JP2001008499A - ベクトル制御装置 - Google Patents

ベクトル制御装置

Info

Publication number
JP2001008499A
JP2001008499A JP11168971A JP16897199A JP2001008499A JP 2001008499 A JP2001008499 A JP 2001008499A JP 11168971 A JP11168971 A JP 11168971A JP 16897199 A JP16897199 A JP 16897199A JP 2001008499 A JP2001008499 A JP 2001008499A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
value
command value
axis current
magnetic flux
deviation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11168971A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3729682B2 (ja
Inventor
Tsutomu Yamamoto
勉 山本
Yuji Kuramoto
祐司 蔵本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP16897199A priority Critical patent/JP3729682B2/ja
Publication of JP2001008499A publication Critical patent/JP2001008499A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3729682B2 publication Critical patent/JP3729682B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Electric Motors In General (AREA)
  • Control Of Ac Motors In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 インバータの出力電圧を飽和させないことに
より、制御系が不安定になることを防止できるベクトル
制御装置の提供。 【解決手段】 誘導電動機8の検出された速度値及び設
定された速度指令値の偏差に基づき、q軸電流指令値を
出力する速度制御部1と、その出力したq軸電流指令値
及び誘導電動機8の検出されたq軸電流値の偏差に基づ
き、q軸電圧指令値を出力するq軸電流制御部2と、前
記速度値から変換された磁束指令値及び誘導電動機8の
検出されたd軸電流値から変換された磁束値の偏差に基
づき、d軸電流指令値を出力する磁束制御部4と、その
出力したd軸電流指令値及びd軸電流値の偏差に基づ
き、d軸電圧指令値を出力するd軸電流制御部5と、q
軸電流制御部2が出力したq軸電圧指令値に基づき、誘
導電動機8に与える電圧の飽和を防ぐべく、磁束指令値
を制限する磁束制限部12とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、誘導電動機を駆動
するインバータを制御する為のベクトル制御装置の改良
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は、インバータを制御する従来のベ
クトル制御装置の構成例を示すブロック図である。この
ベクトル制御装置は、三相誘導電動機8を駆動するPW
Mインバータ21が三相誘導電動機8に出力し検出され
たU相電流IU - 、V相電流I V - 及びW相電流IW -
を3相(UVW相)から2相(dq軸)へ座標変換する
座標変換器10と、速度検出器9が検出した三相誘導電
動機8の速度帰還値f-(速度値)を磁束指令値φ*
変換する変換器3と、座標変換器10が出力したd軸電
流帰還値I1d - (電流値)を磁束帰還値φ- (磁束値)
に変換する変換器11と、変換器3が変換した磁束指令
値φ* と変換器11が変換した磁束帰還値φ- との偏差
を演算する減算器27とを備えている。
【0003】このベクトル制御装置は、また、減算器2
7が演算した偏差に基づき、d軸電流指令値I1d * を出
力する磁束コントローラ4と、磁束コントローラ4が出
力したd軸電流指令値I1d * と座標変換器10が出力し
たd軸電流帰還値I1d - との偏差を演算する減算器28
と、減算器28が出力した偏差に基づき、d軸電流値を
制御するd軸電流コントローラ5とを備えている。
【0004】このベクトル制御装置は、また、外部から
与えられる三相誘導電動機8の速度帰還値f* と速度検
出器9が検出した三相誘導電動機8の速度帰還値f-
の偏差を演算する減算器24と、減算器24が演算した
偏差に基づき、q軸電流指令値I1q * を出力する速度コ
ントローラ1と、速度コントローラ1が出力したq軸電
流指令値I1q * と座標変換器10が出力したq軸電流帰
還値I1q - (q軸電流値)との偏差を演算する減算器2
5と、減算器25が出力した偏差に基づき、q軸電流値
を制御するq軸電流コントローラ2とを備えている。
【0005】このベクトル制御装置は、また、d軸電圧
指令値V1d * 及びq軸電圧指令値V 1q * を決定する為
に、q軸電流値及びd軸電流値にそれぞれ与える非干渉
項信号を作成する非干渉項作成器6と、q軸電流コント
ローラ2が出力したq軸電流値と非干渉項作成器6が作
成した非干渉項とを加算しq軸電圧指令値V1q * を作成
する加算器26と、d軸電流コントローラ5が出力した
d軸電流値と非干渉項作成器6が作成した非干渉項とを
加算しd軸電圧指令値V1d * を作成する加算器29とを
備えている。このベクトル制御装置は、また、加算器2
6,29がそれぞれ作成したq軸電圧指令値V1q * 及び
d軸電圧指令値V1d * を、3相の各電圧指令値VU *
V * ,VW * へ座標変換し、PWMインバータ21へ
与える座標変換器7とを備えている。
【0006】このような構成のベクトル制御装置では、
PWMインバータ21が三相誘導電動機8に出力し検出
された各相電流IU - ,IV - ,IW - を、座標変換器
10がq軸電流帰還値I1q - 及びd軸電流帰還値I1d -
へ座標変換する。変換器3は、速度検出器9が検出した
三相誘導電動機8の速度帰還値f- を磁束指令値φ*
変換し、変換器11は、座標変換器10が出力したd軸
電流帰還値I1d - を磁束帰還値φ- に変換する。
【0007】減算器27は、変換器3が変換した磁束指
令値φ* と変換器11が変換した磁束帰還値φ- との偏
差を演算する。磁束コントローラ4は、減算器27が演
算した偏差に基づき、d軸電流指令値I1d * を出力し、
減算器28は、そのd軸電流指令値I1d * と座標変換器
10が出力したd軸電流帰還値I1d - との偏差を演算
し、d軸電流コントローラ5は、その偏差に基づきd軸
電流値を制御する。
【0008】減算器24は、外部から与えられた三相誘
導電動機8の速度帰還値f* と速度検出器9が検出した
三相誘導電動機8の速度帰還値f- との偏差を演算し、
速度コントローラ1は、その偏差に基づきq軸電流指令
値I1q * を出力する。減算器25は、速度コントローラ
1が出力したq軸電流指令値I1q * と座標変換器10が
出力したq軸電流帰還値I1q - との偏差を演算し、q軸
電流コントローラ2は、その偏差に基づきq軸電流値を
制御する。
【0009】非干渉項作成器6は、q軸電流値及びd軸
電流値にそれぞれ与える非干渉項信号を作成する。加算
器26は、q軸電流コントローラ2が出力したq軸電流
値と非干渉項作成器6が作成した非干渉項とを加算しq
軸電圧指令値V1q * を作成する。加算器29は、d軸電
流コントローラ5が出力したd軸電流値と非干渉項作成
器6が作成した非干渉項とを加算しd軸電圧指令値V1d
* を作成する。座標変換器7は、加算器26,29がそ
れぞれ作成したq軸電圧指令値V1q *及びd軸電圧指令
値V1d * を、3相の各電圧指令値VU * ,VV * ,VW
* へ座標変換し、PWMインバータ21へ与える。PW
Mインバータ21は、与えられた各電圧指令値VU *
V * ,VW * に基づき三相誘導電動機8を駆動する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】PWMインバータ21
は、その電源電圧によって、出力可能な電圧の上限が決
定されるが、電源電圧が低電圧の場合は、出力電圧が飽
和し易くなる。上述したような従来のベクトル制御装置
で、PWMインバータ21を制御した場合、出力電圧の
飽和時に、制御系の電圧指令値に帰還値が追従すること
ができず、制御が不安定になるという問題があった。
【0011】ベクトル制御によりインバータを制御する
技術については、特開平6−105580号公報、特開
平8−149898号公報及び特開平3−251095
号公報等に開示されている。本発明は、上述したような
事情に鑑みてなされたものであり、インバータの出力電
圧を飽和させないことにより、制御系が不安定になるこ
とを防止できるベクトル制御装置を提供することを目的
とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】第1発明に係るベクトル
制御装置は、誘導電動機の検出された速度値及び設定さ
れた速度指令値の偏差に基づき、q軸電流指令値を出力
する速度制御部と、該速度制御部が出力したq軸電流指
令値及び前記誘導電動機の検出されたq軸電流値の偏差
に基づき、q軸電圧指令値を出力するq軸電流制御部
と、前記速度値から変換された磁束指令値及び前記誘導
電動機の検出されたd軸電流値から変換された磁束値の
偏差に基づき、d軸電流指令値を出力する磁束制御部
と、該磁束制御部が出力したd軸電流指令値及び前記d
軸電流値の偏差に基づき、d軸電圧指令値を出力するd
軸電流制御部と、前記q軸電流制御部が出力したq軸電
圧指令値に基づき、前記誘導電動機に与える電圧の飽和
を防ぐべく、前記磁束指令値を制限する磁束制限部とを
備えることを特徴とする。
【0013】第2発明に係るベクトル制御装置は、磁束
制限部は、q軸電圧指令値及び所定の電圧値の偏差を演
算する第1減算手段と、該第1減算手段が演算した偏差
を積分する積分手段と、該積分手段が積分した積分値を
磁束指令値から減算する第2減算手段とを備えることを
特徴とする。
【0014】第3発明に係るベクトル制御装置は、所定
の電圧値を設定する手段を更に備えることを特徴とす
る。
【0015】第4発明に係るベクトル制御装置は、第1
減算手段が演算した偏差に乗算する為のゲインを設定す
る第1設定手段と、該第1設定手段が設定したゲインを
前記偏差に乗算する乗算手段とを更に備え、該乗算手段
が乗算した結果を積分手段に与えるべくなしてあること
を特徴とする。
【0016】第5発明に係るベクトル制御装置は、第1
減算手段が演算した偏差が0以下であるか否かを判定す
る判定手段と、乗算手段が乗算した結果をリセットする
為のリセットゲインを設定する第2設定手段とを更に備
え、前記判定手段が0以下であると判定したときに、前
記第2設定手段が設定したリセットゲインにより前記結
果をリセットすべくなしてあることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、本発明を、その実施の形
態を示す図面に基づき説明する。図1は、本発明に係る
ベクトル制御装置の実施の形態の構成を示すブロック図
である。このベクトル制御装置は、三相誘導電動機8を
駆動するPWMインバータ21が三相誘導電動機8に出
力し検出されたU相電流IU - 、V相電流IV -及びW
相電流IW - を3相(UVW相)から2相(dq軸)へ
座標変換する座標変換器10と、速度検出器9が検出し
た三相誘導電動機8の速度帰還値f- (速度値)を磁束
指令値φ* に変換する変換器3とを備えている。
【0018】このベクトル制御装置は、また、外部から
与えられる三相誘導電動機8の速度帰還値f* と速度検
出器9が検出した三相誘導電動機8の速度帰還値f-
の偏差を演算する減算器24と、減算器24が演算した
偏差に基づき、q軸電流指令値I1q * を出力する速度コ
ントローラ1(速度制御部)と、速度コントローラ1が
出力したq軸電流指令値I1q * と座標変換器10が出力
したq軸電流帰還値I 1q - (q軸電流値)との偏差を演
算する減算器25と、減算器25が出力した偏差に基づ
き、q軸電流値を制御するq軸電流コントローラ2(q
軸電流制御部)とを備えている。
【0019】このベクトル制御装置は、また、d軸電圧
指令値V1d * 及びq軸電圧指令値V 1q * を決定する為
に、q軸電流値及びd軸電流値にそれぞれ与える非干渉
項信号を作成する非干渉項作成器6と、q軸電流コント
ローラ2が出力したq軸電流値と非干渉項作成器6が作
成した非干渉項とを加算しq軸電圧指令値V1q * を作成
する加算器26と、加算器26が作成したq軸電圧指令
値V1q * に基づき、PWMインバータ21が三相誘導電
動機8に与える電圧の飽和を防ぐべく、磁束指令値φ*
を制限する磁束制限部12とを備えている。磁束制限部
12は、磁束指令値φ* の制限量を決定する磁束制限量
決定部31と、変換器3が変換した磁束指令値φ*
ら、磁束制限量決定部31が決定した制限量を減算する
減算器19と、減算器19が制限量を減算した磁束指令
値φ*が、負にならないように制限するリミッタ20と
を備えている。
【0020】このベクトル制御装置は、また、座標変換
器10が出力したd軸電流帰還値I 1d - (電流値)を磁
束帰還値φ- (磁束値)に変換する変換器11と、リミ
ッタ20が出力した磁束指令値φ* と変換器11が変換
した磁束帰還値φ- との偏差を演算する減算器27と、
減算器27が演算した偏差に基づき、d軸電流指令値I
1d * を出力する磁束コントローラ4(磁束制御部)と、
磁束コントローラ4が出力したd軸電流指令値I1d *
座標変換器10が出力したd軸電流帰還値I1d - との偏
差を演算する減算器28と、減算器28が出力した偏差
に基づき、d軸電流値を制御するd軸電流コントローラ
5(d軸電流制御部)とを備えている。
【0021】このベクトル制御装置は、また、d軸電流
コントローラ5が出力したd軸電流値と非干渉項作成器
6が作成した非干渉項とを加算しd軸電圧指令値V1d *
を作成する加算器29と、加算器26,29がそれぞれ
作成したq軸電圧指令値V1q * 及びd軸電圧指令値V1d
* を、3相の各電圧指令値VU * ,VV * ,VW * へ座
標変換し、PWMインバータ21へ与える座標変換器7
とを備えている。
【0022】以下に、このような構成のベクトル制御装
置の動作を説明する。ベクトル制御における電圧方程式
は次式で表される。 V1q * =R1 1q * +ωσL1 1d *+ω(M/L2
φ* +CCQOUT 但し、V1q * :q軸電圧指令値、R1 :一次抵抗 ω:インバータ出力角周波数、σ:漏れ係数 L1 :一次自己インダクタンス、M:相互インダクタン
ス L2 :二次自己インダクタンス、φ* :磁束指令値 CCQOUT:q軸電流コントローラ出力
【0023】インバータ出力電圧が、高周波数時にV1q
* において支配的となっているのはω(M/L2 )φ*
項である。その為、磁束制限部12を従来のベクトル制
御装置に付加することにより、q軸電圧指令値V1q *
飽和しないように、磁束指令値φ* を制限している。
【0024】図2は、磁束制限部12の詳細構成例を示
すブロック図である。磁束制限部12は、加算器26が
作成したq軸電圧指令値V1q * の絶対値を演算する絶対
値演算器13と、q軸電圧指令値V1q * が飽和しない電
圧レベル(所定の電圧、制限開始電圧)を予め設定する
制限開始電圧設定部14(設定する手段)と、絶対値演
算器13が演算した絶対値と制限開始電圧設定部14が
設定した電圧レベルとの偏差を演算する減算器14a
(第1減算手段)と、減算器14aが演算した偏差が正
のときはそのまま制限量として出力し、演算した偏差が
負のときは0にクランプするリミッタ15とを備えてい
る。
【0025】磁束制限部12は、また、リミッタ15が
クランプした制限量に乗じる制限ゲインを予め設定する
制限ゲイン設定部16(第1設定手段)と、制限ゲイン
設定部16が設定した制限ゲインを、リミッタ15がク
ランプした制限量に乗じる乗算器16a(乗算手段)
と、乗算器16aが制限ゲインを乗算した結果を積分す
る積分器18(積分手段)とを備えている。磁束制限部
12は、また、乗算器16aが制限ゲインを乗算した結
果(又は減算器14aが演算した偏差)が0以下である
か否かを判定する判定部16b(判定手段)とを備えて
いる。
【0026】磁束制限部12は、また、乗算器16aが
乗算した結果をリセットする為のリセットゲインを予め
設定するリセットゲイン設定部22(第2設定手段)
と、判定部16bが0以下(=0)であると判定したと
きに、リセットゲイン設定部22がリセットゲインを積
分器18に与えるべく接続する接点23と、判定部16
bが0を超える(≠0)と判定したときに、乗算器16
aが制限ゲインを乗算した結果を積分器18に与えるべ
く接続する接点17とを備えている。
【0027】磁束制限部12は、また、上述したよう
に、積分器18が積分した制限量積分値(制限量)を、
変換器3が変換した磁束指令値φ* から減算する減算器
19(第2減算手段)と、減算器19が制限量を減算し
た磁束指令値φ* が、負にならないように制限するリミ
ッタ20とを備えている。
【0028】このような構成の磁束制限部12では、図
3(a)に示すように、q軸電圧指令値V1q * の絶対値
が制限開始電圧値を超過すると、その偏差をリミッタ1
5がそのまま制限量として出力する。乗算器16aは、
その制限量に制限ゲインを乗算し、乗算した結果を積分
器18に与える。積分器18は、乗算器16aが乗算し
た結果を積分し、図3(b)に示すような制限量積分値
として出力する。減算器19は、積分器18が積分した
制限量積分値(制限量)を、図3(c)に示すように、
変換器3が変換した磁束指令値φ* から減算し、リミッ
タ20は、制限量を減算した磁束指令値φ* が、負にな
らないように制限する。
【0029】図3(a)に示すように、q軸電圧指令値
1q * の絶対値が制限開始電圧値以下になると、リミッ
タ15は、制限量を0として出力する。判定部16b
は、これにより、リセットゲインを積分器18に与える
べく、接点23を接続し、積分器18は、リセットゲイ
ンを積分して制限量積分値(制限量)を、図3(b)に
示すように減少させ、磁束指令値φ* を元の値に近付け
る。
【0030】以上の動作を繰り返すことにより、図3
(a)に示すように、q軸電圧指令値V1q * を略制限開
始電圧値に保つことができる。尚、q軸電圧指令値V1q
* が略制限開始電圧値に保たれている間の、q軸電圧指
令値V1q * が上昇する傾きは、リセットゲインを設定す
ることにより調整可能であり、q軸電圧指令値V1q *
下降する傾きは制限ゲインを設定することにより調整可
能である。また、制限開始電圧設定部14、制限ゲイン
設定部16及びセットゲイン設定部22は、専用パラメ
ータ設定装置を使用する。
【0031】ベクトル制御装置は、座標変換器10が、
PWMインバータ21が三相誘導電動機8に出力し検出
されたU相電流IU - 、V相電流IV - 及びW相電流I
W -を3相(UVW相)から2相(dq軸)へ座標変換
し、変換器3は、速度検出器9が検出した三相誘導電動
機8の速度帰還値f- (速度値)を磁束指令値φ* に変
換する。
【0032】減算器24は、外部から与えられる三相誘
導電動機8の速度帰還値f* と速度検出器9が検出した
三相誘導電動機8の速度帰還値f- との偏差を演算し、
速度コントローラ1は、その偏差に基づきq軸電流指令
値I1q * を出力する。減算器25は、速度コントローラ
1が出力したq軸電流指令値I1q * と座標変換器10が
出力したq軸電流帰還値I1q - (q軸電流値)との偏差
を演算し、q軸電流コントローラ2は、その偏差に基づ
きq軸電流値を制御する。
【0033】非干渉項作成器6は、d軸電圧指令値V1d
* 及びq軸電圧指令値V1q * を決定する為に、q軸電流
値及びd軸電流値にそれぞれ与える非干渉項信号を作成
し、加算器26は、q軸電流コントローラ2が出力した
q軸電流値と非干渉項作成器6が作成した非干渉項とを
加算しq軸電圧指令値V1q * を作成する。磁束制限部1
2は、上述したように、加算器26が作成したq軸電圧
指令値V 1q * に基づき、PWMインバータ21が三相誘
導電動機8に与える電圧が飽和しないように、磁束指令
値φ* を制限する。
【0034】変換器11は、座標変換器10が出力した
d軸電流帰還値I1d - (電流値)を磁束帰還値φ- (磁
束値)に変換し、減算器27は、磁束制限部12のリミ
ッタ20が出力した磁束指令値φ* と変換器11が変換
した磁束帰還値φ- との偏差を演算する。磁束コントロ
ーラ4は、その演算した偏差に基づき、d軸電流指令値
1d * を出力する。減算器28は、その出力したd軸電
流指令値I1d * と座標変換器10が出力したd軸電流帰
還値I1d - との偏差を演算し、d軸電流コントローラ5
は、減算器28が出力した偏差に基づき、d軸電流値を
制御する。
【0035】加算器29は、d軸電流コントローラ5が
出力したd軸電流値と非干渉項作成器6が作成した非干
渉項とを加算しd軸電圧指令値V1d * を作成する。座標
変換器7は、加算器26,29がそれぞれ作成したq軸
電圧指令値V1q *及びd軸電圧指令値V1d * を、3相の
各電圧指令値VU * ,VV * ,VW * へ座標変換し、P
WMインバータ21へ与える。以上により、PWMイン
バータ21が三相誘導電動機8に与える電圧の飽和を防
ぐことが出来、制御系が不安定になることを防止するこ
とが出来ると共に、PWMインバータ21が三相誘導電
動機8に与える電圧が飽和する虞がないときは、速やか
に通常の制御に戻ることが出来る。
【0036】
【発明の効果】第1発明に係るベクトル制御装置では、
速度制御部が、誘導電動機の検出された速度値及び設定
された速度指令値の偏差に基づき、q軸電流指令値を出
力し、q軸電流制御部が、そのq軸電流指令値及び誘導
電動機の検出されたq軸電流値の偏差に基づき、q軸電
圧指令値を出力する。磁束制御部は、前記速度値から変
換された磁束指令値及び誘導電動機の検出されたd軸電
流値から変換された磁束値の偏差に基づき、d軸電流指
令値を出力し、d軸電流制御部は、そのd軸電流指令値
及び前記d軸電流値の偏差に基づき、d軸電圧指令値を
出力する。磁束制限部は、q軸電流制御部が出力したq
軸電圧指令値に基づき、誘導電動機に与える電圧の飽和
を防ぐべく、磁束指令値を制限する。これにより、誘導
電動機に与える電圧の飽和を防ぐことが出来、制御系が
不安定になることを防止できるベクトル制御装置を実現
することが出来る。
【0037】第2発明に係るベクトル制御装置では、磁
束制限部の第1減算手段が、q軸電圧指令値及び所定の
電圧値の偏差を演算し、積分手段は、その偏差を積分す
る。第2減算手段は、積分手段が積分した積分値を磁束
指令値から減算する。これにより、磁束指令値を制限す
るので、誘導電動機に与える電圧の飽和を防ぐことが出
来、制御系が不安定になることを防止できるベクトル制
御装置を実現することが出来る。
【0038】第3発明に係るベクトル制御装置では、所
定の電圧値を設定する手段を更に備えるので、誘導電動
機に与える電圧の飽和を防ぐことが出来、制御系が不安
定になることを防止することが出来る。
【0039】第4発明に係るベクトル制御装置では、乗
算手段が、第1設定手段が設定したゲインを、第1減算
手段が演算した偏差に乗算し、その乗算した結果を積分
手段に与えるので、誘導電動機に与える電圧の飽和を防
ぐことが出来、制御系が不安定になることを防止するこ
とが出来る。
【0040】第5発明に係るベクトル制御装置は、判定
手段が0以下であると判定したときに、第2設定手段が
設定したリセットゲインにより、乗算手段が乗算した結
果をリセットするので、誘導電動機に与える電圧の飽和
を防ぐことが出来、制御系が不安定になることを防止す
ることが出来ると共に、誘導電動機に与える電圧が飽和
する虞がないときは、速やかに通常の制御に戻ることが
出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るベクトル制御装置の実施の形態
の構成を示すブロック図である。
【図2】 磁束制限部の詳細構成例を示すブロック図で
ある。
【図3】 磁束制限部の動作を説明する波形図である。
【図4】 従来のベクトル制御装置の構成例を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
1 速度コントローラ(速度制御部)、2 q軸電流コ
ントローラ(q軸電流制御部)、3,11 変換器、4
磁束コントローラ(磁束制御部)、5 d軸電流コン
トローラ(d軸電流制御部)、7,10 座標変換器、
8 三相誘導電動機(誘導電動機)、9 速度検出器、
12 磁束制限部、14 制限開始電圧設定部(設定す
る手段)、14a 減算器(第1減算手段)、16 制
限ゲイン設定部(第1設定手段)、16a 乗算器(乗
算手段)、16b 判定部(判定手段)、18 積分器
(積分手段)、19 減算器(第2減算手段)、22
リセットゲイン設定部(第2設定手段)、24,25,
27,28 減算器、20 リミッタ、26,29 加
算器、31 磁束制限量決定部。
フロントページの続き Fターム(参考) 5H550 BB10 DD03 FF08 GG03 GG05 GG10 HB08 HB16 JJ11 JJ22 LL01 LL22 LL29 5H576 BB10 DD02 DD04 EE01 EE11 FF08 GG02 GG04 GG08 GG10 HB01 JJ11 JJ22 JJ28 LL01 LL22 LL34

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘導電動機の検出された速度値及び設定
    された速度指令値の偏差に基づき、q軸電流指令値を出
    力する速度制御部と、 該速度制御部が出力したq軸電流指令値及び前記誘導電
    動機の検出されたq軸電流値の偏差に基づき、q軸電圧
    指令値を出力するq軸電流制御部と、 前記速度値から変換された磁束指令値及び前記誘導電動
    機の検出されたd軸電流値から変換された磁束値の偏差
    に基づき、d軸電流指令値を出力する磁束制御部と、 該磁束制御部が出力したd軸電流指令値及び前記d軸電
    流値の偏差に基づき、d軸電圧指令値を出力するd軸電
    流制御部と、 前記q軸電流制御部が出力したq軸電圧指令値に基づ
    き、前記誘導電動機に与える電圧の飽和を防ぐべく、前
    記磁束指令値を制限する磁束制限部とを備えることを特
    徴とするベクトル制御装置。
  2. 【請求項2】 磁束制限部は、q軸電圧指令値及び所定
    の電圧値の偏差を演算する第1減算手段と、該第1減算
    手段が演算した偏差を積分する積分手段と、該積分手段
    が積分した積分値を磁束指令値から減算する第2減算手
    段とを備える請求項1記載のベクトル制御装置。
  3. 【請求項3】 所定の電圧値を設定する手段を更に備え
    る請求項2記載のベクトル制御装置。
  4. 【請求項4】 第1減算手段が演算した偏差に乗算する
    為のゲインを設定する第1設定手段と、該第1設定手段
    が設定したゲインを前記偏差に乗算する乗算手段とを更
    に備え、該乗算手段が乗算した結果を積分手段に与える
    べくなしてある請求項2又は3記載のベクトル制御装
    置。
  5. 【請求項5】 第1減算手段が演算した偏差が0以下で
    あるか否かを判定する判定手段と、乗算手段が乗算した
    結果をリセットする為のリセットゲインを設定する第2
    設定手段とを更に備え、前記判定手段が0以下であると
    判定したときに、前記第2設定手段が設定したリセット
    ゲインにより前記結果をリセットすべくなしてある請求
    項4記載のベクトル制御装置。
JP16897199A 1999-06-15 1999-06-15 ベクトル制御装置 Expired - Lifetime JP3729682B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16897199A JP3729682B2 (ja) 1999-06-15 1999-06-15 ベクトル制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16897199A JP3729682B2 (ja) 1999-06-15 1999-06-15 ベクトル制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001008499A true JP2001008499A (ja) 2001-01-12
JP3729682B2 JP3729682B2 (ja) 2005-12-21

Family

ID=15877972

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16897199A Expired - Lifetime JP3729682B2 (ja) 1999-06-15 1999-06-15 ベクトル制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3729682B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006074933A (ja) * 2004-09-03 2006-03-16 Toshiba Mach Co Ltd サーボモータにおける電流制御方法、および、サーボモータ
US7102305B2 (en) * 2003-05-22 2006-09-05 Toyoda Koki Kabushiki Kaisha Apparatus and method for controlling motor
US7106017B2 (en) * 2001-02-14 2006-09-12 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Motor control device
JP2012151931A (ja) * 2011-01-17 2012-08-09 Nagaoka Univ Of Technology 電動機制御装置
WO2013057780A1 (ja) * 2011-10-17 2013-04-25 三菱電機株式会社 モータ制御装置
CN104011992A (zh) * 2011-10-21 2014-08-27 三菱重工业株式会社 电动机控制装置、电动机控制方法
CN105720879A (zh) * 2016-04-15 2016-06-29 舟山济邦电气科技有限公司 一种基于直接特征控制的新型双馈感应电机控制方法
KR101876269B1 (ko) * 2018-03-08 2018-07-09 주식회사유가엠엔티 전극 자동 교체 기능을 구비하는 세혈 방전 가공기

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0530774A (ja) * 1991-07-22 1993-02-05 Toshiba Corp 同期電動機の制御装置
JPH06339294A (ja) * 1993-05-27 1994-12-06 Kobe Steel Ltd モータ制御装置
JPH0974800A (ja) * 1995-09-05 1997-03-18 Toshiba Corp 交流電動機制御装置
JPH09294388A (ja) * 1996-04-25 1997-11-11 Mitsubishi Electric Corp モータのベクトル制御方法およびベクトル制御インバータ装置
WO1998035903A1 (en) * 1997-02-14 1998-08-20 Hitachi, Ltd. Control device for induction motor and control device for elevator
JPH1127996A (ja) * 1997-06-30 1999-01-29 Yaskawa Electric Corp Acモータ用電流ベクトル制御方法およびacモータ駆動装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0530774A (ja) * 1991-07-22 1993-02-05 Toshiba Corp 同期電動機の制御装置
JPH06339294A (ja) * 1993-05-27 1994-12-06 Kobe Steel Ltd モータ制御装置
JPH0974800A (ja) * 1995-09-05 1997-03-18 Toshiba Corp 交流電動機制御装置
JPH09294388A (ja) * 1996-04-25 1997-11-11 Mitsubishi Electric Corp モータのベクトル制御方法およびベクトル制御インバータ装置
WO1998035903A1 (en) * 1997-02-14 1998-08-20 Hitachi, Ltd. Control device for induction motor and control device for elevator
JPH1127996A (ja) * 1997-06-30 1999-01-29 Yaskawa Electric Corp Acモータ用電流ベクトル制御方法およびacモータ駆動装置

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7106017B2 (en) * 2001-02-14 2006-09-12 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Motor control device
US7102305B2 (en) * 2003-05-22 2006-09-05 Toyoda Koki Kabushiki Kaisha Apparatus and method for controlling motor
JP2006074933A (ja) * 2004-09-03 2006-03-16 Toshiba Mach Co Ltd サーボモータにおける電流制御方法、および、サーボモータ
JP4555640B2 (ja) * 2004-09-03 2010-10-06 東芝機械株式会社 サーボモータにおける電流制御方法、および、サーボモータ
JP2012151931A (ja) * 2011-01-17 2012-08-09 Nagaoka Univ Of Technology 電動機制御装置
WO2013057780A1 (ja) * 2011-10-17 2013-04-25 三菱電機株式会社 モータ制御装置
CN104011992A (zh) * 2011-10-21 2014-08-27 三菱重工业株式会社 电动机控制装置、电动机控制方法
US9438156B2 (en) 2011-10-21 2016-09-06 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Motor control device and motor control method
CN105720879A (zh) * 2016-04-15 2016-06-29 舟山济邦电气科技有限公司 一种基于直接特征控制的新型双馈感应电机控制方法
KR101876269B1 (ko) * 2018-03-08 2018-07-09 주식회사유가엠엔티 전극 자동 교체 기능을 구비하는 세혈 방전 가공기

Also Published As

Publication number Publication date
JP3729682B2 (ja) 2005-12-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6768280B2 (en) Motor control apparatus
US4437051A (en) Method and apparatus for controlling induction motor
JP2001339998A (ja) 誘導電動機の制御装置および制御方法
JP2002238293A (ja) モータ制御装置
JP2000175492A (ja) 誘導電動機の制御装置
JPH11299297A (ja) 永久磁石同期電動機の制御装置
JP2001008499A (ja) ベクトル制御装置
JPH0928099A (ja) 誘導モータのベクトル制御装置
JP2007282300A (ja) モーター制御装置
JP2006217762A (ja) 交流電動機駆動装置
JP4120868B2 (ja) 交流電動機の制御装置
JPH089697A (ja) 誘導電動機のベクトル制御装置
JP3635887B2 (ja) インバータ装置のトルクブースト方法
JP2008086138A (ja) 同期電動機制御装置とその制御方法
JPH07123798A (ja) 誘導電動機の速度センサレスベクトル制御方式
JP3323900B2 (ja) リニアモータ電気車の制御装置
JP3783641B2 (ja) モーター制御装置
JP2002034290A (ja) 誘導電動機の制御装置
JP7209656B2 (ja) モータ制御装置
JP3323901B2 (ja) リニアモータ電気車の制御装置
JP3060814B2 (ja) 磁束制御形インバータの制御回路
JPH07143798A (ja) 速度センサレスベクトル制御装置
JP3302854B2 (ja) 誘導電動機の制御装置
JP2010041748A (ja) モータ制御装置及び制御方法
JPH08191600A (ja) インバータの電流制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050706

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050712

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050908

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20051004

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20051004

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3729682

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091014

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091014

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101014

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111014

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121014

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131014

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term