが一致していると判断された場合に、C
PU16から出力される駆動信号を受けて、アクチュエ
ータ3内のモータを駆動する回路である。UM3乾電池
20は、2本の乾電池を直列接続したもので、受信ユニ
ット2に電力を供給する電源として機能する。受信回路
電源制御回路22は、インターバル切替機能とスリープ
セット機能を実現させる回路であって、UM3乾電池2
0とCPU16に接続され、CPU16からの電源O
N,OFF指令を受けて、受信回路、すなわちRF A
MP13と検波回路14への電源供給を制御する回路で
ある。したがって、RF AMP13と検波回路14
は、CPU16から電源ONの指令が出力されていると
きにはUM3乾電池20に接続されることになり、CP
U16から電源OFFの指令が出力されているときには
UM3乾電池20との接続が遮断されることになる。
【0019】低消費電力タイマ24もまた、インターバ
ル切替機能とスリープセット機能を実現させるものであ
って、受信ユニット2の電力消費を極力少なくするため
に設けたものであり、CPU16は、低消費電力タイマ
24の設定時間にもとづいて受信回路電源制御回路22
に電源ON,OFF指令を出力する。なお、この低消費
電力タイマ24のON時間、OFF時間は、後述の送信
装置からのインターバル切替スイッチ34の設定位置
(インターバル切替スイッチコード)とスリープスイッ
チ36の押し下げ回数(スリープタイマセットコマン
ド)に基づいてCPU16が設定するようになってい
る。
【0020】なお、インターバル切替スイッチコードと
スリープタイマセットコマンドは、IDコードとともに
送られるようになっている。また、受信回路電源制御回
路22は、電力供給手段を構成し、CPU16、低消費
電力タイマ24は、インターバル設定手段を構成し、イ
ンターバル切替スイッチ34はインターバル切替手段を
構成する。
【0021】図3は、携帯する送信装置30の外観図で
ある。送信装置30には、解錠する際に操作する解錠ス
イッチ32と、受信ユニット2の受信回路の間欠動作の
OFF時間を2段階に切り替えることができるインター
バル切替スイッチ34と、長時間解錠しない場合に、受
信ユニット2の受信回路の電源を完全にOFFさせ、C
PU16もストップモード(停止)に設定するスリープ
スイッチ36とが設けられている。
【0022】また、送信装置30には、送信装置の電源
としてのリチウム電池と、解錠スイッチ32が押された
場合のIDコードと解錠コマンド、インターバル切替ス
イッチ34が押された場合のインターバル切替スイッチ
コード、スリープスイッチ36の押し下げ回数に関する
スリープタイマセットコマンドを電波にして出力する送
信ユニットとが内蔵されている。なお、スリープスイッ
チ36は、遮断時間送信手段として機能する。
【0023】解錠スイッチ32が押されると、IDコー
ド、解錠コマンドが送信される。インターバル切替スイ
ッチ34が切り替えられた場合にも、その設定位置のみ
(インターバル切替スイッチコード)が送信される。解
錠スイッチ32が押されたとき以外にもインターバル切
替スイッチ34の設定位置を送信できるようにすること
によって、施錠後自転車から離れるときにも受信回路の
間欠動作のOFF時間を変更することができる。なお、
このインターバル切替スイッチ34の設定位置は送信ユ
ニットにも記憶され、1送信当たりの送信時間を変更す
るのに用いられる。スリープスイッチ36が押し下げら
れると、その押し下げ回数に応じたスリープタイマセッ
トコマンドが送信される。
【0024】図4は、送信ユニットの制御系のブロック
図である。この制御系は、図3に示した解錠スイッチ3
2が押されたときにIDコードと解錠コマンドを電波で
出力する機能と、インターバル切替スイッチ34の設定
位置を読み込んで、この位置をコード化してIDコード
と共にインターバル切替スイッチコードとして電波で出
力する機能と、スリープスイッチ36が押されたとき
に、そのスイッチの押し下げ回数に応じた押し下げ回数
をコード化してIDコードと合わせてスリープタイマセ
ットコマンドとして電波で出力する機能とを有してい
る。図中のスイッチは、解錠スイッチ32、インターバ
ル切替スイッチ34、スリープスイッチ36を総称した
ものであり、CPU40に接続されている。
【0025】CPU40は、スリープ手段及び遮断時間
設定手段として機能し、その内部に暗証番号として16
ビット長以上のIDコードを書き込んだEP-ROMを
有し、解錠スイッチ32が押されたときにこのIDコー
ドを読み込んで解錠コマンドと共にRF OSC42に
出力する機能を有しているものである。つまり、暗証番
号を出力する機能を有している。なお、このEP-RO
MのIDコードは、受信ユニット2のCPU16と同様
に工場出荷時に書き込まれる。
【0026】また、CPU40は、インターバル切替ス
イッチ34の設定位置を読み込んで記憶し、この位置を
コード化してIDコードと合わせてインターバル切替ス
イッチコードとしてRF OSC42に出力する機能
と、スリープスイッチ36が押されたときに、そのスイ
ッチの押し下げ回数に応じた押し下げ回数をコード化し
てIDコードと合成してスリープタイマセットコマンド
としてRF OSC42に出力する機能とを有してい
る。
【0027】RF OSC(発信変調回路)42は、C
PU40から出力されるIDコード、解錠コマンド、イ
ンターバル切替スイッチコード、スリープタイマセット
コマンドを電波にしてアンテナ44から出力するもので
ある。
【0028】リチウム電池46は、送信ユニットに電力
を供給する電源として機能する。送信回路電源制御回路
48は、スリープ手段として機能し、インターバル切替
機能を実現させる回路であって、リチウム電池46とC
PU40に接続され、CPU40からの電源ON,OF
F指令を受けて、RF OSC42への電力供給を制御
する回路である。したがって、RF OSC42は、C
PU40から電源ONの指令が出力されているときには
リチウム電池46に接続されることになり、CPU40
から電源OFFの指令が出力されているときにはリチウ
ム電池46との接続が遮断されることになる。
【0029】なお、RF OSC42への電力の間欠供
給の制御は、インターバル切替スイッチ34の設定位置
に基づいて行われている。インターバル切替スイッチ3
4の設定位置によって、1送信当たりの送信時間が変更
される。
【0030】次に、以上の図1から図4の構成に基づい
て、本発明の自転車用施錠装置の概略の解錠機能を説明
する。まず、送信装置30の解錠スイッチ32が押され
ると、CPU40は記憶されているIDコードをEP-
ROMから読み出し、読み出されたIDコードと解錠コ
マンドとが組み合わされ、RF OSC42によって電
波に変換されてアンテナ44から送信される。なお、通
信媒体として電波を用いているので、送信装置30と施
錠装置との相対的な位置の制約は距離のみとなり、操作
性は向上される。
【0031】次に、送信された電波は、施錠装置に設け
られている受信ユニット2のアンテナ12を介してRF
AMP13で受信され、検波回路14によって元のI
Dコード(デジタル)に変換される。CPU16は、こ
の変換後のIDコードとCPU16のEP-ROMに記
憶されているIDコードとを照合し、一致すれば解錠コ
マンドに基づいてモータ駆動回路18に駆動信号を出力
してアクチュエータ3を作動させ、ラチェット5を引き
上げて解錠する。これと同時に受信ユニット2に内蔵さ
れているLEDを数秒間点滅させて解錠されたことを報
知する。
【0032】次に、本発明の自転車用施錠装置のインタ
ーバル切替機能の概略を説明する。受信ユニット2の省
電力を実現するため、送信装置30から電波が送信され
ていない間は、受信ユニット2のCPU16、低消費電
力タイマ24と受信回路電源制御回路22の動作によっ
て、受信回路への電力供給が間欠的に行われるように電
源のON,OFFを制御する。この電源ON,OFFの
間欠動作のインターバルは、送信装置30のインターバ
ル切替スイッチ34の設定位置によって決まる。
【0033】このような制御をするのは、受信回路(R
F AMP13と検波回路14)の回路電流は比較的大
きく、これを連続的に供給していると、UM3乾電池2
0の寿命が短くなってしまうからである。この乾電池
(通常は容易にいたずらなどされないように鍵付のケー
スに収納されている)の交換を頻繁にするのではメイン
テナンス性が悪くなるので、受信回路への電力供給を間
欠的に行なうことで、平均回路電流を小さくして乾電池
の消耗が少なくなくなるようにしている。
【0034】ただ、その間欠的な電源供給のOFF時間
をあまり長くしてしまうと、図5及び図6にも示してあ
るが、IDコードが確実に受信できるようにするために
は、送信装置30からの送信時間(IDコードを送り続
ける時間)をそのOFF時間よりも十分に長くする必要
があるので、受信ユニット2の電力消費が削減できて
も、逆に送信装置のリチウム電池46の電力消費が多く
なってしまうし、また、受信ユニット2の応答性が悪化
してしまうという問題が発生する。したがって、このO
FF時間には適切な時間が設定されるべきである。
【0035】この点を考慮して、本実施の形態では、イ
ンターバル切替スイッチ34によるOFF時間を短イン
ターバルと長インターバルとの2段階に切替できるよう
にしている。なお、このOFF時間は2段階以外にも複
数の段階の設定ができるようにしてもよいし、決められ
た時間の範囲内で無段階で設定できるようにしてもよ
い。
【0036】図5及び図6は、インターバル切替スイッ
チ34によって、OFF時間を切り替えた場合の受信タ
イミングと送信時間の対応例を示している。図5は、イ
ンターバル切替スイッチ34で短インターバルに切り替
えた場合の受信タイミングと送信タイミングとを示すタ
イムチャートであり、図6は長インターバルに切り替え
た場合である。
【0037】図5に示すように短インターバルに設定し
た場合には、OFF時間(t9 )が短く、受信回路の電
源供給の周期(t8 +t9 )が短くなるので、送信装置
30の送信時間(IDコードを送信し続ける時間)も短
くてよい。つまり、最低t10以上の時間を確保すればよ
い。ところが、図6に示すように長インターバルに設定
すると、OFF時間(t11)が長くなり、受信回路の電
源供給の周期(t8 +t11)も長くなるので、送信装置
30の送信時間(IDコードを送信し続ける時間)は長
くなければならなくなる。つまり、最低t12以上の時間
を確保しなければならなくなる。
【0038】したがって、インターバルが長くなると受
信回路の作動時間が相対的に短くなって受信回路の消費
電力が減少し、その結果、施錠装置の電池寿命は延び
る。逆に、反応時間は最大で設定したインターバルと同
じ時間だけかかることになり、応答性が落ちると共に、
送信時間は延びるので、送信装置30の消費電力は大き
くなり、電池寿命が短くなる。したがって、このOFF
時間は受信側及び送信側の電池寿命がそれぞれ最大にな
るような適切な時間を設定しなければならない。
【0039】次に、本発明の自転車用施錠装置のスリー
プセット機能の概略を説明する。このスリープセット機
能は、施錠をしてから解錠されるまでに明らかに時間の
ある場合に有効な機能であり、インターバル切替機能と
同様に、受信ユニット2の省電力が実現できる。
【0040】スリープスイッチ36が押されると、受信
ユニット2の低消費電力タイマ24に、スリープスイッ
チ36の押し下げ回数に応じた時間がOFF時間として
設定され、CPU16と受信回路電源制御回路22の動
作によって、設定されたOFF時間だけ受信回路の電源
を完全にOFFさせ、CPU16自体もストップモード
に設定(停止)する。このような制御をするのは、イン
ターバル切替機能を用いる場合と同様の理由からであ
る。
【0041】図7は、スリープスイッチ36を操作した
場合の送信ユニットと受信ユニット2の動作を示すタイ
ムチャートである。このスリープスイッチ36が押され
ると(図では2回押し下げている例を示す)、スリープ
セット機能が動作し、t7 秒経過後(t7秒以内であれ
ばスリープスイッチの押し下げを認識し、押し下げ回数
を追加可能)にスリープコードが送信される(スリープ
時間の設定変更は、t13秒の間可能である)。このモー
ドに設定されると、受信ユニット2の低消費電力タイマ
24に、スリープスイッチ36の押し下げ回数の設定を
した後、受信回路電源制御回路22にCPU16からO
FFF信号が出力され受信回路の電力供給を完全に遮断
し、さらにCPU16もストップモードにし、受信ユニ
ット2の消費電力を極力抑えることができるようにして
いる。
【0042】スリープセット機能は、スリープスイッチ
36を押した回数に比例した時間だけ有効になる。たと
えば、2回押すと4時間、4回で8時間有効にすること
ができる。
【0043】送信ユニットは、スリープスイッチ36を
押し終わったことを確認する時間(t13秒)の経過後に
設定されたスリープコードを送信する。スリープコード
は、IDコードと、スリープスイッチ36を押した回数
の情報で構成されている。
【0044】受信ユニット2は、送信装置30からのス
リープコード、すなわちIDコードとスリープタイマセ
ットコマンドを受信してから設定変更に対応するための
変更可能時間経過後に、低消費電力タイマ24を作動さ
せ、受信回路の電源を完全に遮断し、かつCPU16も
ストップモードにし入る(スリープ状態)。低消費電力
タイマ24の設定時間経過後にCPU16は割り込みに
よって一旦ストップモードから復帰し、時間チェックを
行って、スリープスイッチ36を押した回数に達した
ら、通常動作に戻り、達していなかったら再び消費電力
タイマ24を作動させてスリープ状態に入る。
【0045】上記のようなインターバル切替機能とスリ
ープセット機能は単独で使用しても良いし、併用しても
良い。この2つの省電力機能によって、電池の寿命を従
来と比べて飛躍的に延ばすことができる。
【0046】本発明の自転車用施錠装置の概略の動作は
以上であるが、次に、受信ユニットと送信ユニットの具
体的な動作例を、機能別に図8から図14のフローチャ
ートに基づいて詳細に説明する。
【0047】[受信ユニットの解錠機能]図8及び図9
に示すフローチャートは、受信ユニット2における解錠
動作を示すフローチャートである。サークル錠1が施錠
されると、サークル錠1に内蔵されている施錠スイッチ
がONし(S1)、この施錠スイッチのONによって施
錠状態が検出されると、CPU16がストップモードを
解除して起動し(S2)、受信ユニット2に内蔵されて
いるLEDをt2 秒だけt1 の間欠周期で点滅させる
(S3)。検出の信頼性を高めるために、EP-ROM
に記憶されている照合用のIDコードを2回連続して読
み出し(S4,S5)、1回目と2回目のIDコードが
一致していれば(S6)、IDコード受信待ちの状態で
待機する。
【0048】送信ユニットからIDコードと解錠コマン
ドが送信されると、そのIDコードを受信して(S
7)、照合用のIDコードと照合し、両IDコードが一
致していれば(S8)、解錠コマンドを受信する(S
9)。
【0049】次に、LEDを施錠時とは異なるt3 秒だ
けt1 秒の間欠周期で点滅させ(S10)、アクチュエ
ータ3のモータを動作させ(S11)、t4 秒動作の後
モータの動作を停止してラチェット5を引き上げる(S
12,S13)。以上の動作の終了後、CPU16を再
びストップモードに設定する。
【0050】[受信ユニットのインターバル切替機能]
図10に示すフローチャートは、受信ユニット2におけ
るインターバル切替動作を示すフローチャートである。
図8に示したフローチャートにおいて、IDコード受信
待ちの状態で待機している間に、送信ユニットからID
コードとインターバル切替スイッチコードが送信される
と、初回のみIDコードを受信し(S20)、IDコー
ドが一致していれば(S21)、インターバル切替スイ
ッチコードを受信し(S22)、受信したインターバル
タイマ(低消費電力タイマ24の1つ)の設定が短イン
ターバルであれば、インターバルタイマを短インターバ
ルに設定し(S23,S24)、一方、受信したインタ
ーバルタイマの設定が長インターバルであれば、インタ
ーバルタイマを長インターバルに設定する(S23,S
25)。なお、インターバルの切替を行わずに解錠する
場合には(S22:NO)、インターバルタイマの設定
は行わない。
【0051】以上の処理で、図5に示した時間t9 の設
定、または図6に示した時間t11の設定がされることに
なる。以上の処理が終了すると、インターバル受信時間
t8経過後、受信回路電源制御回路24が受信回路への
電力供給を遮断し(S27、S28)、インターバル受
信停止時間(短インターバルに設定されている場合には
t9秒、長インターバルに設定されている場合はt11
秒)の経過を待って、受信回路電源制御回路24が受信
回路へ電力を供給する(S29、S30)。
【0052】一方、2回目以降はIDコードを受信しな
いので、次のように受信回路のON,OFF制御をする
(S20:NO)。すなわち、インターバル受信時間t
8 経過後、受信回路電源制御回路24が受信回路への電
力供給を遮断し(S27,S28)、インターバル受信
停止時間(短インターバルに設定されている場合にはt
9 秒、長インターバルに設定されている場合にはt11
秒)の経過を待って、受信回路電源制御回路24が受信
回路へ電力を供給する(S29,S30)。つまり、イ
ンターバルタイマが短インターバルに設定されている場
合には、受信回路にはt8 時間電力が供給され、その後
t9 時間電力が供給されなくなるというインターバルを
繰り返し、受信回路に電力が間欠供給される。また、イ
ンターバルタイマが長インターバルに設定されている場
合には、受信回路にはt8 時間電力が供給され、その後
t11時間電力が供給されなくなるというインターバルを
繰り返し、受信回路に電力が間欠供給されることになる
(図5、図6参照)。
【0053】[受信ユニットのスリープセット機能]図
11に示すフローチャートは、受信ユニット2における
スリープセット動作を示すフローチャートである。図8
に示したフローチャートにおいて、IDコード受信待ち
の状態で待機している間に、送信ユニットからIDコー
ドとスリープタイマセットコマンドが送信されると、I
Dコードを受信し(S40)、IDコードが一致してい
れば(S41)、スリープタイマセットコマンドを受信
して(S42)、スリープスイッチ36の押し下げ回数
をセットする(S43)。このスリープスイッチ36の
押し下げ回数のセットは、スリープタイマセットコマン
ドが受信されないとき、つまり、スリープスイッチ36
が押されないで解錠スイッチ32が押された場合には行
われない。
【0054】以上の処理が終了すると、解錠コマンドの
受信を条件に(S44)、図9のフローチャートのS1
0以降のステップの処理をして解錠する。解錠コマンド
が受信されなければ、スリープタイマの変更可能時間t
13の経過後(この時間の経過前であれば、スリープスイ
ッチ36の押し直しがきき、スリープ時間を変更をする
ことができる。)、単位時間t14(1回のスリープスイ
ッチ36の押し下げに対して受信回路の電力供給をOF
Fする時間)をセットした後(S45,S46)、受信
回路電源制御回路24が受信回路への電力供給を遮断
し、CPU16をストップモードに設定する(S47,
S48)。
【0055】次に、単位時間t14経過後、単位時間の割
り込みが発生することで、CPU16がストップモード
から復帰し(S49,S50)、スリープスイッチ36
の押し下げ回数を1回だけ減算する(S51)。以上の
S49からS51までのステップの処理は、単位時間t
14が経過する度に繰り返され、減算した押し下げ回数が
0になるまで続けられ(S52)、減算した押し下げ回
数が0になれば、受信回路電源制御回路24が受信回路
への電力供給を開始する(S53)。
【0056】つまり、スリープスイッチ36が押された
場合には、その押し下げ回数に単位時間t14を掛けた時
間だけ受信回路への電力供給が行われなくなるとともに
CPU16がその動作を停止し、単位時間t14経過の度
に一定時間だけ受信回路に電力が供給され、CPU16
も起動される。この処理が設定されたスリープ時間経過
するまで繰り返される(図7参照)。
【0057】[送信ユニットの解錠機能]図12に示す
フローチャートは、送信ユニットにおける解錠動作を示
すフローチャートである。送信装置30の解錠スイッチ
32が押されると、CPU40に解錠スイッチの割り込
みが入り(S60)、CPU40のストップモードが解
除される(S61)。CPU40は、検出の信頼性を高
めるために、EP-ROMに記憶されている送信用のI
Dコードを2回連続して読み出し(S62,S63)、
1回目と2回目のIDコードが一致していれば(S6
4)、RF OSC42(送信回路)の電源をONにす
る(S65)。
【0058】RF OSC42は、読み出したIDコー
ドと解錠コマンドとを、設定されているt5周期の電波
を短インターバルに設定されている場合にはt9秒、長
インターバルに設定されている場合にはt11秒の間送信
する(S66-S68)。この送信が終了すると、RF
OSC42(送信回路)の電源をOFFにして、CP
U40をストップモードに設定して停止させる(S6
9)。
【0059】[送信ユニットのインターバル切替機能]
図13に示すフローチャートは、送信ユニットにおける
インターバル切替動作を示すフローチャートである。イ
ンターバル切替スイッチ34が切り替えられると、イン
ターバル切替スイッチ34の割り込みが入り(S7
0)、CPU40のストップモードが解除される(S7
1)。CPU40は、インターバル切替スイッチ34が
短インターバル側に設定されているのか、長インターバ
ル側に設定されているのかを認識し(S72)、これを
コード化して、インターバル切替スイッチコードとし、
RF OSC42(送信回路)の電源をONにする(S
73,S74)。RF OSC42は、読み出したID
コードとコード化したインターバル切替スイッチコード
とを、設定されている送信間隔時間t5 毎に送信時間t
6 の間送信する(S75-S77)。この送信が終了す
ると、RF OSC42(送信回路)の電源をOFFに
して、CPU40をストップモードに設定して停止させ
る(S78)。
【0060】[送信ユニットのスリープセット機能]図
14に示すフローチャートは、送信ユニットにおけるス
リープセット動作を示すフローチャートである。スリー
プスイッチ36が押されると、CPU40にスリープス
イッチの割り込みが入り(S80)、CPU40のスト
ップモードが解除される(S81)。CPU40は、ス
リープスイッチ36の押し下げ回数をカウントする(S
82)。タウント後、t7 時間内にスリープスイッチ3
6が押し下げられると、これを認識して押し下げ回数の
カウントを追加する(S83,S84)。カウント後t
7時間内にスリープスイッチ36の押し下げがないと
(t7時間内に押し下げがあると追加される)、RF
OSC42(送信回路)の電源をONにする(S8
5)。
【0061】RF OSC42は、読み出したIDコー
ドとスリープタイマセットコマンドとを、設定されてい
る送信間隔時間t5 毎に送信時間t6 の間送信する(S
86-S88)。この送信が終了すると、RF OSC
42(送信回路)の電源をOFFにして、CPU40を
ストップモードに設定して停止させる(S89)。
【0062】以上の説明のように、本実施形態における
自転車用施錠装置では、暗証番号として16ビット長以
上のIDコードを使用しているので、216(約6万5千
通り)以上の組み合わせが可能であり、数百通りの組み
合わせしかできない従来の機械的な自転車用施錠装置に
比較して、実用上の盗難防止性能を格段に高くすること
ができる。
【0063】また、解錠時には暗証番号をその都度入力
する必要がなく、送信装置の解錠スイッチを押すだけで
あるので、操作性が良好であり、高齢者の方でも容易に
操作できる。さらに、送信ユニットと受信ユニット間の
通信媒体に電波を使用したので、光通信式のように障害
物に遮られて解錠に支障を来すようなことがなく、伝送
可能な距離の範囲内であれば、確実に解錠させることが
でき、操作性が向上することになる。また、受信ユニッ
トには解錠時に点滅するLEDを内蔵しているので、暗
闇でも自転車の位置を認識することができるようにな
り、また操作性も向上することになる。
【0064】受信ユニットのOFF時間を長くする長イ
ンターバル(送信ユニットの電池消耗が多い)と、その
OFF時間を短くする短インターバル(受信ユニットの
電池消耗が多い)とをバランスよく組み合わせることが
できるので、電池寿命を延ばすことができ、ユーザーの
電池交換の手間と費用を抑えることができる。
【0065】長時間使用しない場合には、受信ユニット
の電源供給を完全にOFFし、受信ユニットのCPUも
停止させることができるようにしたので、さらに電池寿
命を延ばすことができる。スリープスイッチの操作は、
スイッチを押した後一定時間だけ受付けるようにしたの
で、スリープスイッチの誤操作を防止することができ
る。
【0066】
【発明の効果】本発明の自転車用施錠装置は次のような
効果を奏する。通信媒体に電波を使用したので、光通信
式のように障害物に遮られて解錠に支障を来すようなこ
とがなく、伝送可能な距離の範囲内であれば、確実に解
錠させることができ、操作性が向上する。受信回路に間
欠的に電力を供給するようにしたので、受信回路の消費
電力を低減させることができ、電池寿命が延びて、ユー
ザーの電池交換の手間と費用を抑えることができる。さ
らに、インターバル切替えスイッチにより間欠供給のO
FF時間を長くすることで受信回路の消費電力をさらに
低減させて電池寿命を延ばすことができる。長時間使用
しない場合には、受信回路への電源供給を完全に遮断さ
せるようにしたので、さらに電池寿命を延ばすことがで
きる。受信回路への電源供給を一定時間遮断するスリー
プ時間の再設定は、スリープ時間設定後一定時間だけ受
付けるようにすることで、スリープスイッチの誤操作を
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 自転車側に取り付けられる施錠装置の概略構
成図である。
【図2】 受信ユニットの制御系のブロック図である。
【図3】 携帯する送信装置の外観図である。
【図4】 送信ユニットの制御系のブロック図である。
【図5】 インターバル切替スイッチで短インターバル
に切り替えた場合の受信タイミングと送信タイミングと
を示すタイムチャート図である。
【図6】 インターバル切替スイッチで長インターバル
に切り替えた場合の受信タイミングと送信タイミングと
を示すタイムチャート図である。
【図7】 スリープスイッチを操作した場合の送信ユニ
ットと受信ユニットの動作を示すタイムチャート図であ
る。
【図8】 施錠からコード待ち受け状態になるまでの動
作を示すフローチャート図である。
【図9】 受信ユニットにおける解錠動作を示すフロー
チャート図である。
【図10】 受信ユニットにおけるインターバル切替動
作を示すフローチャート図である。
【図11】 受信ユニットにおけるスリープセット動作
を示すフローチャート図である。
【図12】 送信ユニットにおける解錠動作を示すフロ
ーチャート図である。
【図13】 送信ユニットにおけるインターバル切替動
作を示すフローチャート図である。
【図14】 送信ユニットにおけるスリープセット動作
を示すフローチャート図である。
【符号の説明】
1 サークル錠 2 受信ユニット 3 アクチュエータ 4 メカニカルキーシリンダ 5 ラチェット 12 44 アンテナ 30 送信装置 32 解錠スイッチ 34 インターバル切替スイッチ 36 スリープスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05B 49/00 E05B 71/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自転車の車輪の回転を拘束する錠機構
    と、 送信装置から送信される電波によりIDコードを受信し
    た場合には、このIDコードを記憶しているIDコード
    と照合し、一致しているときにのみ、他のコードを受信
    する受信回路と、 電源からの電力を前記受信回路に間欠的に供給する電力
    供給手段と、 前記電力供給手段の間欠動作のインターバルを前記送信
    装置から送信されたインターバル切替コードに基づいて
    設定するインターバル設定手段と、 前記電力供給手段が設定されたインターバルで電力を供
    給している間に、前記受信回路によって解錠コードが受
    信されたときに上記錠機構の解錠動作をする解錠手段と
    を施錠装置に設け、 前記送信手段には、前記インターバル切替コードを出力
    するインターバル切替手段を設けたことを特徴とする自
    転車用施錠装置。
  2. 【請求項2】 自転車の車輪の回転を拘束する錠機構
    と、 送信装置から送信される電波によりIDコードを受信し
    た場合には、このIDコードを記憶しているIDコード
    と照合し、一致しているときにのみ、他のコードを受信
    する受信回路と、 前記受信回路への電源からの電力を一定時間遮断するス
    リープ手段と、 前記スリープ手段の遮断時間を前記送信装置から送信さ
    れたスリープタイマセットコマンドに基づいて設定する
    遮断時間設定手段と、 解錠コードが受信されたときに前記錠機構の解錠動作を
    する解錠手段とを施錠装置に設け、 前記送信手段には、前記スリープタイマセットコマンド
    を送信する遮断時間送信手段を設けたことを特徴とする
    自転車用施錠装置。
  3. 【請求項3】 前記遮断時間送信手段は、前記スリープ
    タイマセットコマンドの一部を形成する遮断時間を、操
    作の度に変更するスリープスイッチを含み、前記スリー
    プスイッチの操作後、一定時間の間は前記スリープスイ
    ッチの操作による遮断時間の変更を受け付けるように構
    成した請求項2に記載の自転車用施錠装置。
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