JP2001011200A - 成形材料及びそれを用いるfrp成形品 - Google Patents
成形材料及びそれを用いるfrp成形品Info
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Abstract
形性、均一着色性、成形品外観に優れた成形品を提供で
きる成形材料及びFRP成形品にある。 【解決手段】 不飽和樹脂と不飽和重合性単量体(C)
からなるラジカル硬化性不飽和樹脂組成物及び繊維強化
材とを用いた成形材料において、その不飽和樹脂が不飽
和ポリエステル(A)とエポキシ(メタ)アクリレート
(B)からなり、その重量比(A)/(B)が90/1
0〜50/50であり、不飽和ポリエステル(A)が、
テレフタル酸、イソフタル酸、ネオペンチルグリコー
ル、水素化ビスフェノールA、ビスフェノールAとプロ
ピレンオキシドまたはエチレンオキシドの付加物の少な
くとも1種を成分とするもので、不飽和ポリエステル
(A)の酸価/水酸基価の比が0.45〜1.5であることを特徴
とする成形材料及びそのFRP成形品。
Description
要求される厳しい耐煮沸性を満足させながら、優れた成
形性、着色均一性、成形品外観をあわせ持つSMC、B
MC等成形材料及びそれを用いたFRP成形品に関する
ものである。
強度物性、成形性、耐熱性等から浴槽、防水パン、壁パ
ネル等の住設部材に多量に使用されている。最近、ライ
フスタイルの多様化から24時間風呂が使用されはじ
め、また通常の風呂も長い耐久年数が要求されるように
なり、厳しい耐煮沸性が必要となった。
樹脂とする成形材料では、十分な耐煮沸性が得らること
ができなかった。
た耐煮沸性を持ち、成形性、均一着色性、成形品外観に
優れたFRP成形品を提供可能なSMC・BMC成形材
料にある。
課題について鋭意研究の結果、本発明を完成するに至っ
たものである。
和単量体(C)からなるラジカル硬化性不飽和樹脂組成
物及び繊維強化材とを用いた成形材料において、その不
飽和樹脂が不飽和ポリエステル(A)とエポキシ(メ
タ)アクリレート(B)からなり、その重量比(A)/
(B)が90/10〜50/50であり、不飽和ポリエ
ステル(A)が、テレフタル酸、イソフタル酸、ネオペ
ンチルグリコール、水素化ビスフェノールA、ビスフェ
ノールAとプロピレンオキシドまたはエチレンオキシド
の付加物の少なくとも1種を成分とするもので、不飽和
ポリエステル(A)の酸価/水酸基価の比が0.45〜1.5であ
ることを特徴とする成形材料、その成形材料を用いたこ
とを特徴とするFRP成形品を提供するものである。
はラジカル硬化性不飽和樹脂である不飽和ポリエステル
(A)とエポキシ(メタ)アクリレート(B)、重合性不飽和
単量体(C)、硬化剤(D)、必要により硬化促進剤(E)、充
填剤(F)、増粘剤(G)からなるラジカル硬化性不飽和樹脂
組成物を繊維強化材(H)に含浸、もしくは混合して製造
されるもので、好ましくはシートモールディングコンパ
ウンド(SMCと略す)もしくはバルクモールディング
コンパウンド(BMCと略す)成形材料である。
不飽和二塩基酸から成る酸成分と、テレフタル酸、イソ
フタル酸、ネオペンチルグリコール、水素化ビスフェノ
ールA、ビスフェノールAとプロピレンオキシドまたは
エチレンオキシドの付加物の少なくとも1種以上を必須
成分とするエステル反応生成物、もしくはこれらとジシ
クロペンタジエン系化合物との縮合反応で得られる生成
物である。好ましくは分子量500〜5000の範囲の
もので、不飽和ポリエステル(A)(樹脂固形分)の酸価
/水酸基価の比が、0.45〜1.5、好ましくは0.70〜1.30
である。この範囲をはずれると、SMCのハンドリング
性が悪くなったり、成形品の外観が悪化したり、巣等の
成形欠陥が多発する。テレフタル酸、イソフタル酸であ
る酸成分は、用いる際には不飽和ポリエステル中好まし
くは5〜15重量%である。ネオペンチルグリコール、
水素化ビスフェノールA、ビスフェノールAとプロピレ
ンオキシドまたはエチレンオキシドの付加物の不飽和ポ
リエステル中の量は、好ましくは10〜50重量%であ
る。
マレイン酸、無水マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、
無水イタコン酸等を挙げることができる。不飽和ポリエ
ステル中における量は、好ましくは30〜50重量%で
ある。
ば、フタル酸、無水フタル酸、ハロゲン化無水フタル
酸、テトラヒドロフタル酸、テトラヒドロ無水フタル
酸、ヘキサヒドロフタル酸、ヘキサヒドロ無水フタル
酸、ヘキサヒドロテレフタル酸、ヘキサヒドロイソフタ
ル酸、コハク酸、マロン酸、グルタル酸、アジピン酸、
セバシン酸、1,12−ドデカン2酸,2,6−ナフタ
レンジカルボン酸、2,7−ナフタレンジカルボン酸、
2,3−ナフタレンジカルボン酸、2,3−ナフタレン
ジカルボン酸無水物、4,4’−ビフェニルジカルボン
酸、またこれらのジアルキルエステル等を挙げることが
できる。これらは、本発明の耐煮沸性を損なうことのな
い範囲で使用できる。
ばエチレングリコ−ル、ジエチレングリコ−ル、トリエ
チレングリコ−ル、ポリエチレングリコ−ル、プロピレ
ングリコ−ル、ジプロピレングリコ−ル、ポリプロピレ
ングリコ−ル、2−メチル−1,3−プロパンジオ−
ル、1,3−ブタンジオ−ル、1,4−ブタンジオ−
ル、1,2,3,4−テトラヒドロキシブタン、グリセ
リン、トリメチロ−ルプロパン、1,3−プロパンジオ
−ル、1,2−シクロヘキサングリコ−ル、1,3−シ
クロヘキサングリコ−ル、1,4−シクロヘキサングリ
コ−ル、1,4−シクロヘキサンジメタノ−ル、パラキ
シレングリコ−ル、ビシクロヘキシル−4,4’−ジオ
−ル、2,6−デカリングリコ−ル、2,7−デカリン
グリコ−ル等を挙げることができる。これらは本発明の
耐煮沸性を損なうことのない範囲で使用できる。
ばジシクロペンタジエン、及びその誘導体が挙げられ
る。ジシクロ系不飽和ポリエステルは、ジシクロペンタ
ジエンと無水マレイン酸に水を滴下反応して得られる反
応生成物を更に多価アルコールとを反応して得る方法
や、不飽和二塩基酸と多価アルコール類の反応生成物に
ジシクロペンタジンエンを反応する方法で製造される。
(B)とは、例えば、ビスフェノール・タイプのエポキ
シ樹脂の単独を、あるいは、ビスフェノール・タイプの
エポキシ樹脂とノボラック・タイプのエポキシ樹脂との
併用、1,6−ナフタレン型エポキシ樹脂のジ(メタ)
アクリレート等になるものを指称し、その平均エポキシ
当量が、好ましくは150〜450なる範囲内にあるよ
うなエポキシ樹脂と、不飽和一塩基酸とを、エステル化
触媒の存在下で、反応せしめて得られるものである。
シ樹脂としては、例えば、ビスフェノールA型エポキシ
樹脂のジ(メタ)アクリレート、水添ビスフェノールA
型エポキシ樹脂のジ(メタ)アクリレート、ビスフェノ
ールAエチレンオキシド付加型エポキシ樹脂のジ(メ
タ)アクリレート、ビスフェノールAプロピレンオキシ
ド付加型エポキシ樹脂のジ(メタ)アクリレート、ビス
フェノールF型エポキシ樹脂のジ(メタ)アクリレー
ト、1,6−ナフタレン型エポキシ樹脂のジ(メタ)ア
クリレート等を挙げることができる。
シ樹脂としては、例えば、フェノール・ノボラックまた
はクレゾール・ノボラックと、エピクロルヒドリンまた
はメチルエピクロルヒドリンとの反応によって得られる
エポキシ樹脂などである。
は、例えばアクリル酸、メタクリル酸、桂皮酸、クロト
ン酸、ソルビン酸、モノメチルマレート、モノプロピル
マレート、モノブチルマレート、またはモノ(2−エチ
ルヘキシル)マレートなどがある。
用でも2種以上の併用でもよい。上記したエポキシ樹脂
と不飽和一塩基酸との反応は、好ましくは、60〜14
0℃、特に好ましくは、80〜120℃なる範囲内の温
度において、エステル化触媒を用いて行われる。
物が、そのまま使用できるが、そのうちでも特に代表的
なもののみを挙げるにとどめれば、トリエチルアミン、
N,N−ジメチルベンジルアミン、N,N−ジメチルア
ニリンもしくはジアザビシクロオクタンの如き、各種の
3級アミン類;またはジエチルアミン塩酸塩などであ
る。
の数平均分子量としては、好ましくは、450〜2,5
00、特に好ましくは500〜2,200なる範囲内が
適切である。分子量が450よりも小さい場合には、得
られる硬化物に粘着性が生じたり、強度物性が低下した
りするようになるし、一方、2,500よりも大きい場
合には、硬化時間が長くなり、生産性が劣って来るよう
になる。
シメタアクリレート(B)とは、樹脂固形分重量比で
(A)/(B)=90/10〜50/50=9〜1で用
いられる。この範囲から外れると充分な成形性、成形品
外観と共に優れた耐煮沸性が得られない。
(C)は、本発明の効果を損なわない範囲で通常不飽和
ポリエステル樹脂組成物に使用される、例えば、スチレ
ン、α-メチルスチレン、クロルスチレン、ジクロルス
チレン、ジビニルベンゼン、t-ブチルスチレン、ビニル
トルエン、酢酸ビニル、ジアリールフタレ-ト、トリア
リールシアヌレ-ト、さらにアクリル酸エステル、メタ
クリル酸エステル等;(メタ)アクリル酸メチル、(メ
タ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸n−ブチ
ル、(メタ)アクリル酸i−ブチル、(メタ)アクリル
酸t−ブチル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシ
ル、(メタ)アクリル酸ラウリル、(メタ)アクリル酸
シクロヘキシル、(メタ)アクリル酸ベンジル、(メ
タ)アクリル酸ステアリル、(メタ)アクリル酸トリデ
シル、ジシクロペンテニロキシエチル(メタ)アクリレ
ート、エチレングリコールモノメチルエーテル(メタ)
アクリレート、エチレングリコールモノエチルエーテル
(メタ)アクリレート、エチレングリコールモノブチル
エーテル(メタ)アクリレート、エチレングリコールモ
ノヘキシルエーテル(メタ)アクリレート、エチレング
リコールモノ2ーエチルヘキシルエーテル(メタ)アク
リレート、ジエチレングリコールモノメチルエーテル
(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールモノエチ
ルエーテル(メタ)アクリレート、ジエチレングリコー
ルモノブチルエーテル(メタ)アクリレート、ジエチレ
ングリコールモノヘキシルエーテル(メタ)アクリレー
ト、ジエチレングリコールモノ2ーエチルヘキシルエー
テル(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコ-ルジ
(メタ)アクリレ-ト、PTMGのジメタアクリーレー
ト、1,3−ブチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレー
ト、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、
2−ヒドロキシ1,3ジメタクリロキシプロパン、2,
2−ビス〔4−(メタクリロキシエトキシ)フェニル〕
プロパン、2,2−ビス〔4−(メタクリロキシ・ジエ
トキシ)フェニル〕プロパン、2,2−ビス〔4−(メ
タクリロキシ・ポリエトキシ)フェニル〕プロパン、テ
トラエチレングリコールジアクリレート、ビスフェノー
ルAEO変性(n=2)ジアクリレート、イソシアヌル
酸EO変性(n=3)ジアクリレート、ペンタエリスリ
トールジアクリレートモノステアレート、等を併用で
き、樹脂と架橋可能な不飽和単量体或いは不飽和オリゴ
マー等が挙げられる。
性、耐煽動性、耐薬品性等を向上する必要がある場合に
は、多官能不飽和モノマー、好ましくは、3官能以上の
(メタ)アクリル酸エステルモノマーが好ましく併用さ
れる。具体的には、トリメチロールプロパントリ(メ
タ)アクリレート、テトラメチロールメタルトリアクリ
レート、テトラメチロールメタンテトラアクリレート、
ペンタエリスリトールトリアクリレート、トリメチロー
ルプロパンPO変性(n=1)トリアクリレート、イソ
シアヌール酸EO変性(n=3)トリアクリレート、イ
ソシアヌール酸EO(n=3)・ε−カプロラクトン変
性トリアクリレート、ジペンタエリスリトールペンター
及びヘキサーアクリレート、ペンタエリスリト-ルテト
ラ(メタ)アクリレ-ト等の重合性単量体を併用するこ
ともできる。
硬化剤(D)を含有することも好ましく、これには有機過
酸化物が挙げられる。具体的には、ジアシルパーオキサ
イド系、パーオキシエステル系、ハイドロパーオキサイ
ド系、ジアルキルパーオキサイド系、ケトンパーオキサ
イド系、パーオキシケタール系、アルキルパーエステル
系、パーカーボネート系等公知のものが使用される。
樹脂と重合性不飽和単量体(C)の合計量100重量部に
対して、0.01〜5重量部である。上記硬化剤は2種
以上組み合わせて使用しても良い。
属石鹸類、例えばナフテン酸コバルト、オクテン酸コバ
ルト、オクテン酸バナジル、ナフテン酸銅、ナフテン酸
バリウムが挙げられ、金属キレート化合物としては、バ
ナジルアセチルアセテート、コバルトアセチルアセテー
ト、鉄アセチルアセトネートがある。またアミン類には
N,N−ジメチルアミノ−p−ベンズアルデヒド、N,
N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニリン、
N,N−ジメチル−p−トルイジン、N−エチル−m−
トルイジン、トリエタノールアミン、m−トルイジン、
ジエチレントリアミン、ピリジン、フェニルモルホリ
ン、ピペリジン、ジエタノールアニリン等がある。
重合性不飽和単量体(C)の合計量100重量部に対し
て、好ましくは0.001〜5重量部使用する。本発明
においてはアミン系促進剤が好ましい。なお、硬化促進
剤は予め樹脂に添加しておいても良いし、使用時に添加
しても良い。
ミニウム、水硬性ケイ酸塩材料、炭酸カルシウム粉、ク
レー、アルミナ粉、硅石粉、タルク、硫酸バリウム、シ
リカパウダー、ガラス粉、ガラスビーズ、マイカ、セル
ロース糸等が挙げられる。
用され、例えばトリハイドロベンゼン、トルハイドロキ
ノン、1,4−ナフトキノン、パラベンゾキノン、トル
ハイドロキノン、ハイドロキノン、ベンゾキノン、ハイ
ドロキノンモノメチルエーテル、p−tert−ブチル
カテコール、2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチ
ルフェノール等を添加できる。好ましくは樹脂組成物
に、10〜1000ppm添加しうるものである。
シウム、酸化カルシウム、酸化亜鉛、水酸化マグネシウ
ム、水酸化カルシウム、水酸化アルミニウム、多官能イ
ソシアネート等が挙げられる。これらの増粘剤は、一種
類のみを用いてもよく、また、2種類以上を併用しても
よい。
えばガラス繊維、アミド、アラミド、ビニロン、ポリエ
ステル、フェノール等の有機繊維、カーボン繊維、金属
繊維、セラミック繊維或いはこれらを組合わせて用いら
れる。経済性を考慮した場合、特に好ましいのはガラス
繊維である。また、繊維の形態は、平織り、朱子織り、
不織布、マット状等があるが、ガラスロービングを好ま
しくは5〜100mmにカットしてチョップドストラン
ドにて使用する。
剤、離型剤、紫外線吸収剤、顔料、減粘剤、低収縮剤、
老化防止剤、可塑剤、骨材、難燃剤、安定剤、補強材、
光硬化剤等を使用してもよい。
材料とされ、通常の方法により、FRP成形品として成
形することができる。例えば、24時間風呂浴槽等の長
期間熱水を使用する成形品とした場合には、効果的な耐
煮沸性が得られる。
制限されるものではないが、耐煮沸性に優れることか
ら、この点を生かした成形品用途に例えば、熱水管、熱
水タンク、熱水パネル、等に使用できる。
が、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。また文中「%」とあるのは、重量%を示すものであ
る。
に示す配合UPE1〜7に従い、α,β−不飽和二塩基酸、
飽和二塩基酸、多価アルコールをフラスコに仕込み、不
活性ガス気流中220℃で加熱脱水縮合させてUPE1〜7
を得て、更に、スチレン単量体で希釈し不揮発分60重
量%で粘度15ポイズの不飽和ポリエステル樹脂組成物
を得た。これに、ハイドロキノンを100ppm添加し
て、120℃まで冷却した。
フラスコにエポキシ当量410g/eqのビスフェノー
ルA系エポキシ樹脂820g、ハイドロキノン0.4
g、メタクリル酸163g及び反応触媒としてトルフェ
ニルフォスフィン1.5gを仕込み、110℃で酸価1
0まで反応させてエポキシメタアクリレートを合成し
た。得られたエポキシメタアクリレート70重量部をス
チレンモノマー30重量部に加え、完全に溶解しエポキ
シメタアクリレート樹脂(VE)組成物を得た。
す配合により実施例1〜4(SMC1〜4)、比較例1
〜3(SMC5〜7)のSMC成形材料1〜7を作成し
た。
ところ、比較例2,3(SMC6,7)は外観が不良で
あった。しかし、実施例1〜4、比較例1(SMC1〜
5)では、外観品質良好な成形品を得ることができた。
試験をしたところ、表3に示すように、実施例1〜4の
SMC1〜4では耐煮沸性良好であったが、比較例1の
SMC5では、表面にアワが発生し、充分な耐煮沸性が
得られなかった。
す配合に従い実施例5〜7(SMC8〜10)、比較例
4、5(SMC11、12)のSMC成形材料を作成し
た。これらSMC成形材料をプレス成形したところ、比
較例5(SMC12)は外観が不良であった。しかし、
実施例5〜7(SMC8〜10)、比較例4(SMC1
1)では、外観品質良好な成形品を得ることができた。
て、耐煮沸性試験をしたところ表5のように、実施例5
〜7(SMC8〜10)では耐煮沸性良好であったが、
比較例4のSMC11ではアワが発生し充分な耐煮沸性が
得られなかった。
イクルとして15サイクル行い、表面のひび割れ、アワ
又は著しい変色、退色の有無を目視で調べた。
分組成からなり、特定の酸価/水酸基価からなる不飽和
ポリエステル(A)とエポキシアクリレート(B)との特定の
混合比率からなることにより、耐煮沸性に非常に優れ、
更に成形性、均一着色性、成形品外観にも優れたSM
C,BMC成形材料を提供できるものである。従って、
本発明の成形材料は、非常に優れた耐煮沸性を生かし従
来の不飽和ポリエステル系SMCと同様の成形性で、2
4時間風呂等の耐煮沸性の要求される成形品に広く利用
できる。
Claims (2)
- 【請求項1】 不飽和樹脂と重合性不飽和単量体(C)
からなるラジカル硬化性不飽和樹脂組成物及び繊維強化
材とを用いた成形材料において、 その不飽和樹脂が不飽和ポリエステル(A)とエポキシ
(メタ)アクリレート(B)からなり、その重量比
(A)/(B)が90/10〜50/50であり、不飽
和ポリエステル(A)が、テレフタル酸、イソフタル
酸、ネオペンチルグリコール、水素化ビスフェノール
A、ビスフェノールAとプロピレンオキシドまたはエチ
レンオキシドの付加物の少なくとも1種を成分とするも
ので、不飽和ポリエステル(A)の酸価/水酸基価の比が
0.45〜1.5であることを特徴とする成形材料。 - 【請求項2】 請求項1記載の成形材料を用いたことを
特徴とするFRP成形品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11179783A JP2001011200A (ja) | 1999-06-25 | 1999-06-25 | 成形材料及びそれを用いるfrp成形品 |
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ID=16071825
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-
1999
- 1999-06-25 JP JP11179783A patent/JP2001011200A/ja active Pending
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