JP2001008957A - 便処理用の使い捨て着用物品 - Google Patents
便処理用の使い捨て着用物品Info
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- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61F—FILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
- A61F13/00—Bandages or dressings; Absorbent pads
- A61F13/15—Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators
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- A61F—FILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
- A61F13/00—Bandages or dressings; Absorbent pads
- A61F13/15—Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators
- A61F13/45—Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators characterised by the shape
- A61F13/49—Absorbent articles specially adapted to be worn around the waist, e.g. diapers
- A61F13/495—Absorbent articles specially adapted to be worn around the waist, e.g. diapers with faecal cavity
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 使い捨ておむつやおむつカバーと併用するの
に適した便処理用の使い捨て着用物品。 【解決手段】 ２０〜５００ｍｍ2の開口２１を少なく
とも１つ有する表面層１１と、表面層１１の下面に当接
する三次元ネットワーク構造の便保持層１２と、保持層
１２の下面に当接する水分吸収層１３と、吸収層１３の
下面を覆う不透液性裏面層１４とからなる積層体によっ
て便収容部が形成される。積層体の幅は便収容部の前端
へ向かって狭くなるように形成され、表面層１１の側縁
部には防漏堤１６が形成される。
に適した便処理用の使い捨て着用物品。 【解決手段】 ２０〜５００ｍｍ2の開口２１を少なく
とも１つ有する表面層１１と、表面層１１の下面に当接
する三次元ネットワーク構造の便保持層１２と、保持層
１２の下面に当接する水分吸収層１３と、吸収層１３の
下面を覆う不透液性裏面層１４とからなる積層体によっ
て便収容部が形成される。積層体の幅は便収容部の前端
へ向かって狭くなるように形成され、表面層１１の側縁
部には防漏堤１６が形成される。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、使い捨ておむつ
やおむつカバー等と併用するのに適した便処理用の使い
捨て着用物品に関する。
やおむつカバー等と併用するのに適した便処理用の使い
捨て着用物品に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、股下域の内面に便を収容するため
の凹部が形成された使い捨ておむつはよく知られてい
る。例えば、特開平４−１５９２１号、同５−８６３２
０号、同７−７６２０号公報には、そのようなおむつが
開示されている。
の凹部が形成された使い捨ておむつはよく知られてい
る。例えば、特開平４−１５９２１号、同５−８６３２
０号、同７−７６２０号公報には、そのようなおむつが
開示されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】前記公知例では、一つ
のおむつで便と尿とを処理することができるという便利
さがある反面、尿だけの処理にこのおむつが使用される
と、便を収容しようとしておむつ製造の際に費やした資
材と手間とが全く無駄になる。おむつ需要者は、そのお
むつの便利さを享受しないままおむつを捨てることにな
るから、結局のところ値段の高いおむつを買ったことに
なる。
のおむつで便と尿とを処理することができるという便利
さがある反面、尿だけの処理にこのおむつが使用される
と、便を収容しようとしておむつ製造の際に費やした資
材と手間とが全く無駄になる。おむつ需要者は、そのお
むつの便利さを享受しないままおむつを捨てることにな
るから、結局のところ値段の高いおむつを買ったことに
なる。
【０００４】そこで、この発明が課題とするところは、
尿とは別に便だけを簡単に処理できる使い捨て着用物品
を提供することによって、前記従来技術の問題を解消す
ることにある。
尿とは別に便だけを簡単に処理できる使い捨て着用物品
を提供することによって、前記従来技術の問題を解消す
ることにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】前記課題解決のために、
この発明が対象とするのは便処理用の使い捨て着用物品
であって、この発明が特徴とするところは、かかる着用
物品が以下のように構成されることにある。
この発明が対象とするのは便処理用の使い捨て着用物品
であって、この発明が特徴とするところは、かかる着用
物品が以下のように構成されることにある。
【０００６】すなわち、互いに直交する縦軸と横軸とを
有し、前記縦軸方向に前部と該前部につながる後部とを
備え、前記縦軸に関して左右対称をなすように形成され
た便収容部が、面積２０〜５０００ｍｍ2の開口を少な
くとも１つ有する表面層と、前記表面層の下面に当接し
前記開口の直下に前記開口とほぼ同じ開口面積の凹部を
有する三次元ネットワーク構造の便保持層と、前記保持
層の下面に当接し吸水性材料が少なくとも５０重量％を
占める水分吸収層と、前記吸収層の下面を覆う不透液性
の裏面層とを有する積層体からなること。前記積層体の
前記横軸方向へ延びる幅が前記後部ではほぼ一様に形成
される一方、前記前部では前記積層体の前端へ向かって
次第に狭くなるように形成されること。および前記表面
層の前記前後部間に延びる側縁部の上面には、前記裏面
層から前記表面層へ向かう方向へ立ち上がり、それとは
逆な方向へ弾性的に変形可能な防漏堤が形成されている
こと、である。
有し、前記縦軸方向に前部と該前部につながる後部とを
備え、前記縦軸に関して左右対称をなすように形成され
た便収容部が、面積２０〜５０００ｍｍ2の開口を少な
くとも１つ有する表面層と、前記表面層の下面に当接し
前記開口の直下に前記開口とほぼ同じ開口面積の凹部を
有する三次元ネットワーク構造の便保持層と、前記保持
層の下面に当接し吸水性材料が少なくとも５０重量％を
占める水分吸収層と、前記吸収層の下面を覆う不透液性
の裏面層とを有する積層体からなること。前記積層体の
前記横軸方向へ延びる幅が前記後部ではほぼ一様に形成
される一方、前記前部では前記積層体の前端へ向かって
次第に狭くなるように形成されること。および前記表面
層の前記前後部間に延びる側縁部の上面には、前記裏面
層から前記表面層へ向かう方向へ立ち上がり、それとは
逆な方向へ弾性的に変形可能な防漏堤が形成されている
こと、である。
【０００７】この発明には、以下のような好ましい実施
態様がある。 （１）前記表面層は、疎水性シート材料で形成されてい
る。 （２）前記積層体の側面形状は、前記後部がほぼ平坦で
あり、前記前部が前記表面層を内側にして湾曲してい
る。 （３）前記防漏堤が、捲縮した複合繊維および合成樹脂
発泡体のいずれかで形成されている。 （４）前記防漏堤が、前記積層体の前後部間に延びる側
縁部において前記裏面層と一体をなす基縁部と、前記表
面層の上面上方に位置し前記縦軸方向に弾性伸縮可能な
頂縁部と、前記基縁部と頂縁部との間に位置する不透液
性シートからなる防漏壁とを有している。 （５）前記積層体の前端縁部と後端縁部との少なくとも
一方における幅方向中央部上面の上方には、前記積層体
の厚さ方向へ弾性的に圧縮可能な部材が配置され、該部
材の両側部分よりも中高に形成されている。 （６）前記保持層が少なくとも５ｍｍの厚さを有し、前
記開口の直下の凹部の深さが少なくとも２．５ｍｍであ
る。 （７）前記凹部が前記保持層をその厚さ方向において貫
通する透孔である。 （８）前記表面層および保持層の少なくとも一方は、前
記前後部のうちの少なくとも前部において、幅方向断面
形状が逆Ｖ字形を呈している。 （９）前記逆Ｖ字形を呈している前記保持層の前部は、
幅方向中央部が前記吸収層から離間している。
態様がある。 （１）前記表面層は、疎水性シート材料で形成されてい
る。 （２）前記積層体の側面形状は、前記後部がほぼ平坦で
あり、前記前部が前記表面層を内側にして湾曲してい
る。 （３）前記防漏堤が、捲縮した複合繊維および合成樹脂
発泡体のいずれかで形成されている。 （４）前記防漏堤が、前記積層体の前後部間に延びる側
縁部において前記裏面層と一体をなす基縁部と、前記表
面層の上面上方に位置し前記縦軸方向に弾性伸縮可能な
頂縁部と、前記基縁部と頂縁部との間に位置する不透液
性シートからなる防漏壁とを有している。 （５）前記積層体の前端縁部と後端縁部との少なくとも
一方における幅方向中央部上面の上方には、前記積層体
の厚さ方向へ弾性的に圧縮可能な部材が配置され、該部
材の両側部分よりも中高に形成されている。 （６）前記保持層が少なくとも５ｍｍの厚さを有し、前
記開口の直下の凹部の深さが少なくとも２．５ｍｍであ
る。 （７）前記凹部が前記保持層をその厚さ方向において貫
通する透孔である。 （８）前記表面層および保持層の少なくとも一方は、前
記前後部のうちの少なくとも前部において、幅方向断面
形状が逆Ｖ字形を呈している。 （９）前記逆Ｖ字形を呈している前記保持層の前部は、
幅方向中央部が前記吸収層から離間している。
【０００８】
【発明の実施の形態】添付の図面を参照して、この発明
に係る便処理用の使い捨て着用物品である便取りパッド
の詳細を説明すると、以下のとおりである。
に係る便処理用の使い捨て着用物品である便取りパッド
の詳細を説明すると、以下のとおりである。
【０００９】図１は、使用状態にあるパッド１の側面図
である。パッド１は、これと併用される使い捨ておむつ
やパンツ等の着衣２の内側に置かれ、その着衣２によっ
て肛門を中心に着用者の臀部５に圧接されるもので、使
用状態にあるときの側面形状は、前部３が下方に、後部
４が上方に位置し、略Ｊ字形ないしＬ字形を呈してい
る。
である。パッド１は、これと併用される使い捨ておむつ
やパンツ等の着衣２の内側に置かれ、その着衣２によっ
て肛門を中心に着用者の臀部５に圧接されるもので、使
用状態にあるときの側面形状は、前部３が下方に、後部
４が上方に位置し、略Ｊ字形ないしＬ字形を呈してい
る。
【００１０】図２〜４は、パッド１の斜視図と、パッド
１の幅Ｗを２等分する縦軸Ａ−Ａに沿った断面図と、縦
軸Ａ−Ａに直交してパッド１の長さＬを前部３と後部４
とに略２等分する横軸Ｂ−Ｂに沿った断面図である。パ
ッド１は、前端縁部６と、後端縁部７と、これら両端縁
部６，７間に延びる両側縁部８とを有し、両側縁部８間
の幅Ｗは、パッド１の後部４で略一様であり、前部３で
は後端縁部７から前端縁部６へ向かって次第に小さくな
る。
１の幅Ｗを２等分する縦軸Ａ−Ａに沿った断面図と、縦
軸Ａ−Ａに直交してパッド１の長さＬを前部３と後部４
とに略２等分する横軸Ｂ−Ｂに沿った断面図である。パ
ッド１は、前端縁部６と、後端縁部７と、これら両端縁
部６，７間に延びる両側縁部８とを有し、両側縁部８間
の幅Ｗは、パッド１の後部４で略一様であり、前部３で
は後端縁部７から前端縁部６へ向かって次第に小さくな
る。
【００１１】パッド１は、着用者の肌に当接する表面層
１１と、表面層１１の下面に当接する便保持層１２と、
保持層１２の下面に当接する水分吸収層１３と、吸収層
１３の下面を被覆する裏面層１４とからなる積層体であ
って、両側縁部８では表面層１１の上面に防漏堤１６が
形成されている。左右の防漏堤１６は、後端縁部７から
前端縁部６へ向かって次第に接近し、前端縁部６では互
いにつながっている。裏面層１４は、吸収層１３の縁部
で上方へ向かって折曲され、表面層１１と、保持層１２
と、吸収層１３との側面を覆い、防漏堤１６の外面に接
合している。
１１と、表面層１１の下面に当接する便保持層１２と、
保持層１２の下面に当接する水分吸収層１３と、吸収層
１３の下面を被覆する裏面層１４とからなる積層体であ
って、両側縁部８では表面層１１の上面に防漏堤１６が
形成されている。左右の防漏堤１６は、後端縁部７から
前端縁部６へ向かって次第に接近し、前端縁部６では互
いにつながっている。裏面層１４は、吸収層１３の縁部
で上方へ向かって折曲され、表面層１１と、保持層１２
と、吸収層１３との側面を覆い、防漏堤１６の外面に接
合している。
【００１２】図２〜４から明らかなように、表面層１１
には、少なくとも１つ、好ましくは複数の透孔２１が形
成されている。透孔２１は、２０〜５０００ｍｍ2の開
口面積を有し、その透孔２１のうちで、パッド１着用者
の肛門に一致させることを予定する幅方向中央部の透孔
２１Ａは特に大きく形成されることがある。保持層１２
は、透孔２１のほぼ直下に透孔２１の開口面積と同じか
それよりも大きい凹部２２を有する。好ましい凹部２２
は、保持層２１の上下面間を貫通する透孔であり、図２
では、その透孔の内側に吸収層１３がのぞいている。表
面層１１の大きな透孔２１Ａの直下には、それと同じよ
うに大きな凹部２２Ａが形成されている。
には、少なくとも１つ、好ましくは複数の透孔２１が形
成されている。透孔２１は、２０〜５０００ｍｍ2の開
口面積を有し、その透孔２１のうちで、パッド１着用者
の肛門に一致させることを予定する幅方向中央部の透孔
２１Ａは特に大きく形成されることがある。保持層１２
は、透孔２１のほぼ直下に透孔２１の開口面積と同じか
それよりも大きい凹部２２を有する。好ましい凹部２２
は、保持層２１の上下面間を貫通する透孔であり、図２
では、その透孔の内側に吸収層１３がのぞいている。表
面層１１の大きな透孔２１Ａの直下には、それと同じよ
うに大きな凹部２２Ａが形成されている。
【００１３】図３，４から明らかなように、表面層１１
と保持層１２とは互いに重なり合う下面と上面とで例え
ばホットメルト接着剤（図示せず）で接合して一体とな
り、後部４では平坦となり、前部３では表面層１１を内
側にして上方へ向かって湾曲している。吸収層１３もま
た、後部４において平坦であるが、前部３では幅方向中
央部が吸収層１３から離間するようにゆるやかに湾曲ま
たは屈曲している。保持層１２と吸収層１３とは、前後
端縁部６，７で保持層１２の下面に接合する一方、湾曲
する部位では空隙２３を形成している。保持層１２の大
きな透孔２２Ａは、空隙２３に通じている。表面層１１
の上面には防漏堤１６が接合し、この防漏堤１６が後部
４では平坦に延び、前部３では表面層１１と同様に湾曲
している。吸収層１４の下面および表面層１１と保持層
１２と吸収層１３との側面を覆う裏面層１４は、パッド
１の前端縁部６と側縁部８とにおいて防漏堤１６の側面
部に接合し、後端縁部７において表面層１１の上面に接
合している。かかる裏面層１４は、必要なら吸収層１３
の下面や各層１１〜１３の側面に接合することができ
る。
と保持層１２とは互いに重なり合う下面と上面とで例え
ばホットメルト接着剤（図示せず）で接合して一体とな
り、後部４では平坦となり、前部３では表面層１１を内
側にして上方へ向かって湾曲している。吸収層１３もま
た、後部４において平坦であるが、前部３では幅方向中
央部が吸収層１３から離間するようにゆるやかに湾曲ま
たは屈曲している。保持層１２と吸収層１３とは、前後
端縁部６，７で保持層１２の下面に接合する一方、湾曲
する部位では空隙２３を形成している。保持層１２の大
きな透孔２２Ａは、空隙２３に通じている。表面層１１
の上面には防漏堤１６が接合し、この防漏堤１６が後部
４では平坦に延び、前部３では表面層１１と同様に湾曲
している。吸収層１４の下面および表面層１１と保持層
１２と吸収層１３との側面を覆う裏面層１４は、パッド
１の前端縁部６と側縁部８とにおいて防漏堤１６の側面
部に接合し、後端縁部７において表面層１１の上面に接
合している。かかる裏面層１４は、必要なら吸収層１３
の下面や各層１１〜１３の側面に接合することができ
る。
【００１４】図５は、図２のＣ−Ｃ線断面図である。パ
ッド１の前部３における幅方向断面では、一体となった
表面層１１と保持層１２とが逆Ｖ字形を呈する一方、吸
収層１３が平坦であって、保持層１２と吸収層１３との
間に空隙２３が形成される。保持層１２と吸収層１３と
は、互いの側縁部で重なり合い接合している。表面層１
１、または表面層１１と保持層１２とは、パッド１の前
部３だけではなく後部４でも逆Ｖ字形を呈することがあ
る。かかる場合の表面層１１は、逆Ｖ字形の頂部が着用
者の尻のわれ目にフィットし、そのわれ目を伝う軟便の
流れを止めることができる。
ッド１の前部３における幅方向断面では、一体となった
表面層１１と保持層１２とが逆Ｖ字形を呈する一方、吸
収層１３が平坦であって、保持層１２と吸収層１３との
間に空隙２３が形成される。保持層１２と吸収層１３と
は、互いの側縁部で重なり合い接合している。表面層１
１、または表面層１１と保持層１２とは、パッド１の前
部３だけではなく後部４でも逆Ｖ字形を呈することがあ
る。かかる場合の表面層１１は、逆Ｖ字形の頂部が着用
者の尻のわれ目にフィットし、そのわれ目を伝う軟便の
流れを止めることができる。
【００１５】かかるパッド１の表面層１１には、疎水性
のシート材料、例えば合成繊維不織布、合成樹脂フィル
ム、合成樹脂発泡シート等が使用される。合成樹脂発泡
シートであれば、例えば坪量２５〜８０ｇ／ｍ2、厚さ
０．５〜３ｍｍ、密度０．００８〜０．０３ｇ／ｃｍ3
の発泡ポリエチレンシートや発泡ポリスチレンシート等
が使用される。これらシート材料は、その表面に撥水処
理を施して使用することもできる。
のシート材料、例えば合成繊維不織布、合成樹脂フィル
ム、合成樹脂発泡シート等が使用される。合成樹脂発泡
シートであれば、例えば坪量２５〜８０ｇ／ｍ2、厚さ
０．５〜３ｍｍ、密度０．００８〜０．０３ｇ／ｃｍ3
の発泡ポリエチレンシートや発泡ポリスチレンシート等
が使用される。これらシート材料は、その表面に撥水処
理を施して使用することもできる。
【００１６】保持層１２には、パッド１の厚さ方向と幅
方向とにおいて通気・通水性を有する合成樹脂製の三次
元ネットワーク構造物が使用される。かかる構造物に
は、例えばポリエチレンを鞘としポリプロピレンやポリ
エステルを芯とする６〜１００ｄの複合繊維を１００〜
１５００ｇ／ｍ2の坪量で、厚さが５〜１００ｍｍとな
るようにして、好ましくは捲縮した状態で互いに接合さ
せたものがある。かかる構造物では、複合繊維の４０重
量％、好ましくは３０重量％までを親水性または吸水性
の繊維、繊維状の高吸水性ポリマーに置き替えることが
できる。この繊維状の高吸水性ポリマーが複合繊維と溶
着すればネットワーク構造の一部を形成することができ
る。ネットワーク構造物として、連続気泡の発泡ポリウ
レタンを使用することもできる。これらネットワーク構
造物は、弾性体であって、その厚み方向に３５ｇ／ｃｍ
2の荷重を５分間加えた後にその荷重を取り除いて３０
分間放置したときに、もとの厚さの５０％以上にまで戻
る弾性圧縮回復率を有していることが好ましい。
方向とにおいて通気・通水性を有する合成樹脂製の三次
元ネットワーク構造物が使用される。かかる構造物に
は、例えばポリエチレンを鞘としポリプロピレンやポリ
エステルを芯とする６〜１００ｄの複合繊維を１００〜
１５００ｇ／ｍ2の坪量で、厚さが５〜１００ｍｍとな
るようにして、好ましくは捲縮した状態で互いに接合さ
せたものがある。かかる構造物では、複合繊維の４０重
量％、好ましくは３０重量％までを親水性または吸水性
の繊維、繊維状の高吸水性ポリマーに置き替えることが
できる。この繊維状の高吸水性ポリマーが複合繊維と溶
着すればネットワーク構造の一部を形成することができ
る。ネットワーク構造物として、連続気泡の発泡ポリウ
レタンを使用することもできる。これらネットワーク構
造物は、弾性体であって、その厚み方向に３５ｇ／ｃｍ
2の荷重を５分間加えた後にその荷重を取り除いて３０
分間放置したときに、もとの厚さの５０％以上にまで戻
る弾性圧縮回復率を有していることが好ましい。
【００１７】吸収層１３は、２０〜６００ｇ／ｍ2の坪
量と少なくとも８ｇ／ｇの生理含塩水吸収能力とを有す
るもので、粉砕パルプ、粉砕パルプと高吸水性ポリマー
粉末との混合物、熱可塑性合成繊維と高吸水性ポリマー
粒子との混合物、熱可塑性合成繊維と繊維状高吸水性ポ
リマーとの混合物等で形成される。熱可塑性合成繊維と
繊維状高吸水性ポリマーとの混合物は、繊維状高吸水性
ポリマーを７０重量％まで含むことができる。熱可塑性
合成繊維には、親水性のものでも疎水性のものでも使用
することができる。ただし、熱可塑性合成繊維は、捲縮
した複合繊維であって、吸収層１３に多くの通水性空隙
を形成するとともに、湿潤状態で圧縮されても、弾性的
に元の厚さ近くにまで容易に復帰できるものであること
が好ましい。
量と少なくとも８ｇ／ｇの生理含塩水吸収能力とを有す
るもので、粉砕パルプ、粉砕パルプと高吸水性ポリマー
粉末との混合物、熱可塑性合成繊維と高吸水性ポリマー
粒子との混合物、熱可塑性合成繊維と繊維状高吸水性ポ
リマーとの混合物等で形成される。熱可塑性合成繊維と
繊維状高吸水性ポリマーとの混合物は、繊維状高吸水性
ポリマーを７０重量％まで含むことができる。熱可塑性
合成繊維には、親水性のものでも疎水性のものでも使用
することができる。ただし、熱可塑性合成繊維は、捲縮
した複合繊維であって、吸収層１３に多くの通水性空隙
を形成するとともに、湿潤状態で圧縮されても、弾性的
に元の厚さ近くにまで容易に復帰できるものであること
が好ましい。
【００１８】裏面層１４は、実質的な意味において、不
透液性または通気不透液性の合成繊維製不織布や合成樹
脂フィルムで形成される。使用フィルムの外面に不織布
を貼ることによって、フィルムの肌触りを布様のものに
変えることができる。
透液性または通気不透液性の合成繊維製不織布や合成樹
脂フィルムで形成される。使用フィルムの外面に不織布
を貼ることによって、フィルムの肌触りを布様のものに
変えることができる。
【００１９】防漏堤１６は、捲縮した複合繊維の集合体
やウレタンスポンジ等の合成樹脂発泡体を疎水性または
実質的に不透液性の不織布やフィルムで被覆したもので
あり、圧縮されると弾性的に変形する。図示例の防漏堤
１６は、断面が略半円形ないし長円形のもので（図３、
４参照）、その幅ｐは５〜３０ｍｍ、高さｑは５〜２０
ｍｍであることが好ましい。かかる防漏堤１６は、図示
例の他に、必要ならパッド１の後端縁部７に沿って幅方
向へ長く延びていてもよい。
やウレタンスポンジ等の合成樹脂発泡体を疎水性または
実質的に不透液性の不織布やフィルムで被覆したもので
あり、圧縮されると弾性的に変形する。図示例の防漏堤
１６は、断面が略半円形ないし長円形のもので（図３、
４参照）、その幅ｐは５〜３０ｍｍ、高さｑは５〜２０
ｍｍであることが好ましい。かかる防漏堤１６は、図示
例の他に、必要ならパッド１の後端縁部７に沿って幅方
向へ長く延びていてもよい。
【００２０】パッド１の各層１１〜１４および防漏堤１
６を互いに接合するときには、ホットメルト接着剤等の
接着剤を使用することができる他に、接合するものどう
しを溶着することもできる。また、パッド１の裏面層１
４の下面には、マジックテープ等の商品名で知られるメ
カニカルファスナのフック部材３１（図３参照）を取り
付けて、パッド１とともに着用するパンツ２の内面への
固定手段にすることができる。ただし、パッド１の後部
４のみをパンツ２に固定し、前部３は固定しないことが
好ましい。
６を互いに接合するときには、ホットメルト接着剤等の
接着剤を使用することができる他に、接合するものどう
しを溶着することもできる。また、パッド１の裏面層１
４の下面には、マジックテープ等の商品名で知られるメ
カニカルファスナのフック部材３１（図３参照）を取り
付けて、パッド１とともに着用するパンツ２の内面への
固定手段にすることができる。ただし、パッド１の後部
４のみをパンツ２に固定し、前部３は固定しないことが
好ましい。
【００２１】このように構成されたパッド１は、図１に
示されるように、前部３が下となり、後部４が上とな
り、表面層１１の大きな透孔２１Ａと肛門とがほぼ一致
するように着用者の臀部に当接し、同時に着用するパン
ツ２やおむつ等の着衣によって、その当接した位置にパ
ッド１を保持する。パッド１は、ややとがった前端縁部
６が両脚間または尻のわれ目に納まり、防漏堤１６が臀
部に密着して、排泄された便のパッド１からの漏洩を防
止する。防漏堤１６は、圧縮されると弾性的に変形する
ものであるから、臀部によく密着して水分の多い軟便が
排泄された場合でもすぐれた漏洩防止効果を奏すること
ができる。パッド１の内部において、便は、表面層１１
の透孔２１を通り、保持層１２の凹部２２および／また
は保持層１２と吸収層１３との間の空隙２３に収まるこ
とによって、パッド１着用者の肌から離れた状態に保た
れる。凹部２２および空隙２３内では、水分が保持層１
２の繊維状高吸水性ポリマーに吸収されたり、吸収層１
３に吸収されたりするから、そこには便の固形分だけが
残る。表面層１１が疎水性シートで形成されていれば、
表面層１１の上に排泄された便、特に軟便は表面層１１
にはじかれて凹部２２へ容易に流入する。
示されるように、前部３が下となり、後部４が上とな
り、表面層１１の大きな透孔２１Ａと肛門とがほぼ一致
するように着用者の臀部に当接し、同時に着用するパン
ツ２やおむつ等の着衣によって、その当接した位置にパ
ッド１を保持する。パッド１は、ややとがった前端縁部
６が両脚間または尻のわれ目に納まり、防漏堤１６が臀
部に密着して、排泄された便のパッド１からの漏洩を防
止する。防漏堤１６は、圧縮されると弾性的に変形する
ものであるから、臀部によく密着して水分の多い軟便が
排泄された場合でもすぐれた漏洩防止効果を奏すること
ができる。パッド１の内部において、便は、表面層１１
の透孔２１を通り、保持層１２の凹部２２および／また
は保持層１２と吸収層１３との間の空隙２３に収まるこ
とによって、パッド１着用者の肌から離れた状態に保た
れる。凹部２２および空隙２３内では、水分が保持層１
２の繊維状高吸水性ポリマーに吸収されたり、吸収層１
３に吸収されたりするから、そこには便の固形分だけが
残る。表面層１１が疎水性シートで形成されていれば、
表面層１１の上に排泄された便、特に軟便は表面層１１
にはじかれて凹部２２へ容易に流入する。
【００２２】かようにして、パッド１では便を肌から離
間させて凹部２２や空隙２３に受け容れることができる
から、肌が広範囲にわたって汚れたり、かぶれたりする
ということがない。便の固形分は、それだけをパッド１
から取り出して水洗便所で処理することができる。ま
た、パッド１を使い捨ておむつと併用すれば、おむつを
便で汚すということが殆どなくなるから、そのおむつは
主として尿だけを処理できればよいものになる。かよう
なおむつは、その構造が従来のおむつのそれに比べて簡
単で、おむつの製造コストを下げることができる。
間させて凹部２２や空隙２３に受け容れることができる
から、肌が広範囲にわたって汚れたり、かぶれたりする
ということがない。便の固形分は、それだけをパッド１
から取り出して水洗便所で処理することができる。ま
た、パッド１を使い捨ておむつと併用すれば、おむつを
便で汚すということが殆どなくなるから、そのおむつは
主として尿だけを処理できればよいものになる。かよう
なおむつは、その構造が従来のおむつのそれに比べて簡
単で、おむつの製造コストを下げることができる。
【００２３】図６〜８は、この発明の実施態様の一例を
示す図２と同様の図面と、そのＤ−Ｄ線断面図と、Ｅ−
Ｅ線断面図とである。図示例のパッド１０１は、図２の
パッド１と異なり、パッド１の幅を２等分する縦軸Ｄ−
Ｄ方向への弾性伸縮性を有する比較的丈の高い防漏堤１
６を有している。防漏堤１６は、実質的に不透液性のシ
ート、例えば不織布や合成樹脂フィルムからなるもの
で、パッド１０１の側縁部８において裏面層１４と重な
り合って一体となった基縁部３２と、表面層１１の上面
上方に位置する頂縁部３３と、これら基縁部３２と頂縁
部３３との間に位置する側壁部３４とを有する。頂縁部
３３には、環状に丸められた弾性シート３６が縦軸Ｄ−
Ｄ方向へ伸長され、扁平になった状態で取り付けられて
いる。かかる頂縁部３３は、弾性シート３６の収縮によ
ってギャザー３７が生じている。パッド１０１の前端縁
部６の幅方向中央部には、尻のわれ目を埋め、そのわれ
目を伝う軟便の流れを止めることができるような弾性部
材３８が取り付けられている。パッド１０１の後端縁部
７では、両防漏堤１６間に防漏シート３９が延びてお
り、シート３９が縦軸Ｄ−Ｄと交差する部位には、パッ
ド１０１と着用者の背骨に沿った背中の凹部との間隙を
埋めることができるように弾性部材４１が取り付けられ
ている。部材４１の平面形状は、図５に示されるよう
に、頂部４２が前端縁部６へ向かってとがっているか、
またはそれとは逆の方向へ向かってとがっている二等辺
三角形のものであることが好ましい。弾性部材３８，４
１は、捲縮した複合繊維の集合体や発泡ポリエチレンシ
ート、発泡ポリウレタン等でつくられ、これら部材の両
側部位に比べて中高な状態にある。防漏シート３９は、
両防漏堤１６の頂縁部１３と接合する他に、パッド１０
１の後端縁部７側では裏面層１４に接合し、パッド１０
１の前端縁部６へ向かって開口する第１ポケット４３を
形成している。
示す図２と同様の図面と、そのＤ−Ｄ線断面図と、Ｅ−
Ｅ線断面図とである。図示例のパッド１０１は、図２の
パッド１と異なり、パッド１の幅を２等分する縦軸Ｄ−
Ｄ方向への弾性伸縮性を有する比較的丈の高い防漏堤１
６を有している。防漏堤１６は、実質的に不透液性のシ
ート、例えば不織布や合成樹脂フィルムからなるもの
で、パッド１０１の側縁部８において裏面層１４と重な
り合って一体となった基縁部３２と、表面層１１の上面
上方に位置する頂縁部３３と、これら基縁部３２と頂縁
部３３との間に位置する側壁部３４とを有する。頂縁部
３３には、環状に丸められた弾性シート３６が縦軸Ｄ−
Ｄ方向へ伸長され、扁平になった状態で取り付けられて
いる。かかる頂縁部３３は、弾性シート３６の収縮によ
ってギャザー３７が生じている。パッド１０１の前端縁
部６の幅方向中央部には、尻のわれ目を埋め、そのわれ
目を伝う軟便の流れを止めることができるような弾性部
材３８が取り付けられている。パッド１０１の後端縁部
７では、両防漏堤１６間に防漏シート３９が延びてお
り、シート３９が縦軸Ｄ−Ｄと交差する部位には、パッ
ド１０１と着用者の背骨に沿った背中の凹部との間隙を
埋めることができるように弾性部材４１が取り付けられ
ている。部材４１の平面形状は、図５に示されるよう
に、頂部４２が前端縁部６へ向かってとがっているか、
またはそれとは逆の方向へ向かってとがっている二等辺
三角形のものであることが好ましい。弾性部材３８，４
１は、捲縮した複合繊維の集合体や発泡ポリエチレンシ
ート、発泡ポリウレタン等でつくられ、これら部材の両
側部位に比べて中高な状態にある。防漏シート３９は、
両防漏堤１６の頂縁部１３と接合する他に、パッド１０
１の後端縁部７側では裏面層１４に接合し、パッド１０
１の前端縁部６へ向かって開口する第１ポケット４３を
形成している。
【００２４】図７で明らかなように、表面層１１と保持
層１２と吸収層１３とは互いに重なり合い例えばホット
メルト接着剤（図示せず）を介して接合しており、これ
ら保持層１２と吸収層１３との間に、図３のような空隙
２３は形成されていない。パッド１０１の前部３では、
図３のものよりも小さな弧、例えばＲ＝２０〜８０ｍｍ
の弧を画いて湾曲している。この湾曲した状態は、収縮
しようとする弾性部材３６によって維持されている。
層１２と吸収層１３とは互いに重なり合い例えばホット
メルト接着剤（図示せず）を介して接合しており、これ
ら保持層１２と吸収層１３との間に、図３のような空隙
２３は形成されていない。パッド１０１の前部３では、
図３のものよりも小さな弧、例えばＲ＝２０〜８０ｍｍ
の弧を画いて湾曲している。この湾曲した状態は、収縮
しようとする弾性部材３６によって維持されている。
【００２５】かようなパッド１０１は、防漏堤１６の頂
縁部３３の弾性シート３６を幅広く肌に密着させて着用
する。パッド１０１は、表面層１１の上面と防漏堤１６
の内面との間に第２ポケット４４を有し（図７参照）、
軟便の側方からの漏洩を確実に防止できるばかりでな
く、左右の防漏堤１６間に多くの便を受け容れることが
できる。また、パッド１０１は、弾性部材３８と、第
１，２ポケット４３，４とで四周が囲まれた状態にある
から、この意味においても多くの便を漏らすことなく受
け容れることができる。
縁部３３の弾性シート３６を幅広く肌に密着させて着用
する。パッド１０１は、表面層１１の上面と防漏堤１６
の内面との間に第２ポケット４４を有し（図７参照）、
軟便の側方からの漏洩を確実に防止できるばかりでな
く、左右の防漏堤１６間に多くの便を受け容れることが
できる。また、パッド１０１は、弾性部材３８と、第
１，２ポケット４３，４とで四周が囲まれた状態にある
から、この意味においても多くの便を漏らすことなく受
け容れることができる。
【００２６】図示されてはいないが、パッド１や１０１
が分離不能におむつに固定されているものも、この発明
の実施態様の一つである。
が分離不能におむつに固定されているものも、この発明
の実施態様の一つである。
【００２７】
【発明の効果】この発明に係る着用物品は、幅が狭くつ
くられた前端部を尻のわれ目に当てがい、側縁部に形成
された弾性変形可能な防漏堤を肌に密着させることによ
って、便、特に軟便を保持層の凹部に受け入れることが
できるから、軟便で肌を広い範囲にわたって汚すことが
ない。凹部内の軟便はその水分が保持層や吸収層に吸収
されて固形分だけになるから、肌がかぶれる原因になら
ず、また便を水洗便所で処理することが容易になる。か
かる着用物品を使い捨ておむつと併用すれば、そのおむ
つには尿を吸収する機能だけをもたせればよくなるの
で、おむつの構造が簡単になり、製造コストを下げるこ
とができる。
くられた前端部を尻のわれ目に当てがい、側縁部に形成
された弾性変形可能な防漏堤を肌に密着させることによ
って、便、特に軟便を保持層の凹部に受け入れることが
できるから、軟便で肌を広い範囲にわたって汚すことが
ない。凹部内の軟便はその水分が保持層や吸収層に吸収
されて固形分だけになるから、肌がかぶれる原因になら
ず、また便を水洗便所で処理することが容易になる。か
かる着用物品を使い捨ておむつと併用すれば、そのおむ
つには尿を吸収する機能だけをもたせればよくなるの
で、おむつの構造が簡単になり、製造コストを下げるこ
とができる。
【００２８】この着用物品は、積層体の前部が表面層内
側にして湾曲し、物品の側面形状がＪ字形ないしＬ字形
を呈しているから、着用者の臀部に容易に密着する。
側にして湾曲し、物品の側面形状がＪ字形ないしＬ字形
を呈しているから、着用者の臀部に容易に密着する。
【図１】着用状態にある着用物品（パッド）の側面図
【図２】着用物品の斜視図
【図３】図２のＡ−Ａ線断面図
【図４】図２のＢ−Ｂ線断面図
【図５】図２のＣ−Ｃ線断面図。
【図６】発明の実施態様例を示す図２と同様の図面
【図７】図６のＤ−Ｄ線断面図
【図８】図６のＥ−Ｅ線断面図
１ 着用物品（パッド） ３ 前部 ４ 後部 ６ 前端縁部 ７ 後端縁部 ８ 側縁部 １１ 表面層 １２ 保持層 １３ 吸収層 １４ 裏面層 １６ 防漏堤 ２１，２１Ａ 開口（透孔） ２２，２２Ａ 凹部 ２３ 空隙 ３２ 基縁部 ３３ 頂縁部 ３４ 側壁部 ３６ 弾性部材 ３８ 部材 ４１ 部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三嶋 祥宜 香川県三豊郡豊浜町和田浜高須賀1531−７ ユニ・チャーム株式会社テクニカルセン ター内 (72)発明者 鈴木 尚美 香川県三豊郡豊浜町和田浜高須賀1531−７ ユニ・チャーム株式会社テクニカルセン ター内 (72)発明者 大西 和彰 香川県三豊郡豊浜町和田浜高須賀1531−７ ユニ・チャーム株式会社テクニカルセン ター内 (72)発明者 石川 憲彦 香川県三豊郡豊浜町和田浜高須賀1531−７ ユニ・チャーム株式会社テクニカルセン ター内 (72)発明者 矢部 陽子 香川県三豊郡豊浜町和田浜高須賀1531−７ ユニ・チャーム株式会社テクニカルセン ター内 Ｆターム(参考） 3B029 BA02 BA03 BA05 BB02 BB03 BB05 BD12 BD16 4C098 AA09 CC26 CC29 CC39 CE06 DD03 DD13
Claims (10)
- 【請求項１】 互いに直交する縦軸と横軸とを有し、前
記縦軸方向に前部と該前部につながる後部とを備え、前
記縦軸に関して左右対称をなすように形成された便収容
部が、面積２０〜５０００ｍｍ2の開口を少なくとも１
つ有する表面層と、前記表面層の下面に当接し前記開口
の直下に前記開口とほぼ同じ開口面積の凹部を有する三
次元ネットワーク構造の便保持層と、前記保持層の下面
に当接し吸水性材料が少なくとも５０重量％を占める水
分吸収層と、前記吸収層の下面を覆う不透液性の裏面層
とを有する積層体からなり、前記積層体の前記横軸方向
へ延びる幅が前記後部ではほぼ一様に形成される一方、
前記前部では前記積層体の前端へ向かって次第に狭くな
るように形成され、前記表面層の前記前後部間に延びる
側縁部の上面には、前記裏面層から前記表面層へ向かう
方向へ立ち上がり、それとは逆な方向へ弾性的に変形可
能な防漏堤が形成されていることを特徴とする便処理用
の使い捨て着用物品。 - 【請求項２】 前記表面層が疎水性シート材料で形成さ
れている請求項１記載の物品。 - 【請求項３】 前記積層体の側面形状は、前記後部がほ
ぼ平坦であり、前記前部が前記表面層を内側にして湾曲
している請求項１または２に記載の物品。 - 【請求項４】 前記防漏堤が、捲縮した複合繊維および
合成樹脂発泡体のいずれかで形成されている請求項１〜
３のいずれかに記載の物品。 - 【請求項５】 前記防漏堤が、前記積層体の前後部間に
延びる側縁部において前記裏面層と一体をなす基縁部
と、前記表面層の上面上方に位置し前記縦軸方向に弾性
伸縮可能な頂縁部と、前記基縁部と頂縁部との間に位置
する不透液性シートからなる防漏壁とを有している請求
項１〜３のいずれかに記載の物品。 - 【請求項６】 前記積層体の前端縁部と後端縁部との少
なくとも一方における幅方向中央部上方には、前記積層
体の厚さ方向へ弾性的に圧縮可能な部材が配置され、該
部材がその両側部分よりも中高に形成されている請求項
１〜５のいずれかに記載の物品。 - 【請求項７】 前記保持層が少なくとも５ｍｍの厚さを
有し、前記開口の直下の凹部の深さが少なくとも２．５
ｍｍである請求項１〜６のいずれかに記載の物品。 - 【請求項８】 前記凹部が前記保持層をその厚さ方向に
おいて貫通する透孔である請求項１〜７のいずれかに記
載の物品。 - 【請求項９】 前記表面層および保持層の少なくとも一
方は、前記前後部のうちの少なくとも前部において、幅
方向断面形状が逆Ｖ字形を呈している請求項１〜８のい
ずれかに記載の物品。 - 【請求項１０】 前記逆Ｖ字形を呈している前記保持層
の前部は、幅方向中央部が前記吸収層から離間している
請求項９記載の物品。
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|---|---|---|---|
| JP18442799A JP3691292B2 (ja) | 1999-06-29 | 1999-06-29 | 便処理用の使い捨てパッド |
| CA002312615A CA2312615C (en) | 1999-06-29 | 2000-06-28 | Disposable article for dealing with feces |
| KR1020000036041A KR100669121B1 (ko) | 1999-06-29 | 2000-06-28 | 변 처리용의 일회용 착용 물품 |
| TW089112899A TW509562B (en) | 1999-06-29 | 2000-06-29 | Disposable absorbent article for dealing with feces |
| US09/605,833 US6450998B1 (en) | 1999-06-29 | 2000-06-29 | Disposable article for dealing with feces |
| MYPI20002969A MY121157A (en) | 1999-06-29 | 2000-06-29 | "disposable article for dealing with feces" |
| CN00118794A CN1129411C (zh) | 1999-06-29 | 2000-06-29 | 大便处理用一次性使用穿着用物品 |
| IDP20000538A ID26449A (id) | 1999-06-29 | 2000-06-29 | Barang sekali pakai untuk menangani feses |
| DE60022826T DE60022826T2 (de) | 1999-06-29 | 2000-06-29 | Wegwerfartikel zum Umgang mit Fäkalien |
| EP00305455A EP1064898B1 (en) | 1999-06-29 | 2000-06-29 | Disposable absorbent article for dealing with feces |
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18442799A JP3691292B2 (ja) | 1999-06-29 | 1999-06-29 | 便処理用の使い捨てパッド |
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|---|---|
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18442799A Expired - Fee Related JP3691292B2 (ja) | 1999-06-29 | 1999-06-29 | 便処理用の使い捨てパッド |
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| Country | Link |
|---|---|
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| KR (1) | KR100669121B1 (ja) |
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| CA (1) | CA2312615C (ja) |
| DE (1) | DE60022826T2 (ja) |
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| MY (1) | MY121157A (ja) |
| TW (1) | TW509562B (ja) |
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| TW200806271A (en) * | 2006-04-05 | 2008-02-01 | Uni Charm Corp | Absorbent wearing article and flexible structure with multiple tubiform portions |
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| WO2018143921A1 (en) | 2017-01-31 | 2018-08-09 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Absorbent article with body side pocket |
| KR102164776B1 (ko) * | 2017-03-31 | 2020-10-13 | 킴벌리-클라크 월드와이드, 인크. | 삼출물 관리층을 구비한 흡수 용품 |
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| KR102164191B1 (ko) | 2017-03-31 | 2020-10-12 | 킴벌리-클라크 월드와이드, 인크. | 삼출물 관리층을 구비한 흡수 용품 |
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