JP2002240757A - 軽車両における遠隔ロック操作装置 - Google Patents

軽車両における遠隔ロック操作装置

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JP2002240757A JP2001042272A JP2001042272A JP2002240757A JP 2002240757 A JP2002240757 A JP 2002240757A JP 2001042272 A JP2001042272 A JP 2001042272A JP 2001042272 A JP2001042272 A JP 2001042272A JP 2002240757 A JP2002240757 A JP 2002240757A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャビンを有しない軽車両において,遠隔ロ
ック操作装置の赤外線受信部をバッテリの負担軽減のた
めに車両1台につき只1個だけ使用しても,この種の軽
車両に要求される赤外線受信部の指向範囲をシートや後
部車体の影響を受けることなく容易にカバーできるよう
にする。 【解決手段】 赤外線受信部Rは,その受信面を後向き
として車体前半部の車幅方向中央に配設されていて,後
方から発せられた赤外線信号の受信が該受信部Rよりも
後方側の車両付属品S及び後部車体Frによっては妨害
されない高さに置かれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,キャビンを有しな
い軽車両における遠隔ロック操作装置に関する。尚,本
発明において「キャビンを有しない軽車両」とは,鞍乗
り型又は腰掛け式の二輪車,三輪車又は四輪車の何れで
もよく,また原動機の有無は問わない。例えば二輪車に
は,オートバイ,スクータ,自転車等が含まれる。
【0002】
【従来の技術】従来のオートバイやスクータ等において
は,盗難や悪戯の防止のための種々のロック機構,例え
ばメインスタンドロック機構,ハンドルロック機構,シ
ートロック機構等が車体適所に設けられており,これら
ロック機構は,車体側に設けたロック操作部を乗員が直
接キー操作することにより,任意にロック・ロック解除
できるようになっている。
【0003】一方,近年の四輪自動車においては,赤外
線信号を用いた遠隔ロック操作装置によりドアロック機
構をキー無しでロック・ロック解除できるようにしたも
のが広く知られており,その従来装置では,赤外線信号
に対する広い指向性を確保するために数個の赤外線受信
部を車両の適宜箇所に分散配置していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこでキャビンを持た
ないオートバイ等の軽車両における上記ロック機構を,
赤外線信号を用いた遠隔ロック操作装置によりキー無し
でロック・ロック解除できるようにすることが考えられ
る。
【0005】この場合,上記軽車両は,四輪自動車と異
なり,搭載するバッテリの容量がかなり小さいため,四
輪自動車のように数個の赤外線受信部を同時使用したの
では,それらの総待ち受け電流がバッテリ容量に比べ過
大となってしまい,これがバッテリ上がりを頻繁に招い
てエンジンの始動不良やバッテリの耐久性を損なう等の
不具合を生じさせる虞れがある。
【0006】また上記軽車両において赤外線受信部に要
求される指向性は,乗車経路やシート開閉等の使い勝手
を考慮すると,概ね,図1に示す如く車両の左右ハンド
ルグリップの車体前後位置から後向きに見て車体縦中心
線に対して左右45度の範囲にあり,従って,赤外線受
信部の取付け位置は,該受信部がシートや後部車体の影
響を受けずに上記指向範囲を少なくともカバーできるよ
うな位置に設定されることが望ましい。
【0007】本発明は,上記に鑑み提案されたもので,
上記要求を満足させる構造簡単な,軽車両における遠隔
ロック操作装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に,本発明は,キャビンを有しない軽車両における遠隔
ロック操作装置であって,携帯可能な赤外線送信器と,
この送信器が発した赤外線信号を受信可能な赤外線受信
部と,車体に装備されるロック機構をロック・ロック解
除し得るロックアクチュエータと,赤外線受信部が受信
した赤外線信号に基づいてロックアクチュエータを作動
制御する制御装置とを備え,前記赤外線受信部は,その
受信面を後向きとして車体前半部の車幅方向中央に配設
されていて,後方から発せられた赤外線信号の受信が該
受信部よりも後方側の車両付属品及び後部車体によって
は妨害されない高さに置かれることを特徴とする。
【0009】本発明の斯かる特徴によれば,赤外線受信
部を上記レイアウトとしたことで,この種の軽車両にお
いて要求される赤外線受信部の指向範囲を,シートや後
部車体の影響を受けることなく容易にカバーできる。従
って只1個の赤外線受信部でも必要な指向性を確保でき
るようになり,赤外線受信部の使用個数を極力少なくで
きるため,バッテリ容量が小さくてもバッテリ上がりが
発生しないレベルまで赤外線受信部の待ち受け電流を低
減化でき,これにより,バッテリ上がりに因るエンジン
の始動不良を回避でき,バッテリの耐久性も高められ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を,添付図面
に例示した本発明の実施例に基づいて以下に具体的に説
明する。
【0011】添付図面において,図1〜図4は,本発明
をスクータに実施した第1実施例を示すものであって,
図1はスクータの平面図,図2はスクータの側面図,図
3は,インナーカバーを斜め後方より見た斜視図(図2
の3矢視拡大図),図4は遠隔ロック操作装置の概略構
成図である。また図5,6は,本発明をオートバイに実
施した第2実施例を示すものであって,図5はオートバ
イの平面図,図6は遠隔ロック操作装置の概略構成図で
ある。
【0012】先ず,図1〜図4に示す第1実施例におい
て,キャビンを持たない軽車両としてのスクータVは,
その前,後輪Wf,Wr間に,乗員の足を載せるステッ
プSTを備えており,このステップSTの後端より立ち
上がる後部車体としての金属製又は合成樹脂製のリヤボ
ディカバーFrの上部には,乗員が腰掛けるシートSが
配設される。このリヤボディカバーFr内には,荷物収
納用シートボックス(図示せず)が配設されており,前
記シートSは,これが該シートボックスの開放上面を覆
う閉じ位置と開き位置との間を開閉し得るように,該シ
ートボックス等に取付けられる。
【0013】またスクータVは,その前輪Wfを操向軸
11を介して操向操作するためのバーハンドルHを備え
ている。この操向軸11は,図示しない前部車体フレー
ムのヘッドパイプに回転可能に支持されていて,前部車
体としての金属製又は合成樹脂製フロントボディカバー
Ffの内側,即ち後側を上下に且つ後傾姿勢で延びてい
る。その操向軸11の下部は,前輪Wfを回転自在に支
持すべく二股のフォーク状に形成される。またその操向
軸11の上端部は,バーハンドルHの中央部に結合さ
れ,該ハンドルHと操向軸11とはハンドル操作に応じ
て一体的に回動するようになっている。
【0014】そのバーハンドルHの中央部および操向軸
11の上端部は,これらと一体的に回動する合成樹脂製
又は金属製のT字状ハンドルカバーHcにより体裁よく
覆われており,このハンドルカバーHcの左右両端部か
らは,バーハンドルH両端の左,右ハンドルグリップH
gがそれぞれ延出している。
【0015】前記操向軸11の,ハンドルカバーHcよ
りも下側部分の後側は,ステップSTの前端部より一体
的に立ち上がる前部車体としての金属製又は合成樹脂製
のインナーカバーIで覆われている。このインナーカバ
ーIは,フロントボディカバーFfの背面側に着脱可能
に結合され,該カバーFfの背面側とインナーカバーI
との間には,操向軸11が通る車体空間が形成される。
【0016】そのインナーカバーIは,インナーカバー
本体Imと,このインナーカバー本体Imの後面下部を
覆う補助カバーIsとより構成され,該カバー本体Im
の後面上部は後方に開放されている。そのインナーカバ
ー本体Imの中央部は,操向軸11の後半部を取り囲む
ように後方側に膨出しており,その中央膨出部Imcの
後面は,操向軸11に略沿うように後方下向きに傾斜し
ていて,その傾斜面には,後述する赤外線受信部Rが車
幅方向中央位置に配設される。
【0017】またスクータVの車体適所には,駐車時に
ハンドルHの回動を規制するためのハンドルロック機構
Lhと,起立位置と水平格納位置間で回動可能なメイン
スタンドMtを起立位置にロックするためのスタンドロ
ック機構Lmと,シートSを前記シートボックスの開放
上面を覆う閉じ位置にロックするためのシートロック機
構Lsとが設けられる。これらロック機構Lh,Lm,
Lsの構造は,従来公知であるので,その具体的な構造
説明を省略する。
【0018】前記各ロック機構Lh,Lm,Lsから
は,それぞれ操作ワイヤWh,Wm,Wsが延びてお
り,これら操作ワイヤWh,Wm,Wsを介して各ロッ
ク機構Lh,Lm,Lsをロック・ロック解除するため
の共通一個の電動式ロックアクチュエータ1が車体適所
に設けられる。このロックアクチュエータ1は,本発明
の遠隔ロック操作装置Aの一部を構成するものであっ
て,車体適所に配備される制御装置としての電子制御回
路Cからの指令信号に応じてロック作動・アンロック作
動して,各ロック機構Lh,Lm,Lsをキー無しでロ
ック・ロック解除する。
【0019】前記遠隔ロック操作装置Aは,ロックアク
チュエータ1及び電子制御回路Cに加えて,乗員が携帯
可能な小型の赤外線送信器Tと,この送信器Tが発した
赤外線信号を受信し得るようにスクータVの車体前半部
に設置した赤外線受信部Rとを備えるものであり,その
送信器Tには,ロック・ロック解除を操作入力するため
の操作スイッチ2が付設されると共に,特定のIDコー
ドに対応した赤外線信号を該スイッチ2に対する操作入
力に応じて送信し得る信号送信部(図示せず)が内蔵さ
れる。尚,このような赤外線送信器の構造は従来周知で
ある。
【0020】前記赤外線受信部Rは,その受信面を後向
きとして車体前半部(図示例では前記インナーカバー本
体Imの,補助カバーIsでは覆われない上部後面)の
車幅方向中央に配設されていて,後方から発せられた赤
外線信号の受信が該受信部Rよりも後方側の車両付属品
(例えばシートS,荷物搭載用キャリア等)及び後部車
体(例えばリヤボディカバーFr)によっては妨害され
ない高さに置かれるものである。
【0021】前記電子制御回路Cは,CPUやメモリを
含む信号判断部C1を有しており,この信号判断部C1
は,赤外線受信部Rが受信した赤外線信号の正否,即ち
その受信信号のIDコードが予め記憶された特定のID
コードと一致するか否かを照合判断するID照合手段
と,この照合手段が受信信号を正規の赤外線信号である
(上記IDコードが一致した)と判断するのに応じてロ
ックアクチュエータ1に作動指令信号を出力する指令信
号出力手段とを備える。
【0022】また前記電子制御回路Cには,これにバッ
テリBの電力を供給する第1の通電回路3と,メインス
イッチSw及びメインリレーReを有するリレー回路4
とが接続され,このリレー回路4により,バッテリBと
車載の各電装システム(エンジン始動回路を含む)との
間を結ぶ第2の通電回路5を開閉して各電装システムへ
の通電制御を行う。
【0023】次に前記実施例の作用を説明する。
【0024】いま,スクータVが駐車状態にあって,ロ
ックアクチュエータ1がロック作動状態にあることによ
り,ハンドルロック機構Lh,スタンドロック機構Lm
及びシートロック機構Lsが全てロック状態に保持され
ているとする。
【0025】この状態で,赤外線送信器Tから赤外線受
信部Rに向けて赤外線信号が発せられ,これが赤外線受
信部Rで受信されると,電子制御回路Cの信号判断部C
1においては,受信信号の正否,即ちその受信信号のI
Dコードが予め記憶された特定のIDコードと一致する
か否かが照合判断され,正規の赤外線信号である(上記
IDコードが一致した)と判断された場合にはロックア
クチュエータ1に作動指令信号が出力されて,該アクチ
ュエータ1をロック状態からアンロック状態に切換作動
させ,かくして,ハンドルロック機構Lh,スタンドロ
ック機構Lm及びシートロック機構Lsが一斉にロック
解除される。これと同時に,電子制御回路Cは,前記メ
インリレーReを通電許可状態にする。
【0026】そこでメインスイッチSwをオフからオン
に切換えると,メインリレーReをオンさせることがで
きるため,エンジン始動回路を含む前記各電装システム
への通電が可能な状態となる。従ってこの状態で,図示
しない始動スイッチをオンすれば,エンジン始動回路へ
通電がなされてエンジンを始動させることができ,その
始動完了と共に,スクータVは走行可能な状態となる。
【0027】また運転状態にあるエンジンを停止させる
場合は,メインスイッチSwをオンからオフに切換え
る。これによりエンジンの電気系統への通電が遮断され
てエンジンが停止する。そして,この状態より再度,赤
外線送信器Tから赤外線信号を赤外線受信部Rに向けて
送信すると,電子制御回路Cの信号判断部C1において
は,前述のようにして受信信号の正否が照合判断され,
正規の赤外線信号であると判断された場合にはロックア
クチュエータ1に作動指令信号が出力されて,該アクチ
ュエータ1をアンロック状態からロック状態に切換作動
させ,かくして,ハンドルロック機構Lh,スタンドロ
ック機構Lm及びシートロック機構Lsが一斉にロック
される。これと同時に,電子制御回路Cは,前記メイン
リレーReを通電不許可状態にするため,メインスイッ
チSwをオンしてもメインリレーReがオンすることは
ない。
【0028】ところで上記遠隔ロック操作装置Aの赤外
線受信部Rは,車両1台につき只1個だけ使用されてい
るため,車載のバッテリBの容量が四輪自動車のバッテ
リの容量に比べかなり小さくても,バッテリ上がりが発
生しないレベルまで赤外線受信部Rの総待ち受け電流を
低減化でき,これにより,バッテリ上がりに因るエンジ
ンの始動不良を回避でき,バッテリBの耐久性も高めら
れる。
【0029】またスクータVにおいて赤外線受信部Rに
要求される指向性は,乗車経路やシート開閉等の使い勝
手を考慮すると,概ね,図1に示す如く車両の左右ハン
ドルグリップHgの車体前後位置から後向きに見て車体
縦中心線に対して左右45度の範囲にあると考えられる
ため,赤外線受信部Rの取付け位置は,該受信部がシー
トSや後部車体の影響を受けずに上記指向範囲をカバー
できるような位置に設定されることが望ましいが,本実
施例のように只1個の赤外線受信部Rは,その受信面を
後向きとして車体前半部(図示例ではインナーカバー本
体Imの補助カバーIsでは覆われない上部後面)の車
幅方向中央に配設されていて,後方から発せられた赤外
線信号の受信が該受信部Rよりも後方側のシートSや後
部車体Frによっては妨害されない高さに置かれる。従
って,このような赤外線受信部Rのレイアウトにより,
この種の二輪車において要求される赤外線受信部の指向
範囲を,シートSや後部車体Fr等の影響を受けること
なく容易にカバー可能となる。
【0030】また図5,6には,本発明をオートバイに
適用した第2実施例が示される。この実施例では,赤外
線受信部Rは,オートバイV′の車体前半部としての,
メータ類Mの取付用パネル40の車幅方向中央に,その
受信面を後向きとして配設されている。その取付用パネ
ル40はハンドルH又は操向軸の適所に固定されてお
り,該ハンドルHの中央部前側において前上がりに傾斜
して上方に延びている。そしてこの取付用パネル40
の,後方上向きに傾斜した後面に設置固定される赤外線
受信部Rは,後方から発せられた赤外線信号の受信が該
受信部Rよりも後方側の車両付属品(例えばシートS,
荷物搭載用キャリア等)及び後部車体Frによっては妨
害されない高さとなる。
【0031】またこの第2実施例では,前実施例のスタ
ンドロック機構Lmに代えて車輪の回転をロックするホ
イールロック機構Lwが設けられ,しかもこのホイール
ロック機構Lwとハンドルロック機構Lhとシートロッ
ク機構Lsとがそれぞれ専用のロックアクチュエータ1
w,1h,1sによりロック・ロック解除され,従って
その各ロックアクチュエータ1w,1h,1sを対応す
るロック機構Lw,Lh,Lsの近くにそれぞれ配置で
きて該機構を効率よく駆動し得る。
【0032】さらに遠隔ロック操作装置Aの,制御装置
としての電子制御回路Cは,信号判断部C1に加えて,
エンジンを種々の運転状態,運転条件に応じて電子制御
するエンジン制御部C2を含んでいる。そのエンジン制
御部C2は,図示例では水温センサその他の種々のエン
ジン制御用センサの検出信号に応じてエンジンの噴射燃
料量を制御すべく,エンジンの燃料噴射制御部に制御信
号を出力する。
【0033】この第2実施例において,遠隔ロック操作
装置Aのその他の構成は,前実施例と基本的に同様であ
り,この第2実施例でも,前実施例と同様の作用効果が
達成される。
【0034】以上,本発明の実施例を詳述したが,本発
明は前記実施例に限定されるものでなく,種々の小設計
変更を行うことが可能である。例えば,前記実施例で
は,車両の複数箇所に装備される複数のロック機構L
s,Lh,Lm,Lwを纏めて遠隔操作できるようにし
たものを示したが,本発明は,それらロック機構Ls,
Lh,Lm,Lwの一部だけを遠隔操作可能としてもよ
い。また本発明が遠隔操作の対象とするロック機構は,
実施例のものに限定されない。
【0035】さらに前記実施例では,赤外線受信部Rを
スクータVのインナーカバーI又はオートバイV′のメ
ータ類取付用パネル40の車幅方向中央に設置したもの
を示したが,本発明では,赤外線受信部の設置対象物は
実施例に限定されない。
【0036】
【発明の効果】以上のように本発明によれば,キャビン
を有しない軽車両において,遠隔ロック操作装置の赤外
線受信部が,その受信面を後向きとして車体前半部の車
幅方向中央に配設されていて,後方から発せられた赤外
線信号の受信が該受信部よりも後方側の車両付属品及び
車体によっては妨害されない高さに置かれるので,斯か
る赤外線受信部のレイアウトにより,この種の軽車両に
おいて要求される赤外線受信部の指向範囲を,シートや
後部車体の影響を受けることなく容易にカバーできるよ
うになる。従って只1個の赤外線受信部でも必要な指向
性を確保可能となって,赤外線受信部の使用個数を極力
少なくできるため,バッテリ容量が小さくても,バッテ
リ上がりが発生しないレベルまで赤外線受信部の待ち受
け電流を低減化でき,これにより,バッテリ上がりに因
るエンジンの始動不良を回避でき,バッテリの耐久性も
高められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るスクータの平面図
【図2】前記スクータの側面図
【図3】インナーカバーを斜め後方より見た斜視図(図
2の3矢視拡大図)
【図4】遠隔ロック操作装置の概略構成図
【図5】本発明の第2実施例に係るオートバイの平面図
【図6】第2実施例に係る遠隔ロック操作装置の概略構
成図
【符号の説明】
1,1s,1h,1w ロックアクチュエータ 40 メータ類取付用パネル C 電子制御回路(制御装置) Fr リヤボディカバー(後部車体) Im インナーカバー本体 Lh ハンドルロック機構(ロック機構) Lm スタンドロック機構(ロック機構) Ls シートロック機構(ロック機構) Lw ホイールロック機構(ロック機構) S シート(車両付属品) T 赤外線送信器 R 赤外線受信部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B62J 39/00 B62J 39/00 J E05B 49/00 E05B 49/00 M 65/12 65/12 Y (72)発明者 玉木 健二 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 古田 慎司 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 Fターム(参考) 2E250 AA21 BB08 BB35 CC11 DD06 FF24 FF38 HH07 JJ05 KK03 LL00 TT03

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャビンを有しない軽車両における遠隔
    ロック操作装置であって,携帯可能な赤外線送信器
    (T)と,この送信器(T)が発した赤外線信号を受信
    可能な赤外線受信部(R)と,車体に装備されるロック
    機構(Ls,Lh,Lm,Lw)をロック・ロック解除
    し得るロックアクチュエータ(1,1s,1h,1w)
    と,赤外線受信部(R)が受信した赤外線信号に基づい
    てロックアクチュエータ(1,1s,1h,1w)を作
    動制御する制御装置(C)とを備え,前記赤外線受信部
    (R)は,その受信面を後向きとして車体前半部の車幅
    方向中央に配設されていて,後方から発せられた赤外線
    信号の受信が該受信部(R)よりも後方側の車両付属品
    (S)及び後部車体(Fr)によっては妨害されない高
    さに置かれることを特徴とする,軽車両における遠隔ロ
    ック操作装置。
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