JP2001004158A - 床暖房制御方法及び床暖房装置 - Google Patents

床暖房制御方法及び床暖房装置

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JP2001004158A
JP2001004158A JP11179336A JP17933699A JP2001004158A JP 2001004158 A JP2001004158 A JP 2001004158A JP 11179336 A JP11179336 A JP 11179336A JP 17933699 A JP17933699 A JP 17933699A JP 2001004158 A JP2001004158 A JP 2001004158A
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hot
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hot dash
building
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JP11179336A
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English (en)
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Yoshitaka Nakamura
好孝 中村
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Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Gas Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B30/00Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]

Abstract

(57)【要約】 【課題】 運転開始時に急速に床温を上昇させるホット
ダッシュ運転時の床温の過上昇を防止できるよう改良を
加えた床暖房制御方法及び床暖房装置を提供する。 【解決手段】 本発明の床暖房装置は、建物の床に敷設
された温水循環管路と、熱源機1と、過去の運転履歴の
記憶部101、及び、運転開始時に過去のある時間内の
運転履歴を参照し運転開始後の熱供給量を制御するホッ
トダッシュ運転制御部103を有する制御装置11とを
具備する。ホットダッシュ運転制御は、運転開始直前の
ある時間内に所定時間以上運転が行われていなかった場
合には、運転開始からある時間比較的高温の温水を循環
させて床を急速に昇温させるホットダッシュ運転を行う
よう制御し、運転開始直前のある時間内に所定時間以上
運転が行われていた場合には、ホットダッシュ運転を行
わないよう制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の床から室内
を暖める床暖房に関する。特には、運転開始時に急速に
床温を上昇させるホットダッシュ運転時の床温の過上昇
を防止できるよう改良を加えた床暖房制御方法及び床暖
房装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来の温水式床暖房装置の構成
を模式的に示す図である。この例の温水式床暖房装置
は、室温センサを備えたシステムAと、床温センサを備
えたシステムBを有する。各システムは独立して別々の
部屋に設けられる。システムAは、熱源機81、床に敷
設された温水循環管路83a、及び、室温センサ85a
を有するコントローラAを備える。システムBは、熱源
機81、床に敷設された温水循環管路83b、床温セン
サ85bを有するコントローラBを備える。両システム
に温水を供給する熱源機81は一台であり、両システム
に共通に使用される。両システムの温水循環管路には熱
源機から温水が供給され、床暖房装置を循環した温水は
熱源機81に戻される。熱源機81からの行きの管路及
び戻りの管路には制御可能な弁が設けられ、温水の供給
を制御する。
【0003】通常運転時には、両システムとも約60℃
の温水が熱源機81から循環管路へ供給されている。一
方、運転開始時は、より高温の温水を循環するホットダ
ッシュ運転が行われる。このホットダッシュ運転は、運
転開始から30〜60分間は約80℃の高温の温水が供
給されて、床温を急速に昇温させるものである。ホット
ダッシュ運転の運転時間は、暖房装置が敷設された床面
(フローリング)の材質に応じて選択できる。
【0004】次に、各システムにおける通常運転時(非
ホットダッシュ運転時)の温度制御方法について説明す
る。室温センサ85aを備えたシステムAの場合は、セ
ンサで検知された室温と使用者が設定した温度との差に
対応して温水循環割合(所定時間内での温水供給時間と
停止時間の割合)を制御している。すなわち、温度差が
大きい場合は、温水(60℃)を供給する時間の割合を
増やし、温度差が小さい場合は停止時間の割合を増やし
ている。このようなシステムは、主に居室等の仕切られ
た空間に使用される。
【0005】このシステムにおいてホットダッシュ運転
を行うと、開始時に80℃の高温水が供給され、室温が
設定温度に達した時点で供給される温水の温度は60℃
に切り替わり、その後通常の室温制御方法による制御が
行われる。また、室温が一定値(例えば20℃)以上の
場合は、ホットダッシュ運転が行われないように制御さ
れている。
【0006】ところで、廊下や浴室等の、解放された空
間や温度変化が大きい部屋では、室温センサによるコン
トロールが有効ではない。そのような空間に設置する床
暖房では、室温センサを設けず、複数段階に設定された
固定の温水循環割合によって制御される。この場合、ホ
ットダッシュ運転を行うと、所定時間内は80℃の高温
の温水が供給され、所定時間後は60℃の温水が供給さ
れて、使用者の選択した暖房強度グレードに応じた温水
循環割合で制御される。
【0007】床温センサ85bを備えたシステムBの場
合、センサで検知された床温と使用者が設定した温度と
の差に対応して温水循環割合(所定時間内での温水供給
時間と停止時間の割合)を制御している。なお、センサ
で検知された床温と設定温度の差が大きければ、80℃
の高温水を供給する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】一般に、システムAに
おいて、室温センサを備えたコントローラAは、床面か
ら1.1mの位置に設置されている。したがって、室温
と床面の温度が異なるという状態となることがある。そ
のため、室温が設定温度よりも低いが、床面がある程度
暖まっているような場合に、床暖房の「運転→停止→運
転」という操作を行うと、上述のホットダッシュ運転に
よって80℃の高温の温水が所定時間供給されることと
なり、30分後には床温が過上昇するおそれがある。
【0009】また、室温センサが備えられていない場合
は、上述の条件において、「運転→停止→運転」という
操作を行うと、ホットダッシュ運転によって、必ず高温
の温水が供給されることとなり、床温の過上昇が起こる
おそれがある。
【0010】さらに、システムBにおいて、床温センサ
85bは床面全体の温度を検知しているわけではなく、
センサが設置された局所のみの温度を検知するものであ
る。このため、ホットダッシュ運転を行うと、センサが
設置されていない箇所で、床面上に物体が存在する場合
などは、局所的に床温の過上昇が起こる場合がある。
【0011】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたもので、運転開始時に急速に床温を上昇させるホッ
トダッシュ運転時の床温の過上昇を防止できるよう改良
を加えた床暖房制御方法及び床暖房装置を提供すること
を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の態様の床暖房制御方法は、 建物の床に熱
発生手段を敷設し、該手段から建物内に熱を供給する床
暖房の制御方法であって; 制御装置に過去の運転履歴
を記憶させておき、 運転開始時に、過去のある時間内
の運転履歴を参照し、 運転開始後の熱供給量を制御す
ることを特徴とする。運転履歴を参照することによっ
て、運転開始時の床温を推定し、床温の過上昇が起こら
ない適切な熱供給を行うことができる。
【0013】本発明の1つの具体的態様の床暖房制御方
法は、 建物の床に敷設した温水管路に温水を循環させ
て建物内に熱を供給する床暖房の制御方法であって;
制御装置に過去の運転履歴を記憶させておき、 運転開
始直前のある時間内に所定時間以上運転が行われていな
かった場合には、運転開始からある時間比較的高温の温
水を循環させて床を急速に昇温させるホットダッシュ運
転を行い、 運転開始直前のある時間内に所定時間以上
運転が行われていた場合には上記ホットダッシュ運転を
行わないこととすることを特徴とする。運転開始直前の
ある時間内に所定時間以上運転が行われていない場合
は、床温が上昇していないと判断でき、ホットダッシュ
運転を行っても、床温が過上昇となるおそれがない。一
方、ある時間内に所定時間以上運転が行われていた場合
は、ホットダッシュ運転を行わず床温の過上昇を避け
る。
【0014】また、この態様においては、 運転開始直
前のある時間内の所定の時点において運転が行われてい
なかった場合には、運転開始からある時間比較的高温の
温水を循環させて床を急速に昇温させるホットダッシュ
運転を行い、 運転開始直前のある時間内の所定の時点
において運転が行われていた場合には上記ホットダッシ
ュ運転を行わないこととすることができる。運転開始直
前のある時間内の所定の時点において運転が行われてい
ない場合は、床温が上昇していないと判断でき、ホット
ダッシュ運転を行っても、床温が過上昇となるおそれが
ない。一方、ある時間内の所定の時点において運転が行
われていた場合は、ホットダッシュ運転を行わず床温の
過上昇を避ける。この態様では、ある時点の運転の有無
のみを履歴として記憶しておくので、記憶部に記憶され
る情報の量が少なく、装置の構成及び制御が容易であ
る。
【0015】本発明の他の具体的態様の床暖房制御方法
は、 建物の床に電熱線を敷設し、該電熱線から建物内
に熱を供給する床暖房の制御方法であって; 制御装置
に過去の運転履歴を記憶させておき、 運転開始直前の
ある時間内に所定時間以上運転が行われていなかった場
合には、運転開始からある時間電熱線の発熱量を大とし
て床を急速に昇温させるホットダッシュ運転を行い、
運転開始直前のある時間内に所定時間以上運転が行われ
ていた場合には上記ホットダッシュ運転を行わないこと
を特徴とする。運転開始直前のある時間内に所定時間以
上運転が行われていない場合は、床温が上昇していない
と判断でき、ホットダッシュ運転を行っても、床温が過
上昇となるおそれがない。一方、ある時間内に所定時間
以上運転が行われていた場合は、ホットダッシュ運転を
行わず床温の過上昇を避ける。
【0016】また、この態様においては、運転開始直前
のある時間内の所定の時点において運転が行われていな
かった場合には、運転開始からある時間電熱線の発熱量
を大として床を急速に昇温させるホットダッシュ運転を
行い、 運転開始直前のある時間内の所定の時点におい
て運転が行われていた場合には上記ホットダッシュ運転
を行わないこととすることができる。運転開始直前のあ
る時間内の所定の時点において運転が行われていない場
合は、床温が上昇していないと判断でき、ホットダッシ
ュ運転を行っても、床温が過上昇となるおそれがない。
一方、ある時間内の所定の時点において運転が行われて
いた場合は、ホットダッシュ運転を行わず床温の過上昇
を避ける。この態様では、ある時点の運転の有無のみを
履歴として記憶しておくので、記憶部に記憶される情報
の量が少なく、装置の構成及び制御が容易である。
【0017】本発明の床暖房装置は、 建物の床に敷設
された熱発生手段と、 該熱発生手段の熱発生量調整手
段と、 過去の運転履歴の記憶部、及び、運転開始時
に、過去のある時間内の運転履歴を参照し、運転開始後
の熱供給量を制御するホットダッシュ運転制御部を有す
る制御装置と、 を具備することを特徴とする。記憶部
に記憶された運転履歴から、運転開始時の床温を推定し
て熱供給量を制御することで、床温の過上昇を防ぐこと
ができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ説明す
る。図1は、本発明の実施例に係る床暖房装置を模式的
に示す図であり、図1(A)は装置全体の構成図であ
り、図1(B)は制御部のブロック図である。この床暖
房システムの熱源機1は、温水循環管路を通じて床暖房
5及びエアコン7に温水を供給している。床暖房5には
通常では60℃の温水、ホットダッシュ運転時には80
℃の温水が供給される。エアコン7には常時80℃の温
水が供給される。熱源機1内には制御装置11が設けら
れている。同制御装置11は、エアコン7や床暖房5の
操作リモコン3から運転指令を受ける。
【0019】熱源機1内には、暖房膨張タンク13、ポ
ンプ15、熱交換器17、バーナ19、ファン21等が
備えられている。バーナ19にはガス比例弁23を介し
てガス供給源25から燃焼ガスが供給される。また、バ
ーナ19にはファン21から燃焼用空気が送られる。バ
ーナ19の燃焼ガスは熱交換器17に送られる。熱交換
器17は、蛇行する水管とフィンを有する。ポンプ15
から熱交換器17に送られた水は熱交換器17で昇温さ
れ、行きの管路を通って床暖房5及びエアコン7に送ら
れる。床暖房5及びエアコン7を通過した温水は、戻り
の管路を通って熱源機1の暖房膨張タンク13に戻され
る。なお、詳しい温水の循環経路については図2を参照
しつつ後述する。暖房膨張タンク13は、戻された温水
を一時貯留する。エアコンの行きの管路には温度センサ
33、床暖房5への行き管路には温度センサ31が設け
られている。
【0020】温水循環管路には弁35、37、51、5
3、61、63が設けられている。三方弁35は、熱交
換器17を通過した高温側の管路と、熱交換器17を通
過しない低温側の管路を結ぶ位置に設けられている。こ
の弁の開閉によって、エアコン7には80℃の温水を供
給し、床暖房5には60℃及び80℃の温水を別々に供
給することができる(詳細は後述する)。バイパス弁3
7は高温側の管路と、エアコン7及び床暖房5からの戻
りの管路とを結ぶバイパス管路に設けられている。この
弁も、床暖房5に60℃及び80℃の温水を別々に供給
するよう開閉する(詳細は後述する)。弁51及び61
は床暖房5への行き及び戻りの管路に設けられて、床暖
房5への温水の供給をON−OFF制御する。弁53及
び弁63は、別の床暖房装置への温水の供給及び停止用
である。
【0021】制御装置11には、図1(B)に示すよう
に、運転履歴記憶部101、ホットダッシュ運転制御部
103、燃焼制御部105等が設けられている。ホット
ダッシュ運転制御部103は、三方弁35とバイパス弁
37を制御する。この三方弁35とバイパス弁37が開
閉された時間等の床暖房運転に関する情報は、運転履歴
記憶部101に記憶される。時間情報は常に更新される
ため、運転履歴記憶部101はRAMで構成することが
好ましい。燃焼制御部105は温度センサ31、33で
検知された温度が入力される。また、燃焼制御部105
は、ファン21やガス比例弁23を制御し、バーナ19
の発生熱量を調整する。
【0022】次に、床暖房装置において温水供給温度を
60℃(通常運転)と80℃(ホットダッシュ運転)に
設定する場合の熱源機の動作を説明する。図2は、熱源
機と床暖房の間の温水循環系統を模式的に示す図であ
り、図2(A)は80℃の温水を供給する場合、図2
(B)は60℃の温水を供給する場合の温水の流れを示
す。床暖房装置5への温水供給温度は、制御装置11の
ホットダッシュ運転制御部103からの三方弁35とバ
イパス弁37の開閉によって切り替えられる。
【0023】温水温度を80℃にする場合は、図2
(A)に示すように、三方弁35の、熱交換器17を通
過しない行きの管路側のポート35aのみが閉じられ、
他のポート35b、35cは開かれる。バイパス弁37
(図1参照)は閉じられる。したがって、温水は、熱交
換器17から出側の管路32及び床暖房行きの管路52
を通って床暖房5に送られ、床暖房5から戻りの管路6
2を通って熱膨張タンク13に戻される。このとき、熱
交換器出側管路32に設けられた温度センサ33で検知
される温水温度が80℃となるように、制御部11の燃
焼制御部105がファン21及びガス比例弁23を制御
する。その結果、80℃の温水が床暖房5に供給され
る。
【0024】温水温度を60℃にする場合は、図2
(B)に示すように、三方弁35の、熱交換器出側管路
側のポート35bのみが閉じられ、他のポート35a、
35cは開かれる。また、バイパス弁37は開かれる。
したがって、温水は、ポンプ15から熱交換器17を通
過する管路16と通過しない管路18に別れる。熱交換
器出側管路は、バイパス管路38を介して戻りの管路1
2に直接つながる。したがって熱交換器17で加熱され
た温水がタンク13に直接戻ることになる。一方、熱交
換器17を通過しない管路18は床暖房行き管路52に
つながり、タンク13の温水が床暖房5に送られる。床
暖房5からは、戻りの温水が戻りの管路62を通って戻
され、熱交換器17を通過した温水の通るバイパス管路
38と合流してタンク13に至る。
【0025】すなわち、ポンプ15から熱交換器17へ
の管路が分岐していることによって、床暖房循環管路中
へは、熱交換器17を通過しない比較的低温の温水が送
られる。一方、熱交換器17で加熱された温水がタンク
13に供給されて、タンク13内の温水温度の低下を補
う。この動作を継続して、高温の温水と低温の温水を混
ぜて、適宜な温度の温水を発生させる。このとき、床暖
房行きの管路18に設けられた温度センサ31で検知さ
れる温度が60℃となるように、制御部11の燃焼制御
部105がファン21及びガス比例弁23を制御する。
これにより、約60℃の温水が床暖房5に供給される。
【0026】制御部の運転履歴記憶部には、上述のよう
に、所定時間内の三方弁及びバイパス弁の開閉の時間を
含む運転履歴が記録されている。この所定時間は、床暖
房装置が敷設された床材料の熱伝導性を参考にして決定
されるものであり、例えば30分程度である。この30
分間の運転履歴の記憶から、各弁が開かれていた時間
や、ある時点で開いていたかの情報が読み取られる。こ
れらの情報を統一して判定することで、床暖房装置は通
常運転又はホットダッシュ運転が行われていたかどう
か、及び、行われていた場合はその運転時間が確認でき
る。
【0027】図3は、本発明の1実施例に係る床暖房装
置の運転制御方法を示すフローチャートである。床暖房
装置の運転が開始されると、ステップ10で運転履歴記
憶部から運転履歴情報が呼び出される。次にステップ1
1で、呼び出された情報から、開始前30分以内に所定
時間(例えば25分)以上床暖房装置が運転されていた
かを判断する。運転されていなければステップ12に進
み、ホットダッシュ運転を行う。ホットダッシュ運転が
終了すれば、ステップ13で通常運転が行われる。
【0028】ステップ11で、30分以内に25分以上
運転が行われていれば、ホットダッシュ運転を行わず、
ステップ13に進み、通常運転を行う。すなわち、30
分以内に25分以上運転が行われていれば、床温はある
程度昇温しているものとみなし、ホットダッシュ運転に
よる高温水の供給を行わず、通常運転を行う。この例に
おいて、30分以内あるいは25分以上という時間は床
暖房の設置環境によって変更可能である。
【0029】図4は、本発明の他の実施例に係る床暖房
装置の運転制御方法を示すフローチャートである。床暖
房装置の運転が開始されると、ステップ20で運転履歴
記憶部から運転履歴情報が呼び出される。次にステップ
21で、呼び出された情報から、運転開始の10分前、
20分前及び30分前に床暖房装置が運転されていたか
を判断する。全ての時点において運転されていなければ
ステップ22に進み、ホットダッシュ運転を行う。ホッ
トダッシュ運転が終了すれば、ステップ23で通常運転
が行われる。
【0030】ステップ21で、10分前、20分前及び
30分前に運転が行われていれば、ホットダッシュ運転
を行わず、ステップ23に進み、通常運転を行う。すな
わち、前記3つの時点で運転が行われていれば、床温は
ある程度昇温しているものとみなし、ホットダッシュ運
転による高温水の供給を行わず、通常運転を行う。この
例において、30分前、20分前、10分前という時間
は床暖房の設置環境によって変更可能である。
【0031】本実施例の方法は、床暖房装置の運転履歴
から運転開始時の床温を推定するため、室温センサや床
温センサの有無に関わらずに、様々な制御形態の床暖房
装置に適用することができる。
【0032】この実施例は、温水式床暖房装置について
示したが、電気式の床暖房装置においても同様の方法を
用いて発熱体の発熱量を制御することでホットダッシュ
運転による床温の過上昇を防ぐことができる。
【0033】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、床暖房装置の運転開始時に過去の運転履歴を
参照することで、運転開始時の床温を推定し、ホットダ
ッシュ運転の有無を判断する。このため、室温センサや
床温センサでも検知不可能なホットダッシュ運転による
床温の過上昇を防止し、より快適な暖房装置を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る床暖房装置を模式的に示
す図であり、図1(A)は装置全体の構成図であり、図
1(B)は制御部のブロック図である。
【図2】熱源機と床暖房の間の温水循環系統を模式的に
示す図であり、図2(A)は60℃の温水を供給する場
合、図2(B)は80℃の温水を供給する場合の温水の
流れを示す。
【図3】本発明の1実施例に係る床暖房装置の運転制御
方法を示すフローチャートである。
【図4】本発明の他の実施例に係る床暖房装置の運転制
御方法を示すフローチャートである。
【図5】従来の温水式床暖房装置の構成を模式的に示す
図である。
【符号の説明】
1 熱源機 3 リモコン 5 床暖房 7 エアコン 11 制御装置 12 管路 13 熱膨張タンク 15 ポンプ 17 熱交換器 18 19 バーナ 21 ファン 23 ガス比例弁 25 ガス供給
源 31、33 温度センサ 32 管路 35 三方弁 37 バイパス
弁 38 バイパス管路 51、53、6
1、63 弁 52 管路 62 管路 101 運転履歴記憶部 103 ホット
ダッシュ運転制御部 105 燃焼制御部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の床に熱発生手段を敷設し、該手段
    から建物内に熱を供給する床暖房の制御方法であって;
    制御装置に過去の運転履歴を記憶させておき、 運転開始時に、過去のある時間内の運転履歴を参照し、 その履歴に応じて運転開始後の熱供給量を制御すること
    を特徴とする床暖房制御方法。
  2. 【請求項2】 建物の床に敷設した温水管路に温水を循
    環させて建物内に熱を供給する床暖房の制御方法であっ
    て;制御装置に過去の運転履歴を記憶させておき、 運転開始直前のある時間内に所定時間以上運転が行われ
    ていなかった場合には、運転開始からある時間比較的高
    温の温水を循環させて床を急速に昇温させるホットダッ
    シュ運転を行い、 運転開始直前のある時間内に所定時間以上運転が行われ
    ていた場合には、上記ホットダッシュ運転を行わないこ
    とを特徴とする床暖房制御方法。
  3. 【請求項3】 建物の床に敷設した温水管路に温水を循
    環させて建物内に熱を供給する床暖房の制御方法であっ
    て;制御装置に過去の運転履歴を記憶させておき、 運転開始直前のある時間内の所定の時点において運転が
    行われていなかった場合にはホットダッシュ運転を行
    い、 運転開始直前のある時間内の所定の時点において運転が
    行われていた場合にはホットダッシュ運転を行わないこ
    とを特徴とする床暖房制御方法。
  4. 【請求項4】 建物の床に電熱線を敷設し、該電熱線か
    ら建物内に熱を供給する床暖房の制御方法であって;制
    御装置に過去の運転履歴を記憶させておき、 運転開始直前のある時間内に所定時間以上運転が行われ
    ていなかった場合には、運転開始からある時間電熱線の
    発熱量を大として床を急速に昇温させるホットダッシュ
    運転を行い、 運転開始直前のある時間内に所定時間以上運転が行われ
    ていた場合には上記ホットダッシュ運転を行わないこと
    を特徴とする床暖房制御方法。
  5. 【請求項5】 建物の床に電熱線を敷設し、該電熱線か
    ら建物内に熱を供給する床暖房の制御方法であって;制
    御装置に過去の運転履歴を記憶させておき、 運転開始直前のある時間内の所定の時点において運転が
    行われていなかった場合にはホットダッシュ運転を行
    い、 運転開始直前のある時間内の所定の時点において運転が
    行われていた場合にはホットダッシュ運転を行わないこ
    とを特徴とする床暖房制御方法。
  6. 【請求項6】 建物の床に敷設された熱発生手段と、 該熱発生手段の熱発生量調整手段と、 過去の運転履歴の記憶部、及び、運転開始時に過去のあ
    る時間内の運転履歴を参照し運転開始後の熱供給量を制
    御するホットダッシュ運転制御部を有する制御装置と、 を具備することを特徴とする床暖房装置。
  7. 【請求項7】 建物の床に敷設された温水循環管路と、 該管路に温水を供給する熱源機と、 過去の運転履歴の記憶部、及び、運転開始時に過去のあ
    る時間内の運転履歴を参照し運転開始後の熱供給量を制
    御するホットダッシュ運転制御部を有する制御装置と、 を具備し、 該ホットダッシュ運転制御部が、 運転開始直前のある時間内に所定時間以上運転が行われ
    ていなかった場合には、運転開始からある時間比較的高
    温の温水を循環させて床を急速に昇温させるホットダッ
    シュ運転を行うよう制御し、 運転開始直前のある時間内に所定時間以上運転が行われ
    ていた場合には、上記ホットダッシュ運転を行わないよ
    う制御することを特徴とする床暖房装置。
  8. 【請求項8】 建物の床に敷設された温水循環管路と、 該管路に温水を供給する熱源機と、 過去の運転履歴の記憶部、及び、運転開始時に過去のあ
    る時間内の運転履歴を参照し運転開始後の熱供給量を制
    御するホットダッシュ運転制御部を有する制御装置と、 を具備し、 該ホットダッシュ運転制御部が、 運転開始直前のある時間内の所定の時点において運転が
    行われていなかった場合にはホットダッシュ運転を行う
    よう制御し、 運転開始直前のある時間内の所定の時点において運転が
    行われていた場合にはホットダッシュ運転を行わないよ
    う制御することを特徴とする床暖房装置。
  9. 【請求項9】 建物の床に敷設された電熱線と、 該電熱線に電力を供給する電源と、 過去の運転履歴の記憶部、及び、運転開始時に過去のあ
    る時間内の運転履歴を参照し運転開始後の熱供給量を制
    御するホットダッシュ運転制御部を有する制御装置と、 を具備し、 該ホットダッシュ運転制御部が、 運転開始直前のある時間内に所定時間以上運転が行われ
    ていなかった場合には、運転開始からある時間電熱線の
    発熱量を大として床を急速に昇温させるホットダッシュ
    運転を行うよう制御し、 運転開始直前のある時間内に所定時間以上運転が行われ
    ていた場合には上記ホットダッシュ運転を行わないよう
    制御することを特徴とする床暖房装置。
  10. 【請求項10】 建物の床に敷設された電熱線と、 該電熱線に電力を供給する電源と、 過去の運転履歴の記憶部、及び、運転開始時に過去のあ
    る時間内の運転履歴を参照し運転開始後の熱供給量を制
    御するホットダッシュ運転制御部を有する制御装置と、 を具備し、 該ホットダッシュ運転制御部が、 運転開始直前のある時間内の所定の時点において運転が
    行われていなかった場合にはホットダッシュ運転を行う
    よう制御し、 運転開始直前のある時間内の所定の時点において運転が
    行われていた場合にはホットダッシュ運転を行わないよ
    う制御することを特徴とする床暖房装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101641165B1 (ko) * 2015-04-13 2016-07-20 제이씨스퀘어주식회사 원격 난방 제어 시스템 및 방법
KR101812777B1 (ko) 2016-04-25 2018-01-30 한국지역난방공사 사물인터넷 기반 지역난방 사용자 시설 모니터링 및 효율 개선 시스템

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