JP2001008352A - ケーブルの終端接続部 - Google Patents

ケーブルの終端接続部

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JP2001008352A
JP2001008352A JP2000110331A JP2000110331A JP2001008352A JP 2001008352 A JP2001008352 A JP 2001008352A JP 2000110331 A JP2000110331 A JP 2000110331A JP 2000110331 A JP2000110331 A JP 2000110331A JP 2001008352 A JP2001008352 A JP 2001008352A
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cable
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hole
compression terminal
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JP2000110331A
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Takeshi Umeki
健 梅木
Yoshihiro Jizo
吉洋 地蔵
Yoshifumi Itabashi
好文 板橋
Ichiro Kume
一郎 久米
Kenichi Ando
建一 安藤
Katsuteru Asahi
勝輝 旭
Shinji Kato
真次 加藤
Koji Miura
浩二 三浦
Ryuichi Okai
隆一 岡井
Shizuo Maeda
静穂 前田
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Mitsubishi Cable Industries Ltd
Mitsubishi Electric Corp
Central Japan Railway Co
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Mitsubishi Cable Industries Ltd
Mitsubishi Electric Corp
Central Japan Railway Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長期間に亙り安定した性能を発揮できる構造
を、低コストで実現する。 【解決手段】 ケーブル4を構成する第一の導体7の端
部に圧縮端子8aを接続して、コネクタ5aを構成す
る。この圧縮端子8aの先端部に、接続孔28を設け、
この接続孔28の内周面に接触子24を設ける。コイル
2の端部に設ける接続端部6aは、挿入凸部21の先端
面から第二の導体20の端部を突出させ、この端部を挿
入部16aとする。ケーブル4とコイル2との接続時
に、この挿入部16aを上記接触子24内に挿入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明に係るケーブルの終
端接続部は、例えばリニアモータカー用の推進コイル同
士を接続する為のケーブルの端部と、この推進コイルの
端部との接続部の改良に関する。又、本発明のケーブル
の終端接続部は、開閉器等の各種電力機器と電力ケーブ
ルの端部との接続にも適用できる。
【0002】
【従来の技術】例えば、リニアモータカー用の推進コイ
ルの端部同士を接続する為の構造は、例えば実用新案登
録第2579117号公報に記載されている。図5は、
この公報に記載された推進コイル装置1の配列状態を示
している。この推進コイル装置1は、U相、V相、W相
の3種類のコイル2a、2b、2cから成り、パネル
3、3の側面に支持した状態で、リニアモータカーが走
行する軌道の両側に配置されている。そして、同じ相の
コイル2a、2b、2cの端部同士を、ケーブル4a、
4b、4cにより接続している。即ち、上記各ケーブル
4a、4b、4cの両端部に設けたL字形のコネクタ
5、5を、上記各コイル2a、2b、2cに設けた接続
端部6、6に接続し、上記同じ相のコイル2a、2b、
2cの端部同士を導通させる。
【0003】上記コネクタ5と接続端部6とを従来は、
図6に示す様に構成していた。ケーブル4を構成する第
一の導体7の端部には、銅若しくは銅系合金等、電気抵
抗が低い軟質金属により造った圧縮端子8を接続してい
る。即ち、この圧縮端子8の基端面に開口した結合孔9
に上記第一の導体7の端部を挿入した状態で、この圧縮
端子8の基端部を直径方向内方に押し潰し、上記結合孔
9の内周面と第一の導体7の端部外周面とを密接させて
いる。又、上記圧縮端子8の先端部にはねじ孔10を形
成しており、このねじ孔10に、プラグ11の基端部に
設けたねじ部12を螺合し、更に緊締している。
【0004】上記圧縮端子8、上記第一の導体7の端
部、上記プラグ11の基部は、内部半導電層13により
覆っている。そして、この内部半導電層13及び上記ケ
ーブル4の端部を、絶縁層14により覆っている。この
絶縁層14は、全体をL字形に形成したもので、先端面
(図6の上端面)に嵌合孔15を開口させている。この
嵌合孔15は、奥端(図6の下端)に向かう程内径が小
さくなる方向に傾斜した円すい凹面状の内周面を有する
テーパ孔である。上記プラグ11の先端部に形成した挿
入部16は、上記嵌合孔15の奥面から突出している。
又、上記絶縁層14の周囲は、外部半導電層17により
覆っている。ゴム等の弾性材により造った、この外部半
導電層17の先端部(図6の上端部)は、上記絶縁層1
4の先端縁よりも突出させて、弾性嵌合筒部18として
いる。この弾性嵌合筒部18の内周面には係合溝19
を、全周に亙って形成している。更に、上記外部半導電
層17の基端部(図6の右端部)外周面と上記ケーブル
4の外周面を構成する絶縁層26の端部外周面との間
は、絶縁テープを巻回する事により形成した絶縁被覆層
27により覆っている。
【0005】一方、コイル2の端部に設ける接続端部6
は、このコイル2の端部に接続した(或はこのコイル2
自体を構成する)第二の導体20を、ブッシングと呼ば
れる絶縁材製の挿入凸部21中に包埋支持している。こ
の挿入凸部21は、上記嵌合孔15内に隙間なく挿入自
在とすべく、先端(図6の下端)に向かう程外径が小さ
くなる方向に傾斜した円すい凸面状の外周面を有する。
又、上記第二の導体20の先端部には大径部22を形成
し、この大径部22内に、有底の接続孔23を設けてい
る。この接続孔23は、上記挿入凸部21の先端面に開
口する。又、この接続孔23の内周面の軸方向中間部に
は、銅等の導電性の良好な金属薄板により造った、周知
の接触子24を設けている。更に、上記挿入凸部21の
基端部外周面には、上記係合溝19と係合自在な係合突
条25を、全周に亙って形成している。
【0006】上記コイル2の端部と上記ケーブル4の端
部とを接続する場合には、前記コネクタ5の先端部を上
記挿入凸部21に外嵌する。言い換えれば、この挿入凸
部21を、上記コネクタ5の先端部に設けた嵌合孔15
に挿入する。そして、上記コネクタ5を構成するプラグ
11の先端部に設けた挿入部16を、上記挿入凸部21
側に設けた接続孔23内に挿入する。この状態で、前記
第一、第二の導体7、20同士が、上記プラグ11及び
接触子24を介して導通させられる。又、上記係合溝1
9と係合突条25とが弾性的に嵌合し、上記嵌合孔15
から上記挿入部16が不用意に抜け出る事を防止する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した様な従来のケ
ーブルの終端接続部の場合には、圧縮端子8とプラグ1
1との接続作業が面倒で、コストが嵩む事が避けられな
い。即ち、これら圧縮端子8とプラグ1との接続は、ね
じ部12とねじ孔10との螺合・緊締により行なってい
るが、これらねじ部12とねじ孔10との螺合部が長期
間に亙る使用によっても緩まない様にする為に、上記プ
ラグ11を十分に大きなトルクで緊締する必要がある。
しかも、この緊締作業は、銅の様な比較的柔らかい金属
により造られたプラグ11及び圧縮端子8が破損するの
を防止する為に、上記トルクが過大にならない様に、こ
のトルクを管理しつつ行なわなければならない。
【0008】特に、上記ねじ部12とねじ孔10との螺
合部は、コネクタ5を構成する絶縁層14の奥部に存在
する為、上記螺合・緊締作業は面倒で、ケーブルの終端
接続部の組立作業の能率化を阻害し、コスト上昇の原因
となる為、改良が望まれている。上記ねじ部12とねじ
孔10との螺合・緊締を、上記圧縮端子8を上記絶縁層
14内に包埋支持する以前に行なう事も考えられるが、
上記トルクの管理を行なわなければならない事に変わり
はなく、組立作業を十分に能率化する事はできない。こ
の様な問題は、リニアモータカー用の推進コイル同士を
接続する為のケーブルの端部とこの推進コイルの端部と
の接続部に限らず、開閉器等の各種電力機器と電力ケー
ブルの端部との接続部でも同様に発生する。本発明のケ
ーブルの終端接続部は、この様な事情に鑑みて発明した
ものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のケーブルの終端
接続部は何れも、前述した従来のケーブルの終端接続部
と同様に、ケーブルの端部に設けたL字形のコネクタに
より、このケーブルを構成する第一の導体の端部を、こ
のケーブルとは別体に設けられた第二の導体の端部に接
続する為、上記コネクタを構成する絶縁筒の先端面に開
口した嵌合孔と、この嵌合孔内に挿入自在で内部に上記
第二の導体を包埋した絶縁材製の挿入凸部とを備える。
【0010】特に、請求項1に記載したケーブルの終端
接続部に於いては、上記第一の導体の端部に、その基端
部を塑性変形させる事により接続固定された圧縮端子
と、この圧縮端子の先端部で上記嵌合孔の奥端に位置す
る部分に設けられた接続孔と、この接続孔の内周面に設
けられた接触子と、上記第二の導体の先端部で上記挿入
凸部の先端面から突出した部分に設けられた挿入部とを
備える。そして、上記挿入凸部を上記嵌合孔に挿入した
状態でこの挿入部が上記接続孔に挿入され、上記第一、
第二の導体同士が上記圧縮端子及び接触子を介して導通
させられる。
【0011】又、請求項2に記載したケーブルの終端接
続部に於いては、上記第一の導体の端部に、その基端部
を塑性変形させる事により接続固定されたL字形の圧縮
端子一体型プラグと、この圧縮端子一体型プラグの先端
部で上記嵌合孔の奥端面から突出した部分に設けられた
挿入部と、上記第二の導体の先端部に設けられて上記挿
入凸部の先端面に開口する接続孔と、この接続孔の内周
面に設けられた接触子とを備える。そして、上記挿入凸
部を上記嵌合孔に挿入した状態で上記挿入部が上記接続
孔に挿入され、上記第一、第二の導体同士が上記圧縮端
子一体型プラグ及び接触子を介して導通させられる。
【0012】更に、請求項3に記載したケーブルの終端
接続部に於いては、上記請求項1〜2の何れかに記載し
たケーブルの終端接続部で、圧縮端子の基端部がコネク
タを構成する絶縁層から外部に突出している。そして、
この基端部と第一の導体との接続部は、この基端部を塑
性変形してこの基端部と第一の導体とを接続した後、絶
縁テープを巻回する事により被覆されている。
【0013】
【作用】上述の様に構成する本発明によれば、請求項
1、2の何れに記載したケーブルの終端接続部の場合で
も、コネクタの奥まった部分でねじ部とねじ孔とを螺合
し更に緊締すると言った、面倒な作業が不要になる。こ
の為、組立作業を容易化して、ケーブルの終端接続部の
コスト低減を図れる。更に、請求項3に記載した発明に
よれば、絶縁層を成形する際に、第一の導体を成形用の
金型内にセットしておく必要がなくなる。この為、上記
絶縁層の成形作業が容易になって、ケーブルの終端接続
部のコスト低減を更に図れる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、請求項1に対応する、本
発明の実施の形態の第1例を示している。尚、前述の図
6に示した従来構造と同様の構造を有する部分には同一
符号を付して、重複する説明を省略若しくは簡略にし、
以下、本発明の特徴部分を中心に説明する。
【0015】ケーブル4の端部にコネクタ5aを設ける
為に、このケーブル4を構成する第一の導体7の端部に
圧縮端子8aを、前述した従来構造と同様の構造により
接続固定している。特に、本例の場合には、上記圧縮端
子8aの先端部(図1の左端部)に接続孔28を設け、
この接続孔28の中間部内周面に、接触子24を設けて
いる。上記第一の導体7の端部及び内部半導電層13と
共に、上記圧縮端子8aを絶縁層14内に包埋支持した
状態で、上記接続孔28は、この絶縁層14に設けた嵌
合孔15の奥端に位置する。又、これら接続孔28と嵌
合孔15とは互いに同心である。
【0016】一方、コイル2の端部に接続端部6aを設
ける為に、このコイル2の端部に接続した(或はこのコ
イル2自体を構成する)第二の導体20を、挿入凸部2
1中に包埋支持している。特に、本例の場合には、この
第二の導体20の先端部を上記挿入凸部21の先端面
(図1の下端面)から突出させ、この突出した部分を挿
入部16aとしている。この挿入部16aと上記挿入凸
部21とは、互いに同心である。又、この挿入部16a
は、上記接触子24の内側に、この接触子24の内径を
弾性的に押し広げつつ挿入自在な外径を有する。
【0017】上記コイル2の端部と上記ケーブル4の端
部とを接続する場合には、上記挿入凸部21を、前記コ
ネクタ5aの先端部に設けた嵌合孔15に挿入する。そ
して、上記接続端部6aを構成する挿入凸部21の先端
面から突出した挿入部16aを、上記圧縮端子8aの先
端部に設けた接続孔28内に挿入する。この状態で、前
記第一の導体7と上記第二の導体20とが、上記圧縮端
子8a及び接触子24を介して導通させられる。係合溝
19と係合突条25とが弾性的に嵌合し、上記嵌合孔1
5から上記挿入部16aが不用意に抜け出る事を防止す
るのは、前述した従来構造の場合と同様である。
【0018】上述の様に構成する本例のケーブルの終端
接続部によれば、コネクタ5aの奥まった部分でねじ部
とねじ孔とを螺合し更に緊締すると言った、面倒な作業
が不要になる。即ち、予め第一の導体7の端部に固定し
た圧縮端子8aを内部半導電層13内に包埋し、更にこ
の内部半導電層13の周囲に前記絶縁層14と外部半導
電層17とを順次被覆する事により、上記コネクタ5a
を構成できる。或は、上記嵌合孔15及びケーブル4の
挿入孔を有する絶縁層14と、内部半導電層13と、外
部半導電層17とから成るコネクタ5aの本体部分を、
予めモールド成形しておき、第一の導体7の端部に圧縮
端子8aを固定したケーブル4を、上記本体部分の挿入
孔の所定部分にまで挿入する事により、このコネクタ5
aを構成できる。この場合には、上記内部半導電層13
の内周面は、上記圧縮端子8aを後から挿入可能な形状
とする。何れの方法により組み立てる場合でも、組立作
業を容易化して、ケーブルの終端接続部のコスト低減を
図れる。
【0019】次に、図2は、請求項2に対応する、本発
明の実施の形態の第2例を示している。本例の場合に
は、ケーブル4の端部にコネクタ5bを設ける為に、こ
のケーブル4を構成する第一の導体7の端部に、圧縮端
子一体型プラグ29を接続固定している。この圧縮端子
一体型プラグ29は、銅等の電気抵抗が低くしかも比較
的軟質の金属により一体に造ったもので、全体をL字形
としている。この様な圧縮端子一体型プラグ29は、そ
の基端部(図2の右端部)に基端面に開口する状態で形
成した結合孔9に、上記第一の導体7の端部を挿入した
状態で、上記圧縮端子一体型プラグ29の基端部を直径
方向内方に押圧してこの基端部を塑性変形させる事によ
り、上記第一の導体7の端部に接続固定している。
【0020】又、上記圧縮端子一体型プラグ29の先端
部(図2の上端部)は、挿入部16としている。上記第
一の導体7の端部及び内部半導電層13と共に、上記圧
縮端子一体側プラグ29を絶縁層14内に包埋支持した
状態で、上記挿入部16は、この絶縁層14に設けた嵌
合孔15の奥端に位置する。又、これら挿入部16と嵌
合孔15とは互いに同心である。一方、コイル2の端部
に設ける接続端部6の構造は、前述の図6に示した従来
構造の場合と同様である。
【0021】上記コイル2の端部と上記ケーブル4の端
部とを接続する場合には、上記接続端部6側の挿入凸部
21を、前記コネクタ5bの先端部に設けた嵌合孔15
に挿入する。そして、上記接続端部6を構成する挿入凸
部21の先端面に開口した接続孔23の内周面に設けた
接触子24内に、上記圧縮端子一体側プラグ29の先端
部に設けた挿入部16を挿入する。この状態で、前記第
一の導体7と上記第二の導体20とが、上記圧縮端子一
体側プラグ29及び接触子24を介して導通させられ
る。係合溝19と係合突条25とが弾性的に嵌合し、上
記嵌合孔15から上記挿入部16が不用意に抜け出る事
を防止するのは、前述した従来構造の場合と同様であ
る。
【0022】上述の様に構成する本例のケーブルの終端
接続部によっても、コネクタ5bの奥まった部分でねじ
部とねじ孔とを螺合し更に緊締すると言った、面倒な作
業が不要になる。即ち、予め第一の導体7の端部に固定
した圧縮端子一体側プラグ29を内部半導電層13内に
包埋し、更にこの内部半導電層13の周囲に上記絶縁層
14と外部半導電層17とを順次被覆する事により、上
記コネクタ5bを構成できる。この為、組立作業を容易
化して、ケーブルの終端接続部のコスト低減を図れる。
【0023】次に、図3は、請求項1、3に対応する、
本発明の実施の形態の第3例を示している。本例の場合
には、圧縮端子8aの基端部(図3の右端部)が、コネ
クタ5cを構成する絶縁層14aから外部に突出してい
る。そして、この圧縮端子8aの基端部と第一の導体7
との接続部は、この基端部を塑性変形してこの基端部と
第一の導体7とを接続した後、絶縁テープを巻回する事
により被覆している。
【0024】即ち、本例の構造を造る場合には、上記圧
縮端子8aの基端部を外部に露出させた状態で、内部半
導電層13a、絶縁層14a、外部半導電層17aを構
成する。次いで、これら各層13a、14a、17aか
ら露出した、上記圧縮端子8aの基端部に設けた結合孔
9に上記第一の導体7の端部を挿入した後、この基端部
を塑性変形して、この基端部と第一の導体7の端部とを
接続する。その後、これら圧縮端子8aの基端部と第一
の導体7の端部との周囲を内部半導電層30により被覆
し、この内部半導電層30を絶縁テープにより巻回して
絶縁層31を構成し、更にこの絶縁層31を外部半導電
層32により被覆している。
【0025】この様な本例の構造によれば、上記絶縁層
14aを成形する際に、ケーブル4を構成する第一の導
体7を成形用の金型内にセットしておく必要がなくな
る。この為、上記絶縁層14aの成形作業が容易になっ
て、ケーブルの終端接続部のコスト低減を更に図れる。
その他の構成及び作用は、前述した第1例の場合と同様
である。
【0026】次に、図4は、請求項2、3に対応する、
本発明の実施の形態の第4例を示している。本例の場合
には、圧縮端子一体側プラグ29の基端部(図4の右端
部)が、コネクタ5dを構成する絶縁層14aから外部
に突出している。そして、この基端部と第一の導体7と
の接続部は、この基端部を塑性変形してこの基端部と第
一の導体7とを接続した後、絶縁テープを巻回する事に
より被覆している。この様な本例は、前述の図2に示し
た第2例の構造に、請求項3に記載した発明を適用した
ものであり、圧縮端子一体型プラグ29と第二の導体2
0との接続部は前述の図2に示した第2例の構造と、第
一の導体7と圧縮端子一体型プラグ29の基端部との接
続部は上述の図3に示した第3例の構造と、それぞれ同
じであるから、同等部分には同一符号を付して、重複す
る説明を省略する。
【0027】
【発明の効果】本発明は、以上に述べた通り構成され作
用するので、長期間に亙り安定した性能を発揮できるケ
ーブルの終端接続部を低コストで実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の第1例を示す断面図。
【図2】同第2例を示す断面図。
【図3】同第3例を示す断面図。
【図4】同第4例を示す断面図。
【図5】リニアモータカー用の推進コイル装置の略側面
図。
【図6】従来構造の1例を示す断面図。
【符号の説明】
1 推進コイル装置 2、2a、2b、2c コイル 3 パネル 4、4a、4b、4c ケーブル 5、5a、5b、5c、5d コネクタ 6、6a 接続端部 7 第一の導体 8、8a 圧縮端子 9 結合孔 10 ねじ孔 11 プラグ 12 ねじ部 13、13a 内部半導電層 14、14a、 絶縁層 15 嵌合孔 16、16a 挿入部 17、17a 外部半導電層 18 弾性嵌合筒部 19 係合溝 20 第二の導体 21 挿入凸部 22 大径部 23 接続孔 24 接触子 25 係合突条 26 絶縁層 27 絶縁被膜層 28 接続孔 29 圧縮端子一体型プラグ 30 内部半導電層 31 絶縁層 32 外部半導電層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梅木 健 愛知県名古屋市中村区名駅1丁目1番4号 東海旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 地蔵 吉洋 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 板橋 好文 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 久米 一郎 埼玉県熊谷市新堀1008番地 三菱電線工業 株式会社熊谷製作所内 (72)発明者 安藤 建一 埼玉県熊谷市新堀1008番地 三菱電線工業 株式会社熊谷製作所内 (72)発明者 旭 勝輝 埼玉県熊谷市新堀1008番地 三菱電線工業 株式会社熊谷製作所内 (72)発明者 加藤 真次 埼玉県熊谷市新堀1008番地 三菱電線工業 株式会社熊谷製作所内 (72)発明者 三浦 浩二 埼玉県熊谷市新堀1008番地 三菱電線工業 株式会社熊谷製作所内 (72)発明者 岡井 隆一 埼玉県熊谷市新堀1008番地 三菱電線工業 株式会社熊谷製作所内 (72)発明者 前田 静穂 埼玉県熊谷市新堀1008番地 三菱電線工業 株式会社熊谷製作所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーブルの端部に設けたL字形のコネク
    タにより、このケーブルを構成する第一の導体の端部
    を、このケーブルとは別体に設けられた第二の導体の端
    部に接続する為、上記コネクタを構成する絶縁筒の先端
    面に開口した嵌合孔と、この嵌合孔内に挿入自在で内部
    に上記第二の導体を包埋した絶縁材製の挿入凸部とを備
    えたケーブルの終端接続部に於いて、上記第一の導体の
    端部に、その基端部を塑性変形させる事により接続固定
    された圧縮端子と、この圧縮端子の先端部で上記嵌合孔
    の奥端に位置する部分に設けられた接続孔と、この接続
    孔の内周面に設けられた接触子と、上記第二の導体の先
    端部で上記挿入凸部の先端面から突出した部分に設けら
    れた挿入部とを備え、この挿入凸部を上記嵌合孔に挿入
    した状態でこの挿入部が上記接続孔に挿入され、上記第
    一、第二の導体同士が上記圧縮端子及び接触子を介して
    導通させられるケーブルの終端接続部。
  2. 【請求項2】 ケーブルの端部に設けたL字形のコネク
    タにより、このケーブルを構成する第一の導体の端部
    を、このケーブルとは別体に設けられた第二の導体の端
    部に接続する為、上記コネクタを構成する絶縁筒の先端
    面に開口した嵌合孔と、この嵌合孔内に挿入自在で内部
    に上記第二の導体を包埋した絶縁材製の挿入凸部とを備
    えたケーブルの終端接続部に於いて、上記第一の導体の
    端部に、その基端部を塑性変形させる事により接続固定
    された、L字形の圧縮端子一体型プラグと、この圧縮端
    子一体型プラグの先端部で上記嵌合孔の奥端面から突出
    した部分に設けられた挿入部と、上記第二の導体の先端
    部に設けられて上記挿入凸部の先端面に開口する接続孔
    と、この接続孔の内周面に設けられた接触子とを備え、
    上記挿入凸部を上記嵌合孔に挿入した状態で上記挿入部
    が上記接続孔に挿入され、上記第一、第二の導体同士が
    上記圧縮端子一体型プラグ及び接触子を介して導通させ
    られるケーブルの終端接続部。
  3. 【請求項3】 圧縮端子の基端部がコネクタを構成する
    絶縁層から外部に突出しており、この基端部と第一の導
    体との接続部は、この基端部を塑性変形してこの基端部
    と第一の導体とを接続した後、絶縁テープを巻回する事
    により被覆されている、請求項1〜2の何れかに記載し
    たケーブルの終端接続部。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20220040909A (ko) * 2020-09-24 2022-03-31 한국전력공사 엘보 접속재 연결구

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