JPH1095351A - ステアリングコラムの保持構造 - Google Patents

ステアリングコラムの保持構造

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Publication number
JPH1095351A
JPH1095351A JP25272396A JP25272396A JPH1095351A JP H1095351 A JPH1095351 A JP H1095351A JP 25272396 A JP25272396 A JP 25272396A JP 25272396 A JP25272396 A JP 25272396A JP H1095351 A JPH1095351 A JP H1095351A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steering column
mounting bracket
dash panel
seal member
column
Prior art date
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Pending
Application number
JP25272396A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Goto
浩之 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
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Publication of JPH1095351A publication Critical patent/JPH1095351A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ステアリングコラムをダッシュパネルに簡単
に取付けること。 【解決手段】 フロントボディと車室とを仕切るダッシ
ュパネル3に、ステアリングコラム1の取付ブラケット
4がシール部材10を介在して固定される。取付ブラケ
ット4とロアコラム2の取付部はロアコラム2の下部の
み溶接で固定されている。取付ブラケット4には一対の
スリット8aが設けられ、シール部材10に設けた凸部
12a,12bはスリット8aに嵌合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダッシュパネルの
変形に影響を受けにくいステアリングコラムの保持構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は、自動車の運転席側に配設される
ステアリング部31を示す。ステアリング部31は、運
転者が自動車の舵を操作するステアリングホイール32
と、この操作力をステアリングギヤに伝達するステアリ
ングシャフト33と、これを内部に配設しているステア
リングコラム34を備えている。ステアリング部31
は、ステアリングコラム34が、車体側に固定されるこ
とで保持されている。このステアリングコラム34の保
持構造は、ステアリングコラム34の上部側でアッパコ
ラム35が取付金具36を介在させて車体側のクロスパ
イプ37に保持され、その下部側でロアコラム38が取
付ブラケット39を介在させて車体側のダッシュパネル
40に取付けられている。
【0003】図8は、このロアコラム38をダッシュパ
ネル40に固定する前の分解拡大図である。図示するよ
うに、ロアコラム38の下端部には、ほぼ四角板状の取
付ブラケット39が溶接で固着され、その四隅にはボル
ト41を挿通させるための孔42を設けている。図9
は、取付ブラケット39を車体の前方から見た図であ
る。図示するように、取付ブラケット39にはゴム製の
シール部材43が配設され、シール部材43は、ロアコ
ラム38を4本のボルト41によりダッシュパネル40
と取付ブラケット39の間に挟着され、防水の役割を果
たす。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記したステアリング
コラム34のロアコラム38の保持構造は、4本のボル
ト41でロアコラム38を保持でき、構造が簡単である
というメリットがある。しかし、シール部材43を取付
ブラケット39に組付ける作業が困難である。すなわ
ち、図9に示すシール部材43の回り止め44を厚くす
ると、シール部材43の役割を果たさなくなり、その厚
さを薄くすると回り止めが充分でなく、取付時にずれて
しまうようなことがある。そのため、従来では、シール
部材43にシール剤を塗布することで対応していた。ま
た、図7に示すように、フロントボディ45側に配設さ
れているエンジン46やブレーキブースタ47に外力が
加わり、ダッシュパネル40が車体の後方に押されるよ
うな場合は、ダッシュパネル40の変形による取付ブラ
ケット39の後方への移動が生じ、アッパコラム35の
取付部を支点として、ステアリングコラム34の立上が
り現象が生じるのを防止する必要もある。
【0005】本発明は上記課題に鑑みてなされたもの
で、シール部材を取付ブラケットに組付けるときに、シ
ール剤を必要とせず、また、ステアリングコラムの取付
ブラケットが変形してもその変形の影響を受けないステ
アリングコラムの保持構造を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、フロントボディと車室とを仕切るダッシュ
パネルと、一端部に取付けたブラケットにより上記ダッ
シュパネルに固定されるステアリングコラムと、上記ダ
ッシュパネルとブラケットとの間に介在するシール部材
とを備えたステアリングコラムの保持構造において、上
記ブラケットにスリットまたは孔を設け、このスリット
または孔に嵌合する凸部を上記シール部材に形成したこ
とを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
ステアリングコラムの保持構造について、図面を参照し
ながら説明する。なお、ステアリングコラムの上部側の
アッパコラムの取付けは、上記従来例と同じであるの
で、その説明を省略する。
【0008】図1は、本発明に係るステアリングコラム
1の保持構造を示す。ステアリングコラム1は、そのロ
アコラム2の下端部に、ステアリングコラム1をダッシ
ュパネル3に保持させるための取付ブラケット4を溶接
で固定している。図2は、ステアリングコラム1と取付
ブラケット4を固定している部位である溶接部5を示し
ている。図に示すように、溶接部5はステアリングシャ
フトを挿通するための孔6の中心に対して、下側に円周
角がほぼ90度になる長さで溶接されている。取付ブラ
ケット4は、板状でほぼ四角形状であり、4隅にボルト
の挿通用の孔7を設けている。また、取付ブラケット4
の中段高さには、ステアリングコラム1の両側に横方向
に延びるスリット8a,8bを設けている。
【0009】図1及び図3に示すシール部材10は、ゴ
ム製(例えば、EPDM)であり、その中心部にダッシ
ュパネル3の孔3aに対応する孔11を設けている。ま
た、シール部材10には孔11を挟んで横方向に、室内
側に突出するように凸部12a,12bを設けている。
凸部12a,12bの厚さaは、取付ブラケット4に設
けたスリット8a,8bの巾bにほぼ等しく、凸部12
aと12bの間隔はスリット8aと8bの間隔に等し
い。
【0010】取付ブラケット4にシール部材10を装着
したときには、凸部12a,12bがスリット8a,8
bに嵌合する。この際、凸部12a,12bをスリット
8a,8bの巾より若干大きくすれば、凸部12a,1
2bはスリット8a,8bに係止され、取付ブラケット
4をダッシュパネル3に取付けるときに、ずれることや
外れることはない。したがって、シール部材10の取付
ブラケット4への取付けが確実に取付けられ、シール剤
を必要としない。図4は、シール部材10をダッシュパ
ネル3に合わせた状態を示す。この状態からボルトとナ
ットを螺着して取付ブラケット4を、ダッシュパネル3
に取付けると、シール部材10が取付ブラケット4とダ
ッシュパネル3の間に挟着されて、それらの間に密着す
る。
【0011】図4に示すように、車体の前方から例えば
ブレーキブースタの変形による外力cが、ダッシュパネ
ル3の取付ブラケット4を取付けている部分の上部に加
わって、ダッシュパネル3が押されるようなときは、ダ
ッシュパネル3が後方に変形する。本実施の形態では、
図2に示すように、取付ブラケット4にスリット8a,
8bを設け、かつ取付ブラケット4の上部はステアリン
グコラム1と溶接で固定していない。したがって、図5
に示すように、取付ブラケット4がスリット8a,8b
の部位よりも上部が変形しやすくなり、ステアリングコ
ラム1は、ダッシュパネル3が変形してもその影響を受
けにくくなり、ステアリングコラム1の立ち上がり現象
を防止することができる。
【0012】図6は、取付ブラケット4の側方から外力
を受けた場合である。取付ブラケット4とステアリング
コラム1は、ステアリングコラム1の側部も溶接で固定
していないので、側方から外力を受けたようなときに、
左右いずれの側から受けても側部のみが変形しやすく、
ステアリングコラム1はダッシュパネル3の変形の影響
を受けにくくなる。
【0013】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、勿論、本発明はこれに限定されることなく本発明
の技術的思想に基いて種々の変形が可能である。例えば
以上の実施の形態では、取付ブラケット4にスリット8
a,8bを設け、シール部材10の凸部12a,12b
を嵌合したが、スリット8a,8bの代わりに孔を設け
て、凸部12a,12bと嵌合させてもよい。
【0014】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によればブラ
ケットにスリットまたは孔を設け、このスリットに嵌合
する凸部をシール部材に形成したので、取付ブラケット
にシール部材を装着するのが容易になり、装着後はシー
ル部材がずれることが防止でき、シール剤を塗布する工
程を廃止できる。また、ダッシュパネルを変形させる外
力が加わっても、ステアリングコラムに受ける影響を少
なくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるステアリングコラム
の保持構造の分解斜視図である。
【図2】図1に示すステアリングコラムの取付ブラケッ
ト部を示す正面図である。
【図3】図2に示す取付ブラケットに装着するシール部
材に背面図である。
【図4】図1に示すシール部材の側断面図である。
【図5】図1に示すステアリングコラムの取付ブラケッ
トの変形状態を示す側面図である。
【図6】図1に示すステアリングコラムの取付ブラケッ
トの変形状態を示す平面図である。
【図7】従来例によるステアリング部の側面図である。
【図8】同ステアリング部のステアリングコラムの取付
部の分解斜視図である。
【図9】同ステアリング部のステアリングコラムの取付
部の背面図である。
【符号の説明】
1 ステアリングコラム 2 ロアコラム 3 ダッシュパネル 4 取付ブラケット 5 溶接部 8a,8b スリット 10 シール部材 12a,12b 凸部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロントボディと車室とを仕切るダッシ
    ュパネルと、一端部に取付けたブラケットにより上記ダ
    ッシュパネルに固定されるステアリングコラムと、上記
    ダッシュパネルとブラケットとの間に介在するシール部
    材とを備えたステアリングコラムの保持構造において、
    上記ブラケットにスリットまたは孔を設け、このスリッ
    トまたは孔に嵌合する凸部を上記シール部材に形成した
    ことを特徴とするステアリングコラムの保持構造。
  2. 【請求項2】 上記ブラケットに設けたスリットを、ス
    テアリングコラムを挟んで横方向に形成してなる請求項
    1に記載のステアリングコラムの保持構造。
JP25272396A 1996-09-25 1996-09-25 ステアリングコラムの保持構造 Pending JPH1095351A (ja)

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JP25272396A JPH1095351A (ja) 1996-09-25 1996-09-25 ステアリングコラムの保持構造

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JP25272396A JPH1095351A (ja) 1996-09-25 1996-09-25 ステアリングコラムの保持構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1095351A true JPH1095351A (ja) 1998-04-14

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ID=17241375

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JP25272396A Pending JPH1095351A (ja) 1996-09-25 1996-09-25 ステアリングコラムの保持構造

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JP (1) JPH1095351A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100738396B1 (ko) 2006-03-21 2007-07-12 주식회사 만도 랙 스트로크 가변장치를 구비한 조향장치
KR20180094272A (ko) * 2017-02-15 2018-08-23 주식회사 만도 랙구동형 동력 보조 조향장치

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