JPH1127996A - Acモータ用電流ベクトル制御方法およびacモータ駆動装置 - Google Patents

Acモータ用電流ベクトル制御方法およびacモータ駆動装置

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JPH1127996A
JPH1127996A JP9175044A JP17504497A JPH1127996A JP H1127996 A JPH1127996 A JP H1127996A JP 9175044 A JP9175044 A JP 9175044A JP 17504497 A JP17504497 A JP 17504497A JP H1127996 A JPH1127996 A JP H1127996A
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axis
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JP9175044A
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Yasuo Kin
泰雄 金
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Yaskawa Electric Corp
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Yaskawa Electric Corp
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  • Control Of Ac Motors In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転磁束の指令電流Idf* が温度に敏感なモ
ータのパラメータの変動に依存することのない、従来方
法より演算量を減らすことのできるACモータの弱め磁
束制御部を含んだACモータ用電流ベクトル制御方法を
提供する。 【解決手段】 ACモータ用電流ベクトル制御装置10
内に備えた弱め磁束制御部30が、q軸指令電圧Vq *
を入力し、当該q軸指令電圧絶対値|Vq * |を計算し
て、q軸電圧最大値Vq Limit から当該q軸指令電圧絶
対値|Vq * |を引いて電圧誤差ΔVq * を演算し(3
08)、当該電圧誤差ΔVq * を比例積分して磁束指令
電流Idf* を演算し(309)、当該磁束指令電流Idf
* をあらかじめ設定した磁束電流下限値まで制限する演
算をし(310)、d軸指令電流Idx* に前記磁束指令
電流Idf* を加算して(104)新たなd軸指令電流I
d *とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、産業用ロボットや
工作機械に適用するACモータ用電流ベクトル制御方法
およびこれを備えたACモータ駆動装置に関するもの
で、特にその弱め磁束制御に関する。
【0002】
【従来の技術】まず、本発明が取り扱う電圧の変調率
(Modulation Index:Mi)について説明する。V* を指
令電圧、Vt を三角搬送波電圧とすると、指令電圧振幅
値|V* |は式(1)となる。
【0003】
【数1】
【0004】ここで、Vq * はq軸の指令電圧、Vd *
はd軸の指令電圧である。変調率Mi は、式(2)で示
すように、指令電圧振幅値|V* |と三角搬送波電圧振
幅値|Vt |の比で定義される。
【0005】
【数2】
【0006】一般に変調率Mi を1未満と1以上に分け
て、 変調率Mi が1未満(Mi <1)の場合は一定トルク
制御区間、 それに反して変調率Mi が1以上(Mi≧1)の場合
は一定パワー制御区間と言っている。変調率が1未満の
一定トルク制御区間では望ましいトルク性能が得られる
ので、制御上何ら問題が起こらない。しかしながら、変
調率が1以上の一定パワー制御区間では速度−トルク特
性が落ちる傾向を見せている。言い替えれば、モータの
速度が増加するに従って一定トルクを保つことが出来な
い。そこで、変調率が1以上の場合には速度−トルク特
性を改善する必要がある。従来、電圧飽和処理をしたA
Cモータ用電流ベクトル制御方法としては、特開平6−
153569号公報に記載のような発明があった。これ
は、d−q変換を利用して電流を制御する方法(電流ベ
クトル制御)において、指令電圧が飽和したとき位相の
ずれが生じないように配慮したもので、電流ループ処理
で算出される各電圧指令の合成ベクトルがクランプ値を
超えると、その合成ベクトルと同一位相で大きさがクラ
ンプ値のベクトルのd相、q相成分をd相、q相の電圧
指令とするものである。 しかしながら、このような電
圧飽和処理を施すだけでは、速度増加に対して一定トル
ク制御区間を伸ばせるようにするには限界があった。そ
こで、電圧飽和の場合に永久磁石の磁束特性を用いて磁
束へ強制的に回転磁束電流を流し、回転磁束を弱めさせ
る制御をすることにより、速度増加に対して一定トルク
制御区間を伸ばせるようにする弱め磁束制御が採用され
ている。図7は、このような弱め磁束制御を採用した速
度−トルク特性を改善する従来のACサーボモータ駆動
装置を示している。同図において、11はACサーボモ
ータ、12はACサーボモータの軸に取り付けられた位
置センサであるエンコーダ、13は3相交流の電流セン
サ、14はPWMインバータ装置、15はインバータの
直流電源、16は3相指令電圧と比較する三角搬送波電
圧、10は弱め磁束制御部を含んだ電流ベクトル制御部
である。ベクトル制御部10の構成は次のようになって
いる。まず、図8のようにACサーボモータの回転子
(ロータ)上の永久磁石が作り出す回転磁束と同期した
回転座標系において永久磁束と同一方向をd軸、これに
直交する方向をq軸とするベクトル(d−q)座標系を
考慮する。図7の電流ベクトル制御部10において、3
相−2相座標変換演算手段101は3相交流検出電流の
Ia 、Ib 、Ic を2相直流検出電流Id 、Iq に演算
し、電気角−回転速度演算手段102は位置センサによ
って検出された電気角θe を回転速度ωe に演算するも
のである。弱め磁束制御構成部103は、この電気角−
回転速度演算手段102によって演算された回転速度ω
e と指令電圧振幅値|V* |とモータパラメータから磁
束指令電流Idf* を演算して、演算手段104はこの磁
束指令電流Idf* をd軸指令電流Idx* に加える。比例
積分制御器105は、d−q軸の検出電流Id 、Iq が
d−q軸の指令電流Id * 、Iq *に追従させるように
調整を行なう。2相−3相座標変換演算手段106は、
この比例積分制御器105から生成されたq軸とd軸の
指令電圧Vq * 、Vd * を3相指令電圧Va * 、Vb
* 、Vc * に演算する。指令電圧振幅値|V* |は式
(1)を用いて指令電圧Vq * 、Vd * から演算する。
そして演算した結果、この指令電圧振幅値|V* |が図
9のベクトル円(最大電圧Vlimit)の中に入っている時
(同図のA点)は、変調率が1未満の飽和状態でない指
令電圧なので、d軸指令電流をゼロで制御し、速度に対
し一定トルク制御ができる。しかしながら、指令電圧振
幅値|V* |がベクトル円を超えている(同図のB点に
ある)時は変調率が1以上の電圧飽和状態に至って一定
トルク制御特性を崩して、その制御は一定トルク区間か
ら一定パワー区間に移る。永久磁石の磁束特性を用いて
磁束へ強制的に回転磁束電流を流し、回転磁束を弱めさ
せることにより、速度増加に対して一定トルク制御区間
を伸ばせるようになる。このような制御を一般に「界磁
弱め制御」(Flux Weakening Control) とか「弱め磁束
制御」と言っている。従来の弱め磁束制御方法には2通
りあった。その1つは図7のブロック103に示すよう
に、回転速度ωe とモータパラメータと指令電圧振幅値
|V* |の情報に基づき、永久磁石の磁束を弱めるよう
に回転磁束の指令電流Idf* の演算を行なうものである
(以後、この弱め磁束制御の仕方を「従来第1方法」と
称する。)。しかしながら、従来第1方法においてはそ
こで利用するモータパラメータが温度変化に敏感なので
(パラメータの変動により)弱め磁束制御のローバース
ト性を失うという欠点があった。この問題点を改善した
のが従来第2方法である。この従来第2方法は、図10
のブロック50で示すように、まず計算手段501にお
いて式(1)を用いて指令電圧Vq * 、Vd * から指令
電圧振幅値|V* |を計算し、減算器502で最大電圧
Vlimit から指令電圧振幅値|V* |を引いて電圧誤差
ΔV* を計算し、弱め磁束制御用比例積分制御器503
で磁束指令電流Idf* を計算し、さらに磁束電流リミッ
タ504を通して最終の磁束電流Idf* を計算し、その
磁束指令電流Idf* をd軸指令電流Idx* に加える手段
104で弱め界磁制御を行なうものである。従来第2の
方法は、雑誌「IEEE Transaction on IndustrialApp
lications, Vol. 33, No. 1, pp.43 - 48, January/F
ebruary 1997」に発表されたものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、一定パ
ワー制御区間において回転磁束の指令電流Idf* を求め
る演算をする場合、従来第1方法の弱め磁束制御方法の
ような、速度ωe とモータパラメータと指令電圧振幅値
|V* |の三つの情報を利用する方法では、モータパラ
メータは温度に敏感して変動が起きるので弱め磁束制御
のローバースト性を失う問題点があった。そして、この
ローバースト性の問題点を改善した従来第2方法の弱め
磁束制御方法にも次のような問題点があった。それは、 指令電圧振幅値|V* |を計算するために式(1)
の演算量が必要とされること、 弱め磁束制御用比例積分制御器の積分項の処理に対
する対策がないこと、 低速度領域で弱め磁束制御を防ぐ対策方法がないこ
と、 磁束電流下限値を設定する演算手段がないこと、 電圧飽和領域において飽和電圧を処理する方法がは
っきり言及されていないこと、などの問題点である。 そこで、本発明は、このような回転磁束の指令電流Idf
* が温度に敏感なモータのパラメータの変動に依存する
ことのない、従来第2方法よりもっと簡単にするために
演算量を減らすことができるように、従来第2方法の弱
め磁束制御用比例積分制御器の積分項を処理する方法
と、低速度領域において弱め磁束制御を防ぐ方法と、磁
束電流下限値Idf limitを計算する手段と、を用いるA
Cモータ用電流ベクトル制御方法を提供し、さらにこれ
に最適な電圧飽和処理方法を付加して速度対トルク電流
特性の一層よいACモータ駆動装置を提供するものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するた
め、本発明は請求項1記載の発明によると、弱め磁束制
御部を含んだACモータ用電流ベクトル制御方法におい
て、該弱め磁束制御部が、q軸指令電圧を入力し、当該
q軸指令電圧絶対値を計算して、q軸電圧最大値から当
該q軸指令電圧絶対値を引いて電圧誤差を演算し、当該
電圧誤差を比例積分して磁束指令電流を演算し、当該磁
束指令電流をあらかじめ設定した磁束電流下限値まで制
限する演算をし、d軸指令電流に前記磁束指令電流を加
算して新たなd軸指令電流とすること、を特徴とするも
のである。また、請求項2記載の発明によると、前記A
Cモータ用電流ベクトル制御方法において、前記弱め磁
束制御部はロータの回転速度とq軸指令電圧とがそれぞ
れあらかじめ設定した値(ωr limit とVq limit )を
超えたときに動作するようにしたことを特徴とするもの
である。さらに、請求項3記載の発明によると、ACモ
ータ駆動装置が請求項1又は2記載の電流ベクトル制御
方法と、電圧飽和処理手段と、を備えたことを特徴とす
るものである。そして、請求項4記載の発明によると、
前記ACモータ駆動装置において、前記電圧飽和処理手
段は3相個別電圧飽和処理手段であることを特徴とする
ものである。上記のように構成することにより、本発明
による弱め磁束制御装置は、あらかじめ設定した速度以
上とq軸電圧最大値以上との条件で、q軸電圧最大値か
らq軸指令電圧絶対値を引いて電圧誤差ΔVq * を演算
し、前記電圧誤差ΔVq * に弱め磁束制御用比例積分計
算をして磁束指令電流Idf* を演算し、前記磁束電流下
限値まで制限する演算をし、d軸指令電流に前記磁束指
令電流を加算して新たなd軸指令電流とするものであ
り、また、前記のあらかじめ設定した速度以下では、前
記磁束指令電流をゼロとし、前記比例積分構成部の積分
値をゼロにリセットする計算を行うようにするものであ
るので、回転磁束の指令電流Idf* が温度に敏感なモー
タのパラメータの変動に依存することのない、従来第2
方法よりもっと簡単にするために演算量を減らすことが
できるようになる。そしてさらに、3相個別電圧飽和処
理手段を備えることにより最適な電圧飽和処理をするこ
とができ、速度に対してトルク電流特性の一層よいAC
モータ駆動装置が得られる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て詳細に説明する。図1は回転磁束を減ずるため永久磁
石の磁束へ流す磁束指令電流Idf* を計算するために、
最小限情報として回転速度ωr とq軸指令電圧Vq *
基づく本発明の弱め磁束制御に関する電流ベクトル制御
構成図である。まず、ロータ回転速度限界判断器301
はロータの低速領域で弱め磁束制御することを防ぐため
のもので、設定速度限界値の以下の場合は0を、設定速
度限界値の以上の場合は1を出力する機能を持ってい
る。q軸指令電圧判断器302は最大電圧Vq limit と
q軸指令電圧Vq * とを比較し、q軸指令電圧Vq *
最大電圧Vq limit 以上の場合は弱め磁束制御を行なう
条件として判断値1を出力する。ANDゲート303は
ロータ回転速度限界判断器301とq軸指令電圧限界判
断器302の信号値からアンドを演算し、その演算結果
値(0あるいは1)をスイッチ304とスイッチ305
の可動接点に与え、可動接点は0の場合は固定接点0側
に、1の場合は固定接点1側に切り変わる。したがっ
て、ANDゲート303の演算結果値が1である場合
は、スイッチ304とスイッチ305の可動接点は固定
接点1側に切り変わるから、スイッチ305側にある絶
対値計算手段312 ではq軸指令電圧Vq * を入力してq
軸指令電圧絶対値|Vq * |を計算し、減算器308で
はq軸最大電圧Vq limit からq軸指令電圧絶対値|V
q *|を引く減算が行われ、電圧誤差ΔVq * が得られ
る。弱め磁束制御用比例積分器309では回転磁束指令
電流Idf* を演算し、さらに磁束電流リミッタ310を
通して最終の回転磁束電流Idf* を演算し、その磁束指
令電流Idf* を加算器104でd軸指令電流Idx* に加
え新たなd軸指令電流Id * を得る。この新たなd軸指
令電流Id * は次にd軸の検出電流Id と減算され、そ
の差がd軸電流制御用比例積分制御器105bに与えら
れ、d軸指令電圧Vd * が演算される。しかし、AND
ゲート303の演算結果値が0である場合は、スイッチ
304とスイッチ305の可動接点は固定接点0側に切
り変わるから、スイッチ305側では回転磁束の指令電
流Idf* を常にゼロ(zero) で制御する手段と、弱め磁
束制御用比例積分器309にある弱め磁束制御用積分器
307の積分値を積分値リセット手段311(点線部)
でゼロにリセットする制御を行なう。 一方、q軸指令
電流Iqx* はq軸の検出電流Iq と減算され、その差が
q軸電流制御用比例積分制御器105aに与えられ、q
軸指令電圧Vq * が演算される。このようにして得られ
たこれらのq軸指令電圧Vq * とd軸指令電圧Vd *
2相−3相座標変換計算手段106にて3相座標におけ
るa軸、b軸、c軸のそれぞれの指令電圧Va * 、Vb
* 、Vc * に変換され、従来は図7に示すようにそのま
まPWMインバータ14に与えられていた。本発明によ
れば、指令電圧Va * 、Vb * 、Vc * をそのまま無条
件でPWMインバータ14に与えるのではなくて、変調
率が1以上の場合はさらに電圧飽和処理をしたあとの指
令電圧をPWMインバータ14に与えるようにするもの
である。その理由は、PWMインバータは一般に変調率
が1以上の場合は非線形ゲインの特性を持つ式を用いて
インバータゲインGinv を決めているために、非線形領
域においては電圧飽和により電圧損失が起きるので、ト
ルク電流が非線形関数で下がり、全体システムの特性が
落ちる。その結果、速度とトルク特性(TNカーブ)に
も悪影響を及ぼしたからである。電圧飽和処理手段とし
ては、電流制御用比例積分器105と2相−3相座標変
換計算手段106との間に示すような電圧飽和処理手段
70を挿入するものと、2相−3相座標変換計算手段1
06とPWMインバータ14との間に示すような電圧飽
和処理手段80を挿入するものとがある。図3(a)の
電圧飽和処理装置70は、d−q座標系において位相を
変えずに2相指令電圧(Vq * とVd * ) をリミット
(縮小)する方法を採用するもので、指令電圧−限界電
圧判断器701を備えており、まず式(1)を用いて指
令電圧振幅値を計算することと、q軸指令電圧Vq *
d軸指令電圧Vd * から式(3)を用いて指令電圧のベ
クトル位相θを計算することを行なう。変調率が1未満
のときは指令電圧振幅値とベクトル位相を変えずにその
ままの指令電圧(Vq * とVd * ) を出力し、それを2
相−3相座標変換計算手段106に与え、変調率1以上
の場合はベクトル位相を変えずに指令電圧振幅値だけを
電圧最大値に縮小し、求めた新たな指令電圧V* ' (|
* ' |、θ)から式(4)を用いてq軸指令電圧Vq
* ' とd軸指令電圧Vd * ' を計算し、それを2相−3
相座標変換計算手段106に与えるものである(以後、
「タイプI」と言う。)。
【0010】
【数3】
【0011】
【数4】
【0012】また、図3(b)の電圧飽和処理装置80
は、2相指令電圧を3相の電圧に変換した後、3相指令
電圧(Va * 、Vb * 、Vc * )を個別的にリミットす
る方法を採用する3相個別電圧飽和処理手段と呼ばれる
もので、各相用に指令電圧−限界電圧判断器801、8
02、803をそれぞれ備えており、変調率が1未満の
ときは各相そのままの指令電圧(Va * 、Vb * 、Vc
* )をPWMインバータ14に与え、変調率が1以上の
ときは各相指令電圧を個別的にリミットした値(Va
* ' 、Vb * ' 、Vc * ' )をPWMインバータ14
に与えるものである(以後、「タイプII」と言う。)。
そこで、電圧飽和領域において速度−トルク特性を良く
するために指令電圧を有効に利用する電圧飽和処理方法
としてはタイプIとタイプIIとどちらがよいかをロータ
速度対トルク電流の特性をシミュレーション解析した結
果、図4のような線図が得られた。その結果、3相個別
の電圧飽和処理方法であるタイプIIをここでは採用する
ことにした。このようにして、本発明による弱め磁束制
御はタイプIIの電圧飽和処理方法と組合せることによっ
て、q軸指令電圧Vq * は弱め磁束制御に反映されるこ
とになりしたがって式(1)で演算された指令電圧振幅
値|V* |を使わなくてもよくなるので従来第2方法よ
りもいっそう簡単となる。もちろん、従来第1方法のよ
うな温度変化に敏感なモータパラメータの情報を使わな
いのでローバスト性が一段と向上する。
【0013】
【数5】
【0014】
【数6】
【0015】式(5)と式(6)の永久磁石ACモータ
のモデル式において、速度の増加にしたがって指令電圧
が飽和状態になるとモータモデル式は抵抗成分を無視
し、または定常状態速度では微分項も無視できるので、
モータモデルは式(7)と式(8)のようになる。
【0016】
【数7】
【0017】
【数8】
【0018】
【数9】
【0019】式(7)、(8)、(9)から式(10)
が求められる。
【0020】
【数10】
【0021】式(10)の電圧Vの代わりに最大電圧V
limit を代入すると式(11)が得られる。
【0022】
【数11】
【0023】ここで、Xd はωe Ld 、Xq はωe Lq
である。この式を用いて与えられた速度と最大電圧との
条件でd軸電流Id (磁束電流Idf)とq軸トルク電流
Iq との関係カーブを図2で示している。同図の関係か
ら、与えられた条件(速度と最大電圧)で定格トルク電
流に対して回転磁束の指令電流Idf* をどのくらい限界
まで流すことが出来るかを決めることができる。例え
ば、図2において、速度7500[rpm ]と電圧250
[V]と定格トルク電流5[A]の条件では磁束電流I
df* を最大約−2. 8[A]まで流せることがわかる。
そして、指令磁束電流の制限器310の磁束電流下限値
Idf limitをあらかじめ設定する。次に、シミュレーシ
ョンによる結果を図4を使って以下に説明する。図4に
おいて、 タイプIと弱め磁束制御なしの方法(パターン
I)、 タイプIIと弱め磁束制御なしの方法(パターンI
I)、 本発明の方法(タイプIIと本発明の弱め磁束制御) の各ロータ速度とトルク電流の関係(TNカーブ)のシ
ミュレーション解析結果が示されている。図4のパター
ンIは、ロータ速度は4500[rpm ]以上で電圧飽和
状態(速度の増加「横軸」に対してトルク電流「縦
軸」)に至ることを示し、同パターンはトルク電流特性
が急に落ちる傾向を見せている。また、パターンIIは、
パターンIより電圧飽和状態に至ってもある程度(速度
の約5400[rpm ]まで)トルク電流特性が伸びてい
ることが分かる。これらに対して、タイプIIと本発明の
弱め磁束制御との組合せたものは、トルク電流特性がか
なり伸びている(速度の約7750[rpm ]まで)こと
が読み取れる。図5はパターンIIと本発明の弱め磁束制
御の組合せで行なったシミュレーション波形である。図
5(a)は時間対ロータ速度波形図、図5(b)は時間
対トルク電流と磁束電流波形図、図5(c)は時間対変
調率波形図を示している。図5(b)において点Oの時
点(28. 75[ms]) は本発明の弱め磁束制御を行な
うことを示している。すなわち、磁束電流を永久磁石の
回転磁束へ強制的に流し、図2により求めた磁束電流下
限値Idf limitまで制限するものである。点Pの時点
(44. 65[ms])は磁束電流の最大制限を示してい
る。図5(c)において、変調率が1以上の電圧飽和状
態は0.026秒(26. 3[ms])の時点に発生し、
本発明の制御方法による変調率1以上の変調率波形を示
している。また、その時のロータ速度波形を図5(a)
で示している。図5(a)の波形によると本発明の制御
方法は速度に対してトルク電流特性をかなり改善し、速
度4500[rpm ]から速度7750[rpm ]まで拡張
していることがわかる。図6はパターンIIと本発明の方
法による実験結果を表した図である。図6(a)はタイ
プIIにおいて弱め磁束制御を適用しなかった場合、図6
(b)はタイプIIにおいて本発明による弱め磁束制御を
適用した場合であり、それぞれ、Aは時間対指令トルク
電流(Iq * )線図、Bは時間対検出トルク電流(I
q)線図、Cは時間対検出磁束(Id )線図、Dは時間
対回転速度(ωr )線図である。図6(a)において、
指令トルク電流(A線)は20[ms]の時点で立ち上が
り1[A]のステップ入力になると検出トルク電流(B
線)も同じく立ち上がり200[ms]時点から220
[ms]時点の間は一定トルク電流値を保っているが、2
20[ms]時点で検出トルク電流が落ちているのがわか
る。これに対して、図6(b)では220[ms]時点
(図中C線のの矢印で示す箇所)で本発明の弱め磁束
制御が行なわれるため、検出トルク電流(B線)は22
0[ms]時点以降も一定トルク電流値を保ち続けている
のがわかる。このように、さらに3相個別電圧飽和処理
手段を備えることにより最適な電圧飽和処理をすること
ができるので、速度に対してトルク電流特性の一層よい
ACモータ駆動装置が得られる。したがって、本発明の
ベストモードは次のような構成のものから成っている。
3相指令電圧を入力してACサーボモータを駆動するP
WM電力変換手段14と、前記ACサーボモータの3相
電流を検出する3相電流手段13と、前記ACサーボモ
ータの電気角を検出する電気角検出手段(エンコーダ)
12と、前記電気角を用い3相検出電流から2相検出電
流への座標変換を計算する3相−2相座標変換計算手段
101と、2相指令電流から前記2相検出電流を引いて
電流誤差を演算する電流誤差演算手段(減算器)と、当
該電流誤差から比例積分構成により2相指令電圧を計算
する2相指令電圧計算手段105と、前記電気角を用い
前記2相指令電圧から3相指令電圧への座標変換を計算
する2相−3相座標変換計算手段106と、弱め磁束制
御に関する磁束電流指令値を演算する弱め磁束制御手段
30と、を備えたベクトル制御方法と、3相個別電圧飽
和処理手段80と、を備えたACサーボモータ駆動装置
において、前記弱め磁束制御手段30は、 A.ロータの回転速度ωr とq軸最大電圧値Vq limit
とがそれぞれあらかじめ設定した値を超えたとき、 q軸指令電圧Vq * を入力し、当該q軸指令電圧V
q * からq軸指令電圧絶対値|Vq * |を計算し、 最大電圧Vq Limit から当該q軸指令電圧絶対値|
Vq * |を引いて電圧誤差ΔVq * を演算し、 当該電圧誤差ΔVq * を比例積分して磁束指令電流
Idf* を演算し、 当該磁束指令電流Idf* をあらかじめ設定した磁束
電流下限値まで制限する演算をし、 d軸指令電流に前記磁束指令電流を加算して新たな
d軸指令電流とし、 B.ロータの回転速度ωr とq軸最大電圧値Vq limit
とがあらかじめ設定した値以下のとき、 前記磁束電流指令値をゼロとし、 前記比例積分構成部の積分値をゼロにリセットする
演算を行なうこと、を特徴としている。 上記のように構成することにより、本発明による弱め磁
束制御装置は、あらかじめ設定した速度以上とq軸電圧
最大値以上との条件で、q軸指令電圧Vq * を入力し、
当該q軸指令電圧Vq * からq軸指令電圧絶対値|Vq
* |を計算し、q軸電圧最大値Vq Limit からq軸指令
電圧絶対値|Vq * |を引いて電圧誤差ΔVq * を演算
し、前記電圧誤差ΔVq * に弱め磁束制御用比例積分計
算をして磁束指令電流Idf* を演算し、前記磁束電流下
限値まで制限する演算をし、d軸指令電流に前記磁束指
令電流を加算して新たなd軸指令電流とするものであ
り、また、前記のあらかじめ設定した速度以下またはq
軸電圧最大値以下では、前記磁束指令電流をゼロとし、
前記比例積分構成部の積分値をゼロにリセットする計算
を行うようにするものであるので、回転磁束の指令電流
Idf* が温度に敏感なモータのパラメータの変動に依存
することのない、従来第2方法よりもっと簡単にするた
めに演算量を減らすことができるようになる。そしてさ
らに、3相個別電圧飽和処理手段を備えることにより最
適な電圧飽和処理をすることができ、速度に対してトル
ク電流特性の一層よいACモータ駆動装置が得られる。
【0024】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によればモー
タパラメータの変動に対するローバースト性な弱め磁束
制御を得ることができ、、式(1)の計算量を減らせる
ことができ、低速領域で弱め磁束制御を防止することが
でき、弱め磁束制御用の積分項の飽和を防ぐことがで
き、磁束電流下限値を計算する手段を提供する弱め磁束
制御で安定した一定トルク特性を電圧飽和領域でも得る
ことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による弱め磁束制御方法に関する制御ブ
ロック図。
【図2】本発明における速度と電圧との条件で求めるト
ルク電流と磁束電流との関係カーブ図。
【図3】電圧飽和処理ブロック図で、(a)はタイプI
でV* による電圧リミッタの電圧飽和処理ブロック図、
(b)はタイプIIで3相個別による電圧リミッタの電圧
飽和処理ブロック図。
【図4】本発明と電圧飽和処理(タイプI、II)の組合
せによる速度と電流関係のシミュレーション結果を示す
図。
【図5】本発明による各種波形図で、(a)は本発明に
よる時間−ロータ速度の波形図、(b)は本発明による
時間−トルク電流Iq および磁束電流Idfの波形図、
(c)は本発明による時間−変調率の波形図。
【図6】実験結果として弱め磁束制御による速度とトル
ク電流及び磁束電流の関係を示す波形図で、(a)は弱
め磁束制御なしとタイプIIの場合、(b)は本発明の弱
め磁束制御とタイプIIの場合。
【図7】ベクトル制御における従来第1方法によるAC
モータのトルク制御ブロック図。
【図8】ベクトル(d−q)座標系とACモータとの関
係を示す構成図。
【図9】電圧飽和状態でのベクトル制御の基本概念図。
【図10】従来第2方法の弱め磁束制御方法に関する制
御ブロック図。
【符号の説明】
Mi 変調率(Modulation Index) * 指令を表す添字 || 絶対値を表す添字 d−q 2相座標系 a−b−c 3相座標系 Vt 3角搬送波電圧 Vdc インバータの直流電圧 |V* |、|Vt |、|Vq * |指令電圧と三角搬送波
電圧とq軸指令電圧絶対値(振幅値) Vq * 、Vd * 2相座標に於いてq軸とd軸の指令電
圧 Va * 、Vb * 、Vc * 3相座標に於いてa軸、b
軸、c軸の指令電圧 Va 、Vb 、Vc 3相座標に於いてa軸、b軸、c軸
の検出電圧 Idf* 磁束指令電流 Idf 検出磁束電流 Iq * 、Id * 2相座標に於いてq軸とd軸の新たな
指令電流 Iqx* 、Idx* 2相座標に於いてq軸とd軸の元の指
令電流 Iq 、Id 2相座標に於いてq軸とd軸の検出電流 Ia 、Ib 、Ic 3相座標に於いてa軸、b軸、c軸
の検出電流 ΔIq 、ΔId 2相座標に於いてq軸とd軸の電流誤
差 ΔV* 、ΔVq * 電圧誤差とq軸電圧誤差 Vlimit 、Vq limit 、Vabc limit 電圧最大値とq
軸電圧最大値と電圧最大値 Iq limit 、Idf limit 最大q軸電流と磁束電流下限
値 sw スイッチ Kpf、Tif 弱め磁束制御用比例ゲインと積分時定数 θe 、ωr 電気角と回転速度(=ωe ) ρ、θ ベクトル位相 PI CONTROL 比例積分制御器 CRPWM 電流レギュレータPWM 10 デジタル制御構成分 11 ACモータ 12 位置センサ(エンコーダ) 13 三相交流電流センサ 14 PWM電力変換装置 15 直流電源装置 16 三角搬送波電圧 30 本発明の弱め磁束制御部 46 インバータゲート信号 47 ベクトル制御と電流レギュレータPWM構成部 50 弱め磁束制御構成部 60 トルク電流制限構成部 70、80 電圧飽和処理装置 101 3相−2相座標変換計算手段 102 微分(S=d/dt) 103 磁束指令電流計算手段 104 d軸指令電流と磁束指令電流との加算手段 105 比例積分制御器 105a q軸電流制御用比例積分制御器 105b d軸電流制御用比例積分制御器 106 2相−3相座標変換計算手段 301 ロータ回転速度限界判断器 302 q軸指令電圧限界判断器 303 ANDゲート 304、305 弱め磁束制御選択スイッチ 306 数値「0」 307 弱め磁束制御用積分器 308 q軸最大電圧値とq軸指令電圧値絶対値との減
算器 309、503 弱め磁束制御用比例積分器 310、504 磁束指令電流の制限器 311 積分値のリセット手段 312 q軸指令電圧絶対値計算手段 501 指令電圧振幅値計算手段 502 最大電圧値と指令電圧振幅値との減算器 601 最大トルク電流計算手段 602 トルク電流制限器 701、801〜803 指令電圧の限界電圧判断と飽
和処理手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】弱め磁束制御部を含んだACモータ用電流
    ベクトル制御方法において、 該弱め磁束制御部が、q軸指令電圧を入力し、当該q軸
    指令電圧絶対値を計算して、q軸電圧最大値から当該q
    軸指令電圧絶対値を引いて電圧誤差を演算し、当該電圧
    誤差を比例積分して磁束指令電流を演算し、当該磁束指
    令電流をあらかじめ設定した磁束電流下限値まで制限す
    る演算をし、d軸指令電流に前記磁束指令電流を加算し
    て新たなd軸指令電流とすること、を特徴とするACモ
    ータ用電流ベクトル制御方法。
  2. 【請求項2】 前記ACモータ用電流ベクトル制御方法
    において、 前記弱め磁束制御部はロータの回転速度とq軸指令電圧
    とがそれぞれあらかじめ設定した値(ωr limit とVq
    limit )を超えたときに動作するようにしたことを特徴
    とする請求項1記載のACモータ用電流ベクトル制御方
    法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の電流ベクトル制御
    方法と、電圧飽和処理手段と、を備えたことを特徴とす
    るACモータ駆動装置。
  4. 【請求項4】 前記ACモータ駆動装置において、 前記電圧飽和処理手段は3相個別電圧飽和処理手段であ
    ることを特徴とする請求項3記載のACモータ駆動装
    置。
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