JP2003216133A - 医用画像処理装置、医用画像処理方法、プログラム、及び記憶媒体 - Google Patents

医用画像処理装置、医用画像処理方法、プログラム、及び記憶媒体

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JP2003216133A
JP2003216133A JP2002017092A JP2002017092A JP2003216133A JP 2003216133 A JP2003216133 A JP 2003216133A JP 2002017092 A JP2002017092 A JP 2002017092A JP 2002017092 A JP2002017092 A JP 2002017092A JP 2003216133 A JP2003216133 A JP 2003216133A
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JP2002017092A
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Yoichi Ono
陽一 小野
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、表示装置の表示領域におけ
る解像度に応じて、医用画像データの全体を表示装置の
表示領域に表示させることにより、医用画像の識別を容
易かつ正確に行えるようにすることである。 【解決手段】 制御部11は、医用画像表示処理におい
て、診断端末2から医用画像データと画素数データAを
受信し、画素数データA及び画素数データCの行及び列
方向の画素数比率の比較結果に基づき、表示データまた
は拡大指示データを生成して、診断端末3の表示画面3
aに医用画像データ全体を表示させる。また、応答処理
において、診断端末2から医用画像データ要求データを
受信すると、要求された医用画像データ及び画素数デー
タAを画像DB10aから読み出し、画素数データAと
画素数データBの行及び列方向の画素数比率の比較結果
に基づき、表示データまたは拡大指示データを生成し
て、診断端末2の表示画面2aに医用画像データ全体を
表示させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医用画像データを
処理する医用画像処理装置、医用画像処理方法、プログ
ラム、及び記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、ネットワークを介して表示装置と
接続して医用画像を表示させる機能を有する医用画像処
理装置が考案されている。従来、例えば、表示装置に医
用画像データを送信して表示させる場合に、表示装置の
表示領域の解像度に応じて、一定のサイズの医用画像デ
ータを表示させる医用画像処理装置が考案されている。
また、医用画像データとともに、医用画像データが診断
に利用されたときに施された画像処理の階調に関する情
報を記憶し、後でこの情報を利用して診断時と同様の階
調により医用画像データを表示することにより、医用画
像データをより正確に再現する方法が考案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような医用画像処理装置や方法によると、例えば複数の
表示装置に医用画像データを表示させる場合に、表示装
置の表示領域における解像度が異なると、ある表示装置
においては表示領域からはみ出し、また他の表示装置に
おいては表示領域の一部に表示される、というように、
表示装置によって医用画像データの表示される部分が異
なることがあり、医用画像が医師等の観察者に与える印
象が異なり、場合によっては一見して同一の医用画像で
あるか識別しにくい場合がある。このような医用画像の
識別の誤りは、誤診を招く恐れがあった。
【0004】本発明の課題は、表示装置の表示領域にお
ける解像度に応じて、医用画像データの全体を表示装置
の表示領域に表示させることにより、医用画像の識別を
容易かつ正確に行えるようにすることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、以下のような特徴を備えている。
【0006】請求項1記載の発明は、表示装置と接続
し、該表示装置の表示領域に医用画像データを表示させ
る医用画像処理装置において、前記表示領域の解像度を
示す第1の解像度データと、医用画像データと、該医用
画像データの解像度を示す第2の解像度データと、を記
憶する記憶手段と、前記第1の解像度データと前記第2
の解像度データとを比較し、行方向及び列方向の画素数
の一方或いは両方において、該第1の解像度データが該
第2の解像度データよりも小さい場合に、該第2の解像
度データの行方向及び列方向の画素数比率を維持して前
記医用画像データの倍率を変更し、前記第1の解像度デ
ータの行方向及び列方向の画素数以下の解像度を有する
表示データを生成する画像処理手段と、前記表示データ
を前記表示装置に送信して前記表示領域に表示させる表
示制御手段と、を備えたことを特徴としている。
【0007】請求項7記載の発明は、表示装置の表示領
域に医用画像データを表示させる医用画像処理方法にお
いて、前記表示領域の解像度を示す第1の解像度データ
と、医用画像データと、該医用画像データの解像度を示
す第2の解像度データと、を記憶する工程と、前記第1
の解像度データと前記第2の解像度データとを比較し、
行方向及び列方向の画素数の一方或いは両方において、
該第1の解像度データが該第2の解像度データよりも小
さい場合に、該第2の解像度データの行方向及び列方向
の画素数比率を維持して前記医用画像データの倍率を変
更し、前記第1の解像度データの行方向及び列方向の画
素数以下の解像度を有する表示データを生成する工程
と、前記表示データを前記表示装置に送信して前記表示
領域に表示させる工程と、を含むことを特徴としてい
る。
【0008】請求項8記載の発明は、表示装置と接続
し、該表示装置の表示領域に医用画像データを表示させ
るコンピュータに、前記表示領域の解像度を示す第1の
解像度データと、医用画像データと、該医用画像データ
の解像度を示す第2の解像度データと、を記憶する機能
と、前記第1の解像度データと前記第2の解像度データ
とを比較し、行方向及び列方向の画素数の一方或いは両
方において、該第1の解像度データが該第2の解像度デ
ータよりも小さい場合に、該第2の解像度データの行方
向及び列方向の画素数比率を維持して前記医用画像デー
タの倍率を変更し、前記第1の解像度データの行方向及
び列方向の画素数以下の解像度を有する表示データを生
成する機能と、前記表示データを前記表示装置に送信し
て前記表示領域に表示させる機能と、を実現させること
を特徴としている。
【0009】請求項9記載の発明は、表示装置と接続
し、該表示装置の表示領域に医用画像データを表示させ
るコンピュータが実行可能なプログラムを格納した記憶
媒体であって、前記表示領域の解像度を示す第1の解像
度データと、医用画像データと、該医用画像データの解
像度を示す第2の解像度データと、を記憶するためのプ
ログラムコードと、前記第1の解像度データと前記第2
の解像度データとを比較し、行方向及び列方向の画素数
の一方或いは両方において、該第1の解像度データが該
第2の解像度データよりも小さい場合に、該第2の解像
度データの行方向及び列方向の画素数比率を維持して前
記医用画像データの倍率を変更し、前記第1の解像度デ
ータの行方向及び列方向の画素数以下の解像度を有する
表示データを生成するためのプログラムコードと、前記
表示データを前記表示装置に送信して前記表示領域に表
示させるためのプログラムコードと、を含むプログラム
を格納したことを特徴としている。
【0010】請求項1、7、8、9に記載の発明によれ
ば、表示装置の表示領域における解像度に応じて、医用
画像データの全体を表示させることができる。このた
め、解像度の異なる表示装置に医用画像データを表示さ
せた場合にも、医用画像データが観察者に与える視覚的
な印象が変わらず、医用画像の識別を正確かつ容易に行
うことが可能となり、誤診を防ぐことができる。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記画像処理手段は、前記第1の解像度デ
ータと前記第2の解像度データとを比較し、行方向及び
列方向の一方或いは両方において、該第1の解像度デー
タが該第2の解像度データよりも大きい場合に、該第2
の解像度データの行方向及び列方向の画素数比率を有す
るとともに前記第1の解像度データの行方向及び列方向
の画素数以下の解像度を有する表示データを生成するた
めの拡大倍率を示す拡大指示データを生成し、前記表示
制御手段は、前記拡大指示データ及び前記医用画像デー
タを前記表示装置に送信し、該表示装置に該拡大指示デ
ータに従って該医用画像データを拡大させて前記表示領
域に表示させることを特徴としている。
【0012】請求項2記載の発明によれば、行方向及び
列方向の一方或いは両方において、前記第1の解像度デ
ータが前記第2の解像度データよりも大きい場合に、前
記医用画像データの拡大処理を行わずに、前記表示装置
によって医用画像データを拡大させて表示させるため、
ネットワーク負荷を軽減し、伝送速度を向上させること
ができる。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記表示装置から前記第1の解像度データ
を取得する取得手段を更に備えたことを特徴としてい
る。
【0014】請求項3記載の発明によれば、予め前記第
1の解像度データを記憶していない場合に、前記表示装
置から前記第1の解像度データを取得し、該表示装置の
表示領域における解像度に応じて、医用画像データの全
体を表示させることができる。
【0015】請求項4記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記医用画像データの一部を表示部分に設
定する表示部分設定データが、該医用画像データのヘッ
ダに格納されていることを特徴としている。
【0016】請求項4記載の発明によれば、解像度の異
なる表示装置においても、医用画像データの一部である
同一の表示部分を表示させることができる。
【0017】請求項5記載の発明は、請求項4記載の発
明において、前記画像処理手段は、前記第1の解像度デ
ータと、前記表示部分設定データにより設定された表示
部分の解像度を示す第3の解像度データとを比較し、行
方向及び列方向の画素数の一方或いは両方において、該
第1の解像度データが該第3の解像度データよりも小さ
い場合に、該第3の解像度データの行方向及び列方向の
画素数比率を維持して前記医用画像データの倍率を変更
し、前記第1の解像度データの行方向及び列方向の画素
数以下の解像度を有する表示データを生成することを特
徴としている。
【0018】請求項5記載の発明によれば、表示装置の
表示領域における解像度に応じて、医用画像データ内の
設定された表示部分全体を表示させることができる。
【0019】請求項6記載の発明は、請求項4記載の発
明において、前記画像処理手段は、前記第1の解像度デ
ータと、前記表示部分設定データにより設定された表示
部分の解像度を示す第3の解像度データとを比較し、行
方向及び列方向の画素数の一方或いは両方において、該
第1の解像度データが該第3の解像度データよりも大き
い場合に、該第3の解像度データの行方向及び列方向の
画素数比率を有するとともに前記第1の解像度データの
行方向及び列方向の画素数以下の解像度を有する表示デ
ータを生成するための拡大倍率を示す拡大指示データを
生成し、前記表示制御手段は、前記拡大指示データ及び
前記医用画像データを前記表示装置に送信し、該表示装
置に該拡大指示データに従って該医用画像データを拡大
させて前記表示領域に表示させることを特徴としてい
る。
【0020】請求項6記載の発明によれば、行方向及び
列方向の一方或いは両方において、前記第1の解像度デ
ータが前記第3の解像度データよりも大きい場合に、前
記医用画像データ内の設定された表示部分を予め拡大せ
ず、前記表示装置に送信してから拡大するため、ネット
ワーク負荷を軽減し、伝送速度を向上させることができ
る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して第1及び第2
の実施の形態を詳細に説明する。ここで、以上の請求項
において、解像度データとは、表示装置の表示画面の解
像度や画像データの解像度を示すデータであり、表示画
面に表示可能な画素数や画像データを構成する画素数の
情報を含む。以下の各実施の形態における画素数データ
は、以上の請求項における解像度データとしての機能を
有する。また、以上の請求項、及び以下の各実施の形態
における表示データとは、本発明の医用画像処理装置に
より処理され、表示装置が表示可能な医用画像データで
あり、拡大指示データとは、表示装置に医用画像データ
を拡大させる指示データであり、拡大倍率の情報を含
む。更に、表示部分設定データとは、医用画像データの
一部を表示部分として設定し、表示させる指示データで
ある。
【0022】[第1の実施の形態]以下、図1を参照し
て第1の実施の形態を詳細に説明する。まず、構成を説
明する。図1は、本実施の形態における医用画像管理シ
ステム100の全体構成を示す図である。図1に示すよ
うに、医用画像管理システム100は、画像DB10a
を備えたサーバ1と、画像DB20aを備えた診断端末
2と、画像DB30aを備えた診断端末3とが、ネット
ワークNを介して相互にデータの送受信が可能なように
接続されて構成されている。医用画像管理システム10
0は、病院の内外に構築され、診療に利用する医用画像
データを一括管理する。
【0023】なお、図1においては、サーバ1と、診断
端末2と、診断端末3とが、ネットワークNを介して各
々1台ずつ接続される例を示しているが、これらの装置
や端末の台数は特に限定されない。
【0024】サーバ1は、ネットワークNを介して接続
される、クライアント端末である診断端末2及び診断端
末3を管理する。例えば、後述する医用画像表示処理に
おいて、診断端末3の表示画面3aの解像度を示す画素
数データCを記憶していない場合には、ネットワークN
を介して診断端末3から画素数データCを受信する。次
いで、画素数データCと、医用画像データの解像度を示
す画素数データAとの比較結果に基づいて、医用画像デ
ータを元に表示データを生成し、診断端末3に送信し、
表示画面3aに表示させる。或いは、上記比較結果に基
づいて拡大指示データを生成して、医用画像データとと
もに診断端末3に送信し、診断端末3により医用画像デ
ータを拡大させ、表示画面3aに表示させる。さらに、
サーバ1は、診断端末3に送信した表示データや拡大指
示データを医用画像データと対応付けて画像DB10a
に格納する。
【0025】また、サーバ1は、診断端末2について
は、画素数データAと、診断端末2の表示画面2aの解
像度を示す画素数データBとの比較結果に基づき、上述
した診断端末3に関する医用画像表示処理と同様の処理
を実行する。
【0026】また、サーバ1は、例えば、後述する応答
処理において、診断端末2から医用画像データ要求デー
タを受信すると、要求された医用画像データを、医用画
像データの解像度を示す画素数データA、及び表示画面
2aの画素数データBに基づいて処理し、表示データを
生成し、診断端末2に送信して表示させる。あるいは、
画素数データA及び画素数データBに基づいて拡大指示
データを生成し、医用画像データと拡大指示データとを
診断端末2に送信して、診断端末2において拡大指示デ
ータに従って医用画像データを拡大させ、表示画面2a
に拡大した医用画像データを表示させる。
【0027】また、サーバ1は、診断端末3から表示画
面3aの解像度を示す画素数データCを受信すると、上
記の診断端末2に関する応答処理と同様の処理を実行す
る。なお、サーバ1は、画像DB10aを備えており、
医用画像データ、画素数データA、拡大指示データを対
応付けて画像DB10aに保存し、管理する。
【0028】診断端末2及び診断端末3は、例えば、病
院内の内科や外科や研究室等の診療を行う場に設置され
るクライアント端末であり、各々、表示画面2a、表示
画面3aを備えた、医用画像データの参照用の表示装置
である。診断端末2及び3は、ネットワークNを介して
サーバ1に接続し、画素数データBまたはC、及び医用
画像データ要求データを送信して医用画像データを要求
し、サーバ1から医用画像データを受信し、診断端末2
は表示画面2aに、診断端末3は表示画面3aに受信し
た表示データを表示する。或いは、サーバ1から医用画
像データと拡大指示データとを受信し、拡大指示データ
に基づいて医用画像データを拡大し、表示画面2aまた
は表示画面3aに表示する。
【0029】ネットワークNは、専用線や既存の一般公
衆回線を利用して構築された通信ネットワークであり、
LANやWAN等の様々な回線形態を適用することが可
能である。ネットワークNには、例えば、電話回線網、
ISDN回線網、専用線、移動体通信網、通信衛星回
線、CATV回線網等の各種通信回線網と、それらを接
続するインターネットサービスプロバイダ等が含まれ
る。また、図1においては各装置、端末間は有線接続さ
れている例を示しているが、無線接続であってもよい。
但し、情報管理の信頼性の観点から、特定のユーザのみ
がアクセス可能なセキュリティを確保しているネットワ
ークであることが望ましい。
【0030】以下、医用画像管理システム100を構成
する各部について詳細に説明する。図2は、サーバ1の
機能的構成を示すブロック図である。図2に示すよう
に、サーバ1は、制御部11、入力部12、表示部1
3、通信制御部14、RAM15、記憶部16、画像処
理部17、画像DB10aにより構成され、各部はバス
18により接続されている。
【0031】制御部11は、CPU(Central Processi
ng Unit)等により構成され、記憶部16に記憶されて
いるシステムプログラムや各種制御プログラムを読み出
し、RAM15に展開し、該制御プログラムに従って各
部の動作を集中制御する。また、制御部11は、RAM
15に展開したプログラムに従って各種処理を実行し、
その処理結果をRAM15に一時記憶させるとともに、
表示部13に表示させる。そして、RAM15に一時記
憶させた処理結果を記憶部16の所定の保存先に保存さ
せる。制御部11は、具体的には、記憶部16から医用
画像表示処理プログラムまたは応答処理プログラムを読
み出して、後述する医用画像表示処理または応答処理を
実行する。
【0032】制御部11は、医用画像表示処理におい
て、医用画像データとその画素数データAとを診断端末
2から受信し、画素数データA、及び表示画面3aの画
素数データCを比較する。制御部11は、これらの画素
数データの行方向及び列方向の画素数を各々比較して、
比較結果に基づき、表示画面3aにおいて医用画像デー
タの全体を表示させるための画像処理を医用画像データ
に施して表示データを生成したり、医用画像データを診
断端末3において拡大させるための拡大指示データを生
成する。
【0033】具体的には、行方向及び列方向の画素数の
一方または両方に関して、画素数データAが画素数デー
タCよりも大きい場合には、医用画像データを平滑化
し、間引き処理を施して縮小し、表示データを生成し、
診断端末3に送信して表示画面3aに表示させる。一
方、画素数データAが画素数データCよりも小さい場合
には、画素数データA及び画素数データCを元に拡大指
示データを生成し、医用画像データと拡大指示データと
を診断端末3に送信し、診断端末3において医用画像デ
ータを拡大指示データに従って拡大させ、表示画面3a
に表示させる。一方、制御部11は、医用画像データと
その画素数データAを診断端末3から受信すると、上記
と同様の処理を行い、診断端末2に表示データ、或いは
医用画像データと拡大指示データを送信する。
【0034】制御部11は、応答処理において、診断端
末2から医用画像データ要求データを受信すると、要求
された医用画像データ及びその画素数データAを画像D
B10aから読み出す。制御部11は、画素数データA
と画素数データBの行方向及び列方向の画素数を各々比
較して、比較結果に基づき、診断端末3において医用画
像データの全体を表示させるための縮小処理を医用画像
データに施して表示データを生成する。
【0035】具体的には、行方向及び列方向の画素数の
一方または両方に関して、画素数データAが画素数デー
タBよりも大きい場合には、医用画像データを平滑化
し、間引き処理を施して縮小して表示データを生成し、
診断端末2に送信して表示画面2aに表示させる。一
方、画素数データAが画素数データBよりも小さい場合
には、画素数データAと画素数データBを元に拡大指示
データを生成し、医用画像データと拡大指示データとを
診断端末2に送信し、診断端末2において拡大指示デー
タに従って医用画像データを拡大させ、表示画面2aに
表示させる。なお、応答処理において、診断端末3から
画素数データCと医用画像データ要求データを受信した
場合には、制御部11は上記と同様の処理を行い、生成
した表示データ、或いは医用画像データと拡大指示デー
タを診断端末3に送信して表示画面3aに表示させる。
即ち、制御部11は、表示制御手段としての機能を有
し、また、画像処理部17とともに画像処理手段として
の機能を果たす。
【0036】入力部12は、カーソルキー、数字入力キ
ー、及び各種機能キー等を備えたキーボードを含み、こ
のキーボードで欧化されたキーに対応する押下信号を制
御部11に出力する。なお、入力部12は、必要に応じ
てマウス、タッチパネル等のポインティングデバイス
や、その他の入力装置を備えることとしてもよい。
【0037】表示部13は、LCD(Liquid Crystal D
isplay)やCRT(Cathode Ray Tube)等により構成さ
れ、制御部11から入力される表示信号の指示に従っ
て、入力部13からの入力指示や、通信制御部14を介
して送受信されるデータの内容等を表示する。
【0038】通信制御部14は、LANアダプタやルー
タやTA(Terminal Adopter)等によって構成され、専
用線、或いはISDN回線などの通信回線を介してネッ
トワークNに接続された各装置との通信制御を行う。ま
た、医用画像表示処理において、通信制御部14は、記
憶部16に画素数データBや画素数データCが記憶され
ていない場合に、ネットワークNを介して診断端末2か
ら画素数データBを、また、診断端末3から画素数デー
タCを受信する。即ち、通信制御部14は、取得手段と
しての機能を有する。
【0039】RAM(Random Access Memory)15は、
制御部11により実行制御される各種処理において、記
憶部16から読み出されたサーバ1上で実行可能なシス
テムプログラム、制御プログラム、入力若しくは出力デ
ータ、及びパラメータなどの一時的な格納領域を形成す
る。
【0040】記憶部16は、プログラムやデータが予め
記憶された記録媒体(図示省略)を有しており、この記
録媒体は、磁気的、光学的記録媒体、もしくは半導体メ
モリで構成されている。この記録媒体は、記憶部16に
固定的に設けられるもの、若しくは着脱自在に装着する
ものであり、この記録媒体にサーバ1に対応するシステ
ムプログラム、当該システムプログラムに対応する各種
処理プログラム、及び処理結果のデータ等を記憶する。
これらの各種プログラムは、読取可能なプログラムコー
ドの形態で格納され、制御部11は、当該プログラムコ
ードに従った動作を逐次実行する。
【0041】具体的には、記憶部16は、医用画像表示
処理において使用される医用画像表示処理プログラム
や、応答処理において使用される応答処理プログラムを
記憶している。即ち、記憶部16は、画像DB10aと
ともに記憶手段としての機能を有する。
【0042】画像処理部17は、制御部11からの指示
に従って、医用画像データの変倍処理等を施す。また、
画像処理部17は、所定の符号化方式で圧縮する圧縮処
理や、圧縮された画像データを復号化して伸長する伸長
処理を実行する。
【0043】画像DB(Data Base)10aは、医用画
像データ、画素数データA、拡大指示データ、を対応付
けて記憶している。なお、画像DB10aは、サーバ1
に内蔵される形態であってもよいし、着脱可能な形態で
あってもよい。
【0044】次に、図1に示す診断端末2の内部構成を
説明する。図3は、診断端末2の機能的構成を示すブロ
ック図である。図3に示すように、診断端末2は、制御
部21、入力部22、表示部23、通信制御部24、R
AM25、記憶部26、画像処理部27、画像DB20
aにより構成され、各部はバス28により接続されてい
る。なお、サーバ1の構成部と同様の機能を有する機能
的構成部、即ち入力部22、表示部23、通信制御部2
4、RAM25、画像DB20aについては、その説明
を省略する。
【0045】制御部21は、CPU等により構成され、
記憶部26に記憶されているシステムプログラムや各種
制御プログラムを読み出し、RAM25に展開し、該制
御プログラムに従って各部の動作を集中制御する。ま
た、制御部21は、RAM25に展開したプログラムに
従って各種処理を実行し、その処理結果をRAM25に
一時記憶させるとともに、表示部23に表示させる。そ
して、RAM25に一時記憶した処理結果を記憶部26
の所定の保存先に保存させる。
【0046】具体的には、制御部21は、記憶部26に
記憶されている医用画像データ要求処理プログラム及び
画像表示処理プログラムを読み出して、医用画像データ
要求処理及び画像表示処理を実行する。
【0047】制御部21は、医用画像データ要求処理に
おいて、入力部22または通信制御部24から入力され
る指示に従って、特定の医用画像データを要求する医用
画像データ要求データと、表示画面2aの画素数データ
Bとを通信制御部24を介してサーバ1に送信し、医用
画像データを要求する。制御部21は、画像表示処理に
おいて、通信制御部24を介してサーバ1から表示デー
タを受信すると、表示画面2aに表示させ、画像DB2
0aに保存する。また、医用画像データと拡大指示デー
タをサーバ1から受信すると、画像処理部27により拡
大指示データに従って医用画像データを拡大し、表示画
面2aに表示させる。更に、受信した表示データ、拡大
指示データ、医用画像データ、を画像DB20aに保存
する。
【0048】記憶部26は、プログラムやデータが予め
記憶された記録媒体(図示省略)を有し、この記録媒体
に診断端末2上で実施可能な制御プログラム、及び制御
プログラムに対応する各種処理プログラム、及び各種処
理プログラムで処理されたデータ等を記憶する。具体的
には、医用画像データ要求処理プログラム、画像表示処
理プログラム等を記憶している。これらの各種処理プロ
グラムは、読み取り可能なプログラムコードの形態で格
納され、制御部21は、当該プログラムに従った動作を
逐次実行する。
【0049】画像処理部27は、制御部21からの指示
に従って、医用画像データについて、変倍処理等を施
す。画像処理部27は、制御部21による画像表示処理
において、サーバ1から拡大指示データ及び医用画像デ
ータを受信すると、拡大指示データに基づいて医用画像
データを拡大する。
【0050】次いで、図1に示す診断端末3の内部構成
を説明する。図4は、診断端末3の機能的構成を示すブ
ロック図である。図4に示すように、診断端末3は、制
御部31、入力部32、表示部33、通信制御部34、
RAM35、記憶部36、画像処理部37、画像DB3
0aにより構成され、各部はバス38により接続されて
いる。なお、これらの各機能的構成部は、診断端末2に
おける制御部21、入力部22、表示部23、通信制御
部24、RAM25、記憶部26、画像処理部27、画
像DB20aと同一の構成を有し、同一の機能を備える
ため、その説明は省略する。
【0051】次に、第1の実施の形態における動作を説
明する。動作説明の前提として、図5及び図7のフロー
チャートに記述されている各処理を実現するためのプロ
グラムは、コンピュータが読み取り可能なプログラムコ
ードの形態で記憶部16に格納されており、制御部11
は、当該プログラムコードに従った動作を逐次実行す
る。また、制御部11は、通信制御部14を介して外部
から供給されるプログラム及びデータを利用して、本実
施の形態特有の動作を逐次実行することも可能である。
【0052】図5は、図2の制御部11による医用画像
表示処理を示すフローチャートである。図5に示すよう
に、医用画像表示処理において、制御部11は、診断端
末2から医用画像データとその画素数データAを受信し
たか否かを判別し(ステップS1)、受信すると(ステ
ップS1;YES)、ステップS2へ移行し、受信しな
い場合は(ステップS1;NO)、受信するまで待機を
続ける。次いで、制御部11は、表示画面3aの画素数
データCが記憶部16に記憶されているか否かを判別し
(ステップS2)、記憶されていない場合は(ステップ
S2;NO)、ネットワークNを介して診断端末3から
画素数データCを取得し、記憶部16に記憶し(ステッ
プS3)、ステップS4に移行する。画素数データCが
記憶部16に記憶されていれば(ステップS2;YE
S)、そのままステップS4に移行する。
【0053】ステップS4において、制御部11は、画
素数データA及び画素数データCの行方向及び列方向の
画素数比率の大きさを各々比較する。ここで、画素数デ
ータAの行方向の画素数をo、列方向の画素数をp、画
素数データCの行方向の画素数をs、列方向の画素数を
t、とし、o,p,s,t,は正の値とする。ステップ
S4において、行方向の画素数比率s/oが列方向の画
素数比率t/p以下の場合は(ステップS4;YE
S)、s/oが1を超えるか否かを判別し(ステップS
5)、s/o>1ではない場合は(ステップS5;N
O)、医用画像データを行方向及び列方向にs/o倍し
て表示データを生成し(ステップS6)、表示データを
診断端末3に送信し、送信した表示データを表示画面3
aに表示させて(ステップS7)医用画像表示処理を終
了する。一方、s/o>1である場合は(ステップS
5;YES)、s/o倍する拡大指示データを生成し、
この拡大指示データと医用画像データを診断端末3に送
信し、送信した拡大指示データを医用画像データと対応
付けて画像DB10aに記憶し(ステップS8)、医用
画像表示処理を終了する。
【0054】一方、上記ステップS4において、行方向
の画素数比率s/oが列方向の画素数比率t/pよりも
大きい場合は(ステップS4;NO)、t/pが1を超
えるか否かを判別し(ステップS9)、t/p>1では
ない場合には(ステップS9;NO)、医用画像データ
を行方向及び列方向にt/p倍して表示データを生成し
(ステップS10)、表示データを診断端末3に送信す
るとともに、送信した表示データを表示画面3aに表示
させて(ステップS7)、医用画像表示処理を終了す
る。一方、t/p>1である場合は(ステップS9;Y
ES)、t/p倍する拡大指示データを生成し、この拡
大指示データ及び医用画像データを診断端末3に送信す
るとともに、送信した拡大指示データを医用画像データ
と対応付けて画像DB10aに記憶して(ステップS1
1)、医用画像表示処理を終了する。
【0055】なお、制御部11は、診断端末3から医用
画像データ及びその画素数データAを受信した場合に
は、上記と同様の手順で医用画像表示処理を実行する。
具体的には、画素数データAと、診断端末2の表示画面
2aの画素数データB(行方向の画素数比率q、列方向
の画素数比率rとする)とに基づき、表示データまたは
拡大指示データを生成し、表示データ、または医用画像
データと拡大指示データを診断端末2に送信して表示画
面2aに表示させる。
【0056】ここで、図6を参照して、制御部11によ
る医用画像表示処理について、具体例を示して説明す
る。図6は、制御部11による医用画像表示処理におい
て、解像度の異なる複数の表示装置の各表示画面に医用
画像データを表示させた場合の画面表示例を示す図であ
る。図6に示すように、図中、中央部のサーバ1の表示
画面1aの表示領域(解像度は、2,000×2,000pixelと
する)において、解像度2,000×2,000pixelの医用画像
データが表示されており、サーバ1は、ネットワークN
を介して、図中左側に示す、解像度1,000×2,000pixel
の低解像度モニタ、及び図中右側に示す、解像度2,500
×3,000pixelの高解像度モニタと接続している。
【0057】サーバ1の制御部11は、低解像度モニタ
に上記の解像度2,000×2,000pixelの医用画像データを
表示させる場合に、行方向及び列方向の画素数を比較す
る。低解像度モニタに医用画像データを表示させる場合
は、制御部11は図5のステップS4に示すように画素
数比率を比較し、行方向の画素数比率は1、列方向の画
素数比率は1/2であるため、ステップS5に進み、医
用画像データを1/2倍して縮小し、解像度1,000×1,0
00 pixelの表示データを生成し、低解像度モニタに表示
させる。同様に、高解像度モニタに関しては行方向の画
素数比率は3/2、列方向の画素数比率は5/4であ
り、これらの画素数比率を比較し、より小さい画素数比
率に基づき、医用画像データを5/4倍する拡大指示デ
ータを生成し、生成した拡大指示データと医用画像デー
タとを高解像度モニタに送信し、医用画像データを高解
像度モニタにより解像度2,500×2,500pixelに拡大させ
て表示させる。
【0058】図7は、図2の制御部11による応答処理
を示すフローチャートである。図7に示すように、応答
処理において、制御部11は、診断端末2から医用画像
データ要求データを受信したか否かを判別し(ステップ
S21)、受信しない場合には(ステップS21;N
O)、待機を続け、受信すると(ステップS21;YE
S)、表示画面2aの画素数データBが記憶部16に記
憶されているか否かをさらに判別する(ステップS2
2)。ステップS22において、画素数データBが記憶
部16にある場合は(ステップS22;YES)、その
ままステップS24に移行し、画素数データBが記憶部
16にない場合には(ステップS22;NO)、ネット
ワークNを介して診断端末2から画素数データBを取得
し(ステップS23)、ステップS24に移行する。
【0059】次いで、制御部11は、要求された医用画
像データとその画素数データAとを画像DB10aから
読み出し(ステップS24)、画素数データAと画素数
データBの行方向及び列方向における画素数比率を比較
する(ステップS25)。ここで、画素数データBの行
方向の画素数をq、列方向の画素数をrとし、o、p、
q、r、は正の値とする。行方向の画素数比率q/oが
列方向の画素数比率r/p以下の場合には(ステップS
25;YES)、q/oが1を超えるか否かを判別し
(ステップS26)、q/o>1でない場合は(ステッ
プS26;NO)、医用画像データを行方向及び列方向
にr/p倍し、表示データを生成し(ステップS2
7)、診断端末2に送信し、表示画面2aに表示データ
を表示させて(ステップS28)、応答処理を終了す
る。
【0060】一方、上記ステップS26において、q/
o>1である場合は(ステップS26;YES)、制御
部11は、s/o倍する拡大指示データを生成し、この
拡大指示データと医用画像データを診断端末2に送信
し、送信した表示データを医用画像データと対応付けて
画像DB10aに記憶し(ステップS29)、応答処理
を終了する。
【0061】また、上記ステップS25において、行方
向の画素数比率q/oが列方向の画素数比率r/pより
も大きい場合には(ステップS25;NO)、制御部1
1は、r/pが1を超えるか否かを判別し(ステップS
30)、r/p>1ではない場合は(ステップS30;
NO)、医用画像データを行方向及び列方向にr/p倍
し、表示データを生成し(ステップS31)、この表示
データを診断端末2に送信し、表示画面2aに表示デー
タを表示させる(ステップS28)。一方、r/p>1
である場合は(ステップS30;YES)、r/p倍す
る拡大指示データを生成し、この拡大指示データと医用
画像データを診断端末2に送信し、送信した拡大指示デ
ータと医用画像データを対応付けて画像DB10aに記
憶し(ステップS32)、応答処理を終了する。
【0062】なお、制御部11は、診断端末3から医用
画像データ要求データを受信した場合には、上記と同様
の手順で応答処理を実行する。具体的には、画素数デー
タAと、画素数データCとに基づき、表示データまたは
拡大指示データを生成し、診断端末3に表示データ、或
いは拡大指示データ及び医用画像データを送信して表示
画面3aに表示させる。
【0063】以上のように、本第1の実施の形態によれ
ば、サーバ1の制御部11は、医用画像表示処理におい
て、診断端末2から医用画像データとその画素数データ
Aを受信し、画素数データA及び画素数データCの行方
向及び列方向の画素数比率を比較した結果に基づき、医
用画像データの倍率を変更して表示データを生成し、診
断端末3に送信して表示画面3aに表示させる。或い
は、医用画像データとともに、画素数データA及びCを
元に生成した拡大指示データを診断端末3に送信して、
診断端末3により医用画像データを拡大させて表示画面
3aに表示させる。また、応答処理において、診断端末
2から医用画像データ要求データを受信すると、要求さ
れた医用画像データ及びその画素数データAを画像DB
10aから読み出し、画素数データAと画素数データB
の行方向及び列方向の画素数比率を比較した結果に基づ
き、表示データまたは拡大指示データを生成し、診断端
末2に送信し、医用画像データ全体を表示画面2aに表
示させる。
【0064】これにより、サーバ1は、診断端末2及び
3の各表示画面2a,3aにおいて、医用画像データの
全体を表示させる。したがって、医用画像データの表示
先である診断端末2,3の表示画面2a,3aの解像度
に応じて、医用画像データの観察者に与える視覚的な印
象を変えずに表示することができるため、医師が医用画
像を容易かつ正確に識別でき、誤診を防ぐことができ
る。
【0065】なお、上述した第1の実施の形態における
記述は、本発明に係る好適な医用画像管理システム10
0の一例であり、これに限定されるものではない。
【0066】例えば、表示画面2a,3aにおける各画
素数データB,Cについて、サーバ1の記憶部16に記
憶されていない場合は、診断端末2,3から取得するこ
ととしたが、予め記憶部16に画素数データB及びCを
記憶させておくこととしてもよい。
【0067】[第2の実施の形態]以下、図を参照して
本第2の実施の形態を詳細に説明する。なお、本実施の
形態における医用画像管理システム100は、図1に示
す医用画像管理システム100の構成と同一とするた
め、各構成部分には同列の符号を付し、その構成の図示
は省略し、各構成部分の機能的構成部分については、第
1の実施の形態と重複する内容については省略して説明
する。
【0068】まず、構成を説明する。図1に示すよう
に、医用画像管理システム100は、画像DB10aを
備えたサーバ1と、画像DB20aを備えた診断端末2
と、画像DB30aを備えた診断端末3とが、ネットワ
ークNを介して相互にデータの送受信が可能なように接
続されて構成されている。医用画像管理システム100
は、病院の内外に構築され、診療に利用する医用画像デ
ータを一括管理する。
【0069】サーバ1は、ネットワークNを介して接続
される、クライアント端末である診断端末2及び診断端
末3を管理する。例えば、後述する設定領域表示処理に
おいて、医用画像データを画像DB10aから読み出
し、入力部12または通信制御部14から入力される、
表示部分を設定する指示(表示部分設定データ)に従っ
て、読み出した医用画像データの一部を表示部分として
設定し、設定された表示部分の解像度を示す画素数デー
タFを算出し、画素数データFと診断端末2の表示画面
2aにおける解像度を示す画素数データBに基づいて医
用画像データの倍率を変更した表示データ、或いは拡大
指示データを生成し、生成された表示データ、または拡
大指示データ及び医用画像データを診断端末2に送信
し、上記設定された表示部分のデータの全体を表示画面
2aに表示させる。
【0070】なお、サーバ1は、診断端末3に関して
は、画素数データFと診断端末3の表示画面3aにおけ
る解像度を示す画素数データCに基づいて医用画像デー
タの倍率を変更して表示データ、或いは拡大指示データ
を生成し、生成された表示データ、または拡大指示デー
タ及び医用画像データを診断端末3に送信し、上記設定
された表示部分のデータの全体を表示画面3aに表示さ
せる。
【0071】また、サーバ1は、画像DB10aを備
え、医用画像データ、及び医用画像データの解像度を示
す画素数データA等を画像DB10aに保存し、管理す
る。サーバ1は、設定領域表示処理において、表示部分
設定データ及び拡大指示データを、医用画像データと対
応付けて画像DB10aに記憶する。
【0072】診断端末2及び診断端末3は、例えば、病
院内の内科や外科や研究室等の診療を行う場に設置され
るクライアント端末であり、各々、表示画面2a、表示
画面3aを備えた、医用画像データの参照用の表示装置
である。また、ネットワークNを介してサーバ1に接続
し、サーバ1から、サーバ1により設定された医用画像
データの一部である表示データ、または拡大指示データ
及び医用画像データを受信し、診断端末2は表示画面2
aに、診断端末3は表示画面3aに、受信した表示デー
タを表示したり、拡大指示データに従って医用画像デー
タを拡大して表示する。
【0073】ネットワークNは、専用線や既存の一般公
衆回線を利用して構築された通信ネットワークであり、
LANやWAN等の様々な回線形態を適用できる。ネッ
トワークNには、例えば、電話回線網、ISDN回線
網、専用線、移動体通信網、通信衛星回線、CATV回
線網等の各種通信回線網と、それらを接続するインター
ネットサービスプロバイダ等が含まれる。図1において
は各装置、端末間は有線接続されている例を示している
が、無線接続であってもよい。
【0074】以下、医用画像管理システム100を構成
する各部について詳細に説明する。まず、サーバ1の機
能的構成について説明する。図2に示すように、サーバ
1は、制御部11、入力部12、表示部13、通信制御
部14、RAM15、記憶部16、画像処理部17、画
像DB10a、により構成され、各部はバス18により
接続されている。なお、本第2の実施の形態におけるサ
ーバ1は、第1の実施の形態におけるサーバ1と機能的
構成を同一とするため、各構成部分には同列の符号を付
し、その構成の図示は省略し、同一の機能を有する構成
部、即ち入力部12、表示部13、RAM15について
は、その詳細な説明を省略する。
【0075】制御部11は、設定領域表示処理におい
て、画像DB10aから医用画像データを読み出し、入
力部12または通信制御部14から入力される表示部分
設定データに従って医用画像データの一部を表示部分と
して設定し、この表示部分の解像度を示す画素数データ
F(行方向の画素数x、列方向の画素数y)を算出する
とともに、表示画面2aの解像度を示す画素数データB
が記憶部16に記憶されていなければ、通信制御部14
によりネットワークNを介して診断端末2から受信す
る。
【0076】また、制御部11は、画素数データB及び
画素数データFを元に、医用画像データの倍率を変更し
た表示データ、或いは医用画像データの倍率を変更する
ための拡大指示データを生成し、生成された表示デー
タ、または医用画像データと拡大指示データを診断端末
2に送信し、表示画面2aに表示部分のデータ全体を表
示させる。即ち、制御部11は、表示制御手段としての
機能を有するとともに、画像処理部17とともに画像処
理手段としての機能を果たす。
【0077】また、制御部11は設定領域表示処理にお
いて、診断端末3に設定された表示部分のデータを表示
させる場合には、表示画面3aの解像度を示す画素数デ
ータCと設定された表示部分の画素数データFについ
て、行方向及び列方向の画素数比率を各々比較し、比較
した結果に基づいて表示部分のデータの倍率を変更して
表示データを生成し、生成された表示データを診断端末
3に送信し、表示画面3aに表示させる。
【0078】通信制御部14は、設定領域表示処理にお
いて、記憶部16に診断端末2の表示画面2aにおける
画素数データBが記憶されていない場合に、ネットワー
クNを介して診断端末2から画素数データBを受信す
る。即ち、通信制御部14は、取得手段としての機能を
有する。
【0079】記憶部16は、プログラムやデータが予め
記憶された記録媒体(図示省略)を有しており、この記
録媒体は、磁気的、光学的記録媒体、もしくは半導体メ
モリで構成されている。記憶部16は、具体的には、設
定領域表示処理において利用される設定領域表示処理プ
ログラムを記憶している。即ち、記憶部16は、画像D
B10aとともに記憶手段としての機能を有する。
【0080】画像処理部17は、制御部11からの指示
に従って、入力された医用画像データについて、変倍処
理等を施す。また、画像処理部17は、所定の符号化方
式で圧縮する圧縮処理や、圧縮された画像データを符号
化して伸長する伸長処理を実行する。
【0081】画像DB10aは、医用画像データ、画素
数データA、表示部分設定データ、拡大指示データを関
連付けて記憶している。このため、例えば、制御部11
による医用画像表示処理において診断端末2から受信し
た医用画像データを元に表示データを生成し、診断端末
3に送信した場合に、送信した表示データを記憶してい
るため、応答処理において診断端末2から同じ医用画像
データが要求された場合に、制御部11は、上記表示デ
ータを読み出して診断端末2に送信する。これにより、
どの診断端末においても医用画像データ毎に設定された
表示部分を表示させることができ、例えば医師が遠隔地
の病院において、通常使用する診断端末以外の診断端末
から医用画像データをサーバ1に要求した場合にも、通
常使用する診断端末により医用画像データを参照した場
合と同一の表示部分が同じ絵柄で表示されるため、医用
画像データが確認しやすく、診断を効率良く行うことが
できる。
【0082】次に、第2の実施の形態における診断端末
2の内部構成を説明する。図3に示すように、診断端末
2は、制御部21、入力部22、表示部23、通信制御
部24、RAM25、記憶部26、画像処理部27、画
像DB20aにより構成され、各部はバス28により接
続されている。なお、第1の実施の形態における診断端
末2の構成部と同様の機能を有する機能的構成部、即ち
入力部22、表示部23、通信制御部24、RAM2
5、画像DB20aについては、その説明を省略する。
【0083】制御部21は、CPU等により構成され、
記憶部26に記憶されているシステムプログラムや各種
制御プログラムを読み出し、RAM25に展開し、該制
御プログラムに従って各部の動作を集中制御する。具体
的には、制御部21は、記憶部26に記憶されている画
像表示処理プログラムを読み出して、画像表示処理を実
行する。制御部21は、画像表示処理において、入力部
22または通信制御部24から入力される指示に従っ
て、ネットワークNを介して画素数データBをサーバ1
に送信する。
【0084】また、制御部21は、通信制御部24を介
してサーバ1から受信した表示データを表示画面2aに
表示させる。また、表示部分の医用画像データと拡大指
示データを受信し、拡大指示データに従って表示部分の
データを拡大し、表示画面2aに表示させる。さらに、
受信した表示データ、医用画像データの設定部分のデー
タ、拡大指示データを画像DB20aに保存する。
【0085】記憶部26は、プログラムやデータが予め
記憶された記録媒体(図示省略)を有し、この記録媒体
に診断端末2上で実施可能な制御プログラム、及び制御
プログラムに対応する各種処理プログラム、及び各種処
理プログラムで処理されたデータ等を記憶する。具体的
には、画像表示処理プログラム等を記憶している。これ
らの各種処理プログラムは、読み取り可能なプログラム
コードの形態で格納され、制御部21は、当該プログラ
ムに従った動作を逐次実行する。
【0086】画像処理部27は、制御部21からの指示
に従って、入力された医用画像データについて、変倍処
理等を施す。画像処理部27は、制御部21による画像
表示処理において、サーバ1から医用画像データの表示
部分のデータ及び拡大指示データを受信すると、医用画
像データの表示部分のデータを拡大指示データに基づい
て拡大する。
【0087】次いで、第2の実施の形態における診断端
末3の内部構成を説明する。図4は、診断端末3の機能
的構成を示すブロック図である。図4に示すように、診
断端末3は、制御部31、入力部32、表示部33、通
信制御部34、RAM35、記憶部36、画像処理部3
7、画像DB30aにより構成され、各部はバス38に
より接続されている。なお、これらの各機能的構成部
は、診断端末2における各機能的構成部と同一の構成を
有し、同一の機能を備えるため、その説明を省略する。
【0088】次に、第2の実施の形態における動作を説
明する。動作説明の前提として、図8のフローチャート
に記述されている各処理を実現するためのプログラム
は、コンピュータが読み取り可能なプログラムコードの
形態で記憶部16に格納されており、制御部11は、当
該プログラムコードに従った動作を逐次実行する。ま
た、制御部11は、通信制御部14を介して外部から供
給されるプログラム及びデータを利用して、本実施の形
態特有の動作を逐次実行することも可能である。
【0089】図8は、図2の制御部11による、設定領
域表示処理を示すフローチャートである。図8に示すよ
うに、制御部11は、設定領域表示処理において、医用
画像データを画像DB10aから読み出して、入力部1
2または通信制御部14から入力された表示部分設定デ
ータに基づいて、医用画像データの一部の領域を表示部
分として設定し、設定した表示部分の解像度を示す画素
数データFを算出する(ステップS41)。次いで、制
御部11は、表示画面2aの画素数データBが記憶部1
6に記憶されているか否かを判別し(ステップS4
2)、記憶されていれば(ステップS42;YES)、
そのままステップS44に移行し、記憶されていない場
合は(ステップS42;NO)、ネットワークNを介し
て診断端末2から画素数データBを取得し、記憶部16
に記憶させ(ステップS43)、ステップS44へ移行
する。
【0090】次いで、制御部11は、画素数データFと
画素数データBの行方向及び列方向における画素数を各
々比較する(ステップS44)。ここで、q、r、x、
y、は正の値とする。行方向の画素数比率q/xが列方
向の画素数比率r/y以下の場合は(ステップS44;
YES)、q/xが1を超えるか否かを更に判別する
(ステップS45)。ここで、q/x>1ではない場合
は(ステップS45;NO)、医用画像データの表示部
分のデータを行方向及び列方向にq/x倍して表示デー
タを生成し(ステップS46)、診断端末2に送信し、
表示画面2aに表示させて(ステップS47)、設定領
域表示処理を終了する。
【0091】一方、ステップS45において、q/x>
1である場合は(ステップS45;YES)、医用画像
データの表示部分のデータと、q/x倍する拡大指示デ
ータとを診断端末2に送信し、送信した拡大指示データ
を、表示部分設定データとともに、医用画像データと対
応付けて画像DB10aに記憶し(ステップS48)、
設定領域表示処理を終了する。
【0092】また、上記ステップS44において、行方
向の画素数比率q/xが列方向の画素数比率r/yより
も大きい場合は(ステップS44;NO)、制御部11
は、r/yが1を超えるか否かを更に判別する(ステッ
プS49)。ここで、r/y>1ではない場合は(ステ
ップS49;NO)、制御部11は、医用画像データの
表示部分のデータを行方向及び列方向にr/y倍し、表
示データを生成し(ステップS50)、表示データを診
断端末2に送信し、表示画面2aに表示させて(ステッ
プS47)、設定領域表示処理を終了する。
【0093】一方、ステップS49において、r/y>
1である場合は(ステップS49;YES)、r/yす
る拡大指示データと医用画像データの表示部分のデータ
を診断端末2に送信し、送信した拡大指示データと表示
部分設定データを医用画像データに対応付けて画像DB
10aに記憶し(ステップS51)、設定領域表示処理
を終了する。
【0094】なお、制御部11は、診断端末3について
も上記と同様の手順で設定領域表示処理を実行する。具
体的には、表示画面3aの画素数データCが記憶部16
に記憶されていなければ、通信制御部14によりネット
ワークNを介して診断端末3から画素数データCを取得
し、画素数データC及び設定された表示部分の画素数デ
ータFを比較し、表示データまたは拡大指示データを生
成し、表示データ、または表示部分のデータと拡大指示
データを診断端末3に送信して、表示画面3aに表示部
分全体のデータを表示させる。
【0095】ここで、図9を参照して、制御部11によ
る設定領域表示処理について、具体例を示して説明す
る。図9は、制御部11による設定領域表示処理におい
て、解像度の異なる表示装置に表示部分のデータを各々
表示させた場合の画面表示例を示す図である。図9に示
すように、図中、中央に示すサーバ1の表示画面1a
(解像度は2,000×2,000pixelとする)において、同じ
解像度2,000×2,000pixelの医用画像データが表示され
ており、解像度1,500×1,500pixelの領域が表示部分と
して設定されている。ここで、サーバ1は、ネットワー
クNを介して、図中左側に示す、解像度1,000×2,000pi
xelの低解像度モニタ、及び図中右側に示す、解像度2,5
00×3,000pixelの高解像度モニタと接続している。
【0096】サーバ1の制御部11は、医用画像データ
の一部を表示部分に設定し、低解像度モニタに上記の解
像度1,500×1,500pixelの表示部分のデータを表示させ
る場合に、図8のステップS44に示すように画素数比
率を比較し、行方向の画素数比率は4/3、列方向の画
素数比率は2/3であるため、医用画像データを2/3
倍して縮小し、解像度1,000×1,000 pixelの表示データ
を生成して低解像度モニタに表示させる。
【0097】同様に、高解像度モニタに関しては、行方
向の画素数比率は2、列方向の画素数比率は5/3であ
るため、医用画像データを5/3する拡大指示データを
生成し、生成した拡大指示データを表示部分のデータと
ともに高解像度モニタに送信し、高解像度モニタにより
表示部分のデータを5/3倍に拡大させることにより解
像度2,500×2,500 pixelのデータを生成させて表示させ
る。
【0098】以上のように、本第2の実施の形態によれ
ば、設定領域表示処理において、サーバ1の制御部11
は、入力部12または通信制御部14から入力される表
示部分設定データに基づいて、医用画像データの一部を
表示部分に設定し、設定された表示部分の画素数データ
Fを算出し、画素数データB及び画素数データFに基づ
いて、表示データまたは拡大指示データを生成し、表示
データ、或いは表示部分のデータと拡大指示データを診
断端末2に送信し、表示画面2aに表示部分全体のデー
タを表示させる。また、診断端末3に設定された表示部
分のデータを表示させる場合にも、同様の処理を行う。
【0099】これにより、表示装置の解像度に応じて、
サーバ1において設定された医用画像データの一部の領
域である表示部分のデータの全体を、表示させることが
できる。したがって、設定された表示部分のデータが観
察者に与える視覚的な印象を変えずに表示部分を表示で
き、医用画像を容易かつ正確に識別でき、誤診を防ぐこ
とができる。
【0100】なお、上述した第2の実施の形態における
記述は、本発明に係る好適な医用画像管理システム10
0の一例であり、これに限定されるものではない。
【0101】例えば、表示画面2a,3aにおける画素
数データB,Cについて、サーバ1の記憶部16に記憶
されていない場合は、診断端末2,3から取得すること
としたが、予め記憶部16に記憶させておくこととして
もよい。
【0102】また、上記第2の実施の形態においては、
設定領域表示処理において、制御部11は、入力部12
または通信制御部14から入力される表示部分設定デー
タに基づいて表示部分を設定することとしたが、表示部
分の設定方法はこれに限定されず、例えば、予め複数通
りの表示部分のパターンを医用画像データに対応付けて
画像DB10aに記憶し、入力部12や通信制御部14
から入力される指示に従い、この記憶されたパターンの
中から任意の表示部分を選択してもよい。また、医用画
像データのヘッダに表示部分の情報を予め記憶させてお
けば、解像度の異なる診断端末に医用画像データを送信
した場合に、いずれの診断端末でも同一の表示部分の全
体を表示させることが可能である。
【0103】なお、上記第1及び第2の実施の形態にお
いて、表示装置の一例として、医用画像データの表示、
参照用の診断端末2及び3を用いて説明したが、これに
限らず、医用画像データの表示機能や画像データの拡大
機能を備えた表示装置であればよく、例えば、医用画像
データの周波数処理、階調処理等の各種画像データ処理
を行う画像処理装置や、医用画像の撮影機能を備えた撮
影装置等も適用可能である。
【0104】また、上記第1及び第2の実施の形態にお
ける医用画像管理システム100を構成する各装置及び
端末または構成部分の細部構成、及び細部動作に関して
も、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更
可能である。
【0105】
【発明の効果】請求項1、7、8、9に記載の発明によ
れば、表示装置の表示領域における解像度に応じて、医
用画像データの全体を表示させることができる。このた
め、解像度の異なる表示装置に医用画像データを表示さ
せた場合にも、医用画像データが観察者に与える視覚的
な印象が変わらず、医用画像の識別を正確かつ容易に行
うことが可能となり、誤診を防ぐことができる。
【0106】請求項2記載の発明によれば、行方向及び
列方向の一方或いは両方において、前記第1の解像度デ
ータが前記第2の解像度データよりも大きい場合に、前
記医用画像データの拡大処理を行わずに、前記表示装置
によって医用画像データを拡大させて表示させるため、
ネットワーク負荷を軽減し、伝送速度を向上させること
ができる。
【0107】請求項3記載の発明によれば、予め前記第
1の解像度データを記憶していない場合に、前記表示装
置から前記第1の解像度データを取得し、該表示装置の
表示領域における解像度に応じて、医用画像データの全
体を表示させることができる。
【0108】請求項4記載の発明によれば、解像度の異
なる表示装置においても、医用画像データの一部である
同一の表示部分を表示させることができる。
【0109】請求項5記載の発明によれば、表示装置の
表示領域における解像度に応じて、医用画像データ内の
設定された表示部分全体を表示させることができる。
【0110】請求項6記載の発明によれば、行方向及び
列方向の一方或いは両方において、前記第1の解像度デ
ータが前記第3の解像度データよりも大きい場合に、前
記医用画像データ内の設定された表示部分を予め拡大せ
ず、前記表示装置に送信してから拡大するため、ネット
ワーク負荷を軽減し、伝送速度を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1及び第2の実施の形態における医用画像管
理システム100の全体構成を示す図である。
【図2】図1のサーバ1の機能的構成を示すブロック図
である。
【図3】図1の診断端末2の機能的構成を示すブロック
図である。
【図4】図1の診断端末3の機能的構成を示すブロック
図である。
【図5】図2の制御部11による医用画像表示処理を示
すフローチャートである。
【図6】制御部11による医用画像表示処理において、
解像度の異なる表示画面に医用画像データを表示させた
場合の画面表示例を示す図である。
【図7】図2の制御部11による応答処理を示すフロー
チャートである。
【図8】図2の制御部11による設定領域表示処理を示
すフローチャートである。
【図9】制御部11による設定領域表示処理において、
設定された表示領域を解像度の異なる表示画面に表示さ
せた場合の画面表示例を示す図である。
【符号の説明】
1 サーバ 2,3 診断端末 1a,2a,3a 表示画面 10a,20a,30a 画像DB 11,21,31 制御部 12,22,32 入力部 13,23,33 表示部 14,24,34 通信制御部 15,25,35 RAM 16,26,36 記憶部 17,27,37 画像処理部 18,28,38 バス 100 医用画像管理システム N ネットワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/393 G09G 5/36 520G 520F 520P Fターム(参考) 5B057 AA08 CA02 CA08 CA12 CA16 CB02 CB08 CB12 CB16 CC01 CD05 5C076 AA21 AA22 CB04 5C080 BB05 DD01 EE17 EE21 EE26 JJ01 JJ02 JJ07 KK02 KK26 5C082 AA04 BA12 BB01 BB42 CA33 CA34 CA54 CA76 CA81 DA22 DA42 DA86 MM06 MM10

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表示装置と接続し、該表示装置の表示領域
    に医用画像データを表示させる医用画像処理装置におい
    て、 前記表示領域の解像度を示す第1の解像度データと、医
    用画像データと、該医用画像データの解像度を示す第2
    の解像度データと、を記憶する記憶手段と、 前記第1の解像度データと前記第2の解像度データとを
    比較し、行方向及び列方向の画素数の一方或いは両方に
    おいて、該第1の解像度データが該第2の解像度データ
    よりも小さい場合に、該第2の解像度データの行方向及
    び列方向の画素数比率を維持して前記医用画像データの
    倍率を変更し、前記第1の解像度データの行方向及び列
    方向の画素数以下の解像度を有する表示データを生成す
    る画像処理手段と、 前記表示データを前記表示装置に送信して前記表示領域
    に表示させる表示制御手段と、 を備えることを特徴とする医用画像処理装置。
  2. 【請求項2】前記画像処理手段は、前記第1の解像度デ
    ータと前記第2の解像度データとを比較し、行方向及び
    列方向の一方或いは両方において、該第1の解像度デー
    タが該第2の解像度データよりも大きい場合に、該第2
    の解像度データの行方向及び列方向の画素数比率を有す
    るとともに前記第1の解像度データの行方向及び列方向
    の画素数以下の解像度を有する表示データを生成するた
    めの拡大倍率を示す拡大指示データを生成し、 前記表示制御手段は、前記拡大指示データ及び前記医用
    画像データを前記表示装置に送信し、該表示装置に該拡
    大指示データに従って該医用画像データを拡大させて前
    記表示領域に表示させることを特徴とする請求項1記載
    の医用画像処理装置。
  3. 【請求項3】前記表示装置から前記第1の解像度データ
    を取得する取得手段を更に備えたことを特徴とする請求
    項1記載の医用画像処理装置。
  4. 【請求項4】前記医用画像データの一部を表示部分に設
    定する表示部分設定データが、該医用画像データのヘッ
    ダに格納されていることを特徴とする請求項1記載の医
    用画像処理装置。
  5. 【請求項5】前記画像処理手段は、前記第1の解像度デ
    ータと、前記表示部分設定データにより設定された表示
    部分の解像度を示す第3の解像度データとを比較し、行
    方向及び列方向の画素数の一方或いは両方において、該
    第1の解像度データが該第3の解像度データよりも小さ
    い場合に、該第3の解像度データの行方向及び列方向の
    画素数比率を維持して前記医用画像データの倍率を変更
    し、前記第1の解像度データの行方向及び列方向の画素
    数以下の解像度を有する表示データを生成することを特
    徴とする請求項4記載の医用画像処理装置。
  6. 【請求項6】前記画像処理手段は、前記第1の解像度デ
    ータと、前記表示部分設定データにより設定された表示
    部分の解像度を示す第3の解像度データとを比較し、行
    方向及び列方向の画素数の一方或いは両方において、該
    第1の解像度データが該第3の解像度データよりも大き
    い場合に、該第3の解像度データの行方向及び列方向の
    画素数比率を有するとともに前記第1の解像度データの
    行方向及び列方向の画素数以下の解像度を有する表示デ
    ータを生成するための拡大倍率を示す拡大指示データを
    生成し、 前記表示制御手段は、前記拡大指示データ及び前記医用
    画像データを前記表示装置に送信し、該表示装置に該拡
    大指示データに従って該医用画像データを拡大させて前
    記表示領域に表示させることを特徴とする請求項4記載
    の医用画像処理装置。
  7. 【請求項7】表示装置の表示領域に医用画像データを表
    示させる医用画像処理方法において、 前記表示領域の解像度を示す第1の解像度データと、医
    用画像データと、該医用画像データの解像度を示す第2
    の解像度データと、を記憶する工程と、 前記第1の解像度データと前記第2の解像度データとを
    比較し、行方向及び列方向の画素数の一方或いは両方に
    おいて、該第1の解像度データが該第2の解像度データ
    よりも小さい場合に、該第2の解像度データの行方向及
    び列方向の画素数比率を維持して前記医用画像データの
    倍率を変更し、前記第1の解像度データの行方向及び列
    方向の画素数以下の解像度を有する表示データを生成す
    る工程と、 前記表示データを前記表示装置に送信して前記表示領域
    に表示させる工程と、 を含むことを特徴とする医用画像処理方法。
  8. 【請求項8】表示装置と接続し、該表示装置の表示領域
    に医用画像データを表示させるコンピュータに、 前記表示領域の解像度を示す第1の解像度データと、医
    用画像データと、該医用画像データの解像度を示す第2
    の解像度データと、を記憶する機能と、 前記第1の解像度データと前記第2の解像度データとを
    比較し、行方向及び列方向の画素数の一方或いは両方に
    おいて、該第1の解像度データが該第2の解像度データ
    よりも小さい場合に、該第2の解像度データの行方向及
    び列方向の画素数比率を維持して前記医用画像データの
    倍率を変更し、前記第1の解像度データの行方向及び列
    方向の画素数以下の解像度を有する表示データを生成す
    る機能と、 前記表示データを前記表示装置に送信して前記表示領域
    に表示させる機能と、 を実現させるためのプログラム。
  9. 【請求項9】表示装置と接続し、該表示装置の表示領域
    に医用画像データを表示させるコンピュータが実行可能
    なプログラムを格納した記憶媒体であって、 前記表示領域の解像度を示す第1の解像度データと、医
    用画像データと、該医用画像データの解像度を示す第2
    の解像度データと、を記憶するためのプログラムコード
    と、 前記第1の解像度データと前記第2の解像度データとを
    比較し、行方向及び列方向の画素数の一方或いは両方に
    おいて、該第1の解像度データが該第2の解像度データ
    よりも小さい場合に、該第2の解像度データの行方向及
    び列方向の画素数比率を維持して前記医用画像データの
    倍率を変更し、前記第1の解像度データの行方向及び列
    方向の画素数以下の解像度を有する表示データを生成す
    るためのプログラムコードと、 前記表示データを前記表示装置に送信して前記表示領域
    に表示させるためのプログラムコードと、 を含むプログラムを格納したことを特徴とする記憶媒
    体。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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