JP2001010537A - 車体のダッシュボード用スティフナ - Google Patents
車体のダッシュボード用スティフナInfo
- Publication number
- JP2001010537A JP2001010537A JP11184913A JP18491399A JP2001010537A JP 2001010537 A JP2001010537 A JP 2001010537A JP 11184913 A JP11184913 A JP 11184913A JP 18491399 A JP18491399 A JP 18491399A JP 2001010537 A JP2001010537 A JP 2001010537A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stiffener
- vehicle body
- dashboard
- dash board
- gear box
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 構成を簡略化して生産性を高めることのでき
る車体のダッシュボード用スティフナを提供する。 【解決手段】 車体のエンジンルームと車室間を隔絶す
るダッシュボード(1)を補強するためのスティフナ
(3)を、ステアリングギヤボックス(8)、アクセル
ペダル(10)、およびブレーキ液圧発生装置(マスタ
シリンダ4及び倍力装置6)を締結するボルト(16)
が螺着される雌ねじ孔(15)を設けるためのボス部
(13)がダイキャスト成型で一体形成された板状体か
らなるものとする。このようにすれば、機械加工やプレ
ス加工、溶接加工などの多岐に渡る工程を経ずにナット
付きスティフナを製造することができる。
る車体のダッシュボード用スティフナを提供する。 【解決手段】 車体のエンジンルームと車室間を隔絶す
るダッシュボード(1)を補強するためのスティフナ
(3)を、ステアリングギヤボックス(8)、アクセル
ペダル(10)、およびブレーキ液圧発生装置(マスタ
シリンダ4及び倍力装置6)を締結するボルト(16)
が螺着される雌ねじ孔(15)を設けるためのボス部
(13)がダイキャスト成型で一体形成された板状体か
らなるものとする。このようにすれば、機械加工やプレ
ス加工、溶接加工などの多岐に渡る工程を経ずにナット
付きスティフナを製造することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車体のエンジンル
ームと車室との間を隔絶するダッシュボードを補強する
ためのスティフナに関するものである。
ームと車室との間を隔絶するダッシュボードを補強する
ためのスティフナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ステアリングギヤボックス、アク
セルペダル、並びにブレーキ液圧発生装置(マスタシリ
ンダおよび倍力装置)などは、エンジンルームと車室と
の間を隔絶するダッシュボードに対し、ボルト/ナット
の如き反復着脱が可能な締結手段を用いて固定されるこ
とが一般的であった。
セルペダル、並びにブレーキ液圧発生装置(マスタシリ
ンダおよび倍力装置)などは、エンジンルームと車室と
の間を隔絶するダッシュボードに対し、ボルト/ナット
の如き反復着脱が可能な締結手段を用いて固定されるこ
とが一般的であった。
【0003】しかしながら、ダッシュボードが比較的薄
い板材をプレス成型したものの場合は、そのままではボ
ルト/ナットに加わる力を支持することができないの
で、ある程度厚みのある板材で形成された補強用のステ
ィフナを当てることにより、ボルトを締めた時の面圧を
分散させると共に、上記部品類の取付部の剛性を高める
ようにしている。
い板材をプレス成型したものの場合は、そのままではボ
ルト/ナットに加わる力を支持することができないの
で、ある程度厚みのある板材で形成された補強用のステ
ィフナを当てることにより、ボルトを締めた時の面圧を
分散させると共に、上記部品類の取付部の剛性を高める
ようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記の如き
スティフナを構成するためには、板材の裁断およびプレ
ス加工、孔あけ加工、ナットの製造、および板材に対す
るナットの溶接作業等々、その製造に要する工程が多岐
に渡り、製造コストを低減することが困難であった。
スティフナを構成するためには、板材の裁断およびプレ
ス加工、孔あけ加工、ナットの製造、および板材に対す
るナットの溶接作業等々、その製造に要する工程が多岐
に渡り、製造コストを低減することが困難であった。
【0005】本発明は、このような従来技術の問題点を
解消するべく案出されたものであり、その主な目的は、
構成を簡略化して生産性を高めることのできる車体のダ
ッシュボード用スティフナを提供することにある。
解消するべく案出されたものであり、その主な目的は、
構成を簡略化して生産性を高めることのできる車体のダ
ッシュボード用スティフナを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を果たす
ために、本発明においては、車体のエンジンルームと車
室間を隔絶するダッシュボード(1)を補強するための
スティフナ(3)を、ステアリングギヤボックス
(8)、アクセルペダル(10)、およびブレーキ液圧
発生装置(マスタシリンダ4及び倍力装置6)を締結す
るボルト(16)が螺着される雌ねじ孔(15)を設け
るためのボス部(13)がダイキャスト成型で一体形成
された板状体からなるものとした。このようにすれば、
機械加工やプレス加工、溶接加工などの多岐に渡る工程
を経ずにナット付きスティフナを製造することができ
る。
ために、本発明においては、車体のエンジンルームと車
室間を隔絶するダッシュボード(1)を補強するための
スティフナ(3)を、ステアリングギヤボックス
(8)、アクセルペダル(10)、およびブレーキ液圧
発生装置(マスタシリンダ4及び倍力装置6)を締結す
るボルト(16)が螺着される雌ねじ孔(15)を設け
るためのボス部(13)がダイキャスト成型で一体形成
された板状体からなるものとした。このようにすれば、
機械加工やプレス加工、溶接加工などの多岐に渡る工程
を経ずにナット付きスティフナを製造することができ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に添付の図面に示された一実
施の形態を参照して本発明について詳細に説明する。
施の形態を参照して本発明について詳細に説明する。
【0008】図1は、本発明が適用されたダッシュボー
ドの後面、つまり車室側の面を示している。このダッシ
ュボード1は、アルミニウム合金の板材をプレス成型し
てなるものであり、その後面のステアリングシャフト挿
通孔2の近傍には、アルミニウム合金でダイキャスト成
型されたスティフナ3が溶接結合されている。
ドの後面、つまり車室側の面を示している。このダッシ
ュボード1は、アルミニウム合金の板材をプレス成型し
てなるものであり、その後面のステアリングシャフト挿
通孔2の近傍には、アルミニウム合金でダイキャスト成
型されたスティフナ3が溶接結合されている。
【0009】このスティフナ3は、図2及び図3に示す
ように、概ね上下方向に長い長方形の板状をなし、ダッ
シュボード1の後面に密接するように、ダッシュボード
1の断面形状に対応して屈曲した形状をなしており、補
強材として十分な強度を発揮し得るように、ダッシュボ
ード1に重ね合わされている。
ように、概ね上下方向に長い長方形の板状をなし、ダッ
シュボード1の後面に密接するように、ダッシュボード
1の断面形状に対応して屈曲した形状をなしており、補
強材として十分な強度を発揮し得るように、ダッシュボ
ード1に重ね合わされている。
【0010】スティフナ3には、ブレーキのマスタシリ
ンダ4が挿通される挿通孔5と、マスタシリンダ4と一
体をなす倍力装置6が固定されるブレーキ液圧発生装置
支持部7と、ステアリングギヤボックス8の一端側が固
定されるギヤボックス支持部9と、アクセルペダル10
のブラケット11が固定されるペダルブラケット支持部
12(図4参照)とが一体的に形成されており、各部に
取り付けられる相手側部材の都合に応じたボス部13a
・13b・13cが複数箇所に設けられている。そして
スティフナ3の車室側の面には、リブ14が適宜に設け
られ、スティフナ3の厚さを最低限に抑えた上で所期の
剛性が得られるようにしてある。
ンダ4が挿通される挿通孔5と、マスタシリンダ4と一
体をなす倍力装置6が固定されるブレーキ液圧発生装置
支持部7と、ステアリングギヤボックス8の一端側が固
定されるギヤボックス支持部9と、アクセルペダル10
のブラケット11が固定されるペダルブラケット支持部
12(図4参照)とが一体的に形成されており、各部に
取り付けられる相手側部材の都合に応じたボス部13a
・13b・13cが複数箇所に設けられている。そして
スティフナ3の車室側の面には、リブ14が適宜に設け
られ、スティフナ3の厚さを最低限に抑えた上で所期の
剛性が得られるようにしてある。
【0011】ステアリングギヤボックス8並びに倍力装
置6はダッシュボード1の前面、つまりエンジンルーム
側に固定され、アクセルペダル10のブラケット11は
ダッシュボード1の後面、つまり車室側に固定される
が、これらは、スティフナ3の各ボス部13a・13b
・13cにタッピング加工された雌ねじ孔15a・15
b・15cに対してそれぞれ通しボルト16a・16b
・16cを螺着することにより、ダッシュボード1に剛
固に結合される。
置6はダッシュボード1の前面、つまりエンジンルーム
側に固定され、アクセルペダル10のブラケット11は
ダッシュボード1の後面、つまり車室側に固定される
が、これらは、スティフナ3の各ボス部13a・13b
・13cにタッピング加工された雌ねじ孔15a・15
b・15cに対してそれぞれ通しボルト16a・16b
・16cを螺着することにより、ダッシュボード1に剛
固に結合される。
【0012】なお、ステアリングギヤボックス8の他端
側は、上記のスティフナ3と同様にアルミニウム合金で
ダイキャスト成型された別のスティフナ17を介してダ
ッシュボード1の前面に固定される。
側は、上記のスティフナ3と同様にアルミニウム合金で
ダイキャスト成型された別のスティフナ17を介してダ
ッシュボード1の前面に固定される。
【発明の効果】このように本発明によれば、ナット付き
スティフナの構成を簡略化でき、その生産性を向上する
ことができるので、製造コストの低減に大きな効果があ
る。
スティフナの構成を簡略化でき、その生産性を向上する
ことができるので、製造コストの低減に大きな効果があ
る。
【図1】本発明が適用される自動車のダッシュボードの
車室側から見た斜視図
車室側から見た斜視図
【図2】本発明によるスティフナの斜視図
【図3】ダッシュボードに対するスティフナの接合状況
とステアリングギヤボックス及びブレーキ液圧発生装置
の取付部を示す縦断面図
とステアリングギヤボックス及びブレーキ液圧発生装置
の取付部を示す縦断面図
【図4】スティフナのアクセルペダル取付部を示す縦断
面図
面図
1 ダッシュボード 3 スティフナ 4 マスタシリンダ 6 倍力装置 8 ステアリングギヤボックス 10 アクセルペダル 13 ボス部 15 雌ねじ孔 16 ボルト
Claims (1)
- 【請求項1】 車体のエンジンルームと車室との間を隔
絶するダッシュボードを補強するためのスティフナであ
って、 ステアリングギヤボックス、アクセルペダル、およびブ
レーキ液圧発生装置を締結するボルトが螺着される雌ね
じ孔を設けるためのボス部がダイキャスト成型で一体形
成された板状体からなることを特徴とする車体のダッシ
ュボード用スティフナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11184913A JP2001010537A (ja) | 1999-06-30 | 1999-06-30 | 車体のダッシュボード用スティフナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11184913A JP2001010537A (ja) | 1999-06-30 | 1999-06-30 | 車体のダッシュボード用スティフナ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001010537A true JP2001010537A (ja) | 2001-01-16 |
Family
ID=16161533
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11184913A Pending JP2001010537A (ja) | 1999-06-30 | 1999-06-30 | 車体のダッシュボード用スティフナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001010537A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011162089A1 (ja) * | 2010-06-24 | 2011-12-29 | 本田技研工業株式会社 | 車体前部構造 |
JP2012011957A (ja) * | 2010-07-02 | 2012-01-19 | Honda Motor Co Ltd | 車体前部構造 |
WO2013190868A1 (ja) * | 2012-06-22 | 2013-12-27 | 豊田鉄工株式会社 | 車両用ペダルブラケット |
-
1999
- 1999-06-30 JP JP11184913A patent/JP2001010537A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011162089A1 (ja) * | 2010-06-24 | 2011-12-29 | 本田技研工業株式会社 | 車体前部構造 |
JP5478724B2 (ja) * | 2010-06-24 | 2014-04-23 | 本田技研工業株式会社 | 車体前部構造 |
US8960759B2 (en) | 2010-06-24 | 2015-02-24 | Honda Motor Co., Ltd. | Vehicle body front structure |
JP2012011957A (ja) * | 2010-07-02 | 2012-01-19 | Honda Motor Co Ltd | 車体前部構造 |
US8474563B2 (en) | 2010-07-02 | 2013-07-02 | Honda Motor Co., Ltd. | Frontal structure of vehicle |
WO2013190868A1 (ja) * | 2012-06-22 | 2013-12-27 | 豊田鉄工株式会社 | 車両用ペダルブラケット |
JP2014004906A (ja) * | 2012-06-22 | 2014-01-16 | Toyoda Iron Works Co Ltd | 車両用ペダルブラケット |
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