JP2001012080A - フープ筋係止具 - Google Patents

フープ筋係止具

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JP2001012080A
JP2001012080A JP11188292A JP18829299A JP2001012080A JP 2001012080 A JP2001012080 A JP 2001012080A JP 11188292 A JP11188292 A JP 11188292A JP 18829299 A JP18829299 A JP 18829299A JP 2001012080 A JP2001012080 A JP 2001012080A
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hoop
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bars
bar
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JP11188292A
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Inventor
Tatsunori Morikawa
辰徳 森川
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IM TRUST KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鉄筋コンクリート建造物における配筋作業に
おいて、設置された主筋にフープ筋を取り付けてゆく作
業は、固定が確実でなければならない、設定間隔に忠実
でなければならない、フープ筋数自体が非常に多い、と
いった問題があるため、熟練を要する面倒な作業であっ
た。 【解決手段】 鉄筋コンクリート構築物において、柱状
躯体部分の配筋に使用されるフープ筋を、所定箇所に係
止するための棒状体又は板状体の部材であって、設置す
るフープ筋同士の間隔に相当する間隔毎にフープ筋係止
部が設けられていることを特徴とするフープ筋係止具を
利用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄筋コンクリート
建造物の柱状躯体部分の配筋の中、そのフープ筋を簡単
確実に係止するための部材の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】鉄筋コンクリート建造物において使用さ
れる鉄筋の中に、「フープ筋」と呼ばれるものがある。
これは、「柱」の主筋を水平面で相互に連結する筋であ
り、圧縮力によって主筋が外に出るのを防ぎ、柱の圧縮
強度を増大させ、また剪断補強をするという目的を持つ
ものである。なおここで言う「柱」は、一般的な住宅用
柱のみを指すものではなく、例えば橋や高架道路等にお
ける鉄筋コンクリート製橋脚の如きものも含むものとす
る。更に、例えば場所打ちコンクリートぐい等の場合、
地盤に穴をあけ、地上で作った円筒形の鉄筋かごをその
穴に入れてコンクリートを打設するが、この鉄筋かごに
もフープ筋は使用されている。そこでこれらを総称して
「柱状躯体」と呼ぶものとする。
【0003】また柱状躯体の全体形状は、例えば一般住
宅の場合角柱が基本であり主流でもあるが、円柱或いは
楕円柱や長円柱のものも相当存在しているし、土木建造
物に目を向けると例えば橋脚などにおいては角柱はもは
や主流とは言えないほどになっている。こうした形状の
柱状躯体の場合、使用されるフープ筋は当然ながら、
円、或いは楕円や長円ということになるのであるが、い
ずれにせよ配筋作業時にはこれを、適宜間隔をあけなが
ら1本ずつ結束線(主筋とフープ筋との交差部を結束す
る通常 0.8mm程度のなまし鉄線)で結束固定してゆく。
フープ筋同士の間隔は、主筋の強度や本数、柱自体の要
求強度等によって異なるが、通常は20乃至数十cmであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そしてフープ筋の主筋
への結束作業は、設定した間隔が正確に保てるようにし
ながら確実に行なう必要がある。またフープ筋数は非常
に多いため、作業者に求められる熟練度は相当高いもの
となっている。
【0005】また、近時「スパイラル筋」と呼ばれる螺
旋状のフープ筋を使用することも行なわれるようになっ
てきた。フープ筋が螺旋状であれば、その螺旋のピッチ
がフープ筋間隔に相当するので設置間隔は既に正確なも
のとなっているし、フープ筋を支えながら結束する必要
もない、といった効果はあるが、反面、間隔(ピッチ)
が固定されているので現場における間隔の修正は困難或
いは不可能である、資材としての容積が大きくなるので
輸送コストや保管コストがかさむ、等々の欠点がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者は、上記
問題に鑑み鋭意研究の結果、遂に本発明を成し得たもの
であって、その特徴とするところは、鉄筋コンクリート
構築物において、その柱状躯体部分の配筋において使用
されるフープ筋を、所定箇所に係止するための棒状体又
は板状体の部材であって、設置するフープ筋同士の間隔
に相当する間隔毎にフープ筋係止部が設けられている点
にある。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に基づいて詳
細に説明する。
【0008】図1は、本発明に係るフープ筋係止具1
(以下「本発明係止具1」という)の一例を示すもので
ある。図より明らかなように本例の本発明係止具1は、
全体としては一本の棒状体であり、そのところどころに
フック2が固定されている。材質は棒状体部分について
は鉄筋であり、またフック2は適当な弾性のある薄い鉄
板である。本例の本発明係止具1の長さは 2.0mであ
り、ここに五個のフック2が0.4m間隔でスポット溶接
によって固設されている。
【0009】図2(a)(b)は、図1で示した本発明
係止具1の使用状態を示したものである(但し、主筋そ
の他については概略的な描出に留めている)。本例の場
合、構築しようとする柱は円柱であって、そのためフー
プ筋3は、円環状のものとなっている。図では主筋Mは
七本であり、ここにこのフープ筋3を五個、三本の本発
明係止具1を利用して係止している。
【0010】次に、本発明係止具1を利用したフープ筋
3の係止の方法の一例を図3(a)乃至(c)に示して
みる。まず、主筋Mその他の配筋を済ませた状態で、所
定個数のフープ筋3(図示した例では五個)を外嵌する
〔同図(a)〕。この状態ではすべてのフープ筋3は下
端位置に積層された状態となっている。
【0011】次に、ここに本発明係止具1を立てかける
〔同図(b)〕。本例の場合は三本の本発明係止具1を
一組として使用した(但し、図ではその中の二本のみが
描出されている)が、それ以上であっても良い。そし
て、積層されていたフープ筋3を本発明係止具1のフッ
ク2に順に係止してゆく〔同図(c)〕。作業の方法と
しては、すべてのフープ筋3(例では五個)を持ち上げ
て、下端のフープ筋3を下端のフック2に係止し、次に
残るフープ筋(例では四個)を持ち上げて下から2番目
のフック2に係止し、という作業を進める方法と、上端
にあるフープ筋3のみを持ち上げて上端のフック2に係
止するという作業を繰り返す方法とがある。前者の方法
では作業開始直後に持ち上げなければならないフープ筋
の数が多く重くなるという欠点が、後者の方法では作業
者の動き(上下の往復運動)が大きいという欠点がある
ので、状況に応じて適宜採用すれば良い。
【0012】或いは、当該配筋を施した柱の上に梁等の
水平方向の配筋を施す前にフープ筋3の設置を行なう場
合であると、予め全てのフープ筋3を外嵌した後それら
を一つずつ係止してゆくという図3の方法を採らず、主
筋その他を配筋した後に本発明係止具1を立てて、フー
プ筋3を一本ずつ嵌め入れ一番下から順にフック2に係
止してゆくという方法を採用することができる(図示せ
ず)。
【0013】それ以外の方法として、本発明係止具1と
フープ筋3とを予め連結しておき、これを現場に設置す
る方法も考えられる。この場合、本発明係止具1のフッ
ク2(又はそれに代わるもの)の構造を、連結はするが
回動その他が自在にできるような余裕のあるものとすれ
ば、本発明係止具1とフープ筋3とを連結したままで簡
単に折り畳むことができるので、実質的な容積を小さく
することが容易となる(図示せず)。
【0014】なお、このようにして主筋Mの外周を取り
囲む形でフープ筋3を所定間隔毎に配置することができ
るものであるが、フープ筋3と主筋Mとを実際に結束し
ているわけではないので、これらを適宜結束するように
しても良い。勿論、本発明係止具1を利用した場合には
結束に使用する結束線(通常は細いなまし鉄線)の数は
極端に少なくて良い。
【0015】以上は、本発明係止具1を現場に残したま
まコンクリートを打設することを前提として説明してき
たが、本発明係止具1は、主筋Mにフープ筋3を結束し
てゆく際の仮止め用として利用しても便利である。その
際は、主筋Mと全フープ筋3を従来と同程度に結束した
のち本発明係止具1を撤去することになる。
【0016】図4は、本発明係止具1の構造に関する他
の例を示すものであり、細幅の鉄板を折曲することで係
止部4を設けたものである。係止部4は、前例までのフ
ック2に相当するものである。
【0017】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明に係る
フープ筋係止具は、鉄筋コンクリート構築物において、
柱状躯体部分の配筋に使用されるフープ筋を、所定箇所
に係止するための棒状体又は板状体の部材であって、設
置するフープ筋同士の間隔に相当する間隔毎にフープ筋
係止部が設けられていることを特徴とするものであり、
次のような効果を有する極めて高度な発明である。
【0018】即ち、従来フープ筋の設置作業は、フープ
筋を持ち上げた状態で主筋と結束することで所定位置に
係止していたわけであるが、本発明係止具を用いた場合
には結束線で結束しなくとも係止ができ、また、従来の
スパイラル筋と同様、設置間隔を計測しなくても所定間
隔での設置がかなうものでありながら、従来のスパイラ
ル筋と異なり保管時や輸送時の容積を格段に小さくでき
るので、保管コスト、輸送コストを著しく軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフープ筋係止具の一例を示す斜視
図である。
【図2】(a)(b)は、本発明に係るフープ筋係止具
の使用状態の一例を示すものであり同図(a)は概略斜
視図、同図(b)はその平面図である。
【図3】(a)(b)(c)は、本発明に係るフープ筋
係止具を利用したフープ筋の設置方法の一例を経時的に
示す概略図である。
【図4】本発明に係るフープ筋係止具の他の例を示す斜
視図である。
【符号の説明】
1 本発明に係るフープ筋係止具 2 フック 3 フープ筋 4 係止部 M 主筋

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄筋コンクリート構築物において、柱状
    躯体部分の配筋に使用されるフープ筋を、所定箇所に係
    止するための棒状体又は板状体の部材であって、設置す
    るフープ筋同士の間隔に相当する間隔毎にフープ筋係止
    部が設けられていることを特徴とするフープ筋係止具。
  2. 【請求項2】 該フープ筋係止部は、棒状体又は板状体
    に固定された受け部材である請求項1記載のフープ筋係
    止具。
  3. 【請求項3】 該フープ筋係止部は、板状体を折曲する
    ことで形成される凹部である請求項1記載のフープ筋係
    止具。
JP11188292A 1999-07-02 1999-07-02 フープ筋係止具 Pending JP2001012080A (ja)

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