JP2002240759A - 軽車両における遠隔ロック操作装置 - Google Patents

軽車両における遠隔ロック操作装置

Info

Publication number
JP2002240759A
JP2002240759A JP2001042274A JP2001042274A JP2002240759A JP 2002240759 A JP2002240759 A JP 2002240759A JP 2001042274 A JP2001042274 A JP 2001042274A JP 2001042274 A JP2001042274 A JP 2001042274A JP 2002240759 A JP2002240759 A JP 2002240759A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
infrared
lock
inner cover
vehicle
infrared receiver
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001042274A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Konno
健志 今野
Masayoshi Oda
雅良 織田
Kenji Tamaki
健二 玉木
Shinji Furuta
慎司 古田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2001042274A priority Critical patent/JP2002240759A/ja
Priority to TW091101915A priority patent/TWI236987B/zh
Priority to DE60210690T priority patent/DE60210690T2/de
Priority to ES02002775T priority patent/ES2263697T3/es
Priority to EP02002775A priority patent/EP1232918B1/en
Priority to CNB021047561A priority patent/CN1257072C/zh
Priority to MYPI20020523A priority patent/MY135157A/en
Priority to US10/076,649 priority patent/US6806587B2/en
Priority to KR10-2002-0008677A priority patent/KR100489774B1/ko
Publication of JP2002240759A publication Critical patent/JP2002240759A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lock And Its Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 軽車両がルーフ等で囲まれた頑丈なキャビン
を持たなくても,遠隔ロック操作装置の赤外線受信部を
転倒等から効果的に保護できるようにして走行信頼性を
高め且つ該赤外線受信部に昼間の直射日光が当たりにく
くして通信信頼性を高める。さらに軽車両において要求
される赤外線受信部の指向範囲を,シートや後部車体の
影響を極力受けずに容易にカバーできるようにする。 【解決手段】 赤外線受信部Rは,バーハンドルHの直
下で操向軸11の後側を覆うインナーカバーIの後面に
設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,キャビンを有しな
い軽車両における遠隔ロック操作装置に関する。尚,本
発明において「キャビンを有しない軽車両」とは,鞍乗
り型又は腰掛け式の二輪車,三輪車又は四輪車の何れで
もよく,また原動機の有無は問わない。例えば二輪車に
は,オートバイ,スクータ,自転車等が含まれる。
【0002】
【従来の技術】従来のオートバイ,スクータ等の軽車両
においては,盗難や悪戯の防止のための種々のロック機
構,例えばメインスタンドロック機構,ハンドルロック
機構,シートロック機構等が車体適所に設けられてお
り,これらロック機構は,車体側に設けたロック操作部
を乗員が直接キー操作することにより,任意にロック・
ロック解除できるようになっている。
【0003】一方,近年の四輪自動車においては,赤外
線信号を用いた遠隔ロック操作装置によりドアロック機
構をキー無しでロック・ロック解除できるようにしたも
のが広く知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで上記のような軽
車両におけるロック機構を,赤外線信号を用いた遠隔ロ
ック操作装置によりキー無しでロック・ロック解除でき
るようにすることが考えられる。
【0005】この場合,上記軽車両は,四輪自動車と異
なり,ルーフやサイドドア等で周囲が囲まれた頑丈なキ
ャビンを持たず,ハンドル部やその周辺部を含む車体外
観全体が外部に広く露出している。従ってそのような車
体の外面に赤外線受信部を設けるに当たっては,その赤
外線受信部が他物との衝接に因り簡単にダメージを受け
てしまうことのないようにすることが望ましい。
【0006】また上記軽車両において赤外線受信部に要
求される指向性は,乗車経路やシート開閉等の使い勝手
を考慮すると,概ね,図1に示す如く車両の左右ハンド
ルグリップの車体前後位置から後向きに見て車体縦中心
線に対して左右45度の範囲にあり,従って,赤外線受
信部の取付け位置は,該受信部がシートや後部車体の影
響を受けずに上記指向範囲を少なくともカバーできるよ
うな位置に設定されることが望ましい。
【0007】さらに上記赤外線受信部は,これに昼間の
直射日光が当たると,該受信部による受信信号中に日光
からのノイズ信号が混じってしまい,それだけ該受信部
の信号ノイズ比(SN比)が悪化して,赤外線送信器と
の間での通信信頼性が低下する虞れがある。従って赤外
線受信部の設置に当たっては,これに昼間の直射日光が
当たりにくくすることが望ましい。
【0008】本発明は,上記に鑑み提案されたもので,
上記要求を満足させる構造簡単な,軽車両における遠隔
ロック操作装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に,請求項1の発明は,前輪を操向操作するための操向
軸の上端部に連結したバーハンドルと,そのバーハンド
ルの下方で前記操向軸の後側を覆うべく前部車体に固定
されたインナーカバーとを備え,キャビンを有しない軽
車両における遠隔ロック操作装置であって,携帯可能な
赤外線送信器と,この送信器が発した赤外線信号を受信
可能な赤外線受信部と,車体に装備されるロック機構を
ロック・ロック解除し得るロックアクチュエータと,赤
外線受信部が受信した赤外線信号に基づいてロックアク
チュエータを作動制御する制御装置とを備え,前記赤外
線受信部が前記インナーカバーの後面に設けられること
を特徴とする。
【0010】上記特徴によれば,軽車両がルーフ等で囲
まれた頑丈なキャビンを持たなくても,赤外線受信部
は,他物との衝接に因りダメージを受けにくいインナー
カバーの後面に配設されるため,転倒等から赤外線受信
部を効果的に保護できて走行信頼性が高められる。しか
もインナーカバーは,バーハンドル(特にハンドルカバ
ーでハンドルが覆われるタイプの軽車両においてはハン
ドルカバー)の下方にあることから,該インナーカバー
に設けられた赤外線受信部には昼間の直射日光が当たり
にくくなり,これにより,該受信部のSN比悪化が効果
的に抑えられて,送,受信部間での通信信頼性が高めら
れる。またインナーカバーの上部は,シートや後部車体
から前方へ距離をおいた比較的高位置にあるため,そこ
に赤外線受信部を配設すれば,軽車両において要求され
る赤外線受信部の指向範囲を,シート等の影響を極力受
けずにカバーできる。
【0011】また請求項2の発明は,請求項1の発明の
前記特徴に加えて,前記インナーカバーの後面には,車
体前方側に窪んだ凹面,又は後方下向きに傾斜した傾斜
面が形成され,前記凹面又は傾斜面に前記赤外線受信部
が設けられることを特徴とする。この特徴によれば,赤
外線受信部は,他物との衝接に因るダメージを一層受け
にくくなって転倒等からより効果的に保護され,しかも
その赤外線受信部には昼間の直射日光が一層当たりにく
くなって通信信頼性がより高められる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を,添付図面
に例示した本発明の実施例に基づいて以下に具体的に説
明する。
【0013】添付図面において,図1〜図4は,本発明
をスクータに実施した第1実施例を示すものであって,
図1はスクータの平面図,図2はスクータの側面図,図
3は,インナーカバーを斜め後方より見た斜視図(図2
の3矢視拡大図),図4は,遠隔ロック操作装置の概略
構成図である。また図5は,第2実施例を示すものであ
って,そのインナーカバーを斜め後方より見た,図3対
応の斜視図である。
【0014】先ず,第1実施例を示す図1〜図4におい
て,軽車両としてのスクータVは,その前,後輪Wf,
Wr間に,乗員の足を載せるステップSTを備えてお
り,このステップSTの後端より立ち上がる後部車体と
しての金属製又は合成樹脂製のリヤボディカバーFrの
上部には,乗員が腰掛けるシートSが配設される。この
リヤボディカバーFr内には,荷物収納用シートボック
ス(図示せず)が配設されており,前記シートSは,こ
れが該シートボックスの開放上面を覆う閉じ位置と開き
位置との間を開閉し得るように,該シートボックス等に
取付けられる。
【0015】またスクータVは,その前輪Wfを操向軸
11を介して操向操作するためのバーハンドルHを備え
ている。この操向軸11は,図示しない前部車体フレー
ムのヘッドパイプに回転可能に支持されていて,前部車
体としての金属製又は合成樹脂製フロントボディカバー
Ffの内側,即ち後側を上下に且つ後傾姿勢で延びてい
る。その操向軸11の下部は,前輪Wfを回転自在に支
持すべく二股のフォーク状に形成される。またその操向
軸11の上端部は,バーハンドルHの中央部に結合さ
れ,該ハンドルHと操向軸11とはハンドル操作に応じ
て一体的に回動するようになっている。
【0016】そのバーハンドルHの中央部および操向軸
11の上端部は,これらと一体的に回動する合成樹脂製
又は金属製のT字状ハンドルカバーHcにより体裁よく
覆われており,このハンドルカバーHcの左右両端部か
らは,バーハンドルH両端の左,右ハンドルグリップH
gがそれぞれ延出している。
【0017】前記操向軸11の,ハンドルカバーHcよ
りも下側部分の後側は,ステップSTの前端部より一体
的に立ち上がり該ハンドルカバーHcの直下に位置する
金属製又は合成樹脂製のインナーカバーIにより覆われ
ている。このインナーカバーIは,フロントボディカバ
ーFfの背面側に着脱可能に結合され,該カバーFfの
背面側とインナーカバーIとの間には,操向軸11が通
る車体空間が形成される。
【0018】そのインナーカバーIは,インナーカバー
本体Imと,このインナーカバー本体Imの後面下部を
覆う補助カバーIsとより構成され,該カバー本体Im
の後面上部は後方に開放されている。そのインナーカバ
ー本体Imの中央部は,操向軸11の後半部を取り囲む
ように後方側に膨出しており,その中央膨出部20の後
面は,操向軸11に略沿うように後方下向きに傾斜した
傾斜面20aとなっている。
【0019】前記インナーカバー本体Imの後面には,
その本体上縁部eよりも車体前方側に窪ませた凹面Im
gが,前記中央膨出部20の左右両側にそれぞれ形成さ
れており,その左右一方の凹面Imgの下部には,後方
上向きに傾斜した平坦な取付面15が形成され,この取
付面15には,後述する赤外線受信部Rが設置,固定さ
れる。
【0020】またスクータVの車体適所には,駐車時に
ハンドルHの回動を規制するためのハンドルロック機構
Lhと,起立位置と水平格納位置間で回動可能なメイン
スタンドMtを起立位置にロックするためのスタンドロ
ック機構Lmと,シートSを前記シートボックスの開放
上面を覆う閉じ位置にロックするためのシートロック機
構Lsとが設けられる。これらロック機構Lh,Lm,
Lsの構造は,従来公知であるので,その具体的な構造
説明を省略する。
【0021】前記各ロック機構Lh,Lm,Lsから
は,それぞれ操作ワイヤWh,Wm,Wsが延びてお
り,これら操作ワイヤWh,Wm,Wsを介して各ロッ
ク機構Lh,Lm,Lsをロック・ロック解除するため
の共通一個の電動式ロックアクチュエータ1が車体適所
に設けられる。このロックアクチュエータ1は,本発明
の遠隔ロック操作装置Aの一部を構成するものであっ
て,車体適所に配備される制御装置としての電子制御回
路Cからの指令信号に応じてロック作動・アンロック作
動して,各ロック機構Lh,Lm,Lsをキー無しでロ
ック・ロック解除する。
【0022】前記遠隔ロック操作装置Aは,ロックアク
チュエータ1及び電子制御回路Cに加えて,乗員が携帯
可能な小型の赤外線送信器Tと,この送信器Tが発した
赤外線信号を受信し得るように前記インナーカバーIの
後面(図示例ではインナーカバー本体Imの凹面Im
g)に設置した赤外線受信部Rとを備えるものであり,
その送信器Tには,ロック・ロック解除を操作入力する
ための操作スイッチ2が付設されると共に,特定のID
コードに対応した赤外線信号を該スイッチ2に対する操
作入力に応じて送信し得る信号送信部(図示せず)が内
蔵される。尚,このような赤外線送信器の構造は従来周
知である。
【0023】前記電子制御回路Cは,CPUやメモリを
含む信号判断部C1を有しており,この信号判断部C1
は,赤外線受信部Rが受信した赤外線信号の正否,即ち
その受信信号のIDコードが予め記憶された特定のID
コードと一致するか否かを照合判断するID照合手段
と,この照合手段が受信信号を正規の赤外線信号である
(上記IDコードが一致した)と判断するのに応じてロ
ックアクチュエータ1に作動指令信号を出力する指令信
号出力手段とを備える。
【0024】また前記電子制御回路Cには,これにバッ
テリBの電力を供給する第1の通電回路3と,メインス
イッチSw及びメインリレーReを有するリレー回路4
とが接続され,このリレー回路4により,バッテリBと
車載の各電装システム(エンジン始動回路を含む)との
間を結ぶ第2の通電回路5を開閉して各電装システムへ
の通電制御を行う。
【0025】次に前記実施例の作用を説明する。
【0026】いま,スクータVが駐車状態にあって,ロ
ックアクチュエータ1がロック作動状態にあることによ
り,ハンドルロック機構Lh,スタンドロック機構Lm
及びシートロック機構Lsが全てロック状態に保持され
ているとする。
【0027】この状態で,赤外線送信器Tから赤外線受
信部Rに向けて赤外線信号が発せられ,これが赤外線受
信部Rで受信されると,電子制御回路Cの信号判断部C
1においては,受信信号の正否,即ちその受信信号のI
Dコードが予め記憶された特定のIDコードと一致する
か否かが照合判断され,正規の赤外線信号である(上記
IDコードが一致した)と判断された場合にはロックア
クチュエータ1に作動指令信号が出力されて,該アクチ
ュエータ1をロック状態からアンロック状態に切換作動
させ,かくして,ハンドルロック機構Lh,スタンドロ
ック機構Lm及びシートロック機構Lsが一斉にロック
解除される。これと同時に,電子制御回路Cは,前記メ
インリレーReを通電許可状態にする。
【0028】そこでメインスイッチSwをオフからオン
に切換えると,メインリレーReをオンさせることがで
きるため,エンジン始動回路を含む前記各電装システム
への通電が可能な状態となる。従ってこの状態で,図示
しない始動スイッチをオンすれば,エンジン始動回路へ
通電がなされてエンジンを始動させることができ,その
始動完了と共に,スクータVは走行可能な状態となる。
【0029】また運転状態にあるエンジンを停止させる
場合は,メインスイッチSwをオンからオフに切換え
る。これによりエンジンの電気系統への通電が遮断され
てエンジンが停止する。そして,この状態より再度,赤
外線送信器Tから赤外線信号を赤外線受信部Rに向けて
送信すると,電子制御回路Cの信号判断部C1において
は,前述のようにして受信信号の正否が照合判断され,
正規の赤外線信号であると判断された場合にはロックア
クチュエータ1に作動指令信号が出力されて,該アクチ
ュエータ1をアンロック状態からロック状態に切換作動
させ,かくして,ハンドルロック機構Lh,スタンドロ
ック機構Lm及びシートロック機構Lsが一斉にロック
される。これと同時に,電子制御回路Cは,前記メイン
リレーReを通電不許可状態にするため,メインスイッ
チSwをオンしてもメインリレーReがオンすることは
ない。
【0030】ところで上記スクータVにおいては,ルー
フ等で囲まれた頑丈なキャビンが無いが,上記遠隔ロッ
ク操作装置Aの赤外線受信部Rは,他物との衝接に因り
ダメージを受けにくいインナーカバー本体Imの後面
(図示例では車体前方側に窪んだ凹面Img)に設けら
れているため,転倒等から赤外線受信部Rを効果的に保
護することができて,走行信頼性が高められる。しかも
インナーカバー本体Imの後面はハンドルカバーHcの
直下にあることから,該カバー本体Imの後面に設置さ
れた赤外線受信部Rには,その設置面が上記凹面Img
である点とも相俟って昼間の直射日光が当たりにくくな
り,これにより,該受信部RのSN比の悪化が効果的に
抑えられて,送,受信部間での通信信頼性が高められ
る。
【0031】またスクータVにおいて赤外線受信部Rに
要求される指向性は,乗車経路やシート開閉などの使い
勝手を考慮すると,概ね,図1に示す如く車両の左右ハ
ンドルグリップHgの車体前後位置から後向きに見て車
体縦中心線に対して左右45度の範囲にあると考えられ
るため,赤外線受信部Rの取付け位置は,該受信部Rが
シートSや後部車体Frの影響を受けずに上記指向範囲
をカバーできるような位置に設定されることが望ましい
が,本実施例のようにシートSや後部車体Frから前方
へ距離をおいた比較的高位置にあるインナーカバー本体
Imの後面上部に赤外線受信部Rを配設したことによ
り,スクータVに要求される赤外線受信部Rの指向範囲
を,シートSや後部車体Frの影響を受けることなくカ
バー可能となる。
【0032】また図5には,本発明の第2実施例が示さ
れる。この実施例は,インナーカバー本体Imの後面に
形成されて後方下向きに傾斜した傾斜面(図示例では該
カバー本体Imの中央膨出部20後面の後傾した傾斜面
20a)に赤外線受信部Rが,その受信面を後向きとし
て設置,固定されており,その他の構成は,第1実施例
と同様である。
【0033】而してこの第2実施例においても,前記第
1実施例と基本的に同様の作用効果が達成される。
【0034】以上,本発明の実施例を詳述したが,本発
明は前記実施例に限定されるものでなく,種々の小設計
変更を行うことが可能である。例えば,前記実施例で
は,複数のロック機構Lw,Lh,Lsを共通一個のロ
ックアクチュエータ1で一斉にロック・ロック解除する
ようにしたものを示したが,本発明では,複数のロック
機構Lw,Lh,Lsをそれぞれ専用のロックアクチュ
エータによりロック・ロック解除するようにしてもよ
い。
【0035】
【発明の効果】以上のように本発明によれば,軽車両が
ルーフ等で囲まれた頑丈なキャビンを持たなくても,遠
隔ロック操作装置の赤外線受信部は,他物との衝接に因
りダメージを受けにくいインナーカバーの後面に設置さ
れるので,転倒等から赤外線受信部を効果的に保護でき
て走行信頼性を高めることができる。しかもインナーカ
バーはバーハンドルの下方にあることから,該インナー
カバーに設けられた赤外線受信部には昼間の直射日光が
当たりにくくなり,これにより,該受信部のSN比悪化
が効果的に抑えられて,送,受信部間での通信信頼性を
高めることができる。またインナーカバーの上部はシー
トや後部車体から前方へ距離をおいた比較的高位置にあ
るため,そこに赤外線受信部を配設することで,軽車両
において要求される赤外線受信部の指向範囲を,シート
や後部車体の影響を極力受けずにカバー可能となる。
【0036】また特に請求項2の発明によれば,インナ
ーカバーの後面には,車体前方側に窪んだ凹面,又は後
方下向きに傾斜した傾斜面が形成され,その凹面又は傾
斜面に赤外線受信部が設けられるので,赤外線受信部
は,他物との衝接に因るダメージを一層受けにくくなっ
て転倒等からより効果的に保護され,しかもその赤外線
受信部には昼間の直射日光が一層当たりにくくなって通
信信頼性をより向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るスクータの平面図
【図2】前記スクータの側面図
【図3】インナーカバーを斜め後方より見た斜視図(図
2の3矢視拡大図)
【図4】遠隔ロック操作装置の概略構成図
【図5】第2実施例に係るインナーカバーを斜め後方よ
り見た,図3対応の斜視図
【符号の説明】
1,1s,1h ロックアクチュエータ 11 操向軸 20a 傾斜面 C 電子制御回路(制御装置) Ff フロントボディカバー(前部車体) H バーハンドル Hc ハンドルカバー I インナーカバー Im インナーカバー本体 Img 凹面 Lh ハンドルロック機構(ロック機構) Lm スタンドロック機構(ロック機構) Ls シートロック機構(ロック機構) ST ステップ T 赤外線送信器 R 赤外線受信部 Wf 前輪
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B62J 39/00 B62J 39/00 J E05B 49/00 E05B 49/00 M 65/12 65/12 Y (72)発明者 玉木 健二 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 古田 慎司 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 Fターム(参考) 2E250 AA21 BB08 CC11 DD06 FF24 FF38 HH07 JJ05 KK03 LL00 TT03

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前輪(Wf)を操向操作するための操向
    軸(11)の上端部に連結したバーハンドル(H)と,
    そのバーハンドル(H)の下方で前記操向軸(11)の
    後側を覆うべく前部車体(Ff)に固定されたインナー
    カバー(I)とを備え,キャビンを有しない軽車両にお
    ける遠隔ロック操作装置であって,携帯可能な赤外線送
    信器(T)と,この送信器(T)が発した赤外線信号を
    受信可能な赤外線受信部(R)と,車体に装備されるロ
    ック機構(Ls,Lh,Lm)をロック・ロック解除し
    得るロックアクチュエータ(1)と,赤外線受信部
    (R)が受信した赤外線信号に基づいてロックアクチュ
    エータ(1)を作動制御する制御装置(C)とを備え,
    前記赤外線受信部(R)は,前記インナーカバー(I)
    の後面に設けられることを特徴とする,軽車両における
    遠隔ロック操作装置。
  2. 【請求項2】 前記インナーカバー(I)の後面には,
    車体前方側に窪んだ凹面(Img),又は後方下向きに
    傾斜した傾斜面(20a)が形成され,前記凹面(Im
    g)又は傾斜面(20a)に前記赤外線受信部(R)が
    設けられることを特徴とする,請求項1に記載の軽車両
    における遠隔ロック操作装置。
JP2001042274A 2001-02-19 2001-02-19 軽車両における遠隔ロック操作装置 Pending JP2002240759A (ja)

Priority Applications (9)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001042274A JP2002240759A (ja) 2001-02-19 2001-02-19 軽車両における遠隔ロック操作装置
TW091101915A TWI236987B (en) 2001-02-19 2002-02-04 Remote lock operation apparatus for light vehicle
DE60210690T DE60210690T2 (de) 2001-02-19 2002-02-07 Ferngesteuerte Verriegelungsvorrichtung für leichte Fahrzeuge
ES02002775T ES2263697T3 (es) 2001-02-19 2002-02-07 Aparato de operacion de bloqueo a distancia para un vehiculo ligero.
EP02002775A EP1232918B1 (en) 2001-02-19 2002-02-07 Remote lock operation apparatus for light vehicle
CNB021047561A CN1257072C (zh) 2001-02-19 2002-02-10 用于轻型车辆的遥控锁定操作装置
MYPI20020523A MY135157A (en) 2001-02-19 2002-02-15 Remote lock operation apparatus for light vehicle
US10/076,649 US6806587B2 (en) 2001-02-19 2002-02-19 Remote lock operation apparatus for light vehicle
KR10-2002-0008677A KR100489774B1 (ko) 2001-02-19 2002-02-19 경량차의 원격 로크 조작 장치

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001042274A JP2002240759A (ja) 2001-02-19 2001-02-19 軽車両における遠隔ロック操作装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002240759A true JP2002240759A (ja) 2002-08-28

Family

ID=18904597

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001042274A Pending JP2002240759A (ja) 2001-02-19 2001-02-19 軽車両における遠隔ロック操作装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002240759A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008162470A (ja) * 2006-12-28 2008-07-17 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車のハンドルロック装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008162470A (ja) * 2006-12-28 2008-07-17 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車のハンドルロック装置
JP4523584B2 (ja) * 2006-12-28 2010-08-11 本田技研工業株式会社 自動二輪車のハンドルロック装置
US7802649B2 (en) 2006-12-28 2010-09-28 Honda Motor Co., Ltd. Steering lock device for motorcycle

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1273492B1 (en) Remote control lock operation system for vehicles
US7554217B2 (en) Vehicle controller for a straddle type vehicle
JP3844231B2 (ja) 自動二輪車の盗難防止装置
US7196612B2 (en) Saddle type vehicle having a remote control type trunk
KR100472325B1 (ko) 경량차의 원격 로크 조작 장치
US6428076B2 (en) Remote control type vehicular trunk
JP2002240758A (ja) 軽車両における遠隔ロック操作装置
KR100489774B1 (ko) 경량차의 원격 로크 조작 장치
JP3923284B2 (ja) 二輪車におけるリモコンロック操作システム
JP2002240759A (ja) 軽車両における遠隔ロック操作装置
JP2001278154A (ja) 自動二輪車のリモコン装置
JP4590116B2 (ja) 軽車両における遠隔ロック操作装置
JP2002240761A (ja) 軽車両における遠隔ロック操作装置
KR200384089Y1 (ko) 경량차의 원격 로크 조작 장치
JP2002240760A (ja) 軽車両における遠隔ロック操作装置
JP2002240762A (ja) 軽車両における遠隔ロック操作装置
JP2003104170A (ja) カードキー対応車両およびカードキーを利用した車両用無線通信システム
WO2022209407A1 (ja) 車両
JP2000289668A (ja) 電動車両のロックシステム
JPH0615781Y2 (ja) 自動2輪車等のハンドルロツク装置