JP2019097682A - 吸収性補助パッド - Google Patents
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Description
前記嵩高多孔体は前記吸収体よりも厚く、前記嵩高多孔体の厚さが2mm以上20mm以下であることを特徴とするものである。
図1は本発明の吸収性補助パッド1の平面図、図2から図5は本発明の吸収性補助パッド1のX1−X1断面図、図6は本発明の吸収性補助パッド1の使用例を示す図面、である。吸収性補助パッド1は、図1から図5に示すように、液不透過性のバックシート30と、バックシート30の身体側に配置された吸収体40と、さらに、吸収体40の身体側に配置される嵩高多孔体20と、吸収性補助パッド1の短手方向の一方の側端部にのみ、後述する立体ギャザー50と、を有し、テープ止めタイプの紙おむつ等の吸収性物品100の端部に配置されるものである。吸収性補助パッド1は、幼児又は成人用を問わず、吸収性物品100と併用して用いることに適している。図6に示すように、吸収性補助パッド1を、吸収性物品100の端部に、立体ギャザー50が吸収性物品100の外周方向となるようにして、配置することにより、軟便の漏れを効果的に防止することができる。
本発明の吸収性補助パッド1は、通常の吸収性物品と異なり、吸収体40の身体側にトップシートではなく嵩高多孔体20を有する。嵩高多孔体20は、多孔構造となっているため、トップシートと比べて軟便の固形分による目詰まりを起こしづらく、嵩高多孔体20が軟便を堰き止めながら、軟便に含まれる水分を選択的に吸収体40に導くことができる。これにより、軟便の流動性が低下し、テープ止めタイプの紙おむつ等の吸収性物品100に軟便を留めることができ、軟便の漏れを防止することができる。嵩高多孔体20としては、ウレタンフォームや海綿などを用いることができるが、汎用性及びコストの観点からウレタンフォームを用いることが好ましい。なお、軟便を堰き止めつつ選択的に水分を吸収体40に導くために、嵩高多孔体20の孔の平均セル径は0.5mm以上5.0mm以下であることが好ましく、1.0mm以上4.0mm以下であることがより好ましい。また、嵩高多孔体20の、長手方向の寸法は、50mm以上300mm以下であることが好ましく、短手方向の寸法は50mm以上300mm以下であることが好ましい。
嵩高多孔体20は、長手方向及び/又は短手方向に、直線状のスリット21を少なくとも一本備える。嵩高多孔体20が、スリット21を有することにより、軟便の拡散性を向上させることができる。また、スリット21を設けることにより、嵩高多孔体20の表面積が拡大し、より効果的に、軟便を堰き止めることができ、更に多くの水分を吸収体40に導くことで、軟便の流動性を低下させ、吸収性物品100からの軟便の漏れをより確実に防止することができる。また、より軟便の漏れを防止させる観点から、嵩高多孔体20の長手方向及び短手方向の両方向に、スリット21をそれぞれ少なくとも一本ずつ設けることが好ましく、この場合、短手方向に設けられたスリット21と長手方向に設けられたスリット21が直交してよい。また、スリット21の上記の機能を発揮させるために、スリット21は吸収体40と高さ方向に重複するように設けることが好ましい。また、スリット21は長手方向、短手方向に略平行に設けられることが好ましい。さらに、スリット21は、本発明において、上記のように軟便の漏れを防止するために重要な構成であるが、一方でスリット21を多く設けすぎると、凹凸による着用感の低下を招いてしまうため、軟便漏れの防止及び着用感のバランスの観点から、スリット21の合計本数は1本以上10本以下であることが好ましく、2本以上8本以下であることがより好ましい。
嵩高多孔体20は、図1に示すように複数の開孔22を有することが好ましい。嵩高多孔体20が複数の開孔22を有することにより、開孔22がスリット21の上記の機能を補完し、嵩高多孔体20全体における軟便の固形分による目詰まりを防止し、軟便に含まれる水分を吸収体40に導くことができる。開孔22の深さは、開孔22の上記の機能を発揮させ効果的に軟便の漏れを防止するために、嵩高多孔体20の厚さの50%以上であることが好ましく、50%以上100%以下であることがより好ましく、70%以上100%以下であることが更に好ましい。なお、上記の数値が100%である場合には、開孔22が嵩高多孔体20を貫通している状態となる。
バックシート30は、吸収性補助パッド1の外部に体液が漏れないよう、液不透過性を有し、遮水性を有するシート材が用いられるが、ムレ防止のために透湿性を有していてもよい。このような特性を有するバックシート30の材料としては、例えば、ポリエチレンシートやポリエチレンラミネート不織布等の厚みの薄いプラスチックシートを挙げることができる。バックシート30の形状は、特に限定されないが、吸収性補助パッド1の形状に合わせて、略長方形又は略正方形であることが好ましい。なお、バックシート30の坪量は、加工性及び強度の点から、15g/m2以上40g/m2以下であることが好ましい。
吸収性補助パッド1は、バックシート30の衣類側表面に、吸収性補助パッド1の装着時に、吸収性物品100と固定するための固定手段31が形成されている。固定手段31の基材としては、特に限定されないが、メカニカルフックテープ、粘着テープ、粘着剤を用いることができる。また、固定手段31を保護するための剥離シートを有していてもよく、この剥離シートは、吸収性補助パッド1の包装シートと一体となっていてもよい。
吸収体40は、図1に示されるように、平面視において、嵩高多孔体20の長手方向両端部及び短手方向両端部の内側に位置する。吸収体40が、図1に示されるように、平面視において、嵩高多孔体20の長手方向両端部及び短手方向両端部の内側に位置することにより、吸収性補助パッド端部で効果的に軟便を堰き止めつつ選択的に水分を吸収体40に導くことができる。また、このことを前提に、吸収体40の長手方向の寸法は、40mm以上280mm以下であることが好ましく、短手方向の寸法は30mm以上200mm以下であることが好ましい。
吸収性補助パッド1は、吸収性補助パッド1の短手方向の一方の側端部にのみ、撥水性又は液不透過性を有する二重のシートから構成される立体ギャザー50を有する。図6に示すように、吸収性補助パッド1を吸収性物品100の端部に、立体ギャザー50が吸収性物品100の外周方向となるようにして、配置することにより、吸収性補助パッド1の吸収性を維持しつつ、軟便の漏れを効果的に防止することができる。
また、立体ギャザー50は、自由端側及び基端側に少なくとも一本ずつの伸縮弾性部材51を長手方向に沿って有することが好ましい。伸縮弾性部材51を長手方向に沿って設けることで、立体ギャザー50が起立性を有し、着用者の体型に合わせて変形可能なものとなり、フィット性が向上することで、軟便の漏れを効果的に防止することができるようになる。伸縮弾性部材51としては、例えば、ポリウレタン糸、帯状のポリウレタンフィルム、糸状又は帯状の天然ゴム等が使用される。
吸収性補助パッド1の製造方法としては、特に限定はなく、従来公知の方法を採用することができる。例えば、あらかじめスリット21及び開孔22を設けた嵩高多孔体20を用意し、衣類側から順にバックシート30、吸収体40、嵩高多孔体20の順にホットメルト接着剤等で固定しながら積層した後に、立体ギャザー50をバックシート30に接合し、さらに、バックシート30の衣類側表面に固定手段31を形成することにより、本発明の吸収性補助パッドを得ることができる。
20 嵩高多孔体
21 スリット
210 スリットの衣類側端部
22 開孔
30 バックシート
31 固定手段
40 吸収体
50 立体ギャザー
51 伸縮弾性部材
100 吸収性物品
Claims (11)
- 液不透過性のバックシートと、前記バックシートの身体側に配置された吸収体と、を有し、吸収性物品の端部に配置される吸収性補助パッドであって、
前記吸収性補助パッドは、さらに、前記吸収体の身体側に嵩高多孔体を有し、
前記吸収性補助パッドは、前記吸収性補助パッドの短手方向の一方の側端部にのみ、撥水性又は液不透過性を有する二重のシートから構成される立体ギャザーを有し、
前記吸収体は、平面視において、前記嵩高多孔体の長手方向両端部及び短手方向両端部の内側に位置し、
前記バックシートは、前記立体ギャザーを備える側の短手方向端部では、前記嵩高多孔体の衣類側表面から前記嵩高多孔体の側面おいて前記嵩高多孔体に沿って設けられており、
前記嵩高多孔体は、長手方向及び/又は短手方向に、直線状のスリットを少なくとも一本備え、
前記嵩高多孔体の身体側表面からの前記立体ギャザーの高さは、前記吸収性補助パッドの短手方向の寸法に対して、20%以上であり、
前記バックシートの衣類側表面には、吸収性物品との固定手段が形成されている、吸収性補助パッド。 - 長手方向及び短手方向の寸法が、50mm以上300mm以下である、請求項1に記載の吸収性補助パッド。
- 前記嵩高多孔体は前記吸収体よりも厚く、前記嵩高多孔体の厚さが2mm以上20mm以下である、請求項1又は2に記載の吸収性補助パッド。
- 前記スリットの幅は、前記嵩高多孔体の身体側表面から衣類側に向けて小さくなっており、前記嵩高多孔体の身体側表面における前記スリットの幅が3mm以上30mm以下であり、前記スリットの衣類側端部における幅が25mm以下である、請求項1から3のいずれかに記載の吸収性補助パッド。
- 長手方向に設けられた前記スリットの長さが、前記吸収性補助パッドの長手方向の寸法に対して、90%以下である、請求項1から4のいずれかに記載の吸収性補助パッド。
- 短手方向に設けられた前記スリットの長さが、前記吸収性補助パッドの短手方向の寸法に対して、90%以下である、請求項1から4のいずれかに記載の吸収性補助パッド。
- 前記スリットの深さは、前記嵩高多孔体の厚さの50%以上である、請求項1から6のいずれかに記載の吸収性補助パッド。
- 前記嵩高多孔体が複数の開孔を有する、請求項1から7のいずれかに記載の吸収性補助パッド。
- 前記開孔の直径は、前記嵩高多孔体の身体側表面から衣類側に向けて小さくなっており、前記嵩高多孔体の身体側表面における前記開孔の直径が2mm以上10mm以下であり、前記開孔の衣類側端部における直径が8mm以下である、請求項8に記載の吸収性補助パッド。
- 前記立体ギャザーの前記嵩高多孔体の身体側表面からの高さが15mm以上80mm以下である、請求項1から9のいずれかに記載の吸収性補助パッド。
- 前記立体ギャザーは、自由端側及び基端側に少なくとも一本ずつの伸縮弾性部材を有する、請求項1から10のいずれかに記載の吸収性補助パッド。
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Citations (3)
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JP2001008957A (ja) * | 1999-06-29 | 2001-01-16 | Uni Charm Corp | 便処理用の使い捨て着用物品 |
JP2015188709A (ja) * | 2014-03-28 | 2015-11-02 | ユニ・チャーム株式会社 | 吸収性物品 |
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- 2017-11-29 JP JP2017229435A patent/JP7000648B2/ja active Active
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