JP2001011672A - マグネシウム合金塗装物とその製造方法 - Google Patents

マグネシウム合金塗装物とその製造方法

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JP2001011672A
JP2001011672A JP2000125297A JP2000125297A JP2001011672A JP 2001011672 A JP2001011672 A JP 2001011672A JP 2000125297 A JP2000125297 A JP 2000125297A JP 2000125297 A JP2000125297 A JP 2000125297A JP 2001011672 A JP2001011672 A JP 2001011672A
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magnesium alloy
resin
acid
treatment liquid
film
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JP2000125297A
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English (en)
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Kenichi Masaki
健一 正木
Kenjiro Fujitsuka
謙次郎 藤塚
Keiji Kishi
圭司 岸
Tadahiro Ito
忠広 伊藤
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Nissha Printing Co Ltd
Original Assignee
Nissha Printing Co Ltd
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C28/00Coating for obtaining at least two superposed coatings either by methods not provided for in a single one of groups C23C2/00 - C23C26/00 or by combinations of methods provided for in subclasses C23C and C25C or C25D

Abstract

(57)【要約】 【課題】 クロムを含有しない処理液を用いてマグネシ
ウム合金成形品の耐食性を高めるとともに塗装被膜の密
着性を高めることができるマグネシウム合金塗装物とそ
の製造方法を提供する。 【解決手段】 マグネシウムを50重量%以上含むマグ
ネシウム合金成形品をスルホン酸またはカルボン酸もし
くはこれらの塩の少なくとも一つ以上を含む処理液に接
触させ、次いでビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビス
フェノールF型エポキシ樹脂、アミノ樹脂の群から選ば
れる少なくとも一つ以上の樹脂と必要に応じて添加され
る硬化剤、溶剤を含有する樹脂液を接触または塗装して
樹脂被膜を形成し、次いで塗料を塗装して塗装被膜を形
成し、次いで樹脂被膜と塗装被膜とを乾燥または硬化さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、マグネシウム合
金からなる各種マグネシウム合金成形品に対して塗装さ
れたマグネシウム合金塗装物とその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】マグネシウム合金は、耐食性に乏しいた
め、塗装によって耐食性を付与することがなされてい
る。塗装被膜の十分な密着性を得るために、塗装前に化
学的防食処理がおこなわれている。
【0003】防食処理としては、日本工業規格(JI
S)H8651−1995に化成処理および陽極酸化処
理として、JIS1種〜12種が規定されており一般に
使用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、JIS1種、
3種、5〜9種、12種は、処理液が6価クロムを含む
無水クロム酸や重クロム酸塩といった毒物を含み、JI
S3種、6〜9種、11〜12種は、処理液が弗化物と
いった毒物を含むため、取り扱いが危険であり、作業環
境面や排水処理にコストがかかるという問題があった。
【0005】また、JIS1種、3種、5〜9種、12
種は、マグネシウム合金の表面に6価クロム化合物が形
成されるので、マグネシウム合金塗装物に有害物質が含
まれることになり、その溶出が懸念されるほか、リサイ
クル時にクロム除去が必要になるという問題があった。
【0006】なお、近年ノンクロム処理に関する要求が
増し、りん酸塩系、すず酸塩系、弗化物系の処理液につ
いて発表があるが、性能的にクロム酸系の処理液には及
ばない。
【0007】したがって、この発明は、上記のような問
題点を解消し、クロムを含有しない処理液を用いてマグ
ネシウム合金成形品の耐食性を高めるとともに塗装被膜
の密着性を高めることができるマグネシウム合金塗装物
とその製造方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するため、以下のように構成した。
【0009】すなわち、この発明のマグネシウム合金塗
装物は、スルホン酸またはカルボン酸もしくはこれらの
塩の少なくとも一つ以上を含む処理液に接触させられる
とともにマグネシウムを50重量%以上含むマグネシウ
ム合金成形品の表面に、ビスフェノールA型エポキシ樹
脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、アミノ樹脂の群
から選ばれる少なくとも一つ以上の樹脂からなる樹脂被
膜が形成され、その表面に塗装被膜が形成されるように
構成した。
【0010】また、この発明のマグネシウム合金塗装物
の製造方法は、マグネシウムを50重量%以上含むマグ
ネシウム合金成形品をスルホン酸またはカルボン酸もし
くはこれらの塩の少なくとも一つ以上を含む処理液に接
触させ、次いでビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビス
フェノールF型エポキシ樹脂、アミノ樹脂の群から選ば
れる少なくとも一つ以上の樹脂と必要に応じて添加され
る硬化剤、溶剤を含有する樹脂液を接触または塗装して
樹脂被膜を形成し、次いで塗料を塗装して塗装被膜を形
成し、次いで樹脂被膜と塗装被膜とを乾燥または硬化さ
せるように構成した。
【0011】マグネシウム合金塗装物の製造方法はマグ
ネシウムを50重量%以上含むマグネシウム合金成形品
を、スルホン酸またはカルボン酸もしくはこれらの塩の
少なくとも一つ以上を含む処理液に接触させ、次いでビ
スフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エ
ポキシ樹脂、アミノ樹脂の群から選ばれる少なくとも一
つ以上の樹脂と必要に応じて添加される硬化剤、溶剤を
含有する樹脂液を接触または塗装して樹脂被膜を形成
し、次いで樹脂被膜を半乾燥、半硬化または全乾燥、全
硬化させ、次いで塗料を塗装して塗装被膜を形成し、次
いで塗装被膜と未乾燥または未硬化の樹脂被膜とを乾燥
または硬化させるように構成してもよい。
【0012】また、上記の発明において、マグネシウム
合金成形品を処理液に接触させた後、10分以内にマグ
ネシウム合金成形品に樹脂液を接触または塗装するよう
に構成してもよい。
【0013】また、上記の発明において、処理液が、ス
ルホン酸またはカルボン酸もしくはこれらの塩の少なく
とも一つ以上を合計10重量%以下含むように構成して
もよい。
【0014】また、上記の発明において、処理液が、ス
ルホン酸またはカルボン酸もしくはこれらの塩の少なく
とも一つ以上を合計10重量%以下と硝酸塩を10重量
%以下含むように構成してもよい。
【0015】また、上記の発明において、処理液が水溶
液であるように構成してもよい。
【0016】また、上記の発明において、スルホン酸
が、ベンゼンスルホン酸、トルエンスルホン酸、ナフタ
レンスルホン酸、スルホ安息香酸の少なくとも一つであ
るように構成してもよい。
【0017】また、上記の発明において、スルホン酸塩
が、ベンゼンスルホン酸ナトリウム、トルエンスルホン
酸ナトリウム、ナフタレンスルホン酸ナトリウムの少な
くとも一つであるように構成してもよい。
【0018】また、上記の発明において、カルボン酸
が、ぎ酸、しゅう酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、安息
香酸、酒石酸の少なくとも一つであるように構成しても
よい。
【0019】また、上記の発明において、カルボン酸塩
が、ぎ酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、しゅう酸ナトリ
ウム、プロピオン酸ナトリウム、ぎ酸カルシウム、酢酸
カルシウム、しゅう酸カルシウム、プロピオン酸カルシ
ウムの少なくとも一つであるように構成してもよい。
【0020】また、上記の発明において、アミノ樹脂
が、メラミン樹脂、ベンゾグアナミン樹脂、尿素ホルマ
リン樹脂、アミノアルキッド樹脂の少なくとも一つであ
るように構成してもよい。
【0021】また、上記の発明において、アミノ樹脂の
硬化剤が、スルホン酸、カルボン酸の少なくとも一つで
あるように構成してもよい。
【0022】また、上記の発明において、樹脂液に含有
される溶剤が、メチルアルコール、エチルアルコール、
イソプロピルアルコール、メチルエチルケトン、メチル
イソブチルケトン、ミネラルスピリット、トルエン、酢
酸エチルの少なくとも一つであるように構成してもよ
い。
【0023】また、上記の発明において、マグネシウム
合金成形品と処理液との接触が、マグネシウム合金成形
品と研磨材と研磨助剤と処理液とを投入したバレル研磨
槽内でバレル研磨処理することで行われるように構成し
てもよい。
【0024】また、上記の発明において、マグネシウム
合金成形品と処理液との接触が、研磨材と処理液とを含
む液体を用いてマグネシウム合金成形品を湿式ブラスト
処理またはウォータージェット処理をすることで行われ
るように構成してもよい。
【0025】また、上記の発明において、マグネシウム
合金成形品と処理液との接触が、研磨材と処理液とを含
む液体を用いてマグネシウム合金成形品を液体ホーニン
グ処理することで行われるように構成してもよい。
【0026】また、上記の発明において、塗料の塗装方
法が、スプレー塗装法、静電塗装法、電着塗装法、粉体
塗装法、浸漬塗装法、ロールコーティング法、カーテン
フローコーティング法またはスピンコーティング法であ
るように構成してもよい。
【0027】また、上記の発明において、樹脂被膜に対
し、粉体塗料を用いて塗装するように構成してもよい。
【0028】
【発明の実施の形態】この発明のマグネシウム合金塗装
物は、スルホン酸またはカルボン酸もしくはこれらの塩
の少なくとも一つ以上を含む処理液に接触させられると
ともにマグネシウムを50重量%以上含むマグネシウム
合金成形品の表面に、ビスフェノールA型エポキシ樹
脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、アミノ樹脂の群
から選ばれる少なくとも一つ以上の樹脂からなる樹脂被
膜が形成され、その表面に塗装被膜が形成されたもので
ある。
【0029】また、この発明のマグネシウム合金塗装物
の製造方法は、マグネシウムを50重量%以上含むマグ
ネシウム合金成形品をスルホン酸またはカルボン酸もし
くはこれらの塩の少なくとも一つ以上を含む処理液に接
触させ、次いでビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビス
フェノールF型エポキシ樹脂、アミノ樹脂の群から選ば
れる少なくとも一つ以上の樹脂と必要に応じて添加され
る硬化剤、溶剤を含有する樹脂液を接触または塗装して
樹脂被膜を形成し、次いで塗料を塗装して塗装被膜を形
成し、次いで樹脂被膜と塗装被膜とを乾燥または硬化さ
せるものである。
【0030】この発明のマグネシウム合金塗装物を得る
には、次のようにするとよい。
【0031】まず、マグネシウム合金成形品を処理液に
接触させる。
【0032】マグネシウム合金成形品としては、マグネ
シウムを50重量%以上含むものを用いる。このような
組成のマグネシウム合金としては、たとえば、ASTM
に規定されるAM20、AM60、AS41、AZ6
3、AZ91、AZ92、AM100、ZC63、EZ
33、ZE41、ZK51、ZK61、ZE63、QE
63、QE22、EQ21、WE43などを用いること
ができる。
【0033】処理液は、スルホン酸またはカルボン酸も
しくはこれらの塩の少なくとも一つ以上を含むものであ
る。
【0034】処理液を構成する材料として、スルホン酸
またはカルボン酸もしくはこれらの塩を用いるのは、危
険性が低くて使いやすく、反応がおだやかで制御しやす
いからである。また、後工程である乾燥時または硬化時
の加熱により残留しにくいという利点もある。
【0035】スルホン酸としては、ベンゼンスルホン
酸、トルエンスルホン酸、ナフタレンスルホン酸、スル
ホ安息香酸などを用いることができる。また、スルホン
酸塩としては、ベンゼンスルホン酸ナトリウム、トルエ
ンスルホン酸ナトリウム、ナフタレンスルホン酸ナトリ
ウムなどを用いることができる。
【0036】カルボン酸としては、カルボン酸が、ぎ
酸、しゅう酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、安息香酸、
酒石酸などを用いることができる。また、カルボン酸塩
としては、ぎ酸ナトリウム、しゅう酸ナトリウム、酢酸
ナトリウム、プロピオン酸ナトリウム、ぎ酸カルシウ
ム、しゅう酸カルシウム、酢酸カルシウム、プロピオン
酸カルシウムなどを用いることができる。
【0037】ここで、処理液が、スルホン酸またはカル
ボン酸もしくはこれらの塩の少なくとも一つ以上を合計
10重量%以下含むものであってもよい。10重量%以
下にすることによって、スルホン酸またはカルボン酸も
しくはこれらの塩の消費量を抑えるほか、マグネシウム
との反応を穏やかなものにし、エッチングによる外観変
化や寸法変化を少なくすることができる。
【0038】また、スルホン酸またはカルボン酸もしく
はこれらの塩の少なくとも一つ以上を合計10重量%以
下と硝酸塩を10重量%以下含むようにしてもよい。硝
酸塩を10重量%以下含むようにすることによって、マ
グネシウム合金の酸化膜の溶解除去を促進することがで
きる。硝酸塩としては、硝酸カリウム、硝酸ナトリウム
などを用いることができる。
【0039】また、処理液が水溶液であるようにしても
よい。処理液を水溶液にすることによって、希釈による
反応性の制御のほか、循環使用や廃液処理を容易で安全
なものとすることができる。
【0040】マグネシウム合金成形品を処理液に接触さ
せるには、具体的には次のようにするとよい。
【0041】まず、前処理として、マグネシウム合金成
形品を、有機溶剤によって洗浄し、次いでアルカリ脱脂
する。前処理は、マグネシウム合金成形品の成形時に付
着する離型剤などの除去が必要な場合に行う。
【0042】次いで、マグネシウム合金成形品を処理液
に接触させる。接触工程は、スプレー法、シャワー法、
浸漬法またはロールコーティング法などで行うことがで
きる。
【0043】マグネシウム合金成形品を処理液に接触さ
せることにより、マグネシウムの表面がエッチングさ
れ、マグネシウム酸化物を除去することができる。ま
た、マグネシウム合金成形品の表面が粗化され、後の工
程で形成する樹脂被膜の密着性を高めることができる。
【0044】ここで、処理液との接触工程の一方法とし
ては、マグネシウム合金成形品と研磨材と研磨助剤と処
理液とを投入したバレル研磨槽内でバレル研磨処理する
方法がある。このように化学的エッチング作用に加えて
機械的研磨を同時に行うことによって、エッチングの均
一性向上、エッチングにより生じるスマットの除去とと
もに、マグネシウム合金成形品の成形時のバリ、湯じわ
の除去や、マグネシウム合金成形品の表面の平滑性の向
上、艶出しをすることができる。
【0045】また、処理液との接触工程は、研磨材と処
理液とを含む液体を用い、マグネシウム合金成形品を湿
式ブラスト処理またはウォータージェット処理すること
で行ってもよい。このように化学的エッチングに加えて
機械的研磨を同時に行うことによって、エッチングによ
り生じるスマットの除去とともに、機械的研磨により成
形時のバリ、湯じわの除去や美しい梨地面を出すことが
できる。
【0046】また、処理液との接触工程は、研磨材と処
理液とを含む液体を用い、マグネシウム合金成形品を液
体ホーニング処理することで行ってもよい。このように
化学的エッチングに加えて機械的研磨を同時に行うこと
によって、化学的エッチングにより生じるスマットの除
去とともに、機械的研磨により成形時のバリ、湯じわの
除去や美しい梨地面を出すことができる。
【0047】接触工程の後、水洗してもよい。水洗によ
って過剰な処理液を除去することができる。また、アル
コール置換してもよい。次工程で用いる樹脂液がアルコ
ール溶液またはアルコール混合液である場合は、アルコ
ール置換によって、アルコールが付着したままのマグネ
シウム合金成形品に樹脂液を付着させることができる。
【0048】次いで、マグネシウム合金成形品に樹脂液
を接触または塗装して樹脂被膜を形成する。
【0049】樹脂液は、少なくともビスフェノールA型
エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、アミ
ノ樹脂の群から選ばれる少なくとも一つ以上の樹脂と、
必要に応じて添加される硬化剤、溶剤からなるものであ
る。
【0050】ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフ
ェノールF型エポキシ樹脂、アミノ樹脂の群から選ばれ
る少なくとも一つ以上の樹脂からなる樹脂を用いるの
は、これらの樹脂が耐薬品性、金属への密着性に優れる
ためである。アミノ樹脂としては、メラミン樹脂、ベン
ゾグアナミン樹脂、尿素ホルマリン樹脂、アミノアルキ
ッド樹脂などを用いることができる。
【0051】また、これらの樹脂には、必要に応じて硬
化剤を加えてもよい。硬化剤としては、アミン、メラミ
ン、イソシアネートなどの含チッソ化合物がある。さら
にパラトルエンスルホン酸などの酸触媒を加えてもよ
い。また、アミノ樹脂は、ビスフェノールA型エポキシ
樹脂またはビスフェノールF型エポキシ樹脂の硬化剤と
して作用させることもできる。アミノ樹脂の硬化剤とし
ては、マグネシウム合金表面に残留する処理液中のスル
ホン酸やカルボン酸を用いることができる。スルホン酸
やカルボン酸と樹脂液中アミノ樹脂との複合体が形成さ
れると、マグネシウム合金成形品の表面に強く吸着する
ことによってマグネシウム合金成形品と樹脂被膜の結合
が強固になる。
【0052】また、これらの樹脂には、必要に応じて溶
剤を加えてもよい。溶剤としては、メチルアルコール、
エチルアルコール、イソプロピルアルコール、メチルエ
チルケトン、メチルイソブチルケトン、ミネラルスピリ
ット、トルエン、酢酸エチルなどを用いることができ
る。このような溶剤を用いることにより、前工程の残留
水である処理液中の水分や水洗に用いた水分と容易に混
合置換できる。とくに、エチルアルコールは、作業環境
面での毒性が低い点とマグネシウム合金に影響を与えな
い点で優れている。また、メチルエチルケトン、メチル
イソブチルケトン、ミネラルスピリット、トルエン、酢
酸エチルは非極性溶剤であり、結露防止の効果に優れて
いる。
【0053】マグネシウム合金成形品に樹脂液を接触ま
たは塗装して、マグネシウム合金成形品の表面に樹脂被
膜を形成する。接触方法としては、スプレー法、シャワ
ー法、浸漬法またはロールコーティング法などがある。
塗装方法としては、スプレー塗装法、静電塗装法、浸漬
塗装法、ロールコーティング法、カーテンフローコーテ
ィング法、スピンコーティング法などがある。
【0054】マグネシウム合金成形品に処理液を接触さ
せた後、10分以内にマグネシウム合金成形品に樹脂液
を接触または塗装するのが好ましい。マグネシウム合金
成形品を処理液に接触させると、その表面の酸化被膜は
エッチングされ、未酸化表面が露出する。10分を越え
ると、未酸化面で酸化反応が進行して酸化被膜が形成さ
れやすくなる。酸化被膜が形成されると、塗料の密着性
を阻害したり塗装後の耐食性を損なったりするので、酸
化被膜を除去した状態で樹脂液により樹脂被膜を形成
し、マグネシウム合金成形品を被覆することで、空気と
の接触を遮断し酸化反応を防止することができる。
【0055】このようにして、マグネシウム合金成形品
の表面に、樹脂被膜を形成することができる。また、樹
脂被膜を半乾燥、半硬化または全乾燥、全硬化させても
よい。このようにすることにより、樹脂被膜の粘度を上
昇させて、後の塗装工程において、塗料成分による樹脂
被膜の再溶解を防ぎ、塗装被膜を確実に固着させること
ができる。
【0056】次いで、マグネシウム合金成形品に塗料を
塗装して塗装被膜を形成する。
【0057】塗装方法としては、スプレー塗装法、静電
塗装法、電着塗装法、粉体塗装法、浸漬塗装法、ロール
コーティング法、カーテンフローコーティング法、スピ
ンコーティング法などがある。また、塗料としては、液
体または粉体のものを用いることができる。たとえば、
スプレー塗装には、溶剤系塗料、水系塗料を、静電塗装
には溶剤系塗料、水系塗料、粉体系塗料を、電着塗装法
には粉体塗料を、浸漬法には溶剤系塗料、水系塗料、粉
体流動塗料、静電粉体塗料、粉体圧縮塗料をそれぞれ用
いることができる。
【0058】塗装方法として、一般的な、スプレー塗装
法、静電塗装法、電着塗装法、粉体塗装法、浸漬塗装
法、ロールコーティング法、カーテンフローコーティン
グ法、スピンコーティング法を用い、液体または粉体塗
料を使うことにより、安価に生産性よく、美しい外観と
保護機能を得ることができる。
【0059】また、未乾燥、未硬化または半乾燥、半硬
化の状態である樹脂被膜に対し、粉体塗料を用いて塗装
した場合は、樹脂被膜のタックにより多くの粉体塗料を
効率よく付着させることができ、乾燥または硬化工程の
加熱により樹脂被膜と塗装被膜とが強固に密着し、美し
い外観と保護機能を得ることができる。
【0060】このようにして、マグネシウム合金成形品
の表面に塗装被膜を形成することができる。
【0061】次いで、樹脂被膜と塗装被膜とを乾燥また
は硬化する。また、樹脂被膜をすでに乾燥または硬化し
ている場合は、塗装被膜を硬化する。
【0062】このようにして、マグネシウム合金塗装物
を得ることができる。
【0063】
【実施例】(実施例1) マグネシウム合金成形品とし
て、マグネシウム合金AZ91からなる150×100
×1mmの板材を用い、次のように処理した。
【0064】まず、トルエンで10分間超音波洗浄し、
50℃で3分間加熱乾燥し、続いて10%水酸化ナトリ
ウム水溶液で1分間超音波洗浄し、蒸留水で1分間水洗
してマグネシウム合金成形品の汚れなどを除去した。
【0065】次いで、処理液としてパラトルエンスルホ
ン酸5重量%を含む水溶液を用い、マグネシウム合金成
形品を1分間浸漬して接触させた。続いて、蒸留水で1
分間水洗し、エチルアルコールで1分間超音波洗浄し
た。
【0066】次いで、樹脂液として硬化剤入りビスフェ
ノールA型エポキシ樹脂の7重量%エチルアルコール溶
液を用い、マグネシウム合金成形品を浸漬して引き上げ
て接触させて樹脂被膜を形成した。なお、本工程は、処
理液と接触した約2分後であった。続いて、50℃で3
分間加熱して樹脂被膜を乾燥した。
【0067】次いで、アクリル系ウレタン塗料を用い、
スプレー塗装して塗装被膜を形成した。続いて、160
℃で30分間加熱して塗装被膜を硬化した。
【0068】このようにして得たマグネシウム合金塗装
物について、碁盤目付着性試験、鉛筆硬度試験、日本工
業規格(JIS)K5400に基づくソルトスプレー試
験をそれぞれ実施したところ、碁盤目付着性は100/
100、鉛筆硬度は3Hであり、ソルトスプレー試験に
おいて240時間経過後も腐食や塗膜の膨れは発生しな
かった。
【0069】(実施例2) 実施例1と同様にして樹脂
被膜を乾燥する工程まで行った。
【0070】次いで、アクリル系粉体塗料をマグネシウ
ム合金成形品にまぶし、過剰に付着した粉体塗料を圧縮
空気で吹き飛ばした後、付着した粉体塗料をテフロン
(登録商標)シートを介してローラーで加圧圧縮して塗
装被膜を形成した。
【0071】次いで、180℃で20分間加熱し、塗装
被膜の溶融を経て塗装被膜を硬化させた。
【0072】このようにして得たマグネシウム合金塗装
物について、碁盤目付着性試験、鉛筆硬度試験、ソルト
スプレー試験をそれぞれ実施したところ、碁盤目付着性
は100/100、鉛筆硬度は3Hであり、ソルトスプ
レー試験において240時間経過後も腐食や塗膜の膨れ
は発生しなかった。
【0073】(実施例3) 処理液として酢酸1重量%
および硝酸ナトリウム0.5重量%を含む水溶液を用い
たほかは実施例1と同様にしてマグネシウム合金塗装物
を得た。
【0074】このようにして得たマグネシウム合金塗装
物について、碁盤目付着性試験、鉛筆硬度試験、ソルト
スプレー試験をそれぞれ実施しところ、碁盤目付着性は
100/100、鉛筆硬度は3H、ソルトスプレー試験
において240時間経過後も腐食や塗膜の膨れは発生し
なかった。
【0075】(実施例4) 処理液として酢酸1重量%
および硝酸ナトリウム0.5重量%を含む水溶液を用い
たほかは実施例2と同様にしてマグネシウム合金塗装物
を得た。
【0076】このようにして得たマグネシウム合金塗装
物について、碁盤目付着性試験、鉛筆硬度試験、ソルト
スプレー試験をそれぞれ実施したところ、碁盤目付着性
は100/100、鉛筆硬度は3Hであり、ソルトスプ
レー試験において240時間経過後も腐食や塗膜の膨れ
は発生しなかった。
【0077】(実施例5) 処理液として酢酸カルシウ
ム10%水溶液を用いて3分間浸漬したほかは実施例2
と同様にしてマグネシウム合金塗装物を得た。
【0078】このようにして得たマグネシウム合金塗装
物について、碁盤目付着性試験、鉛筆硬度試験、ソルト
スプレー試験をそれぞれ実施しところ、碁盤目付着性は
100/100、鉛筆硬度は3H、ソルトスプレー試験
において240時間経過後も腐食や塗膜の膨れは発生し
なかった。
【0079】(比較例) 比較例として、実施例1〜4
と同様のマグネシウム合金成形品を用い、次のように処
理した。
【0080】まず、トルエンで10分間超音波洗浄し、
50℃で3分間加熱乾燥し、続いて10%水酸化ナトリ
ウム水溶液で1分間超音波洗浄し、蒸留水で1分間水洗
してマグネシウム合金成形品の汚れなどを除去した。
【0081】次いで、アクリル系ウレタン塗料を用い、
スプレー塗装して塗装被膜を形成した。続いて、160
℃で30分間加熱して塗装被膜を硬化した。
【0082】このようにして得たマグネシウム合金塗装
物について、碁盤目付着性試験、鉛筆硬度試験、ソルト
スプレー試験をそれぞれ実施したところ、碁盤目付着性
は7/100、鉛筆硬度はH、ソルトスプレー試験は2
4時間経過時点にて全面に腐食が発生し、塗膜が大きく
膨れあがった。
【0083】
【発明の効果】この発明のマグネシウム合金塗装物とそ
の製造方法は、以上のような構成を採るので、以下のよ
うな効果を奏する。
【0084】すなわち、この発明のマグネシウム合金塗
装物は、スルホン酸またはカルボン酸もしくはこれらの
塩の少なくとも一つ以上を含む処理液に接触させられる
とともにマグネシウムを50重量%以上含むマグネシウ
ム合金成形品の表面に、ビスフェノールA型エポキシ樹
脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、アミノ樹脂の群
から選ばれる少なくとも一つ以上の樹脂からなる樹脂被
膜が形成され、その表面に塗装被膜が形成されるように
構成したので、マグネシウム合金成形品の耐食性と塗装
被膜の密着性とが優れたものである。
【0085】また、この発明のマグネシウム合金塗装物
の製造方法は、マグネシウムを50重量%以上含むマグ
ネシウム合金成形品をスルホン酸またはカルボン酸もし
くはこれらの塩の少なくとも一つ以上を含む処理液に接
触させ、次いでビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビス
フェノールF型エポキシ樹脂、アミノ樹脂の群から選ば
れる少なくとも一つ以上の樹脂と必要に応じて添加され
る硬化剤、溶剤を含有する樹脂液を接触または塗装して
樹脂被膜を形成し、次いで塗料を塗装して塗装被膜を形
成し、次いで樹脂被膜と塗装被膜とを乾燥または硬化さ
せるように構成したので、クロムを含有しない処理液を
用いてマグネシウム合金成形品の耐食性を高めるととも
に塗装被膜の密着性を高めることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C23C 26/00 C23C 26/00 A 28/00 28/00 Z (72)発明者 伊藤 忠広 京都府京都市中京区壬生花井町3番地 日 本写真印刷株式会社内

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スルホン酸またはカルボン酸もしくはこ
    れらの塩の少なくとも一つ以上を含む処理液に接触させ
    られるとともにマグネシウムを50重量%以上含むマグ
    ネシウム合金成形品の表面に、ビスフェノールA型エポ
    キシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、アミノ樹
    脂の群から選ばれる少なくとも一つ以上の樹脂からなる
    樹脂被膜が形成され、その表面に塗装被膜が形成された
    ことを特徴とするマグネシウム合金塗装物。
  2. 【請求項2】 マグネシウムを50重量%以上含むマグ
    ネシウム合金成形品をスルホン酸またはカルボン酸もし
    くはこれらの塩の少なくとも一つ以上を含む処理液に接
    触させ、次いでビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビス
    フェノールF型エポキシ樹脂、アミノ樹脂の群から選ば
    れる少なくとも一つ以上の樹脂と必要に応じて添加され
    る硬化剤、溶剤を含有する樹脂液を接触または塗装して
    樹脂被膜を形成し、次いで塗料を塗装して塗装被膜を形
    成し、次いで樹脂被膜と塗装被膜とを乾燥または硬化さ
    せることを特徴とするマグネシウム合金塗装物の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 マグネシウムを50重量%以上含むマグ
    ネシウム合金成形品を、スルホン酸またはカルボン酸も
    しくはこれらの塩の少なくとも一つ以上を含む処理液に
    接触させ、次いでビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビ
    スフェノールF型エポキシ樹脂、アミノ樹脂の群から選
    ばれる少なくとも一つ以上の樹脂と必要に応じて添加さ
    れる硬化剤、溶剤を含有する樹脂液を接触または塗装し
    て樹脂被膜を形成し、次いで樹脂被膜を半乾燥、半硬化
    または全乾燥、全硬化させ、次いで塗料を塗装して塗装
    被膜を形成し、次いで塗装被膜と未乾燥または未硬化の
    樹脂被膜とを乾燥または硬化させることを特徴とするマ
    グネシウム合金塗装物の製造方法。
  4. 【請求項4】 マグネシウム合金成形品を処理液に接触
    させた後、10分以内にマグネシウム合金成形品に樹脂
    液を接触または塗装する請求項2〜3のいずれかに記載
    のマグネシウム合金塗装物の製造方法。
  5. 【請求項5】 処理液が、スルホン酸またはカルボン酸
    もしくはこれらの塩の少なくとも一つ以上を合計10重
    量%以下含むものである請求項2〜3のいずれかに記載
    のマグネシウム合金塗装物の製造方法。
  6. 【請求項6】 処理液が、スルホン酸またはカルボン酸
    もしくはこれらの塩の少なくとも一つ以上を合計10重
    量%以下と硝酸塩を10重量%以下含むものである請求
    項2〜3のいずれかに記載のマグネシウム合金塗装物の
    製造方法。
  7. 【請求項7】 処理液が水溶液である請求項2〜3のい
    ずれかに記載のマグネシウム合金塗装物の製造方法。
  8. 【請求項8】 スルホン酸が、ベンゼンスルホン酸、ト
    ルエンスルホン酸、ナフタレンスルホン酸、スルホ安息
    香酸の少なくとも一つである請求項2〜3のいずれかに
    記載のマグネシウム合金塗装物の製造方法。
  9. 【請求項9】 スルホン酸塩が、ベンゼンスルホン酸ナ
    トリウム、トルエンスルホン酸ナトリウム、ナフタレン
    スルホン酸ナトリウムの少なくとも一つである請求項2
    〜3のいずれかに記載のマグネシウム合金塗装物の製造
    方法。
  10. 【請求項10】 カルボン酸が、ぎ酸、しゅう酸、酢
    酸、プロピオン酸、酪酸、安息香酸、酒石酸の少なくと
    も一つである請求項2〜3のいずれかに記載のマグネシ
    ウム合金塗装物の製造方法。
  11. 【請求項11】 カルボン酸塩が、ぎ酸ナトリウム、酢
    酸ナトリウム、しゅう酸ナトリウム、プロピオン酸ナト
    リウム、ぎ酸カルシウム、酢酸カルシウム、しゅう酸カ
    ルシウム、プロピオン酸カルシウムの少なくとも一つで
    ある請求項2〜3のいずれかに記載のマグネシウム合金
    塗装物の製造方法。
  12. 【請求項12】 アミノ樹脂が、メラミン樹脂、ベンゾ
    グアナミン樹脂、尿素ホルマリン樹脂、アミノアルキッ
    ド樹脂の少なくとも一つである請求項2〜3のいずれか
    に記載のマグネシウム合金塗装物の製造方法。
  13. 【請求項13】 アミノ樹脂の硬化剤が、スルホン酸、
    カルボン酸の少なくとも一つである請求項2〜3のいず
    れかに記載のマグネシウム合金塗装物の製造方法。
  14. 【請求項14】 樹脂液に含有される溶剤が、メチルア
    ルコール、エチルアルコール、イソプロピルアルコー
    ル、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、ミ
    ネラルスピリット、トルエン、酢酸エチルの少なくとも
    一つである請求項2〜3のいずれかに記載のマグネシウ
    ム合金塗装物の製造方法。
  15. 【請求項15】 マグネシウム合金成形品と処理液との
    接触が、マグネシウム合金成形品と研磨材と研磨助剤と
    処理液とを投入したバレル研磨槽内でバレル研磨処理す
    ることで行われる請求項2〜3のいずれかに記載のマグ
    ネシウム合金塗装物の製造方法。
  16. 【請求項16】 マグネシウム合金成形品と処理液との
    接触が、研磨材と処理液とを含む液体を用いてマグネシ
    ウム合金成形品を湿式ブラスト処理またはウォータージ
    ェット処理をすることで行われる請求項2〜3のいずれ
    かに記載のマグネシウム合金塗装物の製造方法。
  17. 【請求項17】 マグネシウム合金成形品と処理液との
    接触が、研磨材と処理液とを含む液体を用いてマグネシ
    ウム合金成形品を液体ホーニング処理することで行われ
    る請求項2〜3のいずれかに記載のマグネシウム合金塗
    装物の製造方法。
  18. 【請求項18】 塗料の塗装方法が、スプレー塗装法、
    静電塗装法、電着塗装法、粉体塗装法、浸漬塗装法、ロ
    ールコーティング法、カーテンフローコーティング法ま
    たはスピンコーティング法である請求項2〜3のいずれ
    かに記載のマグネシウム合金塗装物の製造方法。
  19. 【請求項19】 樹脂被膜に対し、粉体塗料を用いて塗
    装する請求項2〜3のいずれかに記載のマグネシウム合
    金塗装物の製造方法。
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