JP2001006847A - 像処理装置、像加熱装置及び画像形成装置 - Google Patents

像処理装置、像加熱装置及び画像形成装置

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JP2001006847A
JP2001006847A JP11172309A JP17230999A JP2001006847A JP 2001006847 A JP2001006847 A JP 2001006847A JP 11172309 A JP11172309 A JP 11172309A JP 17230999 A JP17230999 A JP 17230999A JP 2001006847 A JP2001006847 A JP 2001006847A
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JP
Japan
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image
cleaning roller
rotating body
heating
cleaning
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JP11172309A
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English (en)
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Tomio Noguchi
富生 野口
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Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クリーニングローラ上の堆積物量を検知して
クリーニングローラの交換時期を適切に確認できるよう
にした像処理装置、像加熱装置及び画像形成装置を提供
すること。 【解決手段】 画像を担持した記録材に接触する回転体
34と、前記回転体の表面をクリーニングするためのク
リーニングローラ71とを有し、前記回転体34の回転
駆動と共に搬送される記録材上の画像を加熱する像加熱
装置において、前記クリーニングローラ上に回収された
堆積物の量を検知する堆積検知手段75を有すること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、像処理装置、像加
熱装置及び画像形成装置に関するものであり、たとえば
複写機、レーザービームプリンタ、ファクシミリ等とさ
れる電子写真方式を利用した画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、レーザービームプリンタ等の画像
形成装置においては、レーザー光等によって描かれた潜
像を現像せしめる現像装置と、現像されたトナー像をシ
ート材に転写せしめる転写手段と、転写されたトナー像
をシート材上に定着せしめる定着器(定着装置)とを備
えたものが主流となっている。この中で、転写されたト
ナー像をシート材上に定着する定着器においては、ヒー
ターと、温度センサによって所定の温度に保たれながら
回転する定着ローラ(定着用回転体)と、前記定着ロー
ラに所定の圧力で当接され、従動回転する加圧ローラ
(定着用回転体)とにより、熱および圧力をもって現像
剤たるトナーを溶融させ、トナー像をシート材に定着す
る手法が主流である。
【0003】そして、この従来のレーザービームプリン
タでは、プロセスカートリッジ、定着器等のユニット
や、給紙ローラ、転写ローラ等のローラ関係は、消耗部
品であり、その製品のライフ中に何回かの交換が必要で
ある。その中で、定着器に具備されたクリーニングロー
ラの交換に関してさらに詳しく説明する。
【0004】図12はそのような定着器の概略構成図で
ある。
【0005】定着器4’は、定着ローラ29と加圧ロー
ラ34を中心として、それらを支える定着フレーム3
5、シート材の進入のガイドとなる入口ガイド28、排
紙口のガイドとなる分離上ガイド30と、分離下ガイド
32、および本体に固定するための、固定レバー31等
で構成されている。
【0006】定着器4’の中をシート材は、矢印Cの方
向に、入口ガイド28側から入り、定着ローラ29と加
圧ローラ34とのニップ部で加熱及び加圧されてシート
材上の画像が熱定着され、分離上ガイド30と、分離下
ガイド32の間でガイドされ、排紙ローラ43と排紙コ
ロ42により定着器外部へと搬送される。
【0007】本例装置において加圧ローラ34には、加
圧ローラ表面に付着する、残留トナー、ゴミ等をクリー
ニングするためのクリーニングローラ71が設けられて
いる。クリーニングローラ71は、加圧バネ73で加圧
ローラ34の方向に加圧されており、軸受けホルダー7
2で支持され、加圧ローラ34に従動で回転する。クリ
ーニングローラ71は、ある程度使用すると、残留トナ
ー、ゴミ等が付着堆積するため交換する必要があり、ク
リーニングローラ交換用底板74を定着フレーム35か
ら外すことで、クリーニングローラ71を交換すること
が可能になっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記の様に、従来の画
像形成装置には、定着用回転体(上記従来例では、加圧
ローラ)への異物(ゴミ、トナー)の付着を防止するた
めに、クリーニングローラによるクリーニング方式が用
いられている。このため、定着用回転体表面は、常にき
れいな状態を保つことが出来、定着器を通過する用紙に
たいして、用紙表面を汚したり、部分的に画像の定着性
がわるくなる等の現象を、防止することが可能になって
いる。
【0009】しかし、上記従来の画像形成装置の加圧ロ
ーラクリーニング方式には、解決すべき課題があった。
その課題とは、該装置をある程度使用すると、クリーニ
ングしたゴミやトナーがクリーニングローラ表面に付着
堆積するため、該ローラを交換する必要がある。これ
は、クリーニングローラの径が、堆積物のために使用時
間につれて、太くなっていくためである。
【0010】従来は、プリント枚数等に応じて、交換す
る様に指示されており、異物の付着量が一定でないた
め、交換時期を過ぎて使用してしまったり、まだ、十分
使える内に交換されるという状況だった。
【0011】特に、クリーニングローラの交換時期を過
ぎて使用されると、定着器内にも堆積物が、飛散した
り、太くなり過ぎたクリーニングローラにより、加圧ロ
ーラにダメージを与えることがあった。
【0012】従って、これらの課題解決のために、クリ
ーニングローラの確認方法を改善することが望まれてい
た。
【0013】そこで本発明の目的は、クリーニングロー
ラ上の堆積物量を検知してクリーニングローラの交換時
期を適切に確認できるようにした像処理装置、像加熱装
置及び画像形成装置を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の像処理装置、像加熱装置及び画像形成装置
は、下記の構成を特徴とするものである。
【0015】〔1〕:画像を担持した記録材に接触する
回転体を有する像処理装置において、前記回転体に接触
して該回転体をクリーニングするクリーニング用回転体
と、該クリーニング用回転体の表面に付着して回収され
た堆積物量を検知する堆積検知手段とを有することを特
徴とする像処理装置。
【0016】〔2〕:前記堆積検知手段は、前記クリー
ニング用回転体の表面に付着して回収された堆積物が許
容量以上となったときに接触して堆積物を掻き落とすス
クレーパであることを特徴とする〔1〕記載の像処理装
置。
【0017】〔3〕:前記堆積検知手段は、前記クリー
ニング用回転体の表面に付着して回収された堆積物が許
容量以上となったときに音を発生する手段であることを
特徴とする〔1〕記載の像処理装置。
【0018】〔4〕:前記堆積検知手段は、前記クリー
ニング用回転体の表面に付着して回収された堆積物が許
容量以上となったときに切替えられるスイッチであるこ
とを特徴とする〔1〕記載の像処理装置。
【0019】〔5〕:前記画像を担持した記録材に接触
する回転体が定着用回転体であることを特徴とする
〔1〕乃至〔4〕の何れか1項に記載の像処理装置。
【0020】〔6〕:前記定着用回転体が加熱用回転体
又は加圧用回転体であることを特徴とする〔5〕記載の
像処理装置。
【0021】〔7〕:前記クリーニング用回転体が、ク
リーニングローラであることを特徴とする〔1〕乃至
〔6〕の何れか1項に記載の像処理装置。
【0022】〔8〕:記録材上に未定着画像を形成する
像形成手段と、該画像を記録材上に定着させる定着手段
とを有する画像形成装置において、該定着手段として
〔1〕乃至〔7〕の何れか1項に記載の像処理装置を備
えたことを特徴とする画像形成装置。
【0023】
〔9〕:画像を担持した記録材に接触する
回転体と、前記回転体の表面をクリーニングするための
クリーニングローラとを有し、前記回転体の回転駆動と
共に搬送される記録材上の画像を加熱する像加熱装置に
おいて、前記クリーニングローラ上に回収された堆積物
の量を検知する堆積検知手段を有することを特徴とする
像加熱装置。
【0024】〔10〕:加熱体を有した回転体と、これ
と互いに圧接して圧接ニップを形成する回転体とを有
し、該圧接ニップに記録材を通紙して該記録材上の画像
を加熱する像加熱装置において、上記2つの回転体のう
ち少なくとも一方の表面をクリーニングするクリーニン
グローラと、該クリーニングローラ上に回収された堆積
物の量を検知する堆積検知手段を有することを特徴とす
る像加熱装置。
【0025】〔11〕:前記堆積検知手段は、前記クリ
ーニングローラ上の堆積物が許容量以上となったときに
接触して該堆積物を掻き落とすスクレーパであることを
特徴とする
〔9〕又は〔10〕記載の像加熱装置。
【0026】〔12〕:前記堆積検知手段は、前記クリ
ーニングローラ上の堆積物が許容量以上となったときに
音を発生する手段であることを特徴とする
〔9〕又は
〔10〕記載の像加熱装置。
【0027】〔13〕:前記堆積検知手段は、移動可能
に設けられた受動部と、該受動部に伴って動く爪部と、
該爪部との接触により音を発する鳴動部とを有し、前記
クリーニングローラ上の堆積物が、所定量以上堆積した
場合に該受動部に接触してクリーニングローラの回転が
受動部に伝わり、これと共に爪部が移動して鳴動部と接
触し、音を発生させることを特徴とする
〔9〕又は〔1
0〕記載の像加熱装置。
【0028】〔14〕:前記堆積検知手段は、前記クリ
ーニングローラ上の堆積物が許容量以上となったときに
切替えられるスイッチであることを特徴とする
〔9〕又
は〔10〕記載の像加熱装置。
【0029】〔15〕:前記堆積検知手段は、移動可能
に設けられた受動部と、該受動部に伴って動く接点とを
有し、前記クリーニングローラ上の堆積物が、所定量以
上堆積した場合に該受動部に接触してクリーニングロー
ラの回転が受動部に伝わり、これと共に接点部が移動し
てON、OFFを切り換えるスイッチであることを特徴
とする
〔9〕又は〔10〕の像加熱装置。
【0030】〔16〕:記録材上に画像を形成する像形
成手段と、該記録材上の画像を加熱する像加熱手段とを
有する像加熱手段を有する画像形成装置において、像加
熱手段として
〔9〕乃至〔15〕の何れか1項に記載の
像加熱装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
【0031】〔17〕:記録材上に未定着画像を形成す
る像形成手段と、該未定着画像を加熱して該記録材上に
定着させる定着手段とを有する画像形成装置において、
該定着手段として
〔9〕乃至〔15〕の何れか1項に記
載の像加熱装置を備えたことを特徴とする画像形成装
置。
【0032】〈作 用〉上記のように該クリーニング用
回転体の表面に付着して回収された堆積物量を検知する
堆積検知手段を設けたことにより、クリーニングローラ
の適切な交換時期をユーザーに知らせることが可能にな
り、交換時期を過ぎて使用してしまったり、まだ、十分
使える内に交換されるということがなくなる。
【0033】よって、堆積物のユニット内飛散や、太く
なりすぎたクリーニングローラにより、加圧ローラにダ
メージを与えたりするというような問題も解決する。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係わる定着装置
(像処理装置、像加熱装置)及び画像形成装置を図面に
則して説明する。なお、前出の部材と同一の機能を有す
る部材には同一符号を付し、一部説明を省略する。
【0035】〈第一の実施形態〉本発明の第一の実施形
態について図1〜図3を参照して説明する。
【0036】本実施形態は、電子写真プロセスにおいて
未定着トナー像を熱定着させる定着装置であり、クリー
ニングローラの交換時期を適切に確認するための手段
(堆積検知手段)として、クリーニングローラ上の堆積
物が許容量以上になった場合に該堆積物を掻き落とすス
クレーパを備えたものである。
【0037】まず本例装置(定着器)4の全体構成につ
いて、図1により説明する。定着器4は、主に定着ロー
ラ29と加圧ローラ34を中心として、それらを支える
定着フレーム35等で構成されている。定着ローラ29
は、ハロゲンヒータ等の加熱体48を内包する金属ロー
ラ、加圧ローラ34は軸受け46に軸支され、該軸受け
46を介して加圧バネ45により定着ローラ29と圧接
した弾性ローラである。
【0038】定着器4の中をシート材は、矢印Cの方向
に、入口ガイド28側から入り、定着ローラ29と加圧
ローラ34とのニップ部Nで定着され、分離上ガイド3
0と、分離下ガイド32の間でガイドされ、排紙ローラ
43と排紙コロ42により定着器外部へと搬送される。
なお、41は該シート材を定着ローラ29から確実に分
離するための分離爪であり、分離爪加圧バネ44の付勢
力によって先端部が定着ローラ29に当接している。
【0039】本実施形態の加圧ローラ34には、加圧ロ
ーラ34の表面に付着する、残留トナー、ゴミ等をクリ
ーニングするためのクリーニングローラ71が設けられ
ている。クリーニングローラ71は、軸受けホルダー7
2で支持され、加圧バネ73で加圧ローラ34の方向に
加圧されており、加圧ローラ34に従動で回転する。ク
リーニングローラ71は、ある程度使用すると、残留ト
ナー、ゴミ等が付着堆積するため交換する必要があり、
クリーニングローラ交換用底板74を定着フレーム35
から外すことで、クリーニングローラ71を交換するこ
とが可能になっている。
【0040】そして、クリーニングローラ71の付近の
定着フレーム35に、スクレーパ75が設けられてい
る。
【0041】図2は、図1の定着器4をクリーニングロ
ーラ71の交換時期まで使用したときの状態を示す説明
図である。この状態では、クリーニングローラ71の周
囲に残留トナーTが、堆積しており、ローラの外径が、
堆積分増大している。このとき、スクレーパ75の先端
は、クリーニングローラ71の周囲に堆積した残留トナ
ーTの表面に接触しており、クリーニングローラ71が
回転(図中時計回り)したとき、残留トナーTの表面
は、スクレーパ75の先端部により削り取られ、削り粉
を発生する。
【0042】この削り粉が、クリーニングローラ71か
ら加圧ローラ34へ伝わり、記録材裏面の粒状の汚れと
なり、更には加圧ローラ34から加熱ローラ表面に付着
し、画面上の粒状の汚れとなり、クリーニングローラ7
1の交換時期をユーザーに知らせる現象となる。
【0043】図3は、図2の定着装置において、スクレ
ーパ75とクリーニングローラ71との関係を示す説明
図であり、残留トナーTの表面に、スクレーパ75の先
端部の尖った部分が接触し、クリーニングローラ71が
交換時期に達した状態を示している。
【0044】このように、スクレーパ75の先端をクリ
ーニングローラ71の表面から所定の距離に位置させた
ことにより、クリーニングローラ上の堆積物が許容量以
上となったことを検知できる。
【0045】上記の構成により、ユーザーは、クリーニ
ングローラ71の太りによる定着器自体の障害を起こす
前の適切なときに、クリーニングローラ71の交換時期
を知ることが可能になる。
【0046】〈第二の実施形態〉つぎに、本発明の第二
の実施形態について図4〜図6を用いて説明する。
【0047】本実施形態は、第一の実施形態と比べ、堆
積検知手段としてクリーニングローラに回収された堆積
物量により、音を発生する装置を用いた点が異なってお
り、その他の構成は同一である。なお、前出の部材と同
一の機能を有する部材には同一符号を付し、一部説明を
省略する。
【0048】図4に示すように、本実施形態の堆積検知
手段は、クリーニングローラ71付近の定着フレーム3
5に回転可能に設けられたコロ(受動部)76や、該コ
ロ76の側面に設けられ、共に回転する歯車77、そし
て該歯車77が回転したとき、その歯先(爪部)に接す
るように定着フレーム35に設けられた板バネ(鳴動
部)78を有している。
【0049】図5は、図4の定着器4をクリーニングロ
ーラ71の交換時期まで使用したときの状態を示す説明
図である。この状態では、クリーニングローラ71の周
囲に残留トナーTが堆積しており、ローラの外径が、堆
積分増大している。
【0050】このとき、コロ76の表面は、クリーニン
グローラ71の周囲に堆積した残留トナーTの表面に接
触しており、クリーニングローラ71が回転(図中時計
回り)したとき、コロ76も回転(図中反時計回り)す
る。
【0051】図6は、図5の定着器4において、堆積検
知手段とクリーニングローラとの関係を示す説明図であ
り、残留トナーTの表面に、コロ76の表面が接触して
いる状態を示している。そして、コロ76および歯車7
7が回転することにより、板バネ78の端部が、歯車7
7の歯先により弾かれて音を発生させる。
【0052】上記の構成により、ユーザーは、クリーニ
ングローラの太りによる定着器自体の障害を起こす前
に、定着器から発生する音により、クリーニングローラ
の交換時期を知ることが可能になる。
【0053】〈第三の実施形態〉つぎに、本発明の第三
の実施形態について図7〜10を用いて説明する。
【0054】本実施形態は、第一の実施形態と比べ、堆
積検知手段としてクリーニングローラに回収された堆積
物量により、切替えられるスイッチ装置を用いた点が異
なっており、その他の構成は同一である。なお、前出の
部材と同一の機能を有する部材には同一符号を付し、一
部説明を省略する。
【0055】図7に示すように、本実施形態では堆積検
知手段としてスイッチ装置80が、クリーニングローラ
71近傍の定着フレーム35上に設けられている。
【0056】図8は、該スイッチ装置80の概略図であ
り、同図に示すようにスイッチ装置80は、定着フレー
ム35に設けられたスイッチ枠82と、該スイッチ枠8
2に固設された接点(固定極)83,84、該スイッチ
枠82に上下動可能に取り付けられたスイッチ板81、
該スイッチ板81と共に移動する接点(可動極)85、
そして該接点83,84と接続されたコード86,87
等を有している。図8の状態では、スイッチ板81が不
図示の付勢手段により上側に付勢されて接点83と接点
85、および接点84と接点85が接しており、コード
86、コード87間は、電気的に導通状態となってい
る。図7のように、通常のクリーニングローラが太って
いない状態では、スイッチ板81は、図8の状態にセッ
トする。
【0057】図9は、図7の定着器4をクリーニングロ
ーラ71の交換時期まで使用したときの状態を示す説明
図である。
【0058】この状態では、クリーニングローラ71の
周囲には、残留トナーTが、堆積しており、ローラの外
径が、堆積分増大している。このとき、スイッチ板81
の表面凹凸部は、クリーニングローラ71の周囲に堆積
した残留トナーTの表面に接触しており、クリーニング
ローラ71が回転(図中時計回り)したとき、スイッチ
板81は、図中下方向に押し下げられる。
【0059】図10は、図9の定着器のように、ローラ
太り検知スイッチ(スイッチ装置)80がOFFになっ
た状態を示す説明図である。この図10の状態は、スイ
ッチ板81が、矢印Dのように下方向に押し下げられた
状態であり、このとき、接点83,85または、接点8
4,85は、離れている状態となり、コード86、コー
ド87間は、電気的に非導通状態となる。つまり、図9
のようにクリーニングローラ71が太った状態になると
スイッチ装置80が導通状態から非導通状態に切り替わ
り、コード86,87に接続された不図示の回路に電気
信号のON/OFFとしてクリーニングローラ71が交
換時期に達したことを報知する。
【0060】上記の構成により、ユーザーは、クリーニ
ングローラ太りによる定着器自体の障害を起こす前の適
切なときに、電気的信号のON/OFFに基づく表示手
段の表示等により、定着器のクリーニングローラの交換
時期を知ることが可能になる。
【0061】本実施形態の場合、クリーニングローラ7
1の交換時期を、電気的信号で検知し、そのことをプリ
ンタに接続するコンピュータと通信することにより、ネ
ットワーク上の端末からも、クリーニングローラ71の
交換時期を知ることが可能になるため、ネットワークプ
リンタとして、問題なく活用することが可能になる。
【0062】〈画像形成装置例〉図11は、その代表例
としての従来のレーザービームプリンタを示している。
以下、このレーザービームプリンタの全体的構成および
機能について説明する。
【0063】プリンタ本体(画像形成装置本体)内に
は、レーザースキャナ2、感光ドラム3と、一次帯電器
16と現像器17を含む印字プロセスユニット(プロセ
スカートリッジ)1、転写ローラ9、定着器4、搬送ロ
ーラ対8、給紙カセット6と給紙ローラ(ピックアップ
ローラ)7等が設置されている。
【0064】給紙カセット6内に積載収納されたシート
状の記録材(以下、単に「シート材」という)Sは、図
中反時計方向に回転する給紙ローラ7により給送され、
シート材ガイド18に導かれて搬送ローラ対8のニップ
部へ送られる。次いで、シート材Sは搬送ローラ対8に
よって感光ドラム3と転写ローラ9との間に送られる。
【0065】感光ドラム3は図中時計方向に回転してお
り、一次帯電器16で均一に帯電されている。そして、
その外周面には、レーザースキャナ2からのレーザ光に
より静電潜像が順次形成され、続いてその静電潜像が現
像器17で現像され、トナー像が形成される。
【0066】感光ドラム3と転写ローラ9との間に送ら
れたシート材には、感光ドラム3上のトナー像が転写ロ
ーラ9により順次転写される。
【0067】このようにしてトナー像が転写されたシー
ト材Sは定着器4へ送られ、ここで、加熱加圧されてト
ナー像がシート材Sに定着する。
【0068】この後、シート材Sは搬送ローラ対10に
より排紙ローラ5へ送られ、次いで排紙ローラ5により
プリンタ本体上面のシート材排紙トレイ19上に排紙さ
れる。あるいは、搬送切換ガイド11により排紙経路を
切り換え、他の排紙ローラ14を介してプリンタ本体側
方に排紙することもできる。
【0069】そして、このレーザービームプリンタで
は、プロセスカートリッジ1、定着器4等のユニット
や、給紙ローラ7、転写ローラ9等のローラ関係は、消
耗部品であり、その製品のライフ中に何回かの交換が必
要である。その中で、定着器4の交換に関してさらに詳
しく説明する。排紙カバー12は、支点15を中心とし
て開閉回動可能に設けられており、定着器4の交換、排
紙部でのジャム処理のために開閉される。
【0070】本例のレーザービームプリンタにおいて、
定着器4は、画像形成装置本体の排紙カバー12を図1
1のA方向に開いた状態で、交換可能な様に構成されて
いる。そして、定着器4は、本体装着状態で、メインス
テー20の位置決め突起13により位置決めされてい
る。また、固定レバー31により装置本体に固定されて
いる。また、定着器4のコネクタ38が、本体側のコネ
クタ39に接続することにより、定着器は、電力の供給
を受けている。
【0071】〈その他〉 1.上記実施形態では、加圧ローラ側にクリーニングロ
ーラを設けた例を示したが、本発明はこれに限らず加熱
体を有した回転体(加熱部材、熱ローラ)側にクリーニ
ングローラを設けても良い。
【0072】2.上記実施形態では、加熱体を有した回
転体として熱ローラ方式のものを示したが、本発明はこ
れに限らず、支持体に外嵌したエンドレス状フィルムを
有し、該フィルム内周面側の加熱体或は該フィルム自体
の発熱により記録材を加熱するフィルム加熱方式のもの
であっても良い。
【0073】3.上記実施形態では、像処理装置として
加熱定着装置の例を示したが、本発明はこれに限らず、
加熱手段を有しない回転体(像処理部材)と、加圧用回
転体(加圧ローラ)とを圧接させ、この圧接ニップ部に
画像を担持した記録材を通紙し、両ローラの圧接力によ
り該画像を記録材上に定着させる圧力定着装置であって
も該ニップ部近傍に当接部材を設け、像処理部材電位V
1と当接部材電位V2とに電位差を設けることで、上記
実施形態と同様に定着効率を向上させ、尾びきと呼ばれ
るトナー飛散、オフセットと呼ばれる画像不良、加圧ロ
ーラ汚れを防止できる。
【0074】4.本発明の像処理装置は、上記定着装置
に限らず、仮定着を行う装置や、画像の表面性(艶な
ど)を改質する装置、トナーの粘着性を利用して用紙
(記録材)を接着するシーラー等、画像を加熱する装置
として広く利用できる。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
クリーニングローラ上の堆積物量を検知してクリーニン
グローラの交換時期を適切に確認できるようにし、交換
時期を過ぎて使用してしまったり、まだ、十分使える内
に交換されるということのない像処理装置、像加熱装置
及び画像形成装置を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第一の実施形態の概略構成図
【図2】図1の定着器をクリーニングローラの交換時期
まで使用したときの状態を示す説明図
【図3】図2の定着器において、スクレーパとクリーニ
ングローラとの関係を示す説明図
【図4】本発明に係る第二の実施形態の概略構成図
【図5】図4の定着器をクリーニングローラの交換時期
まで使用したときの状態を示す説明図
【図6】図5の定着器において、音発生装置とクリーニ
ングローラとの関係を示す説明図である。
【図7】本発明に係る第三の実施形態の概略構成図
【図8】図7の定着器において、ローラ太り検知スイッ
チON状態を示す説明図
【図9】図7の定着器をクリーニングローラの交換時期
まで使用したときの状態を示す説明図
【図10】図7の定着器において、ローラ太り検知スイ
ッチOFF状態を示す説明図
【図11】本発明の画像形成装置の一例を示す概略構成
【図12】従来の定着器を示す概略構成図
【符号の説明】
1 プロセスカートリッジ 2 レーザースキャナ 3 感光ドラム 4 定着器 5 排紙ローラ 6 給紙カセット 7 給紙ローラ 8 搬送ローラ対 9 転写ローラ 10 搬送ローラ対 11 搬送切換ガイド 12 排紙カバー 13 突起 14 排紙ローラ 15 支点 16 一次帯電器 17 現像器 18 シート材ガイド 19 シート材排紙トレイ 20 メインステー 28 入口ガイド 29 定着ローラ 30 分離上ガイド 31 固定レバー 32 分離下ガイド 34 加圧ローラ 35 定着フレーム 38 コネクタ(定着器側) 39 コネクタ(本体側) 41 分離爪 42 排紙コロ 43 排紙ローラ 44 分離爪加圧バネ 45 定着加圧バネ 46 軸受け 48 加熱体(ヒーター) 71 クリーニングローラ 72 ホルダー 73 加圧バネ 74 クリーニングローラ交換用底板 75 スクレーパ 76 コロ 77 歯車 78 板バネ 80 スイッチ装置 81 スイッチ板 82 スイッチ枠 83,84,85 接点 86,87 コード C 矢印 D 矢印 N ニップ部 S シート材 T 残留トナー

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を担持した記録材に接触する回転体
    を有する像処理装置において、 前記回転体に接触して該回転体をクリーニングするクリ
    ーニング用回転体と、該クリーニング用回転体の表面に
    付着して回収された堆積物量を検知する堆積検知手段と
    を有することを特徴とする像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記堆積検知手段は、前記クリーニング
    用回転体の表面に付着して回収された堆積物が許容量以
    上となったときに接触して堆積物を掻き落とすスクレー
    パであることを特徴とする請求項1記載の像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記堆積検知手段は、前記クリーニング
    用回転体の表面に付着して回収された堆積物が許容量以
    上となったときに音を発生する手段であることを特徴と
    する請求項1記載の像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記堆積検知手段は、前記クリーニング
    用回転体の表面に付着して回収された堆積物が許容量以
    上となったときに切替えられるスイッチであることを特
    徴とする請求項1記載の像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記画像を担持した記録材に接触する回
    転体が定着用回転体であることを特徴とする請求項1乃
    至4の何れか1項に記載の像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記定着用回転体が加熱用回転体又は加
    圧用回転体であることを特徴とする請求項5記載の像処
    理装置。
  7. 【請求項7】 前記クリーニング用回転体が、クリーニ
    ングローラであることを特徴とする請求項1乃至6の何
    れか1項に記載の像処理装置。
  8. 【請求項8】 記録材上に未定着画像を形成する像形成
    手段と、該画像を記録材上に定着させる定着手段とを有
    する画像形成装置において、 該定着手段として請求項1乃至7の何れか1項に記載の
    像処理装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  9. 【請求項9】 画像を担持した記録材に接触する回転体
    と、前記回転体の表面をクリーニングするためのクリー
    ニングローラとを有し、前記回転体の回転駆動と共に搬
    送される記録材上の画像を加熱する像加熱装置におい
    て、 前記クリーニングローラ上に回収された堆積物の量を検
    知する堆積検知手段を有することを特徴とする像加熱装
    置。
  10. 【請求項10】 加熱体を有した回転体と、これと互い
    に圧接して圧接ニップを形成する回転体とを有し、該圧
    接ニップに記録材を通紙して該記録材上の画像を加熱す
    る像加熱装置において、 上記2つの回転体のうち少なくとも一方の表面をクリー
    ニングするクリーニングローラと、該クリーニングロー
    ラ上に回収された堆積物の量を検知する堆積検知手段を
    有することを特徴とする像加熱装置。
  11. 【請求項11】 前記堆積検知手段は、前記クリーニン
    グローラ上の堆積物が許容量以上となったときに接触し
    て該堆積物を掻き落とすスクレーパであることを特徴と
    する請求項9又は10記載の像加熱装置。
  12. 【請求項12】 前記堆積検知手段は、前記クリーニン
    グローラ上の堆積物が許容量以上となったときに音を発
    生する手段であることを特徴とする請求項9又は10記
    載の像加熱装置。
  13. 【請求項13】 前記堆積検知手段は、移動可能に設け
    られた受動部と、該受動部に伴って動く爪部と、該爪部
    との接触により音を発する鳴動部とを有し、前記クリー
    ニングローラ上の堆積物が、所定量以上堆積した場合に
    該受動部に接触してクリーニングローラの回転が受動部
    に伝わり、これと共に爪部が移動して鳴動部と接触し、
    音を発生させることを特徴とする請求項9又は10記載
    の像加熱装置。
  14. 【請求項14】 前記堆積検知手段は、前記クリーニン
    グローラ上の堆積物が許容量以上となったときに切替え
    られるスイッチであることを特徴とする請求項9又は1
    0記載の像加熱装置。
  15. 【請求項15】 前記堆積検知手段は、移動可能に設け
    られた受動部と、該受動部に伴って動く接点とを有し、
    前記クリーニングローラ上の堆積物が、所定量以上堆積
    した場合に該受動部に接触してクリーニングローラの回
    転が受動部に伝わり、これと共に接点部が移動してO
    N、OFFを切り換えるスイッチであることを特徴とす
    る請求項9又は10の像加熱装置。
  16. 【請求項16】 記録材上に画像を形成する像形成手段
    と、該記録材上の画像を加熱する像加熱手段とを有する
    像加熱手段を有する画像形成装置において、 像加熱手段として請求項9乃至15の何れか1項に記載
    の像加熱装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  17. 【請求項17】 記録材上に未定着画像を形成する像形
    成手段と、該未定着画像を加熱して該記録材上に定着さ
    せる定着手段とを有する画像形成装置において、 該定着手段として請求項9乃至15の何れか1項に記載
    の像加熱装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008158241A (ja) * 2006-12-22 2008-07-10 Canon Inc 像加熱装置及び画像形成装置
JP2016145929A (ja) * 2015-02-09 2016-08-12 株式会社リコー クリーニング装置、画像形成装置
JP2016206545A (ja) * 2015-04-27 2016-12-08 シャープ株式会社 定着装置及び画像形成装置

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