JP2001009526A - 面押装置 - Google Patents
面押装置Info
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- JP2001009526A JP2001009526A JP11183848A JP18384899A JP2001009526A JP 2001009526 A JP2001009526 A JP 2001009526A JP 11183848 A JP11183848 A JP 11183848A JP 18384899 A JP18384899 A JP 18384899A JP 2001009526 A JP2001009526 A JP 2001009526A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- die
- shearing material
- pressing
- mold
- surface pressing
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 シャーリング材の面押作業の労力を軽減する
ことを可能にする面押装置を提供する。 【解決手段】 シャーリング材1の第1の辺の面押しを
行なうためのパンチ101およびダイ151と、第2の
辺の面押しを行なうためのパンチ102およびダイ15
2と、第3の辺の面押しを行なうためのパンチ103お
よびダイ153とを備える。パンチ101、パンチ10
2およびパンチ103は一体に設けられ、上金型100
を構成する。また、ダイ151、ダイ152およびダイ
153も一体に設けられ、下金型150を構成する。
ことを可能にする面押装置を提供する。 【解決手段】 シャーリング材1の第1の辺の面押しを
行なうためのパンチ101およびダイ151と、第2の
辺の面押しを行なうためのパンチ102およびダイ15
2と、第3の辺の面押しを行なうためのパンチ103お
よびダイ153とを備える。パンチ101、パンチ10
2およびパンチ103は一体に設けられ、上金型100
を構成する。また、ダイ151、ダイ152およびダイ
153も一体に設けられ、下金型150を構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、面押装置に関し
より特定的には、鋼板を矩形形状に切断して形成される
シャーリング材の3辺の面押しを同時に行なうための面
押装置に関する。
より特定的には、鋼板を矩形形状に切断して形成される
シャーリング材の3辺の面押しを同時に行なうための面
押装置に関する。
【0002】
【従来の技術】鋼板を矩形形状に切断して形成されるシ
ャーリング材の各辺には、シャーリング時に生じるカエ
リが形成される。そこで、従来からこのカエリを押し潰
すためにの面押作業がシャーリング材に対して施されて
いる。
ャーリング材の各辺には、シャーリング時に生じるカエ
リが形成される。そこで、従来からこのカエリを押し潰
すためにの面押作業がシャーリング材に対して施されて
いる。
【0003】これにより、シャーリング材を取扱う作業
者、シャーリング材を用いた最終完成品を使用する者
の、けが等をするのを防止している。
者、シャーリング材を用いた最終完成品を使用する者
の、けが等をするのを防止している。
【0004】上記面押作業は、図12に示すように、所
定の斜面202a設けられたダイ202の上にカエリ1
aを有するシャーリング材1を載置し、シャーリング材
1をパンチ201とダイ202とを用いて挟み込み、図
13に示すようにカエリ1aを押し潰すことにより行な
われる。
定の斜面202a設けられたダイ202の上にカエリ1
aを有するシャーリング材1を載置し、シャーリング材
1をパンチ201とダイ202とを用いて挟み込み、図
13に示すようにカエリ1aを押し潰すことにより行な
われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記面
押作業は、各辺ごとに行なう必要がある。また、シャー
リング材1に生じるカエリ1aの方向が各辺において全
て同じ方向に存在するとは限らず、異なる場合には、シ
ャーリング材の表裏を各辺ごとに変えながら面押作業を
行なう必要がある。その結果、シャーリング材に対する
面押作業に必要とされる労力は比較的大きく、この労力
の削減が望まれている。
押作業は、各辺ごとに行なう必要がある。また、シャー
リング材1に生じるカエリ1aの方向が各辺において全
て同じ方向に存在するとは限らず、異なる場合には、シ
ャーリング材の表裏を各辺ごとに変えながら面押作業を
行なう必要がある。その結果、シャーリング材に対する
面押作業に必要とされる労力は比較的大きく、この労力
の削減が望まれている。
【0006】この発明の目的は、シャーリング材の面押
作業の労力を軽減することを可能にする面押装置を提供
することにある。
作業の労力を軽減することを可能にする面押装置を提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明に基づく面押装置においては、鋼板を矩形形状に
切断して形成されるシャーリング材の外形面の面押しを
行なうための面押装置であって、以下の構成を備えるこ
とを特徴とする。
本発明に基づく面押装置においては、鋼板を矩形形状に
切断して形成されるシャーリング材の外形面の面押しを
行なうための面押装置であって、以下の構成を備えるこ
とを特徴とする。
【0008】上記外形面を構成する第1〜第4の辺の
内、少なくとも第1〜第3の辺の面押しを同時に行なう
ための面押金型を備えている。この構成によれば、第1
〜第3の辺の面押しを同時に行なうことが可能になるた
め、シャーリング材の面押作業の労力を軽減することが
可能になる。
内、少なくとも第1〜第3の辺の面押しを同時に行なう
ための面押金型を備えている。この構成によれば、第1
〜第3の辺の面押しを同時に行なうことが可能になるた
め、シャーリング材の面押作業の労力を軽減することが
可能になる。
【0009】また好ましくは、面押金型は、シャーリン
グ材の第1〜第4の辺の面押しを同時に行なう。
グ材の第1〜第4の辺の面押しを同時に行なう。
【0010】また、上記発明をより好ましい状態で実現
するために、以下に示す構成が採用される。上記面押金
型は、第1の辺の面押しを行なうための第1金型と、第
2の辺の面押しを行なうための第2金型と、第3の辺の
面押しを行なうための第3金型とを含む。
するために、以下に示す構成が採用される。上記面押金
型は、第1の辺の面押しを行なうための第1金型と、第
2の辺の面押しを行なうための第2金型と、第3の辺の
面押しを行なうための第3金型とを含む。
【0011】また、好ましくは、上記第1〜第3金型
は、それぞれダイとパンチとを含み、上記ダイおよびパ
ンチは、それぞれ上記第1〜第3の辺と当接する位置
に、上記シャーリング材に近づくにしたがって、シャー
リング材から遠ざかる斜面を有する。これにより、押し
潰されるカエリ部分が、外方にはみ出すことがないた
め、面押作業後のシャーリング材の寸法精度を精度良く
維持することが可能になる。
は、それぞれダイとパンチとを含み、上記ダイおよびパ
ンチは、それぞれ上記第1〜第3の辺と当接する位置
に、上記シャーリング材に近づくにしたがって、シャー
リング材から遠ざかる斜面を有する。これにより、押し
潰されるカエリ部分が、外方にはみ出すことがないた
め、面押作業後のシャーリング材の寸法精度を精度良く
維持することが可能になる。
【0012】また、好ましくは、上記第1〜第3金型
は、それぞれ上記シャーリング材の上記第1〜第3金型
に対する位置決めを行なうための位置決めピンを有す
る。このように、位置決めピンを設けることにより、面
押装置に対するシャーリング材の位置決めを精度良く、
かつ、容易に実現することが可能になる。
は、それぞれ上記シャーリング材の上記第1〜第3金型
に対する位置決めを行なうための位置決めピンを有す
る。このように、位置決めピンを設けることにより、面
押装置に対するシャーリング材の位置決めを精度良く、
かつ、容易に実現することが可能になる。
【0013】また、好ましくは、前記位置決めピンは、
いずれも上記ダイに設けられ、上記パンチに当接するこ
とにより下方に向けて摺動する摺動機構を有する。これ
により面押作業前においては、位置決めピンをダイから
相当量突出させておくことができるため、面押装置に対
するシャーリング材の位置決めを確実に行なうことが可
能になる。
いずれも上記ダイに設けられ、上記パンチに当接するこ
とにより下方に向けて摺動する摺動機構を有する。これ
により面押作業前においては、位置決めピンをダイから
相当量突出させておくことができるため、面押装置に対
するシャーリング材の位置決めを確実に行なうことが可
能になる。
【0014】また、好ましくは、上記位置決めピンは、
上記第2金型に2個所設けられ、上記第2金型の両側に
位置する上記第1金型および上記第3金型にはそれぞれ
1個所設けられる。このように位置決めピンを配置する
ことにより、シャーリング材の外形面にずれが生じてい
た場合でも、確実にシャーリング材の外形面をそれぞれ
のダイおよびパンチにより面押作業を行なうことが可能
になる。
上記第2金型に2個所設けられ、上記第2金型の両側に
位置する上記第1金型および上記第3金型にはそれぞれ
1個所設けられる。このように位置決めピンを配置する
ことにより、シャーリング材の外形面にずれが生じてい
た場合でも、確実にシャーリング材の外形面をそれぞれ
のダイおよびパンチにより面押作業を行なうことが可能
になる。
【0015】また、好ましくは、上記ダイとパンチは、
上記シャーリング材の面押し時に、上記シャーリング材
の逃げを防止するために、上記シャーリング材を上下方
向から挟み込むための逃げ防止手段を含む。これによ
り、シャーリング材を安定させた状態で、面押作業を行
なうことが可能になる。
上記シャーリング材の面押し時に、上記シャーリング材
の逃げを防止するために、上記シャーリング材を上下方
向から挟み込むための逃げ防止手段を含む。これによ
り、シャーリング材を安定させた状態で、面押作業を行
なうことが可能になる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明に基づく面押装置
の構造について、図1を参照して説明する。本実施の形
態における面押装置は、鋼板を矩形形状に切断して形成
されるシャーリング材の外形面の面押しを行なうための
面押装置であって、シャーリング材の外形面を構成する
第1〜第4の辺の内、第1〜第3の辺の面押しを同時に
行なうための面押金型を備えることを特徴とする。
の構造について、図1を参照して説明する。本実施の形
態における面押装置は、鋼板を矩形形状に切断して形成
されるシャーリング材の外形面の面押しを行なうための
面押装置であって、シャーリング材の外形面を構成する
第1〜第4の辺の内、第1〜第3の辺の面押しを同時に
行なうための面押金型を備えることを特徴とする。
【0017】なお、以下に示す面押装置については、後
述する上金型および下金型の構成のみを具体的に説明
し、上金型または下金型を駆動させるための駆動装置に
ついては説明していないが、この駆動装置については、
特別な機構を必要とせず従来から用いられる駆動装置を
適用することが可能であるため、ここでの説明は省略す
る。
述する上金型および下金型の構成のみを具体的に説明
し、上金型または下金型を駆動させるための駆動装置に
ついては説明していないが、この駆動装置については、
特別な機構を必要とせず従来から用いられる駆動装置を
適用することが可能であるため、ここでの説明は省略す
る。
【0018】この面押金型は、シャーリング材1の第1
の辺の面押しを行なうための第1金型としての、パンチ
101およびダイ151と、第2の辺の面押しを行なう
ための第2金型としての、パンチ102およびダイ15
2と、第3の辺の面押しを行なうための第3金型として
の、パンチ103およびダイ153とを含む。
の辺の面押しを行なうための第1金型としての、パンチ
101およびダイ151と、第2の辺の面押しを行なう
ための第2金型としての、パンチ102およびダイ15
2と、第3の辺の面押しを行なうための第3金型として
の、パンチ103およびダイ153とを含む。
【0019】パンチ101、パンチ102およびパンチ
103は一体に設けられ、上金型100を構成する。ま
た、ダイ151、ダイ152およびダイ153も一体に
設けられ、下金型150を構成する。
103は一体に設けられ、上金型100を構成する。ま
た、ダイ151、ダイ152およびダイ153も一体に
設けられ、下金型150を構成する。
【0020】ダイ151、ダイ152およびダイ153
には、それぞれシャーリング材1の第1〜第3金型に対
する位置決めを行なうための位置決めピンが設けられ
る。具体的には、ダイ151には位置決めピン161が
設けられ、ダイ152には位置決めピン162および位
置決めピン162が設けられ、ダイ153には位置決め
ピン164が設けられる。
には、それぞれシャーリング材1の第1〜第3金型に対
する位置決めを行なうための位置決めピンが設けられ
る。具体的には、ダイ151には位置決めピン161が
設けられ、ダイ152には位置決めピン162および位
置決めピン162が設けられ、ダイ153には位置決め
ピン164が設けられる。
【0021】ここで、第1〜第3金型の縦断面構造につ
いて図2を参照して説明する。なお、第1〜第3金型の
縦断面構造はいずれも同じ断面構造を有するため、ここ
では第1金型としての、パンチ101およびダイ151
の断面構造についてのみ説明する。
いて図2を参照して説明する。なお、第1〜第3金型の
縦断面構造はいずれも同じ断面構造を有するため、ここ
では第1金型としての、パンチ101およびダイ151
の断面構造についてのみ説明する。
【0022】パンチ101は、ダイ151と当接する当
接面101cと、シャーリング材1に近づくにしたがっ
て、シャーリング材1から遠ざかる斜面101aと、シ
ャーリング材1の外周面近傍と当接する当接面101c
とを備える。
接面101cと、シャーリング材1に近づくにしたがっ
て、シャーリング材1から遠ざかる斜面101aと、シ
ャーリング材1の外周面近傍と当接する当接面101c
とを備える。
【0023】ダイ151は、パンチ101と当接する当
接面151cと、シャーリング材1に近づくにしたがっ
て、シャーリング材1から遠ざかる斜面151aと、シ
ャーリング材1の外周面近傍と当接する当接面151b
とを備える。斜面101aおよび斜面151aのそれぞ
れの水平面とのなす角度は、本実施の形態においては、
約20°である。
接面151cと、シャーリング材1に近づくにしたがっ
て、シャーリング材1から遠ざかる斜面151aと、シ
ャーリング材1の外周面近傍と当接する当接面151b
とを備える。斜面101aおよび斜面151aのそれぞ
れの水平面とのなす角度は、本実施の形態においては、
約20°である。
【0024】ダイ151には位置決めピン161が設け
られているが、この位置決めピン161は、ダイ151
の斜面151aに設けられ、パンチ101に当接するこ
とにより下方に向けて摺動する摺動機構を有する。具体
的な、摺動機構としては、位置決めピン161はダイ1
51に設けられた支持穴151d内に収容されるととも
に、下方から、上方に向けて常にコイルバネ171によ
る付勢力が与えられている。したがって、位置決めピン
161がパンチ101に当接すると、位置決めピン16
1は下方に摺動し、パンチ101が上方に移動すると、
位置決めピン161はコイルバネ171による付勢力に
より上方に摺動する。
られているが、この位置決めピン161は、ダイ151
の斜面151aに設けられ、パンチ101に当接するこ
とにより下方に向けて摺動する摺動機構を有する。具体
的な、摺動機構としては、位置決めピン161はダイ1
51に設けられた支持穴151d内に収容されるととも
に、下方から、上方に向けて常にコイルバネ171によ
る付勢力が与えられている。したがって、位置決めピン
161がパンチ101に当接すると、位置決めピン16
1は下方に摺動し、パンチ101が上方に移動すると、
位置決めピン161はコイルバネ171による付勢力に
より上方に摺動する。
【0025】上記構造よりなる第1〜第3金型を有する
面押装置を用いて、シャーリング材1の面押作業を行な
った場合、図3に示すように、作業者はシャーリング材
1を面押装置内に挿入させた場合、位置決めピン161
〜164にシャーリング材1を当接させることのみで、
容易に面押装置に対するシャーリング材1の位置決めを
行なうことが可能になる。
面押装置を用いて、シャーリング材1の面押作業を行な
った場合、図3に示すように、作業者はシャーリング材
1を面押装置内に挿入させた場合、位置決めピン161
〜164にシャーリング材1を当接させることのみで、
容易に面押装置に対するシャーリング材1の位置決めを
行なうことが可能になる。
【0026】また、シャーリング材1の4角が90°で
ない場合には図4に示すように、各辺に設計上の位置
(S)からずれ(α)が生じることが考えられるが、図
5に示すように、第2金型を構成するダイ152に2個
所、第2金型の両側に位置する第1金型を構成するダイ
151および第3金型を構成するダイ153のそれぞれ
の中央近傍に1個所、位置決めピンを設けることによ
り、シャーリング材1の一辺である辺Aが、ダイ152
に設けられた位置決めピン162,163によって位置
決めされ、シャーリング材1の向きに関係なく、辺Aの
両側の辺が、位置決めピン161,164によって位置
決めされる。
ない場合には図4に示すように、各辺に設計上の位置
(S)からずれ(α)が生じることが考えられるが、図
5に示すように、第2金型を構成するダイ152に2個
所、第2金型の両側に位置する第1金型を構成するダイ
151および第3金型を構成するダイ153のそれぞれ
の中央近傍に1個所、位置決めピンを設けることによ
り、シャーリング材1の一辺である辺Aが、ダイ152
に設けられた位置決めピン162,163によって位置
決めされ、シャーリング材1の向きに関係なく、辺Aの
両側の辺が、位置決めピン161,164によって位置
決めされる。
【0027】また、再び図3を参照して、パンチ101
およびダイ151のいずれにも斜面101a、斜面15
1aが設けられていることから、シャーリング材1のカ
エリ1aの向き関係なく、カエリ1aの面押作業を行な
うことが可能になる。
およびダイ151のいずれにも斜面101a、斜面15
1aが設けられていることから、シャーリング材1のカ
エリ1aの向き関係なく、カエリ1aの面押作業を行な
うことが可能になる。
【0028】なお、上記面押装置を用いて、シャーリン
グ材1の面押作業を行なった場合、図6に示すように、
シャーリング材1が、上金型100と下金型150との
間に生じる隙間Wに逃げ、面押作業が確実に行なわれな
い場合が考えられる。このような場合には、図7に示す
ように、上金型100にシャーリング材1に当接する当
接プレート110およびガイド111,112を設け、
下金型150にシャーリング材1に当接する当接プレー
ト160およびガイド161,162を設けることによ
り、面押作業時に当接プレート110および当接プレー
ト160によりシャーリング材1が挟持され、面押作業
を確実に行なうことが可能になる。
グ材1の面押作業を行なった場合、図6に示すように、
シャーリング材1が、上金型100と下金型150との
間に生じる隙間Wに逃げ、面押作業が確実に行なわれな
い場合が考えられる。このような場合には、図7に示す
ように、上金型100にシャーリング材1に当接する当
接プレート110およびガイド111,112を設け、
下金型150にシャーリング材1に当接する当接プレー
ト160およびガイド161,162を設けることによ
り、面押作業時に当接プレート110および当接プレー
ト160によりシャーリング材1が挟持され、面押作業
を確実に行なうことが可能になる。
【0029】また、本実施の形態において、斜面101
aおよび斜面151aのそれぞれの水平面とのなす角度
を約20°に設定することにより、図8に示すように、
押し潰されるカエリが、シャーリング材1の設計寸法ラ
イン(L1)よりも外方に張出すことなく面押作業を行
なうことが可能であるため、面押作業後のシャーリング
材1の寸法精度を精度良く維持することが可能になる。
aおよび斜面151aのそれぞれの水平面とのなす角度
を約20°に設定することにより、図8に示すように、
押し潰されるカエリが、シャーリング材1の設計寸法ラ
イン(L1)よりも外方に張出すことなく面押作業を行
なうことが可能であるため、面押作業後のシャーリング
材1の寸法精度を精度良く維持することが可能になる。
【0030】また、斜面101aおよび斜面151aを
設けておくことにより、図9に示すように、シャーリン
グ材1の4辺の寸法誤差を斜面101aおよび斜面15
1aの長さで吸収することが可能になる。
設けておくことにより、図9に示すように、シャーリン
グ材1の4辺の寸法誤差を斜面101aおよび斜面15
1aの長さで吸収することが可能になる。
【0031】なお、シャーリング材1の外形面を構成す
る第1〜第4の辺の内、第1〜第3の辺の面押しを同時
に行なうための面押金型を備えることを特徴とする面押
装置の一例として、図1に示す構造を説明したが、他の
構造として、次に示すような構造を採用することも可能
である。
る第1〜第4の辺の内、第1〜第3の辺の面押しを同時
に行なうための面押金型を備えることを特徴とする面押
装置の一例として、図1に示す構造を説明したが、他の
構造として、次に示すような構造を採用することも可能
である。
【0032】図10を参照して、シャーリング材1の4
辺の寸法誤差を柔軟に吸収するため構造が採用されてい
る。具体的には、面押時に上金型100と下金型150
とが一体となるように、下金型150と上金型100と
を結合するための凹部108と凸部158とが設けら
れ、さらに、シャーリング材1の4辺のズレ量を吸収可
能なように、下金型150が、ベース170に対して摺
動可能に保持されている。
辺の寸法誤差を柔軟に吸収するため構造が採用されてい
る。具体的には、面押時に上金型100と下金型150
とが一体となるように、下金型150と上金型100と
を結合するための凹部108と凸部158とが設けら
れ、さらに、シャーリング材1の4辺のズレ量を吸収可
能なように、下金型150が、ベース170に対して摺
動可能に保持されている。
【0033】また、ベース170に設けられる壁171
との間に、シャーリング材1への追従性を高めるための
コイルバネ180が設けられている。なお、図10にお
いては、シャーリング材1の1辺に対応する構造しか示
していないが、少なくともシャーリング材1の3辺にお
いて同様の構造を有しているものとする。
との間に、シャーリング材1への追従性を高めるための
コイルバネ180が設けられている。なお、図10にお
いては、シャーリング材1の1辺に対応する構造しか示
していないが、少なくともシャーリング材1の3辺にお
いて同様の構造を有しているものとする。
【0034】さらに、他の構成としては、図11に示す
ような、面押装置の構造が考えられる。この構造におけ
る面押装置においては、シャーリング材1の面押時に、
シャーリング材1を挟持する挟持プレート308および
309が設けられる。上部プレート306とプレート3
08の間には、シャーリング材1に適度な挟持力を与え
るためのコイルバネ307が設けられる。
ような、面押装置の構造が考えられる。この構造におけ
る面押装置においては、シャーリング材1の面押時に、
シャーリング材1を挟持する挟持プレート308および
309が設けられる。上部プレート306とプレート3
08の間には、シャーリング材1に適度な挟持力を与え
るためのコイルバネ307が設けられる。
【0035】シャーリング材1の外面の側方部には、面
押を行なうための断面U字上の面押型301aが設けら
れた型301が配置される。型301は、ベース302
に対して摺動可能に設けられる。型301には、コイル
バネ303を介在して、斜面304aを有する当接ブロ
ック304が設けられる。この当接ブロック304も型
301と同様にベース302に対して摺動可能に設けら
れる。当接ブロック304に上方には、斜面305aを
有する当接ブロック305が、上部プレート306に固
定されている。
押を行なうための断面U字上の面押型301aが設けら
れた型301が配置される。型301は、ベース302
に対して摺動可能に設けられる。型301には、コイル
バネ303を介在して、斜面304aを有する当接ブロ
ック304が設けられる。この当接ブロック304も型
301と同様にベース302に対して摺動可能に設けら
れる。当接ブロック304に上方には、斜面305aを
有する当接ブロック305が、上部プレート306に固
定されている。
【0036】上記構成よりなる面押装置において、シャ
ーリング材1の面押作業時には、上部プレート306が
下降することにより、シャーリング材1が挟持プレート
308および309により挟持される。これと同時に、
当接ブロック305が当接ブロック304に当接し、そ
の結果、図に示すように、設けられる。上部プレート3
06とプレート308の間には、シャーリング材1に型
301をシャーリング材1方向に摺動させる。これによ
り、シャーリング材1の外面の面押作業が完了する。な
お、図11においては、シャーリング材1の1辺に対応
する構造しか示していないが、少なくともシャーリング
材1の3辺において同様の構造を有しているものとす
る。
ーリング材1の面押作業時には、上部プレート306が
下降することにより、シャーリング材1が挟持プレート
308および309により挟持される。これと同時に、
当接ブロック305が当接ブロック304に当接し、そ
の結果、図に示すように、設けられる。上部プレート3
06とプレート308の間には、シャーリング材1に型
301をシャーリング材1方向に摺動させる。これによ
り、シャーリング材1の外面の面押作業が完了する。な
お、図11においては、シャーリング材1の1辺に対応
する構造しか示していないが、少なくともシャーリング
材1の3辺において同様の構造を有しているものとす
る。
【0037】なお、上記実施の形態においては、シャー
リング材1の3辺に対して同時に面押作業を行なう場合
について説明したが、同様の構成を採用することによ
り、シャーリング材1の4辺に対して同時に面押作業を
行なう構成を採用することも可能である。
リング材1の3辺に対して同時に面押作業を行なう場合
について説明したが、同様の構成を採用することによ
り、シャーリング材1の4辺に対して同時に面押作業を
行なう構成を採用することも可能である。
【0038】以上、今回開示された上記実施の形態はす
べての点で例示であって制限的なものではないと考えら
れる。本発明の技術的範囲は、上記した説明ではなく特
許請求の範囲によって画定され、特許請求の範囲と均等
の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが
意図される。
べての点で例示であって制限的なものではないと考えら
れる。本発明の技術的範囲は、上記した説明ではなく特
許請求の範囲によって画定され、特許請求の範囲と均等
の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが
意図される。
【0039】
【発明の効果】この発明に基づいた面押装置において
は、シャーリング材の外形面を構成する第1〜第4の辺
の内、少なくとも第1〜第3の辺の面押しを同時に行な
うための面押金型を備えることにより、第1〜第3の辺
の面押しを同時に行なうことが可能になるため、シャー
リング材の面押作業の労力を軽減することが可能にな
る。
は、シャーリング材の外形面を構成する第1〜第4の辺
の内、少なくとも第1〜第3の辺の面押しを同時に行な
うための面押金型を備えることにより、第1〜第3の辺
の面押しを同時に行なうことが可能になるため、シャー
リング材の面押作業の労力を軽減することが可能にな
る。
【図1】 この発明に基づいた実施の形態における面押
装置の概略構成を示す斜視図である。
装置の概略構成を示す斜視図である。
【図2】 この発明に基づいた実施の形態における面押
装置の構造を示す第1縦断面図である。
装置の構造を示す第1縦断面図である。
【図3】 この発明に基づいた実施の形態における面押
装置の構造を示す第2縦断面図である。
装置の構造を示す第2縦断面図である。
【図4】 シャーリング材の寸法誤差を説明するための
図である。
図である。
【図5】 この発明に基づいた実施の形態における面押
装置のシャーリング材の位置決めを示す図である。
装置のシャーリング材の位置決めを示す図である。
【図6】 この発明に基づいた実施の形態における面押
装置の改良点を説明するための模式図である。
装置の改良点を説明するための模式図である。
【図7】 この発明に基づいた実施の形態における面押
装置の改良構造を示す模式図である。
装置の改良構造を示す模式図である。
【図8】 面押時に生じるシャーリング材の問題を示す
模式図である。
模式図である。
【図9】 この発明に基づいた実施の形態における面押
装置の効果を説明するための模式図である。
装置の効果を説明するための模式図である。
【図10】 この発明に基づいた実施の形態における他
の面押装置の概略構成を示す模式図である。
の面押装置の概略構成を示す模式図である。
【図11】 この発明に基づいた実施の形態におけるさ
らに他の面押装置の概略構成を示す模式図である。
らに他の面押装置の概略構成を示す模式図である。
【図12】 従来の技術における面押装置の概略構成を
示す第1模式図である。
示す第1模式図である。
【図13】 従来の技術における面押装置の概略構成を
示す第2模式図である。
示す第2模式図である。
1 シャーリング材、101,102,103 パン
チ、151,152,153 ダイ、100 上金型、
101a,151a 斜面、101c,151c当接
面、110 当接プレート、111,112,161,
162 ガイド、150 下金型、151d 支持穴、
160 当接プレート、161,162,164 位置
決めピン、171 コイルバネ。
チ、151,152,153 ダイ、100 上金型、
101a,151a 斜面、101c,151c当接
面、110 当接プレート、111,112,161,
162 ガイド、150 下金型、151d 支持穴、
160 当接プレート、161,162,164 位置
決めピン、171 コイルバネ。
Claims (8)
- 【請求項1】 鋼板を矩形形状に切断して形成されるシ
ャーリング材の外形面の面押しを行なうための面押装置
であって、 前記外形面を構成する第1〜第4の辺の内、少なくとも
第1〜第3の辺の面押しを同時に行なうための面押金型
を備える、面押装置。 - 【請求項2】 前記面押金型は、前記シャーリング材の
第1〜第4の辺の面押しを同時に行なう、請求項1に記
載の面押装置。 - 【請求項3】 前記面押金型は、 第1の辺の面押しを行なうための第1金型と、 第2の辺の面押しを行なうための第2金型と、 第3の辺の面押しを行なうための第3金型と、を含む、
請求項1に記載の面押装置。 - 【請求項4】 前記第1〜第3金型は、それぞれダイと
パンチとを含み、 前記ダイおよびパンチは、それぞれ前記第1〜第3の辺
と当接する位置に、前記シャーリング材に近づくにした
がって、シャーリング材から遠ざかる斜面を有する、請
求項3に記載の面押装置。 - 【請求項5】 前記第1〜第3金型は、それぞれ前記シ
ャーリング材の前記第1〜第3金型に対する位置決めを
行なうための位置決めピンを有する、請求項3または4
に記載の面押装置。 - 【請求項6】 前記位置決めピンは、いずれも前記ダイ
に設けられ、前記パンチに当接することにより下方に向
けて摺動する摺動機構を有する、請求項5に記載の面押
装置。 - 【請求項7】 前記位置決めピンは、前記第2金型に2
個所設けられ、前記第2金型の両側に位置する前記第1
金型および前記第3金型にはそれぞれ1個所設けられ
る、請求項5または6に記載の面押装置。 - 【請求項8】 前記ダイおよび前記パンチは、前記シャ
ーリング材の面押し時に、前記シャーリング材の逃げを
防止するために、前記シャーリング材を上下方向から挟
み込むための逃げ防止手段を含む、請求項1〜7のいず
れかに記載の面押装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11183848A JP2001009526A (ja) | 1999-06-29 | 1999-06-29 | 面押装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11183848A JP2001009526A (ja) | 1999-06-29 | 1999-06-29 | 面押装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001009526A true JP2001009526A (ja) | 2001-01-16 |
Family
ID=16142901
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11183848A Pending JP2001009526A (ja) | 1999-06-29 | 1999-06-29 | 面押装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001009526A (ja) |
-
1999
- 1999-06-29 JP JP11183848A patent/JP2001009526A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060511 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080910 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080916 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090127 |