JPH077620A - 監視装置における静止画像伝送方法 - Google Patents
監視装置における静止画像伝送方法Info
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- JPH077620A JPH077620A JP5171194A JP17119493A JPH077620A JP H077620 A JPH077620 A JP H077620A JP 5171194 A JP5171194 A JP 5171194A JP 17119493 A JP17119493 A JP 17119493A JP H077620 A JPH077620 A JP H077620A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 画像圧縮処理と画像伸張処理の所要時間が短
かい静止画像伝送方法。 【構成】 ＣＰＵ１，ＲＯＭ２，ＲＡＭ３，演算プロセ
ッサ４，フレームメモリー５，カメラコントローラ６，
監視用カメラ７，通信制御部８より成る監視装置１は、
監視対象物の静止画像を監視用カメラ７により撮影した
画像データを２次元ウェーブレット変換して複数の空間
周波数帯域に分割し、ブロックごとに圧縮処理して送信
する。ＣＰＵ１１，ＲＯＭ１２，ＲＡＭ１３，演算プロ
セッサ１４，フレームメモリー１５，表示装置１６，通
信制御部１７より成る監視装置２は、監視装置１からの
送信データをブロックごとに受信し、受信したブロック
ごとにデータ伸張処理したうえで２次元ウェーブレット
逆変換して画像データに復元して表示させる。低い空間
周波数帯域のブロックからの復元画像データに高い空間
周波数帯域のブロックからの復元画像データを加算して
表示させ、画像の解像度と階調性を順次向上させる。
かい静止画像伝送方法。 【構成】 ＣＰＵ１，ＲＯＭ２，ＲＡＭ３，演算プロセ
ッサ４，フレームメモリー５，カメラコントローラ６，
監視用カメラ７，通信制御部８より成る監視装置１は、
監視対象物の静止画像を監視用カメラ７により撮影した
画像データを２次元ウェーブレット変換して複数の空間
周波数帯域に分割し、ブロックごとに圧縮処理して送信
する。ＣＰＵ１１，ＲＯＭ１２，ＲＡＭ１３，演算プロ
セッサ１４，フレームメモリー１５，表示装置１６，通
信制御部１７より成る監視装置２は、監視装置１からの
送信データをブロックごとに受信し、受信したブロック
ごとにデータ伸張処理したうえで２次元ウェーブレット
逆変換して画像データに復元して表示させる。低い空間
周波数帯域のブロックからの復元画像データに高い空間
周波数帯域のブロックからの復元画像データを加算して
表示させ、画像の解像度と階調性を順次向上させる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、公衆の立入る銀行，
デパート，ショッピングセンター等における防犯や防災
システム、および無人のキャッシュ・ディスペンサー設
置場所や無人変電所等に設置するセキュリティ・システ
ムにおける静止画像伝送方法に関するものである。
デパート，ショッピングセンター等における防犯や防災
システム、および無人のキャッシュ・ディスペンサー設
置場所や無人変電所等に設置するセキュリティ・システ
ムにおける静止画像伝送方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】一般に、画像データを構成する情報量は
極めて大容量であるので、ディジタル化した画像データ
を伝送・蓄積する場合には、画像データを圧縮すること
により取り扱う情報量を減少させている。図１は従来方
式の監視装置の構成を示すブロック図であって、ＣＰＵ
１，ＲＯＭ２，ＲＡＭ３，演算プロセッサ４，フレーム
メモリー５，カメラコントローラ６，監視用カメラ７，
通信制御部８より成る監視装置１と、ＣＰＵ１１，ＲＯ
Ｍ１２，ＲＡＭ１３，演算プロセッサ１４，フレームメ
モリー１５，表示装置１６，通信制御部１７より成る監
視装置２とによって監視装置を構成している。
極めて大容量であるので、ディジタル化した画像データ
を伝送・蓄積する場合には、画像データを圧縮すること
により取り扱う情報量を減少させている。図１は従来方
式の監視装置の構成を示すブロック図であって、ＣＰＵ
１，ＲＯＭ２，ＲＡＭ３，演算プロセッサ４，フレーム
メモリー５，カメラコントローラ６，監視用カメラ７，
通信制御部８より成る監視装置１と、ＣＰＵ１１，ＲＯ
Ｍ１２，ＲＡＭ１３，演算プロセッサ１４，フレームメ
モリー１５，表示装置１６，通信制御部１７より成る監
視装置２とによって監視装置を構成している。
【０００３】監視装置１における画像処理はＣＰＵ１に
よって統轄制御されており、ＲＯＭ２には画像処理に関
するプログラムが格納されている。画像入力用のカメラ
・コントローラ６を介して監視用カメラ７によって撮影
された監視対象物の静止画像データはフレームメモリー
５に格納され、高速演算用の演算プロセッサ４によって
圧縮処理されたうえで通信制御８を介して監視装置２へ
送信される。ＲＡＭ３は各処理においてデータを一時的
に記憶しておくメモリーである。監視装置２における通
信制御部１７を介して受信した監視装置１からのデータ
はＲＡＭ１３に記憶され、ＲＯＭ１２に格納されている
画像処理に関するプログラムに基づいて演算プロセッサ
１４によって処理される。この伸張処理によって復元し
た画像データはフレームメモリー１５を介して表示装置
１６に表示される。上述した監視装置２における画像処
理はＣＰＵ１１によって統轄制御されており、監視者は
表示装置１６の静止画像を監視することにより監視対象
物の正常と異常の判断を行っていた。
よって統轄制御されており、ＲＯＭ２には画像処理に関
するプログラムが格納されている。画像入力用のカメラ
・コントローラ６を介して監視用カメラ７によって撮影
された監視対象物の静止画像データはフレームメモリー
５に格納され、高速演算用の演算プロセッサ４によって
圧縮処理されたうえで通信制御８を介して監視装置２へ
送信される。ＲＡＭ３は各処理においてデータを一時的
に記憶しておくメモリーである。監視装置２における通
信制御部１７を介して受信した監視装置１からのデータ
はＲＡＭ１３に記憶され、ＲＯＭ１２に格納されている
画像処理に関するプログラムに基づいて演算プロセッサ
１４によって処理される。この伸張処理によって復元し
た画像データはフレームメモリー１５を介して表示装置
１６に表示される。上述した監視装置２における画像処
理はＣＰＵ１１によって統轄制御されており、監視者は
表示装置１６の静止画像を監視することにより監視対象
物の正常と異常の判断を行っていた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、監視
装置１の監視用カメラ７によって撮影された監視対象物
の静止画像は、全画像データの圧縮処理を行ったうえで
送信され、監視装置２によって受信された画像データは
伸張処理を施したうえで復元されて静止画像として表示
装置１６に表示される。異常が発生した場合には、監視
装置１における監視対象物の撮影から監視装置２におけ
る表示までの所要時間ができる限り短いことが望まし
く、監視者が緊急対処できるように監視装置１と２にお
ける画像処理時間を含めた伝送時間を短縮させることが
肝要である。この発明は、上述した課題を解決するため
になされたものであって、従来方式による２次元の離散
コサイン変換（discrete cosine transform : DCT ）と
異なる２次元ウェーブレット変換による画像処理を行う
ことによって監視装置間における静止画像伝送時間の短
縮を計るものである。
装置１の監視用カメラ７によって撮影された監視対象物
の静止画像は、全画像データの圧縮処理を行ったうえで
送信され、監視装置２によって受信された画像データは
伸張処理を施したうえで復元されて静止画像として表示
装置１６に表示される。異常が発生した場合には、監視
装置１における監視対象物の撮影から監視装置２におけ
る表示までの所要時間ができる限り短いことが望まし
く、監視者が緊急対処できるように監視装置１と２にお
ける画像処理時間を含めた伝送時間を短縮させることが
肝要である。この発明は、上述した課題を解決するため
になされたものであって、従来方式による２次元の離散
コサイン変換（discrete cosine transform : DCT ）と
異なる２次元ウェーブレット変換による画像処理を行う
ことによって監視装置間における静止画像伝送時間の短
縮を計るものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために、この発明による監視装置における静止画像伝送
方法は、監視装置１においては入力した画像データを２
次元ウェーブレット変換により空間周波数帯域別に複数
のブロックに分割し、低い空間周波数帯域のブロックか
ら高い空間周波数帯域のブロックへとブロックごとに個
別にデータ圧縮処理を施したうえで監視装置２へ送信
し、監視装置２においては受信したブロックごとにデー
タ伸張処理を施すと共に受信したブロックだけに２次元
ウェーブレット逆変換を行って画像データに復元させて
表示装置に表示させ、最初に受信した最も低い空間周波
数帯域のブロックから復元して表示した画像データに順
次高い空間周波数帯域のブロックから復元した画像デー
タを加算して表示させる。
ために、この発明による監視装置における静止画像伝送
方法は、監視装置１においては入力した画像データを２
次元ウェーブレット変換により空間周波数帯域別に複数
のブロックに分割し、低い空間周波数帯域のブロックか
ら高い空間周波数帯域のブロックへとブロックごとに個
別にデータ圧縮処理を施したうえで監視装置２へ送信
し、監視装置２においては受信したブロックごとにデー
タ伸張処理を施すと共に受信したブロックだけに２次元
ウェーブレット逆変換を行って画像データに復元させて
表示装置に表示させ、最初に受信した最も低い空間周波
数帯域のブロックから復元して表示した画像データに順
次高い空間周波数帯域のブロックから復元した画像デー
タを加算して表示させる。
【０００６】
【作用】監視装置１に入力した画像データを２次元ウェ
ーブレット変換により空間周波数帯域別に複数ブロック
に分割し、低い空間周波数帯域のブロックから逐次デー
タ圧縮処理を施して伝送するので、画像データ全部を一
括して圧縮処理したうえで伝送する従来方式よりも処理
時間は短くなる。また、監視装置２においても受信した
ブロックごとに伸張処理と２次元ウェーブレット逆変換
を行って画像データに復元させてゆくので、画像データ
が復元されて表示されるまでの時間が短縮される。な
お、監視装置２における復元された静止画像は、時間の
経過に従って解像度と階調性が向上していくので、異常
発生を確認して緊急処置を行うに充分であれば中断さ
せ、次に必要となる画像データを送信させる。
ーブレット変換により空間周波数帯域別に複数ブロック
に分割し、低い空間周波数帯域のブロックから逐次デー
タ圧縮処理を施して伝送するので、画像データ全部を一
括して圧縮処理したうえで伝送する従来方式よりも処理
時間は短くなる。また、監視装置２においても受信した
ブロックごとに伸張処理と２次元ウェーブレット逆変換
を行って画像データに復元させてゆくので、画像データ
が復元されて表示されるまでの時間が短縮される。な
お、監視装置２における復元された静止画像は、時間の
経過に従って解像度と階調性が向上していくので、異常
発生を確認して緊急処置を行うに充分であれば中断さ
せ、次に必要となる画像データを送信させる。
【０００７】
【実施例】以下、この発明による実施例を図面を参照し
ながら説明する。図１はこの発明による監視装置の構成
を示すブロック図であって、見掛け上の回路構成要素は
従来技術における監視装置１および監視装置２と同一で
あるが、それぞれの構成要素の有する制御機能は異なっ
たものである。監視対象物を監視するために設置される
監視装置１は、監視装置１を統轄制御するＣＰＵ１、画
像処理プログラムが格納されているＲＯＭ２、各処理に
必要なメモリーであるＲＡＭ３、高速演算用の演算プロ
セッサ４、画像入力用の監視用カメラ７とカメラコント
ローラ６、画像データ用のフレームメモリー５、通信制
御部８で構成されている。送信されてくる画像を表示す
るための監視装置２は監視装置１から離れた場所に設置
されており、監視装置２を統轄制御するＣＰＵ１１、画
像処理プログラムが格納されているＲＯＭ１２、各処理
に必要なメモリーであるＲＡＭ１３、高速演算用の演算
プロセッサ１４、画像表示装置１６と画像データ用のフ
レームメモリー１５、通信制御部１７で構成している。
ながら説明する。図１はこの発明による監視装置の構成
を示すブロック図であって、見掛け上の回路構成要素は
従来技術における監視装置１および監視装置２と同一で
あるが、それぞれの構成要素の有する制御機能は異なっ
たものである。監視対象物を監視するために設置される
監視装置１は、監視装置１を統轄制御するＣＰＵ１、画
像処理プログラムが格納されているＲＯＭ２、各処理に
必要なメモリーであるＲＡＭ３、高速演算用の演算プロ
セッサ４、画像入力用の監視用カメラ７とカメラコント
ローラ６、画像データ用のフレームメモリー５、通信制
御部８で構成されている。送信されてくる画像を表示す
るための監視装置２は監視装置１から離れた場所に設置
されており、監視装置２を統轄制御するＣＰＵ１１、画
像処理プログラムが格納されているＲＯＭ１２、各処理
に必要なメモリーであるＲＡＭ１３、高速演算用の演算
プロセッサ１４、画像表示装置１６と画像データ用のフ
レームメモリー１５、通信制御部１７で構成している。
【０００８】次に、監視装置１と２における画像処理と
データ伝送方法について説明する。監視装置１は監視用
カメラ７から入力した画像データをフレームメモリー５
に格納し、この画像データに対して２次元ウェーブレッ
ト変換を行い、空間周波数帯域別に複数のブロックに分
割する。この実施例においては、図２に示すように３次
の２次元ウェーブレット変換により画像データを空間周
波数帯域において１０分割してある。即ち、１次の２次
元ウェーブレット変換により４つの空間周波数帯域ＨＨ
１，ＨＬ１，ＬＨ１およびＬＬ１に分割し、続いて２次
の２次元ウェーブレット変換によりＬＬ１をＨＨ２，Ｌ
Ｈ２，ＨＬ２およびＬＬ２に４分割する。さらに、３次
の２次元ウェーブレット変換によりＬＬ２を４つの空間
周波数帯域ＨＨ３，ＬＨ３，ＨＬ３およびＬＬ３に分割
し、以上の手段により合計して空間周波数帯域を１０分
割してある。図３は上述した２次元ウェーブレット変換
による１０帯域分割方法の説明図である。先ず、ハイパ
スフィルタ１０１1 とローパスフィルタ１０１2 による
帯域分離および１０２1 と１０２2 によるダウンサンプ
リングを水平方向に適用し、続いてハイパスフィルタ１
０３1 とローパスフィルタ１０３2 、ハイパスフィルタ
１０３3 とローパスフィルタ１０３4 による帯域分離お
よび１０４1 と１０４2 ，１０４3 と１０４4 によるダ
ウンサンプリングを垂直方向に適用することによって入
力画像データをＨＨ１，ＨＬ１，ＬＨ１，ＬＬ１の４つ
の空間周波数帯域に分離している。さらに、上述した処
理を２回繰返すことによって空間周波数帯域を１０分割
している。
データ伝送方法について説明する。監視装置１は監視用
カメラ７から入力した画像データをフレームメモリー５
に格納し、この画像データに対して２次元ウェーブレッ
ト変換を行い、空間周波数帯域別に複数のブロックに分
割する。この実施例においては、図２に示すように３次
の２次元ウェーブレット変換により画像データを空間周
波数帯域において１０分割してある。即ち、１次の２次
元ウェーブレット変換により４つの空間周波数帯域ＨＨ
１，ＨＬ１，ＬＨ１およびＬＬ１に分割し、続いて２次
の２次元ウェーブレット変換によりＬＬ１をＨＨ２，Ｌ
Ｈ２，ＨＬ２およびＬＬ２に４分割する。さらに、３次
の２次元ウェーブレット変換によりＬＬ２を４つの空間
周波数帯域ＨＨ３，ＬＨ３，ＨＬ３およびＬＬ３に分割
し、以上の手段により合計して空間周波数帯域を１０分
割してある。図３は上述した２次元ウェーブレット変換
による１０帯域分割方法の説明図である。先ず、ハイパ
スフィルタ１０１1 とローパスフィルタ１０１2 による
帯域分離および１０２1 と１０２2 によるダウンサンプ
リングを水平方向に適用し、続いてハイパスフィルタ１
０３1 とローパスフィルタ１０３2 、ハイパスフィルタ
１０３3 とローパスフィルタ１０３4 による帯域分離お
よび１０４1 と１０４2 ，１０４3 と１０４4 によるダ
ウンサンプリングを垂直方向に適用することによって入
力画像データをＨＨ１，ＨＬ１，ＬＨ１，ＬＬ１の４つ
の空間周波数帯域に分離している。さらに、上述した処
理を２回繰返すことによって空間周波数帯域を１０分割
している。
【０００９】監視装置１からは最初に最も低い空間周波
数帯域のブロックＬＬ３に対してデータ圧縮処理が施さ
れ、通信制御部８を介して監視装置２へ送信される。監
視装置２はブロックＬＬ３を受信してＲＡＭ１３に格納
し、ＬＬ３に対してデータ伸張処理を施す。次に、伸張
したＬＬ３に対して図４に示す２次元ウェーブレット逆
変換を行って画像データに復元し、フレームメモリー１
５に格納したうえで表示装置１６に画像を表示する。本
来、２次元ウェーブレット逆変換による帯域合成は図５
に示すように全帯域のブロックに対して計算を行うもの
であるが、この発明においては図４に示すように個別の
帯域のブロックだけを逆変換して画像を復元するので、
対象外のブロックについては計算を要しないメリットが
あり、処理時間は短くてよい。
数帯域のブロックＬＬ３に対してデータ圧縮処理が施さ
れ、通信制御部８を介して監視装置２へ送信される。監
視装置２はブロックＬＬ３を受信してＲＡＭ１３に格納
し、ＬＬ３に対してデータ伸張処理を施す。次に、伸張
したＬＬ３に対して図４に示す２次元ウェーブレット逆
変換を行って画像データに復元し、フレームメモリー１
５に格納したうえで表示装置１６に画像を表示する。本
来、２次元ウェーブレット逆変換による帯域合成は図５
に示すように全帯域のブロックに対して計算を行うもの
であるが、この発明においては図４に示すように個別の
帯域のブロックだけを逆変換して画像を復元するので、
対象外のブロックについては計算を要しないメリットが
あり、処理時間は短くてよい。
【００１０】引き続いて、監視装置１はブロックＨＬ３
に対してデータ圧縮処理を施し監視装置２に送信する。
監視装置２はブロックＨＬ３を受信してＲＡＭ１３に格
納し、ＨＬ３に対してデータ伸張処理を施したうえで図
４に示す２次元ウェーブレット逆変換を行って画像デー
タに復元し、既に復元してフレームメモリー１５に格納
してあるＬＬ３の画像データと画素ごとに加算して画像
データを更新して表示装置１６に表示する。監視装置１
は残りのブロックについても低い空間周波数帯域のブロ
ックから個別にデータ圧縮処理を施して送信し、ＨＬ３
に続いてＬＨ３、ＨＨ３、ＨＬ２、ＬＨ２、ＨＨ２、Ｈ
Ｌ１、ＬＨ１、ＨＨ１の順に送信する。監視装置２は各
ブロックを受信するたびにＲＡＭ１３に格納したうえで
データ伸張処理を施し、受信したブロックに対してだけ
２次元ウェーブレット逆変換を行い、画像データに復元
する。復元した画像データは、既に復元してフレームメ
モリー１５に格納してある画像データと画素ごとに加算
して画像データを更新して表示装置１６に表示される。
従って、表示装置１６に表示される最初の復元画像の解
像度と階調性は低い画像であるが、順次解像度と階調性
が向上して鮮明な画像に更新されてゆく。なお、この実
施例においては３次の２次元ウェーブレット変換により
１０分割してあるが、この周波数帯域の分割数は目的に
応じて任意に決められる。
に対してデータ圧縮処理を施し監視装置２に送信する。
監視装置２はブロックＨＬ３を受信してＲＡＭ１３に格
納し、ＨＬ３に対してデータ伸張処理を施したうえで図
４に示す２次元ウェーブレット逆変換を行って画像デー
タに復元し、既に復元してフレームメモリー１５に格納
してあるＬＬ３の画像データと画素ごとに加算して画像
データを更新して表示装置１６に表示する。監視装置１
は残りのブロックについても低い空間周波数帯域のブロ
ックから個別にデータ圧縮処理を施して送信し、ＨＬ３
に続いてＬＨ３、ＨＨ３、ＨＬ２、ＬＨ２、ＨＨ２、Ｈ
Ｌ１、ＬＨ１、ＨＨ１の順に送信する。監視装置２は各
ブロックを受信するたびにＲＡＭ１３に格納したうえで
データ伸張処理を施し、受信したブロックに対してだけ
２次元ウェーブレット逆変換を行い、画像データに復元
する。復元した画像データは、既に復元してフレームメ
モリー１５に格納してある画像データと画素ごとに加算
して画像データを更新して表示装置１６に表示される。
従って、表示装置１６に表示される最初の復元画像の解
像度と階調性は低い画像であるが、順次解像度と階調性
が向上して鮮明な画像に更新されてゆく。なお、この実
施例においては３次の２次元ウェーブレット変換により
１０分割してあるが、この周波数帯域の分割数は目的に
応じて任意に決められる。
【００１１】
【発明の効果】以上説明したように、この発明による監
視装置における静止画像伝送方式は、監視装置１におけ
る監視用カメラによって撮影された大容量の静止画像デ
ータを２次元ウェーブレット変換により複数の空間周波
数帯域別ブロックに分割し、低い空間周波数帯域のブロ
ックから高い空間周波数帯域のブロックへとブロックご
とにデータ圧縮処理を施して監視装置２へ送信するので
全画像データを一括圧縮処理して送信する場合よりも処
理時間が短縮される。また、監視装置２においては最初
に受信したブロックからデータ伸張処理を施して２次元
ウェーブレット逆変換を行って画像データを復元させ、
表示装置に表示させるので監視者は監視対象物の異常を
早期に発見できる。また、復元された画像の解像度と階
調性は時間の経過と共に向上してゆくので、画像データ
更新の過程において監視対象物の異常が充分に確認され
た時点で監視装置１に中断指令を送信し、新たに監視装
置１から別の画像を伝送させることができる。
視装置における静止画像伝送方式は、監視装置１におけ
る監視用カメラによって撮影された大容量の静止画像デ
ータを２次元ウェーブレット変換により複数の空間周波
数帯域別ブロックに分割し、低い空間周波数帯域のブロ
ックから高い空間周波数帯域のブロックへとブロックご
とにデータ圧縮処理を施して監視装置２へ送信するので
全画像データを一括圧縮処理して送信する場合よりも処
理時間が短縮される。また、監視装置２においては最初
に受信したブロックからデータ伸張処理を施して２次元
ウェーブレット逆変換を行って画像データを復元させ、
表示装置に表示させるので監視者は監視対象物の異常を
早期に発見できる。また、復元された画像の解像度と階
調性は時間の経過と共に向上してゆくので、画像データ
更新の過程において監視対象物の異常が充分に確認され
た時点で監視装置１に中断指令を送信し、新たに監視装
置１から別の画像を伝送させることができる。
【図１】この発明による監視装置の回路構成を示すブロ
ック図。
ック図。
【図２】２次元ウェーブレット変換により空間周波数帯
域を１０帯域に分割した例。
域を１０帯域に分割した例。
【図３】２次元ウェーブレット変換により１０帯域に分
割する方法の説明図。
割する方法の説明図。
【図４】帯域別２次元ウェーブレット逆変換の説明図。
【図５】２次元ウェーブレット逆変換による帯域合成の
説明図。
説明図。
１，１１ ＣＰＵ ２，１２ ＲＯＭ ３，１３ ＲＡＭ ４，１４ 演算プロセッサ ５，１５ フレームメモリー ６ カメラコントローラ ７ 監視用カメラ ８，１７ 通信制御部 １６ 表示装置
フロントページの続き (72)発明者 砂川 浩勝 東京都八王子市元本郷町１丁目９番９号 中央電子株式会社内
Claims (1)
- 【請求項１】 監視用カメラにより撮影した監視対象物
の静止画像を圧縮処理した画像データとして伝送する監
視装置１と、この監視装置１からの画像データを受信し
て伸張処理を施し、前記監視対象物の静止画像に復元し
て表示装置に表示させて監視を行う監視装置２とによっ
て構成した監視装置における静止画像伝送方法におい
て、 前記監視装置１は、監視用カメラから出力される静止画
像データを２次元ウェーブレット変換により空間周波数
帯域別に複数のブロックに分割し、低い空間周波数帯域
のブロックから高い空間周波数帯域のブロックへとブロ
ックごとにデータ圧縮処理を施して監視装置２へ送信
し、 前記監視装置２は、受信したブロックごとにデータ伸張
処理を施すと共に受信した前記ブロックだけに２次元ウ
ェーブレット逆変換を行って画像データに復元して表示
装置に表示させ、さらに、最初に受信した最も低い空間
周波数帯域のブロックから復元した画像データに順次よ
り高い空間周波数帯域のブロックからの復元画像データ
を加算して表示を更新させ、初期の静止画像における低
い解像度と階調性を順次向上させてゆくことを特徴とす
る監視装置における静止画像伝送方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5171194A JPH077620A (ja) | 1993-06-17 | 1993-06-17 | 監視装置における静止画像伝送方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5171194A JPH077620A (ja) | 1993-06-17 | 1993-06-17 | 監視装置における静止画像伝送方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH077620A true JPH077620A (ja) | 1995-01-10 |
Family
ID=15918759
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5171194A Pending JPH077620A (ja) | 1993-06-17 | 1993-06-17 | 監視装置における静止画像伝送方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH077620A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6450998B1 (en) | 1999-06-29 | 2002-09-17 | Uni-Charm Corporation | Disposable article for dealing with feces |
| US6497693B1 (en) | 1999-03-05 | 2002-12-24 | Uni-Charm Corporation | Disposable undergarment |
| WO2010032649A1 (ja) * | 2008-09-16 | 2010-03-25 | 三洋電機株式会社 | 画像表示装置及び撮像装置 |
-
1993
- 1993-06-17 JP JP5171194A patent/JPH077620A/ja active Pending
Non-Patent Citations (1)
| Title |
|---|
| IEEE TRANSACTIONS ON IMAGE PROCESSING=1992 * |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6497693B1 (en) | 1999-03-05 | 2002-12-24 | Uni-Charm Corporation | Disposable undergarment |
| US6450998B1 (en) | 1999-06-29 | 2002-09-17 | Uni-Charm Corporation | Disposable article for dealing with feces |
| WO2010032649A1 (ja) * | 2008-09-16 | 2010-03-25 | 三洋電機株式会社 | 画像表示装置及び撮像装置 |
| JP2010072092A (ja) * | 2008-09-16 | 2010-04-02 | Sanyo Electric Co Ltd | 画像表示装置及び撮像装置 |
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