JP2003092101A - バッテリターミナル - Google Patents
バッテリターミナルInfo
- Publication number
- JP2003092101A JP2003092101A JP2001283122A JP2001283122A JP2003092101A JP 2003092101 A JP2003092101 A JP 2003092101A JP 2001283122 A JP2001283122 A JP 2001283122A JP 2001283122 A JP2001283122 A JP 2001283122A JP 2003092101 A JP2003092101 A JP 2003092101A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- battery
- tapered cylindrical
- terminal
- insulating cap
- tapered
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Abstract
(57)【要約】
【課題】 バッテリ接続端子を、工具を用いることなく
しかも堅固に、バッテリポストに結合する。 【解決手段】 バッテリポスト１２はテーパ状をなす。
バッテリ接続端子１６は、縦スリット１６ａを入れたテ
ーパ円筒状接触子１６と円筒状雄ネジ部との二重構造を
なし、その間にテーパ円筒状深溝１７を持つ。テーパ円
筒状深溝１７に入るくさび部材２５を設ける。絶縁キャ
ップ１４は、内面に前記円筒状雄ネジ部１８と螺合する
雌ネジ部２４を持つ。バッテリ接続端子１３をバッテリ
ポスト１２に被せ、くさび部材２５をテーパ円筒状深溝
１７に入れて、絶縁キャップ１４をバッテリ接続端子１
３の円筒状雄ネジ部１８に捻じ込むと、テーパ円筒状深
溝１７に押し込まれるくさび部材２５がくさび作用を奏
して、テーパ円筒状接触子１６をバッテリポスト１２に
強く押し付ける。これにより、テーパ円筒状接触子１６
が、振動によって緩んだりさらには外れたりしないよう
に、バッテリポスト１２に堅固に結合される。
しかも堅固に、バッテリポストに結合する。 【解決手段】 バッテリポスト１２はテーパ状をなす。
バッテリ接続端子１６は、縦スリット１６ａを入れたテ
ーパ円筒状接触子１６と円筒状雄ネジ部との二重構造を
なし、その間にテーパ円筒状深溝１７を持つ。テーパ円
筒状深溝１７に入るくさび部材２５を設ける。絶縁キャ
ップ１４は、内面に前記円筒状雄ネジ部１８と螺合する
雌ネジ部２４を持つ。バッテリ接続端子１３をバッテリ
ポスト１２に被せ、くさび部材２５をテーパ円筒状深溝
１７に入れて、絶縁キャップ１４をバッテリ接続端子１
３の円筒状雄ネジ部１８に捻じ込むと、テーパ円筒状深
溝１７に押し込まれるくさび部材２５がくさび作用を奏
して、テーパ円筒状接触子１６をバッテリポスト１２に
強く押し付ける。これにより、テーパ円筒状接触子１６
が、振動によって緩んだりさらには外れたりしないよう
に、バッテリポスト１２に堅固に結合される。
Description
【０００１】
【発明に属する技術分野】この発明は、例えば自動車用
等のバッテリにおいて、バッテリポストに電線側のバッ
テリ接続端子を接続し、その外周に絶縁キャップを被せ
たバッテリターミナルに関する。
等のバッテリにおいて、バッテリポストに電線側のバッ
テリ接続端子を接続し、その外周に絶縁キャップを被せ
たバッテリターミナルに関する。
【０００２】
【従来の技術】例えば自動車のバッテリにおいて、バッ
テリポストとこれに接続する電線側のバッテリ接続端子
との結合方式には、種々のものがある。横方向からボル
トを締め付ける結合方式や、上から締め付け用の工具を
使用する結合方式のように、工具を使用する方式が一般
的である。また、バッテリポストとバッテリ接続端子と
の結合部外周を絶縁するために、結合作業の後、合成樹
脂製の絶縁キャップを被せている。
テリポストとこれに接続する電線側のバッテリ接続端子
との結合方式には、種々のものがある。横方向からボル
トを締め付ける結合方式や、上から締め付け用の工具を
使用する結合方式のように、工具を使用する方式が一般
的である。また、バッテリポストとバッテリ接続端子と
の結合部外周を絶縁するために、結合作業の後、合成樹
脂製の絶縁キャップを被せている。
【０００３】また、工具を使用しないでバッテリ接続端
子とバッテリポストとを結合する結合方式として、図８
に示すものがある。図示のバッテリターミナル１は、図
９にも示すように、電線接続部２を有してテーパ円筒状
をなす導電性テーパ管３と外面に雄ネジ部４ａを形成し
た合成樹脂部４とを一体成形し、かつ縦スリット５を形
成した構造のバッテリ接続端子６、および、このバッテ
リ接続端子６の前記雄ネジ部４ａに螺合する雌ネジ部７
ａを内面に持つ合成樹脂製の絶縁キャップ７を用いる構
造である。バッテリ接続端子６の電線接続部２には、電
線８の導体が圧着される。９はバッテリ蓋である。
子とバッテリポストとを結合する結合方式として、図８
に示すものがある。図示のバッテリターミナル１は、図
９にも示すように、電線接続部２を有してテーパ円筒状
をなす導電性テーパ管３と外面に雄ネジ部４ａを形成し
た合成樹脂部４とを一体成形し、かつ縦スリット５を形
成した構造のバッテリ接続端子６、および、このバッテ
リ接続端子６の前記雄ネジ部４ａに螺合する雌ネジ部７
ａを内面に持つ合成樹脂製の絶縁キャップ７を用いる構
造である。バッテリ接続端子６の電線接続部２には、電
線８の導体が圧着される。９はバッテリ蓋である。
【０００４】上記のバッテリターミナル１において、バ
ッテリ接続端子６をバッテリポスト１０に被せ、絶縁キ
ャップ７の雌ネジ部７ａをバッテリ接続端子６の合成樹
脂部４の雄ネジ部４ａに螺合させ、締め付けると、縦ス
リット５を持つバッテリ接続端子６が半径方向内側にす
ぼまり、導電性テーパ管３がバッテリポスト１０に密着
して固定され、これにより電線８がバッテリ接続端子６
の導電性テーパ管３を介してバッテリポスト１０に電気
的に接続される。
ッテリ接続端子６をバッテリポスト１０に被せ、絶縁キ
ャップ７の雌ネジ部７ａをバッテリ接続端子６の合成樹
脂部４の雄ネジ部４ａに螺合させ、締め付けると、縦ス
リット５を持つバッテリ接続端子６が半径方向内側にす
ぼまり、導電性テーパ管３がバッテリポスト１０に密着
して固定され、これにより電線８がバッテリ接続端子６
の導電性テーパ管３を介してバッテリポスト１０に電気
的に接続される。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上記従来方式のうち、
工具を使用する方式では、工具が必要であること自体が
煩雑である。また、横方向からボルト締めを行なう方式
では、横方向から工具を使うためのスペースが必要にな
り、余分なスペースのあまりないエンジンルームでの作
業がしにくいという問題がある。
工具を使用する方式では、工具が必要であること自体が
煩雑である。また、横方向からボルト締めを行なう方式
では、横方向から工具を使うためのスペースが必要にな
り、余分なスペースのあまりないエンジンルームでの作
業がしにくいという問題がある。
【０００６】また、図８、図９の方式は、特別な工具の
使用を必要とせず、単に絶縁キャップ７を捻じ込むだけ
で、バッテリ接続端子６をバッテリポスト１０に結合さ
せることができるという点で、簡便でありかつ作業性に
優れている。しかし、この方式では、バッテリポスト１
０とバッテリ接続端子６との結合は、テーパ面どうしの
接触摩擦力によるだけなので、両者の結合が必ずしも強
力とは言えず、振動により緩みが生じて外れる恐れがあ
る。
使用を必要とせず、単に絶縁キャップ７を捻じ込むだけ
で、バッテリ接続端子６をバッテリポスト１０に結合さ
せることができるという点で、簡便でありかつ作業性に
優れている。しかし、この方式では、バッテリポスト１
０とバッテリ接続端子６との結合は、テーパ面どうしの
接触摩擦力によるだけなので、両者の結合が必ずしも強
力とは言えず、振動により緩みが生じて外れる恐れがあ
る。
【０００７】本発明は上記従来の欠点を解消するために
なされたもので、バッテリポストとバッテリ接続端子と
の結合作業を工具を使用せずに行なうことができ、しか
も、外れる恐れのない十分強固な結合力を確保できるバ
ッテリターミナルを提供することを目的とする。
なされたもので、バッテリポストとバッテリ接続端子と
の結合作業を工具を使用せずに行なうことができ、しか
も、外れる恐れのない十分強固な結合力を確保できるバ
ッテリターミナルを提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明は、バッテリポストに電線側のバッテリ接続端子を接
続し、その外周に合成樹脂製の絶縁キャップを被せたバ
ッテリターミナルにおいて、前記バッテリポストをテー
パ状にし、前記バッテリ接続端子を、縦スリットを入れ
たテーパ円筒状接触子とその外周に形成されるテーパ円
筒状深溝を挟んで当該テーパ円筒状接触子と一体をなす
円筒状雄ネジ部とを備えた二重構造とし、前記絶縁キャ
ップの内面に、バッテリ接続端子の前記円筒状雄ネジ部
と螺合する雌ネジ部を設け、前記絶縁キャップの内部
に、当該絶縁キャップをバッテリ接続端子にねじ込んだ
時に、バッテリ接続端子の前記テーパ円筒状深溝に嵌入
してくさび作用をするくさび部材を設けたことを特徴と
する。
明は、バッテリポストに電線側のバッテリ接続端子を接
続し、その外周に合成樹脂製の絶縁キャップを被せたバ
ッテリターミナルにおいて、前記バッテリポストをテー
パ状にし、前記バッテリ接続端子を、縦スリットを入れ
たテーパ円筒状接触子とその外周に形成されるテーパ円
筒状深溝を挟んで当該テーパ円筒状接触子と一体をなす
円筒状雄ネジ部とを備えた二重構造とし、前記絶縁キャ
ップの内面に、バッテリ接続端子の前記円筒状雄ネジ部
と螺合する雌ネジ部を設け、前記絶縁キャップの内部
に、当該絶縁キャップをバッテリ接続端子にねじ込んだ
時に、バッテリ接続端子の前記テーパ円筒状深溝に嵌入
してくさび作用をするくさび部材を設けたことを特徴と
する。
【０００９】請求項2は、請求項1のバッテリターミナル
において、くさび部材を絶縁キャップと一体に形成した
ことを特徴とする。
において、くさび部材を絶縁キャップと一体に形成した
ことを特徴とする。
【００１０】
【発明の実施の形態】図１は本発明の一実施形態のバッ
テリターミナル１１の分解斜視図、図２はバッテリター
ミナル１１の結合作業途中段階の断面図、図３は結合作
業完了状態を示すもので（イ）は断面図、（ロ）は
（イ）のＡ−Ａ断面図である。これらの図に示すよう
に、このバッテリターミナル１１は、バッテリポスト１
２にバッテリ接続端子１３を接続し、その外周に、後述
のくさび部材２５を介在させて、合成樹脂製の絶縁キャ
ップ１４を被せた構造である。
テリターミナル１１の分解斜視図、図２はバッテリター
ミナル１１の結合作業途中段階の断面図、図３は結合作
業完了状態を示すもので（イ）は断面図、（ロ）は
（イ）のＡ−Ａ断面図である。これらの図に示すよう
に、このバッテリターミナル１１は、バッテリポスト１
２にバッテリ接続端子１３を接続し、その外周に、後述
のくさび部材２５を介在させて、合成樹脂製の絶縁キャ
ップ１４を被せた構造である。
【００１１】前記バッテリポスト１２はテーパ状をなし
ている。１５はバッテリー蓋である。前記バッテリ接続
端子１３は、例えば４本の縦スリット１６ａを入れて４
つの接触片１６ｂを形成したテーパ円筒状接触子１６
と、その外周に形成されるテーパ円筒状深溝１７を挟ん
で当該テーパ円筒状接触子１６と一体をなす円筒状雄ネ
ジ部１８とを備えた二重構造をなしている。また、テー
パ円筒状接触子１６および円筒状雄ネジ部１８の下端部
と一体のフランジ部１９に、電線２０の導体２０ａを圧
着接続するワイヤバレル等の電線接続部２１を一体に設
けている。前記絶縁キャップ１４は、実施形態では合成
樹脂製の絶縁キャップ本体２２の内面に黄銅製内層部材
２３を一体に設け、この黄銅製内層部材２３の内面に、
バッテリ接続端子１３の前記円筒状雄ネジ部１８と螺合
する雌ネジ部２４を形成している。そして、絶縁キャッ
プ１４の内部に、当該絶縁キャップ１４をバッテリ接続
端子１３にねじ込んだ時に、バッテリ接続端子１３の前
記テーパ円筒状深溝１７に嵌入してくさび作用をするく
さび部材２５を設けている。実施形態のくさび部材２５
は、有底テーパ円筒体に４本の縦スリット２５ａを入れ
て、４つのくさび片２５ｂを形成したものである。この
くさび部材２５の材質は合成樹脂または金属のいずれで
もよい。
ている。１５はバッテリー蓋である。前記バッテリ接続
端子１３は、例えば４本の縦スリット１６ａを入れて４
つの接触片１６ｂを形成したテーパ円筒状接触子１６
と、その外周に形成されるテーパ円筒状深溝１７を挟ん
で当該テーパ円筒状接触子１６と一体をなす円筒状雄ネ
ジ部１８とを備えた二重構造をなしている。また、テー
パ円筒状接触子１６および円筒状雄ネジ部１８の下端部
と一体のフランジ部１９に、電線２０の導体２０ａを圧
着接続するワイヤバレル等の電線接続部２１を一体に設
けている。前記絶縁キャップ１４は、実施形態では合成
樹脂製の絶縁キャップ本体２２の内面に黄銅製内層部材
２３を一体に設け、この黄銅製内層部材２３の内面に、
バッテリ接続端子１３の前記円筒状雄ネジ部１８と螺合
する雌ネジ部２４を形成している。そして、絶縁キャッ
プ１４の内部に、当該絶縁キャップ１４をバッテリ接続
端子１３にねじ込んだ時に、バッテリ接続端子１３の前
記テーパ円筒状深溝１７に嵌入してくさび作用をするく
さび部材２５を設けている。実施形態のくさび部材２５
は、有底テーパ円筒体に４本の縦スリット２５ａを入れ
て、４つのくさび片２５ｂを形成したものである。この
くさび部材２５の材質は合成樹脂または金属のいずれで
もよい。
【００１２】上記のバッテリターミナル１１の結合作業
について説明すると、まず、電線２０を取り付けたバッ
テリ接続端子１３をバッテリポスト１２に被せる（図２
の状態）。次いで、くさび部材２５をバッテリ接続端子
１３のテーパ円筒状接触子１６に被せて、各くさび片２
５bをテーパ円筒状深溝１７に入れる。次いで、絶縁キ
ャップ１４をその上から被せて、内面の雌ネジ部２４を
円筒状雄ネジ部１８に螺合させ、締め付けると、図３に
示すように、くさび部材２５がテーパ円筒状深溝１７内
に強く押し込まれることで、各くさび片２５ｂがそれぞ
れ内側に押し付け力を作用させるくさび作用を奏し、テ
ーパ円筒状接触子１６をバッテリポスト１２に強く押し
付ける。これにより、テーパ円筒状接触子１６が、振動
によって緩んだりさらには外れたりしないように、バッ
テリポスト１２に堅固に結合される。また、絶縁キャッ
プ１４を捻じるだけで、バッテリ接続端子１３とバッテ
リポスト１２とを結合することができ、あるいは結合解
除することができ、結合や解除のために工具を必要とし
ないので、作業性が良好である。
について説明すると、まず、電線２０を取り付けたバッ
テリ接続端子１３をバッテリポスト１２に被せる（図２
の状態）。次いで、くさび部材２５をバッテリ接続端子
１３のテーパ円筒状接触子１６に被せて、各くさび片２
５bをテーパ円筒状深溝１７に入れる。次いで、絶縁キ
ャップ１４をその上から被せて、内面の雌ネジ部２４を
円筒状雄ネジ部１８に螺合させ、締め付けると、図３に
示すように、くさび部材２５がテーパ円筒状深溝１７内
に強く押し込まれることで、各くさび片２５ｂがそれぞ
れ内側に押し付け力を作用させるくさび作用を奏し、テ
ーパ円筒状接触子１６をバッテリポスト１２に強く押し
付ける。これにより、テーパ円筒状接触子１６が、振動
によって緩んだりさらには外れたりしないように、バッ
テリポスト１２に堅固に結合される。また、絶縁キャッ
プ１４を捻じるだけで、バッテリ接続端子１３とバッテ
リポスト１２とを結合することができ、あるいは結合解
除することができ、結合や解除のために工具を必要とし
ないので、作業性が良好である。
【００１３】上記実施形態ではくさび部材２５の形状を
有底テーパ円筒体としたが、図4に示したくさび部材２
５Ａのように、底のないテーパ円筒体状にしてもよい。
また、上記実施形態では絶縁キャップ１４の黄銅製内層
部材２３を有底円筒体状にしているが、同じく図４に示
した絶縁キャップ１４Ａのように、黄銅製内層部材２３
Ａの形状を、底のない円筒状にしてもよい。
有底テーパ円筒体としたが、図4に示したくさび部材２
５Ａのように、底のないテーパ円筒体状にしてもよい。
また、上記実施形態では絶縁キャップ１４の黄銅製内層
部材２３を有底円筒体状にしているが、同じく図４に示
した絶縁キャップ１４Ａのように、黄銅製内層部材２３
Ａの形状を、底のない円筒状にしてもよい。
【００１４】また、図５に示した絶縁キャップ１４Ｂの
ように、黄銅製内層部材を省いて、合成樹脂だけからな
る構成とすることも可能である。この場合は、合成樹脂
自体に雌ネジ部２４を形成する。但し、金属であるバッ
テリ接続端子１３の円筒状雄ネジ部１８に螺合する雌ネ
ジ部２４は、強い締め付け力を得るために金属である方
が好ましい。
ように、黄銅製内層部材を省いて、合成樹脂だけからな
る構成とすることも可能である。この場合は、合成樹脂
自体に雌ネジ部２４を形成する。但し、金属であるバッ
テリ接続端子１３の円筒状雄ネジ部１８に螺合する雌ネ
ジ部２４は、強い締め付け力を得るために金属である方
が好ましい。
【００１５】また、上記実施形態ではくさび部材を絶縁
キャップと別部材としたが、図６に示すように、絶縁キ
ャップ１４Ｃにくさび部材２５Ｃを一体に形成すること
もできる。この場合は、図示のように黄銅製内層部材２
３と一体に形成してもよいし、あるいは絶縁キャップ本
体２２と一体に形成してもよい。これにより、部品点数
が少なく済み、作業性がよい。
キャップと別部材としたが、図６に示すように、絶縁キ
ャップ１４Ｃにくさび部材２５Ｃを一体に形成すること
もできる。この場合は、図示のように黄銅製内層部材２
３と一体に形成してもよいし、あるいは絶縁キャップ本
体２２と一体に形成してもよい。これにより、部品点数
が少なく済み、作業性がよい。
【００１６】また、上記実施形態ではテーパ円筒状接触
子１６の形状を、４つの縦スリット１６ａを設けて４つ
の接触片１６ｂを持つ構造としたが、図７に示したテー
パ円筒状接触子１６'のように、１つの縦スリット１６'
ａだけを設けた構造としてもよい。
子１６の形状を、４つの縦スリット１６ａを設けて４つ
の接触片１６ｂを持つ構造としたが、図７に示したテー
パ円筒状接触子１６'のように、１つの縦スリット１６'
ａだけを設けた構造としてもよい。
【００１７】本発明は、自動車用のバッテリに限らず、
無停電電源用バッテリその他、ポスト状の端子（バッテ
リポスト）を持つ構造の種々のバッテリに適用できる。
無停電電源用バッテリその他、ポスト状の端子（バッテ
リポスト）を持つ構造の種々のバッテリに適用できる。
【００１８】
【発明の効果】本発明によれば、絶縁キャップを捻じる
だけで、バッテリ接続端子とバッテリポストとを結合あ
るいは結合解除することができ、結合や解除のために工
具を必要としないので、作業性が良好である。
だけで、バッテリ接続端子とバッテリポストとを結合あ
るいは結合解除することができ、結合や解除のために工
具を必要としないので、作業性が良好である。
【００１９】絶縁キャップを捻じ込んだ時に、くさび部
材のくさび作用により、テーパ円筒状接触子をバッテリ
ポストに強力に押し付けるので、テーパ円筒状接触子を
バッテリポストに堅固に結合させることが可能となり、
振動によって緩んだりさらには外れたりすることを確実
に防止し、電気的接続の信頼性を向上させることができ
る。
材のくさび作用により、テーパ円筒状接触子をバッテリ
ポストに強力に押し付けるので、テーパ円筒状接触子を
バッテリポストに堅固に結合させることが可能となり、
振動によって緩んだりさらには外れたりすることを確実
に防止し、電気的接続の信頼性を向上させることができ
る。
【００２０】請求項2のようにくさび部材を絶縁キャッ
プと一体に形成すると、部品点数が少なくなり、作業性
が良好である。
プと一体に形成すると、部品点数が少なくなり、作業性
が良好である。
【図１】本発明の一実施形態のバッテリターミナルを示
す分解斜視図である。
す分解斜視図である。
【図２】上記バッテリターミナルにおいて、バッテリ接
続端子をバッテリポストに結合する際の途中段階の断面
図である。
続端子をバッテリポストに結合する際の途中段階の断面
図である。
【図３】図２に続いて、バッテリ接続端子をバッテリポ
ストに結合した状態を示すもので、（イ）は断面図、
（ロ）は（イ）のＡ−Ａ断面図である。
ストに結合した状態を示すもので、（イ）は断面図、
（ロ）は（イ）のＡ−Ａ断面図である。
【図４】絶縁キャップについての他の実施形態を示す断
面図である。
面図である。
【図５】絶縁キャップについてのさらに他の実施形態を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図６】くさび部材を絶縁キャップと一体に形成した実
施形態を示す断面図である。
施形態を示す断面図である。
【図７】バッテリ接続端子のテーパ円筒状接触子の他の
実施形態を示す斜視図である。
実施形態を示す斜視図である。
【図８】従来のバッテリターミナルを示す断面図であ
る。
る。
【図９】図８におけるバッテリ接続端子の斜視図であ
る。
る。
１１ バッテリターミナル
１２ バッテリポスト
１３ バッテリ接続端子
１４、１４Ａ、１４Ｂ、１４Ｃ 絶縁キャップ
１６ テーパ円筒状接触子
１６ａ 縦スリット
１６ｂ 接触片
１７ テーパ円筒状深溝
１８ 円筒状雄ネジ部
１９ フランジ部
２０ 電線
２０ａ 導体
２１ 電線接続部
２２ 絶縁キャップ本体
２３ 黄銅製内張部材
２４ 雌ネジ部
２５ くさび部材
２５ａ 縦スリット
２５ｂ くさび片
Claims (2)
- 【請求項１】 バッテリポストに電線側のバッテリ接続
端子を接続し、その外周に合成樹脂製の絶縁キャップを
被せたバッテリターミナルにおいて、 前記バッテリポストをテーパ状にし、前記バッテリ接続
端子を、縦スリットを入れたテーパ円筒状接触子とその
外周に形成されるテーパ円筒状深溝を挟んで当該テーパ
円筒状接触子と一体をなす円筒状雄ネジ部とを備えた二
重構造とし、前記絶縁キャップの内面に、バッテリ接続
端子の前記円筒状雄ネジ部と螺合する雌ネジ部を設け、
前記絶縁キャップの内部に、当該絶縁キャップをバッテ
リ接続端子にねじ込んだ時に、バッテリ接続端子の前記
テーパ円筒状深溝に嵌入してくさび作用をするくさび部
材を設けたことを特徴とするバッテリターミナル。 - 【請求項2】 前記くさび部材を絶縁キャップと一体に
形成したことを特徴とする請求項1記載のバッテリター
ミナル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001283122A JP2003092101A (ja) | 2001-09-18 | 2001-09-18 | バッテリターミナル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001283122A JP2003092101A (ja) | 2001-09-18 | 2001-09-18 | バッテリターミナル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003092101A true JP2003092101A (ja) | 2003-03-28 |
Family
ID=19106665
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001283122A Pending JP2003092101A (ja) | 2001-09-18 | 2001-09-18 | バッテリターミナル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003092101A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007042630A (ja) * | 2005-07-29 | 2007-02-15 | Samsung Sdi Co Ltd | 電池モジュール |
| JP2008109730A (ja) * | 2006-10-23 | 2008-05-08 | Tokai Rika Co Ltd | 電装品カバー |
| KR101786454B1 (ko) | 2016-06-02 | 2017-10-18 | (주)티에이치엔 | 배터리 포스트 체결 장치 |
| KR20180051623A (ko) * | 2015-10-17 | 2018-05-16 | 다임러 아게 | 차량 전원 시스템과 배터리 핀 간에 전기 연결을 위한 전기 접촉장치와 배터리 핀 |
| JP2018147906A (ja) * | 2018-07-03 | 2018-09-20 | 株式会社東芝 | 組電池 |
| DE102019129805B3 (de) * | 2019-11-05 | 2021-05-06 | Auto-Kabel Management Gmbh | Modulverbinder |
-
2001
- 2001-09-18 JP JP2001283122A patent/JP2003092101A/ja active Pending
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007042630A (ja) * | 2005-07-29 | 2007-02-15 | Samsung Sdi Co Ltd | 電池モジュール |
| JP4559389B2 (ja) * | 2005-07-29 | 2010-10-06 | 三星エスディアイ株式会社 | 電池モジュール |
| JP2008109730A (ja) * | 2006-10-23 | 2008-05-08 | Tokai Rika Co Ltd | 電装品カバー |
| KR20180051623A (ko) * | 2015-10-17 | 2018-05-16 | 다임러 아게 | 차량 전원 시스템과 배터리 핀 간에 전기 연결을 위한 전기 접촉장치와 배터리 핀 |
| CN108140798A (zh) * | 2015-10-17 | 2018-06-08 | 戴姆勒股份公司 | 电池极以及用于建立电池极与车辆的车载供电系统之间的电连接的电接触单元 |
| US20180309111A1 (en) * | 2015-10-17 | 2018-10-25 | Daimier Ag | Battery Pole and Electrical Contact Unit for Producing an Electrical Connection Between a Battery Pole and an On-Board Electrical System of a Vehicle |
| KR102045164B1 (ko) * | 2015-10-17 | 2019-11-14 | 다임러 아게 | 차량 전원 시스템과 배터리 핀 간에 전기 연결을 위한 전기 접촉장치와 배터리 핀 |
| US10950844B2 (en) | 2015-10-17 | 2021-03-16 | Daimler Ag | Battery pole and electrical contact unit for producing an electrical connection between a battery pole and an on-board electrical system of a vehicle |
| KR101786454B1 (ko) | 2016-06-02 | 2017-10-18 | (주)티에이치엔 | 배터리 포스트 체결 장치 |
| JP2018147906A (ja) * | 2018-07-03 | 2018-09-20 | 株式会社東芝 | 組電池 |
| DE102019129805B3 (de) * | 2019-11-05 | 2021-05-06 | Auto-Kabel Management Gmbh | Modulverbinder |
| EP3819981A1 (de) * | 2019-11-05 | 2021-05-12 | Auto-Kabel Management GmbH | Modulverbinder sowie verfahren zur verbindung von modulen |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH0341434Y2 (ja) | ||
| JP5318744B2 (ja) | コネクタ | |
| US8360811B2 (en) | Fixing structure for fixing metal plate and bolt to synthetic resin member | |
| CA2396075A1 (en) | Battery fuse bus bar assembly | |
| US5224875A (en) | Terminal lug-water sealing plug coupling structure | |
| JP2003331943A (ja) | リッツ導体のための接続部を有したコンタクトエレメント | |
| JP2003092101A (ja) | バッテリターミナル | |
| JP2004039637A (ja) | 導線の連接装置 | |
| KR101366118B1 (ko) | 배터리 접속용 터미널 | |
| US3389368A (en) | Battery terminal connector | |
| JP4497803B2 (ja) | 樹脂製部品の締結部構造 | |
| KR101744660B1 (ko) | 컷아우트스위치의 상하 접속부 배전선로 연결체 | |
| JPH0355663U (ja) | ||
| KR200142801Y1 (ko) | 케이블 접속용 커넥터 | |
| JP2019091611A (ja) | 単芯線の接続構造 | |
| JP2003142071A (ja) | バッテリターミナル | |
| JP2003164048A (ja) | ジャンパー線支持用把持具 | |
| JP2575502Y2 (ja) | 電力ケーブルの異種同種共用接続部 | |
| JP2001325940A (ja) | 車両のバッテリー接続構造 | |
| KR20150035203A (ko) | 전선 접속장치 | |
| KR200233193Y1 (ko) | 변압기용 부싱 터미널 | |
| KR101776328B1 (ko) | 배터리 접속용 터미널 | |
| JPH01103135A (ja) | 車両用交流発電機の出力端子装置 | |
| CN217937232U (zh) | 带磁性件的电极结构、主机及气溶胶产生装置 | |
| JP2009295350A (ja) | 電線コネクタ |