JP3134617B2 - 自動車用操作ペダルブラケットの取付構造 - Google Patents
自動車用操作ペダルブラケットの取付構造Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車用操作ペダル
ブラケットの取付構造に関するものである。
ブラケットの取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来からこの種のものとしては、例えば
図3に示すように、車室とエンジンルームとを隔するダ
ッシュロアパネル1の車室内側にメルシート2を介して
ダッシュロアレインフォース3を積層し、このダッシュ
ロアレインフォース3の車室内側に断面ハット型のブラ
ケットマウント4を接合し、このブラケットマウント4
にペダルブラケット6をウェルドナット5、ボルト7に
て取り付けるようにしているものがある。これによっ
て、ペダルブラケット6に支持されたブレーキペダル等
のペダル8の踏込みストロークを得ることができるよう
にしている(この種の従来技術としては、例えば実開昭
61−169744号公報に示されるようなものがあ
る)。
図3に示すように、車室とエンジンルームとを隔するダ
ッシュロアパネル1の車室内側にメルシート2を介して
ダッシュロアレインフォース3を積層し、このダッシュ
ロアレインフォース3の車室内側に断面ハット型のブラ
ケットマウント4を接合し、このブラケットマウント4
にペダルブラケット6をウェルドナット5、ボルト7に
て取り付けるようにしているものがある。これによっ
て、ペダルブラケット6に支持されたブレーキペダル等
のペダル8の踏込みストロークを得ることができるよう
にしている(この種の従来技術としては、例えば実開昭
61−169744号公報に示されるようなものがあ
る)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のものにあっては、ペダルブラケット6の取付
とは別に、ブラケットマウント4の取付も行わなければ
ならないので、取付作業工数及び部品点数の増加を招
く。また、ダッシュロアパネル1等のペダル取付部の形
状が平面形状となっているので、面剛性の強化、防音性
の向上を図ることが難しかった。
うな従来のものにあっては、ペダルブラケット6の取付
とは別に、ブラケットマウント4の取付も行わなければ
ならないので、取付作業工数及び部品点数の増加を招
く。また、ダッシュロアパネル1等のペダル取付部の形
状が平面形状となっているので、面剛性の強化、防音性
の向上を図ることが難しかった。
【0004】そこで、この発明は、取付作業工数、部品
点数の低減、ペダル取付部分の面剛性の強化、防音性の
向上を図ることのできる自動車用操作ペダルブラケット
の取付構造を提供することを目的としている。
点数の低減、ペダル取付部分の面剛性の強化、防音性の
向上を図ることのできる自動車用操作ペダルブラケット
の取付構造を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、請求項1に記載されたものでは、ダッシュロアパネ
ルの車室内側にメルシートを介してダッシュロアパネル
から所定間隔でダッシュロアレインフォースを積層し、
サンドイッチ部材を構成しこれらのダッシュロアパネ
ル、メルシート、ダッシュロアレインフォースが積層状
態になったサンドイッチ部材を操作ペダルブラケットの
取付位置で車室内側に前記ダッシュロアパネル及び前記
ダッシュロアレインフォース共々エンボスさせて前記ダ
ッシュロアパネル及び前記ダッシュロアレインフォース
とが所定間隔状態となるように室内側に突出しかつ車外
側が凹部となった操作ペダルブラケット取付部を形成
し、この操作ペダルブラケット取付部の室内側に操作ペ
ダルブラケットをねじ止めした自動車用操作ペダルブラ
ケットの取付構造を特徴としている。
め、請求項1に記載されたものでは、ダッシュロアパネ
ルの車室内側にメルシートを介してダッシュロアパネル
から所定間隔でダッシュロアレインフォースを積層し、
サンドイッチ部材を構成しこれらのダッシュロアパネ
ル、メルシート、ダッシュロアレインフォースが積層状
態になったサンドイッチ部材を操作ペダルブラケットの
取付位置で車室内側に前記ダッシュロアパネル及び前記
ダッシュロアレインフォース共々エンボスさせて前記ダ
ッシュロアパネル及び前記ダッシュロアレインフォース
とが所定間隔状態となるように室内側に突出しかつ車外
側が凹部となった操作ペダルブラケット取付部を形成
し、この操作ペダルブラケット取付部の室内側に操作ペ
ダルブラケットをねじ止めした自動車用操作ペダルブラ
ケットの取付構造を特徴としている。
【0006】また、請求項2に記載の自動車用操作ペダ
ルブラケットの取付構造は、ダッシュロアパネルの車室
内側にメルシートを介してダッシュロアパネルから所定
間隔でダッシュロアレインフォースを積層しサンドイッ
チ部材を構成するとともに、このダッシュロアレインフ
ォースの車室内側にダッシュインシュレータを敷設し、
前記ダッシュロアパネル、メルシートおよびダッシュロ
アレインフォースが積層状態になったサンドイッチ部材
を操作ペダルブラケットの取付位置で車室内側にダッシ
ュロアパネル及びダッシュロアレインフォース共々エン
ボスさせて前記ダッシュロアパネル及び前記ダッシュロ
アレインフォースとが所定間隔状態となるように室内側
に突出しかつ車外側が凹部となり室内側に略平面の座面
を備える操作ペダルブラケット取付部を形成し、この操
作ペダルブラケット取付部の座面の一部にねじ部が車室
内側に突出したスタッドボルトを固定し、このスタッド
ボルトの前記ねじ部に前記操作ペダルブラケットを前記
操作ペダルブラケット取付部の座面との間にスペーサを
介在させた状態でナットを螺合することによりねじ止め
し、前記操作ペダルブラケット取付部のスタッドボルト
の周囲の座面と前記操作ペダルブラケットとの間に前記
ダッシュインシュレータを介在させたことを特徴として
いる。更に、請求項3に記載されたものでは、前記座面
は、前記ダッシュロアレインフォースの室内側に形成さ
れると共に、該座面の裏面側には、スタッドボルトの頭
部が収容される凹所が形成される一方、前記スタッドボ
ルトは、前記座面の裏面側凹所内に固定される薄板状の
頭部と、この頭部から座面に形成された貫通孔から室内
側に突出されたネジ部とからなる請求項1又は2記載の
自動車用操作ペダルブラケットの取付構造を特徴として
いる。
ルブラケットの取付構造は、ダッシュロアパネルの車室
内側にメルシートを介してダッシュロアパネルから所定
間隔でダッシュロアレインフォースを積層しサンドイッ
チ部材を構成するとともに、このダッシュロアレインフ
ォースの車室内側にダッシュインシュレータを敷設し、
前記ダッシュロアパネル、メルシートおよびダッシュロ
アレインフォースが積層状態になったサンドイッチ部材
を操作ペダルブラケットの取付位置で車室内側にダッシ
ュロアパネル及びダッシュロアレインフォース共々エン
ボスさせて前記ダッシュロアパネル及び前記ダッシュロ
アレインフォースとが所定間隔状態となるように室内側
に突出しかつ車外側が凹部となり室内側に略平面の座面
を備える操作ペダルブラケット取付部を形成し、この操
作ペダルブラケット取付部の座面の一部にねじ部が車室
内側に突出したスタッドボルトを固定し、このスタッド
ボルトの前記ねじ部に前記操作ペダルブラケットを前記
操作ペダルブラケット取付部の座面との間にスペーサを
介在させた状態でナットを螺合することによりねじ止め
し、前記操作ペダルブラケット取付部のスタッドボルト
の周囲の座面と前記操作ペダルブラケットとの間に前記
ダッシュインシュレータを介在させたことを特徴として
いる。更に、請求項3に記載されたものでは、前記座面
は、前記ダッシュロアレインフォースの室内側に形成さ
れると共に、該座面の裏面側には、スタッドボルトの頭
部が収容される凹所が形成される一方、前記スタッドボ
ルトは、前記座面の裏面側凹所内に固定される薄板状の
頭部と、この頭部から座面に形成された貫通孔から室内
側に突出されたネジ部とからなる請求項1又は2記載の
自動車用操作ペダルブラケットの取付構造を特徴として
いる。
【0007】
【作用】請求項1に記載の自動車用操作ペダルブラケッ
トの取付構造によれば、ダッシュロアパネル、メルシー
ト、ダッシュロアレインフォースが積層されてサンドイ
ッチ部材をエンボスさせて操作ペダルブラケット取付部
を形成している。 該操作ペダル取付部では、該サンドイ
ッチ部材が、ダッシュロアパネルと、ダッシュロアレイ
ンフォースとが所定間隔状態となるように、共々エンボ
スされているため、従来のようなペダルブラケットマウ
ントを廃止することができ、その分だけ取付作業工数、
部品点数を低減することができる。また、操作ペダルブ
ラケット取付部がエンボス形状とされているので、ペダ
ル踏込み操作時の踏込み力に対するダッシュロアレイン
フォースの面剛性を向上させることができる、と同時
に、ダッシュロアパネル等の面剛性の向上によって防音
性の向上をも図ることができる。
トの取付構造によれば、ダッシュロアパネル、メルシー
ト、ダッシュロアレインフォースが積層されてサンドイ
ッチ部材をエンボスさせて操作ペダルブラケット取付部
を形成している。 該操作ペダル取付部では、該サンドイ
ッチ部材が、ダッシュロアパネルと、ダッシュロアレイ
ンフォースとが所定間隔状態となるように、共々エンボ
スされているため、従来のようなペダルブラケットマウ
ントを廃止することができ、その分だけ取付作業工数、
部品点数を低減することができる。また、操作ペダルブ
ラケット取付部がエンボス形状とされているので、ペダ
ル踏込み操作時の踏込み力に対するダッシュロアレイン
フォースの面剛性を向上させることができる、と同時
に、ダッシュロアパネル等の面剛性の向上によって防音
性の向上をも図ることができる。
【0008】さらに、請求項2に記載の自動車用操作ペ
ダルブラケットの取付構造によれば、サンドイッチ部材
で形成される操作ペダルブラケット取付部では、室内側
に略平面の座面を備えて、スペーサを介在させた状態で
ナットを螺合させることにより該スタッドボルトのネジ
部を車室内側に突出させた状態とすることが出来る。こ
のため、前記ペダルブラケットの取付時には、そのスタ
ッドボルトのねじ部に該ペダルブラケットを仮保持する
ことができるので、取付作業を簡単に行うことができ
る。また、操作ペダルブラケットと操作ペダルブラケッ
ト取付部の座面との間にスペーサを介在させることによ
り操作ペダルブラケットを確実に固定した上で、該スタ
ッドボルトの周囲の座面と、前記操作ぺダルブラケット
との間にダッシュインシュレータを介在させることが出
来、前記ダッシュインシュレータが前記ダッシュロアレ
インフォースを覆う部分を増大させ、遮音性を向上させ
ることができる。更に、請求項3に記載されたもので
は、座面の裏面側に形成された凹所が前記スタッドボル
トをダッシュロアレインフォースに取り付ける際の位置
決め機能、ダッシュロアレインフォースの面剛性の向上
を果たす。
ダルブラケットの取付構造によれば、サンドイッチ部材
で形成される操作ペダルブラケット取付部では、室内側
に略平面の座面を備えて、スペーサを介在させた状態で
ナットを螺合させることにより該スタッドボルトのネジ
部を車室内側に突出させた状態とすることが出来る。こ
のため、前記ペダルブラケットの取付時には、そのスタ
ッドボルトのねじ部に該ペダルブラケットを仮保持する
ことができるので、取付作業を簡単に行うことができ
る。また、操作ペダルブラケットと操作ペダルブラケッ
ト取付部の座面との間にスペーサを介在させることによ
り操作ペダルブラケットを確実に固定した上で、該スタ
ッドボルトの周囲の座面と、前記操作ぺダルブラケット
との間にダッシュインシュレータを介在させることが出
来、前記ダッシュインシュレータが前記ダッシュロアレ
インフォースを覆う部分を増大させ、遮音性を向上させ
ることができる。更に、請求項3に記載されたもので
は、座面の裏面側に形成された凹所が前記スタッドボル
トをダッシュロアレインフォースに取り付ける際の位置
決め機能、ダッシュロアレインフォースの面剛性の向上
を果たす。
【0009】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。
明する。
【0010】図1において、符号11はエンジンルーム
と車室とを隔するダッシュロアパネルである。このダッ
シュロアパネル11の車室内側には、合成樹脂製のメル
シート12を介してダッシュロアレインフォース13が
積層されてサンドイッチ構造とされている。
と車室とを隔するダッシュロアパネルである。このダッ
シュロアパネル11の車室内側には、合成樹脂製のメル
シート12を介してダッシュロアレインフォース13が
積層されてサンドイッチ構造とされている。
【0011】このダッシュロアパネル11、メルシート
12、ダッシュロアレインフォース13のそれぞれにお
ける、操作ペダルブラケット14の取付位置が、車室内
側に凸状にエンボスされて操作ペダルブラケット取付部
15が形成されている。
12、ダッシュロアレインフォース13のそれぞれにお
ける、操作ペダルブラケット14の取付位置が、車室内
側に凸状にエンボスされて操作ペダルブラケット取付部
15が形成されている。
【0012】操作ペダルブラケット取付部15における
ダッシュロアレインフォース13にエンボスされた二つ
の凸部15a、15b(図2参照)の裏側の凹所には、
車室内側に突出した2本のスタッドボルト16の薄平板
状の頭部が溶接にて固定されている。前記スタッドボル
ト16は、操作ペダルブラケット取付部15の座面の裏
面側凹所15e内に固定される薄板状の頭部16aと、
この頭部16aから座面に形成された貫通孔から室内側
に突出されたネジ部16bとから構成されている。この
凹所15eは、スタッドボルト16を取り付ける際の位
置決め機能、ダッシュロアレインフォース13の面剛性
の向上を果たす。
ダッシュロアレインフォース13にエンボスされた二つ
の凸部15a、15b(図2参照)の裏側の凹所には、
車室内側に突出した2本のスタッドボルト16の薄平板
状の頭部が溶接にて固定されている。前記スタッドボル
ト16は、操作ペダルブラケット取付部15の座面の裏
面側凹所15e内に固定される薄板状の頭部16aと、
この頭部16aから座面に形成された貫通孔から室内側
に突出されたネジ部16bとから構成されている。この
凹所15eは、スタッドボルト16を取り付ける際の位
置決め機能、ダッシュロアレインフォース13の面剛性
の向上を果たす。
【0013】図2に示すように、スタッドボルト16に
は、スペーサナット21が、操作ペダルブラケット取付
部15の座面と操作ペダルブラケット14との間に介在
するように螺着されている。
は、スペーサナット21が、操作ペダルブラケット取付
部15の座面と操作ペダルブラケット14との間に介在
するように螺着されている。
【0014】図1において、符号22は、ダッシュロア
レインフォース13の車室内側に敷設されたダッシュイ
ンシュレータで、スペーサナット21を挿通する挿通孔
23が形成されている。このダッシュインシュレータ2
2は、前記の凹所の間の面部15cとスタッドボルト1
6とによって確実に保持されている。
レインフォース13の車室内側に敷設されたダッシュイ
ンシュレータで、スペーサナット21を挿通する挿通孔
23が形成されている。このダッシュインシュレータ2
2は、前記の凹所の間の面部15cとスタッドボルト1
6とによって確実に保持されている。
【0015】そして、ダッシュインシュレータ22の上
側に、操作ペダルブラケット14がスタッドボルト16
とナット24とによってねじ止めされ、ダッシュインシ
ュレータ22が介在されている。
側に、操作ペダルブラケット14がスタッドボルト16
とナット24とによってねじ止めされ、ダッシュインシ
ュレータ22が介在されている。
【0016】次に、このような構成からなる自動車用操
作ペダルブラケットの取付構造の作用を説明する。
作ペダルブラケットの取付構造の作用を説明する。
【0017】ダッシュロアパネル11、メルシート1
2、ダッシュロアレインフォース13のそれぞれにおけ
る操作ペダルブラケット14の取付位置が車室内側にエ
ンボスされて操作ペダルブラケット取付部15が形成さ
れ、この操作ペダルブラケット取付部15に操作ペダル
ブラケット14がねじ止めされる構成としたので、従来
のようなペダルブラケットマウントを廃止することがで
き、その分だけ取付作業工数、部品点数を低減すること
ができる。また、操作ペダルブラケット取付部15がエ
ンボス形状とされているので、ペダル踏込み操作時の踏
込み力に対するダッシュロアレインフォース13の面剛
性を強化することができる。と同時に、ダッシュロアパ
ネル等の面剛性の向上によって防音性の向上をも図るこ
とができる。
2、ダッシュロアレインフォース13のそれぞれにおけ
る操作ペダルブラケット14の取付位置が車室内側にエ
ンボスされて操作ペダルブラケット取付部15が形成さ
れ、この操作ペダルブラケット取付部15に操作ペダル
ブラケット14がねじ止めされる構成としたので、従来
のようなペダルブラケットマウントを廃止することがで
き、その分だけ取付作業工数、部品点数を低減すること
ができる。また、操作ペダルブラケット取付部15がエ
ンボス形状とされているので、ペダル踏込み操作時の踏
込み力に対するダッシュロアレインフォース13の面剛
性を強化することができる。と同時に、ダッシュロアパ
ネル等の面剛性の向上によって防音性の向上をも図るこ
とができる。
【0018】さらに、操作ペダルブラケット取付部15
にスタッドボルト16を固定し、操作ペダルブラケット
14の取付時には、このスタッドボルト16のねじ部に
操作ペダルブラケット14を仮保持することができ、取
付作業を簡単に行うことができる。また、スペーサナッ
ト21を介在させることにより、操作ペダルブラケット
14を確実に固定した上で、操作ペダルブラケット取付
部15の座面と操作ペダルブラケット14との間にダッ
シュインシュレータ22を介在させることができ、ダッ
シュインシュレータ22がダッシュロアレインフォース
13を覆う部分を増大させ、遮音性を向上させることが
できる。
にスタッドボルト16を固定し、操作ペダルブラケット
14の取付時には、このスタッドボルト16のねじ部に
操作ペダルブラケット14を仮保持することができ、取
付作業を簡単に行うことができる。また、スペーサナッ
ト21を介在させることにより、操作ペダルブラケット
14を確実に固定した上で、操作ペダルブラケット取付
部15の座面と操作ペダルブラケット14との間にダッ
シュインシュレータ22を介在させることができ、ダッ
シュインシュレータ22がダッシュロアレインフォース
13を覆う部分を増大させ、遮音性を向上させることが
できる。
【0019】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1に記
載の自動車用操作ペダルブラケットの取付構造によれ
ば、ダッシュロアパネル、メルシート、ダッシュロアレ
インフォースが積層されてサンドイッチ部材をエンボス
させて操作ペダルブラケット取付部を形成している。該
操作ペダル取付部では、該サンドイッチ部材が、ダッシ
ュロアパネルと、ダッシュロアレインフォースとが所定
間隔状態となるように、共々エンボスされているため、
従来のようなペダルブラケットマウントを廃止すること
ができ、その分だけ取付作業工数、部品点数を低減する
ことができる。また、操作ペダルブラケット取付部がエ
ンボス形状とされているので、ペダル踏込み操作時の踏
込み力に対するダッシュロアレインフォースの面剛性を
向上させることができると同時に、ダッシュロアパネル
等の面剛性の向上によって防音性の向上をも図ることが
できる。さらに、請求項2に記載の自動車用操作ペダル
ブラケットの取付構造によれば、サンドイッチ部材で形
成される操作ペダルブラケット取付部では、室内側に略
平面の座面を備えて、スペーサを介在させた状態でナッ
トを螺合させることにより該スタッドボルトのネジ部を
車室内側に突出させた状態とすることが出来る。このた
め、前記ペダルブラケットの取付時には、そのスタッド
ボルトのねじ部に該ペダルブラケットを仮保持すること
ができるので、取付作業を簡単に行うことができる。ま
た、操作ペダルブラケットと操作ペダルブラケット取付
部の座面との間にスペーサを介在させることにより操作
ペダルブラケットを確実に固定した上で、該スタッドボ
ルトの周囲の座面と、前記操作ぺダルブラケットとの間
にダッシュインシュレータを介在させることが出来、前
記ダッシュインシュレータが前記ダッシュロアレインフ
ォースを覆う部分を増大させ、遮音性を向上させること
ができる。更に、請求項3に記載されたものでは、座面
の裏面側に形成された凹所が前記スタッドボルトをダッ
シュロアレインフォースに取り付ける際の位置決め機
能、 ダッシュロアレインフォースの面剛性の向上を果た
すことが出来るという実用上有益な効果を奏する。
載の自動車用操作ペダルブラケットの取付構造によれ
ば、ダッシュロアパネル、メルシート、ダッシュロアレ
インフォースが積層されてサンドイッチ部材をエンボス
させて操作ペダルブラケット取付部を形成している。該
操作ペダル取付部では、該サンドイッチ部材が、ダッシ
ュロアパネルと、ダッシュロアレインフォースとが所定
間隔状態となるように、共々エンボスされているため、
従来のようなペダルブラケットマウントを廃止すること
ができ、その分だけ取付作業工数、部品点数を低減する
ことができる。また、操作ペダルブラケット取付部がエ
ンボス形状とされているので、ペダル踏込み操作時の踏
込み力に対するダッシュロアレインフォースの面剛性を
向上させることができると同時に、ダッシュロアパネル
等の面剛性の向上によって防音性の向上をも図ることが
できる。さらに、請求項2に記載の自動車用操作ペダル
ブラケットの取付構造によれば、サンドイッチ部材で形
成される操作ペダルブラケット取付部では、室内側に略
平面の座面を備えて、スペーサを介在させた状態でナッ
トを螺合させることにより該スタッドボルトのネジ部を
車室内側に突出させた状態とすることが出来る。このた
め、前記ペダルブラケットの取付時には、そのスタッド
ボルトのねじ部に該ペダルブラケットを仮保持すること
ができるので、取付作業を簡単に行うことができる。ま
た、操作ペダルブラケットと操作ペダルブラケット取付
部の座面との間にスペーサを介在させることにより操作
ペダルブラケットを確実に固定した上で、該スタッドボ
ルトの周囲の座面と、前記操作ぺダルブラケットとの間
にダッシュインシュレータを介在させることが出来、前
記ダッシュインシュレータが前記ダッシュロアレインフ
ォースを覆う部分を増大させ、遮音性を向上させること
ができる。更に、請求項3に記載されたものでは、座面
の裏面側に形成された凹所が前記スタッドボルトをダッ
シュロアレインフォースに取り付ける際の位置決め機
能、 ダッシュロアレインフォースの面剛性の向上を果た
すことが出来るという実用上有益な効果を奏する。
【図1】この発明の実施例に係る自動車用操作ペダルブ
ラケットの取付構造を示す断面図である。
ラケットの取付構造を示す断面図である。
【図2】この発明の実施例に係る操作ペダルブラケット
取付部を示す斜視図である。
取付部を示す斜視図である。
【図3】従来の自動車用操作ペダルブラケットの取付構
造を示す断面図である。
造を示す断面図である。
11 ダッシュロアパネル 12 メルシート 13 ダッシュロアレインフォース 14 操作ペダルブラケット 15 操作ペダルブラケット取付部 16 スタッドボルト 21 スペーサナット 22 ダッシュインシュレータ 24 ナット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60T 7/06 B60K 23/02
Claims (3)
- 【請求項1】ダッシュロアパネルの車室内側にメルシー
トを介してダッシュロアパネルから所定間隔でダッシュ
ロアレインフォースを積層し、サンドイッチ部材を構成
しこれらのダッシュロアパネル、メルシート、ダッシュ
ロアレインフォースが積層状態になったサンドイッチ部
材を操作ペダルブラケットの取付位置で車室内側に前記
ダッシュロアパネル及び前記ダッシュロアレインフォー
ス共々エンボスさせて前記ダッシュロアパネル及び前記
ダッシュロアレインフォースとが所定間隔状態となるよ
うに室内側に突出しかつ車外側が凹部となった操作ペダ
ルブラケット取付部を形成し、 この操作ペダルブラケット取付部の室内側に操作ペダル
ブラケットをねじ止めしたことを特徴とする自動車用操
作ペダルブラケットの取付構造。 - 【請求項2】ダッシュロアパネルの車室内側にメルシー
トを介してダッシュロアパネルから所定間隔でダッシュ
ロアレインフォースを積層しサンドイッチ部材を構成す
るとともに、このダッシュロアレインフォースの車室内
側にダッシュインシュレータを敷設し、前記ダッシュロ
アパネル、メルシートおよびダッシュロアレインフォー
スが積層状態になったサンドイッチ部材を操作ペダルブ
ラケットの取付位置で車室内側にダッシュロアパネル及
びダッシュロアレインフォース共々エンボスさせて前記
ダッシュロアパネル及び前記ダッシュロアレインフォー
スとが所定間隔状態となるように室内側に突出しかつ車
外側が凹部となり室内側に略平面の座面を備える操作ペ
ダルブラケット取操作ペダルブラケット取付部を形成
し、 この操作ペダルブラケット取付部の座面の一部にねじ部
が車室内側に突出したスタッドボルトを固定し、このス
タッドボルトの前記ねじ部に前記操作ペダルブラケット
を前記操作ペダルブラケット取付部の座面との間にスペ
ーサを介在させた状態でナットを螺合することによりね
じ止めし、前記操作ペダルブラケット取付部のスタッド
ボルトの周囲の座面と前記操作ペダルブラケットとの間
に前記ダッシュインシュレータを介在させたことを特徴
とする自動車用操作ペダルブラケットの取付構造。 - 【請求項3】前記座面は、前記ダッシュロアレインフォ
ースの室内側に形成されると共に、該座面の裏面側に
は、スタッドボルトの頭部が収容される凹所が形成され
る一方、前記スタッドボルトは、前記座面の裏面側凹所
内に固定される薄板状の頭部と、この頭部から座面に形
成された貫通孔から室内側に突出されたネジ部とからな
ることを特徴とする請求項1又は2記載の自動車用操作
ペダルブラケットの取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22088393A JP3134617B2 (ja) | 1993-09-06 | 1993-09-06 | 自動車用操作ペダルブラケットの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP22088393A JP3134617B2 (ja) | 1993-09-06 | 1993-09-06 | 自動車用操作ペダルブラケットの取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0769185A JPH0769185A (ja) | 1995-03-14 |
JP3134617B2 true JP3134617B2 (ja) | 2001-02-13 |
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ID=16758037
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22088393A Expired - Fee Related JP3134617B2 (ja) | 1993-09-06 | 1993-09-06 | 自動車用操作ペダルブラケットの取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3134617B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014033930A1 (ja) * | 2012-08-31 | 2014-03-06 | 株式会社ヨロズ | ブレーキペダル装置とその取付方法 |
-
1993
- 1993-09-06 JP JP22088393A patent/JP3134617B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0769185A (ja) | 1995-03-14 |
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